JPH03270502A - アンテナ据付時の方位と垂直度―水平度の調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概要］ 一次輻射器のホーンと二次輻射器の放物面からなるパラ
ボラアンテナの据付時の方位と垂直度−水平度の調整装
置に関し、 アンテナの一次ホーンの対向局への方位の調整と輻射電
波のＶ偏波とＨ偏波の識別度を良くする為の垂直度と水
平度の調整を、アンテナ据付時に正確で迅速に且つ容易
に行える調整装置の提供を目的とし、 一次ホーンと一体となって回転し該回転をロックするボ
ルトとナツトを有し二次輻射面の表側にスペーサを介し
取り付けられるフィードハブと該二次輻射面をボルトで
貫通し該輻射面の裏側でナツトにより前記フィードハブ
に該二次輻射面を締め付ける形で固定するシーティング
・リングを有するアンテナにおいて、該アンテナの裏側
でシーティング・リングに沿いフィードハブのロック用
のボルトの先端のネジ部に取付けられる環状で周辺に歯
車を有する歯車付きリング１と、該歯車付きリングの歯
車に噛み合い該シーティング・リングの締付は用のボル
トの任意の一箇を外したボルト孔に軸が挿入され周辺の
歯車が鳳転する歯車付きのレバー２と、常に真北を指示
するジャイロコンパス３と水平面を指示する水準器４と
、該アンテナが対向局から受信した信号レベルを指示す
るレベル測定器５を具え、該アンテナの据付時に、ジャ
イロコンパス３で求めた真北を基準としてアンテナのフ
ィードハブ１０の方位を常に所定の角度に向け、同時に
水準器４で水平度を保ちながら、歯車付きレバー２によ
る歯車付きリング１の回転により該フィードハブ１０を
回転させ、レベル測定器５で一次ホーン２０が受信する
信号のレベルを測定し垂直偏波信号と水平偏波信号との
比が最大となるように調整するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、無線通信のアンテナの据付時に、アンテナの
方位の調整及び垂直度と水平度の調整とを行う調整装置
に関する。無線通信では、アンテナを対向局へ向ける方
位の調整と、放射及び受信電波のＶ偏波とＨ偏波の比の
識別度の向上のための垂直度−水平度の調整を、精密に
容易に且つ確実に行える調整装置が必要である。

〔従来の技術］ 従来のアンテナの方位の調整は、第２図の如く、地磁気
で南北を指す通常の磁針による所謂羅針盤３Ａを用いて
いたが、その設置場所の緯度と経度による真北からの偏
角の影響により、アンテナの対向局への正確な方位を計
算しアンテナの方位の設定をするのに多くの手間を要し
ていた。又、アンテナの放射及び受信電波のＶ偏波とＨ
偏波の識別度の向上のための垂直度−水平度の調整は、
一次輻射器のホーン２０と一体となっているフィード・
ハブ１０と二次輻射器の放物面３０との角度の調整に際
し、フィード・ハブ１０に付属しているハブのロック・
クランプ用の６個のナツト１０□を緩め、フィード・ハ
ブ１０を手で抱えて、レベル測定器５で測定したＶ偏波
とＨ偏波の受信信号のレベル表示を見ながら、その比が
最大となるようにフィード・ハブ１０を回転して調整し
ていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の従来のアンテナの調整方法は、短時間で正確なア
ンテナの方位の調整と一次ホーンの垂直度−水平度の調
整が出来ず、作業に長時間が掛かるという問題があった
。本発明の課題は、上記の問題点を解決して、アンテナ
の対向局への方位の調整と、■偏波とＨ偏波の識別度の
向上のための垂直度−水平度の調整を正確で且つ迅速容
易に行える調整装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段］ この課題は、第１図の原理図の如く、従来のアンテナの
裏側のシーティング・リング５０に沿い、一次ホーン２
０と一体のフィード・ハブ１０　　のロック用のボルト
１０．の先端の突出したネジ部に取付けられる環状で周
辺に歯車を有する歯車付きリング１と、該シーティング
・リング５０のボルト５０〆の一箇を外したボルト孔に
軸が挿入され前記歯車付きリング１の歯車に噛み合い回
転する歯車を有する歯車付レバー２と、常に真北を指示
するジャイロコンパス３と、水平を指示する水準器４と
、対向局からの受信波のレベルを測定するレベル測定器
５を具え、アンテナの据付時に、ジャイロコンパス３で
求めた真北を基準としてアンテナのフィードハブ１０の
方位を常に所定の角度に向け、同時に水準器４で水平度
を保ちながら、歯車付きレバー２により歯車付きリング
１を回転させてフィードハブ１０を回転し、レベル測定
器５で一次ホーン２０が受信する信号のレベルを測定し
、その垂直偏波信号と水平偏波信号との比が最大となる
ように調整するよう構成した本発明によって解決される
。

〔作用〕

本発明のアンテナ据付時の方位と垂直度−水平度の調整
装置は、先ずジャイロコンパス３で真北を求める。次に
其の求めた真北を基準としてアンテナのフィードハブ１
０の方位を対局局の位置から定まる所定の角度に向け、
同時に水準器４で水平度を保つ。そしてシーティング・
リング５０のボルト５０ｔの一箇を外し、そのボルト孔
に歯車付きレバー２の軸を挿入し該歯車付きレバーを回
転する事によってフィードハブ１０を回転する。そして
、レベル測定器５でフィードハブ１０と一体の一次ホー
ン２０が受信する信号レベルを測定し、その垂直偏波信
号と水平偏波信号との比が最大となるように調整する。

従って本発明のアンテナ据付時の方位と垂直度−水平度
の調整装置は、短時間で容易に正確なアンテナの方位の
調整と一次ホーンの垂直度−水平度の調整が出来るので
問題は解決される。

〔実施例〕

第１図の原理図は、そのまま本発明の実施例のアンテナ
据付時の方位と垂直度−水平度の調整装置の構成を示す
。

第１図のアンテナの二次輻射器の放物面３０は、予め表
側よりスペーサ４０．とバーテックス・プレート４０□
を、裏側よりガスケット６０とシーティング・リング５
０を、８個のボルト５０１で貫通しナツト５０２で固定
しである。先ず、Ｖ偏波とＨ偏波の一次輻射器の一次ホ
ーンと一体化されているフィード・ハブ１０を、ハブ・
ロック・クランプの６個のボルト１０８．ナツト１０□
により、シーティング・リング５０に取り付は仮締めす
る。そして仮締め後のナツト１０ｚの面から突出したボ
ルト１０．のネジ部に、歯車付きリング１の６個の孔を
通して置く。

フィードルハブ１０と一体化されている一次ホーン２０
と二次輻射器の放物面３０からなるアンテナの据付時に
は、先ずジャイロコンパス３を使って真北を決めた後、
この真北を基準として、アンテナの方位を所定の角度に
正確に向けれることで、対向局からの受信状態が最も良
い方角が容易に得られる。更にレベル測定器５を使って
受信レベルを測定することでアンテナの最適方位が決定
される。

−族ホーン２０のＶ偏波とＨ偏波の識別度を最適にする
垂直度と水平度の調整は、アンテナのパックストラクチ
ャに水準器４を固定した後、予め組立済のシーティング
・リング５０の８個のボルト５０Ｉ。

ナツト５０２の１個を外し、そのボルト孔に歯車付きレ
バー２の軸を差し込み、その周辺の歯車を。

前述の歯車付きリング１の歯車に噛み合わせる。

そして、水準器４でアンテナの水平度をｆ！認し、且つ
レベル測定器５で対向局からの受信レベルの表示を見な
がら、歯車付きレバー２を上下させることで、フィード
・ハブｌＯと一体化されている一次ホーン２０を回転さ
せ、そのＶ偏波信号とＨ偏波信号の比が最大となるよう
に調整する。この−族ホーン２０の垂直度と水平度の調
整は、僅かの力で容易に行うことが出来るので問題は無
い。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明によれば、ジャイロコンパス
を使うことで、アンテナの方位を所定の対向局の方位に
正確、迅速、且つ容易に向ける事が可能となり、又、水
準器、歯車付きリング及び歯車付きレバーをアンテナに
取付けることで族ホーンのＶ偏波とＨ偏波の識別度を最
適にする垂直度と水平度の調整の作業性を大幅に向上す
る効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のアンテナ据付時の方位と垂直度−水平
度の調整装置の基本構成を示す原理図、第２図は従来の
アンテナ据付時の方位と垂直度水平度の調整装置のブロ
ック図である。 図において、１は歯車付きリング、２は歯車付レバー、
３はジャイロコンパス、４ハ水準器、５はレベル測定器
である。 １１−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一次輻射器のホーン（２０）と一体となって回転し該回
   転をロックするボルト（１０＿１）とナット（１０＿２
   ）を有し二次輻射面（３０）の表側にスペーサ（４０＿
   １）を介し取り付けられるフィードハブ（１０）と該二
   次輻射面をボルト（５０＿１）で貫通し該輻射面の裏側
   のナット（５０＿２）で前記フィードハブに該二次輻射
   面を締め付ける形で固定するシーティング・リング（５
   ０）を有するアンテナにおいて、 該アンテナの裏側でシーティング・リング（５０）に沿
   いフィードハブ（１０）のロック用のボルト（１０＿１
   ）の先端のネジ部に取付けられる環状で周辺に歯車を有
   する歯車付きリング（１）と、該歯車付きリングの歯車
   に噛み合い該シーティング・リング（５０）の締付け用
   のボルト（５０＿１）の任意の一箇を外したボルト孔に
   軸が挿入され周辺の歯車が回転する歯車付きのレバー（
   ２）と、常に真北を指示するジャイロコンパス（３）と
   水平面を指示する水準器（４）と、該アンテナが対向局
   から受信した信号のレベルを指示するレベル測定器（５
   ）を具え、該アンテナの据付時に、ジャイロコンパス（
   ３）で求めた真北を基準としてアンテナのフィードハブ
   （１０）の方位を常に所定の角度に向け、同時に水準器
   （４）で水平度を保ちながら、歯車付きレバー（２）に
   よる歯車付きリング（１）の回転により該フィードハブ
   （１０）を回転させ、レベル測定器（５）で一次ホーン
   （２０）が受信する信号のレベルを測定し垂直偏波信号
   と水平偏波信号との比が最大となるように調整すること
   を特徴としたアンテナ据付時の方位と垂直度−水平度の
   調整装置。