JPH0320813Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［考案の目的］ （産業上の利用分野） 本考案は、眼鏡のつるに関するものである。

（従来の技術） 一般に、眼鏡はレンズ部分と、これを保持する
つる部分とからなつていることは周知である。

そして、つるは近年の新材料の開発により、
種々なる材質によつて作られ、特に最近では金属
製のものが多くなつてきた。

（考案が解決しようとする問題点） 上記したように、金属製であることに加えて細
いのが普通であり、この部分をデザイン化するこ
とは殆んど考えられなかつた。

本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、人口的な模様のついた眼鏡のつるを提供する
ことを目的としている。

［考案の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本考案では金属製の
つるを芯として、その周縁に模様の描かれた布地
を巻回し、更に布地面上を表面処理する構成とし
た。

（作用） 布地の面には、予め任意の色を用いて模様を染
めておくものであるため、金属製のつるの表面上
には任意の色にて描かれた模様を付着させること
が出来る。

（実施例） 以下図面を参照して実施例を説明する。

第１図は、本考案による眼鏡のつるの一実施例
を説明する全体斜視図である。

第１図において、１は眼鏡本体で、レンズ部２
とつる部３からなつている。４は人口的な模様を
付ける部分であり、つるの所定長さに施こす。５
は金属部である。

第２図は模様を入れる部分のみを取出して拡大
して示した斜視図であり、第３図は第２図のＸ−
X′線断面図である。

第３図に示されるように、芯となる金属部５の
周縁に模様を染めた布６を巻回し、更に、その上
部に透明塗料７を施こして形成したものである。

この場合の作り方の概要を説明すると、先ず、
芯なる金属部５の表面をクリーニングし、その上
部にエポキシ系の透明なクリアを調合して塗り、
その上部に模様等の染めた布を裁断して巻回し、
更に、透明塗料を塗つて焼付仕上げをする。

上記実施例では、芯となる金属部に布を巻回す
る旨の説明をしたが、これに限定されるものでは
なく、和紙であつても良い。

なお、布又は和紙には、予め適当な模様等を任
意の色にて染めておき、これを芯の寸法に合わせ
て裁断することは明らかである。

上記実施例では、眼鏡のつるについて特に説明
したが、例えば時計のバンド、ライター及びボー
ルペン等にも適用できることは明らかである。

［考案の効果］ 以上説明した如く、本考案によればつるの適当
位置に模様の描かれた布を巻回し、表面処理する
よう構成したので、任意の色で人口的な模様付け
ができ、しかも表面処理されているため変色する
ことのない眼鏡のつるを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による眼鏡のつるの一実施例の
構成図、第２図は模様を入れる部分のみを取出し
た拡大図、第３図は第２図のＸ−X′線断面図で
ある。 １……眼鏡本体、２……レンズ部、３……つる
部、４……模様を付ける部分、５……金属部、６
……布、７……塗料。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属によつて形成された眼鏡のつるにおいて、
   前記金属製のつるを芯として、その周縁に巻回し
   て設けた模様の描かれた布地層と、前記布地層の
   表面を覆つた透明塗料層とを備えたことを特徴と
   する眼鏡のつる。