JPH03205105A - 凹凸模様を有する無機質板及びその製造方法 - Google Patents

凹凸模様を有する無機質板及びその製造方法

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JPH03205105A
JPH03205105A JP34409089A JP34409089A JPH03205105A JP H03205105 A JPH03205105 A JP H03205105A JP 34409089 A JP34409089 A JP 34409089A JP 34409089 A JP34409089 A JP 34409089A JP H03205105 A JPH03205105 A JP H03205105A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は水硬性無機材料を主原料とする無機質板及びそ
の製造方法に関し、更に詳しくは凹凸模様を有する無機
質板及びその製造方法に関する。
〈従来技術〉 水硬性無機材料を主原料とする無機質板は家屋の内外壁
等に用いられているが、その表面に凹凸模様ないしエン
ポス模様を形或して意匠性を向上させる試みが従来より
種々なされている。
例えば、特開昭56−12447号公報には、抄造によ
って水硬性無機生板を形戊した後、該水硬性無機生板表
面にプレスによって深さ0.5〜3mmの格子状溝を形
或し、次いで養生することにより、凹凸模様を有する無
機質板を製造する方法か提案されている。また、特開昭
62−211105号公報には、水硬性物質を主原料と
する押出或形体の未硬化体に模様を彫刻した板体を押圧
した後離脱することにより、該板体の彫刻模様を該未硬
化成形体に転写せしめ、かくして押出成形体に凹凸模様
を形収する方法が提案されている。これらの従来方法は
、いずれも、形威すべき凹溝形状に合致した形状を有す
るプレス部材を未硬化体に押圧することによって所望の
凹凸模様を形戊する方法であって、工冫ポスロールを用
いる方法に比へて、輪郭の鮮明な凹凸模様か形戊され且
つ製品に不所望の変形を生しさせない点で優れている。
〈発明か解決しようとする課題〉 ところか、これらの従来技術において、プレス部材によ
る押圧力を受けて密に形或される凹溝部分か高比重とな
り、その他の平板状部分との比重差か顕著に発揮される
。このため、凹溝部分においては、強度(曲げ強度)は
向上されるものの、反面衝撃に対して弱く割れ易くなる
。また吸水、吸湿、乾燥による膨張・収縮特性か凹溝部
分と平板状部分とで異なることとなるため、製品に反り
やねじれが発生し易くなる。更に、その表面に塗装等を
施して意匠性を向上させる場合、凹溝部分と平板状部分
との比重差に起因して塗料の吸い込みが異なり、色ムラ
や光沢ムラが発生して、均一的な仕上かりが困難である
という欠点を有してい!こ。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、プ
レス部材を用いて凹凸模様を形或する手法を採用しなが
らも、該プレス部材によって形或される悶溝部分の比重
をその他の平板状部分と略同一に形成することを目的と
する。
かかる目的を達戊するため鋭意工夫の末に創案された本
発明は、表面に押圧による凹凸模様を有する無機質板に
おいて、弾性を有する粒状物か混入されて成り、その凹
凸模様を形戒する凹部深さが板厚に対して10〜40%
であって且つ該凹部の全表面積に対する面積割合か10
〜40%となるように構成され、しかも該凹凸模様にお
ける凹部及び凸部における比重が略同一に構成されて或
ることを特徴とする無機質板である。
また本発明は、水硬性無機材料を主原料とし、該主原料
に対してO.1重量%以上10重量%未満の弾性を有す
る粒状物を混入し、更に適量の水を加えて混練物とした
後、該混線物を板状体生板に或形し、次いで該板状体生
板の表面を凹凸押型で押圧することlこよって全表面積
に対して10〜40%の面積を有し且つその深さが板厚
に対して10〜40%である凹部を形戊すべく型付けを
し、後養生硬化することを特徴とする凹凸模様を有する
無機質板の製造方法である。
〈作用〉 板状体生板の内部には保水性を有する弾性粒状物が混入
されているため、この板状体生板を凹凸押型で押圧する
ときに弾性粒状物が変形し、その内部保有水か絞り出さ
れて滑剤として働く。同時l二押圧変形された粒状物は
その弾性によって原形に渾テしよう冫する.かかる滑剤
冫しての働き及び粒状物の復元圧力によって、押圧部に
おける混合材料の流動性が向上され、押圧部以外への流
動が活発に行われる。この結果、凹凸模様を形或する凹
部及び凸部における比重が実質的に同一となって、全体
の比重が均一化される。
く発明の構成の具体的な説明〉 板状体生板に成形される混練物は、セメント,スラグ.
硅酸カルシウム,石膏等の水硬性無機材料を主原料とし
、この主原料に対してO.l重量%以上10重量%未満
の弾性を有する粒状物と適量の水を添加混合して得られ
る。弾性を有する粒状物とは、発泡プラスチック,発泡
ゴムの粒状物或は粉砕粒等が用いられ、保水性を有する
ものである。発泡プラスチックとしては、ポリ塩化ビニ
ル,ポリエチレン,ボリブロピレン,エチレンー酢酸ビ
ニル共重合樹脂,ボリスチレン,ポリウレタン,ABS
樹脂,ポリビニルホルマール,アクリル樹脂.エポキシ
樹脂,フェノール樹脂,ユリア樹脂等が例示される。ま
た発泡ゴムとしては、天然ゴム.合成ゴム.ゴムラテッ
クス等が例示される。この弾性を有する粒状物は10〜
60の発泡倍率を有するものであることが好ましい。
混練物を得るに際して、主原料に対して35重量%未満
の繊維質材料を更に混合することかできる。繊維質材料
としては、アクリル繊維,ヒニロン繊維.ポリプロピレ
ン繊維,カーボン繊維,ガラス繊維,ロックウール.ス
ラグウール,石綿.アラミド繊維.ナイロン.パルブ等
の有機又は無機繊維が用いられる。また混練物には、更
に必要に応して、スラグ,硅砂,炭酸力ルンウム,シリ
カ.ンリカフラワー等の増量、反応材料、メラミ〉,ア
クリル.メチルセルロース,ポリエチレングリコール.
ボリブロピレングリコール等の補強剤、減水剤、滑剤を
混合する。
得られた混練物を所望厚の板状体生板に或形する。成形
方法としては、押出或形法、長網式抄造法、流し込み法
等が好適であり、混練物中の繊維賞材料の絡み付きによ
る成形方法、例えば丸網式抄造法では、抄上げによるた
め、厚い板状生板を得ることができず、また繊維質材料
が多く必要とされるために後工程において十分に深い凹
凸模様を形戊させることが困難となり、更にはプレス圧
力を受けたときに層間剥離か起き易くなる等の欠点かあ
るため好ましくない。
得られた板状体生板に対し、プレス装置を用いてその表
面を凹凸押型で押圧して、型付けを行う。
この際、板状体生板の内部には保水性を有する弾性粒状
物が混入されているため、凹凸押型で押圧されたときに
変形され、その保有水が絞り出されて滑剤として働く。
また押圧変形された粒状物はその弾性によって原形に復
元しようとする。かかる滑剤としての働き及び粒状物の
復元圧力によって、押圧部における混合材料の流動性が
向上され、押圧部以外への流動が活発に行われる。この
結果、凹凸模様を形成する凹部及び凸部における比重が
実質的に同一となって、全体の比重か均一化される。
上記作用を発揮するために弾性粒状物の混入割合は重要
であり、主原料に対して0.1重量%以上であり且つ1
0重量%未満であることが必要である。0.1重量%未
満の混入量であると、押圧時に絞り出された内部保有水
の滑剤としての働きか不十分となり、また粒状物の復元
圧力も他の混合材料の流動を促進させるに不十分となる
。一方主原料に対する弾性粒状物の混合量が10重量%
以上となると、絞り出される水量及び復元圧力が共に過
大となって、混合材料の過度の流動を起こしてしまうた
め、凹凸模様の凸部における粒状物の混合割合が大きく
なり、押圧解圧時におけるこの粒状物の復元圧力によっ
て該凸部の表面に微小凹凸が形成されてしまう。
更に凹凸押型によって形或される凹凸模様の凹部は、面
積割合にして板状体生板の全表面積の10〜40%、深
さにして板厚の10〜40%の範囲である。凹部面積割
合が10%未満であると、板状体生板に対する凹凸押型
による押圧力が不十分となって、粒状物の変形に伴って
絞り出され滑剤として働く水分量が過少となると同時に
、粒状物の復元圧力も十分に発揮されないため、必要な
混合材料の流動性が得られない。一方40%を越える面
積割合となると、逆に、滑剤として働く水分両が過多と
なると共に粒状物の復元圧力も過大となって、a合材料
の過度の流動をもたらし、解圧時に凸部表面に微小凹凸
を形戊してしまう。また凹部深さが板厚の10%未満で
あると、十分な押圧力が作用しないために所期の効果を
発揮することかできず、40%を越える深さまで凹部を
形成すると押圧力が過大となって混合材料の過度の流動
をもたらすと共に、無機質板としての強度低下をも招い
てしまう。凹部深さを板厚の10〜40%に調節するに
は、かかる範囲内の所望凹部深さに対応する凹模様部を
有する凹凸押型を用いるか、又は該所望凹部深さよりも
深い凹模様部を有する凹凸押型を用いて、押圧時の圧力
を調整したり或は高さ調節バー等を用いて押圧時の凹凸
押型の侵入深度を調節することによって、容易に行うこ
とができる。
前述のように混練物には繊維質材料を混入することがで
きるが、その混合割合は35重量%未満に限定される。
これは、35重量%以上の繊維質材料か混入されると、
押圧部における混合材料の流動性が繊維の絡み付きによ
って抑制されてしまうため、凹部と凸部との比重の均一
化が達或されないからである。
プレス装置の凹凸押型によって表面凹凸模様を賦型され
た板状体生板を、蒸気養生室に役入して一次養生した後
、オートクレープ装置に投入して二次養生することによ
って、本発明の無機質板が製造される。
〈発明の効果〉 本発明によれは、プレス装置を用いて輪郭の鮮明な凹凸
模様が表面に形或されると共に、凹部と凸部とにおける
比重が均一化された無機質板が得られ、家屋の内外壁等
Iこ好適に用いられる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に押圧による凹凸模様を有する無機質板にお
    いて、弾性を有する粒状物が混入されて成り、その凹凸
    模様を形成する凹部深さが板厚に対して10〜40%で
    あって且つ該凹部の全表面積に対する面積割合が10〜
    40%となるように構成され、しかも該凹凸模様におけ
    る凹部及び凸部における比重が略同一に構成されて成る
    ことを特徴とする無機質板。
  2. (2)水硬性無機材料を主原料とし、該主原料に対して
    0.1重量%以上10重量%未満の弾性を有する粒状物
    を混入し、更に適量の水を加えて混練物とした後、該混
    練物を板状体生板に成形し、次いで該板状体生板の表面
    を凹凸押型で押圧することによって全表面積に対して1
    0〜40%の面積を有し且つその深さが板厚に対して1
    0〜40%である凹部を形成すべく型付けをし、後養生
    硬化することを特徴とする凹凸模様を有する無機質板の
    製造方法。
  3. (3)上記混練物を得るに際して、更に、主原料に対し
    35重量%未満の繊維質材料を混入することを特徴とす
    る請求項2記載の無機質板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013339A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 宇部興産株式会社 高強度モルタル硬化体及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042010A (ja) * 1983-08-17 1985-03-06 株式会社クボタ 軽量無機質製品の押出成形方法
JPS62211105A (ja) * 1986-03-12 1987-09-17 三菱マテリアル株式会社 押出成形体の凹凸模様付け方法

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