JPH03190572A - 多軸変位発生装置 - Google Patents
多軸変位発生装置Info
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- JPH03190572A JPH03190572A JP1324936A JP32493689A JPH03190572A JP H03190572 A JPH03190572 A JP H03190572A JP 1324936 A JP1324936 A JP 1324936A JP 32493689 A JP32493689 A JP 32493689A JP H03190572 A JPH03190572 A JP H03190572A
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- Japan
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- beams
- displacement
- piezoelectric
- piezoelectric element
- displacing
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- Pending
Links
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ビデオカメラ等におけるCODの受光面のピ
ントブレの補正を行うアクチュエータ等に用いられる多
軸変位発生装置に関する。
ントブレの補正を行うアクチュエータ等に用いられる多
軸変位発生装置に関する。
従来の技術
従来、アクチュエータ等を用いて微小変位の位置決め制
御を行っているものとして、例えば、特開昭63−66
614号公報に開示されているものがある。そこで、今
、これに開示されている具体例のいくつかについて述べ
る。まず、第一の従来例として、微小回転変位を行う微
細位置決め装置がある。すなわち、第7図に示すように
、アクチュエータとしてのバイモルフ形圧電素子1は、
その一端が中央固定部2の縦溝3に固定され、他端は固
定されず自由端となっており周囲のリング状のステージ
4に取付けられたU字形状金具5に接触している。そし
て、今、各バイモルフ形圧電素子1に電圧を印加すると
、それらはステージ4の円周方向に沿って変位する。そ
れらバイモルフ形圧電素子lの変形により自由端と接す
るU字形金具5を介して、ステージ4は矢印方向に回動
変位する。そこで、このステージ4の上部に図示しない
テーブルを載置固定しておけば、このテーブルを微動さ
せることができる。
御を行っているものとして、例えば、特開昭63−66
614号公報に開示されているものがある。そこで、今
、これに開示されている具体例のいくつかについて述べ
る。まず、第一の従来例として、微小回転変位を行う微
細位置決め装置がある。すなわち、第7図に示すように
、アクチュエータとしてのバイモルフ形圧電素子1は、
その一端が中央固定部2の縦溝3に固定され、他端は固
定されず自由端となっており周囲のリング状のステージ
4に取付けられたU字形状金具5に接触している。そし
て、今、各バイモルフ形圧電素子1に電圧を印加すると
、それらはステージ4の円周方向に沿って変位する。そ
れらバイモルフ形圧電素子lの変形により自由端と接す
るU字形金具5を介して、ステージ4は矢印方向に回動
変位する。そこで、このステージ4の上部に図示しない
テーブルを載置固定しておけば、このテーブルを微動さ
せることができる。
次に、その第二の従来例として、放射たわみ梁変位機構
を有する微細位置決め装置がある。すなわち、第8図に
示すように、放射たわみ梁変位機構6は、X、Y軸方向
に沿って下方の剛体部7(支持板)と上方の剛体部8と
の間に挟まれた位置に設けられており、また、これら上
下の剛体部7.8のそれぞれの突起部9,10の間に挟
まれた位置には、第9図(a)に示すようなアクチュエ
ータとしての圧電アクチュエータ11が設けられている
。そこで、今、このような圧電アクチュエータ11に電
圧を印加すると、第9図(b)に示すように、放射たわ
み梁12がたわみ、微小角度δだけ回転変位する。これ
により、放射たわみ梁変位機構6がX、Y軸回りにそれ
ぞれ回転変位することになるので、これに連れて上側の
剛体部8に載置固定されたテーブル13を微動させるこ
とができる。
を有する微細位置決め装置がある。すなわち、第8図に
示すように、放射たわみ梁変位機構6は、X、Y軸方向
に沿って下方の剛体部7(支持板)と上方の剛体部8と
の間に挟まれた位置に設けられており、また、これら上
下の剛体部7.8のそれぞれの突起部9,10の間に挟
まれた位置には、第9図(a)に示すようなアクチュエ
ータとしての圧電アクチュエータ11が設けられている
。そこで、今、このような圧電アクチュエータ11に電
圧を印加すると、第9図(b)に示すように、放射たわ
み梁12がたわみ、微小角度δだけ回転変位する。これ
により、放射たわみ梁変位機構6がX、Y軸回りにそれ
ぞれ回転変位することになるので、これに連れて上側の
剛体部8に載置固定されたテーブル13を微動させるこ
とができる。
発明が解決しようとする課題
第一の従来例では、その構成自体が複雑であるばかりで
なく、バイモルフ形圧電素子lの自由端にU字形金具5
の取付は位置を定めなければならず、その製造に多大な
手間と時間を必要とする。
なく、バイモルフ形圧電素子lの自由端にU字形金具5
の取付は位置を定めなければならず、その製造に多大な
手間と時間を必要とする。
一方、第二の従来例の場合、放射たわみ梁変位機構6の
構成が複雑でありコスト高が懸念されるということや、
X、Y軸方向の2軸回転変位しかできずその他の前進、
後退運動ができないという問題がある。
構成が複雑でありコスト高が懸念されるということや、
X、Y軸方向の2軸回転変位しかできずその他の前進、
後退運動ができないという問題がある。
課題を解決するための手段
そこで、このような問題点を解決するために、請求項1
記載の発明では、周辺部が支持部とされ中心部が変位部
とされこれら支持部と変位部との間を複数本の梁により
連結して形成された起歪体をそれら複数本の梁がそれぞ
れ相対するように重ね合わせて設け、それら複数対設け
られた各梁の表面にモーメントを発生させる圧電性素子
を形成した。
記載の発明では、周辺部が支持部とされ中心部が変位部
とされこれら支持部と変位部との間を複数本の梁により
連結して形成された起歪体をそれら複数本の梁がそれぞ
れ相対するように重ね合わせて設け、それら複数対設け
られた各梁の表面にモーメントを発生させる圧電性素子
を形成した。
また、請求項2記載の発明では、周辺部が支持部とされ
中心部が変位部とされこれら支持部と変位部との間を複
数本の梁により連結して形成された起歪体をそれら複数
本の梁がそれぞれ相対するように重ね合わせて設け、そ
れら複数対設けられた各梁の表面にモーメントを発生さ
せる熱素子を形成した。
中心部が変位部とされこれら支持部と変位部との間を複
数本の梁により連結して形成された起歪体をそれら複数
本の梁がそれぞれ相対するように重ね合わせて設け、そ
れら複数対設けられた各梁の表面にモーメントを発生さ
せる熱素子を形成した。
作用
本発明は、複数対設けられた各梁の表面に形成されたモ
ーメントを発生させる圧電性素子若しくは熱素子を選択
的に通電させることにより、その変位部を多軸方向へ微
小変位させることが可能となり、特に、梁を2重構造と
してそれら変位部の面に垂直な方向の相対する位置に素
子を形成しているためその変位部の面に垂直な3次元方
向への変位精度を従来よりも一段と高めることができ、
また、それら梁の表面に形成される各素子は微細加工技
術を用いて容易に作成することができ、さらに、梁は2
重構造とされているため、外部からの大きな振動、衝撃
に対して強い構造とすることができる。
ーメントを発生させる圧電性素子若しくは熱素子を選択
的に通電させることにより、その変位部を多軸方向へ微
小変位させることが可能となり、特に、梁を2重構造と
してそれら変位部の面に垂直な方向の相対する位置に素
子を形成しているためその変位部の面に垂直な3次元方
向への変位精度を従来よりも一段と高めることができ、
また、それら梁の表面に形成される各素子は微細加工技
術を用いて容易に作成することができ、さらに、梁は2
重構造とされているため、外部からの大きな振動、衝撃
に対して強い構造とすることができる。
実施例
本発明の第一の実施例を第1図ないし第5図に基づいて
説明する。まず、第1図及び第2図に基づいて本装置の
全体構成について述べる。起歪体としての単結晶Si基
板14 (以下、単に基板と呼ぶ)は、その周辺部が支
持部15とされ、その中心部が変位部16とされ、これ
ら支持部15と変位部16との間は4本の梁17により
連結されている。そして、本装置は、そのような基板1
4を、4本の梁17がそれぞれ相対するように2枚重ね
合わせて(twin beam)構成している。従って
、この場合、梁17は、上側に4本、下側に4本ずつの
計8本が形成されていることになる。
説明する。まず、第1図及び第2図に基づいて本装置の
全体構成について述べる。起歪体としての単結晶Si基
板14 (以下、単に基板と呼ぶ)は、その周辺部が支
持部15とされ、その中心部が変位部16とされ、これ
ら支持部15と変位部16との間は4本の梁17により
連結されている。そして、本装置は、そのような基板1
4を、4本の梁17がそれぞれ相対するように2枚重ね
合わせて(twin beam)構成している。従って
、この場合、梁17は、上側に4本、下側に4本ずつの
計8本が形成されていることになる。
また、それら4対(変位部16面に対して垂直方向)設
けられた各々の梁17の表面には、モーメントを発生さ
せる圧電性素子18が2個ずつ(計16個)形成されて
いる。ここでは、その圧電素子18の材質としてZnO
,PZT等の薄膜圧電材料、PVDF等の高分子圧電膜
、その他の圧電材料を用いることができる。
けられた各々の梁17の表面には、モーメントを発生さ
せる圧電性素子18が2個ずつ(計16個)形成されて
いる。ここでは、その圧電素子18の材質としてZnO
,PZT等の薄膜圧電材料、PVDF等の高分子圧電膜
、その他の圧電材料を用いることができる。
このような構成において、8本の梁17の表面に形成さ
れた圧電性素子18に外部から通電させることにより、
X、Y、Z軸方向に移動させることができる。第4図は
、それら各圧電性素子18への通電により各軸方向へ変
位している様子を示したものである。第4図(a)は、
変位部16の面に垂直なZ軸方向への変位パターンを示
し、また、第4図(b)は、X軸若しくはY軸方向にモ
ーメント(矢印方向)が発生し変位している様子を示し
たものである。なお、士は伸張状態を示し、−は収縮状
態を示す。
れた圧電性素子18に外部から通電させることにより、
X、Y、Z軸方向に移動させることができる。第4図は
、それら各圧電性素子18への通電により各軸方向へ変
位している様子を示したものである。第4図(a)は、
変位部16の面に垂直なZ軸方向への変位パターンを示
し、また、第4図(b)は、X軸若しくはY軸方向にモ
ーメント(矢印方向)が発生し変位している様子を示し
たものである。なお、士は伸張状態を示し、−は収縮状
態を示す。
上述したように、4対設けられた各梁の表面に形成され
たモーメントを発生させる圧電性素子18を選択的に通
電させることにより、変位部16を3軸方向へ微小変位
させることができる。特に、梁17を2重構造(twi
n beam)としてそれら変位部16の面に垂直な方
向の相対する位置に圧電性素子18を形成しているため
、その変位部16の面に垂直な3次元方向への変位精度
を従来よりも一段と高めることができる。
たモーメントを発生させる圧電性素子18を選択的に通
電させることにより、変位部16を3軸方向へ微小変位
させることができる。特に、梁17を2重構造(twi
n beam)としてそれら変位部16の面に垂直な方
向の相対する位置に圧電性素子18を形成しているため
、その変位部16の面に垂直な3次元方向への変位精度
を従来よりも一段と高めることができる。
また、それら梁17の表面に形成される各圧電性素子1
8は、微細加工技術を用いて容易に作製することができ
る。さらに、梁17は2重構造とされているため、外部
からの大きな振動、衝撃等に対して従来の構成よりもマ
ージン(安全率)を大きくとり強い構造とすることがで
きる。さらに、また、基板14は、シリコン微細加工技
術を応用して簡単な処理工程で作製することができるた
め、量産性にすぐれた安価な装置を得ることができる。
8は、微細加工技術を用いて容易に作製することができ
る。さらに、梁17は2重構造とされているため、外部
からの大きな振動、衝撃等に対して従来の構成よりもマ
ージン(安全率)を大きくとり強い構造とすることがで
きる。さらに、また、基板14は、シリコン微細加工技
術を応用して簡単な処理工程で作製することができるた
め、量産性にすぐれた安価な装置を得ることができる。
次に、基板14の作製工程を第5図に基づいて説明する
。まず、基板14の表裏両面に第一パッシベーション膜
としてのSiO3I S 1IN4等の絶縁膜19を
形成しくa)、さらに、その片面のみにアルミ電極20
、ZnO膜18、アルミ電極20を順次積層する(b)
。次に、フォトリソグラフィー、エツチングを行い、圧
電性素子18を作製するのに不必要な箇所を除去しくC
)、上面のみ或いは両面に第二パッシベーション膜とし
てのSL、N421を積層する(d)。次に、裏面にレ
ジスト22を塗布し必要な箇所のみフォトリソグラフィ
ー、エツチングによりSL、N421、絶縁膜19の一
部を除去しくe)、基板14の異方性エツチングを行い
梁17を形成する(f)。
。まず、基板14の表裏両面に第一パッシベーション膜
としてのSiO3I S 1IN4等の絶縁膜19を
形成しくa)、さらに、その片面のみにアルミ電極20
、ZnO膜18、アルミ電極20を順次積層する(b)
。次に、フォトリソグラフィー、エツチングを行い、圧
電性素子18を作製するのに不必要な箇所を除去しくC
)、上面のみ或いは両面に第二パッシベーション膜とし
てのSL、N421を積層する(d)。次に、裏面にレ
ジスト22を塗布し必要な箇所のみフォトリソグラフィ
ー、エツチングによりSL、N421、絶縁膜19の一
部を除去しくe)、基板14の異方性エツチングを行い
梁17を形成する(f)。
そして、このようにして作製した基板14の接合面とな
る裏面側に(コーニング)ガラスをスパッタし、この基
板14ともう1個別に作製した同一構成の基板14とを
陽極接合等によりそれら裏面同士の接着を行い、これに
より第3図に示すようなtwin beam構成(変位
部16の厚さ方向)の圧電性素子18を作製することが
できる。
る裏面側に(コーニング)ガラスをスパッタし、この基
板14ともう1個別に作製した同一構成の基板14とを
陽極接合等によりそれら裏面同士の接着を行い、これに
より第3図に示すようなtwin beam構成(変位
部16の厚さ方向)の圧電性素子18を作製することが
できる。
次に、本発明の第二の実施例を第6図に基づいて説明す
る。本実施例は、前述した第一の実施例で用いた圧電性
素子(ZnO,PZT等の薄膜圧電材料、PVDF等の
高分子圧電膜、その他の圧電材料)の代わりに、熱素子
を用いたものである。
る。本実施例は、前述した第一の実施例で用いた圧電性
素子(ZnO,PZT等の薄膜圧電材料、PVDF等の
高分子圧電膜、その他の圧電材料)の代わりに、熱素子
を用いたものである。
具体的には、その熱素子としてペルチェ素子23を形成
した。また、この場合、そのペルチェ素子23の近傍に
はヒートシンク24が取付けられている。このヒートシ
ンク24は、熱(発熱、吸熱)の面方向(第6図では左
右方向)の拡散を防止し、しかも、熱容量を向上させる
働きがある。そのヒートシンク24の材料としては、比
熱が大きい(熱容量)金属(例えば、Cu−B1合金)
を用いることができる。なお、面方向の熱抵抗が十分大
きい構成の場合(例えば、梁が非常に薄い)は、ヒート
シンク24はかならずしも必要でない。
した。また、この場合、そのペルチェ素子23の近傍に
はヒートシンク24が取付けられている。このヒートシ
ンク24は、熱(発熱、吸熱)の面方向(第6図では左
右方向)の拡散を防止し、しかも、熱容量を向上させる
働きがある。そのヒートシンク24の材料としては、比
熱が大きい(熱容量)金属(例えば、Cu−B1合金)
を用いることができる。なお、面方向の熱抵抗が十分大
きい構成の場合(例えば、梁が非常に薄い)は、ヒート
シンク24はかならずしも必要でない。
このような構成において、twin beaa+構成の
ベルチェ素子23に選択的に外部より通電を行うことに
より梁17に熱膨張、収縮を発生させ、これにより第4
図Ca )(b ”)に示すようにx、y、z軸方向に
変位を起こさせることができる。従って、本実施例の場
合にも、第一の実施例と同様な効果を得ることができ、
特に、twin beam構成としたことによって、z
軸方向の変位精度を高め、しかも、衝撃等に対して強い
構造とすることができる。
ベルチェ素子23に選択的に外部より通電を行うことに
より梁17に熱膨張、収縮を発生させ、これにより第4
図Ca )(b ”)に示すようにx、y、z軸方向に
変位を起こさせることができる。従って、本実施例の場
合にも、第一の実施例と同様な効果を得ることができ、
特に、twin beam構成としたことによって、z
軸方向の変位精度を高め、しかも、衝撃等に対して強い
構造とすることができる。
なお、ヒートシンク24の取付は箇所としては、上述し
たようにベルチェ素子23に近接して取付けることがで
きる他に、第6図に敲線で示すように、ベルチェ素子2
3の形成された梁17の裏面側に取付けるようにしても
よい。
たようにベルチェ素子23に近接して取付けることがで
きる他に、第6図に敲線で示すように、ベルチェ素子2
3の形成された梁17の裏面側に取付けるようにしても
よい。
発明の効果
本発明は、複数対設けられた各梁の表面にモーメントを
発生させる圧電性素子若しくは熱素子を形成したので、
これら複数個の素子に選択的に通電させることによりそ
の変位部を多軸方向へ微小変位させることが可能となり
、特に、梁を2重構造としてそれら変位部の面に垂直な
方向の相対する位置に素子を形成しているためその変位
部の面に垂直な3次元方向への変位精度を従来よりも一
段と向上させることができ、また、それら梁の表面に形
成される各素子は微細加工技術を用いて容易に作製する
ことができ、さらに、梁は2重構造とされているため、
外部からの大きな振動、衝撃に対して強い構造とするこ
とができるものである。
発生させる圧電性素子若しくは熱素子を形成したので、
これら複数個の素子に選択的に通電させることによりそ
の変位部を多軸方向へ微小変位させることが可能となり
、特に、梁を2重構造としてそれら変位部の面に垂直な
方向の相対する位置に素子を形成しているためその変位
部の面に垂直な3次元方向への変位精度を従来よりも一
段と向上させることができ、また、それら梁の表面に形
成される各素子は微細加工技術を用いて容易に作製する
ことができ、さらに、梁は2重構造とされているため、
外部からの大きな振動、衝撃に対して強い構造とするこ
とができるものである。
第1図は本発明の第一の実施例を示す平面図、第2図は
その梁部分の形状を示す斜視図、第3図は第1図の縦断
側面図、第4図は梁の各軸方向への変形状態を示す説明
図、第5図は基板作製工程を示すプロセス図、第6図は
本発明の第二の実施例を示す縦断側面図、第7図は第一
の従来例を示す一部を切り欠いた斜視図、第8図は第二
の従来例を示す斜視図、第9図はそのアクチュエータの
動作状態を示す説明図である。 14・・・起歪体、15・・・支持部、16・・・変位
部、17・・・梁、18・・・圧電性素子、23・・・
熱素子出 願 人 株式会社 リ コ −−篤、
3図 」 は図 図 6図
その梁部分の形状を示す斜視図、第3図は第1図の縦断
側面図、第4図は梁の各軸方向への変形状態を示す説明
図、第5図は基板作製工程を示すプロセス図、第6図は
本発明の第二の実施例を示す縦断側面図、第7図は第一
の従来例を示す一部を切り欠いた斜視図、第8図は第二
の従来例を示す斜視図、第9図はそのアクチュエータの
動作状態を示す説明図である。 14・・・起歪体、15・・・支持部、16・・・変位
部、17・・・梁、18・・・圧電性素子、23・・・
熱素子出 願 人 株式会社 リ コ −−篤、
3図 」 は図 図 6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、周辺部が支持部とされ中心部が変位部とされこれ
ら支持部と変位部との間を複数本の梁により連結して形
成された起歪体をそれら複数本の梁がそれぞれ相対する
ように重ね合わせて設け、それら複数対設けられた各梁
の表面にモーメントを発生させる圧電性素子を形成した
ことを特徴とする多軸変位発生装置。 2、周辺部が支持部とされ中心部が変位部とされこれ
ら支持部と変位部との間を複数本の梁により連結して形
成された起歪体をそれら複数本の梁がそれぞれ相対する
ように重ね合わせて設け、それら複数対設けられた各梁
の表面にモーメントを発生させる熱素子を形成したこと
を特徴とする多軸変位発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324936A JPH03190572A (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 多軸変位発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1324936A JPH03190572A (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 多軸変位発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03190572A true JPH03190572A (ja) | 1991-08-20 |
Family
ID=18171273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1324936A Pending JPH03190572A (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 多軸変位発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03190572A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014217124A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | カシオ計算機株式会社 | アクチュエータ |
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1989
- 1989-12-15 JP JP1324936A patent/JPH03190572A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014217124A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | カシオ計算機株式会社 | アクチュエータ |
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