JPH0317324A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

Info

Publication number
JPH0317324A
JPH0317324A JP34416289A JP34416289A JPH0317324A JP H0317324 A JPH0317324 A JP H0317324A JP 34416289 A JP34416289 A JP 34416289A JP 34416289 A JP34416289 A JP 34416289A JP H0317324 A JPH0317324 A JP H0317324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
nozzle
valve
outer cylinder
fixed outer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34416289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0427339B2 (ja
Inventor
Yoshio Yabaneta
矢羽田 義雄
Takao Ikenaga
池永 隆夫
Masami Iida
飯田 正己
Hiroshi Tanaka
弘志 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP34416289A priority Critical patent/JPH0317324A/ja
Publication of JPH0317324A publication Critical patent/JPH0317324A/ja
Publication of JPH0427339B2 publication Critical patent/JPH0427339B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、快適かつ衛生的に肛門等の局部の洗浄を行う
ことのできる衛生洗浄装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、かかる衛生洗浄装置は局部の洗浄における最適
の水量が水道メータ検出できる最低の水!(不感水量)
に満たないほど少ないことが特徴で、一般家庭には設置
しにくいものである。
また、従来の局部洗浄の吐出部は単に局部を洗うだけの
ものであり、たとえばM繁に使用して汚物や汚水等が付
′着しゃすいノズルを洗う等の手段も採用されておらず
、衛生面の問題も残されたままであった。
〔発明が解決しようとするJl題) そこで、本発明が解決しようとする課題は、不感水量対
策を講じてどこにでも簡単に設置でき、しかも不感水量
として送り込む水を利用してノズルの使用に際し洗うこ
とによって衛生的に使えるようにすることにある。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本発明衛生洗浄装置の一実施例を示
す斜視図で、1は便器、2は便器1の後部に便器lを跨
ぐように取付金具1aで取付けられた衛生洗浄装置本体
、3は便座、4は便蓋、5は便器洗浄用タンクである。
衛生洗浄装置本体2のケース25は平面略L字状を呈し
、例えばABS樹脂から形戒された外部ケーシング25
aと、例えばステンレス板等からなる基板25bから構
戊されている。そしてケース25中央部には局部の洗浄
を行う吐出部Cの出没口6及びその後の乾燥を行う温風
吹出口7が開設されている。便座3及び便蓋4はこの衛
生洗浄装置本体2のケース25に枢着されているが、直
接便器lに枢着してもよいものである。
次に本発明衛生洗浄装置における水の経路を第3図のフ
ローチャートによって概略説明する。同図において8は
局部に洗浄水を噴出する噴出口で、9は便器lに排水す
るノズル洗浄を兼ねた排出口であり、これらは吐出部C
に配設されてる。そして、給水源Xと噴出口8とを連絡
する流路により,主流路10が形或され、噴出口8の上
流側の主流路10から分岐し、排出口9へ到る流路によ
り副流路l1が形成されている。更に詳しく説明すると
本実施例では第4図及び第5図乃至M7図に示すように
主流路lOは分岐金具12を介して一端を給水源Xに連
絡し、開閉弁13、流量調整弁l4、分配弁15、加熱
手段を構戊する加熱器16、真空破壊弁17等を適宜経
由して他端を吐出部Cの噴出口8に連絡する。また、副
流路11は分配弁l5を介して主流路lOから分岐し、
途中真空破壊弁18を経由して吐出部Cの排出口9に連
絡する。
分岐金具12は第13図及び第14図に示す様に、本体
12aに止水栓19、ストレーナー20及び逆止弁21
を一体に備え、給水源Xと便器洗浄用タンク5とを連絡
する給水管22に設けられる。止水栓19には装置本体
2へ流入する流量の微調整が行い易いように、コーン1
9aが設けられている。而してドライバー等で正水栓1
9を開けば水はこの分岐金具l2内に流入し、止水栓1
9、ストレーナー20を経由し逆止弁21を押し開いて
出口12bより流出する。なお、23は給水管22の元
締ハンドルである。
分岐金具l2を経た水は導管24を通って、衛生洗浄装
置本体2内に流入する。衛生洗浄装置本体2は、そのケ
ース25内に開閉弁13、流量調整弁14、分配弁15
、温水装置Wを構戊する加熱器16、真空破壊弁17.
 18、吐出部C及び温水装置A等を備えている。開閉
弁13は、第15図に示すように導管24の一端に接続
される弁筺41の入水口41aの周囲に設けた弁座41
cに対し、開閉ハンドル420回転によって上下動する
スピンドル43の下端に装着した弁体44が接離するこ
とにより開閉するように構戊したものである。弁筺41
に開穿される出水口4lbは該弁筺41に連設された流
量調節弁l4の弁筺47に設けられる入水口47aに連
通している。弁筺41は基板25bに取付固定されてケ
ース25内に収納されており、開閉ハンドル42は、便
座3に腰かけたまま操作し易いようにケース25側方の
上面前方に突出するように配置される。なお、開閉弁1
3を第16図に示すような公知のパイロット弁式ダイヤ
プラム型の電磁弁13aを用いることも可.能である。
同図において45は電磁コイル、46は該電磁コイル4
5により駆動されダイヤフラム型の弁体44に穿設した
パイロット弁座孔44aを開閉するパイロット弁体であ
る。
流量調整弁I4は、第17図に示すように開閉弁l3と
連設されてケース25内に収納されており弁筺47内部
に隔壁48及びダイヤフラム49により入水口47aを
備えた上室50、出水口47bを備えた中室51及び大
気と連通ずる下室52が区画形成されている。
而して隔壁48に螺着した弁座部材53に通孔53aを
穿設すると共に、この通孔53aを挿通する状態に軸部
54aを有する弁体54をダイヤフラム49に取付け、
軸部54a先端に先太り状のテーパ一部54bを連設し
、かつ弁体54を下室52に配備したバネ55により常
に上方向に弾圧せしめている。またパネ55の弾圧力は
流量調整摘み56によって調整できる。
従って、水が流れている状態においては、バネ55の弾
圧力とダイヤフラム4つに加わる水圧がバランスし、入
水口47aより流入した水は弁体54のテーバ一部54
bと通孔53aの隙間を経て出水口47bより流出し、
分配弁15へ到る。流量調整摘み56を回転操作してパ
ネ55を上方に押圧すれば、弁体54が上昇してテーパ
一部54bと通孔53aの隙間は広がり、流量を増加さ
せることができ、逆回転操作すればこれとは逆に流量を
減少させることができる。
また水圧に変化が生じた場合、例えば水圧が上昇すると
、その上昇によりダイヤフラム49が下方向に移動し、
この移動に伴って弁体54が下降してそのテーバ一部5
4bと通孔53aの隙間が狭まり、流量を一定に保つ。
水圧が下降するとこれは逆に作動して流量は水圧の変化
にもかかわらず常に一定に維持されるのである。なお、
流量調整弁14を流量調整専用の弁例えば二一ドル弁と
圧力調整専用の調圧弁とに分けてもよい。この場合、調
圧弁は必ずしも必要ではないが、あった方が好ましい。
次に第18図及び第19図乃至第22図に示される分配
弁15は、流量調整弁14を経由した水を適当な水量に
二分し、その一方を局部洗浄水として主流路10の加熱
器16に、他方を分岐水として副流路11にそれぞれ分
配する。第18図に示す分配弁15の弁筺57は、基板
25bに取付固定されてケース25内に収納され、その
内部は軸方向に第1室58,第2室59及び第3室60
に区画形威されている。これら3室58, 59. 6
0間はテーパー状の弁座孔61. 62によって相互に
連通しており、弁座孔61. 62を通過する通水量を
調整するテーパー状弁体63a,63bが第1室58及
び第3室60内に軸方向に移動自在に設けられている。
弁体63aはその一方に弁筺57に螺合する弁軸65が
一体に形成され、咳弁軸65はケース25上方側面に突
出し、その軸端に調整摘み66が設けられている。また
弁体63aの他方は弁座孔61を挿通し、バネ64によ
り常時弁座孔62側へ弾圧されている弁体63aと当接
している。而して第2室59に入水口57aを、第1室
58に主流路10側の出水口57bを、及び第3室60
に副流路11側の出水口57cをそれぞれ設ける。
従って調整摘み66を回転操作して、弁軸65を軸方向
に移動せしめれば、弁体63aと弁座孔6l及び弁体6
3bと弁座孔62との間隙のどちらか一方が増加し、他
方が減少する。従って第2室59に流入した水量をこれ
らの間隙に応じて一方は第l室58に、他方は第3室6
0にそれぞれ分配し、それぞれの出水口57b,57C
より適量の水が流出する。換言すれば、入水口57aよ
り流入する流量は変えることなく、出水口57b及び出
水口57cより流出する流量の比率を変えることができ
、分配弁15で主流路10より副流路11を分岐するこ
とができる。
第19図乃至第22図に示す分配弁15は、筒状の弁体
63に弁筺57の入水口57aに対応して略半周切欠い
た切欠63cを、出水口57b及び出水口57cに対応
してそれぞれ略1/4周切欠いた切欠63d,63eを
その位置をずらして、設けたものである。尚、64aは
弁体63の位置決めである。而して調整摘み66を操作
して弁体63を回転すれば、入水口57aと切欠63C
との間隙は変化しないが、出水口57bと切欠63d及
び出水口57cと切欠63eの間隙のどちらか一方が増
加し、他方が減少する。
従って第18図に示す分配弁15と同様に入水口57a
より流入する流量は変えることなく、出水口57b及び
出水口57cより流出する流量の比率を変えることがで
きる。なお、分配弁15は流量調整弁14と共に水道メ
ーターにおける不感水量対策として用いられるものであ
り、まず流量調整弁14で衛生洗浄装置本体2に流入す
る水量を不感水量より多くなしておき、その後分配弁1
5により後述する加熱器l6、真空破壊弁17を経て吐
出部Cの局部洗浄用の噴出口8へ連絡する主流路10と
、真空破壊弁18を経て吐出部Cの排出口9へ連絡する
副流路l1へ分配される。
即ち分配弁15の出水口57bから流出した水は加熱器
16により加熱されて局部洗浄用温水として吐出部Cへ
到り、出水口57cより流出した分岐水は加熱器16を
通らずに副流路11をへて直接吐出部Cへ到る。
尚、本実施例では流量調整弁14で衛生洗浄装置本体2
へ流入する流量を設定し分配弁15を調整して洗浄水と
分岐水との比率を変えることにより、吐出部Cより噴出
する温水の流量を調整しているが、これとは逆に分配弁
15の比率は一定にして流量調整弁14で温水の流量を
変えることもできる。
また、分配弁15の代わりに、単に配管を分岐させた構
造にしてもよい。
次に、加熱器l6は、加熱部a−w及び電気制御部b−
wと共に温水装置Wを構或し伝熱管16aとその左右外
側に付設される面状発熱体16bにより形或され、ケー
ス25側方に配設されている。伝熱管16aは熱伝導率
の良い鋼管等の金属管を蛇行状に屈曲形成したものであ
る。この伝熱管16aに対し外側より加熱する加熱部a
−wを構或する面状発熱体16bは例えばアルミ箔回路
等の発熱導体の両面にポリエステルフイルム等の絶縁層
を貼着して一体に形威したものである。そしてこの面状
発熱体16bを伝熱管16aの外側にロー付等により固
定される銅板等の伝熱板16cに接着剤等で貼着して加
熱器16を構成する。伝熱管L6 aの下部給水口16
dは前記分配弁15の出水口57bと連絡し、上部出湯
口16eは真空破壊弁l7を介して吐出部Cに連絡され
る。また伝熱管16aの出湯口16e近傍に、電気制御
部b−wの温度検知部b,−wを構或する負特性のサー
ミスタ18Fを、面状発熱体16bより離して伝熱管1
6aの管壁に装置している。F−Wは加熱器16に取付
けた温度ヒューズである。尚加熱器16はタンク式でも
よく、加熱器16はシーズヒータ等であってもよい。ま
た温度検知部b,−wとして正特性のサーミスタ白金測
温体、熱伝対等を用いることもできる。更に、温度ヒュ
ーズF−Wの代わりに、バイメタルスイッチ等を用いて
もよい。
次に第23図に示される真空破壊弁17. 18 は、
弁筺67の入水口67aと出水口67b間の流路の途中
に弁室68を設け、該弁室68下部に設けた水用弁座6
9と接離する水用弁体71a及び弁室68上部に設けた
空気用弁座70と接離する空気用弁体7lbを一体的に
形成した弁体71を弁室68内に上下動自在に配設し、
且つ空気用弁座70上方の弁筺67に大気と連通ずる通
気孔72を設けたものである。本実施例では弁筺67は
ABS樹脂、水用弁体71aはポリプロピレン、空気用
弁体7lbはゴム等から形成され、空気用弁体7lbは
水用弁体71aに設けた溝に嵌着されている。而して水
が入水口67aから出水口67bに向かって流れている
状態においてはその水圧により弁体71が押し上げられ
て、水用弁体71aは水用弁座69より開離し、かつ空
気用弁体7lbは空気用弁座70に密接するので、弁室
68は大気側を閉じ水の流路を連通状態に保つ。しかし
、何らかの原因により上流側に負圧を生じ逆流が発生す
ると、弁体7lが下降して空気用弁体7lbが空気用弁
座70より開離し、かつ水用弁体71aが水用弁座69
に密接して弁室68を大気に開放した状態となるので、
弁室68において水の逆流が阻止され、従って給水源や
加熱器16等へ不純な汚水等を吸い込むことがなく安全
である。
吐出部Cは、第5図及び第10図に示すようにケース2
5略中央部に斜下向きに設けられ、使用してないときは
ケース25側へ引込んでおり、使用時水圧が作用すると
出没口6より突出する伸縮構造になっている。
吐出部Cの構戊としては様々なものがあり、本発明の構
或を説明する前にこれらの例について説明する。
吐出部Cの第1の例を第24図乃至第28図でもって説
明すれば、吐出部Cは伸縮自在のノズル構造で、固定外
筒27はネジ26(第5図参照)により基板25bに取
付けられて斜下向きにケース25内に固定され、この中
にピストン部28aを有するノズル28が収容されてい
る。ノズル28内周壁は固定外筒27に同心に設けられ
た局部洗浄水用のガイド管29上を、ピストン部28a
は固定外筒27内周壁土を夫々摺動し、バネ30によっ
て常に収納方向に付勢されている。また、ピストン部2
8aと固定外筒27内周壁は第27図に示すように円を
一部切欠いた形状となっており、ノズル28が固定外筒
27内で回転するのを防止している。ガイド管29とノ
ズル28内周壁との間はスリップリング等のシール部材
31により、水蜜状に保持される。シール部材31とし
てUパッキン,Oリング.スパイラルリング等を用いて
もよい。ノズル28の先端内部には小孔32a を有す
る受圧板32とその背後にノブ33aによって回動する
小筒33を装着し、該小筒33の周壁の一側に、1個の
小孔8aを、この小孔8aと略180度離れた側に複数
個の細孔8bを夫々穿設し、噴出口8を形或する。ノズ
ル28の周壁には小孔8a又は細孔8bに連通ずる比較
的大きな孔8Cを穿設する。従って、ノブ33aを回転
操作して小筒33の小孔8aとノズル28の孔8Cを対
応させればノズル状に噴出し、細孔8bと孔8Cを対応
させればシャワー状に噴出する。なお、27aは固定外
筒27に一体的に形成されたノブ33aの位置決め用ス
トッパー、34は加熱器l6により加熱された局部洗浄
用の温水の流入口、35は分配弁15により主流路lO
から分岐した副流路1lを経由した分岐水の流入口であ
る。従って開閉弁13を開くと、副流路11を経た分岐
水は流入口35より固定外筒27内のガイド管29の周
りに入り、ノズル28のピストン部28aを押してノズ
ル28をバネ30の弾圧に抗して突出せしめ、ノズル2
8のピストン部28aに設けた細孔28bを通り、さら
に固定外筒27の先端部に設けた排出口9より便器1内
に排出される。一方、適温に加温された局部洗浄用温水
は、流入口34より固定外筒27内のガイド管29内を
通ってノズル28内に入り、受圧板32を押し、分岐水
と共働してノズル28を突出せしめると共に、受圧板3
2の小孔32aを通過してさらに小筒33の選択された
小孔8a又は細孔8bよりなる噴出口8より局部に向け
噴出するのである。
開閉弁13を閉じると、ノズル28に加わっていた分岐
水及び洗浄用温水による力が無くなり、固定外筒27内
の分岐水はピストン部28aの小孔28b及び排出口9
を経て、ノズル28内の洗浄用温水は受圧板32の小孔
32a及び噴出口8を経て夫々徐々に便器1内に排氷さ
れ、バネ30の弾発力によりノズル28が固定外筒27
内に収納される。
次に第29図乃至第33図に示す吐出部Cの第2の例を
示す。これは第lの例と同様に分岐水と洗浄用温水とで
共働してノズル28を突出する様に構戒したものであり
、固定外筒27の先端に設けた円弧状のストッパー27
aを延設してケース25より突出させ、またノズル28
の先端部外周に小孔8a及び細孔8bをもつノズルil
36を回転自在に装着し、抜止めリング36aで抜止め
を計ると共に、ノズル28先端外周とノズル環36内周
との間に0リング36bを介在させて水蜜状に保持して
いる。又ノズル環36にノブ36cを連設してノズル2
8の引込時においては上記ストッパー273の両端縁に
ノブ36Cを当接させることによって小孔8a又は細孔
8bを上向きにそれぞれ位置決め可能にする。ノズル2
8先端の周壁上部に設けられる孔8Cは小孔8a又は細
孔8bに連通状態にされる。このように第2の例では第
1の例の場合と異なり、噴出口8を形戒する小孔8a及
び細孔8bをもつノズル環36をノズル28の先端外周
に選択可能に装着し、ストッパー27aによってその位
置決め作用をなすと共にノズル28の不使用時において
は汚水がノズル環36にかかるのを防止したものである
。更にこの第2の例では固定外筒27とノズル28との
回り止め作用をなすD字状孔をもつ位置決めリング37
を固定外筒27の先端に弾性リング37aによって固定
すると共に、位置決めリング37に摺動自在に係合する
ノズル28の軸筒部28C外形をD字状に形成している
。また、ガイド管29とノズル28との間にはxリング
からなるシール部材31が設けられている。分岐水の排
出口9は固定外筒27の先端部に設けられている。その
他の構成は第1の例と同様であり、説明は省略する。
第34図乃至第37図に第3の例を示す。これは第2の
例の変形でノズル28はそのピストン部28aと軸筒部
28cとを偏心させて形成し、軸筒部28cは固定外筒
27に偏心状態で嵌合される。この偏心のためにノズル
28の回り止めを行いうるので第1及び第2の例のよう
な回り止め様の特別な形状、部材等が不要になる。その
他の構戊は第2の例の場合と同じである。
更に、第38図乃至第40図は第4の例を示すものであ
り、これは、ノズル28が完全に突出したのちに局部洗
浄用温水が噴出するようにしたものである。ノズル28
は引張りバネ30によって固定外筒27内に収容されて
いる。固定外筒27の内周壁には温水の流入口34に連
通ずるよう環状溝27bが設けられており、ノズル28
が突出したとき、この環状溝27bに連通ずるよう通孔
28dがノズル28の周壁に設けられている.,,iI
状溝27bとノズル28外周壁との間は○リング等のシ
ール部材38により水蜜状に保持されている。而して開
閉弁13を開くと、分岐水は流入口35よりノズル28
の後方の空間に入り、ピストン部28aを押してノズル
2Bを引張りバネ30の弾発力に抗して突出せしめる。
ノズル28が分岐水の圧力によって突出すると、環状溝
27bと通孔28dが連通状態となり局部洗浄用温水は
流入口34より環状溝27b1通孔28dを通ってノズ
ル28内に入り、さらにその先端の噴出口8から噴出す
る。
分岐水は固定外筒27の周壁に設けた通孔27C及び小
通路27dを通って排出口9より排出される。開閉弁l
3を閉じると、ノズル28後方の固定外筒27内部空間
内の分岐水はピストン部28aに穿設した小孔28b1
通孔27c及び小通路27dを経て、排出口9より徐々
に排出され、この排出に伴ってノズル28がバネ30の
弾発力により復帰する。
以上のように、吐出部Cの構造には様々なものが考えら
れるが、本発明では、主流路IOからの加熱温水の水圧
を利用してノズルを進出させると同時に不感水量対策と
して副流路に流す加熱されていない水をノズル28の洗
浄に利用しようとするものであり、その実施例を第41
図〜第43図に示す。
本発明の構或は、吐出部Cの構戒として例示した第3の
例の場合とは逆に、加熱器16を経て主流路lOから供
給された局部洗浄用温水の水圧によってノズル28を突
出させてノズル28内を通ってその先端の噴出口8より
噴出するようにし、一方加熱器16より上流で分岐した
副流路l1からの分岐水を環状溝27bを経て排出口9
より吐出しノズル28を洗浄するようにしたものである
。このような作用を持たせるため、局部洗浄用温水の小
通孔39aが引張りバネ30のノズル側止ビス39に設
けてある。
また、ピストン部28aにはシール部材31としてUパ
ッキンが設けられている。環状溝27bには排出口9に
連通ずる小通路27dが固定外筒27に設けられる。な
お通孔27cは通気孔として作用する。
以上の構戊により、第3の例の説明も参考にすれば、開
閉弁13を開くと、加熱器16からの洗浄用温水は流入
口34より固定外筒27内に流入し、ピストン[28 
aを押してノズル28を引張りバネ30の弾発力に抗し
て突出せしめると共に止ピス39に設けた小通孔39a
1ノズル28内部空間を経て噴出口8より噴出する。一
方、加熱器l6を通らないで水のまま不感水量対策とし
て供給された分岐水は、流入口35. il状溝27b
,小通路27dを経て排出口9より吐出される。したが
って、ノズル28の進出動作は洗浄用温水によって行わ
れ、これと同時に不感水量対策用の分岐水はノズル28
の周面に放出される。このため、ノズル28の進出時及
び洗浄時の間継続して排出口から分岐水が送り出され、
ノズル28はその進出時に突き出た部分の全体が分岐水
を浴びて洗浄される。その結果、前に使用した人の汚物
や汚水等がノズル28に付着していても、これをきれい
に洗い流すことができ、衛生的に使える。また、不感水
量として流す分岐水は加熱系を通過しないので、加熱器
16に余分の負荷を与えることもなく電力を無駄に消費
することもない。
なお、分岐水が噴出口8をふさぐことがない様に、ノズ
ル28には噴出口8背後に突起28eが設けてある。ま
た、開閉弁13を閉じると、洗浄温水の供給が停止され
てピストン28aへの加圧が減衰してゆくので、引っ張
りバネ30の復元力によってノズル28は元の収納位置
に戻る。このとき、突起28eはノズル28復帰時のス
トッパーを兼ね、正規の位置にノズル28を収納できる
。そして、ノズル28が収納されるまで、副流路I1に
残っていた分岐水が排出口9から放出されるので、これ
によってノズル28は部分的に洗浄される。
更に、先の第1から第4の例の吐出部の構戊のほかに、
たとえば第44図乃至第48図に示すものも考えられる
この例は、本発明の実施例と同様に局部洗浄用温水の水
圧によってノズル28を突出させると共に温水をノズル
28の先端に第2、第3実施例と同様に装着したノズル
il36に穿設した小孔8a又は細孔8bより噴出させ
る様に構或している。40はノズル28が突出した時、
ピストン部28aが・当接するパッキンで、ピストン部
28aがこのパッキン40に当接すると、固定外筒27
内周壁とピストン部28a外周壁との間隙を通過した洗
浄用温水をシールする。
而して開閉弁13を開くと、洗浄用温水は流入口34よ
り固定外筒27内に流入し、ピストン部28aを押圧し
てバネ30の弾発力に抗してノズル28を突出せしめる
と共に、洗浄用温水の一部は固定外筒27とピストン部
2′8aとの間隙、パッキン40とノズル28の軸筒部
28cとの間隙及び固定外筒27と柚筒部28Cの間隙
を経て、また流入した洗浄用温水の残部はノズル28の
貫通孔28f1孔8C及びノズルil36の小孔8a又
は細孔8bを経て、夫々便器1へ吐出する。従って、吐
出icと加熱器16との間の冷えた残留温水が局部に噴
射されることはない。ノズル28が突出してそのピスト
ン部28aがパッキン40に当接すると、固定外筒27
とピストン部28aとの間隙を経て便器1へ吐出される
洗浄用温水がシールされて、流入口34より流入した洗
浄用温水は全てノズルil36の小孔8a又は細孔8b
より勢いよく噴出され、局部を洗浄する。
一方分岐水は、流入口35、固定外筒27に穿設された
小道路27d,小通路27d開口端に装着された排出筒
27eを経て排出口9より吐出し、ノズル28を洗浄し
て便器1へ排出される。
次に第49図に示される温風の加熱器72は、加熱1i
!’B a − A及び電気制御部b−Aと共に温風装
置八を構威し、そのケーシング73内にモータMで駆動
されるファン74と、その下流側に、ニクロム線75等
からなる加熱部a−Aとを有している。またケーシング
73の吹出口73a付近に電気制御部b−Aの温度検知
部b,−Aを構戊する負特性のサーミスタ76を装着し
ている。F−Aは加熱器72に取付けた温度ヒューズで
ある。而して温風の加熱器72は第5図乃至第9図に示
すように、ケーシング73の吹出口73aが衛生洗浄装
置本体2のケース25に開設した温風吹出口7に位置す
る様にケース25内に配設されている。
空気の吹込口77は第12図に示す様に加熱器16下部
の基板25bに開設されている。尚78は温風吹出口7
に回転自在に取付けられ、温風の風圧により開閉する蓋
である。尚、加熱部a−AとしてPTCヒーター等を用
いてもよい。また温度検知部b1一Aとして正特性サー
ミスタ、白金側温体、熱電対等を用いてもよい。更に温
度ヒューズF−Aの代わりにバイメタルスイッチを用い
てもよい。
次に第51図に示される便座3は、いわゆる暖房便座に
構或したものであって、チュービングヒータ79等の加
熱部a−Sを便座本体3a裏面に貼着すると共にアルミ
箔80で覆っている。また本体3a内には電気制御部b
−sの温度検知部b,−sを構或する負特性のサーミス
タ8lが装着される。F−Sはサーミスタ8lと同様に
便座本体3aに装着された温度ヒ一−ズである。尚、加
熱部a−Sとしては面状発熱体やカーボンヒーター等を
用いてもよい。また、温度検知部b,−sとして正特性
サーミスタ、白金測温体、熱電対等を用いてもよい。更
に温度ヒューズF−Sの代わりにバイメタルスイッチ等
を用いてもよい。
なお、第6図及び第11図において、SWはメインスイ
ッチ、PLはパイロットランプである。また、82, 
83. 84は、それぞれ温水装置W,温風装置Δ.暖
房便座3の温度微調整用の摘みであり、各装置の温度設
定部bz  W,ba 一A,b2Sを構或している。
更に第7図において、S.−WAは温水装置Wと温風装
置Aとの切換スイッチである。
次に本衛生洗浄装置の電気部分を説明する。
第54図及び第55図において、R−IW,R−2W,
R−3W,R−4W,R−5Wは抵抗、Rf−Wは正帰
還用の抵抗、I−Wはオペレーションアンプを構戊する
IC,Tr−Wはトランジスタ、L−W及びCd−Wは
それぞれフォト力ップラーを構戊する投光素子(Pho
to LBD)と受光素子(Photo Cds)、T
−Wはサイリスクの一種であるトライアックで、これら
により温水装置Wの制御主体部b,−wを構戒している
またRth  Wは温水装置Wの温度検知部貼−Wを構
戊する負特性のサーミスタ16f の抵抗、Re−Wは
温水装置Wの温度設定部b2−wを構戊し、摘み82を
操作することにより抵抗値が変わる可変抵抗、Rh一W
は温水装置Wの加熱部a −Wを構戒する、たとえば面
状発熱体16b等の発熱体の抵抗である。
同様にR−IA,R−2A,R−3A,R−4A,R−
5A,Rt−Aは抵抗、I−AはIC.T,−Aはトラ
ンジスタ、L−A及びC,−Aは投光素子と受光素子、
T−Aはトライアックで、これらにより温風装置八の制
御主体部b,−Aを構戒している。
またMはファン74を駆動するモーター、Rrh−Aは
温風吹出口7の付近に取付けられた温風装置Aの温度検
知部b,−Aを構或する負特性のサーミスタ76の抵抗
、Rc−Aは温風装置八の温度設定部b,−Aを構威し
、摘み83を操作することにより抵抗値が変わる可変抵
抗、Rh一八は温風装置Aの加熱部a−Aを構戒する、
例えばニクロム線75等の発熱体の抵抗である。
同様にR−13,R−23,R−33,R−43,R−
53,R,−Sは抵抗、I−SはIC,T,−Sはトラ
ンジスタ、L−S及びCd  Sは投光素子と受光素子
、T−Sはトライアツクで、これらにより暖房便座3の
制御主体部b,−sを構或している。
またRth  Sは便座本板3a内面に取付けられた温
度検知部b,−sを構或する負特性のサーミスタ8lの
抵抗、Rc−Sは暖房便座3の温度設定部b,−Sを構
或し、摘み84を操作することにより抵抗値が変わる可
変抵抗、Rh   Sは暖房便座3の加熱部a−Sを構
戊する例えばチューピングヒーター79等の発熱体の抵
抗である。なお、TRはトランス、Fは過電流防止のヒ
ューズであり、各温度設定部b2−W,b2−A,b,
 一S及び制御主体部b3−W,b,−A,b,−Sと
共にコントロールボックスB内に収納されケース25内
に配設されている。
次に第54図によってスイッチ部分について説明すると
、メインスイッチSWは2極双投型の波形スイッチから
なり、上段(図中左)へ倒すと暖房便座3の加熱回路及
び切換スイッチS,−WAを介して温水装置W又は温風
装置八の加熱回路へ通電され、中段(図中中央)へ倒す
と全ての加熱回路への通電が停止され、下段(図中右)
へ倒すと暖房便座3の加熱回路への通電は停止されるが
、切換スイッチS,−WAを介して温水装置W又は温風
装置八の加熱回路へ通電されるように構戊されている。
従って夏期等便座3を暖房する必要がない時は、メイン
スイッチSWを下段へ倒しておけばよい。
温水装置Wと温風装置八の加熱回路への通電を切り換え
る切換スイッチS,−WAはオールタネイト式或いはモ
ーメンタリ一式の単極双投型の押釦スイッチからなり、
押釦85を操作することにより、いずれか一方の加熱回
路へ通電されるように構戊されている。
温度制御作用を第56図の説明図に従って説明すると、
次のとおりである。
通電状態において、温水、温風、或いは暖房便座の温度
が低くなるとサーミスタの抵抗RL,が増加し、従って
図中イ点の電圧がロ点の電圧より低<、ICTが作動し
てハ点の電圧が高<  (H状態)になる。ICIがH
状態になると、トランジスタTrが導通状態になり投光
素子Lが投光してその光線を受光素子Cが受光すること
により受光素子Cの抵抗が減少しトライアックTがトリ
ガされ導通状態となり、発熱体Rh に電流が流れて、
加熱される。温水、温風或いは暖房便座の温度が高くな
るとサーミスタの抵抗Rihが小さくなり、イ点の電圧
が口点の電圧より高くなり、ICIが作動してハ点の電
圧が低<  (L状態)なる。ICIがL状態になると
、トランジスタT,が遮断され投光素子Lの投光がなく
なり、受光素子Cの抵抗が大きくなり、トライアックT
はそのトリガがなくなり、遮断状態になり、発熱体Rh
への通電が停止されて加熱が中止される。温度を調整す
るに際しては温度調整用可変抵抗Rc を調整する。即
ち、温度調整用の摘みを操作して可変抵抗Rc の抵抗
を大きくすれば、サーミスタの抵抗Rthがより小さく
ならないとイ点がロ点よりその電圧が高くならない。換
言すれば、発熱体Rhへは、温度がより高くなってサー
ミスタの抵抗Rthが小さくなり、イ点の電圧がロ点の
電圧より高くなるまで通電されることになる。即ち、高
温に設定される。これとは逆に、可変抵抗Rc の抵抗
を小さくすれば、低温に設定される。ブロック図を第5
3図に示す。本実施例のようにサーミスタRtl+で温
度を検出し、トライアックT等のサイリスクで発熱体R
h等の加熱部への通電を電子的に制御すれば、温度に対
する応答速度を速くでき、温度コントロールを正確に行
うことができ、故障も少ない。
電気回路は種々の変形が可能である。第57図に示す電
機制御回路は、切換スイッチS,−WA及びリレーRを
用いて温水装置W及び温風装置八の回路素子を兼用した
例であり、投光素子L−WA,受光素子Cd −WA及
びトライアックT−WAを兼用している。そして、温水
装置Wと温風装置八の加熱回路への通電を切り換える切
換スイッチS−WA及びこの切換スイッチS. −W八
によって作動するリレーRとその接点r−a,r−bに
より温水装置W又は温風装置Aが作動するように構成さ
れている。即ち切換スイッチSv−WAを操作して図の
状態にすると温水装置Wが作動して温水の温度を自動調
整し、切換スイッチS. −W八を右側に操作するとリ
レーRが作動して温風装置八が作動し温度調整された温
風が供給される。
なお、温風装置Aの加熱部a−Aはこの状態において常
時通電されるヒーターR h   A ’ とトライア
ックT−WAにより通電制御されるヒーターRhAで構
戒されており、このようにすることで温風の温度変化の
振幅をより小さくすることができる。
第58図に示す電気回路は第57図に示す電気回路と同
様に切換スイッチS.−WA及びリレーRを用いて第5
7図で示す電気回路より更に多くの回路素子を兼用した
例を示し、抵抗R−4WA.R−5WA,Rt  WA
,IC’  I−WA,}ランジス9T,−WA、投光
素子L−WA,受光素子C−WA及びトライアックT−
WAを兼用している。その他の構戒は第57図と同様で
ある。
第59図に示す電気回路は温水装置Wの開閉弁に第16
図に示す電磁弁13aを用いると共に温水装置Wと温風
装置八の切換スイッチS.−WAに、例えばロータリー
スイッチを用いた例で、第60図にその衛生洗浄装置の
斜視図を示している。電気回路中、SoLは電磁コイル
45である。
而して本衛生洗浄装置を使用していない状態、即ち図の
状態では温水層Wの加熱回路へのみ通電され、温水は自
動的に加熱保温され、適温に自動調整されている。切換
スイッチSw−WAの回転摘み86を左側へ回転操作す
れば、温水装置Wの加熱回路及び電磁弁13a の電磁
コイルSoLへ通電され、電磁弁13a が開弁して温
水が噴出部より噴出すると共に、流動中の温水は自動的
に温度調整される。
回転摘み86を右側へ回転操作すれば、温風装置八の加
熱回路及びモータMへ通電され、温風が供給される。な
お、上述の回路において、加熱部への通電をトライアッ
クのON・OFF制御で制御しているが、位相制御や時
間比例制御等で制御することもできる。勿論、トライア
ック等のサイリスタ以外の方法で加熱部への通電を制御
してもよい。
而して、使用に際しては、予めメインスイッチSWを操
作して、温水装置W及び暖房便座3へ通電しておく。従
って温水及び便座3は、それぞれの温度検知部b,−w
, b,−sによりその温度が検知され、この温度検知
部b,−w,b.−sに基づき制御主体部b,−w,b
3−sが加熱部a−W,a−Sへの通電を制御し、温度
は自動的に適温に保持されている。この状態においては
、人が用便のため便座3に腰かけても、冷たさを感じる
ことはない。
用便後、便座3に腰かけたまま局部を温水で洗浄するに
は、開閉ハンドル42を操作して開閉弁13を開く。開
閉弁13を開くと、洗浄用温水は給水源Xと吐出部Cの
噴出口8より噴出し、局部を洗浄する。詳述すれば、水
は分岐金具I2を構戊する止水栓19、ストレーナー2
0、逆止弁21を通過し、開閉弁13、流量調整弁14
及び分配弁15を経て下部給水口16dより加熱器16
へ流入し、伝熱管16aを流動する間に十分に加熱され
適温の温水になると共に、この水の供給に伴って上部出
湯口16eより伝熱管16a内に予め適温に貯えられて
いた温水が押し出され、真空破壊弁18を経て吐出部C
に供給されてその噴出口8より局部に向け噴出され、該
部の洗浄がなされる。従って、使用開始時よりすぐに適
温の温水で局部を洗浄することができる。
方、分岐水は分配弁l5により主流路10から分岐した
副流路11を経て吐出部Cの排出口9より放出され、こ
のときに本発明の実施例で説明したようにノズル28の
伸縮動作及び洗浄が同時に行われる。
なお、開閉弁13を開いている間中、噴射洗浄が続行さ
れるわけであるが、伝熱管16a 内に予め適温に貯え
られていた温水が使用しつくされても、新たに供給され
た水が伝熱管16a 内を流動する間に面状発熱体16
b等の加熱部a−Wにより効率よく熱交換されて温水に
なると共に、温度検知部b1一Wは正確に且つ素早く温
水の温度を電子的に検知し、温度検知部b,−w及び該
温度検知部b,−wに基づいて加熱部a−Wへの通電を
制御する制御主体部b,−wの共働作用によって温水の
温度を常に一定に保つので、連続して長時間使用しても
、温水が熱くなったり、冷たくなったりしない。
また使用中における暖房便座3は、その裏面に装着され
たチ冫一ビングヒーター79等の加熱部a−Sにより加
熱されると共に、便座3内に埋設されたサーミスタ81
等の温度検知部b,−sにより便座3の温度を正確にす
ばやく検知し、この温度検知部b,−sに基づいて加熱
部s−Sへの通電を制御する制御主体gb,−sの共働
作用によって便座3が常に一定の温度に保たれるもので
ある。
次に、局部の洗浄が終わった時点で開閉ハンドル42を
操作して開閉弁13を閉じれば温水の噴出及び分岐水の
排出が停止する。
局部洗浄後、局部に付着した洗浄水を温風で乾燥するに
は、切換スイッチS,−WAを摸作して温風装置八に切
り換える。すると、温水装置Wの加熱回路の通電が停止
されると同時に温風装置Aの加熱回路及びモーターMが
通電状態となり、モ一ターM及びファン74が作動を開
始すると同時にニクロム線75等よりなる加熱部a−A
により加熱された温風が温風吹出口7より局部に向けて
吹出され、該部の乾燥がなされるわけであるが、加熱部
a一八により加熱された温風の温度はサーミスタ76等
の温度検知部h,−Aにより検知され、この温度検知部
b,−A及び制御主体部b,−Aの共働作用により加熱
Ra−Aの制御がなされ、温風吹出口7より吹出される
温風の温度が常に一定に保たれるものである。なお、局
部乾燥後は再び切換スイッチS.−WAを操作して、元
の状態に戻しておく。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明では、ノズルの進出動作を加熱手
段によって加熱された洗浄温水を利用して行うと共に洗
浄位置で温水を噴出口から噴出させ、加熱手段の上流か
ら分岐した不感水量対策のための副流路から給水を吐出
部の先端に送り込んでこれを排出口からノズルに向けて
放出するようにしている。このため、不感水量を越えた
流量とすることができるので、設置場所に制限を受ける
ことはなく、また加熱手段によって加熱された温水は無
駄なく洗浄用に利用され、加熱されないままの不感水量
対策用の水をノズルの洗浄に利用できる。したがって、
給水をノズルの駆動とノズルの洗浄とに利用でき、特に
給水の加熱を無駄にすることがないので省エネルギが図
られるほか、ノズルも常に清潔に保たれるので衛生洗浄
装置として最適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る1軒生洗浄装置の一実
施例を示す斜視図で、第1図は便座及び便蓋を開いた状
態を示し、第2図は便座及び便蓋を閉じた状態を示す。 第3図は水の経路を示す基本のフローチャート図、第4
図は実施例におけるフローチャート図、第5図は衛生洗
浄装置本体の一部切欠平面図、第6図は同一部切欠正面
図、第7図、第8図、第9図、第lO図、第11図及び
第12図はそれぞれ第6図I−I線,n−n線,m−m
線.IV−rV線,V−V線及びVI−Vl線矢視断面
図、第13図は分岐金具の一部切欠正面図、第14図は
同横断平面図、第15図は開閉弁の断面説明図、第16
図は開閉弁の他の実施例を示す断面説明図、第17図は
流量調整弁の断面説明図、第18図は分配弁の断面説明
図、第19図は分配弁の他の実施例を示す断面説明図、
第20図、第21図及び第22図はそれぞれ第19図■
−■線,■−■線, IX−IX線における断面図、第
23図は真空破壊弁の断面説明図、第24図は吐出部の
参考例を示す一郎切欠平面図、第25図は同縦断側面図
、第26図は同作動状態を示す縦断側面図、第27図及
び第28図はそれぞれ第25図X−X線及びXI−Xl
線における断面図、第29図は吐出部の第2の参考例を
示す横断平面図、第30図は同縦断側面図、第3l図は
同正面図、第32図及び第33図はそれぞれ第30図x
n−xn線,xm−xIII線おける断面図、第34図
は吐出部の第3の参考例を示す横断平面図、第35図は
同縦断側面図、第36図及び第37図はそれぞれ第35
図XIV−XIV線及びxv−xv線における断面図、
第38図は吐出部の第4の参考例の取付け状態を示す側
面図、第39図は縦断側面図、第40図は同作動状態を
示す縦断側面図である。 更に、第41図は本発明の実施例を示す吐出部の取付け
状態を示す側面図、第42図はその縦断側面図、第43
図は同作動状態を示す縦断側面図、第44図は吐出部の
他の参考例を示す一部切欠平面図、第45図は同縦断側
面図、第46図は同正面図、第47図及び第48図はそ
れぞれ第45図XVT−XVI線及びX■−X■線にお
ける断面図、第49図は温風装置の要部の斜視図、第5
0図は同一部切欠平面図、第5I図は暖房便座の一部切
欠斜視図、第52図は第51図X■一X■線における断
面図、第53図は電気回路のブロック図、第54図はス
イッチ部分の電気回路図、第55図は全体の電気回路図
、第56図は説明用の電気回路図、第57図及び第58
図はそれぞれ別の実施例を示す全体の電気回路図、第5
9図及び第60図は第16図に示す開閉弁を用いた場合
の実施例で、第59図はスイッチ部分の電気回路図、第
60図は衛生洗浄装置の全体斜視図である。 1:便器      8:噴出口 9;排出口 11:副流路 27:固定外筒 28a;ピストン部 39a;小通孔 10 : 16 ; 28 ; 3υ ; C : 主流路 加熱器 ノズル 引っ張りバネ 吐出部 (加熱手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、便器と、局部に洗浄水を噴出する吐出部と、該吐出
    部へ洗浄水を供給する洗浄水供給系と、該洗浄水供給系
    に設けられて洗浄水を加熱する加熱手段と、前記加熱手
    段と前記吐出部とを接続する主流路と、該加熱手段の上
    流側から分岐して給水を不感水量対策として前記吐出部
    へ送り込む副流路とを備え、 前記吐出部は、シリンダ状の固定外筒と、該固定外筒内
    に摺動自在なピストン部を基端に備え且つ先端に噴出口
    を設けて該噴出口への内部流路を形成した中空状のノズ
    ルとを備え、 前記主流路を前記固定外筒の基端部に接続して前記ピス
    トン部に水圧負荷可能とし、 前記ノズルを固定外筒内の収納位置側へ付勢する引っ張
    りバネを該固定外筒の内部に設けると共に、前記ピスト
    ン部に前記中空のノズルを前記主流路に接続した前記固
    定外筒の中に連通させて先端の噴出口への流路を開く小
    通孔を開け、 前記副流路を固定外筒の先端部に接続し、該先端部に、
    前記ノズルに向けて副流路からの水を放出する排出口を
    開けた ことを特徴とする衛生洗浄装置。
JP34416289A 1989-12-29 1989-12-29 衛生洗浄装置 Granted JPH0317324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34416289A JPH0317324A (ja) 1989-12-29 1989-12-29 衛生洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34416289A JPH0317324A (ja) 1989-12-29 1989-12-29 衛生洗浄装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5825079A Division JPS5622827A (en) 1979-05-11 1979-05-11 Sanitary washing apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0317324A true JPH0317324A (ja) 1991-01-25
JPH0427339B2 JPH0427339B2 (ja) 1992-05-11

Family

ID=18367114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34416289A Granted JPH0317324A (ja) 1989-12-29 1989-12-29 衛生洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0317324A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5695289A (en) * 1995-07-10 1997-12-09 Nsk, Ltd. Rolling bearing unit having tone wheel
US5762425A (en) * 1996-01-24 1998-06-09 Nsk Ltd. Rolling bearing unit with tachometer
US5826282A (en) * 1994-03-09 1998-10-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sanitary cleaning apparatus
JP2009075052A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Ntn Corp 回転検出センサ
JP2009075053A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Ntn Corp 回転検出センサ
GB2587207A (en) * 2019-09-17 2021-03-24 Ideal Standard Int Nv Jet flush

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5826282A (en) * 1994-03-09 1998-10-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sanitary cleaning apparatus
US5695289A (en) * 1995-07-10 1997-12-09 Nsk, Ltd. Rolling bearing unit having tone wheel
US5863124A (en) * 1995-07-10 1999-01-26 Nsk, Ltd. Rolling bearing unit having tone wheel
US5762425A (en) * 1996-01-24 1998-06-09 Nsk Ltd. Rolling bearing unit with tachometer
JP2009075052A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Ntn Corp 回転検出センサ
JP2009075053A (ja) * 2007-09-25 2009-04-09 Ntn Corp 回転検出センサ
GB2587207A (en) * 2019-09-17 2021-03-24 Ideal Standard Int Nv Jet flush
GB2587207B (en) * 2019-09-17 2022-07-20 Ideal Standard Int Nv Jet flush

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0427339B2 (ja) 1992-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4581779A (en) Sanitary washing apparatus
US4653538A (en) Hot and cold water mixing faucet
JP2692708B2 (ja) 局部洗浄装置
WO2007125662A1 (ja) 衛生洗浄装置
JPH0317324A (ja) 衛生洗浄装置
JP3869478B2 (ja) 衛生機器用安全装置
JPS648143B2 (ja)
JPS648142B2 (ja)
JPS649005B2 (ja)
JPH0343416B2 (ja)
JPS6317467B2 (ja)
JPH0246730B2 (ja)
JPS6233375B2 (ja)
JPH0244966B2 (ja) Eiseisenjosochi
JPH0215701B2 (ja)
JPS6325140B2 (ja)
JPS5949384B2 (ja) 衛生装置
GB2386409A (en) Time delay water heater device
JPS644014B2 (ja)
JP4507624B2 (ja) 衛生洗浄装置
JPH0132338B2 (ja)
JPH0215209B2 (ja)
JPS5915142A (ja) 衛生洗浄装置
JPH0115733Y2 (ja)
JPS6013139A (ja) 衛生洗浄装置