JPH03189453A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JPH03189453A
JPH03189453A JP1328789A JP32878989A JPH03189453A JP H03189453 A JPH03189453 A JP H03189453A JP 1328789 A JP1328789 A JP 1328789A JP 32878989 A JP32878989 A JP 32878989A JP H03189453 A JPH03189453 A JP H03189453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overshoot
value
command value
automatic transmission
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1328789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2936117B2 (ja
Inventor
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Hideaki Otsubo
秀顕 大坪
Hiromichi Kimura
弘道 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1328789A priority Critical patent/JP2936117B2/ja
Publication of JPH03189453A publication Critical patent/JPH03189453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2936117B2 publication Critical patent/JP2936117B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、電流や電圧の指令値によって油圧を変化させ
るソレノイドバルブを備え、且つ、前記指令値を出力さ
せる際にオーバーシュートさせるように構成した自動変
速機の油圧制御装置に関する。
【従来の技術】
歯車変速81構と複数個の摩擦係合装置とを備え、油圧
制御装置を作動させることによって前記摩擦係合装置の
係合を選択的に切換え、複数個の変速段のうちのいずれ
かが達成されるように構成した車両用自動変速機の変速
制6+1装置は、従来数に広く知られている。 このような自動変速機において、その油圧制御装置内に
おいて、電気的な指令によって駆動されるソレノイドを
有し、このソレノイドによって油圧を制御する構成を採
用したものが提案されている。この電気的な指令によっ
て駆動されるソレノイドとしては、指令値(を圧、電流
あるいはデユーティ比)に応じた位置にスプールを位置
決めすることによってこの位置に対応する油圧を発生す
るタイプのもの、あるいは、指令値(デユーティ比)に
対応して高速でオン−オフを繰返し、その結果デユーテ
ィ比に応じた油圧を発生するタイプのもの等が知られて
いる。 又、デユーティ比制御によって油圧を制御する場合に、
第11図に示されるように予め定められた値(指令値で
はない)に対して過励磁させ、応答性の向上とソレノイ
ドの小型化を図るようにした技術も知られている(三菱
重工技報Vo1.19No、2 (1982−3))。 更に、公知ではないが、ソレノイドの応答性を速めるた
めに、該指令値を変化させる際に油温に応じてオーバー
シュートさせるように構成した技術ら本出願人によって
提案されている(特願昭63−296865)。
【発明が解決しようとする課[1 しかしながら、−敗に、このように電気的な指令によっ
て油圧を変化させるソレノイドバルブには、コンピュー
タの指令があってから(指令値の変化があってから)実
際にクラッチ係合圧が変化するまでには無駄時間や遅れ
時間が存在する。従って、この種のソレノイドバルブを
例えば自動変速機のクラッチのフィードバック制御に用
いようとした場合、特に無駄時間に対してどのように対
処するかが問題となる。それは、本来、フィードバック
制御は操作を加え、その結果を見て操作量を修正し、制
御量を目標に近づけようとするものなので、ソレノイド
バルブに無駄時間があると操作量を変更しても全く応答
しないということになるため、特にフィードバック制御
の安定性に大きな影響を与えるなめである。 この無駄時間に対処する具体的な方法の1つとしては、
フィードバック制御のゲインを小さくして無駄時間に対
して系を鈍感にし、以って系の安定化を図るという方法
がある。しかしながら、この方法では目標への追従性も
低下してしまう、又、他の方法としては、この無駄時間
を予め考慮してフィードバック制御系を構成する方法が
ある。この方法は、制御装置が複雑にはなるが可能であ
る。 しかしながら、各種運転条件で無駄時間がばらつく場合
は、ロジックがあまりにも複雑になり、通常の本社コン
ピュータではとても対処することはできない。 本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであっ
て、電気的な指令値により油圧を変化させるソレノイド
バルブを用いて油圧を制御する場合に、特に無駄時間の
ばらつき量を低減すると共に、無駄時間及び遅れ時間を
短縮して目標値への追従性を向上させ、フィードバック
制御を良好に機能せることによって、自動変速機におけ
る摩擦係合装置の耐久性向上、及び変速ショックの低減
を図るようにした自動変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的とする。 【課題を達成するための手段】 本発明は、第1図にその要宮を示すように、電流や電圧
の指令値によって油圧を変化させるソレノイドバルブを
備え、且つ、前記指令値を出力させる際にオーバーシュ
ートさせるように構成した自動変速機の油圧制御装置に
おいて、前記指令値の変化幅を検出する手段と、前記オ
ーバーシュートの量を、該変化幅に依存して設定する手
段とを備えたことにより、前記目的を達成したものであ
る。 なお、この明細書において「指令値の変化幅」には「指
令値の変化率」の概念も含まれている。
【作用ズ 本発明においては、目標の油圧に迅速に到達することが
できるよう油圧の立上りあるいは立下りを俊敏に行うな
めに、ソレノイドへの指令値(#磁電流値等)が変更さ
れるときには、−時的に目標指令値よりもオーバーシュ
ートさせ、その後、目標指令値に戻すような手段を採用
している。そして、特にこのオーバーシュートにおいて
、電気的な指令値の変化幅の相違による無駄時間の相違
に着目し、オーバーシュート量を、この指令値の変化幅
に依存して決定することによって、結果としてこの無駄
時間のばらつきを減少させている。 電気的な指令値により油圧を変化させるソレノイドバル
ブのうち、特に指令値としての電流値を増減することに
よって油圧を変化させるソレノイドバルブにおいて、そ
の指令値の変化幅と無駄時間との関係を第9図に示す0
図においてX印の付された実線はオーバーシュートをか
けないときの特性を示している。#磁@流の変化幅、即
ち指令値の変化幅の比率(%)に応じて無駄時間Tβが
大幅に変化していることがわかる。この第9図のソレノ
イドバルブにおいては、指令値の変化幅が小さいときの
無駄時間TβiaX +が大きいときの無駄時間Tβm
inに比べて4倍以上となっている。 何故このように指令値の変化幅に依存して無駄時間がば
らつくかを第7図を用いて説明する。 第7図は励磁電流により油圧を変化させるソレノイドバ
ルブにおいてオーバーシュートを行わなかった場合に、
指令値をステップアップさせた後の油圧の過渡特性を示
している。この図においてFvalveは当該ソレノイ
ドバルブのアクチュエータの摺動抵抗である。即ち、も
し励磁電流のステップアップによる油圧変化幅がこのソ
レノイドバルブのアクチュエータの摺動抵抗Fvalv
eよりも小さい場合には、アクチュエータは移動せず、
従って油圧も指令値が変化する前のまま変化しない。 第7図に示される通り、指令値の変化幅が大の場合には
油圧が摺動抵抗FValVeよりも大きくなるのにTa
時間しかかからない、これがこのソレノイドバルブの指
令値変化幅大のときの無駄時間になる。しかし、指令値
変化幅小の場合に油圧が摺動抵抗Fvalveよりも大
きくなるのには(Taより長い)Tb時間が必要になる
。従って、これがこのソレノイドバルブの指令値変化幅
小のときの無駄時間になる。この無駄時間TaとTbと
の違いが電気的な指令値変化幅の相違による無駄時間の
ばらつきということになる。 本発明は、このような点に着目し、指令値に変化があっ
た場合に、まずこの指令値の変化幅を求め、この変化幅
に従ってオーバーシュート量αを求めるようにしている
。その結果、後述するように、例えば第9図でO印の付
された実線のように、指令値の変化幅が異なっても、無
駄時間があまりばらつかないようにできるようになった
ものである。 ところで、ソレノイドバルブへの指令値のオーバーシュ
ートは、第6図(A>、(B)に示されるように1段階
のオーバーシュートであっても、2段階のオーバーシュ
ートであってもよい、あるいはそれ以外のオーバーシュ
ートの方法であっても、オーバーシュートの効果が指令
値変化幅の相違に応じて変化することができればよい、
この第6図(A)と同(B)においては、指令値の変化
幅(I2  ItあるいはI 2 / I 1、(I2
−It ) / I +など)に従ってオーバーシュー
ト量(α、α1、α2)やオーバーシュート時間(T、
、T2、T3)を決定する。これによって、指令値変化
幅の相違による無駄時間のばらつきを低減する。 又、指令値としてのデユーティ比を変化させることによ
って油圧を制御するタイプのソレノイドの場合は、本来
の指令デユーティ比の変化幅に対して、オーバーシュー
ト量を決定し、このオーバーシュート量を加算したく=
も含む)指令デユーティ比を該指令デユーデイ比が変化
した当初のみ与えるようにすればよい。 【実施例】 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
。 この実施例においては、牽擦係合装置の係合時の過渡油
圧を電子制御するために、アキュムレータの背圧をフィ
ードバック制御するようにしている。このフィードバッ
ク制御は、実際のクラッチCo回転速度(トルクコンバ
ータ・タービン回転速度)NcoがクラッチCo目標回
転速度Nco東の軌跡に沿って変化するように、励磁電
流によって油圧を制御することのできるリニヤソレノイ
ド(SN>をコンピュータからの指令により電子制御す
ることによって行われる。 前記クラッチCo目標回転速度NcIll東は、実際の
クラッチCo回転速度NCOと、変速が終了するときの
クラッチ同期速度(車速X変速後のギヤ比)との間係か
ら求められる。 第2図にこの実施例が適用される車両用自動変速機の全
体概要を示す。 この自動変速機は、そのトランスミッション部としてト
ルクコンバータ部20と、オーバードライブ機構部40
と、前進3段後進1段のアンダードライブm構部60と
を備える。 前記トルクコンバータ部20は、ポンプ21、タービン
22、ステータ23、及びロックアツプクラッチ24を
備えた周知のものである。 前記オーバードライブn構部40は、サンギヤ43、リ
ングギヤ44、プラネタリビニオン42、及びキャリヤ
41からなる1組の遊星歯車装置を備え、この遊星歯車
装置の回転状態をクラッチCO、ブレーキBo、一方向
クラッチFOによって制御している。 前記アンダードライブ機構部60は、共通のサンギヤ6
1、リングギヤ62.63、プラネタリビニオン64.
65及びキャリヤ66.67からなる2組の遊星歯車装
置を備え、この2組の遊星歯車装置の回転状態、及び前
記オーバードライブR楕との連結状態をクラッチC+ 
、C2、ブレーキ81〜B3、及び一方向クラッチF’
+、F’zによって制御している。 このトランスミッション部はこれ自体周知であるため、
各構成要素の具体的な連結状態については、第2図にお
いてスケルトン図示するにとどめ、詳細な説明は省略す
る。 この自動変速機は、上述の如きトランスミッション部、
及びコンピュータ(ECU)84を備える。コンピュー
タ84にはエンジン1の出力(トルク)を反映させるた
めのスロットル開度θを検出するスロットルセンサ80
、車速noを検出する車速センサ(自動変速機の出力軸
7oの回転数センサ)82、油温Teを検出する油温セ
ンサ83、及び変速過渡状悪を反映させるための情報源
として自動変速機のクラッチCoの回転速度NGOを検
出する速度センサ99等の各信号が入力される。コンピ
ュータ84は予め設定されたスロットル開度−車速の変
速マツプに従って油圧制御回路86内の電磁弁31、S
2 (シフトバルブ用)、及び電磁弁SL(ロックアツ
プクラッチ用)を駆動・制御し、第3図に示されるよう
な各クラッチ、ブレーキ等の係合の組合せを行って変速
を実行する。 第4図に上記油圧制御回路86の要部を示す。 第4図において、符号SNがリニヤソレノイド、108
がアキュムレータコントロールバルブ、110がモジュ
レータバルブ、112がアキュムレータ、114がシフ
トバルブである。この第4図においては、摩擦停台装置
として、ブレーキB2が代表的に示されている。第3図
から明らかなように、ブレーキB2は1→2変速を達成
するときに係合させられる牽擦係合装置である。 図示せぬオイルボングによって発生される油圧を暴圧と
して、ライン圧PLが周知の方法で作り出される。この
ライン圧PLはモジュレータバルブ110のボート11
0Aに印加される。モジュレータバルブ110は、この
ライン圧PLを受けて所定のモジュレータ圧PLoを周
知の方法でボー)−110Bに発生させる。 リニヤソレノイドSNは、このモジュレータ圧PLOを
受けてクラッチCo回転速度NcoとクラッチCo目標
回転速度N co Xとの差に応じたソレノイド圧PS
+を発生させる。即ち、コンピュータ84には、前述し
たようにクラッチCoの回転速度N Coが入力されて
いる。このクラッチC。 回転速度Ncoは、クラッチCo目標回転速度NGOX
と比較される0例えばl→2変速の場合、該1→2変速
の実行によってクラッチCo回転速度Ncoが低下する
。もしクラッチCo回転速度NCOがクラッチCo目標
回転速度N Co ”より早めに低下した場合(NCo
−Neo”<Oの場合)は、変速の進行が速過ぎること
になる。そのため、ブレーキB2の係合過渡油圧を減少
させるべく、このNco−Nco”に対応するデユーテ
ィ比相当の指令電流がリニヤソレノイドSNに印加され
、リニヤソレノイドSNは、この指令電流によってデユ
ーティ比に比例したソレノイド圧PS1を周知の方法で
発生する。 この場合、今指令電流がI1からI2に変更された場合
、通常ならば、第6図(A)の破線に示されるようにソ
レノイドへの指令電流はI管からI2へステップ状に変
更される(オーバーシュートなし)、シかし、この実施
例では第6図(A)の実線に示されるように、指令電流
をI1からI2に変更する際に、指令値変化幅((I2
  If)/11)に応じたオーバーシュート量α(第
8図)だけオーバーシュートさせ、指令電流の変更がら
所定時間T1後に本来の目標の指令電流I2に戻すよう
にしている。その結果、油圧の立上りがその分改善され
る。又、この場合、油温センサ83の信号により油温T
eが常温のときと極低温のときとでオーバーシュート量
αを更に場合分けして決定し、−層の精度向上を図るよ
うにしている。 なお、このオーバーシュート制御については、後に第5
図の流れ図を用いて詳述する。 このようにして発生されたソレノイド圧PS。 は、アキュムレータコントロールバルブ108のボート
108Aに入力される。アキュムレータコントロールバ
ルブ108は、エンジントルクを反映しているスロット
ル圧pth及びリニヤソレノイドSNからのソレノイド
圧P S +を入力信号とし、ボート108Bのライン
圧PL2をアキュムレータ背圧Pacに調圧する。即ち
、アキュムレータ背圧Pacは、ライン圧PL2をスロ
ットル圧pth、ソレノイド圧PS+及びスプリング1
08Cの付勢力によって調圧したものであり、従ってソ
レノイド圧PS+を変化させるとにより任意に調圧可能
である。 コンピュータ84によって変速判断が行われると、電磁
弁S1を介してシフトバルブ114が周知の方法で切換
えられ(変速指令)、ライン圧PL(2日0)がブレー
キB2に向って供給され始める。この供給を受けてアキ
ュムレータ112のピストン112Aが上昇を開始する
。このピストン112Aが上昇している間は、ブレーキ
B2に供給される油圧(2日0)が、スプリング112
Bの下向きの付勢力及びピストン112Aに働く下向き
の力と釣合った油圧に維持されることになる。ピストン
112Aを下向きに押そうとする力は、アキュムレータ
112の背圧室112Cにかかるアキュムレータ背圧P
acによって発生される。 従って、アキュムレータ背圧Pacを前述のようにモジ
ュレータバルブ110、リニヤソレノイドSN及びアキ
ュムレータコントロールバルブ108を介して制御する
ことによってブレーキB2への係合時の過渡油圧Pso
を任意に制御することが可能となる。 リニヤソレノイドSNは、前述のように、クラッチCo
回転速度?’JcoとクラッチCo目標回転速度N c
o ”との差に依存して制御されるため、結局、このよ
うな油圧系により、クラッチCo回転速度NCOがクラ
ッチCo目標回転速度NGO”に沿って変化するように
フィードバック制御することができる。 次に、第5図を用いて第1速段から第2速段への変速の
りニアソレノイドSNにおけるオーバーシュート制御に
ついて詳述する。 ステップ201a〜ステヅプ201dの7ラグFは、自
動変速機の現在の状態を記憶し、この状態に基づいてフ
ローを制御するためのフラグである。当初、フラグFは
Oにリセットされているなめステップ202に進む。 ステップ202においては、第1速段から第2速段への
アップシフトの変速判断があったか否かが判断される。 第1速段から第2速段へのアップシフトの変速判断があ
った場合にはステップ203に進み、プレー’r B 
2アプライ指令を行う、又、ステップ202で変速が第
1速段から第2速段への変速ではないと判断された場合
、ステップ211で韻文速制御が実行され、その後リセ
ットへ進む。 ステップ203でのブレーキB2アプライ指令の後、ス
テップ204で、自動変速機の状態がイナーシャ相中の
状態(自動変速機の回転メンバが変速のための回転数変
化を生じている状態)であるかどうかの判断が周知の方
法で行われる。自動変速機がイナーシャ相中状態ではな
い、即ちイナーシャ相開始前の状態であると判断された
場合、ステップ206でフラグFを1にした後リセット
へ進む、自動変速機がイナーシャ相中状態であると判断
された場合、ステップ205に進む。 ステップ205では、クラッチCOの回転速度のフィー
ドバック制御のために、このクラッチCOの目標回転速
度N Co ”と速度センサ99によって検出されるク
ラッチCoの現回転速度Ncoを比較し、正しい回転速
度を得るために補正するり二アソレノイドSNの励磁を
行うための出力電流(確定電流)を求める。ステップ2
07では、ステップ205で求められた確定電流により
、この確定電流の変化幅(求めた確定電流の現在の確定
電流に対する割合)及び油温センサ83で検出されな油
温Teに応じて、第8図のマツプに従ってオーバーシュ
ート電流量αを求め、このリニアソレノイドSNに確定
電流+αの出力を行う、ステップ208で確定電流+α
の出力を行ってからT1時間が経過したか否かを判断す
ることにより、リニアソレノイドSNにはT1時間の間
、確定電流十αの励磁電流が出力される。T+時間(オ
ーバーシュート時間)の後、ステップ210では前記確
定電流がリニアソレノイドSNへ出力される。 ステップ211で確定電流+αの出力を行ってからT0
時間が経過したか否かの判断を行うことによって、リニ
アソレノイドSNへは前記確定電流がTo  T+時間
出力される。 このステップ205とステップ207から212までの
処理はステップ213でイナーシャ相終了が判断される
まで繰返し実行される。即ち、TO時間毎に目標回転速
度と現回転速度を比較し確定電流を補正し、T1時間オ
ーバーシュート電流を出力し、ToT1時間確定電流を
出力するということを繰返す。 ステップ213では、自動変速機のイナーシャ相が終了
したか否かのチエツクを周知の方法で行い、イナーシャ
相終了ではないと判断された場合には、ステップ214
でフラグFを4にし、リセットへ進む、このフラグFが
4の場合には、前述のようなTo時間毎のクラッチCo
回転速度のフィードバック制御を行う。 ステップ213でイナーシャ相終了と判定された場合に
は、ステップ215でブレーキB2の油圧の上昇指令を
行い、ステップ216でフラグFを0にしリセットへ進
み、この第1速段から第2速段への一連の変速の制御を
終了する。 第10図は、前述のようにステップ204からステップ
205とステップ207からステップ212でクラッチ
COの回転速度のフィードバック制御処理を行った場合
のソレノイド励磁電流のオーバーシュートの様子を示す
、第10図において、オーバーシュート量α1からα4
は、ソレノイド励磁電流の変化幅Δ11からΔI4(厳
密にはこの実施例では「差」ではなく「変化率」となっ
ている)に対応している6図から明らかなように、励磁
電流の変化幅が小さいとオーバーシュート量は大きく、
励磁電流の変化幅が大きいとオーバーシュート量は小さ
くなっている。又、変化がマイナスのときは、マイナス
側にオーバーシュートさせている。 第9図は、上記実施例の装置に用いたりニアソレノイド
バルブSNの電流変化幅に対する無駄時間の特性を示す
線図である。 第9図において、X印の付された実線は該ソレノイドバ
ルブの励磁電流の変化時にオーバーシュートを行わない
場合の無駄時間特性を示し、Q印の付された実線はオー
バーシュートを行う本実施例の制御装置における無駄時
間特性を示している。 図から明らかなように、電流変化幅が約12%以上の場
合のように当該ソレノイドバルブのアクチュエータの摺
動抵抗の影響が相対的に小さい場合には、電流変化幅の
相違による無駄時間のばらつきはないが、電流変化幅が
小さくなる程、この電流変化幅の相違による無駄時間の
ばらつきが大きくなっている。 特に本実施例のようなオーバーシュートを行わない場合
にはこの無駄時間のばらつきが著しくなっている(X印
の付された実線)、シかしながら、この第9図で示され
る通り、従来のオーバーシュートを行わなかった場合の
最大無駄時間Tβ1aX1と本実施例制御装置における
最大無駄時間1゛β1a×2とを比べると、本実施例装
置の最大無駄時間は1/2以下になっていることがわか
る。 このように、本実施例では、ソレノイドバルブの励磁電
流の変化幅の相違による無駄時間のばらつきを大幅に改
善することができる。 なお、本実施例では、第8図に示されるように、励磁電
流変化幅によりオーバーシュート量αを連続させて求め
るようにしていたが、本発明では、必ずしも連続的に求
める必要はなく、例えば、励磁$流変化幅を2つのゾー
ンに分け、オーバーシュート量α大、小(αは2値)、
又はオーバーシュート量α有り、無しくαは一定値)に
対応させることも本発明に含まれる。
【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、電流や電圧の指令
値によって油圧を変化させるソレノイドバルブを備えた
自動変速機の油圧制御装置において、この指令の変化幅
の相違により発生する無駄時間のばらつきを低減し、こ
れによって自動変速機における摩擦係合装置の耐久性向
上、及び変速ショックの低減効果を十分に得ることがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の要旨を示すブロック図、第2図は、
本発明の実施例が適用された自動変速機全体のスケルト
ン図、 第3図は、前記自動変速機における摩擦係合装置の作用
状態を示す線図、 第4図は、前記自動変速機の油圧制御装置内の要部を示
す油圧回路図、 第5図は、前記実施例の制御装置の制御フローを示す流
れ図、 第6図(A)、(B)は、前記実施例のオーバーシュー
ト方法を示す線図、 第7図は、本実施例で用いなりニアソレノイドバルブの
励磁電流のステップアップ後の油圧過渡特性を示す線図
、 第8図は、本実施例で用いたりニアソレノイドバルブに
おける指令値変化幅とオーバーシュート量αの関係を示
す線図、 第9図は、本実施例とオーバーシュート制御を行わなか
った場合との無駄時間の特性を示す線図、第10図は、
本実施例による指令値とオーバーシュート量との関係の
例を示す線図、 第11図は、デユーティ比制御によって油圧を制御する
ときのデユーティ比(指令値)と油圧の関係、及びその
ときの出力波形の例を示す線図である。 SN・・・リニヤソレノイド、 83・・・油温センサ、 108・・・アキュムレータコントロールバルブ、11
0・・・モジュレータバルブ、 112・・・アキュムレータ、 PL・・・ライン圧、 P L o・・・モジュレータ圧、 P S +・・・ソレノイド圧、 Pac・・・アキュムレータ背圧、 Te・・・油温、 α・・・オーバーシュート値、 T1・・・オーバーシュートしている時間、Fvalv
e・・・リニアソレノイドのアクチュエータの摺動抵抗
。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電流や電圧の指令値によつて油圧を変化させるソ
    レノイドバルブを備え、且つ、前記指令値を出力させる
    際にオーバーシュートさせるように構成した自動変速機
    の油圧制御装置において、前記指令値の変化幅を検出す
    る手段と、 前記オーバーシュートの量を、該変化幅に依存して設定
    する手段と、 を備えたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
JP1328789A 1989-12-19 1989-12-19 自動変速機の油圧制御装置 Expired - Fee Related JP2936117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328789A JP2936117B2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1328789A JP2936117B2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 自動変速機の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03189453A true JPH03189453A (ja) 1991-08-19
JP2936117B2 JP2936117B2 (ja) 1999-08-23

Family

ID=18214134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1328789A Expired - Fee Related JP2936117B2 (ja) 1989-12-19 1989-12-19 自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2936117B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201204A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Hitachi Ltd ブレーキ液圧制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201204A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Hitachi Ltd ブレーキ液圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2936117B2 (ja) 1999-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4791568A (en) Method of controlling hydraulic pressure for an automatic transmission gear system
US8187132B2 (en) Vehicle controller and control method
JPH03275950A (ja) 自動変速機のダウンシフト制御装置
US5505100A (en) Method of controlling interrupted shifts for a powershift transmission
US8478497B2 (en) Hydraulic control device and hydraulic control method for vehicle automatic transmission
JP2009293722A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3244209B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPS63203947A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH05322020A (ja) 自動変速機の液圧制御装置
JPH03199762A (ja) 電子制御式自動変速機
JPH03189453A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2001280468A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH10103497A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2616023B2 (ja) 自動変速機の多重変速制御装置
JP2007303552A (ja) リニアソレノイドバルブの制御装置
WO2009101826A1 (ja) 自動変速機の制御装置および制御方法
JP2684704B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP4396247B2 (ja) ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JPH023768A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH04224360A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP2581194B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP2785046B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2537946B2 (ja) トルクコンバ―タのスリップ制御装置
JPH02142966A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JPH062761A (ja) 自動変速機の変速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees