JPH0325290Y2 - - Google Patents

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JPH0325290Y2
JPH0325290Y2 JP1983038538U JP3853883U JPH0325290Y2 JP H0325290 Y2 JPH0325290 Y2 JP H0325290Y2 JP 1983038538 U JP1983038538 U JP 1983038538U JP 3853883 U JP3853883 U JP 3853883U JP H0325290 Y2 JPH0325290 Y2 JP H0325290Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、情報読取装置において読取位置を制
御するサーボ装置に関する。
光学式ビデオデイスクプレーヤ等の情報読取装
置においては、記録媒体である記録デイスクの記
録面上にレーザビームを精確に収束させるために
いわゆるフオーカスサーボ装置が用いられてい
る。また、記録デイスクの記録面上に収束された
レーザビームが記録面上の記録トラツクを精確に
追跡するようにするためにいわゆるフオーカスサ
ーボ装置が用いられている。
これらフオーカスサーボ装置及びトラツキング
サーボ装置の如く読取位置を制御するサーボ装置
の従来例を第１Ａ図及び第１Ｂ図に示す。第１
Ａ，１Ｂ図において、記録トラツク１に対してレ
ーザビームを収束させて得られる３つのスポツト
光２〜４が図示の位置関係をもつて照射されてい
る。すなわち情報検出スポツト光２がトラツク１
上にあるときには他の２つのスポツト光３及び４
はこのトラツク１の両側縁上に位置している。従
つて、検出用スポツト光２がトラツク直光方向
（ビデオデイスクの半径方向）にずれたとき両ス
ポツト光３及び４の反射光の光量差が当該ずれ方
向及びその大きさに対応する。この両スポツト光
３及び４の反射光の各々が光電変換素子５及び６
によつて電気信号に変換されてトラツキングエラ
ー生成用の信号Ａ及びＢとして出力される。
一方、検出用スポツト光２の反射光は円筒レン
ズ（図示せず）を経て光電変換素子７の受光面に
照射される。円筒レンズの母線を含む面内と、そ
れに直交する面内とでは、円筒レンズを透過する
光線束が収束する光軸上の位置が異なるので、光
電変換素子７の受光面上に投影される光線束の形
状が記録デイスクの記録面とレーザビームの収束
点との位置関係により変化する。この光電変換素
子７の受光面上に投影された光線束の形状の変化
が検出できるように光電変換素子７は、受光面を
互いに直交する２本の直線により４分割する如く
配置されかつ互いに独立した４個の受光エレメン
トで形成されている。そして、レーザビームの収
束点が精確に記録デイスクの記録面上に位置した
ときに、反射光が円筒レンズを透過後にほぼ円形
になる位置に光電変換素子７の受光面が配置さ
れ、光電変換素子７の互いに対向するエレメント
同士の出力を加算する加算器８，９の出力のレベ
ル差がレーザビームの収束点のずれの方向及び大
きさに対応するようになつている。この加算器
８，９の各出力がフオーカスエラー生成用の信号
Ｃ及びＤとして出力される。かかるフオーカスサ
ーボ装置については特開昭55−926号に詳しい。
尚、加算器８，９の各出力を加算する加算器１
０の出力が読取情報信号であるRF（高周波）信号
として出力されている。
トラツキングエラー生成用の信号Ａ，Ｂ若しく
はフオーカスエラー生成用の信号Ｃ，Ｄの如きエ
ラー信号生成用の一対の信号は、それぞれ抵抗
R1，R2を介して演算増幅器OP1の負側入力端子
及び正側入力端子に供給される。演算増幅器OP1
の正側入力端子と接地間には抵抗R3が接続され
ている。また、演算増幅器OP1の負側入力端子と
出力端子間には帰還抵抗R4が接続されている。
これらの演算増幅器OP1及び抵抗R1〜R4によつ
て差動増幅回路１１が形成されている。この差動
増幅回路１１によつてエラー信号生成用の一対の
信号間のレベル差に応じた信号が増幅されてトラ
ツキングエラー信号若しくはフオーカスエラー信
号として出力される。また、演算増幅器OP1の負
側入力端子には光電変換素子５及び６間若しくは
光電変換素子７の各エレメント間の特性のバラツ
キ等によつてトラツキングエラー信号若しくはフ
オーカスエラー信号に生じるオフセツトを消去す
るように抵抗R5を介してオフセツト電圧が印加
されている。このオフセツト電圧は、抵抗体が正
電源と負電源間に接続されたボリユームVR1の摺
動子に導出されている。このボリユームVR1の摺
動子と接地間にはノイズ防止用のコンデンサC1
が接続されている。
差動増幅回路１１より出力されたエラー信号は
抵抗R6を介して演算増幅器OP2の負側入力端子に
供給される。演算増幅器OP2の正側入力端子と接
地間には抵抗R7が接続されている。この演算増
幅器OP2の出力はトランジスタQ1，Q2、コンデ
ンサC2、抵抗R8，R9からなるバツフアアンプ１
２を介してコイルＬの一端に印加される。コイル
Ｌは、トラツキングミラー（図示せず）を駆動す
るトラツキングアクチユエータとしての駆動コイ
ル若しくは収束レンズ（図示せず）を駆動するフ
オーカスアクチユエータとしてのフオーカスモー
タの回転子を形成している。コイルＬの他端と接
地間には駆動電流検出用の抵抗R10が接続されて
いる。この抵抗R10の両端間にはコイルＬを流れ
る駆動電流に応じた電圧が発生する。この駆動電
流に応じた電圧は帰還抵抗R11を介して演増幅器
OP2の負側入力端子に印加される。
以上の構成において、エラー信号のレベルが零
になるようにトラツキングミラー若しくは収束レ
ンズが駆動されて記録トラツクに対するレーザビ
ームの収束点の位置若しくは記録画に対するレー
ザビームの収束点の位置が精確に制御される。
ところが、以上の如き従来のサーボ装置におい
ては記録媒体上の傷、ゴミ、汚れ等によりエラー
信号生成用の一対の信号間のレベル差がなくなる
とオフセツト電圧のみが外乱として増幅されてア
クチムエータに不要な駆動電流が供給され、フオ
ーカス外れやトラツク飛び等の誤動作が発生する
という欠点があつた。
そこで、本考案の目的は記録媒体上に存在する
傷、ゴミ、汚れ等によつて誤動作することなく読
取位置の制御をなすことができる情報読取装置に
おけるサーボ装置を提供することである。
本考案による情報読取装置におけるサーボ装置
は、情報読取装置における読取位置の偏倚を示し
かつ生じ得るオフセツトを消去するようにオフセ
ツト電圧が予め加えられているエラー信号によつ
て前記読取位置を制御するサーボ装置であつて、
読取信号のレベル低下を検出して検出信号を発生
し、この検出信号に応じて前記オフセツト電圧を
消去するように補正するオフセツト電圧補正手段
を含む構成となつている。
以下、本考案の実施例につき第２図及び第３図
を参照して詳細に説明する。
第２図に示す如く、差動増幅回路１１、バツフ
アアンプ１２、演算増幅器OP2、コイルＬ、抵抗
R5，R6，R9，R10、ボリユームVR1及びコンデン
サC1は第１Ｂ図と同様に接続されている。しか
しながら、本例においては演算増幅器OP1の負側
入力端子に抵抗R12及びアナログスイツチ１３を
ボリユームVR2の摺動子に導出された電圧が印加
される。ボリユームVR2の抵抗体は正電源と負電
源間に接続されている。アナログスイツチ１３
は、制御入力端子に例えば低レベル信号が供給さ
れたときオン状態となるように構成されている。
このアナログスイツチ１３の出力端子と接地間に
はノイズ防止用のコンデンサC3が接続されてい
る。これらアナログスイツチ１３、ボリユーム
VR2、抵抗R12及びコンデンサC3によつてオフセ
ツト電圧補正手段が形成されている。
アナログスイツチ１３の制御入力端子には信号
レベル低下検出回路４の出力が供給されている。
信号レベル低下検出回路４は、RF信号のエンベ
ロープを検出する例えばAM検波回路等からなる
エンベロープ検出器１５と、エンベロープ検出器
５の出力を基準電圧Vrと比較するコンパレータ
６とからなり、RF信号の信号レベルの低下によ
つてRF信号のエンベロープ信号のレベルが基準
電圧Vr以下になつたとき低レベル信号からなる
検出信号をコンパレータ６から出力する構成とな
つている。
以上の構成において、記録媒体上の傷、ゴミ、
汚れ等によつてRF信号の信号レベルが低下する
と検出信号が発生してアナログスイツチ１３の制
御入力端子に供給される。そうすると、アナログ
スイツチ１３がオン状態となり、ボリユームVR2
の摺動子より出力された電圧がアナログスイツチ
１３及び抵抗R12を介して演算増幅器OP1の負側
入力端子に印加される。従つて、ボリユームVR2
の抵抗体上における摺動子の位置を適当に設定す
ることにより抵抗R5を介して演算増幅器OP1の負
側入力端子に予め印加されているオフセツト電圧
を消去するように補正することができることとな
る。故に、記録媒体上の傷、ゴミ、汚れ等によつ
てエラー信号生成用の一対の信号間のレベル差が
なくなつた場合にオフセツト電圧が打ち消されて
エラー信号のレベルをほぼ零に保つことができる
こととなり、アクチユエータに不要な電流が流れ
ることによつて生じる弊害を防止することができ
ることになる。
第３図は、本考案の他の実施例を示す回路ブロ
ツク図である。第３図において、差動増幅回路１
１、バツフアアンプ１２、演算増幅器OP2、コイ
ルＬ、抵抗R6，R9，R10は第１Ｂ図と同様に接続
されている。しかしながら、本例においてはボリ
ユームVR1の摺動子に導出されたオフセツト電圧
が抵抗R5の他更にオフセツト電圧補正手段とし
てのアナログスイツチ１７を介して演算増幅器
OP1の負側入力端子に印加されている。アナログ
スイツチ１７は、制御入力端子に例えば低レベル
信号が供給されたときオフ状態になるように構成
されている。このアナログスイツチ１７の制御入
力端子にはエンベロープ検出器１５及びコンパレ
ータ１６からなる信号レベル低下検出回路１４の
出力が供給されている。
以上の構成において、記録媒体上の傷、ゴミ、
汚れ等によつてRF信号の信号レベルが低下する
と低レベル信号からなる検出信号が発生してアナ
ログスイツチ１７の制御入力端子に供給される。
そうすると、アナログスイツチ１７がオフ状態と
なり、ボリユームVR1の摺動子に導出されている
オフセツト電圧が演算増幅器OP1の負側入力端子
に供給されなくなつて該オフセツト電圧が消去さ
れるときと同様となる。従つて、記録媒体上の
傷、ゴミ、汚れ等によつてエラー信号生成用の一
対の信号間のレベル差がなくなつた場合に演算増
幅器OP1の負側入力端子に印加されていたオフセ
ツト電圧が消滅してエラー信号のレベルをほぼ零
にすることができることとなり、アクチユエータ
に不要な電流が流れることによつて生じる弊害を
防止することができることになる。
なお、上記実施例においてレベル低下検出回路
１４はRF信号のエンベローブを検出するエンベ
ロープ検出器１５の出力によつてRF信号のレベ
ル低下を検出する構成であるとしたが、レベル低
下検出回路１４はRF信号のレベルがスレツシヨ
ールドレベル以下に低下したときに瞬時周波数の
低下を検知して出力電圧が変化するFM検波器に
よつてRF信号のレベル低下を検出する構成にな
つていてもよい。また、上記実施例においてはオ
フセツト電圧補正手段は、検出信号に応じてオフ
セツト電圧に補正電圧を加えるか又はオフセツト
電圧の供給を停止するように形成されていたが、
オフセツト電圧補正手段は検出信号に応じて差動
増幅回路１のゲインを変化させることにより実質
的にオフセツト電圧を補正するように形成されて
いてもよい。
以上詳述した如く本考案により情報読取装置に
おけるサーボ装置は、エラー信号に予め加えられ
ているオフセツト電圧をRF信号のレベル低下時
に補正する構成となつているので、記録媒体上の
傷、ゴミ、汚れ等による誤つたエラー信号の発生
を防止することができ、フオーカスはずれやトラ
ツク飛び等の誤動作の発生を防止して情報読取装
置の安定な動作を維持することができることとな
る。
尚、光学式情報読取装置について説明したが、
本考案はこれに限られることなく静電容量式情報
読取装置におけるトラツキングサーボ装置などに
も広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第１Ａ，１Ｂ図は、従来の情報読取装置におけ
るサーボ装置を示す回路ブロツク図、第２図は、
本考案の一実施例を示す回路ブロツク図、第３図
は、本考案の他の実施例を示す回路ブロツク図で
ある。 主要部分の付号の説明、１１……差動増幅回
路、１３，１７……アナログスイツチ、１４……
レベル低下検出回路、VR1，VR2……ボリユー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定のオフセツト電圧を発生するオフセツト電
    圧発生手段と、情報読取装置における読取位置の
    偏倚に応じた信号と前記オフセツト電圧とを加算
    して得られるエラー信号を生成するエラー信号生
    成手段とを含み、前記エラー信号によつて前記読
    取位置を制御するサーボ装置であつて、読取信号
    のレベル低下を検出して検出信号を発生するレベ
    ル低下検出手段と、前記検出信号に応じて前記オ
    フセツト電圧を消去するように補正するオフセツ
    ト電圧補正手段とを備えたことを特徴とする情報
    読取装置におけるサーボ装置。
JP1983038538U 1983-03-16 1983-03-16 情報読取装置におけるサ−ボ装置 Granted JPS59145726U (ja)

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