JPH0326588A - リボンカセット及びそれを使用したプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリンタの印字ヘッドに対するインクリボ
ンの走行位置を一定に規制するための、リボンカセット
の位置決め装置に関する。

一般に、プリンタにはスペース方向に移動するキャリア
が設けられている。そして、そのキャリアには、印字ヘ
ッドが搭載されると共に、リボンカセットが、着脱、交
換ができるように回動自在に取り付けられている。した
がって、使用状態のときに、インクリボンが印字ヘッド
に正しく対向する位置を走行するように、リボンカセッ
トの位置決めをする必要がある。

〔従来の技術〕

第４図は従来のリボンカセットの位置決め装置を示して
いる。５０はプラテン。５ｌはキャリア。

５２は、キャリア５ｌに固定された印字ヘッド。

５３はキャリア５ｌに立設された支柱。５４はインクリ
ボンであり、インクリボン５４を装填したリボンカセッ
ト５５は、支柱５３に回動自在に軸支されている。５６
はその軸である。

リボンカセット５５の回動範囲の一端側には、印字ヘッ
ド５２に対するインクリボン５４の位置決めをするため
の一対のストッパ５６．５７力ぐ設けられている。そし
て、キャリア５１にねじ５８で固定された板ばね５９に
よって、リボンカセット５５が矢印Ａ方向に付勢され、
その付勢力によって、リボンカセット５５が、ストッパ
５６．５７がぶつかる方向に付勢されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし従来のリボンカセットの位置決め装置においては
、上述のように、リボンカセットを付勢するために板ば
ねを設け、その板ばねを固定するためにねじを用いてい
たので、リボンカセットを付勢するだけのために部品コ
スト及び組立コストがかかっていた。

本発明は、そのような従来の欠点を解消し、リボンカセ
ットを付勢するためのコストを削減することができるリ
ボンカセットの位置決め装置を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明のリボンカセットの
位置決め装置は、実施例を説明するための第ｌ図に示さ
れるように、インクリボン１０を装填したリボンカセッ
トｌをプラスチックモールドで成形し、印字ヘッド２を
搭載したキャリア３に支柱４を立設して、その支柱４に
上記リボンカセットｌを回動自在に軸支し、上記印字ヘ
ッド２に対するインクリボン１０の位置決めをするため
のストッパ５，６を上記リボンカセットｌの回動範囲の
一端側に設けると共に、上記支柱４に当接して弾性変形
することにより上記リボンカセットｌを上記ストッパ５
．６がぶつかる方向に付勢する付勢手段７を、上記リボ
ンカセット１に一体或形したことを特徴とする。

〔作用〕

付勢手段７は、リボンカセットｌにプラスチックモール
ドで一体成形されており、その付勢手段７が支柱４に当
接して弾性変形することにより、ストッパ５，６がぶつ
かる矢印Ｂ方向にリボンカセットｌが付勢される。そし
て、ストッパ５，６がぶつかることによって、リボンカ
セットｌに装填されたインクリボン１０が、印字ヘッド
２に対して所定位置に位置決めされる。

〔実施例〕

図面を参照して実施例を説明する。

第２図はプリンタの斜視図である。３はキャリアであり
、図示されていないスペースモータによって、プラテン
１１の軸線と平行の方向に、ステーシャフト２０に沿っ
て移動する。キャリア３には印字ヘッド２が、プラテン
１ｌに対向する位置に固定的に搭載されている。１は、
キャリア３に着脱自在に取り付けられたリボンカセット
である。

第１図及び第３図はキャリア３とリボンカセットｌ付近
を示している。

リボンカセットｌはプラスチックモールドで成形されて
おり、ケース体１ａと蓋体１ｂとを嵌め合わせて構成さ
れている。１０は、リボンカセットｌに装填されたイン
クリボンであり、通常状態では、中央の露出部分が印字
ヘッド２とプラテン１ｌとの間を走行する。１７は手動
巻きあげ用のつまみである。

キャリア３の両サイドには、一対の支柱４が立設されて
いて、その各支柱４に、リボンカセットｌが回動自在に
軸支されている。即ち、支柱４には紬孔ｌ４が穿設され
、一方、リボンカセットｌには軸ｌ５が突設されていて
、その紬ｌ５が紬孔ｌ４に回転自在に嵌挿されている。

紬ｌ５は、リボンカセットｌのケース体１ａから伸び出
たアーム部ｌ６に一体成形されている。したがって、ア
ーム部ｌ６を内側方向（第３図のＣ方向）に押し込んで
少し弾性変形させることによって、紬ｌ５を紬孔ｌ４に
挿脱し、リボンカセットＩをキャリア３に対して自由に
着脱することができる。

このようにして、紬ｌ５を中心にしてキャリア３に回動
自在に取り付けられたリボンカセットｌの回動範囲の一
端側には、ストッパ５，６が設けられている。ストッパ
５，６はリボンカセット１のケース体１ａに一体成形さ
れた突片５と、キャリア３に立設されたロッド６とによ
り構成されている。これらストッパ５，６は左右に一組
ずつ設けられている。そして、このストツバ５，６どう
じがぶつかる状態のとき、インクリボン１０が、印字ヘ
ッド２に対して正しく対向する位置を走行するように、
位置関係が関連づけられている。

７は、リボンカセット１の蓋体ｔｂの後部に一体成形に
より、略逆Ｌ字状の形状に突設された、左右一対の付勢
片である。付勢片７は、常態では第１図に２点鎖線で示
されるように、支柱４に対して傾いた角度をとる。そし
て、これを弾性変形させて、実線で示されるように、支
柱４の後面に突設された突起１８に当接するように配置
する。

これによって、リボンカセットｌが、矢印Ｂ方向、即ち
、ストッパ５．６がぶつかる方向に付勢される。

このようにして、ストツパ５．６が常にぶつかるように
リボンカセットｌが付勢され、インクリボン１０が印字
ヘッド２に対向する正しい位置決め状態を保つ。

なお、本発明のプリンタとは、タイプライタなどを含む
概念である。

〔発明の効果〕

本発明のリボンカセットの位置決め装置によれば、印字
ヘッドに対するインクリボンの位置決めをするための付
勢手段をリボンカセット自体にプラスチックモールドで
一体成形したので、リボンカセットを付勢するために何
ら部品を必要としない。したがって、従来に比べて部品
コスト及び組立コストを大幅に引き下げることができる
。

近年、プリンタなどにおいては、徹底的なコストダウン
がされているので、さらにコストダウンをすすめる余地
は少なく、このように部品を確実に減らせることの効果
は、コストダウン上非常に大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の側面図、 第２図は実施例のプリンタの斜視図、 第３図は実施例の分解斜視図、 第４図は従来例の側面図である。 図中、ｌ・・・リボンカセット、 ２・・・印字ヘッド、 ３・・・キャリア、 ４・・・支柱、 ５・・・ストッパ、 ６・・・ストッパ、 ７・・・付勢手段、 ｌＯ・・・インクリボン。 宍施伊１の側面図 第１図 ２ ’７１列のアリングの棄替旦図 実施伊］のクト解４ヰネＩｊ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 インクリボン（１０）を装填したリボンカセット（１）
   をプラスチックモールドで成形し、印字ヘッド（２）を
   搭載したキャリア（３）に支柱（４）を立設して、その
   支柱（４）に上記リボンカセット（１）を回動自在に軸
   支し、 上記印字ヘッド（２）に対するインクリボン（１０）の
   位置決めをするためのストッパ（５、６）を上記リボン
   カセット（１）の回動範囲の一端側に設けると共に、 上記支柱（４）に当接して弾性変形することにより上記
   リボンカセット（１）を上記ストッパ（５、６）がぶつ
   かる方向に付勢する付勢手段（７）を、上記リボンカセ
   ット（１）に一体成形したことを 特徴とするリボンカセットの位置決め装置。