JPH03290493A - タールの回収装置 - Google Patents
タールの回収装置Info
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- JPH03290493A JPH03290493A JP9247790A JP9247790A JPH03290493A JP H03290493 A JPH03290493 A JP H03290493A JP 9247790 A JP9247790 A JP 9247790A JP 9247790 A JP9247790 A JP 9247790A JP H03290493 A JPH03290493 A JP H03290493A
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Landscapes
- Industrial Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、石炭を加熱分解して石炭中の揮発分をガス及
び液状物質として得るプロセスにおけるタールの回収装
置に関する。
び液状物質として得るプロセスにおけるタールの回収装
置に関する。
石炭を急速加熱分解して石炭中の揮発分をガスおよび液
状物質として得るプロセス自体は特開平１−１１３４９
１号公報に開示されている。
状物質として得るプロセス自体は特開平１−１１３４９
１号公報に開示されている。
同プロセスにおいては、熱分解反応器に投入された石炭
は熱分解反応を起こしチャー・タールガスを生成する。
は熱分解反応を起こしチャー・タールガスを生成する。
その生成物中に含まれたタールは、チャー・タールガス
をチャーベッセルおよびサイクロンで固体成分であるチ
ャーを分離・回収した後、タール回収装置で液体成分を
凝縮させて回収する。
をチャーベッセルおよびサイクロンで固体成分であるチ
ャーを分離・回収した後、タール回収装置で液体成分を
凝縮させて回収する。
このプロセスにおけるタールの回収に際しては最初にタ
ールを循環安水により８０〜８５℃に冷却したのち、プ
ライマリ−クーラーで３０℃前後まで冷却し、その際に
軽質タールおよび安水を凝縮分離し、さらに残りをター
ル除去機、電気集塵機等で回収するコークス炉における
タール回収の方式が採用されている。
ールを循環安水により８０〜８５℃に冷却したのち、プ
ライマリ−クーラーで３０℃前後まで冷却し、その際に
軽質タールおよび安水を凝縮分離し、さらに残りをター
ル除去機、電気集塵機等で回収するコークス炉における
タール回収の方式が採用されている。
ところが、石炭急速熱分解法において得られるタールの
性状は、コークス製造の際に生成するコークス炉タール
と比べて大きく変化する。
性状は、コークス製造の際に生成するコークス炉タール
と比べて大きく変化する。
第１表は石炭急速熱分解法で得られたタールと室炉ター
ルで得られたタールの粘度・流動点を示す。同表を参照
して、室炉タールでは、生成クールの性状は安定してお
り、常温で流動性を持つ液体であるのに対して急速部分
解法の場合、反応器温度が７００℃で得られるタールの
流動点が５０℃以上である。また、その粘度も急速熱分
解タールの場合、室炉クールに比べて粘度が高いものに
なっている。
ルで得られたタールの粘度・流動点を示す。同表を参照
して、室炉タールでは、生成クールの性状は安定してお
り、常温で流動性を持つ液体であるのに対して急速部分
解法の場合、反応器温度が７００℃で得られるタールの
流動点が５０℃以上である。また、その粘度も急速熱分
解タールの場合、室炉クールに比べて粘度が高いものに
なっている。
したがって、急速熱分解法で得られたタールを従来方法
で処理した場合、タール除去器・電気集塵機でタールの
固化・付着が起こり操業上のトラブルになる。
で処理した場合、タール除去器・電気集塵機でタールの
固化・付着が起こり操業上のトラブルになる。
本発明において解決すべき課題は、上記石炭急速熱分解
法において得られるタールの回収に適した手段の完成に
ある。
法において得られるタールの回収に適した手段の完成に
ある。
本発明の回収装置は、装置内をタールの流動点以上の温
度に維持できる温度調整手段を設けたことによってその
課題を解決した。
度に維持できる温度調整手段を設けたことによってその
課題を解決した。
温度調整手段としては、反応器を出た生成ガスの顕熱を
熱交換器で間接的に熱回収する等、生成クールの固化を
防ぐ温度に任意調整できる手段を採用する。
熱交換器で間接的に熱回収する等、生成クールの固化を
防ぐ温度に任意調整できる手段を採用する。
本発明は第１表に示す温度と流動点の関係から回収装置
の冷却水の入側温度を５０〜９０℃の間で可変とするこ
とにより生成タールの固化を防ぎ、タールが液体状態で
自然に流れ落ちるようにしてタールを液状で定常的に回
収することができる。
の冷却水の入側温度を５０〜９０℃の間で可変とするこ
とにより生成タールの固化を防ぎ、タールが液体状態で
自然に流れ落ちるようにしてタールを液状で定常的に回
収することができる。
装置外部および内部の冷却板には、冷却水が流れ、装置
内の温度を一定値ゑ上に制御することが可能である。
内の温度を一定値ゑ上に制御することが可能である。
第１図は、このタール回収装置を石炭急速熱分解プロセ
スに使用した場合のフローを示す。
スに使用した場合のフローを示す。
同図を参照して、予備処理した微粉炭を熱分解反応器１
に循環ガス加熱器２からの高温ガスによって投入する。
に循環ガス加熱器２からの高温ガスによって投入する。
熱分解反応器工において生成されたガス・液体混合物は
固体分と共に熱回収器３によって冷却された後、チャー
ベッセル４においてチャーを分離したのち、サイクロン
５を経てタール回収器６においてタールを分離し、さら
にガスはガス回収器７で収集されるか、或いはガス利用
設備で利用される。熱回収器３において熱交換された加
熱水は加熱器８において加熱され、さらに、タール回収
器６の温度調整に利用したのち再度熱回収器３における
熱交換媒体として利用される。
固体分と共に熱回収器３によって冷却された後、チャー
ベッセル４においてチャーを分離したのち、サイクロン
５を経てタール回収器６においてタールを分離し、さら
にガスはガス回収器７で収集されるか、或いはガス利用
設備で利用される。熱回収器３において熱交換された加
熱水は加熱器８において加熱され、さらに、タール回収
器６の温度調整に利用したのち再度熱回収器３における
熱交換媒体として利用される。
この装置では、石炭熱分解反応器からでてきたガスの顕
熱を回収することによって冷却水の加熱に使用しており
、装置のスタート時には冷却ガス循環系に取り付けられ
たヒーターにより冷却水を所定の温度にすることになる
。
熱を回収することによって冷却水の加熱に使用しており
、装置のスタート時には冷却ガス循環系に取り付けられ
たヒーターにより冷却水を所定の温度にすることになる
。
第２図は、第１図に示すタール回収器６における温度調
整機構を示す図である。
整機構を示す図である。
同図を参照して、タール回収器６は、タールガス導入口
６１とタール取り出し口６２とガス出口６３と第１図に
示す加熱器８からの加熱冷却水を導入する口６４を有し
、ガスの成る程度の滞留か可能なチャンバー６５を形成
する容器からなる。チャンバー６５の底面６６は液状タ
ールの流下に都合がよいように傾斜面が懲戒され、その
最底部にタール取り出し口６２が設けられている。容器
の外周には前記加熱冷却水を通すための通路６７が設け
られ、同道路６７はチャンバー６５に突設した複数の温
度調節板６８内にも設けられている。
６１とタール取り出し口６２とガス出口６３と第１図に
示す加熱器８からの加熱冷却水を導入する口６４を有し
、ガスの成る程度の滞留か可能なチャンバー６５を形成
する容器からなる。チャンバー６５の底面６６は液状タ
ールの流下に都合がよいように傾斜面が懲戒され、その
最底部にタール取り出し口６２が設けられている。容器
の外周には前記加熱冷却水を通すための通路６７が設け
られ、同道路６７はチャンバー６５に突設した複数の温
度調節板６８内にも設けられている。
このタール回収器６によって、第１図に示すチャーベッ
セル４とサイクロン５を経てチャーを分離した後のター
ルガスＴＧは装置内壁および温度調節板６８で流下状態
を維持できる適温に冷却され、タール成分は凝縮され装
置内壁を流れ、容器下部のタール取り出し口６２から回
収される。冷却水温度をタール取り出し口温度がタール
の流動点以上になるように制御することにより装置内部
の付着等のトラブルなくタール回収操業ができる。
セル４とサイクロン５を経てチャーを分離した後のター
ルガスＴＧは装置内壁および温度調節板６８で流下状態
を維持できる適温に冷却され、タール成分は凝縮され装
置内壁を流れ、容器下部のタール取り出し口６２から回
収される。冷却水温度をタール取り出し口温度がタール
の流動点以上になるように制御することにより装置内部
の付着等のトラブルなくタール回収操業ができる。
本発明は石炭急速熱分解法より得られたタールを処理し
た場合には、操業上のトラブルとなるタールの固化・付
着を有効に取り除き、安定して生成タールを得ることが
可能となる。
た場合には、操業上のトラブルとなるタールの固化・付
着を有効に取り除き、安定して生成タールを得ることが
可能となる。
第１図は本発明のタール回収方法を石炭急速熱分解プロ
セスに用いた場合のプロセスフローを示す。 第２！！ｌは本発明のり １：熱分解反応器 ３：熱回収器 ５：サイクロン ７：ガス回収器 ６１：タールガス導入口 ６３：ガス出口 ６５：チャンバー ６７＝通路 一ル回収器の概略図を示す。 ２：循環ガス加熱器 ４：チャーベッセル ６：タール回収器 ８：１１ｒＪ熱器 ６２：タール取り出し口 ６４：冷却水導入口 ６６：チャンバー底面 ６８：調節板
セスに用いた場合のプロセスフローを示す。 第２！！ｌは本発明のり １：熱分解反応器 ３：熱回収器 ５：サイクロン ７：ガス回収器 ６１：タールガス導入口 ６３：ガス出口 ６５：チャンバー ６７＝通路 一ル回収器の概略図を示す。 ２：循環ガス加熱器 ４：チャーベッセル ６：タール回収器 ８：１１ｒＪ熱器 ６２：タール取り出し口 ６４：冷却水導入口 ６６：チャンバー底面 ６８：調節板
Claims (1)
- １、分解タールの流動点以上の温度に維持できる温度調
整手段を設けた石炭の急速熱分解法で得られるタールの
回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9247790A JPH03290493A (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | タールの回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9247790A JPH03290493A (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | タールの回収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03290493A true JPH03290493A (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=14055392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9247790A Pending JPH03290493A (ja) | 1990-04-07 | 1990-04-07 | タールの回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03290493A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008163817A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hitachi Ltd | 改質燃料焚きガスタービン発電システム |
| JP2011190350A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Toshiba Corp | 有機廃棄物の炭化装置、および伝熱板 |
-
1990
- 1990-04-07 JP JP9247790A patent/JPH03290493A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008163817A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hitachi Ltd | 改質燃料焚きガスタービン発電システム |
| JP4715742B2 (ja) * | 2006-12-28 | 2011-07-06 | 株式会社日立製作所 | 改質燃料焚きガスタービン発電システム |
| JP2011190350A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Toshiba Corp | 有機廃棄物の炭化装置、および伝熱板 |
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