JPH0333403Y2 - - Google Patents

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JPH0333403Y2
JPH0333403Y2 JP3430486U JP3430486U JPH0333403Y2 JP H0333403 Y2 JPH0333403 Y2 JP H0333403Y2 JP 3430486 U JP3430486 U JP 3430486U JP 3430486 U JP3430486 U JP 3430486U JP H0333403 Y2 JPH0333403 Y2 JP H0333403Y2
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fluid
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rotary tool
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JP3430486U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として自動工具交換装置付数値制
御工作機械(ATC付きNCマシニングセンタ)の
スピンドル(主軸)に取付けて使用される回転工
具ホルダに関するもので、更に詳しくは、ホルダ
本体と、このホルダ本体と同軸に設けられ、先端
部に回転工具を固定するチヤツクが取付けられて
いる出力軸と、ホルダ本体の回転を増速又は減速
して出力軸に伝える増速又は減速機構と、を有す
る回転工具ホルダに関する。
(従来技術及びその問題点) 従来この種の回転工具ホルダにおいては、ホル
ダ本体と出力軸との間に介設される増速又は減速
機構に歯車が使用されていることから、その歯車
特有の性質により、ホルダ使用時に振動や不快な
金属音を生じ、また加工精度の向上を然程期待で
きない上に、5000r.p.m以上という工具回転速度
の高速化に十分対応できない等の問題点があつ
た。
(問題点を解決するための技術的手段) 本考案は上記問題点を解決するものであつて、
その技術的手段は、増速又は減速機構が、相互に
摩擦接触する複数の摩擦車からなり、これら摩擦
車のうち少なくとも1つの摩擦車の内部には、そ
の外周面に沿つて比較的薄肉の周側壁を形成する
流体室を設け、この流体室に油等の流体を充填す
ると共に、この流体室内の流体を加圧材を介して
加圧するようになることを特徴とする。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面にもとづき説明す
る。
図面には面取り用回転工具ホルダが例示してあ
り、この図において1は工作機械のスピンドルに
装着されるホルダ本体で、その基端部側にはマニ
ピユレータ用把持部2とスピンドルへの取付用テ
ーパ状シヤンク部3とが同心状に連設されてお
り、また先端部側には支持円筒壁部4が前記シヤ
ンク部3と同心をなすように一体に形成されてい
る。5はホルダ本体1を回転自在に支持する環状
の支持ケーシングで、支持円筒壁部4に軸受6を
介して外嵌され、この支持ケーシング5には取付
部材5aを介して位置決めピン7がホルダ本体1
と並列する状態で取付けられている。8はホルダ
本体1の支持円筒壁部4内に同心状に挿入されて
軸受9により回転自在に支持されている出力軸
で、この出力軸8の先端部に、回転工具としての
面取りカツター10を固定するチヤツク11が装
着してある。そして、この出力軸8とホルダ本体
1との間にはこのホルダ本体1の回転を増速して
出力軸8に伝える増速機構12が介設されてい
る。
前記増速機構12は、ホルダ本体1の支持円筒
壁部4に、複数個(3個)の摩擦車13を、周方
向に一定間隔をおき且つ当該支持円筒壁部4の内
外側面を貫通させた状態でそれぞれ支軸14によ
り回転自在に軸架し、これらの各摩擦車13を、
環状支持ケーシング5の内周面部15と前記出力
軸8の基端部に同軸に形成した摩擦車16とに同
時に摩擦接触させるようにし、しかしてホルダ本
体1の回転により各摩擦車13を、ホルダ本体1
の回転中心軸線(出力軸8の回転中心軸線でもあ
る)を中心に公転させつつ各支軸14を中心に自
転させることによつて、ホルダ本体1の回転を増
速して出力軸8に伝えるようにしたものである。
この増速機構12における摩擦車16の内部に
は、その外周面に沿つて薄肉状の周側壁16aを
形成する環状の流体室17が設けられ、この流体
室17は出力軸8の中心部に設けられた軸方向に
延びる液体供給路18と連通孔19を介して連通
しており、そして油等や高分子材料からなる流体
がこの液体供給路18から連通孔19を通じて流
体室17に充填されるようになつている。また、
液体供給路18の先端部は栓体20によつて液密
に閉塞され、この栓体20と反対側には流体室1
7内の流体を加圧する加圧部材としてのプランジ
ヤー21が液密にして摺動可能に嵌合されてお
り、このプランジヤー21は出力軸8の先端部側
に設けてあるねじ穴部22に螺合されたねじ部材
23によつて軸方向に駆動されるようになつてい
る。したがつて、このねじ部材23を締め込み、
プランジヤー21を図の左方向に駆動させて流体
供給路18の流体を加圧すると、流体室17の薄
肉状周側壁16aが加圧された流体により外向き
半径方向に膨出変形し、それによつてこの出力軸
8側の摩擦車16とホルダ本体1側の各摩擦車1
3とが互いに強力に押しつけられた状態となり、
それにより大きな摩擦力が得られてホルダ本体1
の回転力が出力軸8に確実に伝達される。尚、摩
擦車16の周側壁16aの膨出変形による押圧力
は上記のように摩擦車13,16間の摩擦力を増
大させるのみならず、各摩擦車13と環状支持ケ
ーシング5の内周面部15との摩擦力をも増大さ
せている。尚、この実施例では流体室17を形成
するにあたつて、出力軸8を、軸本体部8aとこ
れの基端部側にねじ部8cを介して接続される径
小軸部8bとにより構成し、それらの接続部分か
ら流体洩れのないように適宜シールを施してい
る。
次に、上述した回転工具ホルダの作動状態を簡
単に説明すると、ホルダ本体1のテーパシヤンク
部3を工作機械のスピンドルに装着し、環状支持
ケーシング5を位置決めピン7に介して工作機械
の固定部材側に固定させ、しかしてスピンドルの
回転に伴うホルダ本体1の回転は増速機構12に
より格段に増速されて出力軸8に伝達され、その
先端部の面取りカツター10の回転速度を上げる
ことになる。この場合、増速機構12が摩擦車か
らなるため、その増速中にほとんど振動や騒音を
発生せず、また摩擦車16によつて各摩擦車13
に押圧力が付与されるため、摩擦車16,13相
互間にすべりを生ずることがほとんどない。
本実施例では増速機構を有する回転工具ホルダ
について説明したが、減速機構を有する回転工具
ホルダについても本考案の適用が可能である。ま
た、本実施例では流体室を内設して薄肉状の周側
壁が流体圧で膨出変形するようにした摩擦車を出
力軸側に設けた摩擦車だけにしか適用していない
が、全ての摩擦車更には支持ケーシング5の内周
面部16にも適用することができる。
(考案の効果) 本考案の回転工具ホルダによれば、増速又は減
速機構に、従来の歯車に代えて摩擦車を用いてい
るので、ホルダ本体から出力軸への回転力の伝達
中に振動や不快な音の発生がほとんどなく、また
加工精度を向上させることができ、更に歯車の場
合に問題とされていた5000r.p.m以上の高速回転
にも十分対応できる。また、摩擦車で問題とされ
る車相互間のすべりも、摩擦車内部の流体室に充
填された流体を加圧して薄肉状周側壁を膨出させ
るようにすることで両車間の摩擦力を拡大できる
ため、実際にほとんど生じなくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す面取り用回転工
具ホルダの縦断面図である。 1……ホルダ本体、5……環状支持ケーシン
グ、8……出力軸、12……増速機構、13,1
6……摩擦車、16a……薄肉状周側壁、17…
…流体室、18……流体供給路、21……プラン
ジヤー(加圧部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホルダ本体と、このホルダ本体と同軸に設けら
    れ、先端部に回転工具を固定するチヤツクが取付
    けられている出力軸と、ホルダ本体の回転を増速
    又は減速して出力軸に伝える増速又は減速機構
    と、を有する回転工具ホルダにおいて、前記増速
    又は減速機構は、相互に摩擦接触する複数の摩擦
    車からなり、これら摩擦車のうち少なくとも1つ
    の摩擦車の内部には、その外周面に沿つて比較的
    薄肉の周側壁を形成する流体室を設け、この流体
    室に油等の流体を充填すると共に、この流体室内
    の流体を加圧部材を介して加圧するようにしてな
    ることを特徴とする回転工具ホルダ。
JP3430486U 1986-03-10 1986-03-10 Expired JPH0333403Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3430486U JPH0333403Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3430486U JPH0333403Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62147445U JPS62147445U (ja) 1987-09-17
JPH0333403Y2 true JPH0333403Y2 (ja) 1991-07-16

Family

ID=30842723

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JP3430486U Expired JPH0333403Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

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JPS62147445U (ja) 1987-09-17

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