JPH03232303A - パラボラアンテナ反射板およびその製造方法 - Google Patents

パラボラアンテナ反射板およびその製造方法

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JPH03232303A
JPH03232303A JP30472890A JP30472890A JPH03232303A JP H03232303 A JPH03232303 A JP H03232303A JP 30472890 A JP30472890 A JP 30472890A JP 30472890 A JP30472890 A JP 30472890A JP H03232303 A JPH03232303 A JP H03232303A
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JP
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cyclic olefin
random copolymer
resin
layer
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JP30472890A
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English (en)
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Yukio Yoshihara
吉原 幸雄
Tatsuya Kanayama
達也 金山
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Bridgestone Corp
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、パラボラアンテナ反射板およびその製造方法
に関する。
発明の技術的背景 従来、パラボラアンテナ反射板は、金属板に防食塗装を
施すことにより、あるいは防食金属をプレス成形するこ
とにより製造されている。
しかし、なから、このような方法でパラボラアンテナ反
射板を製造すると、製造コストか高くなってしまったり
、あるいは、 所定形状を有するパラボラアンテナ反射板の成形後に、
この反射板にいわゆるスプリングバックか発生し、パラ
ボラアンテナ反射板の面精度か低下し、電波の反射性能
か低下してしまうという問題点かあった。
ところで、パラボラアンテナ反射板を製造する方法とし
て、導電性不織布と繊維強化不飽和ポリエステルシート
(ジートモ・−ルディングコンバウント、SMC)とを
用い、プレス成形により製造する方法かあるが、この方
法ではサイクルか長く(すなわち製造工程か多く)、シ
かも得られた反射板の仕上げや表面塗装か必要であると
いう問題かあった。
また、パラボラアンテナ反射板としては、金属箔とガラ
ス繊維強化オレフィン系樹脂シートとからなるプレス成
形品が提案されているか、この成形品には、表面平滑性
に劣るなと表面性か悪く、面精度も低いという問題かぁ
−)だ。
また、特開昭61161004号公報および特開昭61
161003号公報にはパラボラアンテナ反射板の製造
方法が記載されているが、該公報に記載のパラボラアン
テナ反射板の製造方法では、線膨張、ヒートサイクル等
による、金属層と無機充填剤含有樹脂製金属保護層ある
いは無機充填剤含有オレフィン系重合体層との眉間剥離
を防止するために、無機充填剤含有樹脂製金属保護層を
形成する際に、多量の充填剤を用いなければならず、そ
のためパラボラアンテナ反射板の外観か悪くなってしま
うと共に、層間接着強度か充分でないという問題点があ
った。また、成形後、アンテナ反射板か変形してしまい
、面精度を高めることか困難であり、しかも、反射面の
ボス取付部分におけるヒケか大きいという問題点もあっ
た。またこのように多量に用いられた充填剤か成形機の
スクリューあるいはシリンダーの摩耗を引き起したり、
金型寿命に悪影響を及ぼすという問題点もあった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、成形性に優れ、パラボラアン
テナ反射板を構成する金属層とバックアップ層との層間
接着強度か特に優れ、成形後のヒートサイクル等により
、金属層あるいはバックアップ層か伸縮したとしても、
金属層とバックアップ層との層間剥離を生ずることかな
く、しかも、得られたパラボラアンテナ反射板は面精度
に優れ、従って電波反射にむらを生ずることもなく、耐
腐食性に優れ、電波反射能を長期間に亘り良好に保持す
ることかでき、その上簡易な工程によって製造し得るよ
うなパラボラアンテナ反射板およびその製造方法を提供
することを目的としている。
発明の概要 本発明に係るパラボラアンテナ反射板は、樹脂製金属保
護層、金属層および、 下記[A]で表わされる環状オレフィン系ランダム共重
合体からなるバックアップ層あるいは、この[A]環状
オレフィン系ランダム共重合体と、少なくとも2種のα
−オレフィンから形成される非晶性ないし低結晶性のα
〜オレフィン系弾性共重合体との組成物からなるバック
アップ層とかこの順序で積層されていることを特徴とし
ている。
[A]エチレンから導かれる構成単位と下記一般式[I
]または[II]で表わされる環状オレフィンから導か
れる構成単位とから構成される環状オレフィン系ランダ
ム共重合体 一般式 %式%[3 (式中、nは0またはlであり、mは0または正の整数
であり、qは0または1であり、R’−R”およびR”
、Rbは、ツレツレ独立に、水素原子、ハロゲン原子お
よび炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしくは基
を表し、RI S、 Rl @は、互いに結合して単環
または多環を形成していてもよく、かつ該単環または多
環か二重結合を有していてもよく、 また、R”とR”とで、またはRITとR1とてアルキ
リデン基を形成していてもよい)(式[II]中、rは
0または1以上の整数であり、Sおよびtは、0、lま
たは2であり、R1−R16はそれぞれ独立に水素原子
5ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基
、およびアルコキシ基よりなる群から選ばれる原子もし
くは基を表し、R” (*たl;tR”) とR” (
*た1tR7)とは、炭素数1〜3のアルキレン基を介
して結合していてもよく、また何の基も介さずに直接結
合していてもよい。) また、本発明に係るパラボラアンテナ反射板の製造方法
は、金属層の一方の面に、樹脂フィルムまたは梼阿旨シ
ートをラミネートするか、もしくは樹脂をコーティング
することにより金属層表面に樹脂製金属保護層を形成し
、しかも、必要に応して該金属層の他方の面に、プラズ
マ処理、ブライマー処理等の表面処理か施されているか
、あるいは接着用樹脂フィルムをラミネートしてなる接
着層か形成されてなり、得られた積層体の樹脂製金属保
護層か金型内凸面に接触し、かつ金属層と金型との間に
間隙が形成されるように前記積層体を金型内に配置し、
次いで、金型に備えられたノズルから金型内に上記[A
]で表わされる環状オl/フィン系ランダム共重合体あ
るいは、この環状オレフィン系ランダム共重合体と、少
なくとも2種のα−オレフィンから形成される非晶性な
いし低結晶性のα−オレフィン系弾性共重合体との組成
物(以下単に環状オレフィン系ランダム共重合体組成物
ともいう。)を射出して、金属層上に環状オレフィン系
ランダム共重合体からなるバックアップ層を形成するこ
とを特徴としている。
本発明に係るパラボラアンテナ反射板においては、上記
のように電波を反射する金属層の一方の側には耐候性に
優れた樹脂製金属保護層か積層され、かつ、金属層の他
方の側には上記のような特定の環状オレフィン系ランダ
ム共重合体からなるバックアップ層か積層されているの
で、パラボラアンテナ反射板を構成する金属層と環状オ
レフィン系ランダム共重合体層との層間接着強度か特に
優れ、成形後のヒートサイクル等による各層の伸縮によ
って眉間剥離を生ずることかない。しかも、本発明に係
るパラボラアンテナ反射板は、面精度に優れ、従って電
波反射にむらを生ずることがなく、耐腐食性に優れ、電
波反射能を長期間に亘り良好に保持することかでき、そ
の上、簡易な工程で製造することができる。
発明の詳細な説明 次に、本発明に係るパラボラアンテナ反射板について具
体的に説明する。
本発明に係るパラボラアンテナ反射板は、たとえば第1
図に示すように、電波を反射する側の面から樹脂製金属
保護[2と金属層3と環状オレフィン系ランダム共重合
体あるいは環状オレフィン系ランダム共重合体組成物か
らなるバンクアップ層4とかこの順序で積層された積層
体から構成されている。
本発明に係るパラボラアンテナ反射板1において、樹脂
製金属保護層2の厚さは、通常、5μm〜5mm、好ま
しくは10μm〜IIulであることか望ましい。
この樹脂製金属保護層の厚さか、5μm未満では、金属
層3が腐食され易くなり、また5Mを超えると電波の反
射率が低下し、コストアップになる傾向か生ずる。
金属層の厚さは、通常、o、oiμm−1u、好ましく
は10μm〜0.5閣であることが望ましい。この金属
層の厚さが、0.01μm未満では電波反射性能に劣る
傾向が生じ、10μm未満ではパラボラアンテナ反射板
を製造する際に、この金属層にしわ、切れ、折れなとか
発生し易くなり、樹脂保護フィルムもしくは接着フィル
ムによって金属層を補強する必要か生ずる場合かあり、
得られた該反射板の電波反射能が低下するおそれかあり
、また1聰を超えると得られるパラボラアンテナ反射板
の重量か増加し、コストアップとなり、しかも、前記三
層からなる積層物に成形加工を施し難くなる傾向が生ず
る。
バックアップ1の厚さは、通常、500μm〜15mm
、好ましくは1000μm〜5mであることが望ましい
。このバックアップ層の厚さか500μm未満では剛性
及び衝撃強度が不足する傾向かあり、また、15mを超
えると製品にヒケやひずみか生じ、かつ重量か増加する
傾向が生ずる。
本発明に係るパラボラアンテナ反射板においては、この
反射板を構成する金属層の片面あるいは両面にプライマ
ー層が設けられていてもよい。このようなプライマー層
を設けると、上記反射板を構成する各層の層間接着強度
をさらに高めることができる。
プライマー層としては、アクリル系、エポキシ系、フェ
ノール系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミ
ド系ブライマー等の材料で形成されていることか好まし
い。このようなプライマー層の厚さは、通常、0.1〜
500μm程度である。
また、このような本発明に係るパラボラアンテナ反射板
の直径またはオフセットアンテナ反射板の短径は、用途
によっても異なるか、通常、20〜1ooan程度であ
る。
また、上記したような本発明に係るパラボラアンテナ反
射板lは、たとえば第2図に示されるように、コンバー
ター21、コンバーター支持アーム22、パラボラアン
テナ反射板支柱23、ケーブル24等とともに用いられ
る。
また、本発明に係るパラボラアンテナ反射板には、ボス
部11、リブ部(図示せず)などが設けられていてもよ
い。
このように、ボス部等の設けられたパラボラアンテナ反
射板の製法としては、第3図(A)および第1図(A)
に示したように、金属層3と樹脂製金属保護層2とから
なる金属層積層体IOを放物状凸面9に当て、環状オレ
フィン系ランダム共重合体または環状オレフィン系ラン
ダム共重合体組成物を凹面形状12にそわせるように射
出成形するか、もしくは第3図(B)および第1図(B
)に示したように、あらかじめ積層体10を予備成形し
周辺のフランジ形状を形成させたのち、金属層積層体I
Oを放物状凸面9に当て、環状オレフィン系ランダム共
重合体または環状オレフィン系ランダム共重合体組成物
を凹面12の形状にそわせるように射出し、バックアッ
プ層4を、射出成形することか可能である。
次に、このようなパラボラアンテナ反射板lを構成する
各層について説明する。
樹脂製金属保護層 樹脂製金属保護層2を構成する樹脂としては耐熱性に優
れた熱可塑性樹脂か用いられる。
このような熱可塑性樹脂としては、たとえば、PTFE
SFEP、PFA、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVd
F) 、P V Fなとのフッ素系樹脂、塩化ビニル系
樹脂、エチレン単独重合体、プロピレン単独重合体、エ
チレン−プロピレン共重合体なとのオレフィン系41t
lll、アクリル系樹脂、フッ素系−アクリル系共重合
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコン
系樹脂、シリコン−ポリエステル樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂あるいはこれらの樹脂の変性物や共重合体など
か挙げられる。
これらの樹脂の内では、フッ素系樹脂、ポリエステル系
樹脂を用いることか好ましく、さらに好ましくは、ポリ
エステル、PVF、PVdFを用いることか望ましい。
フッ素系樹脂を用いると、耐熱性に優れたパラボラアン
テナ反射板か得られる傾向かある。
これらの樹脂を金属層に接着させるには後述のフィルム
ラミネート法やコーティング法などかある。特にフィル
ムラミネート法を採用する場合には、金属層と接着され
る側のフィルム(樹脂製金属保護層)の表面もしくは該
フィルムと接着される側の金属層の表面にナトリウム等
による薬品処理、プラズマ処理、スパッタリング処理、
あるいはブライマー処理等を施すことか好ましい。この
ような処理は、樹脂製金属保護層の材質あるいは金属層
の材質により適宜施すことか望ましい。このような処理
を施すと、上記樹脂製金属保護層と金属層とを強固に接
着することかできる。
このような熱可塑性樹脂の製造方法およびその物性につ
いては既に公知である。
金属層 本発明に係るパラボラアンテナ反射板を構成する金属層
は、電波を反射させる働きを有し、この金属層には、た
とえば、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅、亜鉛等の金
属の単体、あるいはこれらの金属を主成分とする合金、
たとえばステンレス鋼、黄銅等が用いられる。
これらの金属には予め化成処理、クロメート処理等の化
学処理、メツキ処理、アクリル系ブライマーあるいはウ
レタン系ブライマー等によるブライマー処理やスパッタ
リング処理やプラズマ処理なとの表面処理か施されてい
てもよく、塗装または印刷等が施されていてもよい、こ
れらの処理等は1種または2種以上組合せて金属表面に
施されていてもよい。または、後述のようにポリオレフ
ィン系、変性ポリオレフィン系、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体および
その変性系、アクリル系、ポリアミド系、ポリエステル
系等の接着フィルムあるいはこれらのフィルムを2〜3
層積層した積層フィルムをあらかじめ金属にラミネート
してもよい。
バックアップ層 バックアップ層は、主にパラボラアンテナ反射板の形態
を保持する働きを有している。本発明において、バック
アップ層は環状オレフィン系ランダム共重合体または環
状オレフィン系ランダム共重合体組成物から構成されて
いる。
バックアップ層に用いられる環状オレフィン系ランダム
共重合体は、エチレンから導かれる構成単位と下記一般
式[IIまたは一般式[II]で表わされる環状オレフ
ィンから導かれる構成単位とから構成されている。なお
、環状オレフィンは2種以上を組み合わせて用いること
もできる。
一般式 %式%[] (式中、nは0またはlであり、mはOまたは正の整数
であり、qは0またはlであり、R1〜R1IおよびR
o、Rlsは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原
子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしく
は基を表し、RI II、 Rl 8は、互いに結合し
て単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環ま
たは多環か二重結合を有していてもよく、 また、RlsとRlsとで、またltR”、!−R”と
でアルキリデン基を形成していてもよい)(式[I1]
中、rは0または1以上の整数てあり、Sおよびtは、
0、lまたは2てあり、R1−R15はそれぞれ独立に
水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、芳香族炭
化水素基、およびアルコキシ基よりなる群から選ばれる
原子もしくは基を表し、R6(またはR’)とRe(ま
たはR7)とは、炭素数1〜3のアルキレン基を介して
結合していてもよく、また何の基も介さずに直接結合し
ていてもよい。) ただし、上記式[IIにおいて、nは0または1てあり
、好ましくはOである。また、mは0または正の整数で
あり、好ましくは0〜3である。
そして、qは0またはlである。
また−上記式[II]において、rは0または1以上の
整数であり、好ましくは0〜3の整数である。
そして、R’−R”ならびにRoおよびRo(式[II
)、またはR’−R”(式[■])は、それぞれ独立に
、水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群
から選ばれる原子もしくは基を表す。ここで、ハロゲン
原子としては、たとえば、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子およびヨウ素原子をあげることができる。また、炭
化水素基としては、それぞれ独立に、通常は炭素原子数
1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキ
ル基をあげることかでき、アルキル基の具体的な例とし
ては、メチル基、エチル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基、アミル基をあげることかでき、シクロアルキル基
の具体的な例としては、ノクロヘキソル基、シクロプロ
ピル基、ンクロブチル基、ンクロペンチル基をあげるこ
とかできる。
また上記式[II]において、R’(またはR1)とR
’(またはR7)とは、炭素数1〜3のアルキレン基を
介して結合していてもよく、また何の基も介さずに直接
結合していてもよい。
なお、上記式[IIにおいて、qか0の場合は、qを用
いて表される環は五員環を形成する。
さらに、上記式[IIにおいて、R”〜RIIは互いに
結合して(共同して)単環または多環を形成していても
よく、かつ該単環または多環が二重結合を有していても
よい。このような単環または多環としては、以下に挙げ
る単環または多環を例示することかできる。さらに、こ
れらの環は、メチル基なとの置換基を有していてもよい
なお、上記式において、lおよび2を付して示した炭素
原子は、式[IIにおいてRIS〜RIIて表される基
か結合している指環構造の炭素原子を表す。
また、R”とR1とて、またはR17とR11とてアル
キリデン基を形成していてもよい。このようなアルキリ
デン基は、通常は炭素原子数2〜4のアルキリデン基を
あげることかでき、その具体的な例としては、エチリデ
ン基、プロピリデン基、イソプロピリデン基およびイソ
ブチリデン基をあデることかできる。
前記式[IIまたは[I]で表される環状オレフィンは
、シクロペンタジェン類と、相応するオI/フィン類あ
るいは環状オ[/フィン類とをディールス・アルダ−反
応により縮合させることにより容易に製造することかで
きる。
前記式[I]または[II]で表される環状オレフィン
としては、具体的には、たとえば、ヒンクロ[2,2,
]、]]]ヘプトー2−エン誘導体トラシクロ[4,4
,0,12S、1710コー3−ドデセン誘導体、 ヘ−)−サシクロ[6,6,1,l”、1” ”、0”
 7o 9. +4] −4−へブタデセン誘導体、オ
クタシクロ[8,8,0,1”、1’・7111、li
l 13.1 、Ol、J、OIL171−H,、、、
lコセ、/誘導体、 ペンタンクロ[6,6,1,、l”、027091″]
−4−へキサデセン誘導体、ヘプタシクロ−5−エイコ
セン誘導体、ヘプタシクロ−5−へ・ンエイコセノ誘導
体、トリシクロ[4,3,0,12’]−3−デセ゛ノ
誘導体、 トリシクロ[4,4,0,1,”コー3−ウンデセン誘
導体、 ペンタシクロ[6,5,1,1”、 02709”] 
−]4−ペンタデセン誘導体ペンタシクロペンタデカジ
エン誘導体、ペンタシクロ[7,4,0,12s、 1
 ’ ”o @13]〜3−ペンタデセン誘導体、ヘプ
タンクロ[8,7,0,13’、110112、IS、
02・7 、 o 11. Ill]−4−エイコセン
誘導体5ノナシクロ[I0,9,1,] ” 、 11
llt011!、 +1. (13,11,02,10
゜011.tl、  0 +4.11〕−5ベンタコセ
ン誘導体、 ペンタノクロ[8,4,0,1”、1”0” ”] −
3−へキサデセン誘導体、ヘプタシクロ[8,8,09
M°7.t]13.18.03. @、 012.1T
コー5−ヘンエイコセン誘導体、 ノナシクロ[I0,10,1,1’ ”、1”□21 
Il+、 +9.02. I+、 04.9.0+3・
22.016・20] −5−ヘキサコセン誘導体、 5−フェニル−ビンクロ[2,2,1]ヘプト−2−エ
ン、 5−メチル−5−フェニル−ビンクロ[2,2,1]ヘ
プト−2−エン、 5−ベンジル−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2エン
、 5−トリル−ビシクロ[2,2,1]ヘプト−2−エン
、 5−(エチルフェニル)−ビンクロ[2,2,1]ヘプ
ト−2−エン、 5−(イソプロピルフェニル)−ビシクロ[2゜2.1
コヘプト−2−エン、 1.4−メタノ−1,4,4a、9a−テトラヒドロフ
ルオレン、 1.4−メタノ−1,4,4a、5,10゜10a−ヘ
キサヒドロアントラセン、 シクロペンタジェン−アセナフチレン付加物、5−(α
−ナフチル)−ビシクロ[2,2,1コヘプト−2−エ
ン、 5−(アントラセニル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプ
ト−2−エンなとを挙げることができる。
以下にこのような化合物のさらに具体的な例を示す。
なとのようなビシクロ [2,2,1]ヘプト エン誘導体 などのテトラシクロ [4,4,,0,1” 5.17 0] ドデセン誘導体: などのヘキサシクロ[6,6,1,1” @、110=
  、0”°70’−”]−4−へブタデセン誘導体 オクタシクロ ト コセント コ セントコ セン などのオクタシクロ [8.8.0.1” 、1’ ?.1 ’.o”、。
7] 5−ドデセン誘導体; しh3 4ハキサデセン なとのペンタジクロ[6,6,1,1” 、0”・7.
01+、+4]4−へキサデセン誘導体: なとのへブタンクロー5−エイコセン誘導体あるいはへ
ブタシクロ−5−ヘンエイコセン誘導体;なと’rDト
’)シ’Z口[4,3,0,125]3−デセン誘導体 などのトリシクロ[4,4,0,1” ] −]3−ウ
ンデセン誘導体なとのペンタンクロ[6,5,1,、l
’・6.Q2.T、Q*、+″]4−ペンタデセン誘導
体: なとのジエン化合物 などのペンタシクロ [7,4,I)、1”、1” 2.08 3] 3 ペンタデセン誘導体 などノヘブタシクロ[3,7,Q、 13. @ 、 
l l@17 、11LISof、 1  、 o 1
1.1@ ]−]4−エイコセン誘導体などのノナシク
ロ[Io、 9. i、 14.’l 、 I ILL
@ 、 l11.1I02、@ 、gLI@、Q12・
91. 014・l”]−5−ベンタコセン誘導体:9 などのペンタシクロ[8,4,0,1”、 1’。
2.08・11] 3−へキサデセン誘導体; なとのへブタシクロ[8,8,0,1’ t、 11、
 I B18.0!、 j g 12.17]5−ヘン
エイコセン誘導体 などのノナソクロ[I0,10,1,1’°J+4・!
1.1 +8. Il、 62.1o4.1.。
3・12.0 L2J−s−へキサデセン誘導体。
そしてさらには、 を挙げることができる。
(以下余白) 本発明で使用される環状オレフィン系ランダム共重合体
は、上記のような特定の環状オレフィンを単独で、ある
いは組み合わせて、エチレンと共重合させることにより
調製できる。
環状オレフィン系ランダム共重合体は、たとえば、エチ
レンと上記環状オレフィンとを、炭化水素媒体中、炭化
水素可溶性バナジウム化合物およびハロゲン含有有機ア
ルミニウム化合物とから形成される触媒の存在下で重合
させることにより製造することができる。このような重
合方法自体はすでに公知であり、特開昭60−1687
08号公報などに提案されている。
上記のような環状オレフィンとエチレンとの共重合体で
ある環状オレフィン系ランダム共重合体は、エチレンお
よび前記環状オレフィンを必須成分とするものであるか
、該必須の二成分の他に本発明の目的を損なわない範囲
で、必要に応じて他の共重合可能な不飽和単量体成分を
含有していてもよい。任意に共重合されていてもよい該
不飽和単量体として、具体的には、たとえば生成するラ
ンダム共重合体中のエチレン成分単位と等モル未満の範
囲のプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1ペンテン
、1−ヘキセン、1−オクテン、l−デセン、!−ドデ
セン、l−テトラデセン、l−へキサデセン、1−オク
タデセン、l−エイコセンなどの炭素原子数か3〜20
のα−オレフィンなどを例示することかできる。
さらに、本発明においては、上記のような環状オレフィ
ン系ランダム共重合体を製造するに際して、得られる重
合体等の物性を損なわない範囲で、前記式[I]または
[II]で表される環状オレフィン以外の環状オレフィ
ンを重合させることもできる。このような環状オレフィ
ンとしては、たとえば、 シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、3,
4−ジメチルシクロヘキセン、3〜メチルシクロヘキセ
ン、2−(2−メチルブチル)−1−シクロヘキセン、
2.3.3a、 7a−テトラヒトO−4,7−メタノ
−IH−インデン、3a、 5.6.7a−テトラヒド
ロ−4,7−メタノ−IH−インデンなどをあげること
ができる。このような他の環状オレフィンは単独で、あ
るいは組み合わせて使用することかでき、通常、0〜5
0モル%の量で用いられる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体は、特開
昭60−168708号公報、特開昭61−12081
6号公報、特開昭61−115912号公報、特開昭6
1−115916号公報、特願昭61−95905号公
報、特願昭61−95906号公報、特開昭61−27
1308号公報、特開昭61=272216号公報など
において本出願人が提案した方法に従い適宜条件を選択
することにより、製造することができる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を
構成する各環状オレフィン系ランダム共重合体中におい
て、前記式[I]または[II]で表される環状オレフ
ィンから導かれる構成単位は下記式[I[]または[I
V]で表される構造の繰り返し単位を形成していると考
えられる。
・・・ [II[] (式[I11]中、m、n、qおよびR=R”ならびに
R”  Rbは前記式[IIにおける定義と同様である
。) (式[IV]中、r、s、tおよびR1〜R1Sは前記
式[II]における定義と同様である。)本発明におい
ては、上記の環状オレフィン系ランダム共重合体のほか
に、同種または異種の環状オレフィン単量体を開環して
得られる環状オレフィン開環重合体、開環共重合体また
はそれらの水素添加物を用いることもできる。このよう
な環状オレフィン開環重合体、開環共重合体およびこれ
らの水素添加物について、前記式[I]で表される環状
オレフィンを例にして説明すると、以下に記載するよう
に反応して開環(共)重合体およびこれらの水素添加物
を構成していると考えられ↓ 開環 ↓ 水素添加 このような重合体の例として、テトラシクロドデセンと
ノルボルネン及びそれらの誘導体との開環共重合体、及
びその水素添加物をあげることかできる。
なお、本発明においては上記のような開環重合体、開環
共重合体、これらの水素添加物および環状オレフィン系
ランダム共重合体(以下、これらを総称して環状オレフ
ィン系樹脂と呼ぶ)の一部が無水マレイン酸等の不飽和
カルボン酸等で変性されていてもよい。このような変性
物は、上記のような環状オレフィン系樹脂と、不飽和カ
ルボン酸、これらの無水物、および不飽和カルボン酸の
アルキルエステル等の誘導体とを反応させることにより
製造することができる。なお、この場合の環状オレフィ
ン系樹脂の変性物中における変性剤から導かれる構成単
位の含有率は、通常は50〜lOモル%以下である。こ
のような環状オレフィン系樹脂変性物は、所望の変性率
になるように環状オレフィン系樹脂に変性剤を配合して
グラフト重合させて製造することもできるし、予め高変
性率の変性物を調製し、次いでこの変性物と未変性の環
状オレフィン系樹脂とを混合することによっても製造す
ることかできる。
本発明において、上記の開環重合体、開環共重合体、こ
れらの水素添加物、および環状オレフィン系ランダム共
重合体ならびにこれらの変性物は、単独で、あるいは組
み合わせて使用することかできる。
本発明で用いられる環状オレフィン系ランダム共重合体
において、エチレンから導かれる構成単位(a)は、通
常、40〜85モル%、好ましくは50〜75モル%の
範囲で存在しており、また該環状才1ノフィンから導か
れる構成単位(b)は通常、15〜60モル%、好まし
くは25〜50モル%の範囲で存在しており、エチレン
から導かれる構成単位(a)および該環状オレフィンか
ら導かれる構成単位(b)は、ランダムに実質上線状に
配列している。この環状オレフィン系ランダム共重合体
が実質上線状であり、ゲル状架橋構造を有していないこ
とは、該共重合体か135℃のデカリン中に完全に溶解
することによって確認できる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体の135
°Cのデカリン中で測定した極限粘度[η]は、通常、
0.01〜1OLil/g、好ましくは0.05〜5d
l/gの範囲内にある。
また、本発明においては、バックアップ層に、軟化温度
などの物性の異なる二種またはそれ以上の環状オレフィ
ン系ランダム共重合体を組合せ、あるいはこのような環
状オレフィン系ランダム共重合体に下記のような他の軟
質共重合体等を配合して、組成物として用いることもで
きる。さらにまた、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リ4−メチル−ペンテン−1のようなすレフインホモポ
リマーと、環状オレフィン系ランダム共重合体との組成
物もバックアップ層として用いることができる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体組成物の
具体例としては、 [A−11エチレンから導かれる構成単位と、前記−般
式[I]または[II]で表わされる環状オレフィンか
ら導かれる構成単位とからなり、軟化温度(TMA)が
70°C以上である環状オレフィン系ランダム共重合体
、および 下記(B−11〜[B−41からなる群から選択される
1種または2種以上の軟質共重合体(以下、[B]酸成
分呼ぶことかある)、から形成される環状オレフィン系
ランダム共重合体組成物を挙げることができる。
[B−1]エチレンから導かれる構成単位と、少なくと
も他の一種のα−オレフィンから導かれる構成単位と、
前記一般式CI]またはCI[]で表わされる環状オレ
フィンから導かれる構成単位とからなり、軟化温度(T
MA)が70°C未満である環状オレフィン系ランダム
共重合体、 [B−2]少なくとも2種のα−オレフィンから形成さ
れる非晶性ないし低結晶性のα−オレフィン系弾性共重
合体、 [B−3]少なくとも2種のα−オレフィンと、少なく
とも1種の非共役ジエンとから形成されるα−オレフィ
ン・ジエン系弾性共重合体、および[B−41芳香族ビ
ニル系炭化水素・共役ジエン共重合体またはその水素化
物。
このような組成物においては、通常、上記[Al1成分
100重量部に対してFB1成分の合計量か5〜100
重量部の量で存在している。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を
構成する環状オレフィン系ランダム共重合体[A−11
および[B−1]は、いずれもエチレンから導かれる構
成単位および特定の環状オレフィンから導かれる構成単
位から構成される環状オレフィン系ランダム共重合体で
ある。該環状オレフィンから導かれる構成単位は、前記
と同様に式[I]または[II]で表わされ、環状オレ
フィン系ランダム共重合体中においては式[II]また
は[IV]で表わされる構造を形成している。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体[A−1
1は、上記のようにエチレンから導かれる構成単位およ
び前記環状オレフィンから導かれる構成単位の他に本発
明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて上述したよ
うな他の共重合可能な不飽和単量体から導かれる構成単
位を含有していてもよい。
このような組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体[A−11において、エチレンから導かれる構
成単位(a)および該環状オレフィンから導かれる構成
単位(b)の存在範囲(モル%)および135°Cのデ
カリン中で測定した極限粘度[η]は、前記環状オレフ
ィン系ランダム共重合体と同様であり、エチレンから導
かれる構成単位(a)および該環状オレフィンから導か
れる構成単位(b)は、ランダムに実質上線状に配列し
ている。
この環状オレフィン系ランダム共重合体[A−1]か実
質上線状であり、ゲル状架橋構造を有していないことは
、該共重合体か135°Cのデカリン中に完全に溶解す
ることによって確認できる。
また環状オレフィン系ランダム共重合体[A−11のサ
ーマル・メカニカル・アナライザーで測定した軟化温度
(TMA)は、70℃以上、好ましくは90〜250℃
、さらに好ましくは100〜200°Cの範囲にある。
また、該環状オレフィン系ランダム共重合体[A−11
のガラス転移温度(Tg)は、通常、50〜230°C
1好ましくは70〜210°Cの範囲にある。
また、この環状オレフィン系ランダム共重合体[A−1
]のX線回折法によって測定した結晶化度は、通常、0
〜10%、好ましくは0〜7%、とくに好ましくは0〜
5%の範囲である。
環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を構成するl
成分としての環状オレフィン系ランダム共重合体[B−
11は、エチレンから導かれる構成単位および前記環状
オレフィンから導かれる構成単位に加えて前述したよう
な少なくとも1種以上の他の共重合可能な不飽和単量体
から導かれる構成単位を含んでいてもよい。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体[B−1
1において、エチレンから導かれる構成単位(a)は、
通常、40〜99モル%、好ましくは75〜98モル%
の範囲で存在しており、また該環状オレフィンから導か
れる構成単位(b)は、通常、1〜40モル%、好まし
くは1〜15モル%の範囲で存在しており、またエチレ
ンから導かれる構成単位以外の少なくとも1種のα−オ
レフィンから導かれる構成単位(C)は、通常、1〜4
5モル%、好ましくは1〜35モル%の範囲で存在して
おり、エチレンから導かれる構成単位(a)および該環
状オレフィンから導かれる構成単位(b)およびエチレ
ンから導かれる構成単位以外の少なくとも1種のα−オ
レフィンから導かれる構成単位(C)は、ランダムに実
質上線状に配列している。
この環状オレフィン系ランダム共重合体[B−1]が実
質上線状であり、ゲル状架橋構造を有していないことは
、該共重合体が135°Cのデカリン中に完全に溶解す
ることによって確認できる。
環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を構成する1
成分としてのα−オレフィン系弾性共重合体[B−21
は、少なくとも2種のα−オレフィンから形成される非
晶性ないし低結晶性の共重合体であり、具体的には、た
とえば [B−2−ilエチレン・α−オレフィン共重合体ゴム
、[B−2−iilプロピレン・α−オレフィン共重合
体ゴム等が用いられる。[B−2−i1エチレン・α−
オレフィン共重合体ゴムを構成するα−オレフィンとし
ては、通常、炭素数3〜20のα−オレフィンたとえば
プロピレン、1−ブテン、■−ペンテン、1ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、l−オクテン、l−デセン
あるいはこれらの混合物などを例示することかできる。
このうち特にプロピレンまたはl−ブテンが好ましい。
また[B−2−ii1プロピレン・α−オレフィン共重
合体ゴムを構成するα−オレフィンとしては、通常、炭
素数4〜20のα−オレフィンたとえば1ブテン、1−
ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1=ペンテン、
1−オクテン、l−デセンあるいはこれらの混合物など
を例示することができる。このうち特に1−ブテンが好
ましい。
上記のような[8−2−i]エチレン・α−オレフィン
共重合体ゴムにおいては、エチレンとα−オレフィンと
のモル比(エチレン/α−オレフィン)は、α−オレフ
ィンの種類によっても異なるが、通常、30/70〜9
515、好ましくは50/50〜9515であることか
望ましい。上記モル比は、α−オレフィンがプロピレン
である場合には、50150〜90/10であることが
好ましく、α−オレフィンか炭素数4以上である場合に
は80/20〜9515であることが好ましい。
上記のような[B−2−iilプロピレン・α−オレフ
ィン共重合体ゴムにおいては、プロピレンとαオレフィ
ンとのモル比(プロピレン/α−オレフィン)は、α−
オレフィンの種類によっても異なるか、一般に50 /
 50〜9515であることか好ましい。上記モル比は
、α−オレフィンかlブテンである場合には、5015
0〜90/10であることか好ましく、α−オレフィン
が炭素数5以上である場合には80/20〜9515で
あることか好ましい。
このようなα−オレフィン系弾性共重合体[B−21は
、X線回折法により測定した結晶化度が、通常、0〜5
0%好ましくは0〜25%であることが望ましい。
また、α−オレフィン系弾性共重合体[8−21の13
5°C、デカリン中で測定した極限粘度[η]は、通常
、0,2〜10dl/g、好ましくは1〜5dl/gで
あることが望ましい。さらにまたその密度は、0.82
〜0.96g/al、好ましくは0゜84〜0.92g
/alであることが望ましい。
また、α−オレフィン系弾性共重合体[B−2]は、不
飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれるグラフト
モノマーで、通常、0.01〜5重量%、好ましくは0
.1〜4重量%でグラフト変性された共重合体であって
もよい。
α−オレフィン系弾性共重合体[B−21を変性するた
めに用いられる不飽和カルボン酸またはその誘導体とし
ては、アクリル酸、マレイン酸、フマール酸、テトラヒ
ドロフタル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸
、イソクロトン酸、ナジック酸■(エンドシス−ビシク
ロ[2,2,11ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
ン酸)などの不飽和カルボン酸、またはその誘導体、た
とえば酸ハライド、アミド、イミド、無水物、エステル
などが挙げられ、具体的には、塩化マレニル、マレイミ
ド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モ
ノメチル、マレイン酸ジメチル、グリシジルマレニー1
・などが用いられる。これらの中では、不飽和ジカルボ
ン酸またはその酸無水物が好ましく、特にマレイン酸、
ナジック酸■またはこれらの酸無水物が好ましい。
このような不飽和カルボン酸またはその誘導体から選ば
れるグラフトモノマーを、α−オレフィン系弾性共重合
体[B−21にグラフト共重合して変性α−オレフィン
系弾性共重合体を製造するには、従来公知の種々の方法
を採用することができる。
たとえば、前記α−オレフィン系弾性共重合体を溶融さ
せ、グラフトモノマーを添加してグラフト重合させる方
法、あるいは溶媒に溶解させグラフトモノマーを添加し
てグラフト共重合させる方法かある。いずれの場合にも
、前記グラフトモノマーを効率よくグラフト共重合させ
るためには、ラジカル開始剤の存在下に反応を実施する
ことが好ましい。グラフト反応は通常60〜350℃の
温度で行われる。ラジカル開始剤の使用割合は、エチレ
ン・α−オレフィンランダム共重合体100重量部に対
して通常o、oot−を重量部の範囲である。
ラジカル開始剤としては、有機ペルオキシド、有機ベル
エステル、たとえばベンゾイルペルオキシド、ジクロル
ベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ジー
tert−ブチルペルオキシド、2.5−ジメチル−2
,5−ジ(ペルオキシドベンゾエート)ヘキシン−3,
1,4−ビス(tert−ブチルペルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、ラウロイルペルオキシド、tert−ブ
チルベルアセテート、2.5−ジメチル−2,5−ジ(
tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3,2,5−
ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)
ヘキサン、tert−ブチルベルベンゾエート、ter
t−ブチルベルフェニルアセテート、tert−ブチル
ベルイソブチレート、tert−ブチルベルー5ee−
オクトエート、tert−ブチルベルピバレート、クミ
ルペンビバレートおよびtert−ブチルベルジエチル
アセテート、その他アゾ化合物、たとえばアゾビスイソ
ブチロニトリル、ジメチルアゾイソブチレートかある。
これらのうちではジクミルペルオキシド、ジ〜tert
−ブチルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(tert−ブチルペルオキシ)ヘキシン3.2,5−
ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)
ヘキサン、1.4−ビス(tert−ブチルペルオキシ
イソプロビル)ベンゼンなどのジアルキルペルオキシド
が好ましく用いられる。
また、前記α−オレフィン系弾性共重合体rB−2]の
中でも、エチレン含有量35〜50モル%、結晶化度5
%以下のエチレン・プロピレンランダム共重合体もしく
はエチレン・α−オレフィンランダム共重合体の不飽和
カルボン酸またはその誘導体から選ばれるグラフトモノ
マーてグラフト変性された共重合体が最も耐衝撃強度の
改良効果に優れているので好ましい。
環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を構成する1
成分としてのα−オレフィン・ジエン系弾性共重合体[
B−31は、少なくとも2種のα−オレフィンと、少な
くとも1種の非共役ジエンとの共重合体であって、具体
的には、たとえば[B−3−i ]エチレン・α−オレ
フィン・ジエン共重合体ゴム、[B−3−iilプロピ
レン・α−オレフィン・ジエン共重合体ゴム等が用いら
れる。
[B−3−i ]エチレン・α〜オレフィン・ジエン共
重合体ゴムを構成するα−オレフィンとしては、通常、
炭素数3〜20のα−オレフィンたとえばプロピレン、
l−ブテン、l−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル
−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセンあるいはこ
れらの混合物などを例示することができる。このうち特
にプロピレンまたはl−ブテンか好ましい。
また[B−3−ii]プロピレン・α−オレフィン・ジ
エン共重合体ゴムを構成するα−オレフィンとしては、
通常、炭素数4〜20のα−オレフィンたとえばl−ブ
テン、1−ペンテン、l−ヘキセレ、4−メチル−1−
ペンテン、1−オクテン、1−デセンあるいはこれらの
混合物などを例示することかできる。
このうち特にl−ブテンか好ましい。
また[B−3−ilエチレン・α−オレフィン・ジエン
共重合体ゴムあるいは[B−3−ii]プロピレン・α
−オレフィン・ジエン共重合体ゴム中のジエン成分とし
ては、1.4−へキサジエン、1,6−オクタジエン、
2−メチル−1,5−へキサジエン、6−メチル−!、
5−へブタジェン、7−メチル−1,6−オクタジエン
のような鎖状非共役ジエン、シクロへキサジエン、ジシ
クロペンタジェン、メチルテトラヒドロインデン、5−
ビニルノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネ
ン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イソプロピ
リデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イ
ソプロペニル−2−ノルボルネンのような環状非共役ジ
エン、2.3−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン
、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−ノルボ
ルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナジェンを
例示することができる。このうち、1.4−へキサジエ
ンおよび環状非共役ジエン、とりわけジシクロペンタジ
ェンまたは5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビ
ニル−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボル
ネン、1.4−へキサジエン、l、4−オクタジエンが
好ましい。
上記のような[B−3−ilエチレン・α−オレフィン
・ジエン共重合体ゴムにおいては、エチレンとαオレフ
ィンとのモル比(エチレン/α−オレフィン)は、α−
オレフィンの種類によっても異なるか、通常、5015
0〜9515であることが好ましい。上記モル比は、α
−オレフィンかプロピレンである場合には、50150
〜90/10であることが好ましく、α−オレフィンが
炭素数4以上である場合には80/20〜9515であ
ることが好ましい。
またこの共重合体ゴムにおけるジエンから導かれる構成
単位の含有量は、通常、0.5〜lOモル%好ましくは
 0.5〜5モル%であることが望ましい。
上記のような[B−3−ii1プロピレン・α−オレフ
ィン・ジエン共重合体ゴムにおいては、プロピレンとα
−オレフィンとのモル比(プロピレン/α−オレフィン
)は、α−オレフィンの種類によっても異なるが、一般
に50150〜9515であることが好ましい。上記モ
ル比は、α−オレフィンが1−ブテンである場合には、
50150〜90/10であることが好ましく、α−オ
レフィンか炭素数5以上である場合には80/20〜9
515であることか好ましい。
またこの共重合体ゴムにおけるジエンから導かれる構成
単位の含有量は、0.5〜10モル%好ましくは0,5
〜5モル%であることが望ましい。
このようなα−オレフィン・ジエン系弾性共重合体[B
−3]は、X線回折法により測定した結晶化度か、通常
、0〜10%好ましくは0〜5%であることか望ましい
また、α−オレフィン・ジエン系弾性共重合体[B−3
]の135℃、デカリン中で測定した極限粘度[η]は
、o、l−10dl/g、好ましくは1〜5dl/gで
あることか望ましい。さらにその沃素価は、1〜30好
ましくは5〜25であることが望ましい。さらにまた、
その密度は0.82〜1.00g/a!、好ましくは0
.85〜0.90g / alであることが望ましい。
環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を構成する1
成分としての芳香族ビニル系炭化水素・共役ジエン共重
合体またはその水素化物[B−4]としては、具体的に
は、[B−4−ilスチレン・ブタジェン共重合体ゴム
、[B−4−ii]スチ1/ン・ブタジェン・スチレン
共重合体ゴム、[B−4−iii]スチレン・イソプレ
ンブロック共重合体ゴム、[B−4−iv]スチレン・
イソプレン・スチレンブロック共重合体ゴム、[B−4
−v]水添スチレン・ブタジェン・スチレンブロック共
重合体ゴム、[B−4−vi]水添スチレン・イソプレ
ン・スチレンブロック共重合体ゴムなどが用いられる。
[B−4−ilスチレン・ブタジェン共重合体ゴムにお
いては、スチレンとブタジェンとのモル比(スチレン/
ブタジェン)は、一般にO/l OO〜60/40であ
ることが好ましい。
[B−4−iilスチレン・ブタジェン・スチレンブロ
ック共重合体ゴムにおいては、スチレンとブタジェンと
のモル比(スチレン/ブタジェン)は、0/100〜6
0/40であることが好ましく、各ブロックの重合度は
、スチレンでは0〜5000程度であり、ブタジェンで
は10〜20000程度であることが好ましい。
[B−4−iii]スチレン・イソプレンブロック共重
合体コムにおいては、スチレンとイソプレンとのモル比
(スチレン/イソプレン)は、一般に0/100〜60
/40であることが好ましい。
[B−4−iv]スチレン・イソプレン・スチレンブロ
ック共重合体ゴムにおいては、スチレンとイソプレンと
のモル比(スチレン/イソプレン)は、0/100〜6
0/40であることが好ましく、各ブロックの重合度は
、スチレンでは0〜5000程度であり、イソプレンで
は10〜20000程度であることが好ましい。
[B−4−v]水添スチレン・ブタジェン・スチレンブ
ロック共重合体ゴムとは、上記のようなスチレン・ブタ
ジェン・スチレンブロック共重合体ゴム中に残存する二
重結合を部分的に水素化した共重合体ゴムであって、ス
チレンとゴム部の重量比(スチレン/ゴム部)は0/1
00〜50150であることが好ましい。
[8−4−vil水添スチレン・イソプレン・スチレン
ブロック共重合体ゴムとは、上記のようなスチレン・イ
ソプレン・スチレンブロック共重合体中に残存する二重
結合を部分的に水素化した共重合体ゴムであって、スチ
レンとゴム部の重量比(スチレン/ゴム部)はO/lo
o〜50150であることが好ましい。
このような芳香族ビニル系炭化水素・共役ジエンブロッ
ク共重合体のGPC(ゲル・パーミェーション・クロマ
トグラフィー、溶媒オルトジクロロベンゼン、140°
C)により測定した重量平均分子量Mwは、通常、50
0〜2000000好ましくは、toooo〜1ooo
oooであることが望ましい。さらにその密度は、通常
、0.80〜1.lOg/ci、好ましくは0.88〜
0゜96 g/adであることが望ましい。
本発明では、上記のような軟質共重合体[B−1]〜l
:B−41が、1種または2種以上組合わされて、環状
オレフィン系ランダム共重合体組成物中に用いられても
よい。このような軟質共重合体を組合わせて用いる場合
には、軟質共重合体[B−11〜[B−41は、どのよ
うな組合わせで用いることもできる。
このような環状オレフィン系ランダム共重合体組成物で
は、環状オレフィン系ランダム共重合体[A−1] 1
00重量部に対して、軟質共重合体[B]の合計量は、
通常、5〜100重量部、好ましくは7〜80重量部、
特に好ましくは10〜70重量部の量で存在している。
該環状オレフィン系ランダム共重合体[A−11100
重量部に対して、該軟質共重合体[B]の合計量か5重
量部未満であると、剛性に優れているものの、耐衝撃性
に劣る傾向かあり、一方100重量部を越えると耐衝撃
性に優れているものの、剛性が低く剛性と衝撃強度のバ
ランスが悪くなる傾向がある。
本発明に係るパラボラアンテナ反射板では、上記のよう
に樹脂製金属保護層と反対側の金属層上に、金属層を形
成する金属との線膨張係数か近似した環状オレフィン系
ランダム共重合体からなるバックアップ層を設けている
ので、ヒートサイクル等による層の伸縮があっても金属
層とバックアップ層との間の優れた層間接着強度が保持
される。
バックアップ層を形成する際には、上記のような環状オ
レフィン系ランダム共重合体あるいは上記のような環状
オレフィン系ランダム共重合体組成物に、無機または有
機の充填剤、酸素、熱、紫外線などに対する安定剤、金
属劣化着色剤、電気的特性改良剤、帯電防止剤、滑剤、
加工性改良剤、核剤、難燃剤、顔料、粘着性改良剤など
の各種添加剤を、本発明の目的を損わない範囲で配合し
てもよい。
無機充填剤としては、粉末状あるいは繊維状充填剤等を
挙げることができ、粉末状充填剤たとえばアルミナ、酸
化マグネシウム、酸化カルシウム、亜鉛華等の酸化物、
水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸
マグネシウム、水酸化カルシウム、酸化スズ水和物、酸
化ジルコニウム水和物などの水和金属酸化物:炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸塩:タルク、クレ
ーベントナイト、アタパルジャイトなどのケイ酸塩ニホ
ウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛なとのホウ酸塩、リン酸アル
ミニウム、トリポリリン酸すトリウムなとのリン酸塩1
五膏などの硫酸塩・亜硫酸塩およびこれらの2種以上の
混合物、繊維状充填剤たとえばガラス繊維、チタン酸カ
リウム繊維、金属被覆ガラス繊維、セラミックス繊維、
ウオラストナイト、炭素繊維、金属炭化物繊維、金属硬
化物繊維等、そのほか、ガラスピーズ、ガラスバルーン
、シラスバルーン等の球状物、ガラス粉末、ガラスフレ
ーク、マイカなどを挙げることができる。また無機充填
剤の表面をシラン系化合物、たとえばビニルトリエトキ
シシラン、2−アミノプロピルトリエトキシシラン、2
−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン等で処理し
ておいてもよい。
このような無機充填剤のうち、マイカ、タルク、ガラス
繊維などが剛性等の補強効果に優れるので好ましく用い
られる。
有機充填剤としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレ
ン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ビニロン
繊維、レーヨン繊維、麻、人絹、セルロースなどが挙げ
られる。
本発明においては、これらの充填剤を組合せて用いるこ
ともてきる。
このような充填剤の配合量は特に限定されないか、環状
オレフィン系ランダム共重合体あるいはその組成物中に
、通常、10重量%以下、好ましくは5重量%以下の量
で配合されることか望ましい。この無機充填剤を、10
重量%を超えた量で用いると外観表面が悪くなり、加工
性に劣り、衝撃強度が低下し、重量が増加する傾向かあ
る。
また、たとえば、任意成分として配合される安定剤とし
て具体的には、テトラキス[メチレン−3(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト1メタン、β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオン酸アルキルエステル、2.
2−オキザミドビス[エチル−3(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)]プロピオネートなど
のフェノール系酸化防止剤、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン酸カル
シウムなどの脂肪酸金属塩、グリセリンモノステアレー
ト、グリセリンモノラウレート、グリセリンジステアレ
−1・、ペンタエリスリトールモノステアレート、ペン
タエリスリトールジステアレート、ペンタエリスリトー
ルトリステアレート等の多価アルコールの脂肪酸エステ
ルなどを挙げることができる。これらは単独で配合して
もよいか、組み合わせて配合してもよく、たとえば、テ
トラキス[メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4
ヒドロキシフエニル)プロピオネート]メタンとステア
リン酸亜鉛およびグリセリンモノステアレートとの組合
せ等を例示することかできる。
本発明では特に、フェノール系酸化防止剤および多価ア
ルコールの脂肪酸エステルとを組み合わせて用いること
か好ましく、該多価アルコールの脂肪酸エステルは3価
以上の多価アルコールのアルコール性水酸基の一部かエ
ステル化された多価アルコール脂肪酸エステルであるこ
とが好ましい。
このような多価アルコールの脂肪酸エステルとしては、
具体的には、グリセリンモノステアレート、グリセリン
モノラウレート、グリセリンモノミリステート、グリセ
リンモノパルミテート、グリセリンジステアレート、グ
リセリンジラウレート等のグリセリン脂肪酸エステル、
ペンタエリスリトールモノステアレート、ペンタエリス
リトールモノラウレート、ペンタエリスリトールジラウ
レート、ペンタエリスリトールジステアレート、ペンタ
エリスリトールトリステアレート等のペンタエリスリト
ールの脂肪酸エステルが用いられる。
このようなフェノール系酸化防止剤は、環状オレフィン
系樹脂100重量部に対して0〜10重量部好ましくは
0〜5重量部さらに好ましくは0〜2重量部の量で用い
られ、また多価アルコールの脂肪酸エステルは環状オレ
フィン系樹脂100重量部に対して0〜10重量部、好
ましくは0〜5重量部の量で用いられる。
パラボラアンテナ反射板の製造 上記のような樹脂製金属保護層と金属層と環状オレフィ
ン系ランダム共重合体またはその組成物から構成される
バックアップ層の三層から構成される、本発明に係るパ
ラボラアンテナ反射板を製造するには、まず、ホットラ
ミネート法、グルーラミ法、ポリラミ法、ドライラミネ
ート法、押出ラミネート法などの方法により金属層と樹
脂製金属保護層を形成する熱可塑性樹脂とをラミネー1
〜する。またはロールコート、リバースコート、グラビ
アコート等のコーティング法により金属層表面にあらか
じめプレコート層を設ける。もしくは金属層表面をもっ
たパラボラアンテナ反射板に対し、樹脂製金属保護層を
形成する熱可塑性樹脂を後塗装することも可能である。
このようなラミネート、プレコートまたは後塗装は、通
常の方法に準じて行なうことができる。
この際、熱可塑性樹脂と接着予定の金属層表面に、グラ
ビアコーティング法、リバースコーティング法、ロール
コート法などによるブライマー処理を施してもよい。
ブライマー処理は、たとえば金属の片面にプライマーを
上記のような方法で塗布した後、50〜100℃で乾燥
させることにより行なわれる。次いで、このように必要
に応じてプライマー処理されている金属表面上に、熱可
塑性樹脂フィルムあるいはシート等を、50〜100°
Cに加熱された圧着ロールを用いて圧着すればよい。
次いで、上記のようにして得られた積層体の金属層上に
、上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体また
はその組成物からなるバックアップ層を形成し、本発明
に係るパラボラアンテナ反射板を製造する。
このように積層体とバックアップ層とを積層するに先立
って、予めバックアップ層と接着予定の積層体の金属層
表面に、上記と同様にプライマー処理、化成処理、クロ
メート処理、プラズマ処理、スパッタリング処理等の表
面処理を施すか、またはポリオレフィン系、変性ポリオ
レフィン系、エチレン−酢酸ビニール共重合体、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体、アクリル系、ポリアミ
ド系、ポリエステル系等の接着フィルムをあらかじめ金
属にラミネートしてもよい。
上記のように積層体上にバックアップ層を形成する際に
は、たとえば第3図に示すような射出成形用金型5が用
いられる。この金型は、通常、移動金型6と、この移動
金型と対向する固定金型7とから構成されている。
そして、この金型には射出成形用ノズル8か設けられて
いる。このノズルの位置は特に限定されないが、通常、
固定金型に設けられる。
このような射出成形用金型を用いて本発明に係るパラボ
ラアンテナ反射板を製造するには、まず、上記した積層
体の樹脂製金属保護層表面か移動金型の内面(金型凸面
)9に接触し、かつ金属層と金型との間に環状オレフィ
ン系ランダム共重合体またはその組成物を射出成形する
ための空隙か形成されるように積層体lOを金型内にセ
ットする。
すなわち積層体を金型の間にたらし、エアーシリンダー
等によるリングで周上をおさえ込むか、またはあらかじ
め積層体を予備成形しておき好ましくはフランジ形状も
形成しておきこれを金型放物面側にインサートする。
次いで、金型に備えられた射出成形用ノズルから環状オ
レフィン系ランダム共重合体またはその組成物を金型内
に射出し、前記積層体の金属層上にバックアップ層4を
形成すればよい。
上記環状オレフィン系ランダム共重合体またはその組成
物の射出成形温度は、用いられる該共重合体の特性によ
っても異なるか、この環状オレフィン系ランダム共重合
体の軟化温度より高温で、しかも熱分解温度より低い温
度であって、通常220〜350°C1好ましくは24
0〜300°Cである。
また射出圧力は、射出成形温度等によっても変化するか
、射出成形機のシリンダーのノズル部におけるゲージ圧
で、通常50〜150kg/cnf、好ましくは80〜
120kg/cdである。
発明の効果 本発明に係るパラボラアンテナ反射板においては、線膨
張係数が広い温度範囲において小さいような環状オレフ
ィン系ランダム共重合体をバックアップ層として用いて
いるので、金属層とバックアップ層との線膨張係数の差
が小さく、とくに金属層と上記バックアップ層との層間
剥離を生じ難い。従って、バックアップ層を形成する際
に、この環状オレフィン系ランダム共重合体またはその
組成物に充填剤を従来のように多量に添加する必要もな
い。
また本発明に係るパラボラアンテナ反射板には、バック
アップ層として上記のような環状オレフィン系ランダム
共重合体が用いられているので、従来に比べて、著しく
面精度に優れ、電波反射ムラの少ない反射板が得られる
さらにまた、本発明に係るパラボラアンテナ反射板では
、ボス部等の種々の複雑な形状を容易に付与することが
でき、しかもボス等を設けても反射面にヒケを生ぜず、
美しい外観が保たれ、環境が変化しても機械的強度、寸
法等が変化し難く、耐衝撃性に優れ、耐候性、耐水性、
耐薬品性、耐熱水性などのバランスにも優れている。
また、本発明に係るパラボラアンテナ反射板は、上記の
ように耐衝撃性に優れているので、環状オレフィン系ラ
ンダム共重合体に無機充填剤などの充填剤を従来のよう
に多量に添加しなくとも、優れた耐熱剛性が得られるた
め、充填剤の配合量を少なくすることにより、パラボラ
アンテナ反射板を薄くすることかでき、アンテナ反射板
を軽量化することかできる。
また、本発明に係るパラボラアンテナ反射板は簡易な製
造工程で製造することかできる。
[実施例コ 以下、本発明を実施例により説明するか、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例においては各測定値は
以下のような方法で求めた。
耐候性試験:サンシャインカーボンウェザ−メーターを
用い、ブラックパネル温度63°C1およびデユーサイ
クル12分/(60分照射)の条件下で2000時間パ
ラボラアンテナ反射板を晒した後、その表面の外観(光
沢変化、クレージング、ふくれ、金属箔の剥離、亀裂な
どの有害変化)を評価した。なお、表5中、O印は「目
視判定で問題ない。」を、X印は「目視判定で異常か認
められる。」をそれぞれ意味する。
ヒートサイクルテスト:サンプルを80℃に2時間さら
した後、4時間かけて一45°Cに徐々に冷却し、この
温度で2時間さらし、ついて4時間かけて徐々に80°
Cまで加熱するというサイクルを100回行なった後、
サンプルの表面の外観を前記耐候性試験の場合と同様に
評価した。
曲げ弾性率: ASTM D−790にしたかって測定
した。
線膨張係数: ASTM D−696にしたかって測定
した。
反射板の変形= (定盤の上に試料を置いて)目視判定
で評価した。
なお、実施例および比較例において使用した樹脂製金属
保護層用熱可塑性樹脂、環状オ1ノフィン系ランダム共
重合体、無機充填剤および金属の種類、物性などを表5
および以下に示す。
[熱可塑性樹脂] <PVdF> 耐候性か優れた熱可塑性樹脂としてメルトフローレート
(ASTM 01238にしたかい温度250°C1荷
重10kg)が5.8g/10分であるポリフッ化ビニ
リデン(以下rPVdF」と云う。)<PVF> 厚さが約38μmであるポリフッ化ビニルフィルムの両
面処理タイプ(商品名「テトラ−」デュポン■製) [金属箔] 厚さか約15ミクロンであるアルミニウム(以下rAi
7J と云う。) [無機充填剤] 平均粒径5μmであるタルク、マイカ(アスペクト比約
IO)、グラスファイバー(繊維径13μm カット長
31II11  以下「GF」と云う。)および平均粒
径0.5μmである炭酸カルシウム(以下’CaC0z
Jと云う。) [環状オレフィン系ランダム共重合体コ組成物AX: i)環状オレフィン付加重合体AXPI  (極限粘度
[η] 0.6dl/g、 Tg 122°CSMFR
(260°C)15g/10分及び軟化温度TMA13
8℃で、エチレンと1.4.5.8−ジメタノ−1,2
,3゜4、4a、 5.8.8a−オクタヒドロナフタ
レンとのランダム共重合体;エチレン含量66モル%)
のペレット80部 ii)低結晶性α−オレフィン系共重合体(ゴムともい
う)BXPI(エチレン・プロピレンランダム共重合体
;エチレン含量80モル%、極限粘度[77] 2.2
dl/g、Tg−54°C,MFR(230°C)0.
7g/10分)のペレット20部i)の共重合体とii
)の共重合体を充分混合した後、二軸押出機(池貝鉄工
@PCM−45)によりシリンダ温度220°Cて溶融
ブレンドしペレタイザーにてペレット化した。(以下組
成物AXという。) なお比較例で用いたPPは、MFR= 12 g/10
分のホモポリプロピレン(三井石油化学工業製 商品名
 ハイボールJ700)である。
以下、各実施例で用いた組成物AXを構成する環状オレ
フィン付加重合体(AXP)およびゴム(BXP)とフ
ィラーを表1および表3に示す。
以下の表中において、AXabとは組成物AXを構成す
る環状オレフィン付加重合体(AXP)としてAXPa
を用い、ゴム(BXP)としてBXPbを用いることを
示す。
実施例1 前記のPVdFを成形し厚さか100のμmのフィルム
を成形した。
一方、AI!の片面にアクリル系プライマー(昭和高分
子社製 商品名 ビニロール 92T)を厚さが20μ
mになるように塗布し、他の面にウレタン系プライマー
(東洋モートン社製 商品名アトニート335)を厚さ
が20μmになるように塗布して乾燥した。次いで、プ
ライマー処理されているA1箔(金属箔)のアクリル系
プライマー処理面が内側となるように AI箔とPVd
F製フィルムとをラミネートした。
さらに組成物AX  95重量部と、OF(ガラス繊維
)5重量部とを5分間ヘンシェルミキサーでトライブレ
ンドし、得られた混合物を池貝PCM452軸押出機で
樹脂温度260℃でペレットを製造した。(以下、「組
成物AX/GFペレット」と云う。) 前記のように製
造されたラミネートされた金属箔を射出成形機(型締力
1000トン)の金型の雄型面(耐候性が優れた樹脂製
金属保護層を金型の移動側)になるように挿入した。金
型を閉じた後、金属層側に射出圧力80kg / ci
て、組成物AX/GFペレットを樹脂温度260°Cで
インサート射出成形を行ない、パラボラアンテナ反射板
を製造した。
このアンテナ反射板の各種物性を測定した。
結果を表2に示す。
実施例2〜12および比較例1〜4 実施例1において各層の構成を表2のように変えた以外
はそれぞれ実施例1と同様にしてパラボラアンテナ反射
板を製造した。
このアンテナ反射板の各種物性を測定した。
結果を表2に示す。
実施例13〜22 組成物AXとして、表1に記載のAXPI〜AXP5お
よび表3に記載のゴム状成分BXP2〜BXP6とから
AXII−AX61と同様にしてAX12〜AX56を
調製した。ついで実施例1と同様に反射板を製造した。
ただしAXペレット製造の際には、得られるAXの1k
gに対して日本油脂(株)製バーヘキシン25B(商標
)をIg、加えた。
アンテナ反射板の各物性を測定し、その結果を表4に示
した。
実施例23 厚さ100μmの軟質アルミ箔の片面に樹脂製金属保護
層としてポリフッ化ビニル(PVF)フィルム38μm
(商品名テトラ−デュポン(株))およびアルミ箔のも
う一方の面に接着フィルムとして、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合(EVA)フィルム30μmをそれぞれウレタ
ン系接着剤にてドライラミネーションした。得られた積
層体をあらかじめPVF保護面が反射板の放物面凹側と
なるように圧空成形し、金型放物面(移動側)にインサ
ートした。金型を閉じた後、EVA接着層に射出圧力5
0kg/adにて組成物AX12を樹脂温度260°C
にて射出成形した。金型温度は80°Cとした。得られ
た40形リフlツクターはボス裏面のヒケもほとんど無
く、面精度はベストフィツト放物面に対し0.3mmと
優れ、またアルミ箔ラミネートの180°接着剥離強度
は2〜3kgf/25mmと良好であった。アンテナ反
射板の各物性を測定し、その結果を表4に示した。
実施例24 厚さ100μmの軟質アルミ箔の片面に表面樹脂製金属
保護層としてエポキシ系プライマーを5μm厚さにてコ
ーティングし、さらにその上にポリエステル系トップコ
ートを15μm厚さにてコーティングし焼付けた。得ら
れたカラーコートアルミのアルミ面側に接着層として両
面コロナ処理した組成物AX12フィルムをウレタン系
接着剤にてドライラミネーションした。得られた積層体
を実施例23と同様にして金型内にインサー1− L、
、組成物A X 12ペレツトを同様にして射出成形し
た。
得られた40形リフレクタ−はヒケもほとんどなくベス
トフィツト面精度0.3皿、アルミ箔接着強度3〜4 
kg f /−と優れた性能を示した。アンテナ反射板
の各物性を測定し、その結果を表4に示した。
\、 \\、 \、
【図面の簡単な説明】
第1図AおよびBは、本発明に係るパラボラアンテナ反
射板の一実施例を示す概略断面図であり、第2図は、本
発明に係るパラボラアンテナ反射板を取付けたパラボラ
アンテナの部分斜視図であり、第3図AおよびBは、本
発明に係るパラボラアンテナ反射板およびこのパラボラ
アンテナ反射板を製造する際に用いられる金型の概略断
面図である。 1・・・パラボラアンテナ反射板 2・・・梼脂製金属保護層  3・・・金属層4・・・
バックアップ層   5・・・金型6・・・移動金型 
     7・・・固定金型8・・・ノズル     
 10・・・積層体21・・・コンバーター 22・・・コンバーター支持アーム 23・・・パラボラアンテナ反射板支柱24・・・ケー
ブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹脂製金属保護層、金属層、およびバックアップ
    層とがこの順序で積層されてなるパラボラアンテナ反射
    板において、 前記バックアップ層が下記[A]環状オレフィン系ラン
    ダム共重合体からなることを特徴とするパラボラアンテ
    ナ反射板: [A]エチレンから導かれる構成単位と下記一般式[
    I ]または[II]で表わされる環状オレフィンから導か
    れる構成単位とから構成される環状オレフィン系ランダ
    ム共重合体▲数式、化学式、表等があります▼ …[ I ] (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であり、qは0または1であり、R^1〜R^1^3お
    よびR^a、R^bは、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原
    子もしくは基を表し、 R^1^5〜R^1^8は、互いに結合して単環または
    多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二
    重結合を有していてもよく、 また、R^1^5とR^1^6とで、またはR^1^7
    とR^1^8とでアルキリデン基を形成していてもよい
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[II] (式[II]中、rは0または1以上の整数であり、sお
    よびtは、0、1または2であり、R^1〜R^1^5
    はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化
    水素基、芳香族炭化水素基、およびアルコキシ基よりな
    る群から選ばれる原子もしくは基を表し、R^5(また
    はR^6)とR^■(またはR^7)とは、炭素数1〜
    3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また何
    の基も介さずに直接結合していてもよい。)
  2. (2)樹脂製金属保護層、金属層、およびバックアップ
    層とがこの順序で積層されてなるパラボラアンテナ反射
    板において、 前記バックアップ層が下記[A]環状オレフィン系ラン
    ダム共重合体と、少なくとも2種のα−オレフィンから
    形成される非晶性ないし低結晶性のα−オレフィン系弾
    性共重合体との組成物からなることを特徴とするパラボ
    ラアンテナ反射板:[A]エチレンから導かれる構成単
    位と下記一般式[ I ]または[II]で表わされる環状
    オレフィンから導かれる構成単位とから構成される環状
    オレフィン系ランダム共重合体 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[ I ] (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であり、qは0または1であり、R^1〜R^1^■お
    よびR^a、R^bは、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原
    子もしくは基を表し、 R^1^5〜R^1^8は、互いに結合して単環または
    多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二
    重結合を有していてもよく、 また、R^1^5とR^1^6とで、またはR^1^7
    とR^1^8とでアルキリデン基を形成していてもよい
    )。 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[II] (式[II]中、rは0または1以上の整数であり、sお
    よびtは、0、1または2であり、R^1〜R^1^5
    はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化
    水素基、芳香族炭化水素基、およびアルコキシ基よりな
    る群から選ばれる原子もしくは基を表し、R^5(また
    はR^6)とR^6(またはR^7)とは、炭素数1〜
    3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また何
    の基も介さずに直接結合していてもよい。)
  3. (3)金属層の一方の面に、樹脂フィルムまたは樹脂シ
    ートをラミネートするか、もしくは樹脂をコーティング
    することにより金属層表面に樹脂製金属保護層を形成し
    、得られた積層体の樹脂製金属保護層が金型凸面に接す
    るように該積層体を金型内に配置し、次いで、金型に備
    えられたノズルから金型内に下記[A]で表わされる環
    状オレフィン系ランダム共重合体を射出して、金属層上
    に環状オレフィン系ランダム共重合体からなるバックア
    ップ層を形成することを特徴とするパラボラアンテナ反
    射板の製造方法: [A]エチレンから導かれる構成単位と下記一般式[
    I ]または[II]で表わされる環状オレフィンから導か
    れる構成単位とから構成される環状オレフィン系ランダ
    ム共重合体一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[ I ] (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であり、qは0または1であり、R^1〜R^1^8お
    よびR^a、R^bは、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原
    子もしくは基を表し、 R^1^5〜R^1^3は、互いに結合して単環または
    多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二
    重結合を有していてもよく、 また、R^1^5とR^1^6とで、またはR^1^7
    とR^1^8とでアルキリデン基を形成していてもよい
    )。 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[II] (式[II]中、rは0または1以上の整数であり、sお
    よびtは、0、1または2であり、R^1〜R^1^5
    はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化
    水素基、芳香族炭化水素基、およびアルコキシ基よりな
    る群から選ばれる原子もしくは基を表し、R^5(また
    はR^6)とR^■(またはR^7)とは、炭素数1〜
    3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また何
    の基も介さずに直接結合していてもよい。)
  4. (4)金属層の一方の面に、樹脂フィルムまたは樹脂シ
    ートをラミネートするか、もしくは樹脂をコーティング
    することにより金属層表面に樹脂製金属保護層を形成し
    、得られた積層体の樹脂製金属保護層が金型凸面に接す
    るように該積層体を金型内に配置し、次いで、金型に備
    えられたノズルから金型内に下記[A]で表わされる環
    状オレフィン系ランダム共重合体と、少なくとも2種の
    α−オレフィンから形成される非晶性ないし低結晶性の
    α−オレフィン系弾性共重合体との組成物を射出して、
    金属層上に環状オレフィン系ランダム共重合体とα−オ
    レフィン系弾性共重合体との組成物からなるバックアッ
    プ層を形成することを特徴とするパラボラアンテナ反射
    板の製造方法:[A]エチレンから導かれる構成単位と
    下記一般式[ I ]または[II]で表わされる環状オレ
    フィンから導かれる構成単位とから構成される環状オレ
    フィン系ランダム共重合体 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[ I ] (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であり、qは0または1であり、R^1〜R^1^8お
    よびR^a、R^bは、それぞれ独立に、水素原子、ハ
    ロゲン原子および炭化水素基よりなる群から選ばれる原
    子もしくは基を表し、 R^1^5〜R^1^8は、互いに結合して単環または
    多環を形成していてもよく、かつ該単環または多環が二
    重結合を有していてもよく、 また、R^1^5とR^1^6とで、またはR^1^7
    とR^1^8とでアルキリデン基を形成していてもよい
    )。 ▲数式、化学式、表等があります▼ …[II] (式[II]中、rは0または1以上の整数であり、sお
    よびtは、0、1または2であり、R^1〜R^1^5
    はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化
    水素基、芳香族炭化水素基、およびアルコキシ基よりな
    る群から選ばれる原子もしくは基を表し、R^5(また
    はR^6)とR^■(またはR^7)とは、炭素数1〜
    3のアルキレン基を介して結合していてもよく、また何
    の基も介さずに直接結合していてもよい。)
  5. (5)前記積層体を構成する金属層の一方の面には樹脂
    製金属保護層が形成され、しかも、該金属層の他方の面
    には、表面処理が施されているか、あるいは接着用樹脂
    フィルムをラミネートしてなる接着層が形成されている
    ことを特徴とする請求項第3項または第4項に記載のパ
    ラボラアンテナ反射板の製造方法。
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WO2011001809A1 (ja) * 2009-07-03 2011-01-06 日本写真印刷株式会社 射出成形用金型及び複合品の製造方法

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