JPH0334779A - 液晶ビューファインダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶ビューファインダに関するものである。

〔従来の技術〕

ビデオカメラ等の撮像機に設けられるビューファインダ
として、撮像機の撮像画像を液晶表示部に表示させ、こ
の液晶表示部の表示画像を接眼レンズを通して見′る液
晶ビューファインダがある。

第５図は従来の液晶ビューファインダを示したもので、
図中Ａはビデオカメラ等の撮像機であり、液晶ビューフ
ァインダはこの撮像機Ａの外側面（例えば上面）に設け
られている。この液晶ビュ−ファインダの構成を説明す
ると、第５図において、１はファインダケースであり、
このケース１内の前端側には、フルカラー画像を表示す
る液晶表示パネル２が撮像機Ａの外側面に対して垂直に
設けられ、この液晶表示パネル２の背後には蛍光灯を用
いたパネル状バックライト３が配置されている。また、
４はケース１内に上記液晶表示パネル２に垂直に対向さ
せて設けられた鏡筒である。

この鏡筒４の接眼側端部はケース１の後端面からケース
外に突出しており、その突出端にはアイカップ５が設け
られている。この鏡筒４内の内端側には対物レンズ６が
設けられ、外端側つまり接眼側には接眼レンズ７が設け
られている。

この液晶ビューファインダは、バックライト３からの照
射光を液晶表示パネル２に入射させるとともに、撮像機
Ａからの撮像画像信号を液晶表示パネル２の表示駆動回
路に送って液晶表示パネル２に撮像機Ａの撮像画像を表
示させるもので、この液晶表示パネル２の表示画像は対
物レンズ６および接眼レンズ７を介して観察される。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記第５図に示した従来の液晶ビューフ
ァインダは、１枚の液晶表示パネル２で撮像機Ａが撮像
したフルカラー画像を表示するものであるため、解像度
が悪く、しかも大型の液晶表示パネル２を使用しなけれ
ばならなかった。すなわち、フルカラー画像を表示する
液晶表示パネル（以下、フルカラー液晶表示パネルとい
う）２は、周知のように、赤、緑、青の三色の画素を交
互に並べて表示してフルカラー画像をつくるものである
ため、１つのフルカラー画素が赤、緑、青の３つの画素
で表現されることになり、したがってその解像度を白黒
画像を表示する液晶表示パネルと同等の解像度にするに
は、白黒画像表示パネルの３倍の画素数が必要であるか
ら、上記フルカラー液晶表示パネル２は、その画面が白
黒画像表示パネルの３倍の大きさになる。そして、従来
の液晶ビューファインダでは、上記フルカラー液晶表示
パネル２を撮像機Ａの外側面に対して垂直に設けている
ために、この液晶表示パネル２を上記のような大型のも
のとすると、ビューファインダ全体の高さがかなり大き
くなり、そのためにビューファインダが撮像機Ａの外側
に大きく突出してしまうという問題があった。

本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、解像度を上げ、しか
も撮像機外側への突出高さも小さくすることができる液
晶ビューファインダを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の液晶ビューファインダは、フルカラー画像をつ
くるための複数の色の画像を分担して表示する複数の液
晶表示部を撮像機の外側面に沿う同一平面上に配置し、
その外側に接眼レンズをその光軸を前記各液晶表示部の
並び方向とほぼ平行にして配置するとともに、前記接眼
レンズの入射側に、前記各液晶表示部のうちの１つの液
晶表示部からの画像光を前記接眼レンズに向けて反射さ
せる画像光反射ミラーを設け、このミラーと前記接眼レ
ンズとの間に、他の液晶表示部からの画像光を前記接眼
レンズに向けて反射させ前記画像光反射ミラーで反射さ
れた画像光は透過させる画像光合成ミラーを設けたこと
を特徴とするものである。

また、本発明の液晶ビューファインダは、前記各液晶表
示部からの画像光を前記画像光反射ミラーおよび画像光
合成ミラーに導く各光路のうち少なくとも前記画像光合
成ミラーに画像光を導く光路をミラーを備えた屈折光路
とし、かつ前記各ミラーを、前記各液晶表示部がら前記
接眼レンズまでの光路長がほぼ等しくなる位置に配置し
たことを特徴とするものである。

〔作　用〕

すなわち、本発明の液晶ビューファインダは、フルカラ
ー画像をつくるための複数の色の画像を、撮像機の外側
面に沿う同一平面上に配置した複数の液晶表示部に分担
させて表示させ、この各液晶表示部のうちの１つの液晶
表示部からの画像光を画像光反射ミラーによって接眼レ
ンズに向けて反射させ、他の液晶表示部からの画像光を
、上記画像光反射ミラーと前記接眼レンズとの間に設け
た画像光合成ミラーによって接眼レンズに向けて反射さ
せることにより、上記画像光反射ミラーで反射され前記
画像光合成ミラーを透過する画像光と、前記画像光合成
ミラーで反射される画像光とを重ね合わせ合成して１つ
のフルカラー画像とし、このフルカラー画像を接眼レン
ズを介して観察させるようにし、たちのである。この液
晶ビューファインダによれば、各液晶表示部が表示する
各色の画像を重ねて１つのフルカラー画像としているか
ら、赤、緑、胃の三色の画素を交互に並べて表示するフ
ルカラー岐晶表示パネルを使用している従来の液晶ビュ
ーファインダに比べて解像度を上げることができる。し
かも、上記各液晶表示部は、フルカラー画像をつくるた
めの複数の色の画像を分担し、て表示するものであるた
めに、この各液晶表示部の画素数は、上記フルカラー液
晶表示パネルより少なくてすみ、したがってこの各液晶
表示部の画面を小さくすることができる。そして、本発
明の液晶ビューファインダでは、上記各液晶表示部を撮
像機の外側面に沿う同一平面上に配置しており、液晶表
示部はその厚さが非常に薄いため、この各液晶表示部は
ビューファインダ全体の撮像機外側面からの突出高さに
はほとんど影響しないし、また、上記各液晶表示部の画
面が上記のように小さいために、上記各液晶表示部の外
側に撮像機外側面に対して立ち上がる状態で配置される
接眼レンズおよび画像光反射ミラーと画像光合成ミラー
の径および幅も小さくてよいから、ビューファインダ全
体の撮像機外側への突出高さも小さくすることができる
。

また、上記液晶ビューファインダにおいて、上記各液晶
表示部からの画像光を前記画像光反射ミラーおよび画像
光合成ミラーに導く各光路のうち少なくとも前記画像光
合成ミラーに画像光を導く光路をミラーを備えた屈折光
路とし、かつ前記各ミラーを、前記各液晶表示部から前
記接眼レンズまでの光路長がほぼ等しくなる位置に配置
すれば、各液晶表示部からの各画像光をほぼ同じ路長の
光路を経てほぼ均等な輝度の光として接眼レンズに入射
させることができるから、解像度を上げ、しかも撮像機
外側への突出高さも小さくすることができるだけでなく
、各液晶表示部が表示する各色の画像を重ねて合成され
るフルカラー画像を色バランスのよい画像とすることが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明の第１の実施例を第１図〜第３図を参照し
て説明する。

第３図は本実施例の液晶ビューファインダを備えた撮像
機の外観を示しており、図中Ａはビデオカメラ等の撮像
機、１０は撮像機Ａの外側面（図では上面）に設けられ
た液晶ビューファインダである。

この液晶ビューファインダ】０の構成を説明すると、第
１図は液晶ビューファインダの断面を示しており、図中
１１はファインダケースである。

１３Ｒ、１３ｃ　、　　１３ａは、前記ケース１１内の
撮像機取付は面側に、撮像機Ａの外側面に沿う同一平面
上に一列に並べて配置された赤色画像と緑色画像と青色
画像をそれぞれ表示する３つの液晶表示部１３Ｒ、１３
ｃ　、　　１３Ｂは、同一平面上に一列に並べて配置さ
れた赤色画像と緑色画像と１１色画像をそれぞれ表示す
る３つの液晶表示部であり、この各液晶表示部１３Ｒ，
１３Ｇ、１３ａは１枚の液晶表示パネル１２に形成され
ている。

第２図は上記３つの液晶表示部１３□、１３６１３８を
形成した液晶表示パネル１２を示したちので、この液晶
表示パネル１２の中央部は緑色画像表示部１３ｃとされ
、両端側はそれぞれ赤色画像表示部１３Ｒおよび青色画
像表示部１３［＋とされている。そしてこれら各液晶表
示部１３１．ｌ。

１３ａ　、　　１３ａには、それぞれ、液晶表示パネル
１２の長さ方向に沿う多数本のストライブ状透明走査電
極（コモン電極）　Ｘ　＋　、　　Ｘ２　、・・・Ｘｎ
と、この走査電極Ｘ、、Ｘ２．・・・Ｘｎと直交する多
数本のストライブ状透明信号電極（セグメント電ｔ！！
！ｉ）Ｙ、、Ｙ２．・・・Ｙｎとが形成されている。な
お、上記走査電極Ｘ、、Ｘ２．・・・Ｘｎは液晶層をは
さんで対向する一対の透明基板の一方に形成され、信号
電極Ｙ、、Ｙ２．・・・Ｙｎは他方の透明基板に形成さ
れている。そして、各液晶表示部１３Ｒ２１３ｃ　、　
　１３ｓの走査電極Ｘ、、Ｘ２．−Ｘｎは、各液晶表示
部１３Ｒ，１３ａ　、１３ａにわたって連続する電極と
され、各液晶表示部１３Ｒ２１３ａ　、　　１３ｅの信
号電極Ｙ、、Ｙ２．−Ｙｎは表示部ごとに独立した電極
とされており、各液晶表示部１３Ｒ，１３ｃ　、１３Ｂ
は、その走査電極Ｘ、、Ｘ２．・・・Ｘｎに順次走査電
圧を印加し、各液晶表示部１３Ｒ，１３Ｇ、１３ｓの信
号電極Ｙ、、Ｙ２．・・・Ｙｎにそれぞれ赤、緑、青の
画像信号を印加することによって表示駆動されるように
なっている。なお、ここでは単純マトリックス型の液晶
表示パネルを示したが、この液晶表示パネル１２は薄膜
トランジスタ（Ｔ　Ｐ　Ｔ）により各画素電極を選択駆
動するＴＰＴアクティブマトリックス型のものでもよい
。

この液晶表示パネル１２は、その長さ方向（各液晶表示
部１３Ｒ、１３ｃ　、　　１３Ｂの並び方向）を撮像機
Ａの前後方向に向けて撮像機外側面とほぼ平行に設けら
れており、この液晶表示パネル１２の背後には、この液
晶表示パネル１２とほぼ同じ面積のパネル状バックライ
ト１４が液晶表示パネル１２と平行に配置されている。

なお、このバックライト１４は白色光を液晶表示パネル
１２に入射するものとされており、液晶表示パネル１２
の各液晶表示部１３Ｒ、１３ｃ　、　　１３Ｂにはそれ
ぞれ赤、緑、青のカラーフィルタ（図示せず）が設けら
れている。

また、第１図において、１５はファインダケース１１内
に設けられた鏡筒であり、この鏡筒１５は、上記液晶表
示パネル１２の外側に、この液晶表示パネル１２の各液
晶表示部１３Ｒ，１３Ｇ。

１３Ｂの並び方向に沿わせて設けられている。この鏡筒
１５の接眼側端部はファインダケース１１の後端面から
ケース外に突出しており、その突出端にはアイカップ１
５ａが設けられている。そして、この鏡筒１５内の接眼
側には接眼レンズ１６が、その光軸Ｏを前記各液晶表示
部１３Ｒ２１３ｃ　、　　１３ａの並び方向とほぼ平行
にして設けられている。

そして、上記接眼レンズ１６の入射側には、液晶表示パ
ネル１２の各液晶表示部１３Ｒ、１３ａ　。

１３Ｂのうち、接眼レンズ１６から見て最も前方（光入
射方向）にある赤色画像表示部１３Ｒからの赤色画像光
Ｒを接眼レンズ１６に向けて反射させる赤色画像光反射
ミラー（ダイクロイックミラーまたは通常のミラー）１
７が設けられており、この赤色画像光反射ミラー１７と
接眼レンズ１６との間には、液晶表示パネル１２の緑色
画像表示部１３６からの緑色画像光Ｇを接眼レンズ１６
に向けて反射させ、前記赤色画像光反身・１ミラー１７
で反射された赤色画像光Ｒは透過させる第１の画像光合
成ミラー（ダイクロイックミラー）１８と、青色画像表
示部１３Ｂからの青色画像光Ｂを接眼レンズ１６に向け
て反射させ、前記赤色画像光Ｒと第１の画像光合成ミラ
ー１８で反射された緑色画像光Ｇは透過させる第２の画
像光合成ミラー（ダイクロイックミラー）１９とが設け
られている。これらミラー１７，１８．１９は、それぞ
れ、その中心を接眼レンズ１６の光軸Ｏに一致させると
ともに、上記光軸Ｏに対してほぼ４５″の傾斜角度で設
けられており、またこの各ミラー１７゜１８．１９は、
液晶表示パネル１２の各液晶表示部１３Ｒ１３０，１３
８にそれぞれ対向している。

この実施例の液晶ビューファインダは、バックライト１
４からの照射光を液晶表示パネル１２の各液晶表示部１
３Ｒ，１３Ｇ、１３ａに入射させるとともに、この各液
晶表示部１３Ｒ、１３ｃ　。

１３８からの赤、緑、青の画像光Ｒ，Ｇ、Ｂのうち赤色
画像光Ｒは赤色画像光反射ミラー１７により接眼レンズ
１６に向けて反射させ、緑色画像光Ｇは第１の画像光合
成ミラー１８により接眼レンズ１６に向けて反射させ、
青色画像光Ｂは第２の画像光合成ミラー１９により接眼
レンズ１６に向けて反射させるようにしたもので、赤色
画像光反射ミラー１７で反射された赤色画像光Ｒはまず
第１の画像光合成ミラー１８を透過してこの第１の画像
光合成ミラー１８で反射された緑色画像光Ｇと重ね合わ
せ合成され、この赤と緑の合成画像光ＲＧは第２の画像
光合成ミラー１９を透過してこの第２の画像光合成ミラ
ー１９で反射された青色画像光Ｂと重ね合わせ合成され
て１つのフルカラー画像光ＲＧＢと都なり、このフルカ
ラー画像光は接眼レンズ１６を介して観察される。

しかして、上記実施例の液晶ビューファインダによれば
、液晶表示パネル］−２の各液晶表示部１３Ｒ，１３Ｇ
、１．３Ｂが表示する赤１緑、青の画像を重ねて１つの
フルカラー画像としているから、赤、緑、青の三色の画
素を交互に並べて表示するフルカラー液晶表示パネルを
使用している従来の液晶ビューファインダに比べて解像
度を上げることができる。しかも、上記各液晶表示部１
’３Ｒ，１３ａ、１３ａは、フルカラー画像をつくるだ
めの複数の色の画像を分担して表示するものであるため
に、この各液晶表示部１３Ｒ２１３ｃ　、　　１３ｅの
画素数は、上記フルカラー液晶表示パネルより少なくて
すみ、したがってこの各液晶表示部１．３Ｒ，１３ａ、
１３ｓの画面を小さくすることができる。そして、上記
液晶ビューファインダでは、上記各液晶表示部１３Ｒ、
１３ｃ　。

１３Ｂを撮像機Ａの外側面に沿う同一平面」二に配置し
ており、液晶表示部１３Ｒ’、１３ｃ；　　１３［１は
その厚さ（液晶表示パネル１２の厚さ）が非常に薄いた
め、この各液晶表示部１３Ｒ、１３ｃ　。

１３ｅはビューファインダ全体の撮像機外側面からの突
出高さにはほとんど影響しないし、また、上記各液晶表
示部１３Ｒ，１３ａ、］、３ａの画面が上記のように小
さいために、上記各液晶表示部１．３ｎ、１３ｃ、１３
Ｂの外側に撮像機外側面に対して立ち上がる状態で配置
される接眼レンズ１６および画像光反射ミラー１７と画
像光合成ミラー１８．１９の径および幅も小さくてよい
から、ビューファインダ全体の撮像機外側への突出高さ
も小さくすることができる。また、この液晶ビューファ
インダでは、各液晶表示部１３Ｒ，１３Ｇ。

１３Ｂが小さいため、そのケース１１の幅（図において
紙面表裏方向の幅）は、各液晶表示部１３Ｒ，１３Ｇ、
１３ａの並び方向と直交する方向の幅程度でよ＜、シた
がって、ビューファインダ全体の幅も、従来の液晶ビュ
ーファインダに比べて大幅に小さくすることができる。

なお、上記第１の実施例では、液晶表示パネル１２の各
液晶表示部１３Ｒ、１３ｃ　、　　１３Ｂからの接眼レ
ンズ１６までの各光路長がそれぞれ異なっているために
、路長の長い光路を通って接眼レンズ１６に入射する赤
と緑の画像光Ｒ，Ｇの光束の拡がりが大きくて、この赤
と緑の画像光Ｒ，Ｇの輝度が減衰し、そのために合成さ
れたフルカラー画像の色バランスがある程度悪くなるが
、この色バランスは、バックライト１４からの各液晶表
示部１３Ｒ，１３０，１３Ｂへの照射光の輝度を調整す
ることによって補償することができるし、また、後述す
る第２の実施例のようにすれば、各液晶表示部１３Ｒ，
１３ａ、１３ａへの照射光の輝度を調整することなく色
バランスのよいフルカラー画像をつくることができる。

すなわち、第４図は本発明の第２の実施例を示したもの
で、この実施例の液晶ビューファインダは、液晶表示パ
ネル１２の各液晶表示部１３８゜１３゜、１３．から接
眼レンズ１６までの光路長をほぼ等しくしたものである
。なお、第４図において第１図に示した実施例と対応す
るしのについては、図に同符号を付してその説明を省略
する。

この実施例の液晶ビューファインダは、第４図に示すよ
うに、液晶表示パネル１２の各液晶表示部１３Ｒ，１３
Ｇ、１３Ｂからの画像光Ｒ，ＧＢを画像光反射ミラー１
７および画像光合成ミラー１８．１９に導く各光路のう
ち、前記画像光合成ミラー１８．１９に画像光を導く光
路をミラーを備えた屈折光路としたもので、赤色画像光
反対ミラー１７は液晶表示パネル１２の赤色画像表示部
１３Ｒに直接対向しており、この赤色画像表示部１３Ｒ
からの赤色画像光Ｒは、赤色画像光反ｑ、ｔミラー１７
で反射され、第１の画像光合成ミラー１８および第２の
画像光合成ミラー１つを透過して接眼レンズ１６に入射
するようになっている。

一方、第１の画像光合成ミラー］８と第２の画像光合成
ミラー１９の外側には、この各ミラー１８．１９と液晶
表示パネル１２との間に位置させて、この各ミラー１８
．１９に対してそれぞれほぼ９０°の角度をもって対向
するミラー２０゜２１が配置されている。この各ミラー
２０．２１のうち、第２の画像光合成ミラー〕９に対向
するミラー２１は両面反射ミラーとされており、この両
面反射ミラー２１の他方の反射面（図において下側の反
斜面）は液晶表示パネル１２の中央の緑色画像表示部１
３ａにほぼ４５°の傾斜角度で対向しており、上記緑色
画像表示部１３ｃからの緑色画像光Ｇは、上記両面反射
ミラー２１の他方の反射面と上記ミラー２０とで構成さ
れた屈折光路を通って第１の画像光合成ミラー１８に導
かれ、この第１の画像光合成ミラー１８で反射されて、
第２の画像光合成ミラー１９を透過して接眼レンズ１６
に入射するようになっている。また、２２は上記両面反
射ミラー２１の一方の反射面（図において下側の反斜面
）に対向させてこの両面反射ミラー２１と平行に設けら
れたミラーである。このミラー２２は液晶表示パネル１
２の青色画像表示部１３ｇにほぼ４５″の傾斜角度で対
向しており、上記青色画像表示部１３ｅからの青色画像
光Ｂは、上記ミラー２２および両面反射ミラー２１の一
方の反射面（図において下側の反斜面）とで構成された
屈折光路を通って第２の画像光合成ミラー１９に導かれ
、この第２の画像光合成ミラー１９で反射されて接眼レ
ンズ１６に入射するようになっている。

そして、接眼レンズ１６の入射側に設けられた前記赤色
画像光反射ミラー１７および画像光合成ミラー１８．１
９と、上記緑色画像光Ｇと青色画像光Ｂとの屈折光路を
構成するミラー２０゜２１．２２は、液晶表示パネル１
２の各液晶表示部１３Ｒ、１３ｃ　、　　１３ａから接
眼レンズ１６までの各色の画像光Ｒ，Ｇ、Ｂの光路長が
互いにほぼ等しくなるように位置させて配置されており
、また液晶表示パネル１２の各液晶表示部１３Ｒ９１３
ａ　、　　１３ｅは、上記のようなミラー配置に合わせ
て、各液晶表示部１３Ｒ、１３ａ　、　　１３ｓが赤色
画像光反射ミラー１７１両面反射ミラー２１゜ミラー２
２にそれぞれ対向する位置関係で形成されている。

しかして、この第２の実施例の液晶ビューファインダに
おいても、接眼レンズ１６の入射側に配置した赤色画像
光反射ミラー１７と第１および第２の画像光合成ミラー
１８．１９とによって液晶表示パネル１２の各液晶表示
部１３Ｒ，１３ｃ。

１３Ｂからの赤、緑、青の画像光Ｒ，Ｇ、Ｂを１つのフ
ルカラー画像光ＲＧＢに合成するようにしているから、
従来の液晶ビューファインダに比べて解像度を上げるこ
とができるし、また、ビューファインダ全体の撮像機外
側への突出高さも小さくすることができる。なお、この
実施例では、赤色画像光反射ミラー１７および画像光合
成ミラー１８．１９と液晶表示パネル１２との間に、緑
色画像光Ｇと青色画像光Ｂとの屈折光路を構成するミラ
ー２０，２１．２２の配置スペースを確保しなければな
らないために、前記Ｍｌの実施例に比べればビューファ
インダ全体の撮像機外側への突出高さはある程度大きく
なるが、上記屈折光路を構成する各ミラー２０，２１．
２２はほぼ４５＠に傾斜させて配置されるし、また、上
記各液晶表示部１３Ｒ、１３ｃ　、　　１３ａの画面が
小さいために、上記各ミラー２０，２１．２２の幅は小
さくてよいから、ビューファインダ全体の撮像機外側へ
の突出高さは従来の液晶ビューファインダに比べれば小
さくなるし、またビューファインダ全体の幅は、前記第
１の実施例と同様に大幅に小さくなる。

そして、この第２の実施例の液晶ビューファインダにお
いては、各液晶表示部１３□、１３ａ。

１３ｇからの画像光Ｒ，Ｇ、Ｂを前記赤色画像光反射ミ
ラー１７および画像光合成ミラー１８．１９に導く各光
路のうち、接眼レンズ１６との距離が短い画像光合成ミ
ラー１８．１９に画像光Ｇ。

Ｂを導く光路をミラー２１．２０および２２゜２１を備
えた屈折光路として、前記各ミラー１７゜１８．１９．
２０，２１．２２を、各液晶表示部１３Ｒ、１３ａ　、
　　１３ｓから接眼レンズ１６までの光路長がほぼ等し
くなる位置に配置しているため、各液晶表示部１３ｇ　
、　　１３ａ　、　　１３ａからの各画像光Ｒ，Ｇ、Ｂ
はいずれもほぼ同じ路長の光路を経て接眼レンズ１６に
入射することになり、このように各液晶表示部１３Ｒ、
１３ｃ　、　　１３Ｂからの各画像光Ｒ，Ｇ、Ｂをほぼ
等しい光路長で接眼レンズ１６に入射させてやれば、各
画像光Ｒ１Ｇ、Ｂはほぼ均等な輝度の光として接眼レン
ズ１６に入射するために、接眼レンズ１６を介して観察
されるフルカラー画像を、赤、緑、青の光の輝度がほぼ
均等な、色バランスのよいフルカラー画像とすることが
できる。

なお、この実施例では、画像光合成ミラー１８゜１９に
画像光Ｇ、Ｂを導く屈折光路を構成するミラー２１，２
０．’２２のうちのミラー２１を両面反射ミラーとして
、このミラー２１を２つの屈折光路に兼用しているが、
このミラー２１は２枚のミラーに別けてもよい。また、
この実施例では、各液晶表示部１３Ｒ、１３ａ　、　　
１３ａからの画像光Ｒ，Ｇ、Ｂを赤色画像光反射ミラー
１７および画像光合成ミラー１８．１９に導く各光路の
うち、接眼レンズ１６との距離が短い画像光合成ミラー
１８．１９に画像光Ｇ、Ｂを導く光路だけを屈折光路と
しているが、接眼レンズ１６との距離が最も長い赤色画
像光反射ミラー１７に赤色画像光Ｒを導く光路もミラー
を備えた屈折光路としてもよく、その場合も、前記各ミ
ラー１７，１８，１９゜２０．２１．２２と赤色画像光
Ｒの屈折光路を構成するミラーを、各液晶表示部１３Ｒ
、１３ｃ　。

１３ｇから接眼レンズ１６までの光路長がほぼ等しくな
る位置に配置すれば、各画像光Ｒ，Ｇ、Ｂをほぼ均等な
輝度の光として、色バランスのよいフルカラー画像をつ
くることができる。

また、上記第１および第２の実施例では、バックライト
１４を白色光を照射するものとしているが、このバック
ライト１４は、赤、緑、青の光を液晶表示パネル１２の
各液晶表示部１３Ｉ＋。

１３ｃ、１３ａにそれぞれ入射させるものとしてもよく
、その場合は、上記各液晶表示部１３Ｒ１１３Ｇ、１３
Ｂにカラーフィルタを設ける必要はない。

さらに、上記第１および第２の実施例では、赤、緑、青
の画像を表示する液晶表示部１３Ｒ１１３ａ、１３ａを
１枚の液晶表示パネル１２に形成しているが、この各液
晶表示部１３Ｒ，１３ｃ。

１３ｓは、それぞれ別の液晶表示パネルとしてもよい。

また、上記第１および第２の実施例では、３つの液晶表
示部１３Ｒ，１３Ｇ、１３Ｂからの赤。

緑、青の三色の画像光Ｒ，Ｇ、Ｂを１つのフルカラー画
像光ＲＧＢに合成する液晶ビューファインダについて説
明したが、これに限らず、上記実施例における各液晶表
示部１３Ｉｌ、　　１３ａ　、　　１３Ｂをそれぞれ画
像の一半分と他半分を表示する２枚の表示部に分割し、
この２つずつ計６つの表示部からの赤、緑、青の画像光
を１つのフルカラー画像光に合成したり、赤、緑、青の
うち１色または２色の画像を表示する液晶表示部と、他
の１色または２色の画像を表示する２つの液晶表示部を
同一面上に配置して、この２つの液晶表示部からの各色
の画像光を１つのフルカラー画像光に合成したりするよ
うにしてもよい。

〔発明の効果〕

請求項１の発明は、フルカラー画像をつくるための複数
の色の画像を、撮像機の外側面に沿う同一平面上に配置
した複数の液晶表示部に分担させて表示させ、この各液
晶表示部が表示する各色の画像を重ねて１つのフルカラ
ー画像とするものであるから、赤、緑、青の三色の画素
を交互に並べて表示するフルカラー岐晶表示パネルを使
用している従来の液晶ビューファインダに比べて解像度
を上げることができるし、また、上記各液晶表示部を撮
像機の外側面に沿う同一平面上に配置しているために、
ビューファインダ全体の撮像機外側への突出高さも小さ
くすることができる。

また、請求項１の発明は、上記請求項１の発明の液晶ビ
ューファインダにおいて、上記各液晶表示部からの画像
光を前記画像光反射ミラーおよび画像光合成ミラーに導
く各光路のうち少なくとも前記画像光合成ミラーに画像
光を導く光路をミラーを備えた屈折光路とし、かつ前記
各ミラーを、前記各液晶表示部から前記接眼レンズまで
の光路長がほぼ等しくなる位置に配置したものであるか
ら、各液晶表示部からの各画像光をほぼ同じ路長の光路
を経てほぼ均等な輝度の光として接眼レンズに入射させ
ることができ、したがって、この発明によれば、解像度
を上げ、かつビューファインダ全体の撮像機外側への突
出高さも小さくするだけでなく、各液晶表示部が表示す
る各色の画像を重ねて合成されるフルカラー画像を色バ
ランスのよい画像とすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の第１の実施例を示したもので
、第１図は液晶ビューファインダの縦断側面図、第２図
は赤、緑、青の液晶表示部を形成した液晶表示パネルの
平面図、第３図は液晶ビューファインダを備えた撮像機
の外観図である。第４図は本発明の第２の実施例を示す
液晶ビューファインダの縦断側面図、第５図は従来の液
晶ビューファインダの縦断側面図である。 Ａ・・・撮像機、１０・・・液晶ビューファインダ、１
１・・・ファインダケース、１２・・・液晶表示パネル
、１３Ｒ・・・赤色画像表示部、１３ｃ・・・緑色画像
表示部、１３ａ・・・青色画像表示部、Ｒ・・・赤色画
像光、Ｇ・・・緑色画像光、Ｂ・・・青色画像光、ＲＧ
Ｂ・・・フルカラー画像光、１４・・・バックライト、
１５・・・鏡筒、１５ａ・・・アイカップ、１６・・・
接眼レンズ、０・・・光軸、１７・・・赤色画像光反射
ミラー　１８゜１９・・・画像光合成ミラー　２０，２
１．２２・・・ミラー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ビデオカメラ等の撮像機に設けられる液晶ビュー
   ファインダにおいて、フルカラー画像をつくるための複
   数の色の画像を分担して表示する複数の液晶表示部を前
   記撮像機の外側面に沿う同一平面上に配置し、その外側
   に接眼レンズをその光軸を前記各液晶表示部の並び方向
   とほぼ平行にして配置するとともに、前記接眼レンズの
   入射側に、前記各液晶表示部のうちの１つの液晶表示部
   からの画像光を前記接眼レンズに向けて反射させる画像
   光反射ミラーを設け、このミラーと前記接眼レンズとの
   間に、他の液晶表示部からの画像光を前記接眼レンズに
   向けて反射させ前記画像光反射ミラーで反射された画像
   光は透過させる画像光合成ミラーを設けたことを特徴と
   する液晶ビューファインダ。
2. （２）各液晶表示部からの画像光を画像光反射ミラーお
   よび画像光合成ミラーに導く各光路のうち少なくとも前
   記画像光合成ミラーに画像光を導く光路をミラーを備え
   た屈折光路とし、かつ前記各ミラーを、前記各液晶表示
   部から前記接眼レンズまでの光路長がほぼ等しくなる位
   置に配置したことを特徴とする請求項１に記載の液晶ビ
   ューファインダ。