JPH03159394A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気テープおよびビデオヘッドのバラッキ
に対して色信号および輝度信号の記録条件を最適に自動
制御することができる磁気記録再生装置に関するもので
ある． 〔従来の技術］ 第４図は色信号を低域変換し、輝度信号をＦＭ変調して
、磁気テープ上にアジマス記録を行うヘリカルスキャン
方式のＶＴＲ　（ビデオ・テープ・レコーダ）の信号処
理系のブロック図である．この第４図において、１は輝
度信号の人力端子であり、入力端子１に人力された輝度
信号はプリエンファシス回路２でエンファシス特性が付
与された後、ホワイトクリップ・ダーククリップ回路３
、およびＦＭ変調回路４を経て記録増幅器５に人力され
るようになっている． また、６，２２．２５はそれぞれ連動して録画再生で切
り換える切換スイッチであり、固定端子Ｒが録画廻、固
定端子Ｐが再生側であり、切換スイッチ６の固定端子Ｒ
は記録増幅器５の出力端に接続され、固定端子Ｐは再生
ヘッドアンプ回路７の人力端に接続され、切換スイッチ
６の可動端子は回転トランス８０を介してビデオヘッド
９０に接続されている．ビデオヘッド９０は磁気テープ
１００に摺接するようになっている．上記再生ヘッドア
ンプ回路７の出力はＡＧＣ（Ａｕｔｏｍａｔｉｃ　［；
ａｉｎ　Ｃｏｎｔｒｏ＋）回路８に送出するようになっ
ているとともに、ローバスフィルタ３０を通して、切換
スイッチ２２の固定端子Ｐ側に送出するようになってい
る． ＡＧＣ回路８の出力はＦＭ復調回路９に人力され、ＦＭ
復調回路９の出力はディエンファシス回路１０を通して
出力端子１１に供給するようになっている． 一方、切換スイッチ２２の固定端子Ｒ側には、色信号入
力端子２ｌに人力された色信号が印加されるようになっ
ている． 切換スイッチ２２の可動端子はＡＣＣ（Ａｕｔｏｍａｔ
ｉｃＣｏｌｏｒ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）回路２３を経て、メ
インコンバータ２４の入力端に接続され、このメインコ
ンバータ２４の出力端は切換スイッチ２５の固定端子Ｒ
側に接続されている． 切換スイッチ２５の可動端子はローパスフィルタ２６を
経て、上記記録増幅器５の入力端に接続されている． 切換スイッチ２５の固定端子Ｐ側はバンドパスフィルタ
２７の入力端に接続されており、バンドパスフィルタ２
７の出力はＩＨディレーライン回路２８を経てキラー回
Ｉａ２９に入力されるとともに、直接このキラー回路２
９にも入力されるようになっている．キラー回路２９の
出力は出力端子３１に印加するようになっている。

なお、再生ヘッドアンプ回路７．ＡＧＣ回路８．ＦＭ復
調回路９，ディエンファシス回路１０，　ローバスフィ
ルタ３０，ＡＣＣ回路２３．メインコンバータ２４，バ
ンドパスフィルタ２７　１Ｈディレーライン回路２８．
キラー回路２９は再生処理回路系を構戒する． 次に動作について説明する．記録時において、入力端子
ｌに輝度信号が入力される．この輝度信号はブリエンフ
ァシス回路２において、フォーマットに定められたエン
ファシス特性をもたせた後、ホワイトクリップ・ダーク
クリップ回路３にて規定のレベル内の信号にクリップさ
れ、ＦＭ変調回路４にてＦＭ信号に変換され、記録増幅
器５へ入力される． 一方、入力端子．２１には色信号が入力され、この色信
号は切換スイッチ２２の固定端子Ｒ側と可動端子を経て
ＡＣＣ回路２３にてレベルを整えてメインコンバータ回
路２４にて低域変換（６２９ｋＨｚ　±５００Ｈｚ）さ
れる． この信号はローパスフィルタ２６にて不要帯域を除去し
て、記録増幅器５内で輝度信号と混合され電流増幅され
る． この信号は切換スイッチ６の固定端子Ｒ側および可動端
子を通して回転トランス８０，ビデオヘッド９０を経て
磁気テープ１００に記録される．次に再生時において、
再生信号はビデオヘッド９０，回転トランス８０，切換
スイッチ６の可動端子，固定端子Ｐ側を経て再生ヘッド
アンプ回路７にて増幅される． 再生ＦＭ信号はＡＧＣ回路８にてレベル制御され、ＦＭ
復ｉｌ器９にて復調され、ディエンファシス回路１０に
てディエンファシス処理を受け、出力端子ｌ１に至る． 一方、低域クロマ信号はローパスフィルタ３０にて分離
され、切換スイッチ２２の固定端子Ｐ側、可動端子を経
てＡＣＣ回路２３に入力され、さらにメインコンバータ
回路２４に入る． このメインコンバータ回路２４で周波数変換され、再生
クロマ信号（３．５８ＭｌＩｚ　±５　０　０ｋＨｚ）
となり、切換スイッチ２５の固定端子Ｐ側と可動端子を
通してバンドパスフィルタ２７にて不要帯域を除去する
． この不要帯域が除去された再生クロマ信号はＩＨディレ
ーライン回路２８にて隣接トラックよりのクロストーク
戒分を除去し、キラー回路２９にて白黒かカラー信号の
判別を行ない、出力端子３１に至る． 〔発明が解決しようとする課題〕 従来の磁気記録再生装置は以上のように横或されている
ので、記録系回路のレベルのバラツキを含めて記録時に
輝度信号および色信号の記録レベルをそれぞれ調整する
必要があった． また、ビデオヘッドの録再感度のバラツキを考えれば、
個々のビデオヘッドに応じて記録レベルをそれぞれ調整
すればよいが、それには録画，再生の確認を行なう必要
があり、生産工程内では時間がかかりすぎるなどの問題
があり、実施はされていないのが実態である． この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、生産工程内での工数が増すことがなく、最適
な性能が無調整で実現できる磁気記録再生装置を得るこ
とを目的とする．〔課題を解決するための手段］ この発明に係る磁気記録再生装置は、記録一時停止状態
においてある一定時間、磁気テープ巻戻し状態となし、
その期間または一時停止解除後の位相合せ再生期間に、
再生処理回路系を動作モードにして再生信号レベルと初
期値との差を演算し、最適の記録レベルになるように記
録増幅器の利得を補正するマイクロプロセッサを設けた
ものである． 〔作　用〕 この発明におけるマイクロプロセッサは、記録一時停止
時にある一定時間磁気巻戻し状態にして、この巻戻し状
態または一時停止解除後の位相合せ再生期間に再生処理
回路系を動作モードにして、再生信号レベルと初期値と
を比較して、その偏差を演算し、この演算結果により補
正出力を記録増幅器に加えて、記録開始時に記録増幅器
の記録レベルが最適になるように輝度信号とクロマ信号
の記録電流を補正する． 〔実施例〕 以下、この発明の磁気記録再生装置の実施例を図につい
て説明する．第１図はその一実施例の構戒を示すブロッ
ク図である． この第１図において、第４図と同一部分には同一符号を
付して重複説明を避け、第４図とは異なるこの発明の特
徴をなす部分を主体に述べる．この第１図を第４図と比
較しても明らかなように、第１図では符号１〜１１．２
１〜３ｌで示す部分は第４図と同様であり、以下に述べ
る部分が第４図の構成に新たに付加された部分であり、
第１図の実施例の特徴をなす部分である．すなわち、６
１は低域クロマ信号をピーク検波する検波回路であり、
この検波回路６１の出力はＡ／Ｄ　（アナログ／ディジ
タル）変換器６２でディジタル変換した後、マイクロプ
ロセッサ６５（以下ＣＰＵという）に人力するようにな
っている． かくして、検波回路６１とＡ／Ｄ変換器６２により、再
生モード時に磁気テープｌＯＯに記録されている色信号
を検出する第１の検出手段をＩＩＩ或している． また、６３はＡＧＣ回路８から出力されるＦＭ再生信号
をピーク検波する検波回路であり、この検波回路６３の
出力はＡ／Ｄ変換器６４を経てＣＰＵ６　５に人力され
るようになっている．かくして、検波回路６３とＡ．／
Ｄ変換器６４により、再生モード時に磁気テープ１００
に記録された輝度信号を検出する第２の検出手段を構威
している． このＣＰＵ６　５はＡ／Ｄ変換器６２．６４の入力およ
び、記録一時停止と記録開始のタイミングを決めるため
の制御信号６６．６７の入力を受けて再生信号レベルの
初期設定値との差を演算し、記録増幅器５の利得を補正
するために制御出力６８を記録増幅器５に出力するよう
になっている． さらに、ＣＰＵ６　５は記録一時停止〜記録開始のタイ
ミングで適当な時間切換スイッチ６．２２．２５を再生
側に切り換える制御出力７０を発生させるようになって
いる．それ以外の構戒は第４図と同一である． 第２図は動作を説明するためのテープ走行を示す説明図
であり、図中の１０１は音声トラック．１０２はビデオ
トラック，１０３はコントロールトラック，１００は磁
気テープを示す．次に動作について説明する．第３図は
記録一時停止時のテープ走行と時間との関係を示すタイ
ムチャートである．通常、つなぎ録り時の画像の乱れな
どを除去するため、磁気テープ１００をある時間巻戻し
して一時停止状態となし、記録開始時にある時間位相合
せ再生状態としてから録画開始させる． この点について、第２図でさらに説明すると、記録一時
停止（　ＲＥＣＰＡｕＳＥ　）になるとコントロールパ
ルス（記録時に１フレーム毎に記録される）３３個分巻
戻しして一時停止状態（図中のＳＴＯＰ　）となる． さらに録画開始モードに移行すると約１秒（３０フレー
ム）分位相合せ再生を行ない、前に記録されたコントロ
ール信号と同期合せを行ない、録画状態に移行する． 第３図はこのタイξング関係を示したものである．第３
図（ａ）はＲＥＣ　（録画）　，　Ｒ［！ＣＰＡＵＳＥ
　（録画一時停止）、コントロールパルス３３個分巻戻
し、ＰＡＵＳＥ　（一時停止）、ＲＥＣのタイミングを
示している． また、第３図（ｂ）の制御信号６６　（ＲＥＣ２）はＲ
ＥＣＰＡＵＳＥ時に切り換わる信号、第３図（Ｃ）の制
御信号６　７　（　Ｓ　Ｖ　−　Ｒ　Ｅ　Ｃ　）　４；
！　Ｒ　Ｅ　Ｃ　開始後位相合セ再生終了時点で切り換
わる信号である。

第３図（ｄ）に示す制御出力７０（パルス）は二つの制
御信号６６．６７に基づき、ＣＰＵ６５から出力され、
切換スイッチ６を固定端子Ｐ側に切り換え、再生処理回
路系も同時に再生状態となる．すなわち、位相合せ再生
期間、ＡＧＣ回路８から出力される再生ＦＭ信号は検波
回路６３でエンベローブ検波され、その出力はＡ／Ｄ変
換器６４に入る． 同様に再生クロマ信号はローバスフィルタ３０で取り出
され、切換スイッチ２２の固定端子Ｐ側と可動端子およ
びＡＣＣ回路２３を通して検波回路６１に入力され、こ
の検波回路６ｌで検波され、その出力はＡ／Ｄ変換器６
２に入る． 二つのＡ／Ｄ変換Ｈ６２，６４のそれぞれＡ／Ｄ変換出
力はＣＰＵ６　５に人力される．このＣＰＵ６５におい
て、Ａ／Ｄ変換器６２．６４の出力はそれぞれの初期設
定レベルとの比較演算を行い、この初期設定レベルに対
する偏差を算出し、この偏差に対応する制御出力６８を
ＣＰＵ６　５から出力して、記録増幅器５に加える。

この制御出力６８により、記録増幅器５は最適の記録レ
ベルになるように、利得制御がなされ、輝度信号とクロ
ス信号の記録電流を補正し、記録を開始する． なお、上記実施例では、検波回路６１．６３の検波出力
をそれぞれＡ／Ｄ変換器６２．６４でＡ／Ｄ変換して、
ＣＰＵ６５にて制御した場合を例示したが、この発明は
これに限定するものではない． また、個々のビデオヘッド（Ｒ，Ｌチャンネル）のバラ
ツキを補正するために、チャンネルごとにその出力のそ
れぞれのレベルを検出して、記録レベルを補正するよう
に構威してもよい．〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、記録一時停止〜記録
開始の一定時間に、記録された輝度信号とクロマ信号の
レベルを検出し、初期値との差をＣＰＵで比較演算し、
その偏差による制御出力により自動的に記録増幅器のそ
れぞれの記録レベルを補正するように構威したので、生
産工程内の工数が増すことなく、最適な性能が無調整で
実現出来るという効果がある．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す磁気記録再生装置の
構威を示すブロック図、第２図は同上実施例の動作を説
明するためのテープ走行状態を示す説明図、第３図は同
上実施例の動作を説明するためのタイムチャート、第４
図は従来の磁気記録再生装置の構或を示すブロック図で
ある．４・・・ＦＭ変調回路、５・・・記録増ＩＰｌ器
、６，２２．２５・・・切換スイッチ、７・・・再生ヘ
ッドアンプ、８・・・ＡＧＣ回路、９・・・ＦＭＩ調回
路、２３・・・ＡＣＣ回路、２４・・・メインコンバー
タ、６１，６３・・・検波回路、６２．６４・・・Ａ／
Ｄ変換器、６５・・・ＣＰＵ，６６．６７・・・制御信
号、６８．７０・・・制御出力、９０・・・ビデオヘッ
ド、１００・・・磁気テープ． なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 色信号を低域変換し輝度信号をＦＭ変調して記録増幅器
   でそれぞれ増幅した後磁気テープ上にアジマス記録を行
   なうヘリカルスキャン方式ビデオテープレコーダにおい
   て、再生モード時に上記磁気テープに記録された色信号
   を検出する第１の検出手段と、上記再生モード時に上記
   磁気テープに記録された輝度信号を検出する第２の検出
   手段と、記録一時停止時にある一定時間上記磁気テープ
   巻戻し状態となしその巻戻し期間もしくは一時停止解除
   後の位相合わせ期間に再生モードに切り換え、上記第１
   の検出手段で検出された色信号と上記第２の検出手段で
   検出された輝度信号のレベルを検出して初期設定値との
   差を演算しその差に基づき記録モードに切り換わった時
   点で色信号と輝度信号のそれぞれの記録レベルを補正す
   るように上記磁気記録器を制御するマイクロプロセッサ
   とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。