JPH03176706A - ロボット制御装置のゲイン設定装置 - Google Patents

ロボット制御装置のゲイン設定装置

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JPH03176706A
JPH03176706A JP31619889A JP31619889A JPH03176706A JP H03176706 A JPH03176706 A JP H03176706A JP 31619889 A JP31619889 A JP 31619889A JP 31619889 A JP31619889 A JP 31619889A JP H03176706 A JPH03176706 A JP H03176706A
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force
robot
interpolation
control
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JP31619889A
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English (en)
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Tooru Kurenuma
透 榑沼
Kunio Kashiwagi
柏木 邦雄
Shinsaku Tsutsui
筒井 真作
Kazunori Yamada
一徳 山田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロボット制御装置のゲイン設定装置に関し、特
にグラインダがけ、パリ取り、嵌め合い等の作業ロボッ
トの如く力制御が行われるロボットの制御装置において
、ワークの各部分の形態及び状態とロボット°機構系の
構造とに起因する環境剛性の変化を考慮してコントロー
ラゲインを決定し最適な力制御が行われるようにしたロ
ボット制御装置のゲイン設定装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図に従って典型的な従来の作業ロボットとロボット
制御装置の構成例を説明する。
先ず作業ロボットについて説明する。第5図において、
1はロボットで、このロボット1は、ロボット機構2と
、駆動部であるモータ3と、モータ3に付設されモータ
駆動軸の移動量を検出するエンコーダ4とから構成され
る。この図示例では、ロボット機構2はワークの台座と
なるxyテーブル5と作業用ツールを取り付けるための
2テーブル6を有する。xyテーブル5ではワークがX
軸及びy軸の少なくともいずれか一方に沿ってxy平面
内を移動し、2テーブル6では作業用ツールが2軸に沿
って移動する。これらの移動は前記モータ3の駆動動作
によって行われる。各軸についての移動動作はそれぞれ
独立に行われ、そのためモータ3は各軸ごとに設けられ
ている。従って、エンコーダ4も各軸のモータに対応し
て軸ごとに備えられる。しかし図示例では、説明の便宜
上それぞれ1つのブロックで複数のモータ及びエンコー
ダを示している。x、  y、  zの3軸に関し所定
のモータ3を動作させると、対応する駆動対象に力fv
が与えられ、駆動対象は移動する。駆動対象の移動量は
位置情報として対応するエンコーダ4によって得ること
ができる。2テーブル6はアーム7を備え、そのリスト
部に力センサ8が備えられ、更にこの力センサ8の先に
グラインダ等の作業用ツール9が取り付けられる。
以上の構成によれば、ワークをxyテーブル5の上に固
定して配置し、モータ3を介してxyテーブル5上のワ
ーク及び2テーブル6上の作業用ツール9の位置を適宜
に変更し作業用ツール9をワークに押付けなから当接さ
せることにより、ワークの表面にグラインダかけ等の作
業を行うことができる。この作業において、力センサ8
に対して作業用ツール9とワークとの接触によって生じ
る力及びモーメントが作用し、力センサ8を介して作業
用ツール9に反力として生じる力等を検出することがで
きる。
次にロボット制御装置について説明する。第5図におい
てロボット1以外の部分10がロボット制御装置の主要
部を構成する。前述したエンコーダ4及び力センサ8も
検出部としてロボット制御装置に含まれる。11は角目
標値設定部、12は位置目標値設定部である。角目標値
設定部11にはx、y、zの各軸について力又はモーメ
ントの目標値tr (各軸の目標値を要素とするベクト
ルとして表示される)が予め設定され、角目標値設定部
11は設定された目標値frを減算器13に対し出力す
る。角目標値の設定には例えば教示データが使用される
。位置目標値設定部12には各軸について位置の目標値
x+  (各軸の目標値を要素とするベクトルとして表
示される)が予め設定され、位置目標値設定部12は設
定された目標値X+を減算器14に対し出力する。位置
目標値の設定には例えば教示データを補間した値が使用
される。
前記力センサ8で検出された力は力演鼻部15に送給さ
れ、力演鼻部15で力演算を行うことによりワークと作
業用ツール9との接触点での力fを算出する。力演鼻部
15で得られた力fは減算器13に出力される。一方、
エンコーダ4で検出された各テーブルにおける各軸方向
の移動量に係る位置データは位置演算部16に送給され
、この位置演算部(6で位置演算を行うことにより作業
用ツール9での作業点(ワークとの接触点)の位置Xを
算出する。位置演算部16で得られた位置Xは減算器1
4に出力される。
減算器13では、力■と角目標値f「とが比較され、そ
の偏差Δf=f−f+が出力される。減算器14では、
位置Xと位置目標値XIが比較され、その偏差Δx=x
−xrが出力される。上記の各偏差ΔtとΔXは位置・
力制御演算部17に入力される。
位置・力制御演算部17は仮想コンプライアンス制御系
として構成され、不感帯幅を調整できる不感帯演算部1
8と、バネ定数行列(コンプライアンス行列)Kが設定
されたバネ定数演算部19と、減算器20と、コントロ
ーラゲインKcが設定された特性補償演算部21とから
構成される装この構成によって、不感帯演算部18を通
過したΔfとバネ定数演算部19を通過したΔスは減算
器20で減算が行われ、その後、特性補償演算部21で
コントローラゲインKeが乗じられることにより目標速
度Vを表す指令信もが出力される。
位置・力制御演算部17の出力信号はモータ速度演算部
22に与えられ、ここでモータ速度操作信号を発生し、
サーボアンプ23を経てモータ3に供給される。モータ
3は操作信号により目標速度になるように制御される。
前記においてバネ定数行列にやコントローラゲインKc
はX軸、y軸、2軸の各軸に対応する値を対角成分に有
する対角行列であり、また不感帯演算部18は各軸に対
応して設けられる。このように、X、  y+  2の
各軸はそれぞれ独立した特性(力制御特性又は位置制御
特性、或いは両特性が混合された特性)を有するように
設定することが可能である。前述のロボット制御装置1
0では、ロボット1の構造に対応して、バネ定数演算部
19でバネ定数行列にのZM酸成分0にして2軸方向は
力制御とし、不感帯演算部18でX軸とy軸の不感帯を
大きくしてX軸方向とy軸方向は位置制御としている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、例えば2軸に関し、力制御が行われる実際上
の制御系のみを示すと第6図のようになる。第6図で示
される角目標値設定部11、不感帯演算部18、特性補
償演算部211、モータ速度演算部22、サーボアンプ
23、モータ3、エンコーダ4、ロボット機構2、力セ
ンサ8、力演鼻部15はそれぞれ2構成分に関係する部
分を意味する。これらの回路要素の作用は前述した通り
である。図中必要に応じて文字2を添字として示す。
またZ軸について位置制御は行われないので、第6図に
おいて位置制御に関係する構成部分は省略される。第6
図において、破線で示された30は、作業用ツール9と
ワークの接触点で生じる実際の物理的現象を、制御系ル
ープにおける制御対象の要素として示したものである。
実際上、ロボット機構2や作業用ツール9を完全な剛体
と考えたときに理論計算上寿られる作業用ツール9とワ
ークの接触点位置Xzと、実際の作業において生じる接
触点位置Xexとは相違し、その偏差X!−Xesがた
わみとして生じる。このたわみは、制御系における要素
として無視することができない。そこで、第6図に示さ
れるように制御系ループでは、符号30で示されるよう
に、ロボット機構、作業用ツール、ワーク等の各剛性を
合成することによって決まるロボット機構系の剛性35
(以下、環境剛性という)を考慮しなければならない。
かかる環境剛性35の値をKetと想定すれば、力セン
サ8によって検出される対象(力fs)は、接触点で実
際に生じるたわみXIXcxに対し環境剛性Ktsを掛
けたものとなる。
そのため、従来、Z軸に関する力制御のループでは特性
補償演算部21に設定された固定値のコントローラゲイ
ンKcxだけで制御系の安定性を図っていたが、実際に
はロボット機構系の環境剛性を制御要素として考慮しな
ければ最適な制御を遠戚できない。
更に、力制御を応用した作業の一例にグラインダかけ作
業があるが、このグラインダがけ作業では同一ワークの
磨き作業であってもワークの形状が変化していればその
部位に応じて環境剛性が異なる場合がある。また、特に
垂直多関節型ロボットに力制御を応用した場合には、ロ
ボットのとる位置や姿勢によってロボット自身の剛性が
顕著に変わるので、環境剛性の変化が著しい。このよう
に環境剛性が変化する場合には、系の不安定性を排除し
てその応答性を高めるために、その変化に応じてコント
ローラゲインを連続的に変化するように制御しなければ
ならない。
加えて、コントローラゲインが環境剛性に対応して変化
するように構成した場合には、コントローラゲインが急
激に変化しないように緩和的機能をもたせる必要が生じ
る。
本発明の目的は、力制御を含むロボット制御系において
、力制御の制御ループでロボット機構系の環境剛性を制
御系要素として考慮してコントローラゲインを設定し、
所定の教示点について適切なコントローラゲインを与え
、それらの教示点の間においても各部位の環境剛性に対
応した適切なコントローラゲインを滑かに設定できるよ
うにし、制御安定性の高い且つ応答特性が良好なロボッ
ト制御装置のゲイン設定装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るロボット制御装置のゲイン設定装置は、作
業用ツールと、この作業用ツールを支持するロボット機
構部と、作業用ツールを任意の位置に移動してワークに
押付けるための駆動手段とからなるロボットを制御する
ためのロボット制御装置であり、作業用ツールに加わる
力を検出する力検出手段と、作業用ツールの作業点位置
を検出する位置検出手段と、作業用ツールに必要な押付
は力を設定する角目標値設定手段と、力検出手段の出力
値を角目標値設定手段の出力値と比較して得た偏差に対
しコントローラゲインを適用して力制御を行うための操
作指令値を出力する力制御演算手段とを含む前記ロボッ
ト制御装置において、複数の教示点のそれぞれについて
設定されたコントローラゲインの値が順次に入力される
ゲイン入力手段と、補間演算を実行するための条件が設
定される補間条件設定手段と、ゲイン入力手段によって
与えられる隣合う2つ教示点のゲイン値と補間条件設定
手段によって与えられる補間条件とによって補間演算を
実行する補間演算手段と、この補間演算手段に対し補間
演算開始を指令する起動指令手段とを有し、力制御演算
手段で設定されるコントローラゲインを可変とし、補間
演算手段の出力に基づき前記コントローラゲインを設定
するように構成される。
〔作用〕
本発明によるロボット制御装置のゲイン設定装置では、
ワークの形態やロボットの位置、姿勢等が原因となって
ロボットの制御系に含まれる環境剛性が変化する場合を
考慮して力制御部のコントローラゲインを設定、更新す
ることができ、且つ教示点間の区間では補間演算によっ
てコントローラゲインを求めて更新し、コントローラゲ
インを滑らかに変化させている。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図は本発明に係るロボット制御装置のゲイン設定装
置の構成を示す。この実施例によるロボット制御装置1
00は、第5図で説明した従来のロボット制御装置10
の構成を基本とし、その制御対象は第5図で説明したロ
ボット1である。ロボット1は、第5図に示された外観
を有し、既に説明したように、ワークを載置するxyテ
ーブル5、作業用ツール9及び力センサ8等を備える2
テーブル6を含むロボット機構2と、モータ3及びエン
コーダ4とから構成される。かかる装置構成を有するロ
ボットlを制御系ループで示すと第1図のようなブロッ
ク構成となる。このロボット1のブロック構成は基本的
に第6図に示された構成と同じであるが、各回路要素は
2構成分に関するものに限定されない。従って、符号3
0の破線ブロック内に示された理論計算上の作業用ツー
ルの位lx及び実際の作業用ツールの位置xe、環境剛
性KeはそれぞれX軸、y軸、z軸の各要素を含んでな
るものである。
ロボット制御装置100に関し、第5図で説明した要素
と同一のものには同一の符号を付している。ロボット制
御装置100において、11は角目標値設定部、12は
位置目標値設定部、13及び14は減算器、15は力演
鼻部、16は位置演算部、17は位置・力制御演算部、
18は不感帯演算部、19はバネ定数演算部、20は減
算器、22はモータ速度演算部、23はサーボアンプで
ある。これらの制御系要素の接続構成及び作用は従来技
術の箇所で既に説明したので、ここでは詳細な説明を省
略する。
上記ロボット制御装置100では、更に起動指令部50
、ゲイン入力部51、補間条件設定部52、補間演算部
53が付加される。ゲイン入力部51には、図示しない
記憶部に教示情報として予め記憶されたワークの複数の
教示点のそれぞれののゲイン値が所要のタイミングで作
業の進行に伴い順次に供給され、こうして入力されたゲ
イン値は補間演算部53に与えられる。起動指令部50
は、補間演算部53に対し、補間演算部53が補間演算
を1回行うことを指令する信号を出す機能を有している
。従って起動指令部50の出力する信号をカウントすれ
ば補間演算の更新回数を知ることができる。補間条件設
定部52には成る教示点とその隣の他の教示点の間の補
間演算における更新ピッチが設定される。起動指令部5
0と補間条件設定部52の各出力は補間演算部53に与
えられる。補間演算部53は、例えば後述するような補
間演算式に基づき隣合う2つの教示点の間におけるコン
トローラゲインを指示されたピッチで算出し、算出され
たゲイン値を特性補償演算部54に与え、ゲインの設定
値を前記ピッチで変更する機能を有する。なお、第1図
に示された構成では特性補償演算部は固定値のゲインが
設定されているのではなく、そのゲインを任意に変更で
きるように構成されているため、第5図とは異なる符号
54を付している。これらの回路要素のそれぞれの動作
については、更に下記のパリ取り作業の制御動作の中で
説明される。
第2図はグラインダによるワークのパリ取り作業の一例
を示す図である。第2図で示されたワーク60は台61
に載置された部分60Aと、部分60Aと一体となリリ
プの如く薄板状に形成された部分60Bとを有している
。60Aと60Bの部分では剛性が異なっており、更に
部分60Bでは図中右方に移るほど剛性が低くなるとい
う特性を有している。第2図に示されるように、ワーク
60の縁部をグラインダ62でパリ取り作業を実行する
。パリ取り作業のためのグラインダ62の進路は破線6
3で示されている。この進路上に教示点A、B、Cが設
定される。従って、グラインダ62はA−B−+Cの順
序で位置が変更されながらパリ取り作業を行う。第2図
中に示される座標系X軸、y軸、z軸に関して、グライ
ンダ62はX軸及びy軸の方向に位置制御され、且つZ
軸方向に力制御される。
第2図に示されたパリ取り作業では、最初の教示作業に
おいて、例えば教示点A、B、Cについて教示情報が与
えられ、コンピュータ等に備えられた記憶部に記憶され
る。その教示内容の一例を第3図に示す。第3図中、6
4は教示作業で記憶部に記憶される各教示点A、B、C
の教示内容を表として示したものである。表64におい
て、A点、B点、0点のパラメータとして、それぞれ位
置64A1ゲイン64BSz方向の角目標値64Cが与
えられる。ここで、ゲインに関し、ワーク60の部分6
0Aは台61の上に配置されるので、当該部分60Aに
存在する点A、Bのゲインは同じGc、に設定され、ま
た剛性の低いリブ部分60Bに存在する点Cのゲインは
GC2に設定される。
ワーク60において、A点からB点にかけては高い剛性
の一定値であり、B点から0点にかけては連続的に低く
なるように剛性が変化するので、これに対応して、A点
からB点までグラインダ62が移動するときはゲインは
G。、の一定値をとり、B点から0点まで移動するとき
はゲインもGCIからGC2へと変化させる。かかる特
性補償演算部54に設定されるゲインの設定・制御は補
間演算部53における補間演算によって行われる。
次にゲインを設定するために補間演算部53で実行され
るゲインの補間演算について第4図に従って説明する。
補間演算のためのルーチンとしては、1吹掃間や高次補
間等の種々のものがあるが、この実施例では1吹掃間を
用いた例を説明する。1吹掃間の式は次式で与えられる
上記式において、GCは算出され且つ特性補償演算部5
4に設定されるゲイン値であり、GC(11はゲイン入
力部51を介して与えられた更新のための最新ゲイン値
であり、Gcf、−1,はゲイン入力部54を介して与
えられた前回のゲイン値であり、nは補間条件設定部5
2から与えられる更新ピッチであり、mは起動指令部5
0の出力回数をカウントすることによって得られる更新
回数である。
前記式に基づいて実行される補間演算のルーチンを示す
と第4図の如くなる。この補開演算ルーチンは、起動指
令部50の1回の起動指令信号に対応して実行される1
回の補間演算ルーチンを示している。以下このルーチン
について説明する。
ここでは第2図に示された教示点Bから教示点Cまでの
区間の補間演算を例にとって説明する。
起動指令部50が起動指令を補間演算部53に対して出
力すると、演算が開始される。このときグラインダ62
の位置は教示点Bであるとする。
先ず、ステップ70でカウントされた起動指令の回数m
が0か否かが判定される。この場合mは0であるのでス
テップ71,72.73のフローに移動する。ステップ
71では、ゲイン入力部51に入力されたGcn+が補
間演算部53に入力される。第3図に示すように表64
で表された記憶部のゲイン64Bの内容は、ゲイン入力
部5↓に対しグラインダ62の位置の変化に伴い順次に
与えられる。グラインダ62が教示点Bの位置にあると
き、ステップ71で入力されるゲインG。、、、は次の
目標教示点CのGC2である。ステップ72では補間条
件設定部52からnを入力する。このnは更新ピッチで
ある。nは予め教示情報として補間条件設定部52に与
えられている。ステップ73では示された演算式によっ
て各ピッチごとの増分量Pが求められる。この式におい
てGc、j、、、、は前回の教示点のゲイン情報として
与えられた値でGelである。ステップ73で増分量が
求められると、ステップ74で新しく更新されたゲイン
G。
が算出され、この値が特性補償演算部54に与えられる
。次のステップ75では、n−1とmとの大小関係に対
応して処理が異なる。前者が大きいときには、ステップ
76でmの数を1増加する。
この状態で、次に送給される起動指令部50から起動指
令の出力を待つ。この場合には区間BCの間の補間演算
が継続して行われる。反対に前者が小さいときには、m
をOにセットしくステップ77)、GC(,1の値をG
Cfl−11に入れ替える(ステップ78)。これは区
間BCにおける補間演算が終了したことを意味し、次の
区間の補間演算のための準備を行う。区間BCの間にグ
ラインダ62が存在するときには、m=1として補間演
算が起動指令に対応して継続されるのであるが、m=1
以降はステップ70でその判断がなされた後ステップ7
4で補間演算が行われ、次のゲインの値が求められる。
以下、区間BCの間この演算が繰り返される。
次に更新ピッチの指定の仕方と起動指令の出力タイミン
グとの関係について説明する。2点間の移動をグライン
ダ62に指示するとき、同時に移動の軌跡を指定する制
御方法がある。また本実施例の如く直線で結んだ軌跡の
上を移動する方法としては、位置についての直線補間方
法がある。この実施例では、位置の直線補間方法に、ゲ
インの補間演算のための起動指令の出力タイミングを合
わせるように構成した。この位置の直線補間方法は、2
点間の距離と目標とする移動速度とから前記2点間を結
んだ直線上の中間の位置を演算し、この中間点を位置目
標値として、当該中間点で前記目標移動速度となるよう
に位置目標値設定部12への出力間隔を制御するもので
ある。
そのため第3図に示すように、位置の情報64Aは直線
補間制御演算部80に入力され、ここに入力される速度
目標値と共に直線補間制御演算が行われ、位置目標値設
定部12に対し位置目標値が所定のタイミングで設定さ
れる。
位置の直線補間制御によれば制御ルーチン内で前記中間
点の個数Sや位置目標値の出力タイミングが決定される
。そこで、第3図に示されるように、更新ピッチnをs
+1とし、位置の直線補間制御演算部80からの位置目
標値の出力タイミングをタイミングとして用いれば、前
記実施例における補間演算部53の起動タイミングを位
置の直線補間制御に合わせることができる。
なお、それぞれの教示点A、B、Cにおいて教示された
内容のうち、2方向の角目標値は角目標値設定部11に
所定のタイミングで供給される。
前記実施例では、ワーク側の剛性の変化を例にとって説
明したが、ロボット自身の構造、形態等に起因して剛性
が変化する場合にも、同様にして、ゲインをパラメータ
として設定し、順次にゲインの値を出力し、変更するよ
うに構成すれば良い。
補間演算部53を動作させるため起動指令部50から出
力される起動信号の出力タイミングについては、位置の
補間制御演算に同期をとる方法だけではなく、その他に
、2つの地点間でのゲイン更新ピッチnを決定し、その
後地点間の距離をnで割った値を判断基準として、ロボ
ットの移動距離を監視する方法や、単純にタイマに同期
させる方法を採用することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば次のよう
な効果が発生する。
力制御を行うことのできる力演鼻部等を有するロボット
制御装置において、各教示点におけるコントローラゲイ
ンを環境剛性を考慮して設定し且ツ教示点間のコントロ
ーラゲインを補間演算で求めて設定するように構成した
ため、ワークの形状やロボットの位置、姿勢に起因して
環境剛性が変化しても、ロボットの作業動作を停止させ
ることなく、環境剛性を考慮したコントローラゲインを
力演鼻部に設定し且つ更新することができ、短い作業時
間で精度の良好な力作業を行うことができる。
補間演算を採用することによりコントローラゲインの急
激な変化を自動的に緩和するようにしたため、教示作業
時に教示点を多数選択し、各教示点についてコントロー
ラゲインの変化が急激にならないようにゲイン値を少し
づつ変化させて教示する方法に比較し、教示点の数を大
幅に減少させることができると共に、教示作業に要する
時間を短縮することができる。
制御系の安定性を決定するコントローラゲインを環境剛
性の変化に応じて最適に調整・変更できるように構成し
たため、力制御を含むロボットにおいて常に安定で且つ
応答性の良好な制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロボット制御装置のゲイン設定装
置の基本的構成を示すブロック図、第2図は作業の状態
を示す説明図、第3図は記憶部に記憶される教示情報の
内容と、その情報が供給される構成要素との関係を説明
するためのブロック図、第4図は補間演算部で実行され
る1回の補間演算を示すフローチャート、第5図は従来
の作業ロボットとロボット制御装置の構成を示すブロッ
ク図、第6図は従来のロボット制御装置の問題点を説明
するための要部ブロック図である。 [符号の説明] 1・・・・・・ロボット 2・・・・・・ロボット機構 3・・・・・・モータ 4・・・・・・エンコーダ 8・・・・・・力センサ 9・・・・・・作業用ツール 10.100・ロボット制御装置 11.53・・角目標値設定部 12・・・・・位置目標値設定部 15・・・・・力演鼻部 16・・・・・位置演算部 17・・・・・位置・力制御演算部 21.54・・特性補償演算部 2 0 1 2 3 0 2 ・モータ速度演算部 ・起動指令部 ・ゲイン入力部 ・補間条件設定部 ・補間演算部 ・ワーク ・グラインダ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 作業用ツールと、この作業用ツールを支持するロボット
    機構部と、前記作業用ツールを任意の位置に移動してワ
    ークに押付けるための駆動手段とからなるロボットを制
    御するためのロボット制御装置であり、前記作業用ツー
    ルに加わる力を検出する力検出手段と、前記作業用ツー
    ルの作業点位置を検出する位置検出手段と、前記作業用
    ツールに必要な押付け力を設定する力目標値設定手段と
    、前記力検出手段の出力値を前記力目標値設定手段の出
    力値と比較して得た偏差に対しコントローラゲインを適
    用して力制御を行うための操作指令値を出力する力制御
    演算手段とを含む前記ロボット制御装置において、 複数の教示点のそれぞれについて設定されたコントロー
    ラゲインの値が順次に入力されるゲイン入力手段と、補
    間演算を実行するための条件が設定される補間条件設定
    手段と、前記ゲイン入力手段によって与えられる隣合う
    2つ教示点のゲイン値と前記補間条件設定手段によって
    与えられる補間条件とによって補間演算を実行する補間
    演算手段と、この補間演算手段に対し補間演算開始を指
    令する起動指令手段とを有し、前記力制御演算手段で設
    定される前記コントローラゲインを可変とし、前記補間
    演算手段の出力に基づき前記コントローラゲインを設定
    することを特徴とするロボット制御装置のゲイン設定装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05224731A (ja) * 1992-02-10 1993-09-03 Honda Motor Co Ltd Nc装置のサーボゲイン調整装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05224731A (ja) * 1992-02-10 1993-09-03 Honda Motor Co Ltd Nc装置のサーボゲイン調整装置および方法

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