JPH0318089A - 抵抗体ペースト、厚膜抵抗体層、配線基板および配線基板の製造方法 - Google Patents

抵抗体ペースト、厚膜抵抗体層、配線基板および配線基板の製造方法

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JPH0318089A
JPH0318089A JP1152979A JP15297989A JPH0318089A JP H0318089 A JPH0318089 A JP H0318089A JP 1152979 A JP1152979 A JP 1152979A JP 15297989 A JP15297989 A JP 15297989A JP H0318089 A JPH0318089 A JP H0318089A
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Japan
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ruthenate
conductive particles
wiring board
glass frit
resistor
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JP1152979A
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Atsushi Yamada
篤 山田
Hiroshi Tsuyuki
露木 博
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、抵抗体ペースト、厚膜抵抗体層、配線基板お
よび配線基板の製造方法に関する。
く従来の技術〉 低温で焼成可能な基板材料が開発されており、これによ
り基板材料、導体ペースト、抵抗体ペースト等を例えば
1 000℃以下の低塩で同時一体焼成することが可能
である。
抵抗体ペーストは、通常、導電粒子、ガラスフリットお
よびビヒクル等から構成されるが、市販されているもの
は、主にアルミナ基板用の抵抗体ペーストである。
このため.市販されている抵抗体ペーストを低温焼成基
板と同時焼成すると、発泡、反り、温度特性の悪化等が
生じる。
また、導電粒子として、ルテニウム酸鉛等のパイロクロ
ール化合物や、酸化ルテニウム等を用いた同時焼成可能
な抵抗体ペーストも存在する. この場合、焼成された厚膜抵抗体層は、抵抗濡度係数T
CHの絶対値が小さいほど好ましく、少なくとも−3 
0 0 〜3 0 0 ppm/degの範囲内である
ことが要求される。
しかし、導電粒子として例えば酸化ルテニウムを選択し
、ペースト化し、基板と同時焼成すると、小さいTCR
、例えば−300〜3ooppm/degのTCRが得
られる抵抗値は狭い範囲でしかない。
また、導電粒子としてルテニウム酸鉛を選択すると10
kΩ/□程度以下ではTCPが大きすぎ、正確な抵抗値
を設定することができない. また、抵抗温度係数TCP調整剤として、公知のCu○
等を使用しても温度制御を十分に行うことは困難であり
、しかも基板の焼成反りが生じたりする。
ところで特公昭55−39883号公報には、金属チタ
ン酸塩と、ガラスと、一般式A.B20.〜,の導電性
パイ口クロール関連酸化物粒子とを有する抵抗体形成用
組成物が提案されている。
そして、この抵抗体形成用組成物によって得られる抵抗
体は、電圧耐溶能力が高く、また高電圧を加える前後で
の抵抗値の変化率が小さい旨が示されているが、抵抗体
の抵抗温度係数TCPが向上する等の効果は示されてい
ない。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、基板と1 000℃以下の温度で同時
一体焼成を行うことができ、抵抗値5〜10MΩ/□の
広い範囲内の所定の抵抗値を示し、しかも抵抗温度係数
TCRがきわめて小さい抵抗体ペーストや厚膜抵抗体層
ならびにこれらを用いた寸法精度が高く、量産性に優れ
た配線基板およびその製造方法を提供することにある. く課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記の(1)〜(5〉の本発明によ
って達成される。
(1)ガラスフリットと、導電粒子と、ビヒクルとを含
有する抵抗体ペーストであって、前記ガラスフリットが
、軟化点1000℃以下であり、前記導電粒子には、ル
テニウム酸鉛および/または酸化ルテニウムと、ルテニ
ウム酸ビスマスとを含有し、重量比y=(ルテニウム酸
鉛+酸化ルテニウム)/(ルテニウム酸鉛+酸化ルテニ
ウム+ルテニウム酸ビスマス)(ただしO<,y<1)
が、抵抗値XΩ/□(ただしXは5〜107Ω/□)の
常用対数X=βOg+。Xと下記式で示される関係をも
っことを特徴とする抵抗体ペースト。
式  1  −  100x y + 1350y −
  250x  I  ≦300(2)前記ガラスフリ
ットと、導電粒子の重量比ガラスフリット/導電粒子が
、90/10〜20/80である上記(L)に記載の抵
抗体ペースト。
(3)上記(1)または(2)に記載の抵抗体ペースト
を焼成したことを特徴とする厚膜抵抗体層。
(4)基板上に導体層と、上記(3)に記載の厚膜抵抗
体層とを積層したことを特徴とする配線基板。
(5)基板材料に、導体ペーストと、上記(1)または
(2)に記載の抵抗体ペーストとを配置し、1 000
℃以下にて同時一体焼成することを特徴とする配綿基板
の製造方法。
〈作用〉 本発明の抵抗体ペーストでは、2種以上の導電粒子を用
いることにより、5〜IOMΩ/□の広い範囲内の抵抗
値で、きわめて小さいTCPが得られる。
具体的には、2種以上の導電粒子の混合比を前記式にて
決定することにより必要とされる抵抗値に応じ、抵抗温
度係数TCRを、−55〜125℃で約−3 0 0 
〜3 0 0ppn+/deg .好ましくは約−2 
0 0 〜2 0 0 ppm/degとすることがで
きる。
また、本発明の抵抗体ペーストを1 000℃以下の4
度で基板や導体ペーストと同時に焼成しても発泡や基板
の反りを防止することができる。
このため、精度や信頼性の高い配線基板を製造すること
ができる。
そして、導体ペーストや抵抗体ペーストの形成も一種類
の印刷板で行うことができるため、製造工程が減少し、
高い量産性が得られ,歩留も向上する。
さらに、1 000℃以下の温度で同時焼成を行うため
、設備の低コスト化を図ることができる。
なお、特公昭55−39883号公報には、抵抗体ペー
ストの導電粒子として、2種以上のパイ口クロールを併
用すること、さらには、2種以上のパイロクロールの含
有比ないし混合比を規定することによりTCPを向上さ
せる旨の開示はない。
く発明の具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明の抵抗体ペーストには、2種以上の導電性粒子と
、ガラスフリットとを脛合し、ビルクル等を加え、これ
らを混練してスラリー化することにより得られる。
本発明ではガラスフリットとして、軟化点が1000℃
以下のガラスを用いる。
前記範囲をこえると1 000℃以下で焼成することが
困難である。
ただし、軟化点があまり低すぎると基板と同時焼成する
際に、反りや発泡等が生じてしまう。
このため、軟化点が700〜1000℃のガラスが好ま
しい。
本発明に用いるガラスとしては、例えばホウケイ酸ガラ
ス、鉛ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸バリウムガラス、
ホウケイ酸カルシウムガラス、ホウケイ酸ストロンチウ
ムガラス、ホウケイ酸亜鉛ガラス等の一般にガラスフリ
ットとして用いられているものが挙げられ、特に鉛ホウ
ケイ酸ガラス、ホウケイ酸ストロンチウムガラス等が好
適である。
そして、ガラス組成としては下記のものが好ましい。
S i O a:5 0〜65重量%、特に50〜55
重量% A℃aos:5〜15重量%、 特に8〜12重量% 8.03:8重量%以下、 特に3〜5重量% Cab.SrO.BaOおよび MgOの1〜4種:15〜40重量%、特に25〜35
重量% PbO : 30重量%以下、 特に10〜20重量% なお、上記組成には、さらにBizOiTie..Zr
O− .Y.O.等から選ばれる1種以上が5重量%以
下含有されていてもよい。
また、ガラスフリットの平均粒径は、0.5〜5戸程度
であることが好ましい。
本発明の導電粒子には、ルテニウム酸鉛および/または
酸化ルテニウムと、ルテニウム酸ビスマスとを用いる。
ルテニウム酸鉛としては、 P b x R u x O a.sおよびこれから多
少偏荷した組成の金属酸化物が好ましい。
酸化ルテニウムとしては、R u O xおよびこれか
ら多偏荷した組成の金属酸化物が好ましい。
ルテニウム酸ビスマスとしては、 Bit Rug Otおよびこれから多少編荷した組成
の金属酸化物が好ましい。
この場合、各金属酸化物の重量比y=(ルテニウム酸鉛
十酸化ルテニウム)/(ルテニウム酸鉛+酸化ルテニウ
ム+ルテニウム酸ビスマス)、得られる抵抗値をXΩ/
□,Xの常用対数X=βO g +。Xとすると、下記
Aは、A1≦300、好まし《は A1≦200である
。 なお、yは、O<,y<1である。
A = −  100x y + 1350y − 2
50xただし、本発明の抵抗値Xの範囲は、 5〜10MΩ/□であるため、Xの範囲は、βO g 
+。5〜7の範囲内の選択される値である。
この場合、Xが10〜10kΩ/□であるときわめて容
易に制{卸することができる。
そして、ルテニウム酸鉛と酸化ルテニウムとを併用する
場合、これらの重量比ルテニウム酸鉛/酸化ルテニウム
は、70/30以上、さらに7 0/3 0〜98/2
.特に90/to〜98/2であることが好ましい。
本発明では、所望するXに対しyを前記範囲内の値とす
ることにより、約1000℃以下の温度で基板と同時焼
成してもきわめて小さい抵抗温度係数TCPを有する厚
膜抵抗体層を得ることができる。
具体的には、IAI≦300.特に A ≦200では、TCRを−55〜125℃で、− 
3 0 0〜3 0 0ppm/deg程度、より好ま
しくは−200〜200ppm/deg程度とすること
ができる。
通常厚膜抵抗体層は、TCRが−300ppm/deg
未満、あるいは3 0 0 ppm/degをこえると
その他の特性、例えば電圧特性(VCR)にも悪影響を
及ぼしてしまい、回路設計上問題となる。
ところで、本発明の導電粒子としては、ルテニウム酸鉛
および/または酸化ルテニウムと、ルテニウム酸ビスマ
スとを、通常別粒子として添加し、混合して用いるが、
複合酸化物として用いてもよい。 あるいは、一部が複
合酸化物であってもよい。
さらには、必要に応じ、焼成によってこれらの金属酸化
物となりつる化合物を添加して用いてもよい。
?のような導電粒子の平均粒径は、0.01〜5一程度
であることが好ましい。
また、導電粒子としては前記のルテニウム酸鉛、酸化ル
テニウムおよびルテニウム酸ビスマス以外にもパイ口ク
ロール化合物と称されるC d B i R u z 
O ? . N d B i R u x O t、B
i InRua O? .Bit IrRuOt、Gd
B i Rua  Ot   BaRuOsB a z
  R u O 4  . S r R u O sC
 a R u O s  . C o x  R u 
O 4LaRuOi .LiRuOs等のルテニ″ウム
化合物、SnO■.LaBe系等を導電粒子全体の20
重量%程度以下含有していてもよい。
本発明では、導電粒子とガラスフリットとの重量比は、
必要とされる抵抗値X等に応じて適宜決定されるが、重
量比ガラスフリット/導電粒子は、90/10〜2 0
/8 0であることが好ましい。
このようなガラスフリット/導電粒子をかえることによ
り抵抗値Xが変化するが、所望のXと、上記式とから導
出される範囲( y e−+c)内にてyを選択し、上
記範囲内にてガラスフリット量を変更することによって
、所望のXにて、絶対値約3 0 0 ppm/deg
以下,好ましくは約2 0 0 ppm/deg以下の
TCRとすることができる。
なお、重量比が前記範囲未満では導電粒子過多のため導
電粒子が接触し合い、抵抗値の制御ができなくなり、さ
らに金属的な温度特性(TCP>>0)を示すことにな
る。
前記範囲をこえるとガラスが多すぎるため、導電粒子が
導電ネットワークを形成できず、絶縁化してしまう。
ビヒクルとしては、エチルセルロース、ポリビニルブチ
ラール、メタクリル樹脂、プチルメタアクリレート等の
アクリル系樹脂等のバインダー、テルビネオール、プチ
ルカルビトール、プチルカルビトールアセテート、アセ
テート、トルエン、アルコール、キシレン等の溶剤、そ
の他各種分散剤、活性剤、可塑剤等が挙げられ、これら
のうち任意のものが目的に応じて適宜添加される。
この場合、ビヒクルの添加量は、導電粒子とガラスフリ
ットの合計量100重量部に対し、20〜60重量部程
度であることが好ましい。
本発明の抵抗体ペーストは、印刷法、転写法、グリーン
シ一ト法等により或膜され、その後焼戊される。 焼結
温度はtooo℃以下、特に800〜1 000℃、さ
らには850〜900℃とされる。
また、焼結時間は1〜3時間程度とし、最高温度にてl
O〜15分間程度保持する。 焼結雰囲気は空気中で行
うことができる。
このような焼結により、本発明の厚膜抵抗体層が得られ
る。 この場合、焼或厚みは、5〜20M程度であるこ
とが好ましい。
なお、厚膜抵抗体層の形成は、基板と一体同時焼結して
行うことが好ましいが、基板を焼成後、基板上に印刷な
いし配置し、後から焼結してもよい。
次に、本発明の配線基板と、その製造方法について、多
層配線基板を例にとり説明する。
例えば、グリーンシ一ト法を用いる場合は、まず、基板
材料となるグリーンシ一トを作製する。
即ち、下記基板の構成材料を混合し、これにバインダー
、溶剤等のビヒクルを加え、これらを〆昆練してペース
ト(スラリー)とし、このペーストを例えばドクターブ
レード法、押し出し法により、好ましくは0.1〜1.
0m+n程度の厚さのグリーンシ一トを所定枚数作製す
る。
基板の構成材料としては、導体ペースト、低抗体ペース
ト等とともに同時焼成可能なものであり、例えば、アル
ミナーホウケイ酸ガラス、アルミナー鉛ホウケイ酸ガラ
ス、アルミナーホウケイ酸バリウムガラス、アルミナー
ホウケイ酸カルシウムガラス、アルミナーホウケイ酸ス
トロンチウムガラス等の酸化物骨材とガラスとを含む低
4焼結材料が好ましい。
この場合、ガラスの粒径は、0.1〜5一程度、アルミ
ナの粒径は、1〜8一程度であることが好ましい。
このような基板材料において、ガラスの含有率は、通常
55〜75重量%程度であることが好ましい。
ビヒクルとしては、前記と同様に、任意のちのが目的に
応じて適宜添加される。
なお、基板材料の好適例としては、本願出願人により開
示された特願昭62−215242号公報に記載のもの
が挙げられる。
次に、前記グリーンシ一トにパンチングマシーンや金型
ブレスを用いてスルーホールを形成する。 その後、導
体ペーストを各グリーンシ一ト上に例えばスクリーン印
刷法により10〜30一程度の厚さに印刷し、所定パタ
ーンの内部および外部導体層を形成するとともにスルー
ホール内に充填する。
そして、前述した本発明の抵抗体ペーストを例えばスク
リーン印刷法等により10〜30一程度の厚さに印刷し
、抵抗体ペースト層を形成する。
また、必要に応じ、導体ペースト層および抵抗体ペース
ト層上に、導体ペースト層の外部導体との接合部を残し
てこれらを被覆するオーバーコート層を設けてもよい。
 このオーバーコート層の形或は、後述するトリミング
の後に行ってもよい。
導体ペースト層および抵抗体ペースト層の印刷,形成は
、寸法が一定した未焼成のグリーンシ一トに対して行な
われるため、それらの印刷版は1つのチップサイズに対
しl種類でよく、後焼成を行う場合のように多種類のも
ののうちから適切な寸法のものを選択して使用する必要
がない。
なお、導体ペースト層と抵抗体ペースト層の形成順序は
、いずれが先でもよい。
導体ペースト層および抵抗体ペースト層を印刷、形成し
た後は、それらの表面を必要に応じて平滑化(グレーズ
処理)する。 なお、この工程は、焼成、トリミング後
に行われる場合もある。
このような導体ペーストは、導体層の基本組成となる金
属粒子と、ガラスフリットとを漬合し、これに前記と同
様のバインダー、溶剤等のビヒクルを加え、これらを混
練してスラリー化することにより得られる。
金属粒子としては、例えば、AgまたはAJ系合金、A
. uまたはAu系合金、Pd,Nj、Cu等を挙げる
ことができ、これらのうち一種または二種以上を添加す
ることができる。
Ag系合金の例としては、Agと所望の金属との2元系
またはそれ以上の合金として、好まし《は30重量%以
下のPdを含むAg−Pd合金、好ましくは20重量%
以下のPdと10重量%以下のptとを含むAg−Pd
−Pt合金、好ましくは15重量%以下のptを含むA
g−Pt合金等を挙げることができる。
Ag−Pd系合金を主体とする導体層は、耐マイグレー
ション性、耐湿性に優れるという特性を有するため、外
部導体層として好ましい。
なお、上記金属粒の含有率は、80〜95重量%程度が
好ましい。
また、金属粒子の平均粒径は、0.01〜5一程度であ
ることが好ましい。
導体ペーストに含有されるガラスフリットには、前記の
ガラスフリットを用いることができ、抵抗体ペーストに
用いるガラスフリットと同様のものが好適である。
抵抗体ペーストには、前記の本発明の抵抗体ペーストを
用いる。
なお、オーバーコート層としては、前記ガラスおよびそ
れらの混合物等のガラスを挙げることができる。
次に、各グリーンシ一トを重ね合わせ、約40〜120
℃、5 0 〜1 0 0 0 kgf/cm”程度で
熱プレスを用い、グリーンシ一トの積層体とする。 こ
の場合、必要に応じ脱バインバー処理、切断用溝の形或
等を行う。
その後、グリーンシ一トの積層体を下記の条件で同時焼
成する。
焼結温度は、1 000℃以下、好ましくは800〜1
 000℃程度、さらに好ましくは850〜900℃程
度とする。
焼結時間は、1〜3時間程度、最高温度での保持時間は
、10〜15分間程度が好適である。
焼結雰囲気としては、空気、02.N.等の不活性ガス
等を挙げることができるが、特に、簡易で、低コストで
あるという点で空気が好ましい。
このようにして、内、外部導体層や厚膜低抗体層が形成
された多層配線基板を得る。
なお、配線基板の構造については、公知の種々のもので
あってよい。
また、誘電体層等も同時焼結により、あるいは、後から
焼結して形成し、コンデンサ内蔵型の配線基板としても
よい。
また、基板は、前記グリーンシ一ト法の他印刷法や転写
法等を用いて作製してもよい。
そして、必要に応じて厚膜抵抗体層に対し、抵抗値を調
整するためのトリミングを行う。
このトリミングは、レーザー加工等、通常の方法で行え
ばよい。
このトリミング後、チップ化され、所定の加工を施して
配線基板が完成する。
以上では、本発明の多層配線基板の1例について説明し
たが、本発明は、これに限定されず、単層の配線基板で
あってもよい。
さらには、厚膜抵抗体層等は、基板と同時一体焼結によ
って形成しなくても、基板焼成後に焼成してもよい。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例1 平均粒径0.66−のP b 2 R u * O a
と、平均粒径0.81}1111のBi2Rug Ot
の導電粒子を用意した。
これらを表1に示される重量比でl昆合し、平均粒径1
.90一のガラスフリットと、重量比ガラスフリット/
導電粒子=37/63にて〆昆合した。
用いたガラスフリットの組成は下記のとおりである。
Sin.   :53重量% /’R!20s:11.0重量% B20,   :  4.2重量% CaO   :12.6重量% BaO   :17重量% SrO   :  0.2重量% MgO:2、O重量% これら100重量部に対しビヒクルを40重量部添加し
て、ボールミルで混合し、スラリー化して抵抗体ペース
トを製造した。
なお、ビヒクルには、バインダーとしてアクリル系樹脂
、溶剤としてトルエン、アルコールを用いた。
また、下記の基板の構成材料を混合し、これに前記ビヒ
クルを加えペーストとした。
ガラス(平均粒径1.9ua+)60重量%Sing 
  :52.2重量% AQt 03  :11.4重量% B.O.   :  3.9重量% SrO   :27.6重量% CaO   :  3.1重量% MgO   :  1.8重量% Aβ20,(平均粒径3.5u)40重量%このペース
トをドクターブレード法にて厚さ0.2mmのグリーン
シ一トとした。
次に、グリーンシ一ト上に抵抗体ペースト層を厚さ20
一に形成した。
これらを900℃で.10分間保持し、同時一体焼結し
た。 そして、焼成厚みが134の本発明の厚膜抵抗体
層サンプルNo.  1を得た。
BiaRuaOtの含有比をかえた比較サンプルNo.
  2〜No.  5も製造した。
これらの各サンプルの抵抗値XΩ/□と、25〜125
℃での抵抗温度係数TCRppm/degを測定した。
結果は表1に示されるとおりである. なお、表lには、実際の重量比 y=Pbs Rug Oa.s/(Pbz Ru20a
.s十B i! Rug 07 )のほか、下記式から
求まる本発明のyの範囲ycafeも併記した。
式 −loox y + 1350y − 250  x 
  ≦300ただしX=βOg+。X,0<y<1であ
る。
また、Pba Ruz Oa.sと 実施例2 実施例1において、重量比ガラスフリット/導電粒子=
 3 2/6 8としたほかは同様とし、サンプルNo
. 6〜No.10を製造し、同様の測定を行った。
結果は表2に示されるとおりである。
表1、2より明らかなようにyの値が3’ easeの
範囲内である本発明のサンプルNo.  1とNo. 
6は、− 2 0 0 〜2 0 0ppm/degの
TCRが得られた。
これに対し、yの値が3’ca+cの範囲外である比較
サンプルNO.2〜NO.5、NO,7〜No.10は
、TCRが−3 0 0 ppm/deg未満あるいは
3 0 0 ppm/degをこえる値であり、厚膜抵
抗体層としては、使用上問題がある。
実施例3 実施例1および2でPb− Ru20...を平均粒径
0.66PのR u O 2にかえて同様の測定を行っ
たところ同様の結果が得られた。
例えば、重量比ガラスフリット/導電粒子=3 7/6
 3、y=0.8、X=26000/口のとき、T C
 P = − 5 0 ppm/degであった。
なお、このときの’/ +.a+cの範囲は、0.55
≦ycm+c<1である。
実施例4 実施例1および2でPbz’RuzOa.sのかわりに
平均粒径0.66−の Pb* Rug Os.aと平均粒径0.66−のRu
O−とを併用して用いた。 この場合重量比Pbi R
ug Os.s /RuOiは、95/5とした。
そして、実施例1および2と同様の測定を行ったところ
同様の結果が得られた。
例えば、重量比ガラスフリット/導電粒子=3 7/6
 3、y=0.8、X=2200Ω/□のとき、T C
 R = − 3 0 ppm/degであった。
なお、このときの:J ca+eの範囲は,0.53≦
y e−+c< 1である。
〈発明の効果〉 本発明の抵抗体ペーストを用いると、 1000℃以下の温度で基板や導体ペースト等と同時に
焼成しても発泡や基板の反りを防止することができる。
そして、同時一体焼成された厚膜抵抗体層の特性として
、−55〜125℃で約−300〜3 0 0 ppm
/deg .好ましくは約−200〜2 0 0 pp
m/degの抵抗温度係数TCRを得ることができる。
また、本発明の抵抗体ペーストは、同時焼成が可能であ
るため、精度や信頼性の高い配線基板を実現することが
できる。
そして、導体ペースト層や抵抗体ペースト層の形成を一
種類の印刷板等で行うことができる。
このため後焼成を行う場合のように基板のサイズに拘束
されることがなく、また、製造工程も減少し、生産性や
歩留りが向上する。
さらに本発明の製造方法では、1 000℃以下の温度
で同時焼成を行うため、設備等の低コスト化を図ること
ができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラスフリットと、導電粒子と、ビヒクルとを含
    有する抵抗体ペーストであって、 前記ガラスフリットが、軟化点1000℃以下であり、
    前記導電粒子には、ルテニウム酸鉛および/または酸化
    ルテニウムと、ルテニウム酸ビスマスとを含有し、重量
    比y=(ルテニウム酸鉛+酸化ルテニウム)/(ルテニ
    ウム酸鉛+酸化ルテニウム+ルテニウム酸ビスマス)(
    ただし0<y<1)が、抵抗値XΩ/□ (ただしxは5〜10^7Ω/□)の常用対数x:lo
    g_1_0Xと下記式で示される関係をもつことを特徴
    とする抵抗体ペースト。 式|−100xy+1350y−250x|≦300
  2. (2)前記ガラスフリットと、導電粒子の重量比ガラス
    フリット/導電粒子が、90/10〜20/80である
    請求項1に記載の抵抗体ペースト。
  3. (3)請求項1または2に記載の抵抗体ペーストを焼成
    したことを特徴とする厚膜抵抗体層。
  4. (4)基板上に導体層と、請求項3に記載の厚膜抵抗体
    層とを積層したことを特徴とする配線基板。
  5. (5)基板材料に、導体ペーストと、請求項1または2
    に記載の抵抗体ペーストとを配置し、1000℃以下に
    て同時一体焼成することを特徴とする配線基板の製造方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6434866B1 (en) 2000-11-30 2002-08-20 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Device for attaching and detaching a counterweight of construction machine
US6871427B2 (en) 2001-11-05 2005-03-29 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine and self-attaching and-detaching method thereof
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