JPH03165015A - Ｌ形絶縁ブッシング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ガス絶縁開閉装置などに用いられるＬ形絶縁
ブッシングに関する。

（従来の技術） 従来のＴ形の絶縁ブッシングが取付けられ、内部に絶縁
ガス５が封入されたガス絶縁閉鎖配電盤・の−例を示す
第８図において、箱体１の天井面には前後に特開昭６０
−１６０３０９号公報で示される略Ｔ形の絶縁ブッシン
グ４が、盲栓７側を互いに対向させ図示しないＯリング
を介して点線で示す分岐部を箱体１内に突き出して気密
に取付けられ、これらの絶縁ブッシング４の外側には高
圧絶縁ケーブル６がそれぞれ接続され１分岐部下端の端
子４ａにはＬ形に曲った導体３の上端がそれぞれ接続さ
れ、この導体３の他端は箱体１内に収納された新路器２
の端子板にそれぞれ接続されている。

第９図は、第８図の平面図で、箱体１の天井面には、左
側に絶縁ブッシング４が三相分として３個、右側にも同
じく３個それぞれ取付られている。

（発明が解決しようとする課題） ところが、このように構成されたガス絶縁閉鎖配電盤で
は、絶縁ブッシング４の取付に当っては、盲栓７の内部
の詳細省略したストレスコーン８の着脱に必要な寸法Ａ
以上の間隔をあけて配置する必要があるので１箱体１の
奥行りが深くなり設置床面積も広くなって、ガス絶縁閉
鎖配電盤の特長を損う。箱体１の奥行が遮断器盤などの
ように深いときには、内部に収納される機器や導体で奥
行が決まるので配設導体を長くすることで対応できるが
、例えば、第８図のように断路器２を収納した断路器盤
のときには、絶縁ブッシング４の露出部の前後方向の長
さが問題となる。

そのため、第１０図のように絶縁ブッシング４をいわゆ
る千鳥形に配置して箱体１の奥行を浅くする方法も考え
られるが、すると、箱体１の幅が増えるだけでなく、新
路器２へ接続される接続導体３の形状も複雑となる。

そこで本発明の目的は、箱体の外形を小形化し収納機器
の設置面積を減らすことのできるＬ形絶縁ブッシングを
得ることである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段および作用）本発明は、絶
縁ガスが封入され電気機器が収納された箱体の外壁に一
側を箱体内に突き出して設けられ他側に高圧の絶縁電線
が接続されたし形絶縁ブッシングにおいて、Ｌ形の絶縁
層内に埋め込まれ一側の開口部内にプラグが挿着された
中心導体と、プラグ内に芯線が嵌合された絶縁電線の外
被と絶縁層の一側の開口部間に設けられたストレスコー
ンと、このストレスコーンの外側に設けられこのストレ
スコーンを絶縁層の開口部内周と絶縁電線の外被に挿圧
する押圧部材を設けることで、Ｌ形絶縁ブッシングが取
付られる箱体の外形を小形化し箱体の設置面積を減らし
たＬ形絶縁ブッシングである。

（実施例） 以下１本発明のＬ形絶縁ブッシングの一実施例を図面を
参照して説明する。

第１図は、本発明のＬ形絶縁ブッシングの縦断面図、第
２図は第１図の平面図、第３図は第１図の右側面図であ
る。

第１〜３図において、Ｌ形絶縁ブッシング９の内部の略
合づち状の中心導体１０の周りには、エポキシ樹脂の絶
縁層１４が注形成形でほぼＬ形に形成され、中心導体１
０の下端中央から下方に分岐導体１０ａが分岐し、この
分岐導体１０ａの下端は箱体内に配設された導体３に連
結されている。

又、絶縁層１４の外周には、箱体１の天井板１７のフラ
ンジ部１７ａの貫通穴１８から箱体１内に突き出た分岐
部を除いて、全周に亘って第１図の点線で示す金属めっ
き１３が施され、０リング１５を介して天井板１７のフ
ランジ部に第２図、第３図で示すように略Ω字状の押え
金物１９で固定されている。

一方、中心導体１０の上端の右端面が半球状の塊状部に
は、左側に開口した円筒状の座ぐり穴１２が設けられ、
この座ぐり穴１２の内周には中央の凹部に詳細省略した
燐青銅板製の板ばねの接触子が挿入され、この内側には
鋼材の複数のプラグ１１が挿着され、このプラグ１１の
更に内周右側には図示しない複数の楔が装着されている
。

又、この図示しない楔の内周左側には、絶縁ケーブル６
の芯線が左方から挿入され、詳細後述するように横内に
押圧され絶縁ケーブル６の被覆右端と絶縁層１４の開口
部内周間にはストレスコーン９ａが挿着され、このスト
レスコーン９ａの左側には半導電性ゴム９ｂが挿着され
、この半導電性ゴム９ｂの更に左側には断面略凸字状の
金属製の管状のふた９ｃが挿着され、このふた９ｃの右
端のフランジ部をボルト９ｃａで絶縁層１４の左面に埋
め込まれた図示しない埋め金に締め付けることで、ふた
９ｃ内部に装着された座金９゜２とボルト９０などを介
して、半導電性ゴム９ｂとストレスコーン９ａを第１図
で右方に押しつけて、絶縁ケーブル６の右端の芯線を前
述するプラグ１１内の図示しない楔に押圧している。　
このように構成されたし形絶縁ブッシング９において、
内部に絶縁ガス５が封入され断路器２が収納された箱体
１の天井上面にこのＬ形絶縁ブッシング９を取り付ける
ときには、第１図に示すＬ形絶縁ブッシング９の右上端
面を第４図のように密着して取付けることで１箱体１の
奥行を減らすことができる。

同様に第５図に示すように、三相分のＬ形絶縁ブッシン
グ９を取り付けるときには、隣接相関をほとんど密看配
設することで１箱体１の幅Ｗも減らすことができ、閉鎖
配電盤の設置床面積を減らしガス絶縁閉鎖配電盤の特長
を発揮することのできるＬ形絶縁ブッシングとなる。

なお、上記実施例ではＬ形絶縁ブッシング９を箱体１の
天井に配置した例で説明したが、第７図のように箱体１
の背面又は側面に絶縁ケーブル６を下側にして取付ける
こともできる。この場合にも箱体１の高さが低くても絶
縁ブッシング９の片側を天井面から上に突き出さなくて
もすむので。

例えば屋内で天井の低い設置場所でも設置することがで
きる。

〔発明の効果〕

以上１本発明によれば、絶縁ガスが封入され電気機器が
収納された箱体の外壁に一側を箱体内に突き出して設け
られ他側に高圧の絶縁電線が接続されたＬ形絶縁ブッシ
ングにおいて、Ｌ形の絶縁層内に埋め込まれ一側の開口
部内にプラグが挿着された中心導体と、プラグ内に芯線
が挿入された絶縁電線の外被と絶縁層の一側の開口部間
に設けられたストレスコーンと、このストレスコーンの
外側に設けられこのストレスコーンを絶縁層の開口部内
周と絶縁電線の外被に押圧する押圧部材を設けたので、
Ｌ形絶縁ブッシングが取付られる箱体の外形を小形を小
形化し箱体の設置面積を減らすことのできるＬ形絶縁ブ
ッシングを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＬ形絶縁ブッシングの一実施例を示す
縦断面図、第２図は第１図の平面図。 第３図は第１図の右側面図、第４図、第５図、第６図、
第７図は本発明のＬ形絶縁ブッシングの作用を示す図、
第８図、第９図と第１０図は従来の絶縁ブッシングとそ
の作用を示す図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　絶縁ガスが封入され電気機器が収納された箱体の外壁
   に一側を前記箱体内に突き出て設けられ他側に高圧絶縁
   電線が接続されたＬ形絶縁ブッシングにおいて、 Ｌ形の絶縁層に埋め込まれ一側の開口部の内部にプラグ
   が挿着された中心導体と、この中心導体の前記プラグに
   芯線が嵌合された前記絶縁電線の外被と前記絶縁層の一
   側の開口部間に設けられたストレスコーンと、このスト
   レスコーンの外側に設けられ前記ストレスコーンを前記
   絶縁層の開口部内周と前記絶縁電線の外被に押圧する押
   圧部材を設けたことを特徴とするＬ形絶縁ブッシング。