JPH03164389A

JPH03164389A - 自動二輪車のスイングアーム

Info

Publication number: JPH03164389A
Application number: JP30086589A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Fujiwara; 弘藤原
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1989-11-21
Filing date: 1989-11-21
Publication date: 1991-07-16
Anticipated expiration: 2014-06-14
Also published as: JP2905811B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は自動二輪車のスイングアームに関する。

（従来の技術）自動二輪車は、スイングアームの前端をフレームに揺動
自在に軸着し、スイングアームの前寄り部分とフレーム
上部の間にサスペンションを連結し、スイングアームの
後端に後輪を回転自在に支承した車軸を締看し、サスペ
ンションの伸縮クッションによってスイングアームを揺
動させて後輪をクッションさせている。一般に、スイン
グアームは所望強度のパイプ材を選定して溶着結合して
製作している。又、左右のホーク部分を、二つに分割し
て板材でプレス成形したものを最中状に合せて溶着した
ものもある。更に軽合金などで鋳造したものもある。例
えば特開昭６３−１５４４８３号公報、実開昭８１−１
１１８９２号公報参照。

（発明が解決しようとする課題）スイングアームは、前寄りのサスペンションを連結する
部分が最も大きい荷重を受け、そこから前又は後になる
従って荷重が小さくなる。パイプ材で作るものは、サス
ペンションを連結する最も大きい荷重を受ける部分で、
十分な強度を有する太さに決定され、荷重が小さい部分
は、過剰強度で重いものになる。左右のホークを二つ割
りの板材プレス製にして、最中状に合せて溶着するもの
は、プレス時に、荷重の大きさに合せて断面が変化する
ものにできて軽量にできるが、溶着長さが長く、溶着コ
ストが高くつき、溶着跡が見苦しい。

又、鋳造製のものは、パイプ材に較べて材質が粗である
ので、自由な形状にできるが肉厚を厚くする必要があっ
て、重量軽減がむつかしい。

この発明は、かかる点に鑑み、パイプ材と前部の鋳造軸
筒の組合せで、必要強度に断面を変化させて軽量にでき
、溶着コストも安価で体裁のよい自動二輪車のスイング
アームを得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、この発明の自動二輪車のス
イングアームは、所定長さに切断した軽合金パイプ材を
スエージング加工で裁頭円錐形に威形して肉厚さを均一
に形威し、これを再度スエージング加工して断面長四角
形の太さが順次変化する左右のホークに形成し、軽合金
鋳造で軸筒の両側にアームを一体に突設し、該左右のア
ームに左右のホークの太い側を溶着し、左右のホークの
前部間をサスペンションボスを設けたブリッジで溶着連
結するようにしたことにある。

（作　用）左右のホークは、スエージング加工で、荷重に合せた太
さに太さを変化させることができて軽量にできる。そし
て、サスペンションボスを設けたブリッジを、左右ホー
クの前部の太い部分に溶着することによって強度を保つ
ことができる。軽合金で鋳造する軸筒部分は、前部だけ
で、全体として強度を保持しながら軽量で安価にできる
。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

左右のホーク１は、第３図に示すように、軽合金の押出
しパイプ材２を（イ）に示すように所望の長さに切断す
る。そして、このパイプ材２を焼なまししてスエージン
グ加工によって（ロ）に示すように、円形断面が截頭円
錐状に徐々に変化させて成形する。そして、縮管される
部分は減肉するように切削するなどによって肉厚を均一
化する。

これを更に（ハ）に示すようｊこ、断面長四角形にスエ
ージング加工し、前部の太い部分を少し内側に曲げて（
二）に示すようなホーク１の形状に仕上げ゛て焼入れす
る。ホーク１の後端には、車軸孔３を穿設する。軸筒４
は、軽合金で鋳造するもので、両側に後方に突出させて
アーム５を一体成形する。アーム５の後端は、ホーク１
の太い端に合せて太くなるように成形してある。左右の
ホーク１は、太い側をアーム５の先端に合せて溶着する
。

そして、左右のホーク１の前部をサスペンションボス６
を設けたブリッジ７で溶着連結する。ブリッジ７は、断
面角形のパイプ材である。こうしてスイングアームを形
成する。

軸筒４は、フレームの下部に軸着し、サスペンシッンボ
ス６１こは、フレーム上部に取付けたサスペンションの
下端を連結する。そして、ホーク１の後端の車軸孔３に
、後輪を回転自在に支承した車輪を通して締着する。こ
うして、サスペンションの伸縮によって、左右のホーク
１が揺動し、後輪をクッションさせる。

（発明の効果）以上説明したように、この発明は、上述のように構或し
たので、左右のホーク及びブリッジをパイプ材ででき、
しかも、左右のホークは、受ける荷重に合せて、断面を
変化させて軽量にできる。

モして溶着長さが短く、全体として軽量で安価で体裁よ
いものにできる。又、ホークをスエージング加工すると
きは、裁頭円錐形であるので、芯金の出し入れが可能で
、小型の型でできる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は平面図、第２図は側面図、第３図は（イ）〜（二）の順にホークの成形状態を示す
成形説明図、である。１・・・ホーク、２・・・パイプ材、４・・・軸筒、５
・・・アーム、６・・・サスペンションボス、７・・・ブリッジ。

Claims

【特許請求の範囲】

所定長さに切断した軽合金パイプ材をスエージング加工
で裁頭円錐形に成形して肉厚さを均一に形成し、これを
再度スエージング加工して断面長四角形の太さが順次変
化する左右のホークに形成し、軽合金鋳造で軸筒の両側
にアームを一体に穿設し、該左右のアームに左右のホー
クの太い側を溶着し、左右のホークの前部間をサスペン
ションボスを設けたブリッジで溶着連結するようにした
ことを特徴とする自動二輪車のスイングアーム。