JPH03281805A - 融雪機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、本体内に雪を入れて融雪用バーナからの熱に
より融雪する融雪機に関する。

（従来の技術） 例えば、融雪機として、特開平１−３２２００８号公報
記載のものがある。これは、上方開放状の箱形の本体内
に燃焼缶体が収納され、本体の一例に燃焼缶体内に燃焼
ガス（火炎）を供給するバーナが設けられ、前記燃焼缶
体上面部には燃風を外方へ排出する多数個の熱風孔が形
成されていて、本体内に投入される雪を、バーナからの
熱風及び燃焼缶体で融かすようにしたものである。また
、本体内には本体内の雪の有無を検出してバーナを燃焼
駆動・燃焼停止させる検出器が設けられている。

この検出器は本体内面に取付けられた検出板とリミット
スイッチとから成り、検出板は燃焼缶体の上面部近傍位
置に臨ませて配置されると共に、リミットスイッチから
離反する方向に付勢されていて、本体内に投入された燃
焼缶体上の雪で検出板が押圧されてリミットスイッチに
当接し、これによりバーナが燃焼駆動され、また、燃焼
缶体上の雪が融かされたときに検出板がリミットスイッ
チから離反してバーナが燃焼停止するようになっている
。

（発明が解決しようとする課ａ） 前記従来のものにあっては、検出器は燃焼缶体上面部の
雪が融かされたのを検出してバーナの燃焼停止を行うよ
うになっているので、検出器近傍の雪が融けると、その
他の場所に多量に雪が残っていても、バーナが燃焼停止
してしまうという不都合が生じる。

そこで本発明は、このような問題点に鑑み、本体内に投
入した雪を確実に融かすように企図することを目的とす
る。

（課題を解決するための手段） 本発明が前記目的を達成するために講じた技術的手段は
、本体１内に、融雪用バーナ１０によって熱せられる燃
焼缶体１７を備えた融雪機において、前記燃焼缶体１７
の一側方に、該燃焼缶体１７側に向けて下降傾斜する置
載台６を設け、この置載台６上に雪が無いことを検出し
て融雪用バーナ１０の燃焼を停止させるための検出器３
８を備えて成る点にある。

（作　用） 融雪する際には、本体１内の燃焼缶体１７上及び置載台
６上に雪を投入し、融雪用バーナ１０からの熱により融
雪する。その際、先ず燃焼缶体１７上の雪が融かされ、
このとき、置載台６は燃焼缶体１７の一側方に位置する
ので、該置載台６上の雪は融かされない。そして、燃焼
缶体１７上の雪が融けてから、置載台６が燃焼缶体１７
に向けて下降傾斜状であることから、該置載台６上の雪
が燃焼缶体１７上に移動して行き、最終的に置載台６上
の雪が無くなった際に、融雪用バーナ１０が燃焼停止さ
れる。

なお、最後に置載台６から燃焼缶体１７」二に移動され
る雪は燃焼缶体１７の余熱で融かされる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図乃至第３図において、１は箱状の本体で、前後方
向に長い平面視矩形状に構成されており、この本体１の
内部は融雪部２と後端部の部屋３とに隔壁４を介して区
画されている。融雪部２には燃焼缶体１７が収納され、
部屋３には燃料タンク９と融雪用バーナ１０とが収納さ
れている。隔壁４の上部は後玉がり状に傾斜する傾斜天
井部５を有し、この傾斜天井部５上に置載台６が設けら
れている。

置載台６は板状であって、後端部のヒンジ７により本体
１の後側壁８に起伏自在に枢着されていると共に、燃焼
缶体１７より上方に位置していて、該燃焼缶体１７に向
けて下降傾斜状とされている。

隔壁４の天井部５には、置載台６上の雪の有無を検出す
る検出器３８が取付けられている。そして、前記置載台
６は該検出器３８から若干離反するようにバネで付勢さ
れていて、置載台６上に載せられた雪の重みによって置
載台６が検出器３８に接触したときに、融雪用バーナ１
０が燃焼駆動され、置載台６上に雪が無くなって置載台
６が検出器３８から離反したときに、融雪用バーナ１０
が燃焼停止されるようになっている。

前記燃料タンク９、融雪用バーナ１０は燃料タンク９が
上側となるように部屋３内に上下に配置されている。燃
料タンク９は隔壁４の傾斜天井部５に近接して部屋３内
の左右略全幅にわたって設けられている。そして、燃料
タンク９の給油口１０ａは、傾斜天井部５の孔を貫通し
て上側に突出するように設けられており、給油時には置
載台６をヒンジ７廻りに上方に起立させて給油口１０ａ
から燃料（灯油等）を給油できるようになっている。な
お、１１は給油口キャップである。

融雪用バーナ１０は、バーナヘッド部１２、バーナヘッ
ド部１２側に空気を供給するブロワ−１３、及びブロワ
−１３を駆動するモータ１４等により構成されている。

バーナヘッド部１２は燃料を超音波によりアトマイズ化
する超音波アトマイザ−を備えた超音波式であり、この
バーナヘッド部１２には燃料タンク９からの燃料が燃料
ポンプ１５により供給するようになっている。

ブロワ−１３はフランジ１６を介して隔壁４に着脱自在
に取付けられ、またバーナヘッド部１２は少なくともそ
の先端部側、つまりガス化室、燃焼筒等が隔壁４から融
雪部２側に突出するように配置されている。

前記燃焼缶体１７は本体１の融雪部２内に周囲及び底側
に所定の間隙ができるように配置されている。そして、
この燃焼缶体１７にはバーナヘッド部１２と対向する開
口部１８が形成されると共に、この開口部１８を取囲む
ダクト１９が着脱自在に取付けられ、またダクト１９は
バーナヘッド部１２に外嵌した状態で隔壁４に着脱自在
に取付けられている。なお、燃焼缶体１７の前端部は本
体１の底壁２０に受具２１を介して載せられている。燃
焼缶体１７の天井部２２には、第４図及び第５図に示す
ように、前後方向の突条部２３が左右方向に３個突出形
成されており、その各突条部２３の頂部には前後方向に
複数個の熱風孔２４が形成されている。また各突条部２
３の上側には帯板を傘状に折曲げた傘板２５がスペーサ
２６等を介して取付けられている。傘板２５と突条部２
３との間には所定の間隙があり、また傘板２５の左右両
側の傾斜部分には、突条部２３の熱風孔２４と一致しな
いように熱風孔２７が形成されている。燃焼缶体１７の
底部及び天井部２２は全体として後部がりに傾斜してお
り、また３個の突条部２３及び傘板２５は、融雪効果を
促進させるために中央の突条部２３及び傘板２５が左右
両側よりも高くなっている。

燃焼缶体１７と本体１との間は融雪用水槽２８となって
おり、特に燃焼缶体１７と本体１及び隔壁４との間には
、融雪部２に投入された雪が一部入り得る程度の間隙が
確保されている。

２９は融雪用水槽２８の水を排水する排水口で、燃焼缶
体１７の上下略中央部に対応する位置で本体１の前側壁
３０に取付けられている。３１は排水コックで、融雪用
水槽２８内の水を抜取るように前側壁３０の下端部に取
付けられている。なお、本体１の底壁２０は排水コック
３１側が最も低くなるように傾斜状になっている。３２
は前部把手、３３は後部把手で、これらは本体１上部の
前後両端に取付けられている。３４は前輪、３５は後輪
で、これら前・後輪３４゜３５は本体１の横幅内に収ま
るように車軸３６．３７を介して本体１に取付けられて
いる。なお後輪３５は、融雪機全体の重心位置の後方近
傍に配置されている。また、燃料ポンプ１５は抵抗値を
変えることにより燃料の供給量を３段階にｌ１ｍできる
ようになっている。

次に動作を説明する。融雪作業をする際には、本体１内
の燃焼缶体１７及び置載台６上に雪を投入する。すると
検出器３８が置載台６上の雪を検出して融雪用バーナ１
０を作動させ、燃料タンク９から燃料ポンプ１５により
バーナヘッド部１２に供給した燃料を超音波方式により
ガス化して燃焼させながら、ブロワ１３からの送風によ
り燃焼缶体１７内に送込む。そして、この燃焼缶体１７
内の燃焼熱によって天井部２２側を加熱すると共に、そ
の熱風が天井部２２の各突条部２３に形成された熱風孔
２４から傘板２５側へと流れ、傘板２５を加熱しながら
左右両端、及び熱風孔２７を経て矢示の如く流れて行く
。従って、本体１の融雪部２内に第１図の如く雪へを入
れておけば、燃焼缶体１７の上側の雪を加熱して融雪す
ることができる。融雪によって発生した水Ｂは、下方に
流れて融雪用水槽２８にたまる。そして、この水温は、
成る程度作業を続ければ約１６°Ｃぐらいの温水になる
。一方、燃焼缶体１７の外周には所定の間隙があるので
、融雪部２内の雪が間隙を通って下がり、或いはスコッ
プ等で燃焼缶体１７上の雪を燃焼缶体１７と本体１との
間の間隙に落とし込むことにより水槽２８内の温水によ
っても融雪することができる。このため、温水を直ちに
外部に放出する場合に比べて熱の無駄がなく、効率的に
融雪できる。また、水槽２８の水、或いは間隙の雪が本
体ｌに対して断熱用として作用し、本体１の外側の塗装
等を焼損することはない。水槽２８の水は排水口２９か
ら外部に流出するので、水槽２８内は常に一定の水位に
あり、排水口２９は燃焼缶体１７の上下中間部に在って
、高い位置に排水することができる。また、置載台６は
燃焼缶体１７の上面部より上方位置に在り、水槽２８の
水上面は燃焼缶体１７上面部より下方位置に在るので、
本体１内に投入した雪は順次下方側へ移動させれば良い
ようになっている。そして、本体１への雪の投入を停止
して、燃焼缶体１７上の雪が融かされると最終的に置載
台６上の雪が燃焼缶体１７上へ移動して融雪用バーナ１
０が燃焼停止される。このとき、置載台６から燃焼缶体
１７上に移動した雪は燃焼缶体１７の余熱で融かされる
。さらに、置載台６上の雪は融雪部２側へと移動して行
くので、燃料タンク９、融雪用バーナ１０が本体１内に
あるにも拘らず、融雪部２への雪の投入が容易に行なえ
る。さらに、また、燃料タンク９と置載台６とが近接し
ていて、この置載台６に雪が載っているので、融雪用バ
ーナ１０の熱によって燃料タンク９が過熱されることも
なく、燃料タンク９、融雪用バーナ１０が本体１内の部
屋３にあるので、これらが外部に露出する場合のように
、泥等が付着して掃除が煩わしくなることもない。

燃料の供給に燃料ポンプ１５を用いると、バーナヘッド
部１２への燃料の供給が安定するため、傾斜地等でも使
用できる。また雪の投入量が少ない場合には、燃料ポン
プ１５による燃料の供給量を調節し、燃料の無駄な消費
をなくする。

移動時には、通常、後部把手３３を持って後方から押し
て行＜、シかし、階段等を登るときには前部把手３２を
持って本体１の前部側を持上げ、後輪３５のみを接地さ
せて移動する。この時、後輪３５の前方近傍に全体の重
心があるので、比較的容品に前部側を持上げることがで
きる。また融雪用バーナ１０等が本体１内にあり、後方
への突出が少ないので、前部側を十分に持上げることが
できる。

燃焼缶体１７のメンテナンス時には、ダクト１９から、
又はダクト１９と共に隔壁４から燃焼缶体１７を取外す
。

なお、置載台６を固定状として、検出器３８を光や電磁
波を媒体とする無接触センサーで構成しても良い。前輪
３４はキャスター型でも良いし、また後輪３５のみで移
動させる構造にするならば、前輪３４に代えてスタンド
を用いても良い。

バーナ１０は超音波式以外のものであっても良い。

（発明の効果） 本発明によれば、燃焼缶体１７上の雪が融かされてから
雪取台６上の雪が燃焼缶体エフ上に移動していき、最終
的に雪取台６上の雪が無くなったときに、融雪用バーナ
１０が燃焼停止されるので、従来のように、燃焼缶体１
７上に多量に雪が残っていて且つバーナが燃焼停止して
しまうということがなく、本体ｌ内に投入した雪は確実
に融雪できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は側面断面図、
第２図は平面図、第３図は正面図、第４図は燃焼缶体部
分の正面断面図、第５図は同破断側面図である。 ｌ・・・本体、６・・・置載台、１０・・・融雪用バー
ナ、１７・・・燃焼缶体、３８・・・検出器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体（１）内に、融雪用バーナ（１０）によって
   熱せられる燃焼缶体（１７）を備えた融雪機において、
   前記燃焼缶体（１７）の一側方に、該燃焼缶体（１７）
   側に向けて下降傾斜する雪載台（６）を設け、この雪載
   台（６）上に雪が無いことを検出して融雪用バーナ（１
   ０）の燃焼を停止させるための検出器（３８）を備えて
   成ることを特徴とする融雪機。