JPH032725Y2 - - Google Patents

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JPH032725Y2
JPH032725Y2 JP15438683U JP15438683U JPH032725Y2 JP H032725 Y2 JPH032725 Y2 JP H032725Y2 JP 15438683 U JP15438683 U JP 15438683U JP 15438683 U JP15438683 U JP 15438683U JP H032725 Y2 JPH032725 Y2 JP H032725Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化学プラントの塔、槽内の仕切板を支
持部材に接合固定するボルト接合装置に係り、さ
らに詳しくは例えば、化学プラント等の塔、槽な
どの内部に設けられるトレー等の仕切板である被
取付部材を支持枠等の支持部材に接合固定させる
ボルト接合装置に関するもものである。
たとえば、化学プラントに設けられる吸収塔や
再生塔あるいは反応塔などには層間を区画する複
数個の例えばトレー等の仕切板が上下方向に亘つ
て設けられている。なお、この仕切板は大型の塔
では、30〜40枚にも及ぶ。
これらの仕切板は塔の内壁に設けられた環状の
支持枠に対し多数のボルト、ナツトにより着脱可
能に設けられており、仕切板を取外して仕切板に
付着したスケール(垢)、不純物等を除去できる
ように構成されている。
このように仕切板は、従来からボルトとナツト
を用いて支持枠側に固定されているが、ねじ部と
頭部から形成された通常のボルトとナツトによる
結合はボルトの頭が仕切板の一方の側に位置し、
ナツトが他方の側に位置することになり、ナツト
を外そうとしてもナツトが位置する側の一方の側
からのみしか外せず、しかもボルトの頭部が位置
する側の他方の側に例えば溶接等のボルトの回り
止めを施さなければならない。また、仕切板の枚
数が多数あり、ボルト、ナツトの数も非常に多く
存在するため仕切板の着脱の際には極めて煩雑な
作業となり、仕切板を掃除する等の保守点検作業
は極めて困難で非能率なものとなつていた。
本考案は以上のような従来の欠点を除去するた
めになされたもので、被取付部材の都合の良い、
どちらの側からでもボルトに対してナツトを締め
たり、緩めたりすることができるようにして、支
持部材に対して被取付部材を着脱することができ
るようにし、ナツトを締め込んだり、緩めたりす
る時に、別途にボルトの回り止め用の特殊金具あ
るいは溶接作業を施す必要がないように構成した
ボルト接合装置を提供することを目的としてい
る。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の詳
細を説明する。
なお、本実施例では、本考案に係るボルト接合
装置を反応塔における支持枠(支持部材)と仕切
板(被取付部材)の接合部に適用する場合を説明
する。
第1図は反応塔の内部構造を説明する概略図、
第2図、第3図は本考案の一実施例を説明するも
のである。
第1図に示すように、反応塔1は上下方向に沿
つて多数の仕切板2を有するがこの仕切板2の接
合装置の構造は第2図に示すように構成されてい
る。
すなわち、反応塔1の側壁1aの内周面には環
状の支持枠3が固着されており、この支持枠3に
は仕切板2の周縁部近傍に形成された透孔2aと
対応した位置に透孔3aが形成されている。
そして、仕切板2の接合面2bと支持枠3の接
合面3bとの間、即ち、接合面部において、透孔
2a,3aに対して内周側と外周側とに、それぞ
れ全周にわたつて洩れ止め用の環状のガスケツト
7,7が介装されている。従つて、これらのガス
ケツト7,7の間には空間部7aが形成される。
そして、この空間部7aにおいて、支持枠3の
接合面3bには、ボルト回転係止部として、平面
形状が長方形の2本のボルト回転係止金具9がそ
れぞれ透孔3aの中心に対して左右方向に同距離
離して平行に固着されている。
一方、ボルト4は次のような構造を有してい
る。即ち、ボルト4は軸部の中央部につば5を有
し、その軸部の両端部にはそれぞれ雄ねじ部6,
6が形成されている。
このつば5の平面形状は第3図に示すように四
角形に形成されている。なお、これは第4図に示
すように、その平面形状を円形の相対する1対の
円弧を直線状に切欠いて、1対の弦を形成させた
ものとしても良い。そして、このつば5の相対す
る直線状の2辺間の寸法は、前記2本のボルト回
転係止金具9同士の内側寸法よりも、わずかに小
さくさせられている。
また、つば5の外形寸法は前記透孔2a,3a
の内径よりも大きくして形成されている。また、
つば5の厚みは、ガスケツト7の厚みよりも薄く
して形成されている。
このようにして構成させたボルト4を、そのつ
ば5を、前記ガスケツト7に設けられた空間部7
aに、つば5の上下の面5aおよ5bをそれぞれ
仕切板2と支持枠3のそれぞれの接合面2bおよ
び3bに対面させ、かつ、つば5の相対する直線
状の2辺を、ボルト回転係止金具9間に位置させ
ると共に両端の雄ねじ部6,6を、それぞれ仕切
板2と支持枠3に設けられた透孔2a,3aに貫
通させて取付け、さらに両側の雄ねじ部6,6に
それぞれナツト8,8を螺合させて締め込み、仕
切板2をガスケツト7を介して支持枠に強固に保
持させることによつてボルト接合装置を構成させ
ている。
このように構成されたボルト接合装置を分解し
て仕切板2を支持枠3から取外す場合には次のよ
うにする。
即ち、第2図において、仕切板2に対して、い
ずれか都合の良い側、例えば、仕切板2の上側か
ら接合装置の分解作業を行ないたい場合には、上
側のナツト8をスパナ等の分解工具で緩めてナツ
ト8をボルト4から取外す。
この時、ボルト4のつば5の直線状の2辺の角
部がボルト回転係止金具9に係合し、ボルト4自
体の回転が係止される。同じ作業を円周方向に亘
つて設けられている複数個のナツト8に対して行
なう。なお、この場合、下側のナツト8は取外す
必要はない。
そして、仕切板2を支持枠3から上方へ取外
す。この時、ボルト4は、そのつば5の下面5b
が支持枠3の接合面3bに支持されて、支持枠3
側に残るので、下方へ落下することはない。
そして、仕切板2の掃除等の保守点検を済ませ
て仕切板2を正規の状態に復帰させる時には、支
持枠3側に残つているボルト4の上側の雄ねじ部
6を仕切板2の透孔2aに貫通させて仕切板2を
支持枠3上にセツトさせた後、仕切板2の上側か
ら円周方向の上側の全てのナツト8を締め込んで
いき、仕切板2をガスケツト7を介して支持枠3
に強固に保持させる。この時もボルト4自体の回
転は、そのつば5がボルト回転係止金具9に係合
して係止される。
一方、仕切板2の下側から接合装置の分解作業
を行ないたい場合には、下側のナツト8をスパナ
等で緩めて、下側のナツト8をボルトから取外
す。この時も、同様にボルト4自体の回転は、そ
のつば5がボルト回転係止金具9に係合して係止
される。そして、円周方向の全ての下側のナツト
8を取外す。なお、この時、上側のナツト8は取
外す必要はない。
その後、仕切板2を支持枠3から取外すが、こ
の時、ボルト4が、そのつば5と上側のナツト8
とにより仕切板2側に残るので、このままの状態
で取外せば良い。
そして、仕切板2の保守点検を済ませて、仕切
板2を正規の状態に復帰させる時には、仕切板2
側に残つているボルト4の下部の雄ねじ部6を支
持枠3の透孔3aに貫通させて仕切板2を支持枠
3上にセツトさせた後、仕切板2の下側から下側
の全てのナツト8を締め込んでいき、仕切板2を
ガスケツト7を介して支持枠3に強固に保持させ
る。この時も、同様にボルト4自体の回転はその
つば5とボルト回転係止金具9とにより係止され
る。
なお、以上は、ボルト回転係止金具9を2本設
け、ボルト4のつば5の直線部も2辺設けた場合
を示したが、これに限る必要はなく、第3図ない
し第4図に示すボルト回転係止金具9を2個のう
ち、どちらか1方側のみとし、つば5の直線部も
1辺のみにしても良い。さらに、ボルト回転係止
金具9は、空間部7aにおいて、仕切板2側の接
合面2bに固着させても良い。
また、第2図において、ボルト回転係止金具9
の上端と仕切板2の接合面2bとの隙間は、ボル
ト4のつば5の厚みよりも小さくしておき、ボル
ト4自体が上方へ移動した時でもつば5を確実に
ボルト回転係止金具9に係合させるようにする。
このように、仕切板2の上下どちらの方向から
でもナツト8を緩めたり、締付けたりすることが
でき、都合の良い所望の側で仕切板2の取付け、
取外し作業をすることができる。例えば、第1図
において、下から2段目の室1bに人が入つて分
解作業をする場合に、下方の仕切板2用の上側の
ナツト8と、上方の仕切板2の下側のナツト8と
を、同じ室1bにて緩めてボルト4から取外した
り、或いは、ボルト4に締め込んだりすることが
できる。なお、第1図中、符号9,10はそれぞ
れ反応塔の側壁1aに設けたマンホールおよび仕
切板2に設けた通路穴である。仕切板2の取外
し、取付けの時には、これらのマンホール9、通
路穴10を利用して、所望の室へ入る。
そして、従来、仕切板2の両側において、例え
ばボルト頭部の回り止め溶接、ナツトの取付け、
取外し作業をせねばならなかつたり、あるいは、
仕切板2の上下両側から同時にボルト、ナツトの
取付け、取外し作業をせねばならなかつた煩雑さ
からも解放され、極めて能率良く仕切板2の保守
点検作業を行なうことができる。また、別途に、
ボルト回転係止用の特殊金具等を製作して取付け
る必要がなく、接合装置の構造をも複雑にせずに
する。
なお、以上の実施例は、反応塔1が竪形であ
り、仕切板2が上下方向に亘つて水平に設置され
ボルト4,11、ナツト8が上下方向に取付けら
れている場合のボルト接合装置を示したが、これ
は反応塔1が横形であり、仕切板2が左右方向に
亘つて垂直な状態で設置され、ボルト4,11、
ナツト8が左右方向に取付けられるボルト接合装
置であつても良い。この場合も同様に、仕切板2
の左右のどちらの側からでも接合装置の分解、組
立が可能である。
また、本考案に係るボルト接合装置は、化学プ
ラントにおける反応塔などの支持枠と仕切板との
接合部への適用に限られるものではなく、固定側
の支持部材に対して被取付部材の取付け、取外し
を行なう一般的な接合部にも広く適用することが
できる。
このように、本考案の化学プラントの塔、槽内
の仕切板を支持部材に接合固定するボルト接合装
置は実用新案登録請求の範囲に記載したような構
成にしたので、被取付部材の、都合の良いどちら
の側からでも接合装置のナツトを締込んだり、緩
めたりすることができ、支持部材に対して被取付
部材の着脱を容易に行なうことができる。また、
ボルトの中央部につばを設け、このつばの両側の
表面をそれぞれ被取付部材と支持部材の接合面に
対面させてボルトを位置させるので、どちらか都
合の良い側のナツトだけを取外して、他方のナツ
トはそのままにしておけば、ボルトは被取付部
材、ないしは支持部材から取外す必要がない。さ
らに、ナツトを締めたり、緩めたりする時に別
途、ボルトの回転係止用の特殊金具を取付けた
り、あるい回り止め溶接をしたりする必要がな
い。
以上のように、本考案は極めて簡単かつ容易に
被取付部材の着脱作業を可能にし、被取付部材の
保守点検作業の能率を著しく向上させうるという
優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は反応塔の一例を示す概略説明図、第2
図および第3図はそれぞれ本考案の化学プラント
の塔、槽内の仕切板を支持部材に接合固定するボ
ルト接合装置の一実施例を示すもので、第2図は
拡大縦断面図、第3図は第2図のA矢視図、第4
図は本考案のボルト接合装置の他の実施例を示す
もので、第4図は第3図に相当する第2図の矢視
図である。 1……反応塔、2……仕切板(被取付部材)、
2a,3a……透孔、3……支持枠(支持部材)、
2b……接合面(被取付部材側)、3b……接合
面(支持部材側)、3c……穴(ボルト回転係止
部)、4,11……ボルト、5,12……つば、
6……ねじ部、7……ガスケツト、7a……空間
部、8……ナツト、9……ボルト回転係止金具
(ボルト回転係止部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 塔、槽内の支持部材、該支持部材に接合固定す
    る仕切板、および、環状のガスケツトとの間に空
    間部を形成させた状態で、 支持部材と仕切板の間にガスケツトを介装させ
    て設け、 前記空間部内において、上記支持部材と仕切板
    のうち少なくとも一方の接合面部にボルト回転係
    止部を設け、 軸部の中央部につばを有していて、軸部の両端
    部にねじ部を有するボルトの該つばを、前記ボル
    ト回転係止部に位置させてボルトを回転休止状態
    で設け、 両側のねじ部をそれぞれ上記支持部材と上記仕
    切板とに貫通させて取付け、両側のねじ部にナツ
    トを螺合させて、支持部材と仕切板をガスケツト
    を介して接合固定させた構造にしたことを特徴と
    する化学プラントの塔、槽内の仕切板を支持部材
    に接合固定するボルト接合装置。
JP15438683U 1983-10-06 1983-10-06 ボルト接合装置 Granted JPS6062608U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15438683U JPS6062608U (ja) 1983-10-06 1983-10-06 ボルト接合装置

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JP15438683U JPS6062608U (ja) 1983-10-06 1983-10-06 ボルト接合装置

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Publication Number Publication Date
JPS6062608U JPS6062608U (ja) 1985-05-01
JPH032725Y2 true JPH032725Y2 (ja) 1991-01-24

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JP5987505B2 (ja) * 2012-07-03 2016-09-07 株式会社大林組 制振構造
JP5983105B2 (ja) * 2012-07-03 2016-08-31 株式会社大林組 制振構造
JP6036171B2 (ja) * 2012-10-30 2016-11-30 株式会社大林組 制振構造
SE537124C2 (sv) * 2013-01-28 2015-01-27 Atlas Copco Rock Drills Ab Bult och bergborrmaskin med bult

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JPS6062608U (ja) 1985-05-01

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