JPH03198492A - 投写型テレビジョン装置 - Google Patents
投写型テレビジョン装置Info
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- JPH03198492A JPH03198492A JP1341432A JP34143289A JPH03198492A JP H03198492 A JPH03198492 A JP H03198492A JP 1341432 A JP1341432 A JP 1341432A JP 34143289 A JP34143289 A JP 34143289A JP H03198492 A JPH03198492 A JP H03198492A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Signal Processing (AREA)
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- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、色再現性を向上させた緑色陰極線管を用い
た投写型テレビジョン装置に関するものである。
た投写型テレビジョン装置に関するものである。
(従来の技術〕
第8図は、従来の投写型テレビジョン装置におけるこの
種の多層干渉フィルターを備えた陰極線管を用いた投写
レンズユニットの構成図であって、図において、1は陰
極線管を示し、2はこの陰極線管1の前方に配設した投
写レンズ群で、3はこの投写レンズ群2の入射瞳位置で
ある。4は上記陰極線管1の表示フェースプレートガラ
ス、5は多層干渉フィルター 6は蛍光体、7はアルミ
蒸着膜である。
種の多層干渉フィルターを備えた陰極線管を用いた投写
レンズユニットの構成図であって、図において、1は陰
極線管を示し、2はこの陰極線管1の前方に配設した投
写レンズ群で、3はこの投写レンズ群2の入射瞳位置で
ある。4は上記陰極線管1の表示フェースプレートガラ
ス、5は多層干渉フィルター 6は蛍光体、7はアルミ
蒸着膜である。
陰極線管1に塗布された蛍光体6は電子ビームが入射す
ると、第5図の発光スペクトルおよび多層干渉コーティ
ングの透過率を示す図における実線9のような発光スペ
クトルを有する。これは、投写型テレビジョン装置に使
用される陰極線管蛍光体は寿命および輝度等の問題で上
記のような発光スペクトルを有する材料を使用せざるを
得ない。
ると、第5図の発光スペクトルおよび多層干渉コーティ
ングの透過率を示す図における実線9のような発光スペ
クトルを有する。これは、投写型テレビジョン装置に使
用される陰極線管蛍光体は寿命および輝度等の問題で上
記のような発光スペクトルを有する材料を使用せざるを
得ない。
第5図に示すように本来必要な緑色スペクトル波長54
5nm以外に、青色側および赤色側のスペクトルを含ん
でいる。このため、第6図の色再現範囲を表わす色度図
のように標準緑色色度点であるG13からは離れたG0
16の点の色度値しか得られず、破線で示す三角形19
の範囲でしか色を再現することができなかった。
5nm以外に、青色側および赤色側のスペクトルを含ん
でいる。このため、第6図の色再現範囲を表わす色度図
のように標準緑色色度点であるG13からは離れたG0
16の点の色度値しか得られず、破線で示す三角形19
の範囲でしか色を再現することができなかった。
そこで従来第8図に示すように、フェースプレートガラ
ス4と蛍光体6との間に高屈折率材料と低屈折率材料と
を交互に積層してなる多層干渉フィルター5を設け、こ
の多層干渉フィルターの透過率特性を第5図に示した破
線11のように設定することにより、緑色蛍光体6より
発光された光スペクトル9のうちの600nmの前と後
にピークをもつ不要な光スペクトルを反射させている。
ス4と蛍光体6との間に高屈折率材料と低屈折率材料と
を交互に積層してなる多層干渉フィルター5を設け、こ
の多層干渉フィルターの透過率特性を第5図に示した破
線11のように設定することにより、緑色蛍光体6より
発光された光スペクトル9のうちの600nmの前と後
にピークをもつ不要な光スペクトルを反射させている。
これにより第6図で示したG117の色度点まで改善す
ることができる。しかし、干渉フィルター5は透過率特
性を第5図の破線11のように設定しているため、50
0n−より若干短かいところにピークをもつ不要光スペ
クトルを反射させることができないため、未だ第6図の
一点破線で示す三角形20の色再現範囲にとどまってい
た。
ることができる。しかし、干渉フィルター5は透過率特
性を第5図の破線11のように設定しているため、50
0n−より若干短かいところにピークをもつ不要光スペ
クトルを反射させることができないため、未だ第6図の
一点破線で示す三角形20の色再現範囲にとどまってい
た。
また、第8図に示すように陰極線管1の周辺の像と投写
レンズ群2の入射光取込み中心である入射瞳3とは角度
θ1をもつため、多層干渉フィルター5の各層の光学的
光路差lは、 2=2d働θ、 (d:層の厚さ)となり、多層干
渉フィルター5の角度θ1方向の透過率特性は第5図の
一点破線で示す12のようになり、必要な緑色光スペク
トルまでも反射させてしまうため周辺の光は逆に色再現
範囲を劣化させることになる。
レンズ群2の入射光取込み中心である入射瞳3とは角度
θ1をもつため、多層干渉フィルター5の各層の光学的
光路差lは、 2=2d働θ、 (d:層の厚さ)となり、多層干
渉フィルター5の角度θ1方向の透過率特性は第5図の
一点破線で示す12のようになり、必要な緑色光スペク
トルまでも反射させてしまうため周辺の光は逆に色再現
範囲を劣化させることになる。
本発明者等は先に、第9図で示すように上記陰極線管の
前方に配設した緑色投写レンズ群中に、520nm以下
の波長の光に対して高反射率を有する多層干渉コーティ
ング層24を介在させ、上述した色再現性及び緑色の色
純度を著しく向上させ得た投写型テレビジョン装置を提
供した。
前方に配設した緑色投写レンズ群中に、520nm以下
の波長の光に対して高反射率を有する多層干渉コーティ
ング層24を介在させ、上述した色再現性及び緑色の色
純度を著しく向上させ得た投写型テレビジョン装置を提
供した。
上記の如〈従来の投写型テレビジョン装置においては、
陰極線管の中心付近からの光についても色再現範囲が不
充分であり、さらに周辺付近の光は本来必要な光スペク
トルまで反射させてしまうため、青色が強調された緑色
になるという課題があった。
陰極線管の中心付近からの光についても色再現範囲が不
充分であり、さらに周辺付近の光は本来必要な光スペク
トルまで反射させてしまうため、青色が強調された緑色
になるという課題があった。
そして、上記従来のもの及び出願人提案による投写型テ
レビジョン装置を含め、陰極線管内に前述した多層干渉
コーティング層を形成することは、その製造作業上にお
いても、又それらの特性上にもいろいろな不都合が免か
れない。
レビジョン装置を含め、陰極線管内に前述した多層干渉
コーティング層を形成することは、その製造作業上にお
いても、又それらの特性上にもいろいろな不都合が免か
れない。
即ち、後述するように多層干渉コーティング層は酸化チ
タンあるいは酸化シリコン層を10〜20層積蒸着して
構成されて居り、これらを具体的には有底筒体形状をな
す陰極線管前部内面に形成することは作業上容易なこと
ではない。
タンあるいは酸化シリコン層を10〜20層積蒸着して
構成されて居り、これらを具体的には有底筒体形状をな
す陰極線管前部内面に形成することは作業上容易なこと
ではない。
しかも、当然のことながら陰極線管内にあってこれら多
層干渉コーティング層に対しては、高度な耐X線特性及
び耐電子線特性に対する配慮が要求される。
層干渉コーティング層に対しては、高度な耐X線特性及
び耐電子線特性に対する配慮が要求される。
父型に、蛍光体を設けることによる高い耐薬品性に対す
る要求も著しく厳しいなどの課題があった。
る要求も著しく厳しいなどの課題があった。
この発明は、上記のような課題を解消するためになされ
たものである。
たものである。
本発明の投写型テレビジョン装置は、陰極線管の表示窓
の内面上に設けられた蛍光材料層からなる表示スクリー
ンを備える陰極線管を用いた投写型テレビジョン装置に
おいて、上記陰極線管の前方に配設した緑色投写レンズ
群中の一つのガラスレンズに570n−以上の波長光に
対して高反射率を有する多層干渉コーティング層を形成
してなる第1の色選択手段と、同レンズ群中に520r
+++以下の波長の光に対して高反射率又は高吸収率の
第2の色選択手段とを介在させたものである。
の内面上に設けられた蛍光材料層からなる表示スクリー
ンを備える陰極線管を用いた投写型テレビジョン装置に
おいて、上記陰極線管の前方に配設した緑色投写レンズ
群中の一つのガラスレンズに570n−以上の波長光に
対して高反射率を有する多層干渉コーティング層を形成
してなる第1の色選択手段と、同レンズ群中に520r
+++以下の波長の光に対して高反射率又は高吸収率の
第2の色選択手段とを介在させたものである。
この発明において、上記第1の色選択手段は、上記の緑
色投写レンズ群中の一つのガラスレンズを選び、このガ
ラスレンズに対して570n−以上の波長光に対して高
反射率を有する多層干渉コーティング層を常法のように
蒸着形成するのである。
色投写レンズ群中の一つのガラスレンズを選び、このガ
ラスレンズに対して570n−以上の波長光に対して高
反射率を有する多層干渉コーティング層を常法のように
蒸着形成するのである。
この蒸着形成は、ガラスレンズの蒸着作業であって作業
上の問題が著しく少なく、かつ得られる多層干渉コーテ
ィング層の特性も比較的維持し昌いことになる。
上の問題が著しく少なく、かつ得られる多層干渉コーテ
ィング層の特性も比較的維持し昌いことになる。
次にこの発明において、具体的に上述の520nm以下
の波長の光に対して高反射率又は高吸収率の第2の色選
択手段としては、上記第1の色選択手段以外の他のガラ
ス又はプラスチックレンズへの多層干渉コーティング層
の形成、あるいはフィルターの使用、又は金属、顔料、
染料の練り込みにより同等の色選択特性を持たせたガラ
ス又はプラスチックレンズが用いられる。
の波長の光に対して高反射率又は高吸収率の第2の色選
択手段としては、上記第1の色選択手段以外の他のガラ
ス又はプラスチックレンズへの多層干渉コーティング層
の形成、あるいはフィルターの使用、又は金属、顔料、
染料の練り込みにより同等の色選択特性を持たせたガラ
ス又はプラスチックレンズが用いられる。
そして更に上述のプラスチックレンズの着色液への浸漬
により同等の色選択特性を持たせたもの、及び陰極線管
とレンズ群間の冷却液に顔料又は染料を混合し同等の色
選択特性を持たせたものによっても上述の第2の色選択
手段が構成され得る。
により同等の色選択特性を持たせたもの、及び陰極線管
とレンズ群間の冷却液に顔料又は染料を混合し同等の色
選択特性を持たせたものによっても上述の第2の色選択
手段が構成され得る。
この発明においては、陰極線管の前方に配設した緑色投
写レンズ群中の一つのガラスレンズ570n−以上の波
長光に対して高反射率を有する多層干渉コーティング層
を形成してなる第1の色選択手段と、同レンズ群中に5
20nm以下の波長の光に対して高反射率又は高吸収率
の第2の色選択手段とが設置されていることにより、緑
色蛍光体より発せられる不要光は適切に反射吸収され必
要光のみの透過が得られる。
写レンズ群中の一つのガラスレンズ570n−以上の波
長光に対して高反射率を有する多層干渉コーティング層
を形成してなる第1の色選択手段と、同レンズ群中に5
20nm以下の波長の光に対して高反射率又は高吸収率
の第2の色選択手段とが設置されていることにより、緑
色蛍光体より発せられる不要光は適切に反射吸収され必
要光のみの透過が得られる。
そして上記の第1及び第2の色選択手段は全てレンズ群
中で設けられ、特性維持に有利で、かつ設置作業が著し
く容易である。
中で設けられ、特性維持に有利で、かつ設置作業が著し
く容易である。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の投写型テレビジョン装置における陰極線
管を用いた投写レンズユニットの構成図であって、1〜
7は第8図に示した従来の陰極線管を用いた投写レンズ
ユニットと同一であるので同一符号を付して説明は省略
する。
図はこの発明の投写型テレビジョン装置における陰極線
管を用いた投写レンズユニットの構成図であって、1〜
7は第8図に示した従来の陰極線管を用いた投写レンズ
ユニットと同一であるので同一符号を付して説明は省略
する。
8は、投写レンズ群2の最前列のガラスレンズに形成し
た570ns以上の波長光に高反射率を有する第1の色
選択手段、即ち常法により蒸着された多層干渉コーティ
ング層である0次に22は投写レンズ群2の他のレンズ
に形成した第2の色選択手段の具体例である多層干渉コ
ーティング層であり、第5図の二点破線で示す透過率特
性10のように、520ns+付近の波長の光に対して
高反射率を有する。上記多層干渉コーティング層22は
、例えば酸化チタン(TiOz)または酸化タンタル(
Tasks)の高屈折率を有する層と、酸化シリコン(
Sift)またはフン化マグネシウム(MgPt)の低
屈折率を有する層を交互に複数積層し、約10層〜20
層程度の真空蒸着膜により構成されている。
た570ns以上の波長光に高反射率を有する第1の色
選択手段、即ち常法により蒸着された多層干渉コーティ
ング層である0次に22は投写レンズ群2の他のレンズ
に形成した第2の色選択手段の具体例である多層干渉コ
ーティング層であり、第5図の二点破線で示す透過率特
性10のように、520ns+付近の波長の光に対して
高反射率を有する。上記多層干渉コーティング層22は
、例えば酸化チタン(TiOz)または酸化タンタル(
Tasks)の高屈折率を有する層と、酸化シリコン(
Sift)またはフン化マグネシウム(MgPt)の低
屈折率を有する層を交互に複数積層し、約10層〜20
層程度の真空蒸着膜により構成されている。
上記のように構成された投写型テレビジョン装置は、陰
極線管lの蛍光体6に電子ビームが入射されると、第5
図の実線で示す光スペクトル9が発光される。そして上
記最前列のレンズに設けられた多層干渉フィルター8の
透過率特性11により、600nm付近にピークをもつ
光は反射除去される0次に50On+*より若干短い波
長光の不要光は、投写レンズ群2に設けられた他のレン
ズの前記多層干渉コーティング層22が、第5図の二点
破線で示す透過率特性10になるように設定しであるこ
とにより、該520n■以下の波長の光を反射させ投写
レンズ群2より出射しなくなる。つまり、陰極線管1よ
り発した光の不要光は、レン′ズ群中の多層干渉コーテ
ィング層8及び22により投写レンズ群2からの出射光
として映像スクリーンに投影されないため、第6図の6
.18の点まで色度点を向上させることができ、この結
果、同図の二点破線で示す三角形21まで色再現範囲を
拡大できる。また、陰極線管1の周辺の像の光について
も同様に520nm以下及び570nm以上の波長の光
を出射しないため、本来の緑色スペクトルである545
nm付近にピーク波長をもつ光のみとなり、これによっ
て、緑色単色で陰極線管の中央と周辺の色純度も改善で
きる。
極線管lの蛍光体6に電子ビームが入射されると、第5
図の実線で示す光スペクトル9が発光される。そして上
記最前列のレンズに設けられた多層干渉フィルター8の
透過率特性11により、600nm付近にピークをもつ
光は反射除去される0次に50On+*より若干短い波
長光の不要光は、投写レンズ群2に設けられた他のレン
ズの前記多層干渉コーティング層22が、第5図の二点
破線で示す透過率特性10になるように設定しであるこ
とにより、該520n■以下の波長の光を反射させ投写
レンズ群2より出射しなくなる。つまり、陰極線管1よ
り発した光の不要光は、レン′ズ群中の多層干渉コーテ
ィング層8及び22により投写レンズ群2からの出射光
として映像スクリーンに投影されないため、第6図の6
.18の点まで色度点を向上させることができ、この結
果、同図の二点破線で示す三角形21まで色再現範囲を
拡大できる。また、陰極線管1の周辺の像の光について
も同様に520nm以下及び570nm以上の波長の光
を出射しないため、本来の緑色スペクトルである545
nm付近にピーク波長をもつ光のみとなり、これによっ
て、緑色単色で陰極線管の中央と周辺の色純度も改善で
きる。
次にこの発明においては、特に上記第2の色選択手段と
して、上述の多層干渉コーティング層22に代えて、特
定波長光を吸収させる金属、顔料、染料のガラス又はプ
ラスチック材料への練り込みにより、同等の色選択特性
を持たせた着色されたガラス又はプラスチックレンズ2
2aが第2図の如く用いられる。
して、上述の多層干渉コーティング層22に代えて、特
定波長光を吸収させる金属、顔料、染料のガラス又はプ
ラスチック材料への練り込みにより、同等の色選択特性
を持たせた着色されたガラス又はプラスチックレンズ2
2aが第2図の如く用いられる。
更にかかる着色レンズ22aとしては、プラスチックレ
ンズの着色液への浸漬によりその裏面部滲透により同等
の色選択特性を持たせた着色レンズ22bも用い得る(
第3図)。
ンズの着色液への浸漬によりその裏面部滲透により同等
の色選択特性を持たせた着色レンズ22bも用い得る(
第3図)。
次に第4図のように、上述の陰極線管とレンズ群間の冷
却液に、顔料又は染料を混合し同等の色選択特性を持た
せた着色冷却液22cにより上述の色選択手段を構成す
ることもできる。
却液に、顔料又は染料を混合し同等の色選択特性を持た
せた着色冷却液22cにより上述の色選択手段を構成す
ることもできる。
上記ガラスレンズの着色のための練り込み材料としては
、常法の如く酸化鉄又は酸化クロム等が用いられる。又
プラスチックレンズ及び冷却液のためには、フタロシア
ニン系顔料、又はアントラキノン系顔料等が適宜用いら
れる。
、常法の如く酸化鉄又は酸化クロム等が用いられる。又
プラスチックレンズ及び冷却液のためには、フタロシア
ニン系顔料、又はアントラキノン系顔料等が適宜用いら
れる。
更に上記第2の色選択手段の多層干渉コーティング層2
2に代えて、第7図に示すように、投写レンズ群2の前
方に520nm付近の波長の光に対して高反射率を有す
るフィルター23を配設しても上記と同様の作用を得る
ことができる。
2に代えて、第7図に示すように、投写レンズ群2の前
方に520nm付近の波長の光に対して高反射率を有す
るフィルター23を配設しても上記と同様の作用を得る
ことができる。
以上説明したようにこの発明によれば、陰極線管の前方
に配設した投写レンズ群中に570nm以上及び52
On−以下の波長の光に対して吸収及び高反射率を有す
る多層干渉コーティング層等の第1及び第2の色選択手
段を設けたので、色再現範囲を一層向上させることがで
き、しかも陰極線管に多層干渉フィルターがあっても緑
色に対する陰極線管の中央と周辺の色純度を高めること
ができる。
に配設した投写レンズ群中に570nm以上及び52
On−以下の波長の光に対して吸収及び高反射率を有す
る多層干渉コーティング層等の第1及び第2の色選択手
段を設けたので、色再現範囲を一層向上させることがで
き、しかも陰極線管に多層干渉フィルターがあっても緑
色に対する陰極線管の中央と周辺の色純度を高めること
ができる。
そして上述の第1及び第2の色選択手段は、全て陰極線
管外部のレンズ群中で設けられ、特性維持に有利で、か
つ設置作業が著しく容易である等上記の問題を一掃し得
るのである。
管外部のレンズ群中で設けられ、特性維持に有利で、か
つ設置作業が著しく容易である等上記の問題を一掃し得
るのである。
第1図はこの発明の実施例による投写型テレビジョン装
置の陰極線管と投写レンズユニットの構成図、第2図〜
第4図は他の実施例のレンズユニット構成図、第5図は
緑色蛍光体発光スペクトルと多層干渉コーティングの透
過率図、第6図は色再現範囲を表わす色度図、第7図は
この発明の更に他の実施例を示す投写レンズユニットの
構成図、第8図及び第9図は夫々従来品及び出願人によ
る先願の投写型テレビジョン装置における陰極線管と投
写レンズユニットの構成図である。 ■・・・陰極線管、2・・・投写レンズ群、5・・・多
層干渉フィルター 6・・・蛍光体、8・・・第1の色
選択手段、22a、22b、22c・・・第2の色選択
手段、23・・・フィルター なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
置の陰極線管と投写レンズユニットの構成図、第2図〜
第4図は他の実施例のレンズユニット構成図、第5図は
緑色蛍光体発光スペクトルと多層干渉コーティングの透
過率図、第6図は色再現範囲を表わす色度図、第7図は
この発明の更に他の実施例を示す投写レンズユニットの
構成図、第8図及び第9図は夫々従来品及び出願人によ
る先願の投写型テレビジョン装置における陰極線管と投
写レンズユニットの構成図である。 ■・・・陰極線管、2・・・投写レンズ群、5・・・多
層干渉フィルター 6・・・蛍光体、8・・・第1の色
選択手段、22a、22b、22c・・・第2の色選択
手段、23・・・フィルター なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (5)
- (1)陰極線管の表示窓の内面上に設けられた蛍光材料
層からなる表示スクリーンを備える陰極線管を用いた投
写型テレビジョン装置において、上記陰極線管の前方に
配設した緑色投写レンズ群中の一つのガラスレンズに5
70nm以上の波長光に対して高反射率を有する多層干
渉コーティング層を形成してなる第1の色選択手段と、
同レンズ群中に520nm以下の波長の光に対して高反
射率又は高吸収率の第2の色選択手段とを介在させたこ
とを特徴とする投写型テレビジョン装置。 - (2)上記(1)項における520nm以下の波長光に
対する第2の色選択手段が、ガラス又はプラスチックレ
ンズへの多層干渉コーティング層、あるいはフィルター
である請求項(1)項記載の投写型テレビジョン装置。 - (3)上記(1)項における第2の色選択手段が、金属
、顔料、染料の練り込みにより同等の色選択特性を持た
せたガラス又はプラスチックレンズである請求項(1)
項記載の投写型テレビジョン装置。 - (4)上記(1)項における第2の色選択手段が、プラ
スチックレンズの着色液浸漬により同等の色選択特性を
持たせてなる請求項(1)項記載の投写型テレビジョン
装置。 - (5)上記(1)項における第2の色選択手段が、陰極
線管とレンズ群間の冷却液に顔料又は染料を混合し同等
の色選択特性を持たせたものである請求項(1)項記載
の投写型テレビジョン装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341432A JPH03198492A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 投写型テレビジョン装置 |
US07/631,151 US5144417A (en) | 1989-12-26 | 1990-12-20 | Projection type television apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341432A JPH03198492A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 投写型テレビジョン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03198492A true JPH03198492A (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=18346035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1341432A Pending JPH03198492A (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 投写型テレビジョン装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5144417A (ja) |
JP (1) | JPH03198492A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU669247B2 (en) * | 1993-03-04 | 1996-05-30 | Ldt Gmbh & Co. Laser-Display-Technologie Kg | Television projection system |
WO2005004472A1 (en) * | 2003-07-01 | 2005-01-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Projection optical system, projection television, and method of manufacturing lens included in projection optical system |
US20050094037A1 (en) * | 2003-10-31 | 2005-05-05 | Toshiyuki Kawashima | Color uniformity shading element for cathode ray tube-based image display device |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4679069A (en) * | 1984-07-13 | 1987-07-07 | Nap Consumer Electronics Corp. | Color picture projection system with a wavelength-selective reflector for filtering out undesired light from a monochrome picture display source |
NL8402304A (nl) * | 1984-07-20 | 1986-02-17 | Philips Nv | Beeldbuis. |
GB2176048B (en) * | 1985-05-29 | 1989-07-05 | Philips Nv | Projection television display tube and projection television device comprising at least one such tube |
GB8629552D0 (en) * | 1986-12-10 | 1987-01-21 | Philips Nv | Television system & display tubes |
JP2565976B2 (ja) * | 1988-04-04 | 1996-12-18 | 三菱電機株式会社 | 投写型テレビジョン装置 |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP1341432A patent/JPH03198492A/ja active Pending
-
1990
- 1990-12-20 US US07/631,151 patent/US5144417A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5144417A (en) | 1992-09-01 |
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