JPH03153816A - 高清浄度鋼の溶製方法 - Google Patents
高清浄度鋼の溶製方法Info
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- JPH03153816A JPH03153816A JP1291328A JP29132889A JPH03153816A JP H03153816 A JPH03153816 A JP H03153816A JP 1291328 A JP1291328 A JP 1291328A JP 29132889 A JP29132889 A JP 29132889A JP H03153816 A JPH03153816 A JP H03153816A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、高清浄度鋼を安価にかつ効率よく溶製する方
法に関するものである。
法に関するものである。
〈従来の技術〉
非金属介在物が少ない高清浄度鋼を溶製する方法は、従
来から種々の方法が提示されている0例えば、特開昭6
3−262412号公報には、脱酸材をスラグに添加し
たのちガス攪拌を行い取鍋スラグの脱酸を行ったのちに
、溶鋼のガス攪拌を行い清浄度を向上させる方法、また
特開昭50−9514号公報には、真空脱ガス処理前に
鋼中の5olAffiを0.064〜0.10重量%(
以下%と略す)に調整し、しかる後にこの溶鋼を真空脱
ガス処理することによって清浄度を向上させる方法が提
示されている。
来から種々の方法が提示されている0例えば、特開昭6
3−262412号公報には、脱酸材をスラグに添加し
たのちガス攪拌を行い取鍋スラグの脱酸を行ったのちに
、溶鋼のガス攪拌を行い清浄度を向上させる方法、また
特開昭50−9514号公報には、真空脱ガス処理前に
鋼中の5olAffiを0.064〜0.10重量%(
以下%と略す)に調整し、しかる後にこの溶鋼を真空脱
ガス処理することによって清浄度を向上させる方法が提
示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉
以上に述べた従来の清浄度鋼溶製方法は、以下の問題点
を有している。
を有している。
■ 特開昭63−262412号公報に開示された技術
においては、スラグの脱酸を行った後の溶鋼にガスバブ
リングを行うと、酸化度の少ないスラグで覆われている
溶鋼にガスを吹き込むためスラグが排除され、溶鋼面を
大気に露出し溶鋼が再酸化するという問題が生じる。
においては、スラグの脱酸を行った後の溶鋼にガスバブ
リングを行うと、酸化度の少ないスラグで覆われている
溶鋼にガスを吹き込むためスラグが排除され、溶鋼面を
大気に露出し溶鋼が再酸化するという問題が生じる。
■ また特開昭50−9514号公報に開示された技術
には、真空脱ガス処理のみを実施するため溶鋼の脱酸は
、比較的充分に行われるが、スラグの脱酸が不十分なた
め到達酸素値が高く、かつ脱ガス処理ののち時間の経過
とともに酸化性のスラグによって溶鋼が再酸化されると
言う問題点がある。
には、真空脱ガス処理のみを実施するため溶鋼の脱酸は
、比較的充分に行われるが、スラグの脱酸が不十分なた
め到達酸素値が高く、かつ脱ガス処理ののち時間の経過
とともに酸化性のスラグによって溶鋼が再酸化されると
言う問題点がある。
■ さらに上記処理を行う際に、SiO2含有量の多い
耐火物をライニングした取消を使用した場合には、取鍋
耐大物中の5iOzが溶鋼のM等と反応して還元され溶
…することによって逆に非金属介在物が増加するという
問題点があった。
耐火物をライニングした取消を使用した場合には、取鍋
耐大物中の5iOzが溶鋼のM等と反応して還元され溶
…することによって逆に非金属介在物が増加するという
問題点があった。
〈課題を解決するための手段〉
本発明者らは、上記問題点を解決する方法としてスラグ
脱酸工程とf8g4脱酸工程とを分離し、それぞれの目
的に応じた処理を施すことによって清浄度が高い低炭素
t8鋼を安価に、かつ効率よく溶製できることを発見し
、本発明をなすに至った。
脱酸工程とf8g4脱酸工程とを分離し、それぞれの目
的に応じた処理を施すことによって清浄度が高い低炭素
t8鋼を安価に、かつ効率よく溶製できることを発見し
、本発明をなすに至った。
本発明は、SiO□含有量が101iit%以下の耐火
物で内張りされた取鍋に、転炉から低炭素溶鋼を出鋼後
、取鍋中スラグに脱酸材をAt換算でスラグ1t当たり
10kg以上添加し、^rガス等の不活性ガスを上吹き
浸漬ランスもしくはポーラスプラグ等の底吹き手段から
吹き込んでスラグを攪拌し、スラグ中FeO濃度を3.
0重量%以下に脱酸を行った後に、次工程としてR11
もしくはDH真空脱ガス処理を行い、溶鋼中トータル酸
素値を25−以下に低下させる脱酸工程を経て溶製する
ことを特徴とする高清浄度鋼の溶製方法である。
物で内張りされた取鍋に、転炉から低炭素溶鋼を出鋼後
、取鍋中スラグに脱酸材をAt換算でスラグ1t当たり
10kg以上添加し、^rガス等の不活性ガスを上吹き
浸漬ランスもしくはポーラスプラグ等の底吹き手段から
吹き込んでスラグを攪拌し、スラグ中FeO濃度を3.
0重量%以下に脱酸を行った後に、次工程としてR11
もしくはDH真空脱ガス処理を行い、溶鋼中トータル酸
素値を25−以下に低下させる脱酸工程を経て溶製する
ことを特徴とする高清浄度鋼の溶製方法である。
〈作 用〉
以下に本発明についてさらに詳細に説明する。
第1図に転炉から低炭素溶鋼を受けた取鍋中のスラグ1
t当たりの脱酸材の/V換算添加量とスラグ脱酸処理終
了時のスラグ中PeO濃度(%)との関係を示す、なお
、取鍋中スラグの量は取鍋スラグ表面lN(計りとスラ
グの厚み測定結果から計算で求めた0図からスラグ!L
当たりの脱酸(イのM換算添加量が増加するにつれて脱
酸処理終了時のスラグ中FeO%は、低下すること、お
よび脱酸材をM換算量で10kg/ Lスラグ以上添加
することによってほぼスラグ中PeOが3%以下に安定
するのでスラグの十分な脱酸には10kg/lスラグ以
上の脱酸材が必要であることがわかる。脱酸材は、M換
算量で10kg/lスラグ以上であれば脱酸効果は充分
であるので、コスト上できる限り少ないほうがよい0通
常使用されるのは、lO〜20kg/lスラグの範囲で
ある。
t当たりの脱酸材の/V換算添加量とスラグ脱酸処理終
了時のスラグ中PeO濃度(%)との関係を示す、なお
、取鍋中スラグの量は取鍋スラグ表面lN(計りとスラ
グの厚み測定結果から計算で求めた0図からスラグ!L
当たりの脱酸(イのM換算添加量が増加するにつれて脱
酸処理終了時のスラグ中FeO%は、低下すること、お
よび脱酸材をM換算量で10kg/ Lスラグ以上添加
することによってほぼスラグ中PeOが3%以下に安定
するのでスラグの十分な脱酸には10kg/lスラグ以
上の脱酸材が必要であることがわかる。脱酸材は、M換
算量で10kg/lスラグ以上であれば脱酸効果は充分
であるので、コスト上できる限り少ないほうがよい0通
常使用されるのは、lO〜20kg/lスラグの範囲で
ある。
第2図に連鋳注入前のスラグ中Fee1度(%)と連鋳
注入前の溶鋼中のトータル酸素濃度(P)との関係を示
す0図からスラグ中FeO濃度が低下するに従って溶鋼
中のトータル酸素濃度が低下することがわかる。しかし
、スラグ脱酸処理を終了した後の溶鋼処理方法、即ちA
rバブリング処理かRH真空脱ガス処理かによって同じ
スラグ中FeO濃度でも溶鋼中のトータル酸素濃度が異
なっていることがわかる。即ちArバブリング処理(第
6図参照)の方が、RH真空脱ガス処理(第5図参照)
に比較してlO〜2〇−高い値を示す。
注入前の溶鋼中のトータル酸素濃度(P)との関係を示
す0図からスラグ中FeO濃度が低下するに従って溶鋼
中のトータル酸素濃度が低下することがわかる。しかし
、スラグ脱酸処理を終了した後の溶鋼処理方法、即ちA
rバブリング処理かRH真空脱ガス処理かによって同じ
スラグ中FeO濃度でも溶鋼中のトータル酸素濃度が異
なっていることがわかる。即ちArバブリング処理(第
6図参照)の方が、RH真空脱ガス処理(第5図参照)
に比較してlO〜2〇−高い値を示す。
これは、スラグ脱酸処理には主として^l系の脱酸材を
使用しており、スラグ脱酸終了時ではスラグ中のFeO
と反応したAIがAhChとなって溶鋼内に懸濁してお
り、脱酸処理後に溶鋼処理を実施しない場合は、この懸
濁した八l、0.が非金属介在物の原因となる。
使用しており、スラグ脱酸終了時ではスラグ中のFeO
と反応したAIがAhChとなって溶鋼内に懸濁してお
り、脱酸処理後に溶鋼処理を実施しない場合は、この懸
濁した八l、0.が非金属介在物の原因となる。
計バブリング処理を実施した場合には、第6図に示すよ
うに取鍋5の底部のポーラスプラグ7を通して溶鋼4中
に吹き込まれ浮上した^rガス気泡6によってポーラス
プラグ7直上の溶鋼表面のスラグ3がおしのけられ、溶
鋼表面を大気中に露出することになり、空気によって再
酸化されたAhoyが溶鋼中に生成する。一方^rバブ
リングによるへ!!03粒子の凝集・合体の結果、溶鋼
中の八l z(hは溶鋼から分離除去されている。Ar
バブリングを続ける限りは、溶鋼表面の再酸化物量とA
rバブリングによる凝集・分離物量とがバランスする点
までしか脱酸できないことになる。
うに取鍋5の底部のポーラスプラグ7を通して溶鋼4中
に吹き込まれ浮上した^rガス気泡6によってポーラス
プラグ7直上の溶鋼表面のスラグ3がおしのけられ、溶
鋼表面を大気中に露出することになり、空気によって再
酸化されたAhoyが溶鋼中に生成する。一方^rバブ
リングによるへ!!03粒子の凝集・合体の結果、溶鋼
中の八l z(hは溶鋼から分離除去されている。Ar
バブリングを続ける限りは、溶鋼表面の再酸化物量とA
rバブリングによる凝集・分離物量とがバランスする点
までしか脱酸できないことになる。
これに対してRH真空脱ガス処理を実施した場合には、
第5図に示すように脱ガス槽lの底部の浸漬管2が取鍋
中スラグ3を貫通して溶鋼中に浸漬され、一方の浸漬管
から溶鋼4をRH脱ガス真空槽l内に真空吸引し、他方
の浸漬管から溶鋼を流出させて撹拌するため、取鍋表面
のスラグを直接撹拌することがない、また溶鋼の表面を
大気に露出することもないので、溶鋼は再酸化すること
なくRH処理による攪拌により介在物は凝集・合体し浮
上分離する。従ってスラグ脱酸処理後の取鍋処理は、R
H真空脱ガス処理もしくは、これと同じような機能を持
つDH真空脱ガス処理にすることが高清浄鋼の製造には
必要である。
第5図に示すように脱ガス槽lの底部の浸漬管2が取鍋
中スラグ3を貫通して溶鋼中に浸漬され、一方の浸漬管
から溶鋼4をRH脱ガス真空槽l内に真空吸引し、他方
の浸漬管から溶鋼を流出させて撹拌するため、取鍋表面
のスラグを直接撹拌することがない、また溶鋼の表面を
大気に露出することもないので、溶鋼は再酸化すること
なくRH処理による攪拌により介在物は凝集・合体し浮
上分離する。従ってスラグ脱酸処理後の取鍋処理は、R
H真空脱ガス処理もしくは、これと同じような機能を持
つDH真空脱ガス処理にすることが高清浄鋼の製造には
必要である。
次に取鍋の内張耐火物の影響について述べる。
ここで上記のスラグ、溶鋼の脱酸条件は、全てSing
含有量lθ%以下の低SLO*耐火物を使用した場合の
結果である。
含有量lθ%以下の低SLO*耐火物を使用した場合の
結果である。
高stow耐火物(Show含有量50%以上)を使用
した取鍋を用いて同様のR11真空脱ガス処理を実施し
た場合の連鋳注入前のスラグ中FeO(%)と溶鋼中ト
ータル酸素との関係を第3図に示す、高5iot耐火物
を使用した場合も溶鋼の酸素が低下するに従って、取鍋
耐火物中5iOzと溶鋼のMとの反応により生成した非
金属介在物の影響を受けるために、溶鋼中のトータル酸
素は第2図の実線で示した低SiO2耐火物のときほど
低下しない、これも溶鋼中トータル酸素濃度が高い範囲
では、脱酸速度が取鍋耐大物の溶損による再酸化速度よ
りも大きいために脱酸が進行するが、トータル酸素濃度
が低下するに従って脱酸速度は低下し、再酸化速度の影
響を受けるために脱酸は進行しなくなるからである。
した取鍋を用いて同様のR11真空脱ガス処理を実施し
た場合の連鋳注入前のスラグ中FeO(%)と溶鋼中ト
ータル酸素との関係を第3図に示す、高5iot耐火物
を使用した場合も溶鋼の酸素が低下するに従って、取鍋
耐火物中5iOzと溶鋼のMとの反応により生成した非
金属介在物の影響を受けるために、溶鋼中のトータル酸
素は第2図の実線で示した低SiO2耐火物のときほど
低下しない、これも溶鋼中トータル酸素濃度が高い範囲
では、脱酸速度が取鍋耐大物の溶損による再酸化速度よ
りも大きいために脱酸が進行するが、トータル酸素濃度
が低下するに従って脱酸速度は低下し、再酸化速度の影
響を受けるために脱酸は進行しなくなるからである。
取鍋内張耐火物中810.含有量とRH肌脱ガス処理後
連鋳注入前溶鋼中トータル酸素濃度との関係を第4図に
示したが、スラグ中FeOが2〜4%の範囲で耐火物中
S[O1含有量が10%以上になると、トータル酸素濃
度が急激に高くなるので、取鍋内張耐火物のSiO2含
有量は10%以下であることが望ましい。
連鋳注入前溶鋼中トータル酸素濃度との関係を第4図に
示したが、スラグ中FeOが2〜4%の範囲で耐火物中
S[O1含有量が10%以上になると、トータル酸素濃
度が急激に高くなるので、取鍋内張耐火物のSiO2含
有量は10%以下であることが望ましい。
〈実施例〉
次に本発明の実施例について説明する。
(実施例)
耐火物のSin、含有量が8.0%、アルミナ含有量が
92%である取鍋に転炉吹錬終了後の炭素濃度が0.0
5%以下の溶鋼を取鍋中へ出鋼し、取鍋中スラグ厚みを
測定して計算により求めた取鍋スラグ量1500kgに
スラグ脱酸材を25kg (16,6kg/ tスラグ
)投入したのち、取鍋底部のポーラスプラグにより^r
バブリングを実施した。出鋼時のスラグ中FeOは17
%であったが、A「バブリング処理後のスラグ中FeQ
は2.8%となり、溶鋼中のトータル酸素は57waと
なった。そののちRH真空脱ガス処理を12分実施する
とfell中のトータル酸素値は18−まで低下した。
92%である取鍋に転炉吹錬終了後の炭素濃度が0.0
5%以下の溶鋼を取鍋中へ出鋼し、取鍋中スラグ厚みを
測定して計算により求めた取鍋スラグ量1500kgに
スラグ脱酸材を25kg (16,6kg/ tスラグ
)投入したのち、取鍋底部のポーラスプラグにより^r
バブリングを実施した。出鋼時のスラグ中FeOは17
%であったが、A「バブリング処理後のスラグ中FeQ
は2.8%となり、溶鋼中のトータル酸素は57waと
なった。そののちRH真空脱ガス処理を12分実施する
とfell中のトータル酸素値は18−まで低下した。
(比較例)
耐火物のSiO□含有量が8.0%、アルミナ含有量が
92%である取鍋に転炉吹錬終了後炭素濃度0.05%
以下の溶鋼を出鋼し、実施例と同様にして求めた取鍋ス
ラグ量1600kgにスラグ脱酸材を26kg (16
,3Scg/ Lスラグ)投入したのちA「バブリング
を実施した。
92%である取鍋に転炉吹錬終了後炭素濃度0.05%
以下の溶鋼を出鋼し、実施例と同様にして求めた取鍋ス
ラグ量1600kgにスラグ脱酸材を26kg (16
,3Scg/ Lスラグ)投入したのちA「バブリング
を実施した。
出鋼時のスラグ中T、Peは18%であったが、Arバ
ブリング処理後のスラグ中FeOは2.8%となり、ト
ータル酸素は63−となった、そののち^rバブリング
処理を5分間実施したが溶鋼中のトータル酸素が35w
aまでしか低下しなかった。
ブリング処理後のスラグ中FeOは2.8%となり、ト
ータル酸素は63−となった、そののち^rバブリング
処理を5分間実施したが溶鋼中のトータル酸素が35w
aまでしか低下しなかった。
以上の例と同様にして条件を変えて実験した結果を第1
表にまとめて示す。
表にまとめて示す。
第1表から明らかなように本発明方法によるとトータル
酸素値が25−以下の高清浄な低炭素鋼の溶鋼を安価に
、かつ効率よく溶製することができる。
酸素値が25−以下の高清浄な低炭素鋼の溶鋼を安価に
、かつ効率よく溶製することができる。
〈発明の効果〉
本発明方法によると、トータル酸素値が25−以下の高
清浄な低炭素鋼の溶鋼を安価に、かつ効率よ(溶製する
ことができる。
清浄な低炭素鋼の溶鋼を安価に、かつ効率よ(溶製する
ことができる。
第1図は、スラグIt当たりの脱酸材のA7 !a算添
加量とスラグ脱酸処理終了時のスラグ中FeO(%)と
の関係を示すグラフ、第2図は、連鋳注入前のスラグ中
FeO(%)と連鋳注入前の溶鋼中のトータル酸素(四
)との関係を示すグラフ、第3図は、高Sin、耐火物
をライニングした取鍋を使用した際の連鋳注入前のスラ
グ中FeO(%)と溶鋼中トータル酸素との関係を示す
グラフ、第4図は、取鍋内張り耐火物中S+Ox含有量
とRH脱ガス処理後連鋳注入前の溶鋼中トータル酸素濃
度との関係を示すグラフ、第5図は、RH真空脱ガス処
理の説明図、第6図は、Arバブリング処理の説明図で
ある。 1・・・rl H真空脱ガス槽、 2・・・脱ガス槽浸
漬管、3・・・スラグ、 4・・・i8
tA、5・・・取鍋内張り耐火物、 6・・・計ガス
気泡、7・・・Arガス吹込手段(ポーラスプラグ)。
加量とスラグ脱酸処理終了時のスラグ中FeO(%)と
の関係を示すグラフ、第2図は、連鋳注入前のスラグ中
FeO(%)と連鋳注入前の溶鋼中のトータル酸素(四
)との関係を示すグラフ、第3図は、高Sin、耐火物
をライニングした取鍋を使用した際の連鋳注入前のスラ
グ中FeO(%)と溶鋼中トータル酸素との関係を示す
グラフ、第4図は、取鍋内張り耐火物中S+Ox含有量
とRH脱ガス処理後連鋳注入前の溶鋼中トータル酸素濃
度との関係を示すグラフ、第5図は、RH真空脱ガス処
理の説明図、第6図は、Arバブリング処理の説明図で
ある。 1・・・rl H真空脱ガス槽、 2・・・脱ガス槽浸
漬管、3・・・スラグ、 4・・・i8
tA、5・・・取鍋内張り耐火物、 6・・・計ガス
気泡、7・・・Arガス吹込手段(ポーラスプラグ)。
Claims (1)
- SiO_2含有量が10重量%以下の耐火物で内張りさ
れた取鍋に転炉から低炭素溶鋼を出鋼後、取鍋中スラグ
に脱酸材をAl換算でスラグ1t当たり10kg以上添
加し、Arガス等の不活性ガスを上吹き浸漬ランスもし
くはポーラスプラグ等の底吹き手段から吹き込んでスラ
グを撹拌し、スラグ中FeO濃度を3.0重量%以下に
脱酸を行った後に、次工程としてRHもしくはDH真空
脱ガス処理を行い、溶鋼中トータル酸素値を25ppm
以下に低下させる脱酸工程を経て溶製することを特徴と
する高清浄度鋼の溶製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1291328A JPH03153816A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 高清浄度鋼の溶製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1291328A JPH03153816A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 高清浄度鋼の溶製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03153816A true JPH03153816A (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=17767490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1291328A Pending JPH03153816A (ja) | 1989-11-10 | 1989-11-10 | 高清浄度鋼の溶製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03153816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041315A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Nkk Corp | 高清浄鋼の製造方法 |
-
1989
- 1989-11-10 JP JP1291328A patent/JPH03153816A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003041315A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Nkk Corp | 高清浄鋼の製造方法 |
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