JPH03237180A - 繊維材料用接着組成物 - Google Patents

繊維材料用接着組成物

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JPH03237180A
JPH03237180A JP3151790A JP3151790A JPH03237180A JP H03237180 A JPH03237180 A JP H03237180A JP 3151790 A JP3151790 A JP 3151790A JP 3151790 A JP3151790 A JP 3151790A JP H03237180 A JPH03237180 A JP H03237180A
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JP
Japan
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rubber
adhesive
composition
formaldehyde
derivatives
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Application number
JP3151790A
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English (en)
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Nobuyuki Okamura
信之 岡村
Tomohisa Nishikawa
智久 西川
Kozo Sasaki
康三 佐々木
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、繊維材料用接着組成物、特にゴムと繊維材
料の接着性を向上させ、これによりゴム製品の耐久性を
改良することのできる繊維材料用接着組成物に関する。
(従来の技術) タイヤ、コンベアベルト、ベルト、ホース、空気バネ等
の物品の補強用材料としては、繊維材料がフィラメント
ティップ、コード、ケーブル、コード織物又は帆布の形
で使用されているが、かかる補強目的を満足する為には
この繊維材料がゴムと強固に結合することが重要なこと
であり、このことはゴム物品の製品寿命及びその製品の
目的とする諸性能を左右すると言っても過言ではない。
そこで従来より、繊維材料とゴムとを接着させるために
レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムアル
デヒド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂等の、
繊維と結合力のある樹脂をゴムラテックスに分散させた
接着剤が好適に使用されている。
これらの接着剤の使用方7去は、繊維材料に接着剤を塗
布し、熱処理を行い接着剤を繊維と結合させた後、かか
る繊維材料を配合ゴムに埋設して配合ゴムの加硫と同時
に配合ゴムと繊維材料とを結合させるのが一般的である
。この方法に用いられる接着剤はゴム加硫性接着剤と呼
ばれている。
しかし、このような接着剤をもってしても、近年ゴム製
品の軽量化、機械の高出力化とこれに伴う発熱の増加な
どによる、ゴム−コート間接着力に対する要求値の増大
を到底満たすことができなくなった。これに対して、更
に接着力を改善するためにレゾルシン過多のレゾルシン
・ホルムアルデヒド・ラテックス(以下単にrRFL」
という。)接着剤が使用された。レゾルシン過多のRF
L接着剤は、繊維との親和性を改良したり、RFLオリ
ゴマーにより繊維分子中に拡散し易くなるため、接着力
を向上させることができる。しかし、RFL接着剤の樹
脂化が十分でないためか、種々のレゾルシン誘導体やホ
ルムアルデヒド誘導体を用いても、あるいはまたレゾル
シン対ホルムアルデヒドのモル比を色々と変化させても
ある一定以上の接着力向上を望むことはできなかった。
また、エポキシ処理とRFL接着剤処理を併用した接着
処理においても、色々なエポキシ化合物の使用を検討し
ても接着力に若干の改良がみられる程度であり、またエ
ポキシ処理する際にエポキシ化合物とエポキシ硬化剤と
から成る接着剤で処理しても高度の接着力を得ることは
できなかった。
更に、接着処理されたコードに隣接するゴム組成物に、
メチレン供与体とメチレン受容体とから成る接着成分を
配合することが試みられているが、加硫されたゴム組成
物中で接着成分が樹脂化してゴム状弾性が失われたり、
ゴムの発熱性が悪化する等という欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明の目的は、上記のようなゴム物性に悪影響を及
ぼすことなく接着性を改良することができる繊維材料用
接着組成物を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果
、レゾルシン・ホルムアルデヒド・ゴムラテックス液に
ニトロソ化合物を含有させることにより高い接着力が得
られることを確かめ、この発明を完成するに到った。
すなわち、この発明は、アルカリ触媒の存在下レゾルシ
ンとホルムアルデヒドとを重量比3:lないしI:1の
範囲内で反応させて得られた初期縮合物とゴムラテック
スとをそれぞれの固形分重量比で1:3ないしl;20
の範囲内となるように混合したレゾルシン・ホルムアル
デヒド・ゴムラテックス液に、N−ニトロソアルキルア
ミン、pニトロソアニリン誘導体、p−ニトロソフェノ
ール誘導体、l−ニトロソナフトール誘導体及びニトロ
ソキノリン誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも一
つのニトロソ化合物を混合した組成物であり、しかも該
ニトロソ化合物の含量が組成物全体の0.01〜5重量
%の範囲内である繊維材料用組成物である。
(作 用) この発明で使用する上記ニトロソ化合物は、ニトロソ基
(−No)を含み、例えば、N−ニトロソアルキルアミ
ンとしてN−ニトロソジエチルアミン、N−ニトロソジ
メチルアミンが、p−ニトロソアニリン誘導体としてp
−ニトロジメチルアミン、p−ニトロソジフェニルアミ
ンが、p−ニトロソフェノール誘導体としてp−ニトロ
ソフェノールが、1−ニトロソナフトール誘導体として
1−ニトロソ−2−ナフトールが、ニトロソキノリン誘
導体として5−ニトロソ−8−ヒドロキシキノリンが例
示され、これらの中で5−ニトロソ−8−ヒドロキシキ
ノリン、p−ニトロンジフェニルアミン及びN−ニトロ
ソジエチルアミンが好ましい。
ニトロソ化合物の含量は、繊維材料用組成物全体の0.
01〜5重量%の範囲内にするのがよく、0.01重量
%未満では充分な接着力向上効果が認められず、5重量
%を超えてもいっそうの接着力向上効果が得られないか
らである。
この発明で使用するレゾルシン・ホルムアルデヒト・ゴ
ムラテックス液(以下単にrRFL液」という。)は、
通常のゴム工業の分野で使用されているものである。こ
こでレゾルシンとは、レゾルシン、メチルレゾルシン、
あるいはクロロフェノール、アミノフェノール又はオキ
シ安息香酸等とレゾルシンとのホルムアルデヒド反応生
成物、レゾルシンと塩化硫黄との反応生成物等を含むレ
ゾルシン誘導体のことをいう。また、ゴムラテックスと
は、ビニルピリジン−スチレン−ブタジェン共重合体ラ
テックス(ビニルピリジンラテックス)、スチレン−ブ
タジェン共重合体ラテックス(SBRラテックス)、カ
ルボキシ変性ラテックス、天然ゴムラテックス等のこと
をいう。
この発明の繊維材料用接着組成物を適用しつる繊維は、
レーヨン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、芳
香族ポリアミド、芳香族ポリエステルのような有機繊維
などであり、必要に応じて接着力向上のためにあらかじ
めエポキシ化合物で処理した有機繊維も含む。
この発明の繊維材料用接着組成物を前記有機繊維に適用
する仕方は、通常のゴム工業で用いられる方法であって
、繊維を接着組成物に浸漬、乾燥処理する方法である。
前記のように処理した有機繊維を天然ゴム及び/又は合
成ゴム組成物に埋め込んで加硫することによりゴムと繊
維の複合体が得られる。
この発明の繊維材料用接着組成物は、前記のような複合
体において、従来の同種接着剤に比べて高い接着力を示
し、しかも接着成分の樹脂化及びそれに伴うゴム又は繊
維材料の物性の低下を起こさない。これは、ニトロソ化
合物による接着力増大の機構がニトロソ化合物がまず接
着組成物中のラテックスと化学結合し、ラテックス間及
び/又はラテックスとレゾルシンホルムアルデヒド縮合
体との結合を強化し、これにより接着剤層自体を均質強
化し、更に加硫時に接着組成物中のニトロソ化合物が隣
接ゴム中に拡散しゴム分子と化学結合することにより接
着剤とゴムとの結合を更に強固にすることであるためと
考えられる。このような接着機構は、この発明において
はじめて見い出されたものである。
(実施例) 次にこの発明を実施例及び比較例によって更に詳細に説
明する。
実施例1〜4、比較例1〜2 レーヨン繊維とゴムの複合体の調製 1500テニールのレーヨン原糸を2本撚糸してコード
とした。このレーヨン繊維コードを下記3種の接着組成
物、すなわち接着剤A、 B又はCに浸漬した。次いで
、それぞれのコードを160℃で60秒間乾燥後、24
0℃で120秒間ベーキングして供試コードを得た。こ
れをゴム組成物aに埋め込み、145℃で30分間、2
0 kg / cm ”の圧力下にて加硫した。
ケブラー繊維とゴムの複合体の調製 ケブラー(デュポン社製アラミド繊維の商品名)の15
00デニールの原糸を2本撚糸してコードとした。この
アラミド繊維コードを下記の組成を有する接着剤りに浸
漬し、次いで120℃で120秒間乾燥し、200℃で
60秒間ベーキングしてエポキシ処理を行った。その後
、接着剤A、  B、  Cにそれぞれ浸漬し160℃
で60秒間乾燥後240℃で120秒間ベーキングして
供試コードを得た。これをゴム組成物すに埋め込み14
5℃で30分間、20kg/cm”の圧力下にて加硫し
た。
以下接着剤A、 B、 C及びDの組成を示す。
接着剤A:コントロール(比較例1,2)重量部 軟水              70. ルーゾルシ
ン            1.537%ホルマリン 
         1.71O%水酸化ナトリウム水溶
液   1.7ビニルピリジンラテツクス(40X) 
 19.03BRラテツクス(4ON)       
 6.0合  計            100.0
接着剤B: (実施例1,3) 5−ニトロソ−8−ヒドロキシキノリンを組成物全体の
0.1重量%溶解したほか接着剤Aの組成と同じである
接着剤C: (実施例2,4) p−ニトロソジフェニルアミンを組成物全体の0.1重
量%溶解したほか接着剤Aの組成と同しである。
接着剤り 重量部 軟水              98.64硫黄 合  計 ゴム組成物b: 天然ゴム HAFカーボン ステアリン酸 亜鉛華 0.8 147゜8 重量部 100、0 40.0 1.2 5.0 合  計            100.0次にゴム
組成物a及びbの組成を示す。
ゴム組成物a: 天然ゴム HAFカーボン ステアリン酸 亜鉛華 重量部 ioo、 。
40.0 1.2 5.0 合  計               149.8接
着剤の接着力を評価するために、前記のようにして得ら
れた繊維とゴムの複合体からコードを剥離し剥離抗力を
測定した。接着力は、ニトロソ化合物を含まない接着剤
Aを用いた場合とコントロールとしてこの値を100と
し、供試接着剤の接着力は、次式に従う接着指数として
示した。
スルフェンア□ト 0.8 この数値が大きい程接着力が高いことを示している。得
られた結果を第1表に示す。
しい改良が認められ、しかもゴムや繊維の物性に悪影響
を及ぼさない。
第1表に示す試験結果より明らかなようにニトロソ化合
物を含まない接着剤Aで処理したコードに比べてニトロ
ソ化合物を含む接着剤B又はCで処理したコードではい
ずれも高い接着力が得られた。
(発明の効果)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルカリ触媒の存在下レゾルシンとホルムアルデヒ
    ドとを重量比3:1ないし1:1の範囲内で反応させて
    得られた初期縮合物とゴムラテックスとをそれぞれの固
    形分重量比で1:3ないし1:20の範囲内となるよう
    に混合したレゾルシン・ホルムアルデヒド・ゴムラテッ
    クス液に、N−ニトロソアルキルアミン、p−ニトロソ
    アニリン誘導体、p−ニトロソフェノール誘導体、1−
    ニトロソナフトール誘導体及びニトロソキノリン誘導体
    よりなる群から選ばれた少なくとも一つのニトロソ化合
    物を混合した組成物であり、しかも該ニトロソ化合物の
    含量が組成物全体の0.01〜5重量%の範囲内である
    ことを特徴とする繊維材料用接着組成物。
JP3151790A 1990-02-14 1990-02-14 繊維材料用接着組成物 Pending JPH03237180A (ja)

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