JPH0334587A - スラブ型レーザ媒体 - Google Patents

スラブ型レーザ媒体

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JPH0334587A
JPH0334587A JP17028889A JP17028889A JPH0334587A JP H0334587 A JPH0334587 A JP H0334587A JP 17028889 A JP17028889 A JP 17028889A JP 17028889 A JP17028889 A JP 17028889A JP H0334587 A JPH0334587 A JP H0334587A
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JP
Japan
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laser
laser medium
medium
incident
disposed
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JP17028889A
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English (en)
Inventor
Hidemi Tajima
田島 英身
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Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/0602Crystal lasers or glass lasers
    • H01S3/0612Non-homogeneous structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/05Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
    • H01S3/06Construction or shape of active medium
    • H01S3/0602Crystal lasers or glass lasers
    • H01S3/0606Crystal lasers or glass lasers with polygonal cross-section, e.g. slab, prism

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は、レーザ活性物質の含有量が領域によって異な
っているスラブ型レーザ媒体に関する。
[従来の技術] 従来から、固体レーザ媒体の中で、相対向する平行な2
つの面を反射面とし、レーザ光がこれら各面で交互に反
射を繰り返してジグザグ状のレーザ光路を形成する、所
謂、スラブ型レーザ媒体及びそのスラブ型レーザ媒体を
励起することによりレーザ光を発振又は増幅させる固体
レーザ装置は広く知られている(例えば、特公昭4B−
15599号公報参照〉。
このスラブ型レーザ媒体を励起すると、レーザ光はレー
ザ媒体中の温度分布を横切って進行するので、全体的に
熱歪が相殺されて光学的均一性の優れたレーザ光を得る
ことができる。しかし、このようなスラブ型レーザ媒体
にあっても、繰り返し発振回数が制約され、高い平均出
力が得られないという問題点が依然残存していた。これ
は、対向反射面の対向する方向において、放熱能力の優
れた反射面近傍の領域と、放熱能力の劣ったレーザ媒体
中央部付近の領域が形成され、これらの領域間において
生じる温度差に起因した応力が、レーザ媒体の破壊限界
を超えないように励起光の入力エネルギーが制約される
ためである。従って、レーザ媒体の厚さを所定範囲内に
収めて前記温度差を解消することにより、励起光の入力
エネルギーの向上を果すことができる。ところが、この
ようにレーザ媒体の厚さを所定範囲内に収めて薄くしよ
うとすると、レーザ媒体の対向反射面の面積度及び平行
度が低下すること、並びにレーザ媒体自体の機械的強度
も低減することに起因してレーザ光の発振又は増幅の不
安定化を招く。このように高い平均出力と安定したレー
ザ出力とは二律背反の関係にあったが、この二つの要請
に応えるべく第3図に示すスラブ型レーザ媒体及び第4
図に示す固体レーザ装置が、ジェイ・エル・エメット等
により提案されている( Lawrence Live
rmoreNational Laboratory 
”La5er Prograa+ AnnualRep
ort”  P、P、15〜20.1984) 、第3
図及び第4図おいて、符号1はスラブ型レーザ媒体、符
号6は励起ランプ、符号5は反射鏡、符号7は一部透過
鏡である。第3図に示すようにこのスラブ型レーザ媒体
1は、先ずレーザ活性物質であるネオジウムを含有した
第1領域たるガラス体2及び3により、レーザ活性物質
を含有しない第2領域たるガラス体4を挾持し、次に、
このガラス体4と、前記ガラス体2及び3の各々とを熱
融着により固着して一体形成して得たものである。尚、
ここで、ガラス体2及び3の厚さは、その厚さ方向にお
ける温度差を抑制し得る厚さである10s11程度、又
、ガラス体4の厚さは、ガラス体2及び3の各々の反射
面2C及び3Cに高い面精度及び平行度を保証し得る厚
さである2am程度とされている。
そして、このスラブ型レーザ媒体1は、レーザ光を入出
射させ、かつ対向した端面1a及び端面1bと、該対向
した端面1a及び1b間に延伸し、かつ、対向した反射
面3c及び2cとを備えている。
又、前記端面1aはガラス体2.3及び4の各々に対応
した端面2a、3a及び4aとに区画され、他方の前記
端面1bもガラス体2.3及び4の各々に対応した2b
、3b及び4bとに区画されている。更に、端面1a及
び1bは、この双方の端面に入射する各々のレーず光の
入射角がブルースタ角になるように、前記反射面3c及
び2cに対して傾斜している。
このように、スラブ型レーザ媒体1は、上述した各々の
面を備えることにより、レーザ光を前記反射面2C及び
3Cによって交互に反射させて、前記端面1a及び1b
の何れか一方から他方に進行させることを可能にしてい
る。
第4図に示すように、固体レーザ装置は、上述したスラ
ブ型レーザ媒体1の反射面2c及び3cの各々に励起ラ
ンプ6及び6を夫々対向して配置し、かつ、一部透過鏡
7と反射鏡5とを、それら両者によって端面1a及び1
bを挟むように配置することにより構成されている。こ
の構成において、励起ランプ6及び6から反射面2c及
び3cを通して励起光をスラブ型レーザ媒体に供給する
ことにより、スラブ型レーザ媒体1は励起される。
これにより、スラブ型レーザ媒体1の両端面1a及び1
bからレーザ光が出射し、一部透過鏡7と反射15との
間で共振光路が形成されて、レーザ光の利得が閾値を超
えることにより一部透過1t7からレーザ光が出射する
この固体レーザ装置においては、スラブ型レーザ媒体1
におけるガラス体2及び3の厚さが2a程度と比較的薄
くなっているので、厚さ方向の温度差を抑制することが
可能となり、励起光の入力エネルギーを増加させること
ができる。この結果、前述の特公昭48−15599号
公報に記載された固体レーザ装置に比較して高い平均出
力を得ることができる。更に、前述のガラス体2及び3
は、7層程度と比較的厚さの厚いガラス体に保持されて
いるので、反射面2C及び3Cの研磨の際、高い面精度
と平行度を容易に得ることができると共に、スラブ型レ
ーザ媒体自体の十分な機械的強度を得ることができるこ
とから、レーザ光を安定して発振又は増幅させることか
できる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、本願発明者等が、ジエイ・エル・エメッ
ト等の提案に係るスラブ型レーザ媒体を搭載した固体レ
ーザ装置により得られたレーザ光の横モードを調べたと
ころ、横モードがレーザ媒体の厚さ方向において3層に
分断されていることが判明した。このように横モードが
階層化したレーザ光を被照射体に照射した場合、被照射
体の照射領域においてレーザ光の強度分布が不均一にな
るという問題点が生じる。本願発明者等は前述の横モー
ドが3層に分断される原因を究明したところ、前記スラ
ブ型レーザ媒体の端面から出射するレーザ光にはビーム
径方向に光路長の!4なった2種類のレーザ光線が含ま
れており、この光路長の異なったレーザ光毎に個別に横
モードが形成されるためであることをつきとめた。更に
、スラブ型レーザ媒体1の端面から出射するレーザ光の
中に光路長の異なった2種類のレーザ光が含まれる理由
は、前記スラブ型レーザ媒体1において区画された第1
領域と第2領域とではレーザ活性物質の含有量の差異に
基づいて屈折率が相違しており、この屈折率の異なった
第1及び第2領域の各々の端面から、ビーム径方向に光
路長の異なった各々のレーザ光線が出射することに拠る
ことも判明した。
従って、本発明のスラブ型レーザ媒体は、領域によって
レーザ活性物質の含有酸が異なっている第1領域及び第
2領域とを有するスラブ型レーザ媒体において、第1領
域及び第2領域とが区画された方向、即ち、対向反射面
の対向する方向に沿って、レーザ媒体にレーザ光を入出
射させることにより、レーザ光のビーム径方向における
レーザ光線の全ての光路長を実質的に等しくして、横モ
ードの分断を防止することを課題としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は前記課題を解決するために以下の特徴を有する
本発明のスラブ型レーザ媒体は、レーザ光を対向反射面
の間で交互に反射させて進行させるレーザ媒体と、前記
レーザ媒体における前記反射面側に配設されると共にレ
ーザ光を入出射させる一対の光学的手段とを備え、 前記レーザ媒体を、前記対向反射面の対向する方向に第
1領域と第2領域とに区画すると共に、前記第1領域を
前記対向する方向における前記第2領域の外方に配置し
、前記第1領域におけるレーザ活性物質の含有量を前記
第2領域におけるレーザ活性物質の含有量より大とし、 前記一対の光学的手段おける一方の光学的手段を経由し
たレーザ光を、前記一方の光学的手段が配設された前記
レーザ媒体における配設面に入射せ、この入射したレー
ザ光を前記対向反射面の間で交互に反射させて前記レー
ザ媒体内を進行させた後、この進行したレーザ光を他方
の光学的手段が配設された前記レーザ媒体における配設
面に入射させ、前記他方の光学的手段に進行させること
を特徴とする。
本発明に係る他のスラブ型レーザ媒体は、前記スラブ型
し−+f’iA体において、前記光学的手段は、入射し
たレーザ光を前記配設面に送出するように前記配設面に
対して鋭角を成して傾斜した傾斜面とを備えた光学素子
としたことを特徴とする。
[作用] 本発明のスラブ型レーザ媒体は、対向反射面の対向する
方向に沿って、第1領域と第2領域とを区画したレーザ
媒体を備え、前記レーザ媒体における反射面側に、レー
ザ光を入出射させる一対の光学的手段を配設している。
これにより、前記光学的手段が配設されたレーザ媒体の
配設面から入出射するレーザ光は、前記対向反射面の対
向する方向に沿って入出射することになるので、レーザ
媒体内を進行するレーザ光のビーム径方向における全て
のレーザ光線は、同じ経緯で前記第1領域と第2領域と
を進行することになる。
従って、前記レーザ媒体に入射してから出射するまでの
レーザ光の光路長は全て等しくなる。
又、前記光学的手段として、レーザ媒体の反射面に配設
される配設面と、入射したレーザ光を前記配設面に送出
するように前記配設面に対して鋭角を成して傾斜した傾
斜面とを備えた光学素子を採用することにより、前記光
学素子の傾斜面に入射したレーザ光を、前記傾斜面のみ
によって光路を変更して、レーず媒体の対向反射面にお
いて交互に全反射して、その内部を進行するように、前
記配設面に入射させることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明のスラブ型レーザ媒体に係
る実施例を説明する。
第1図(a)は、本発明のスラブ型レーザ媒体に係る一
実施例を示す外観斜視図、同図(b)はプリズムの外観
斜視図、同図(C)は、光学約手段たるプリズムを配設
したレーザ媒体の一端部の拡大図、同図(d)は、この
一実施例に係るスラブ型レーザ媒体を備えた固体レーザ
装置の構成図である。
この実施例のスラブ型レーザ媒体30は、略直方体から
成るレーザ媒体10と、台形断面を有する角柱状のプリ
ズム20.20とからなる。そして、前記プリズム20
と20とにより、レーザ光を入出射させる一対の光学的
手段を構成している。
前記レーザ媒体10.は、レーザ光を交互に成田させて
進行させる対向反射面11G、13cとを備えており、
又、前記反射面11Cの前記レーザ光の進行方向におけ
る両側にはプリズム20120を各々配設する配設面1
1e、11fとを備えている。更に、前記配設面11e
、11fと、前記反射面13Cとの間には、双方を連接
する端面10a及び端面10bが設けられている。
レーザ媒体10は、先ず、レーザ活性物質を含有したガ
ラス体11及び13によって、レーザ活性物質を含有し
ないガラス体12を挟持し、更に、ガラス体12と、ガ
ラス体11及び13の各々とにより形成される界面を熱
融着によって固着することにより一体形成されている。
従って、このレーザ媒体10は、レーザ活性物質の含有
量の相違に基づいて、前記各々の界面により第1領域た
るガラス体11及び13と、第2領域たるガラス体12
とに区画されている。又、熱融着した前記ガラス体11
及び13の厚さは共に1.05as+とじ、他方の前記
ガラス体12の厚さは5.5麿とした。
従って、レーザ媒体10の厚さtは、7.0amとなる
前記ガラス体11及び13と、ガラス体12とは共にリ
ンFIJMAガラスを母体材料としており、前記ガラス
体11及び13は、その母体材料にレーザ活性物質とし
てNdを8.7wt%含有させており、他方の前記ガラ
ス体12は前記母体材料にレーザ活性物質ではないLa
をほぼ8wt%含有させている。このような材料を使用
することにより、ガラス体11及び13と、ガラス体1
2とは以下の物性値を有している。
くガラス体11及び13〉 屈折率7LQ・・・波長1.06珈に対して1.54熱
膨張係数・・・103.2X 10−7/’C〈ガラス
体12〉 屈折率′rL1・・・波長1.06mに対して1.53
熱膨張係数・・・102.lXl0’/℃又、前記反射
面11c及び13cは、共に、λ/2(λ=633nI
11)の面積度を有している。
一方、プリズム20は、前記ガラス体12と同じ硝種、
即ち、LaをほぼSwt%含有したリン酸塩ガラス(波
長1.06血に対して屈折率n2=1.53)を素材と
している。又、その形状は、第1図(b)に図示する通
り、台形断面の角柱からなり、その角柱の側面として、
平行し:対向した配設面20a及び上面20bと、前記
配設面20aの両端部から共に内方に鋭角傾斜して前記
上面20bの両端に各々至る傾斜面20c及び20dと
を有している。前記配設面20aは、前記レーザ媒体1
0の配設面11e又は11fに配設される面であり、又
、前記傾斜面20Gはレーザ光を入出射させると共に入
射したレーザ光を前記配設面20aに送出づる面である
。従って、前記配設面20a及び傾斜面20cは、共に
λ/2(λ=633 nm)の面精度に研磨されている
。スラブ型レーザ媒体30は、プリズム20.20の各
々の配設面20a、20aを、レーザ媒体10の配設面
11e及び11fに各々載置した状態で熱融着(融着温
度480℃〉することにより、一体形成されている。又
、この熱融着により、前記プリズム20,20の配設面
20a120aは、レーザ媒体10とプリズム20との
界面、即ち、レーザ媒体10における配設面11e及び
11fと同一面となる。
次に、第1図(C)を参照して、プリズム20の形態を
更に詳述する。プリズム20の傾斜面20Cに入射し、
光路変更されて配設面11eに送出されたレーザ光りを
、その配設面11eで、全反射を起さずにレーザ媒体1
0の配設面11eに入射させ、かつ、この入射したレー
ザ光りを対向反射面11C,13Cで交互に反射させる
ためには、配設面11eに対する入射角θ1が次の条件
式(1)を満たす必要がある。
但し、?L2はプリズム20の屈折率、?LQは、レー
ザ媒体10の配設面11eを含むガラス体11の屈折率
、?L3は反射面11C113Cと接触する物質の屈折
率とする。
従って、本実施例のプリズム20の屈折率は1゜53で
あり、又、ガラス体11の屈折率?LOは1゜54であ
り、反射面11C113cと接触する物質(空気)の屈
折率?L3は1であることから、レーザ光りの配設面2
0aに対する入射角θ1は40.8度以上でなければな
らない。このプリズム20は、前記入射角θ1が、前述
の条件を満たすと共に、傾斜面20Cに対するレーザ光
りの入射角θ3がブルースタ角になるように、配設面1
1eに対する傾斜面20cの傾斜角θ2を選定した。
即ち、傾斜面20cに対するレーザ光りの入射角θ3 勾がブルースタ角になるためには、前記傾斜角θ2が次
の条件式(2)を満足すればよい。
θ2=  ”  −jan−1?L2・・・(2>従っ
て、この条件式(2)から本実施例のプリズムの屈折率
712は1.53であるので、前記傾斜角θ2は33.
1度となる。この場合、前記入射角θ1は66.1度と
なるので前述した条件式(1)4i;も満足することに
なる。
又、配設面11cの長さil、及び上面20bと配設面
11eとの距111h(以後、プリズムの高さhと呼ぶ
〉は、配設面11eに入射してレーザ媒体10に進行し
たレーザ光りが、対向反射面11C,13Cの間で交互
に反射を繰り返して進行する際、各々の反射面11G、
13C上において順次形成される部分反銅面が間断なく
連続して形成されるように選定されている。この反射面
11c、13cの各々に連続した光路を形成するために
は、前記配設面の長さ11及びプリズムの高さhが次の
条件式(3)、(4)を満足すればよい。
但し、前記条件式(3)及び(4)において、tはレー
ザ媒体10の厚ざ、礼はガラス体11及び13の屈折率
?LOとガラス体12の屈折率7Llとの平均屈折率で
ある。
従って、本実施例においては、レーザ媒体10の厚さが
7.0amであり、又、平均屈折率孔は1゜535であ
ることから、前記条件式(3〉及び(4)から、配設面
11e、11fの長さ見1は各々33.7履、プリズム
の高さhは8.9a+mとした。
更に、傾斜面20cに入射した全てのレーザ光りを配設
面11eに送出すべく、上面20bの長さ12を4.6
amとし、又、傾斜面20dの配設面11eに対する傾
斜角θ4を30度としている。
次に、上述したスラブ型レーザ媒体30を備えた固体レ
ーザ装置の構成図である第1図(d)を参照して前記ス
ラブ型レーザ媒体30から得られるレーザ光の光路につ
いて説明する。同図(d)に図示する固体レーザ装置は
、共振器を構成する一部透過鏡7と反射15とを、スラ
ブ型レーザ媒体30におけるプリズム20.20の各々
の傾斜面20c、20cに各々対向配置している。又、
励起ランプ6.6は、スラブ型レーザ媒体30の反射面
11C及び13cに各々対向配置されてい13Gに励起
ランプ6.6から励起光を受番プることにより励起され
る。これにより、スラブ型レーザ媒体の一対のプリズム
20.20の各々の傾斜面20c、20cから入出射し
たレーザ光りは、一部透1117と反射15との間で共
振光路を形成し、共振器内におけるレーザ光の利得が閾
値を超えることにより、一部透過17から出射する。
次に、前記共振光路について、更に、詳述する。
レーザ媒体10の配設面11e111fに平行に、かつ
、図中左方から右方に進行するレーザ光しは、先ず、レ
ーザ媒体10の配設面11eに配設された光学的手段の
一方であるプリズム20(図中左側)の傾斜面20Cに
ブルースタ角θBで入射する。この傾斜面20cに入射
したレーザ光しは、この傾斜面20cによって光路を変
更されて配設面11eに送出される。この送出されたレ
ーザ光しは、前記配設面11eに前述した通り、66.
1度の入射角θ1で入射するので、前記配設面11eに
おいて全反射することなく、直進してレーザ媒体10の
内部に進行する。この内部に進行したレーザ光りは、ガ
ラス体11.12及び13を順次通過して反射面13c
に到達する。このとき、レーザ光りのビーム径方向にお
ける全てのレーザ光線は、同じ紅棒でガラス体11.1
2、及び13を進行することになる。この反射面13C
に到達したレーザ光りは、この反射面13cにより反射
され、光路を変更し、反射面11cに向って進行する。
この進行するレーザ光りもガラス体13.12、及び1
1を順次通過して反射面11Cに到達する。ここにおい
てもレーザ光りのビーム径方向の全てのレーザ光線は同
じ経緯でガラス体13.12、及び11を進行すること
になる。
この反射面11cに到達したレーザ光りは前記反射面1
1Cで反射し、以後、対向反射面110113Gで同様
の反射を繰り返した後、他方の光学的手段であるプリズ
ム20を配設したレーザ媒体10の配設面11fに入射
する。このときレーザ光りの入射角θ1も前述した通り
66.1度であることから、全反射せずに直進してプリ
ズム20内に進行する。更に、この進行したレーザ光り
は傾斜面20Cに入射し、光路を変更されて、反射面1
1cに平行なレーザ光りとして一部透過鏡7に向かって
出射する。この出射したレーザ光しは、一部透過lI7
で反射して、配設面11fに配設されたプリズム20の
傾斜面20Gに入射して、前述した光路を逆方向、即ち
、図中右方から左方に進行して配設面11eに配設され
たプリズム20の傾斜面20cから出射して反射鏡5に
到達して反射される。このように、反射115と一部透
過鏡7との間でレーザ光が繰り返し往復することにより
、前記共振光路が形成されている。
前述した通り、レーザ光りはプリズム20を配設した配
設面11e又は11fから、屈折率の異なるガラス体1
1及び13と、ガラス体12とが区画されている方向、
即ち、対向反射面11cと13Cとが対向する方向で、
入出射する。このため、一方のプリズム20を配設した
レーザ媒体10の配設面11eから入羽したレーザ光の
ビーム径方向における全てのレーザ光線は、レーザ媒体
10中を前述した通り同じ経緯で進行して他のプリズム
20の配設面11fから出射することになる。これによ
り、一方のプリズム20の配設面11eから入射して、
レーザ媒体10内をその対向反射面で反射を繰り返して
進行して、他方のプリズム20の配設面11fから出射
するレーザ光は、全て実質的に光路長が等しくなる。こ
の実施例の固体レーザ装置から得られたレーザ光をND
フィルターで減衰した後、C,C,D (チャージ・カ
ップルド・デバイス)で受光し、画111111理した
ところ、得られたレーザ光は、一体となった非分断状の
横モードであるが確認できた。
又、プリズム20における傾斜面20Cの配設面11e
(11f)に対する傾斜角θ2を33゜1度としている
ことから、前記配設面11e(11f)に平行に進行す
るレーザ光りを傾斜面20Cに対してブルースタ角で入
射させることができる。このため、P偏光となったレー
ザ光を得ることができる。更に、全反射を起こさない角
度でプリズム20の配設面11e(11f)に入射させ
、その後対向反射面11c、13fで交互に反射させて
レーザ媒体内を進行させることができる。
又、レーザ媒体10の配設面11e、11fの長さLl
およびプリズムの20の高さhを各々33.7am、8
.9.wとしていることから、前記配設面11eに入射
したレーザ光が、対向反射面11C及び13Gを交互に
反射を繰り返しながら進行する際、各々の反射面11c
及び13Cにはレーザ光の進行する方向に沿って、間断
なくレーザ光を反射する部分反射面が形成される。従っ
て、励起光が照射されるレーザ媒体10のほぼ全域に亘
って、レーず光りが進行するので、高い励起効率が得ら
れる。
次に、本実施例のスラブ型レーザ媒体の変形例を第2図
(a)ないしくC)を参照して説明する。
先ず、一対の光学的手段たるプリズム20.20の配設
する位「Cについては、前述した実施例のように、双方
とも同一反対面11C上に必ずしも配設しなくてもよい
。前述の実施例において、配設面11f上に配設された
プリズム20を、例えば、第2図(a)に図示するよう
に、反射面13C側の配設面13fに配設したり、ある
いは、第2図(b)に図示するように反射面13C側の
配設面11eに対向する位置に配設面138を配設して
も良い。尚、反射面13c側の配設面13eにプリズム
20を配設する場合は、レーザ媒体40の図中右側端面
40bにレーザ光りの波長成分を実質的に100%反躬
さ反射反射膜15を被着する必要がある。これにより、
配設面11eに配設されたプリズム20の傾斜面20c
から入射して、レーザ媒体40中を進行したレーザ光り
を反射して、その後、反射膜15に至ったレーザ光の進
行方向とは逆の方向でレーザ媒体40中を進行させて、
配設面13eに配設されたプリズム20の傾斜面20C
からレーザ光りを得ることができる。従って、第2図(
a)に図示したスラブ型レーザ媒体においては、前述し
た実施例の効果に加えて、配設面11eに配設されたプ
リズム20と配設面13fに配設されたプリズム20の
、各々の傾斜面20Gから入出射する双方のレーザ光り
を平行光にすることができる。更に、第2図(b)に図
示したスラブ型し−IJ″媒体においては、一対のプリ
ズム20.20の各々の傾斜面から入出射する双方のレ
ーザ光りが平行になるばかりでなく、双方のレーザ光り
をおなじ方向に取り出すことができる。
又、プリズム20の形状としては、上面20bと配設面
20Gとに連接する対向傾斜面20C。
20dを共に内方に傾斜させた前述の実施例のプリズム
20の形状の他に、例えば、第2図(C)に図示する通
り、レーザ光りを入出射させる傾斜面を配設面11eに
直交する傾斜面45Cとしたプリズム45でもよい。こ
の場合、前記傾斜面45cには、反射訪止膜を被着し、
更に前記傾斜面45Cに対向する傾斜面45dを、前記
傾斜面45Cから送出されるレーザ光りが°配設面11
eに入射するように傾斜させる必要がある。尚、前記傾
斜面45c及び45dには、当然のことながら鏡面研磨
が施されている。
又、前述の実施例においては、プリズム20.20を、
レーザ媒体10に配設する配設手段として熱融着法を採
用したが、例えば、バルサム等の光学的接着剤を用いて
、ブーリズム20.20をレーザ媒体10に配設しても
よい。
更に、一対の光学的手段は、同一のプリズムを2個使用
したが、双方を同一のものとする必要はなく、各々、少
なくとも前述の条件式(1〉を満たすものであれば、他
の条件は異なっていてもよい。
又、レーザ媒体10は、ガラス体12をガラス体11と
13で業持した構成としたが、たとえば、ガラス体12
とガラス体11とを接合したものを使用してもよい。
更に、前述の実施例においては、プリズム20の素材と
して、レーザ活性物質を含有しないものを用いたが、例
えば、ガラス体11.13のようにレーザ活性物質を含
むガラス体を素材としてもよい。
[発明の効果1 発明のスラブ型レーザ媒体は、対向反射面の対向する方
向に沿って、第1領域と第2領域とを区画したレーザ媒
体を備え、前記レーザ媒体における廃用面側にレーザ光
を人出銅させる一対の光学的手段を配設している。これ
により、前記光学手段が配設されたレーザ媒体の配設面
から入出射するレーザ光は、前記対向反射面の対向する
方向に沿って入出射することになるので、レーザ媒体内
を進行するレーザ光のビーム径方向の全てのレーザ光線
が同じ経緯で前記第1領域と第2v4域とを進行するこ
とになる。従って、前記レーザ媒体に入射してから出射
するまでの全てのレーザ光線の光路長は実質的に等しく
なることから、一体となった非分断状の横モードを有づ
るレーザ光を得ることができる。
又、前記光学的手段として、レーザ媒体の反射面に配設
される配設面と、入射したレーザ光を前記配設面に送出
するように前記配設面に対して鋭角を成して傾斜した傾
斜面とを備えた光学素子を採用することにより、前記光
学素子の前記傾斜面に入射したレーザ光を前記傾斜面の
みによって光路を変更して、レーザ媒体の対向反射面で
反射して進行するように、レーザ媒体における光学素子
の配設面に入射させることができる。従って、光学手段
における光学的損失を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)【よ本発明に係るスラブ型レーザ媒体の一
実施例を示す外観斜視図、第1図(b)は光学的手段た
るプリズムの外観斜視図、第1図(C)は実施例に係る
スラブ型レーザ媒体の一端部におけるレーザ光の光路を
示す部分拡大図、第1図(d)は実施例に係るスラブ型
レーザ媒体を備えた固体レーザ装置の構成図、第2図(
a)〜(C)は本発明のスラブ型レーザ媒体の変形例を
示す構成図、箒4図は従来例のスラブ型レーザ媒体であ
る。 10・・・レーザ媒体、11C113C・・・反射面、
11e、11f・・・配設面、20・・・レーザ光を入
出射させる光学的手段たるプリズム、20c・・・傾斜
面、30・・・本実施例のスラブ型レーザ媒体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザ光を対向反射面の間で交互に反射させて進
    行させるレーザ媒体と、前記レーザ媒体における前記反
    射面側に配設されると共にレーザ光を入出射させる一対
    の光学的手段とを備え、 前記レーザ媒体を、前記対向反射面の対向する方向に第
    1領域と第2領域とに区画すると共に、前記第1領域を
    前記対向する方向における前記第2領域の外方に配置し
    、前記第1領域におけるレーザ活性物質の含有量を前記
    第2領域におけるレーザ活性物質の含有量より大とし、 前記一対の光学的手段おける一方の光学的手段を経由し
    たレーザ光を、前記一方の光学的手段が配設された前記
    レーザ媒体における配設面に入射させ、この入射したレ
    ーザ光を前記対向反射面の間で交互に反射させて前記レ
    ーザ媒体内を進行させた後、この進行したレーザ光を他
    方の光学的手段が配設された前記レーザ媒体における配
    設面に入射させ、前記他方の光学的手段に進行させるこ
    とを特徴とするスラブ型レーザ媒体。
  2. (2)請求項1記載のスラブ型レーザ媒体において、前
    記光学的手段は、入射したレーザ光を前記配設面に送出
    するように前記配設面に対して鋭角を成して傾斜した傾
    斜面を備えた光学素子であることを特徴とするスラブ型
    レーザ媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012253092A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Mitsubishi Electric Corp 固体レーザ発振器

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JP2012253092A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Mitsubishi Electric Corp 固体レーザ発振器

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