JPH0319107A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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Publication number
JPH0319107A
JPH0319107A JP15337389A JP15337389A JPH0319107A JP H0319107 A JPH0319107 A JP H0319107A JP 15337389 A JP15337389 A JP 15337389A JP 15337389 A JP15337389 A JP 15337389A JP H0319107 A JPH0319107 A JP H0319107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
ferrite
boundary
alloy
flux density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15337389A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Ashida
芦田 晶弘
Masuzo Hattori
服部 益三
Toru Hori
徹 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0319107A publication Critical patent/JPH0319107A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はVTR,DATあるいはFDD等に用いられる
高保磁力の磁気記録媒体に高密度−に情報を記録するの
に適したMIGタイプの磁気ヘッドに関する. 従来の技術 高密度磁気記録再生のために、記録媒体はその保磁力を
大きくすれば、また磁気ヘッドの方はその飽和磁束密度
を大きくすれば良いことが一般に知られている.現在磁
気ヘッド材料として主流になっているフェライト材料は
その飽和磁束密度が5000Gauss程度であり、1
0000e以上の高保磁力を示すメタルテープに使用す
ると磁気飽和が起こり、記録が十分に行われない.そこ
でフェライト材料よりも飽和磁束密度の大きいセンタス
ト合金膜やCO系アモルファス膜等を用いた磁気ヘッド
が実用化されつつある。そして磁気ヘッドの形としては
第2図に示すように主コアがフェライト2からなり、ギ
ャップ近傍のみが高飽和磁束密度材料の薄膜lからなる
MIGタイプのヘッドがある.このタイプのヘッドでは
高飽和磁束密度材料の薄膜たとえばセンタスト膜とフェ
ライトの境界において、反応が起こるためにこの部分か
ら疑似信号が発生するという問題点がある.(例えば日
本応用磁気学会誌 vo1.11,No2.1987.
pl).105〜108 )発明が解決しようとする課
題 磁気ヘッドを製造する場合、ギャップ形戒はガラス融着
という方法が一般に用いられる.その場合、500℃程
度以上の熱処理が必要となる.この際に、主コアがフェ
ライトで、ギャップ近傍がセンタスト膜、CO系アモル
ファス膜などの高飽和磁束密度材料膜からなるMIGヘ
ッドにおいて、フェライトと上記高飽和磁束密度材料と
の境界で反応が起こり、磁気的に非常に劣化した層が発
生する.その結果疑似信号が発生する. 具体的にはフェライト中の酸素と高飽和磁束密度膜との
間での酸化還元反応である.つまり両者の境界でフェラ
イト中の酸素がフェライトから高飽和磁束密度膜の方に
移動する.このため高飽和磁束密度膜の部分で酸化によ
る特性劣化が起こると共に、フェライト中に非常に酸素
が欠乏した部分が発生する.疑似信号出力はこれらの反
応層から発生していることが認められる. このような疑似信号の発生は磁気ヘッドの特性に致命的
であり、この信号を抑えることが必要である. 課題を解決するための手段 高飽和磁束密度材料膜とフェライトの境界に両者の反応
を防止する薄膜(以下、反応防止膜)を形成する.この
ことにより両者の境界で発生していた疑似信号出力を大
幅に低減する.反応を防止する膜は酸化に対して非常に
安定であることが必要である.またそれ自身が軟磁気特
性がそれほど優れていないため膜厚が大きくなるとその
部分がギャップになるため、非常に薄く形或することが
必要である. そこでそれ自身で非常に安定な材料つまり貴金属材料や
高融点材料と、Feとの合金膜を、フェライトと高飽和
磁束密度膜との境界に形或することにより、疑似信号の
発生を防ぐ. 作用 この技術的手段の作用は次のようになる。
高飽和磁束密度材料膜とフェライトの境界にフェライト
から酸素の流出を防ぐ膜を形戒する.このことにより6
00℃程度以上の熱処理を施してもフェライトからの酸
素流出が抑えられる.またそれ自身が軟磁気特性がそれ
ほど優れていないが、膜厚が非常に薄いために、ほとん
どギャップとしては働かない. 以上のことから両者の境界で発生していた疑似信号出力
を大幅に低減することが可能になった。
実施例 以下本発明の一実施例の磁気ヘッドについて図面を参照
しながら説明する. 第1図は本発明の磁気ヘッドの一例である.ギャップ近
傍にセンタスト合金膜lを用い、それ以外の磁路はフェ
ライト2を、また両者の境界にFelr合金膜4が50
Å形成されたMIGタイプのヘッドである.センタスト
合金薄膜lの膜厚は10μmであり、3はガラス、5は
ギャップである.従来例では、主信号に対して−10d
B (0.13MHz )あった疑似信号出力が上記の
反応防止膜を用いることにより−31dB (0.13
MHz )に減少した.第3図に反応防止膜の膜厚(F
elr合金膜)と疑似信号出力(0.13MHz )の
関係を示す。この図からFelr合金物の膜厚は50人
の時に疑似信号出力が最小(−31dB)になることが
わかる。また膜厚が20人から400人の間で疑似信号
出力が主信号に対して−20dB以下となる.50人の
時に最小となる理由は、ギャップ長と信号出力の関係か
ら、Felrの軟磁気特性が優れていないためにこの合
金膜の膜厚が大きくなると、この部分からの信号が大き
くなり、つまり疑似信号が大きくなり、一方膜厚が小さ
くなるほどフェライトとセンタスト膜との反応が十分に
抑えられなくなり疑似信号が大きくなる。これらの効果
の最小となるのが50人ということである。
この場合、Felr合金膜のIrO代わりにRu,Rh
,Pd,Ag,Ta,W,Re,Os,Pt,Au,I
rのうち1種類もしくは2種類以上の合金膜を用いて、
またセンタスト膜の代わりにCo系アモルファス膜、F
e系合金膜、窒化鉄膜、FeSn系合金膜等を用いても
同様の効果が得られる. またこれらの膜の形成方法としてはフェライト基板上に
FeM系合金膜、高飽和磁束密度材料膜をスパッタ法も
しくは蒸着法に関わらず、真空を破らず連続的に形戒す
ることが望ましい.第4図(a)〜(d)は本発明によ
り製造される磁気ヘッドの製造方法の一例である。
(a)ではまず研磨、電解エッチングを施した磁気劣化
層のないフェライト基板11上にFeIr合金膜層12
を0.01 II m, PeAISi合金薄膜13を
lOμm順にスパッタ法で形戒する.このサンプルを複
合バー14とする. FeIrの組或はここでは重量%でFe0.501r 
O.50を用いた.スパッタ時の基板温度は200″C
とした。12、13の膜は真空を破らずに形或するのが
望ましい. b (−+)では(a)で形成した複合バー14にトラック
加工を施す.この複合バー14の2本を1組として少な
くとも片方に巻線窓加工を施す.その後ギャップ面18
にギャップ材料としてSto!,ガラス(図では省略)
を所望量形或する.17はトラックである. (C)では(b)で形成した1組のバーについてギャッ
プ形成を行う.巻線窓の部分にガラスl5をいれ、この
ガラスをトラック溝部に流し込む.できあがったバーを
ギャップパー16とする.ギャップ形或条件は最高温度
600゜C、保持時間1時間、N2雰囲気中で行った. (d)ではギャップパー16にチップスライスを施す.
所望の形状の磁気ヘッドができあがる.発明の効果 本発明による磁気ヘッドにより、例えばVTR、DAT
,FDD用ヘッドに従来より低コストのMIGタイプヘ
ッドが利用でき、記録効率の優れた磁気ヘッドを今まで
に比べて歩留り良く製造できる.
【図面の簡単な説明】
第l図は本発明の磁気ヘッドの斜視図、第2図は従来の
磁気ヘッドの斜視図、第3図は本発明の磁気ヘッドの反
応防止膜の膜厚と疑似信号出力の関係図、第4図は本発
明に示した磁気ヘッドの製造方法の工程図である. l・・・・・・センタスト合金膜、2・・・・・・フェ
ライト、3・・・・・・ガラス、4・・・・・・Fel
r合金膜、5・・・・・・ギャップ.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主コアがフェライトで、ギャップ近傍がセンタス
    ト膜、アモルファス膜、Fe系合金膜、窒化鉄膜等の高
    飽和磁束密度材料膜からなるMIGヘッドの、フェライ
    トと上記高飽和磁束密度材料膜の境界に、Fe−M合金
    膜が20Åから2000Å形成されていることを特徴と
    する磁気ヘッド。 ただし、MはRu、Rh、Pd、Ag、Ta、W、Re
    、Os、Ir、Pt、Auのうち1種類もしくは2種類
    以上の合金である。
  2. (2)高飽和磁束密度膜及びFe−M合金膜が、スパッ
    タ法、もしくは蒸着法により形成されることを特徴とす
    る請求項(1)記載の磁気ヘッド。
JP15337389A 1989-06-15 1989-06-15 磁気ヘッド Pending JPH0319107A (ja)

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JP15337389A JPH0319107A (ja) 1989-06-15 1989-06-15 磁気ヘッド

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