JPH0317168A - ベース塗料組成物 - Google Patents

ベース塗料組成物

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JPH0317168A
JPH0317168A JP15079089A JP15079089A JPH0317168A JP H0317168 A JPH0317168 A JP H0317168A JP 15079089 A JP15079089 A JP 15079089A JP 15079089 A JP15079089 A JP 15079089A JP H0317168 A JPH0317168 A JP H0317168A
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JP
Japan
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water
paint
base
film
coat
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JP15079089A
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Toshiaki Shimizu
俊明 清水
Masafumi Kano
雅史 狩野
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Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明はメタリック感のあるベース塗料組或物に関し、
更に詳しくはメタリックベース塗料/クリヤー塗料塗装
系を2コート1ベーク方式にて積層塗装する際に好適な
ベース塗料組或物に関する。
く従来の技術及びその解決すべき課題〉従来から自動車
等の美装が要求される被塗物にメタリック塗装が広く採
用されている。このメタリック塗装は、通常リン片状の
アルミニウム、雲母等の光輝剤を配合したメタリックベ
ース塗料を塗布し、次いでトップクリヤー塗料を塗布し
、しかる後両塗膜を焼付硬化せしめる、2コー1− 1
ベーク方式と、前記ベース塗料を塗布し、焼付硬化せし
め、次いでトップクリヤー塗料を塗布し、焼付硬化せし
める、2コート2ベーク方式が代表的なものとして知ら
れている塗装系であるが、特に前者の方式が塗装効率の
観点から主として利用されている。
ところで、2コート1ベーク方式において使用されるメ
タリックベース塗料は、塗布した際リン片状光輝剤が塗
面に対し平行に配向せず、メタリックムラが発生したり
、光沢が低下したりするのを防止するため、通常比較的
蒸発速度の速い有機溶剤を使用し、また分子量の大きい
セルロース・アセテート・ブチレートで変性させた、粘
度の低い塗料が代表的なものとして使用されている。該
ベース塗料は、スプレー塗装すると、塗着直後の状態で
はリン片状光輝剤が塗面に対し平行に配向し、また蒸発
速度の速い有機溶剤は急速に揮敗するためウェットなベ
ースコート塗膜は急速な粘度上昇が生じ、そのためり゛
ン片状光輝剤の流動が阻止され平行状態が保たれる。更
に、セルロース・アセテート・ブチレートで変性されて
いるため熱可塑型ラッカー的挙動をし、そのためベース
コート塗膜中の対流による光輝剤の経時的流動が押えら
れ、かつトップクリヤー塗料を塗り重ねた際のベースコ
ート塗膜の再溶解を防止し、それ故光輝剤が塗面に対し
平行状態が保たれ、メタリックムラのない光輝性のある
塗膜が得られる特徴をもっている。
このように従来の有機溶剤型メタリックベース塗料を使
用した2コート1ベーク方式塗装系は粘度変化を巧妙に
、意図的に利用した流動性コントロール技術がほぼ完或
しており、優れたメタリック感のある塗膜が得られてい
る。
しかしながら、近年、省資源、大気汚染防止の観点から
多量の有機溶剤を使用する従来の有機溶剤型メタリック
ベース塗料を、ハイソリッド化、無溶剤化あるいは水性
化することが検討されてきてきる。
ところが、有機溶剤量を少なくしたハイソリッドタイプ
のベース塗料はスプレー塗装による吐出時と被塗物へ塗
着してからの粘度コントロールが困難であり、その結果
、リン片状光輝剤が塗面に対し平行に配向せず、メタリ
ックムラ等が発生しやすい問題点があった。
また、無溶剤タイプ、例えば粉体塗料の場合、リン片状
光輝剤は塗膜中で配向方向がランダムとなり、その結果
メタリック感が全く失なわれる問題点があった。
また、水溶性樹脂を使用した水性ベース塗料は、塗装時
の環境湿度をコントロールしないと塗膜のタレ、スケ等
の塗膜外観不良が発生しやすく、またニュートン流体に
近いためリン片状光輝剤が塗面に対し平行に配向しにく
く、更にトップクリヤー塗料中の有機溶剤に対する耐久
性も十分でない問題点があった。
また、乳化重合によるエマルジョン樹脂を使用した水性
ベース塗料は水溶性樹脂を使用した水性ベース塗料の前
記問題点がある程度軽減されるが、耐水性が悪く、一方
耐水性を改良するため架橋密度を上げていくと得られる
塗膜の機械的性質が低下するといった塗膜品質が劣る問
題点があった。
本発明者等はこのような現状に鑑み、塗装時の環境湿度
に然程影響受けないで、また耐水性等に優れ、かつ優れ
たメタリック感のある塗膜が得られる、水を媒質とする
メタリックベース塗料を鋭意研究した結果、本発明に到
ったものである。
〈課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は、ベース塗料を塗布し、次いでトッ
プクリヤー塗料を塗布し、得られたべ一スコート塗膜と
トツブコート塗膜を同時に硬化せしめる、2コート1ベ
ーク方式塗装系に用いるべ一ス塗料において、該塗料が
、以下の成分;(A)ポリカルボン酸成分としてスルホ
ン酸金属塩基含有芳香族ジカルボン酸を0.1〜10モ
ル%含み、かつ数平均分子量が2.500〜40. 0
00である水分敗型ポリエステル樹脂と架橋剤とからな
るフィルム形戊物貿、 (B)  リン片状光輝剤、 (C)沸点が70〜200℃の水溶性有機化合物、及び (D)水、 を含有することを特徴とする揺変性のあるベース塗料組
底物に関するものである。
本発明はフィルム形成物質として親水性のスルホン酸金
属塩基を有するポリエステル樹脂を使用し、かつ水溶性
有機化合物を併用することによりポリエステル樹脂粒子
が安定に分散し、水分敗状態が、いわゆるヒドロゾルと
言われる乳白色を呈し、ベース塗料は低剪断下の見かけ
粘度が高剪断下のそれよりも数倍以上高い、すなわち揺
変性を示し、それ故リン片状光輝剤は、塗着後流動が阻
止され、塗面に対し平行に配向された状態に保たれ、そ
の結果メタリック感の優れた塗膜が得られる。また、従
来の水分散型ポリエステル樹脂の如く、酸価の高いカル
ボキシル基を有していないため、耐水性等に優れた塗膜
が得られるのである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のベース塗料の構或戊分てあるフィルム形戊物質
(A)となる水分敗型ポリエステル樹脂はポリカルボン
酸成分とボリオール成分とを縮合反応させて得られるも
のであるが、前記ポリカルボン酸成分としてスルホン酸
金属塩基含有芳香族ジカルボン酸を0.1〜10モル%
、好ましくは0.5〜2.0モル%含有せしめた樹脂で
ある。スルホン酸金属塩基含有芳香族ジカルボン酸の全
ポリカルボン酸成分中の量が前記範囲より少ないと、水
に対する分散性が悪くなり、逆に前記範囲より多過ぎる
と得られる塗膜の耐水性が悪くなるので好ましくない。
スルホン酸金属塩基含有芳香族ジカルボン酸としてはス
ルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、4−スル
ホフタル酸、4−スルホナフタレン−2.7−ジカルボ
ン酸、5−〔4−スルホフエノキシ〕イソフタル酸等の
金属塩を挙げることができる。金属塩としてはLi ,
 Na , K, Mg 1(:a ,Cu SFe等
の塩が挙げられる。
前記その他ポリカルボン酸成分としては、例えばテレフ
タル酸、インフタル酸、オルソフタル酸、2.6−テッ
クレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;コハク酸
、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイマー酸
、テトラハイドロフタル酸、ヘキサハイドロフタル酸、
ヘキサハイド口テレフタル酸等の脂肪族又は脂環族ジカ
ルボン酸等が代表的なものとして挙げられる。その他ヒ
ドロキシ安息呑酸、ヒドロキシピバリン酸等のモノカル
ボン酸;トリメリット酸、ビロメリット酸等の3官能以
上のポリカルボン酸等.を一部併用することが可能であ
る。
特に、本発明においては他のポリカルボン酸戊分が前記
スルホン酸金属塩基含有芳香族ジカルボン酸05〜2.
0モル%、前記スルホン酸金属塩基を含有しない芳香族
ジカルボン酸40〜9 9. 5 モル%及び前記脂肪
族又は脂環族ジカルボン酸59、5〜0モル%からなる
ものが好適である。
なお、スルホン酸金属塩基を含有しない芳香族ジカルボ
ン酸が前記範囲より少ないと、得られる塗膜の耐候性、
各種機械的強度が低下し、逆に前記範囲より多過ぎると
、水に対する分散性が低下する傾向にある。一方、脂肪
族又は脂環族ジカルボン酸が前記範囲より多過ぎると、
耐水性が低下し、塗膜強度が低下する傾向にある。
前記ボリオール成分としては炭素数が2〜8の脂肪族グ
リコール、炭素数が6〜l2の脂環族グリコールが望ま
しい。炭素数2〜8の脂肪族グリコールトシてはエチレ
ングリコール、1.2−プロピレングリコール、1.3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオベ
ンチルグリコール、1.5−ペンタンジオール、1. 
 6−ヘキサンジオール等を挙げることができる。炭素
数6〜12の弓旨環族グリコーノレとしては1.4−シ
クロヘキサンジメタノール等を挙げることができる。
炭素数2〜8の脂肪族グリコール又は/及び炭素数6〜
l2の脂環族グリコールは全ボリオール成分に対して9
0〜100モル%からなるのが適当であり、その他少量
のトリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グ
リセリン、ペンタエリスリトール等の3官能以上のポリ
オールを併用することも出来る。
このような前記ポリカルボン酸とポリオールとから得ら
れるポリエステル樹脂は、数平均分子量が2, 5 0
 0〜40, O O O、好ましくは3, O O 
O〜20,000のものを使用する。
なお、分子量が前記範囲より小さいと、得られる塗膜の
機械的性質が劣り、またトップクリヤー塗料を塗布した
際、塗膜が再溶解し、メタリック感が悪くなり、逆に前
記範囲より大きいと塗料粘度が高くなりすぎるので、い
ずれも好ましくない。
ポリエステル樹脂は非品性であり、軟化点40〜180
℃のものが望ましく、軟化点が前記範囲より小さいと耐
水性が悪くなる傾向にあり、逆に高過ぎると水に対する
分散性が悪くなる傾向にある。
ポリエステル樹脂の水酸基価は約3〜100程度が適当
である。
なお、本発明で使用する水分散型ポリエステル樹脂は前
述のものが望ましいが、前記ポリカルボン酸成分とボリ
オール戊分とからなるポリエステルセグメントに数平均
分子量約500〜5000のポリエチレングリコールを
約20〜50重量%(対生或ボリマー)共重合してなる
数平均分子量が2500〜40.000のポリエーテル
エステル樹脂でも適用出来、本発明でいう水分散型ポリ
エステル樹脂に包含されるものである。
フィルム形戊物質(A)となる、前述の水分散型ポリエ
ステル樹脂の架橋剤としてはアミノ化合物もしくは樹脂
が好適であり、その他ブロック化ボリイソシアネート・
、エポキシ化合物等も使用可能である。アミノ樹脂とし
ては例えば尿素、メラミン、ペンゾグアナミン等のホル
ムアルデヒド付加物、更に炭素数がl〜6のアルコール
によるアルキル化物を挙げることができる。
ブロック化ポリイソシアネート化合物は後述するイソシ
アネート化合物をブロック化剤でブロックした化合物で
ある。
インシアネート化合物としては芳香族、脂肪族、芳香脂
肪族のジイソシアネート、3価以上のポリイソシアネー
トがあり、例えばテトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネ
ート、ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート、水素化キシリレンジイソシアネート、インホロ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートの3
量体などのインシアネート化合物、あるいはこれらのイ
ンシアネート化合物の過剰量と、例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン
、グリセリン、メルビトール、エチレンジアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン等の低分子活性水素化合物又は各種ポリエーテ
ルポリオール類、ポリエステルボリオール類、ボリアミ
ド類等の高分子活性水素化合物などとを反応させ得られ
る末端インシアネート基含有化合物等が挙げられる。
イソシアネートブロック剤としては、例えばフェノール
、チオフェノール、メチルチオフェノール、エチルフェ
ノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシノール、
ニトロフェノール、クロロフェノール等のフェノール類
、アセトキシム、メチルエチルケトオキシム、シクロヘ
キサノンオキシム等のオキシム類、メタノール、エタノ
ール、プロバノール、フタノール等のアルコール類、エ
チレンクロルヒドリン、1.3−ジクロロー2−プロパ
ノール等のハロゲン置換アルコール類、t一ブタノール
、t−ペンタノール、t−ブタンチオール等の第3級ア
ルコール類、ε一カブロラクタム、δ−バレロラクタム
、γ−プチ口ラクタム、β−プロビルラクタム等のラク
タム類が挙げられる。
なお、ポリエステル樹脂とアミノ樹脂架橋剤との混合比
(重量基準)は〔9 5 : 5〜60:40:1が適
当である。
また、ポリエステル樹脂とブロック化ポリイソシアネー
・ト化合物架橋剤との混合割合はブロック化ポリイソシ
アネート化合物のインシアネート基対ポリエステル樹脂
の水酸基の当量比(NGO/○H〕が〔045〜l..
2/1〕となるような範囲が適当である。
次に本発明のベース塗料の構,tt分であるリン片状光
輝剤(B)としてはリン片状アルミニウム、雲母、二酸
化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、リン片状酸化鉄等
の従来から一般的にメタリック塗料に使用されている光
輝剤が使用される。
次に本発明のベース塗料の構ri戊分である水溶性有機
化合物(C)は、ポリエステル樹脂の水に対する親和性
を高め、水分散性を調整するために使用する。水溶性有
機化合物は沸点が70〜200℃である必要があり、前
記範囲より低いと、ポリエステル樹脂を水溶性有機化合
物に安定に混合(もしくは一部溶解)させるに十分な温
度に保つことが困難となり、ポリエステル樹脂の水分散
性が悪くなり、逆に沸点が前記範囲より高いとベース塗
料を塗布した際の乾燥性が悪くなり、セッティング温度
を高くする必要が出てくるのでいずれも好ましくない。
水溶性有機化合物としては例えばエタノール、n−プロ
パノール、i−プロバノール、n−フタノール、i−ブ
タノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール
等の一価アルコール類、エチレングリコール、ブロビレ
ングリコール等のグリコール類、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、n−プチルセロソルブ、3−メチル−
3−メトキシブタノール、n−プチルセロソルブアセテ
ート等のグリコール誘導体、ジオキサン等のエーテル類
、酢酸エチル等のエステル類、メチルエチルケトン、シ
クロヘキザノン、シクロオクタノン、シクロデカノン、
イソホロン等のケトン類などである。特に好ましくはれ
−プチルセロソルブ、エチルセロソルブ、インプロパノ
ール類である。これらの水溶性有機化合物は単独または
2種以上を併用することができる。
本発明のベース塗料は、以上説明したフィルム形成物質
(A)、リン片状光輝剤(B)及び水溶性有機化合物(
C)の他に水(D)を必須成分として含む塗料である。
これら構或成分の配合割合は、(A)成分100重量部
に対し、(B)戊分を2〜50重量部、(C)成分を6
0重量部以下、好ましくはlO〜50重量部が適当であ
り、また<D)成分は、ベース塗料固形分が15〜50
重量%になる量が適当である。
本発明のベース塗料は、更に必要に応じ揺変性を補助す
るための増粘剤、着色染顔料、体質顔料あるいは紫外線
吸収剤、消泡剤、沈降防止剤、表面調整剤等の各種添加
剤等を配合することが可能である。
増粘剤としてはアルカリ可溶性アクリル樹脂(例えばロ
ーム アンド ハース社製racrysolASE−6
0J 等) 、ヒドロキシエチルセルロ・−ス、ポリビ
ニルアルコール、水溶性アルキド樹脂、水溶性ポリエス
テル樹脂、アクリル系エマルジョン樹脂、アクリル系ヒ
ドロゾル樹脂等が挙げられる。
これら増粘剤は(A)成分100重量部に対し、50重
量部以下配合することが可能である。
次に本発明のベース塗料を使用した2コートlベーク方
式塗装系につき説明する。
本発明において、多層塗膜が形戊される基体は、単に表
面処理等を施したものでもあるいはブライマー塗膜さら
には中塗塗膜を施したものであってもよい。
(I)工程では、水系メタリックベース塗料を1ステー
ジもしくは2ステージ方式で、エアー霧化、静電エアー
霧化、静電回転霧化等のスプレー手段により基体表面に
塗布する。
なお、2ステージ方式で塗装する場合は塗装間に常温で
、2〜3分間のフラッシク、 オフ タイムを取るのが
望ましい。
また、ベースコート塗膜の乾燥膜厚は、10〜20μ程
度が適当である。
次いで(n)工程では、(I)工程で形成されたベース
コート塗膜を、塗膜中の水分が約90%以上揮発するよ
うセッティングする。
なお、セッティング条件は塗装条件、膜厚等にもよるが
通常常温で10分間以上、70℃で4分間以上、90℃
で2分間以上が望ましい。
次いで(I[r)工程ではセッティングしたベースコー
ト塗膜上に、前記ベース塗料と同様の手段によりトップ
クリヤー塗料を1ステージもしくは2ステージ方式によ
り塗り重ねる。
なお、トップコート塗膜の乾燥Il!i!厚は25〜5
0μ、好ましくは30〜40μ程度が適当である。
次いで(II/)工程ではトップコート塗膜を、室温で
3〜10分間セッティング後、焼付け、べ−スコート塗
膜とトップコート塗膜とを同時に硬化させる。焼付条件
は、結合剤樹脂と架橋剤の種類により適宜決定されるが
、通常熱硬化型の結合剤を使用した場合、130〜20
0℃、20〜30分間、また2液硬化型の結合剤を使用
した場合、70〜120℃、10〜40分間で焼付硬化
させるのが一般的である。
なお、前記トップクリヤー塗料としては、2コート1ベ
ーク方式もしくは2コート2ベーク方式において通常使
用されているクリヤー塗料が特に制限なく使用出来、そ
の塗料形態も有機溶剤型、水系型のいずれであってもよ
い。
また、結合剤も熱硬化型のアクリル/メラミン樹脂系、
アルキド/メラミン樹脂系、ポリエステル/メラミン樹
脂系、フッ素/メラミン樹脂系あるいは2液硬化型のア
クリル/ボリイソシアネート樹脂系、アルキド/ポリイ
ソシアネート樹脂系、ポリエステル/ボリイソシアネー
ト樹脂系、フッ素/ポリイソシアネート樹脂系等が代表
的なものとして挙げられるが、これらに限定されるもの
ではない。
また、トップクリヤー塗料は紫外線のベースコートへの
透過をカットしたり、ベースコートとトップコートの両
色相の合或による意匠性を表現するために、透明性を阻
害しない程度に少量の着色顔料、染料を添加した、いわ
ゆるカラード(にごり〉クリヤー塗料であってもよい。
く発明の効果〉 本発明のベース塗料組成物は水を主媒質としているので
、この塗料を使用した2コート1ベーク方式によるメタ
リック塗膜の形成方法は従来の有機溶剤系2コート1ベ
ーク方式に比較し、省資源、大気汚染防止の観点から優
れており、また従来の水系2コート1ベーク方式に比較
し塗装時における環境湿度をコントロールしなくともダ
レ、スケ等の塗膜欠陥が発生しにくく、更に耐水性等の
よい、メタリック感の優れた塗膜が得られる、画期的な
ベース塗料組或物である。
〔実施例〕 以下、本発明について実施例により更に詳細に説明する
。なお、実施例中「部」、「%」は重量基準で示す。
ポリエステル樹脂(A−1)〜(A−4)の調製ジメチ
ルテレフタレート98部、ジメチルイソフタレー}95
部、エチレングリコール135部、ネオペンチルグリコ
ール37部、ポリエチレングリコール(MW3000)
90部、酢酸亜鉛0.08部、三酸化アンチモン0,0
8部を反応容器にイ壬込み、140℃〜220℃で3時
間かけてエステル交換反応を行った。次いで5−ナトリ
ウムスルホイソフタル酸4.5部を添加し、220℃〜
260℃で1時間かけてエステル化反応を行った後、2
40℃〜270℃で減圧下(10〜0.2mIIIHg
)で2時間かけて重縮合反応を行い、分子量1 8 0
 0 0、軟化点135℃のポリエステル樹脂(A−1
)を得た。
更に、第1表に示した原料を用いる以外は全く同様にし
てポリエステル樹脂(A−2)〜(A−4)を調製した
第  1  表 の調製 ポリエステル樹脂(A−1)300部とn−プチルセロ
ソルブ140部とを容器中に仕込み、110℃〜130
℃で約1時間撹拌し、均一で粘稠な溶融液を得た後、激
しく撹拌しなから水560部を徐々に添加し、約1時間
後に均一で淡青白色の水分散体(B−1)を得た。
得られた水分敗体の粒子径は1μ以下であった。
更に、第2表に示した原料を用いる以外は全く同様にし
てポリエステル樹脂水分敗体(B−2)〜(B−4)を
調製した。
第2表 注1)分散性良好 ○、 分敗性不良 ×注2)グライ
ンドメーターにより測定 注3)−5℃下で20日間放置した時の状態増粘剤溶液
の調製 アルカリ可溶性アクリル樹脂系増粘剤[: racry
soiASE−60J  (ローム アンド ハース社
製)〕2,6部に25%ジメチルアミノエタノール水溶
液を加え、pH7.65に調製した後、脱イオン水を全
量が24部になるよう添加し、増粘剤溶液を調製した。
アルミニ゛ウム顔料液の調製 リン片状アルミニウム粉末[ rALP−5 5 0一
L’VVJ(東洋アルミニウム社製〉〕5部と2−ブト
キシエタノール5Bとを15分間撹拌混合後、ヘキサメ
トキシメチロールメラミン〔「サイメル303J  (
三井東圧化学社製):]4.5部とポリプロピレングリ
コール(数平均分子1400>2Rを添加し、更に1時
間撹拌し、アルミニウム顔料液を調製した。
実施例1 ポリエステル樹脂水分敗体(B−1)35部、脱イオン
水20部及び増粘剤溶液24部の混合物に′アルミニウ
ム顔料液16.5部及び脱イオン水4.5部を配合し、
1時間撹拌し、ベース塗料(C一1)を製造した。
得られたベース塗料の25℃下における見かけ粘度は剪
断速度D=l,O秒−1で36.Oボイズ、剪断速度D
= 1 0 0 0 0秒−1で0,4ポイズであった
実施例2 実施例1においてポリエステル樹脂水分敗体(B−1)
の代りに(B−2)を使用する以外は同様にしてベース
塗料(C−2)を製造した。
比較例1 実施例1においてポリエステル樹脂水分敗体(B−1)
の代りに(B−3)を使用する以外は同様にしてベース
塗料(C−3)を製造した。
得られた塗料は貯蔵安定性が非常に悪く、塗料として適
用不可能であった。
比較例2 実施例lにおいてポリエステル樹脂水分敗体(B−1)
の代りに(B− 4 >を使用する以外は同様にしてベ
ース塗料(C−4)を製造した。
〔参考例〕
トップクリヤー塗料の調製 アクリル樹脂溶液〔「アクリディック44−179J(
大日本インキ化学工業社製):163部、ブチル化メラ
ミン樹脂溶液〔「スーパーベツカミンL−117−60
J  (大日本インキ化学工業社製)〕22部及びソル
ベッッ#100  15部を混合し、スプレー塗装時固
形分45%のトップクリヤー塗料を調製した。
参考例l 電着塗膜、中塗塗膜を施した鋼板を研磨後、ペース塗料
(C−1)を2ステージで乾燥膜厚14μになるようス
プレー塗装した。次いで25℃、3分間セッティング後
、前記トップクリヤー塗料を乾燥膜厚35μになるよう
スプレー塗装した。
次いで室温で5分間セッティング後、150℃、20分
間焼付硬化せしめた。
得られた塗膜は、メタリック感に優れ、また耐水性試験
(40℃の水中に120時間浸漬)後の密着性(ゴバン
目試験)も100/100と優れていた。
参考例2 参考例1においてベース塗IEf(C・−1)の代りに
ベース塗料(C−2)を使用する以外は同様にしてベー
ス塗料、トップクリヤー塗料を2CIB方式にてメタリ
ック塗膜を得た。
得られた塗膜はメタリック感に優れ、また耐水性試験後
の密着性も100/100と優れていた。
参考例3 参考例1においてベース塗料(C−1)の代りにベース
塗料(C−4)を使用する辺外は同様にしてベース塗料
、トップクリヤー塗料を2CIB方式にてメタリック塗
膜を得た。
得られた塗膜はメタリック感はあったが、平滑性が悪く
、また耐水性試験後の密着性も10/100と悪かった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ベース塗料を塗布し、次いでトップクリヤー塗料を塗布
    し、得られたベースコート塗膜とトップコート塗膜を同
    時に硬化せしめる、2コート1ベーク方式塗装系に用い
    るベース塗料において、該塗料が、以下の成分; (A)ポリカルボン酸成分としてスルホン酸金属塩基含
    有芳香族ジカルボン酸を0.1〜10モル%含み、かつ
    数平均分子量が2,500〜40,000である水分散
    型ポリエステル樹脂と架橋剤とからなるフィルム形成物
    質、 (B)リン片状光輝剤、 (C)沸点が70〜200℃の水溶性有機化合物及び (D)水、 を含有することを特徴とするベース塗料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012012422A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Kansai Paint Co Ltd 水性塗料組成物

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