JPH03194185A

JPH03194185A - 多気筒回転圧縮機

Info

Publication number: JPH03194185A
Application number: JP33028989A
Authority: JP
Inventors: Makoto Hazama; 間　誠; Aritomo Satou; 佐藤　有朝; Masayuki Hara; 正之原; Shinichi Masuda; 晋一増田
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-12-20
Filing date: 1989-12-20
Publication date: 1991-08-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ〉産業上の利用分野この発明はアキュームレータから各シリンダ内に戻るオ
イル量を調整するようにした多気筒回転圧縮機に関する
。

（口）従来の技術従来の多気筒回転圧縮機は例えば実開昭６１１５２７９
１号公報に示されているように構成されている。ここで
、この公報を参考に従来例を説明する。第３図において
、５０は密閉容器で、この容器内には上側に回転軸５１
を有する電動要素５２と、この電動要素によって駆動さ
れる回転圧縮要素５３とが夫々収納されている。回転圧
縮要素５３は中間仕切板５４と、この仕切板の上下に設
けられたシリンダ５５．５６と、回転軸５１に夫々１８
０°回転角度をずらして設けられた偏心部５７．５８と
、夫々のシリンダ５５．５６の開口を封じる上軸受部５
９及び下軸受部６０とで構成されている。回転軸５１に
は軸心の中央にオイルを各摺動部に供給する給油孔６１
が設けられている。６２は密閉容器５０の外部に配置さ
れたアキュームレータで、このアキュームレータはケー
ス本体６３と、このケース本体の上部に設けられた冷媒
の流入管６４と、下部に設けられた２木の吸込管６５，
６６とで構成されている。吸込管６５は上側のシリンダ
５５内に連通ずるように接続され、吸込管６６は下側の
シリンダ５６内に連通ずるように接続されている。また
、吸込管６５゜６６は通路抵抗が同一になるように同一
径で、かつ、同一長さに形成されている。吸込管６５，
６６にはケース本体６３内に開口するオイル戻し孔６７
．６８が同一高さ及び同一径に設けられている。

この構造の多気筒回転圧縮機ではアキュームレータ６２
と各シリンダ５５．５６内とを連通する吸込管６５，６
６を内径及び長さを同一にするとともに、これらの吸込
管に設げたオイル戻し孔６７．６８を同一高さ及び同一
径にし、アキュムレータ６２からシリンダ５５．５６内
に戻る冷媒量とオイル量とを同一にするようにしたもの
である。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、回転圧縮要素５３は中間仕切板５４の上
下にシリンダ５５．５６を配置しているため、回転軸５
１の給油孔６１から下側のシリンダ５６内に供給される
オイル量に比べて上側のシリンダ５５内に供給されるオ
イル量が少なくなり、アキュームレータ６２から各シリ
ンダ５５゜５６内に戻るオイル量が等しいなら、上側の
シリンダ５５内に供給されるオイル量に不足が生じたり
、下側のシリンダ５６内に供給されるオイル量が多くな
り過ぎたりする問題があった。

この発明は上記の問題を解決するもので、アキュームレ
ータから各シリンダ内に戻るオイル量を調整し、前記シ
リンダ内に供給されるオイル量− ＝４＝を等しくできるようにした多気筒回転圧縮機を提供する
ことを目的としたものである。

（ニ）課題を解決するための手段この発明は密閉容器内に上側に回転軸を有する電動要素
と、下側にこの電動要素によって駆動される回転圧縮要
素とを収納し、前記回転圧縮要素を中間仕切板と、この
仕切板の上下に夫々設けられたシリンダと、前記回転軸
に夫々１８０°回転角度をずらして設けられた偏心部と
、これらの偏心部によってシリンダ内を回転するローラ
と、夫々のシリンダの開口を封じる軸受部とで構成し、
前記密閉容器の外部に設けたアキュームレータ内と、各
シリンダ内とを連通ずる夫々独立した吸込管を設け、こ
れらの吸込管にアキュームレータ内にオイル戻し孔を設
けた多気筒回転圧縮機において、上側のシリンダ内に連
通ずる吸込管のオイル戻し孔を、下側のシリンダ内に連
通ずる吸込管のオイル戻し孔より開口面積を大きくした
ものである。

（ホ〉作用この発明は上記のように構成したことにより、上側のシ
リンダ内に連通ずる吸込管のオイル戻し孔を、下側のシ
リンダ内に連通ずる吸込管のオイル戻し孔より開口面積
を大きくし、アキュームレータから回転圧縮要素へ戻る
オイル量を上側のシリンダ内に多く、下側のシリンダ内
に少なくさせ、回転軸の給油孔から各シリンダ内に供給
されるオイル量と合わせ前記した各シリンダ内に供給さ
れるオイル量が等しくなるようにしたものである。

（へ）実施例以下この発明を第１図に示す実施例に基いて説明する。

１は底部にオイルの貯溜されたオイル溜２を有する密閉
容器で、この容器内には上側に回転軸３を有する電動要
素４と、下側にこの電動要素によって駆動きれる回転圧
縮要素５とが夫々収納されている。回転圧縮要素５は中
間仕切板６と、この仕切板の上下に取付けられたシリン
ダ７．８と、回転軸３に１８０°回転角度をずらして設
けられた偏心部９，１０と、これらの偏心部によってシ
リンダ７．８内を回転するローラ１１，１２と、シリン
ダ７．８の夫々の開口を封じる上軸受部１３及Ｏ・下軸
受部１４とにより構成されている。回転軸３の内部には
軸心方向に給油孔１５が設けられている。

１６は密閉容器１の外部に設けられたアキュームレーク
で、このアキュームレークはケース本体１７と、このケ
ース本体の上部に取付けられた流入管１８と、下部に取
付けられた２木の吸込管１９．２０とで形成されている
。一方の吸込管１９は上側のシリンダ７内に連通し、他
方の吸込管２０は下側のシリンダ８内に連通している。

また、両吸込管１９，２０はケース本体１７内の上方に
延ひるとともに、上側のシリンダ７内に連通ずる吸込管
１９の上端に絞りを設けて通路抵抗が等しくなるように
している。２１．２２は吸込管１９．２０に設けられた
オイル戻し孔で、これらのオイル戻し孔は上側のシリン
ダ７内に連通ずる吸込管１９の開口面積を下側のシリン
ダ８内に連通する吸込管２０の開口面積より大きくして
いる。

２３は密閉容器１の土壁に取付けられた吐出管である。

このように構成された多気筒回転圧縮機において、吸込
管１９，２０を通ってシリンダ７．８内に流入した冷媒
はローラ１１，１２によって圧縮されて密閉容器１内に
吐出され、吐出管２３から外部に吐出される。また、密
閉容器１内の底部のオイル溜２のオイルは回転軸３の給
油孔１５により各摺動部に供給される。この給油孔を上
昇するオイルは下方はど油量が多く下側のシリンダ８内
に供給されるオイル量が上側のシリンダ７内に供給され
るオイル量よりも多くなる。

外部を循環する冷媒は流入管１８からケース本体１７内
に流入してこのケース本体内で気液分離される。オイル
等の液分はケース本体１７内の底部に溜り、かつ、ガス
冷媒は吸込管１９，２０から両シリンダ７．８内に流れ
る。ケース本体１７に溜ったオイルは吸込管１９，２０
のオイル戻し孔２１．２２から各シリンダ７．８内に戻
る。

吸込管１９のオイル戻し孔２１は吸込管２ｏのオイル戻
し孔２２の開口面積より大きくすることにより、アキュ
ームレーク１６から回転圧縮要素５へ戻るオイル量を、
給油孔１５から供給されるオイル量の少ない上側のシリ
ンダ７内に多く戻し、各シリンダ７．８内に供給される
オイル量を等しくするようにしている。また、オイル戻
し孔２１．２２は回転軸３の給油孔１５から各摺動部に
供給するオイル量によって開口面積を調整することによ
り、回転圧縮要素５内に安定してオイルが供給されるよ
うにしている。

この発明はアキュームレータ１６から回転圧縮要素５へ
戻るオイル量をオイル戻し孔２１．２２の開口面積で調
整することにより、回転軸３の給油孔１５から各シリン
ダ７．８内に供給されるオイル量と合わせてこれらのシ
リンダ内に供給されるオイル量を等しくできるようにし
たものである。

尚、上記説明においては、吸込管１９，２０に設けたオ
イル戻し孔２１．２２を同一高さで開口面積を変えるよ
うに説明したが、第２図のようにオイル戻し孔２３．２
４の高さを変えて下側の孔から流入するオイルの流入量
を多くするようにしても同様な効果を有することは言う
までもありません。

（ト）発明の効果以上のようにこの発明によれは、アキュームレータから
各シリンダ内に夫々独立して接続された吸込管を設け、
上側のシリンダ内に連通ずる吸込管に設けたオイル戻し
孔を、下側のシリンダ内に連通ずる吸込管に設けたオイ
ル戻し孔より開口面積を大きくしたのであるから、回転
軸の給油孔で供給されるオイル量の少ない方の上側のシ
リンダ内にアキュームレータから多く供給できるように
し、各シリンダ内に供給されるオイル量を等しくできる
ようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す多気筒回転圧縮機の
縦断面図、第２図は他の実施例を示すアキュームレーク
の断面図、第３図は従来例を示す多気筒回転圧縮機の縦
断面図である。１・・・密閉容器、　　３・・・回転軸、　４・・・電
動要素、　　５・・・回転圧縮要素、　　６・・・中間
仕切板、７．８・・・シリンダ、　　９，１０・・・偏
心部、　　１１．１２・・・ローラ、　　１３・・・上
軸受部、　　１４・・・下軸受部、　　１６・・・アキ
ュームレータ、　　１９゜２０・・・吸込管、　２１，
２２，２３．２４・・・オイル戻し孔。

Claims

【特許請求の範囲】１、密閉容器内に上側に回転軸を有する電動要素と、下
側にこの電動要素によって駆動される回転圧縮要素とを
収納し、前記回転圧縮要素は中間仕切板と、この仕切板
の上下に夫々設けられたシリンダと、前記回転軸に夫々
１８０゜回転角度をずらして設けられた偏心部と、これ
らの偏心部によってシリンダ内を回転するローラと、夫
々のシリンダの開口を封じる軸受部とで構成され、前記
密閉容器の外部に設けたアキュームレータと、各シリン
ダ内とを連通する夫々独立した吸込管を設け、これら吸
込管にはアキュームレータ内にオイル戻し孔が設けられ
ている多気筒回転圧縮機において、上側のシリンダ内に
連通する吸込管のオイル戻し孔を、下側のシリンダ内に
連通する吸込管のオイル戻し孔より開口面積を大きくし
たことを特徴とする多気筒回転圧縮機。２、上側のシリンダ内に連通する吸込管のオイル戻し孔
を、下側のシリンダ内に連通する吸込管のオイル戻し孔
より下方に位置させていることを特徴とする第１請求項
に記載された多気筒回転圧縮機。