JPH03149391A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH03149391A
JPH03149391A JP1287016A JP28701689A JPH03149391A JP H03149391 A JPH03149391 A JP H03149391A JP 1287016 A JP1287016 A JP 1287016A JP 28701689 A JP28701689 A JP 28701689A JP H03149391 A JPH03149391 A JP H03149391A
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lubricating oil
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山村　道生
Shuichi Yamamoto
修一 山本
Shigeru Muramatsu
繁 村松
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はスクロール式の圧縮機の潤滑給油に関するも
のである。
従来の技術 電動機や潤滑油溜に吐出側の圧力が作用する構造のスク
ロール圧縮機の潤滑給油に関連する構造の従来例として
特公昭６１−１９８０３号公報（スクロール流体機械の
給油装置）と米国特許４５５２５１８号明細書（ＳＣＲ
ＯＬＬ　ＭＡＣＨＩＮＥ）を参照する。第５図は前記の
特公昭６１−１９８０３号公報に示されたスクロール圧
縮機の構造図で、密閉容器１０１の内部に圧縮機構１０
２と、その下方に電動機の固定子１０３を固定し　更に
その下方に潤滑油を溜める潤滑油溜１０４が設けられて
いる。圧縮機構１０２は固定鏡板１０５の上に一体に形
成した固定渦巻羽根１０６を有する固定渦巻部品１０７
と、この固定渦巻羽根１０６と噛み合って複数個の圧縮
作業空間Ｉｌｌを形成する旋回渦巻羽根１０８を旋回鏡
板１０９の上に形成した旋回渦巻羽根部品１１０と、こ
の旋回渦巻羽根部品１１０の自転を防止して旋回のみを
させる自転拘束部品１１２と、この旋回鏡板１０９に設
けた旋回駆動軸受１１３を偏心旋回駆動する偏心駆動軸
１１４を有するクランク軸１１５とその主軸１１６を第
１主軸受１１７と第２主軸受１１８で支承する軸受部品
１１９等で構成されている。また　固定鏡板１０５の旋
回鏡板側の枠体平面１２０と、旋回鏡板１０９の固定鏡
板側の旋回鏡板平面１２１を摺動自在に当接させるとと
もに　旋回鏡板１０９に圧縮作業空間１１１と連通ずる
中間圧力孔１２２を設けて、旋回鏡板１０９の旋回渦巻
羽根１０８の反対側の背圧空間１２３を吐出圧力と吸入
圧力の中間の圧力に保っている。圧縮機の吸入管１２４
から圧縮機構１０２に吸入された冷媒気体（瓜　圧縮作
業空間１１１で圧縮された後、吐出穴１２５を出て、圧
縮機構１０２の周辺の周辺通路１２６を通り、吐出管１
２７から圧縮機外に吐出される。潤滑油溜１０４の潤滑
油は　クランク軸１０５の主軸１１６を貫通した偏心給
油路１２９から、第１分岐給油路１３０を経て、第２主
軸受１１８へ供給される。給油通路１２９から第２分岐
給油路１３１を経て流れる潤滑油（友　主軸１１６の外
方の油溝を通り、第１主軸受１１７を潤滑して、背圧室
１２３にいたる。偏心給油路１２９を通過して旋回駆動
軸受１１、３の底部１３３に供給された潤滑油は　偏心
駆動軸１１４と旋回駆動軸受１１３との隙間で減圧され
て背圧室１２３に排出される。背圧室１２３の潤滑油は
中間圧力孔１２２などから、圧縮作業空間１１１を経て
、圧縮され　冷媒と共に圧縮機構から吐出されも即ち、
第１主軸受１１７と旋回駆動軸受１１３を潤滑した潤滑
油はその全量が結恩　圧縮作業空間１１１に入る。第６
図（上　米国特許４５５２５１８号明細書に示されたス
クロール圧縮機の断面構造で、第７図（上　その部分拡
大図である。密閉容器２０１の内部に圧縮機構２０２と
、その下方に電動機２０３の固定子を固定し更にその下
方に潤滑油を溜める潤滑油溜２０４が設けられている。
圧縮機構２０２１；ｌ　　固定鏡板２０５の上に一体に
形成した固定渦巻羽根２０６を有する固定渦巻羽根部品
２０７と、この固定渦巻羽根２０６と噛み合って複数個
の圧縮作業空間２１１を形成する旋回渦巻羽根２０８を
旋回鏡板２０９の上に形成した旋回渦巻羽根部品２１０
と、この旋回渦巻羽根部品２１０の自転を防止して旋回
のみをさせる自転拘束部品２１２と、この旋回鏡板２０
９に設けた旋回駆動２１３を偏心旋回駆動する偏心軸受
２１４を有するクランク軸２１５の第１主軸２１６と第
２主軸２１６ａを第１主軸受２１７と第２主軸受２１７
ａでそれぞれ支承する第１軸受部品２１ｇ、第２軸受部
品２１９８等で構成されている。密閉容器２０１は圧縮
機構２０２に設けた支持枠体２２０によって、上方が吸
入圧力の作用する吸入空間２２１！、、　　下方が吐出
圧力の作用する吐出空間２２２に区画されていも　また
旋回鏡板２０９の旋回渦巻羽根２０８の反対側の旋回鏡
板背面２２３に摺動自在に当接するととも顛　この旋回
鏡板背面２２３を中心部の吐出気体の圧力が作用する面
と吐出圧力よりも低い圧力が作用する面とに区画する環
状密封帯２２４が配設されている。また潤滑油溜２０４
の潤滑油（瓜　給油細管２２５によって圧縮機構２０２
の吸入口２２６導かれ　圧縮機の吸入管２２７から圧縮
機構２０２に吸入された冷媒気体とともに圧縮作業空間
２１１で圧縮された後、旋回駆動軸２１３の中に設けた
吐出孔２２８から吐出され　クランク軸２１５の中に設
けた油分離室２２９て　この潤滑油が吐出冷媒気体から
遠心分離されて、偏心軸受２１４から旋回鏡板背面２２
３の近傍を通過して、第１主軸受２１７に供給される。
一方、油分離室２２９から出た吐出冷媒気体（よ　図示
の矢印にそって電動機２０３を冷却の後、吐出管２３０
を通って圧縮機の外に吐出される。
発明が解決しようとする課題 上に述べたように　参照した従来のスクロール圧縮機で
は　いずれ耘　旋回駆動軸受、偏心軸受や第１主軸受に
は高い軸受負荷が掛かるためｉへ大きな潤滑油流量が必
要である力（これらの軸受に供給される潤滑油の流量は
圧縮作業空間に供給される流量以下でしか有り得ないか
ら、結凰　圧縮作業空間に供給する潤滑油の流量が過多
になる。
しかしながら、潤滑油溜は吐出空間の中に在るために　
高温であるとともに　かなり多量の冷媒を含有している
から、圧縮作業空間に入る潤滑油の流量が過多である七
、この潤滑油持つ＃量をこの冷媒の気体によって圧縮機
の効率が著しく低下する。例え（隈　高速運転時にこれ
らの軸受が破損］フたり大きな軸受損失が生じたりする
ことを防ぐためく　圧縮作業空間に入る潤滑油の流量を
大に設定すると、この潤滑油の流量が背圧室の圧力と吐
出圧力の差に依存しているためく　圧縮機の運転速度が
低いときでも潤滑油流量が犬のままで、結凪　冷媒の吐
出量に対するこの潤滑油の流量が過大になって、低速運
転時の圧縮機の効率が著しく低下する欠点があも　次に
　最近のルームエアコン用等の圧縮機は終童小形化の要
求を満たすためへ　密閉容器の胴径を最小にするととも
Ｅ　　内壁に電動機の固定子を直接固定することが多１
．％　　一方、このような密閉容器の胴径を小さくした
圧縮機（よ　当然　潤滑油溜の直径も小のために　運転
状態による潤滑油の油面の高さの変動の幅が太きしも　
このような場合は　吐出管から潤滑油が多量に連れ出さ
れることを避けるために、　　潤滑油溜から離れた位置
にこの吐出管を配置する必要があも従って、電動機を圧
縮機構の下方に配置した構造で密閉容器の外径が比較的
小さい圧縮機（よ　上に述べた特公昭６１−１９８０３
号公報のようｉへ　圧縮機の吐出管を電動機の上方に配
置することが必要になる。しかし　これらの圧縮機で、
吐出管を電動機の上方に配置するど、圧縮機構の吐出口
は電動機の上方にあるから、吐出冷媒を電動機の下方を
経由して再び上方に戻Ｌ　吐出管から圧縮機の外に排出
させるような吐出冷媒気体通路を構成しようとするとそ
の構造が掻めて複雑になる。上に述べた特公昭６１−１
９８０３号公報の潤滑給油構造で（よ　電動機の回転速
度が低いとき、偏心給油路の回転によって発生する遠心
力が小さいため（・ミ　　第一分岐給油路に達するだけ
の油圧が得られない場合があ４　この時、第２主軸受の
軸受隙間または給油通路から吐出空間の冷媒気体が第１
分岐給油路に逆流して、給油阻害を生じる危険がある。
上に述べた　米国特許４５５２５１８号明細書の例では
　偏心軸受２１４、　鏡板背面２２３．第１主軸受２１
７への給油路１よ油分離室２２９で分離された小量の潤
滑油と多量の吐出冷媒気体で満たされているから、環状
密封帯２２４の内側の高圧側に気体が多く存在する。こ
のため、環状密封帯の密封作用が低下して多量の吐出冷
媒気体が圧縮作業空間に向かって漏洩して、圧縮機の正
常な運転が妨げられたり、圧縮機の効率が低下したりす
る欠点がある。また　上に参照した米国特許４５５２５
１８号明細書のようなりランク軸の主軸の内側に偏心軸
受を配置した構造で、この特許と異なる適当な手段で、
クランク軸の主軸の端面に多量の潤滑油を供給し得たと
してｋ　圧縮機の運転速度が犬のとき１よ　その主軸の
端面の回転によって、主軸の外径付近で潤滑油に遠心力
による高い圧力が発生するから、そこに主軸受の給油通
路が開口していれは　その給油通路に潤滑油が偏って多
量に流れて、内側の偏心軸受への給油量が不足すること
があａ 課題を解決するための手段 以上に述べた従来のスクロール圧縮機の課題を解決する
ための第１の技術的手段（表　密閉容器の内部に電動機
と、この電動機で駆動する圧縮機構を配設し　この圧縮
機構を、固定鏡板の上に固定渦巻羽根を形成した固定渦
巻羽根部品と、前記固定渦巻羽根と噛み合って複数個の
圧縮作業空間を形成する旋回渦巻羽根を旋回鏡板の上に
形成した旋回渦巻羽根部品と、この旋回渦巻羽根部品の
自転を防止して旋回のみをさせる自転拘束部品と、前記
の渦巻羽根部品を旋回駆動するクランク軸と、このクラ
ンク軸の一端に形成した主軸を支承する主軸受を有する
軸受部品とを含んで構成し　前記の圧縮機構からの吐出
気体をクランク軸及び前記の電動機を含む空間に吐出さ
せ、旋回鏡板の旋回渦巻羽根と反対側に旋回駆動軸を形
成し　クランク軸の主軸の内側に偏心して設けた偏心軸
受にこの旋回駆動軸を嵌入させ、この旋回駆動軸の外方
にこのクランク軸の主軸の中心と同心に設けた油ボンブ
円筒内壁との間に環状のボンブ環を介在させ、このポン
プ環とこの油ポンプ円筒内壁の間に吸い込み側と吐き出
し側に仕切る油ポンプ仕切り板を配設して油ポンプを形
成し　前記の圧縮機構に近接して潤滑油溜を設（上　こ
の潤滑油溜から油ポンプの吸い込み側に向かって油吸込
通路を設け、この油ポンプの油吐出口から油吐出室を経
て前記の偏心軸受及びまたは前記の主軸受に向かって給
油する給油経路を形成することである。課題を解決する
ための第２の手段は　前記の第１の解決手段に加えて、
前記の油吐出室から主軸受への給油経路を、前記の旋回
駆動軸の表面近傍を経由して、前記の主軸の内側から、
この主軸の表面鳳　油吐出室に直接開口しないように設
けた主軸油溝番ζ連通させることである。課題を解決す
るための第３の手段（瓜　前記の第１の解決手段に加え
て、前記の油ポンプの旋回渦巻羽根側の端面の閉塞を、
旋回鏡板の旋回渦巻羽根の反対側の面の旋回鏡板背面で
行し入　前記の油ポンプ円筒内壁の外方置これに近接し
て、旋回鏡板背面を前記油ポンプの吐出気体圧力が作用
する面と旋回鏡板の外方の吐出圧力よりも低い圧力が作
用する面とに区画する溝状密封帯を配設することである
。課題を解決するための第４の手段（上　前記の第１の
解決手段に加えて、旋回駆動軸の表面Ｃコ　　前記の油
吐出室から偏心軸受に給油する旋回駆動軸油溝を設ける
ことである。課題を解決するための第５の手段（よ前記
の第４の解決手段に加えて、旋回駆動軸油溝の油吐出室
と連通ずる側の油溝端部を、この旋回駆動軸が油吐出口
に近接した時に　この油吐出口に対面する位置に設ける
ことである。
作用 上に述べた本発明の第１の技術的手段の作用は旋回駆動
軸の運動によってポンプ環を旋回させたロータリー式の
容積型の油ポンプを構成配置することによって、圧縮作
業空間に供給する潤滑油の流量とは無関係に　十分な流
量で確実に軸受に給油することを可能にし　これに加え
て、圧縮機構に近接して潤滑油溜とそれに通ずる油吸込
通路を設けることにより、圧縮機の広い運転速度の範囲
で、給油通路に冷媒気体が逆流することなく、運転する
ことが可能になる。さら艮　圧縮機構に近接して潤滑油
溜を設けること、埋板　圧縮機構の上方または側方に電
動機を配置することにより容易に電動機の両側に渡って
吐出冷媒気体の通路を構成することが可能になる。本発
明の第２の技術的手段の作用（友　主軸軸受への給油を
旋回駆動軸の表面近傍を経由さ刊（潤滑油の主軸受端面
とのつれ回りによる遠心力によって主軸受に偏って潤滑
油が流れることを防止する。本発明の第３の技術的手段
の作用法　ロータリー型の油ポンプの作用により、油ポ
ンプの外方の鏡板背面に潤滑油を満たすことであも　本
発明の第４の技術的手段の作用ｉｔ　　旋回駆動軸（よ
　回転運動でなく旋回運動をしており、他方の偏心駆動
軸受は偏心回転運動をしていも　従って旋回駆動軸に油
溝を設けて、この油溝の中の潤滑油にはほとんど遠心力
が作用しないようにすることである。本発明の第５の技
術的手段の作用によれば　油ポンプの油吐出口から出た
潤滑油を直接に旋回軸受油溝の端部に導くことが可能で
ある。
実施例 本発明の実施例と１７で、第１にスクロール式の電動圧
縮機の縦断面医　第２図にその圧縮機構部の部分拡大、
第３図に油ポンプ部分の詳細断血第４図に主軸受けへの
給油通路の詳細を示す。密閉容器１の内部の下方に圧縮
機構２を固定上　上方にこれを駆動する電動機３の固定
子４を固定りこの電動機３の回転子５に圧縮機構２を駆
動するクランク軸６を結合し　密閉容器１の下方の圧縮
機構２の周囲を潤滑油溜７にする。圧縮機構２（よ固定
鏡板８に一体に形成した固定渦巻羽根９を有する固定渦
巻羽根部品１０と、この固定渦巻羽根９と噛み合って複
数個の圧縮作業空間１４を形成する旋回渦巻羽根１１を
旋回鏡板１２の上に形成した旋回渦巻羽根部品１３と、
この旋回渦巻羽根部品１３の自転を防止して旋回のみを
させる自転拘束部品１５と、この旋回鏡板１２の旋回渦
巻羽根１１の反対側に設けた旋回駆動軸１６と、クラン
ク軸６の主軸１８の内方に設けこの旋回駆動軸１６が嵌
入する偏心軸受１７と、−１５〜 このクランク軸６の主軸１８を支承する主軸受１９を有
する軸受部品２１と、旋回鏡板１２の背面の旋回鏡板背
面２０から微小な間隔の隙間をおいてこの旋回渦巻羽根
部品１３の軸方向の動きを制限する鏡板移動制限面２３
を配置する。クランク軸６の主軸１８と旋回鏡板背面２
０の間に油ポンプ円筒内壁２４を設け、旋回駆動軸１６
の外方とこの油ポンプ円筒内壁２４との間にボンブ環２
５を配置し　この油ポンプ円筒内壁２４の一端を旋回鏡
板背面２ｏで閉塞し　他端を油ポンプ端板２６で閉塞し
　このポンプ環２５と油ボンブ円筒内壁２４の間に油ポ
ンプの油吸込口２７の側と油吐出口２８の側を仕切る油
ポンプ仕切り板２９を設けてこれをポンプ環２５に設け
た油ポンプ仕切り板溝３０に嵌入させて油ポンプを構成
している。潤滑油溜７の潤滑油は油吸込通路３１からこ
の油ポンプに吸い込まれ　油吐出口２８から油吐出室３
２に入る。
油吐出室３２の潤滑油の一部（表　旋回駆動軸１６の表
面の近傍から主軸給油路３友３４を経由して、主軸１８
の表面に油吐出室３２と直接連通しないように設けた主
軸油溝３５へ導かれ　主軸受１９を潤滑した後、バラン
スウェート室３６へ排出される。油吐出室３２の潤滑油
の他の部分（上　旋回駆動軸１６の表面＆二油吐出口２
８の近傍でこれに対面する位置に旋回駆動軸油溝入口３
７を配置した旋回駆動油溝３８を通って偏心軸受１７を
潤滑した後、クランク軸６の潤滑油排出口３９を通って
、バランスウェート室３６へ排出される。油ポンプ円筒
内壁２４の外方の鏡板移動制限面２３置　　旋回鏡板背
面２０と摺動自在置　鏡板移動制限面２３と旋回鏡板背
面２０との隙間を油ポンプ側の吐出圧力が作用する面と
、外周部のそれよりも低い圧力か作用する面とに仕切る
環状の環状密封帯を配置する。この実施例の場合、旋回
鏡板背面２０の外周部の圧力はこの背圧室４０の圧力は
吐出圧力と吸入圧力の中間の圧力である。圧縮機の吸入
管５０がら吸入した冷媒気体（瓜　アキュムレーター５
１を経て、圧縮機構２の吸入口５２から圧縮機構２に入
り、圧縮作業空間１４で圧縮され　吐出口５３から、吐
出マフラー５４の内服　固定鏡板８に設けた吐出通路５
５．軸受部品２１に設けた吐出通路５６を通り電動機３
と圧縮機構２の間の電動機下方吐１フー 出室５７に吐出される。この吐出冷媒気体ζ戴　電動機
周辺通路５８から電動機の上方の吐出室５９を通過して
電動機３を冷却の後、吐出室６０を経て、吐出管６１か
ら圧縮機のそとに導かれる。
発明の効果 本発明の請求項１に係る効果（よ　圧縮作業空間に供給
する潤滑油の流量と無関係に　各軸受に供−給する潤滑
油の流量が設定出来る上　極めて簡単な構造の容積型の
油ボンブを用いており、潤滑油溜を圧縮機構の近傍に配
置して（るので吐出気体の逆流による給油阻害などの恐
れがなく、広い運転速度の範囲で、圧縮機の効率を高く
保持したまま、小型がつ安価に軸受の信頼性と寿命を確
保できることである。さらに　うえに述べたよう（二潤
滑油溜を圧縮機構の近傍に配置した構造のた八電動機の
両端を吐出冷媒気体で冷却する冷却通路が容易に構成で
きる効果がある。本発明の請求項２に係る効果（よ　１
項に係る効果に加えて、主軸の油溝だけに偏って潤滑油
が流れる恐れが無く、更に主軸への給油を旋回駆動軸表
面の近傍を経由して行わせることにより、主軸受と偏心
軸受の潤滑を完全なものにできることである。本発明の
請求項３に係る効果（訳　１項に係る効果に加えて、油
ポンプよって旋回鏡板背面と環状密封帯の内周に潤滑油
が密に供給されるために　多量の冷媒気体がこの部分を
通過して圧縮作業空間に流入する恐れがなく、圧縮機の
効率を高く保つことができることである。本発明の請求
項４に係る効果（よ１項に係る効果に加えて、偏心軸受
への給油を、旋回運動をする旋回駆動軸の表面に形成し
た旋回駆動軸油溝を通じて行なうため？Ｑ　　潤滑油に
大きな遠心力が作用することが無く、確実に　偏心軸受
に給油ができることである。本発明の請求項５に係る効
果は　４項に係る効果に加えて、油ポンプの油吐出口の
近傍で直柩　旋回駆動軸油溝の入口に潤滑油を吐出させ
るたべ　さらに確実に　かつ安価く　偏心軸受に給油が
できることである。
【図面の簡単な説明】
第１図は　本発明にかかるスクロール圧縮機の実施例の
断面諷　第２皿　第３図はそれぞれ同要１９一 部断面は　第４図（ａ）〜（Ｃ）は同要部−部切欠正面
医　正面図および平面皿　第５図〜第７図それぞれ従来
例の断面図である。 ｌ・・・・密閉容麻　２・・・・圧縮機ｔ　　３・・・
・電動枚　４・・・・電動機固定子、　５・・・・電動
機回転子、６・・・・クランク執　７・・・・潤滑油ｔ
ｌＲ８・・・・固定鏡楓　９・・・・固定渦巻羽根、１
０・・・・固定渦巻羽根部＆１１・・・・旋回渦巻羽根
、１２・・・・旋回鏡板、Ｉ４・・・・圧縮作業空１１
１１５・・・・自転拘束部Ａ　　１６・・・・旋回駆動
車紅　１７・・・・偏心軸受、１８・・・・主線１９・
・・・主軸受、２０・・・・旋回鏡板背面、２１・・・
・軸受部品、２３・・・・鏡板移動制限証２４・・・・
油ポンプ円筒内裂２５・・・・ポンプ凰２６・・・・油
ポンプ端板、２７・・・・油吸込ｎ　　２８・・・・油
吐出ｒｌ　　２９・・・・油ポンプ仕切り、３０・・・
・油ポンプ仕切り板鳳３１・・・・油吸込通区３２・・
・・油吐出室　３３．３４・・・・主軸給油廠３８・・
・・旋回駆動軸油滌５０・・・・吸入管、５１・・・・
アキュムレーター、５２・・・・吸入ｎ　　５３・・・
・吐出しに５８・・・・電動機周辺通格 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほかｌ　名−加−

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）密閉容器の内部に電動機と、この電動機で駆動す
    る圧縮機構を配設し、前記圧縮機構を、固定鏡板の上に
    固定渦巻羽根形成した固定渦巻羽根部品と、前記固定渦
    巻羽根と噛み合い複数個の圧縮作業空間を形成する旋回
    渦巻羽根を旋回鏡板の上に形成した旋回渦巻羽根部品と
    、この旋回渦巻羽根部品の自転を防止して旋回のみをさ
    せる自転拘束部品と、前記旋回渦巻羽根部品を旋回駆動
    するクランク軸と、クランク軸の一端に形成した主軸を
    支承する主軸受を有する軸受部品とを含んで構成し、前
    記圧縮機構の吐出気体を前記クランク軸及び前記電動機
    を含む空間に吐出させ、前記旋回鏡板の旋回渦巻羽根と
    反対側に旋回駆動軸を形成し、前記クランク軸の主軸の
    内側に偏心して設けた偏心軸受に前記旋回駆動軸を嵌入
    させ、前記旋回駆動軸の外方とこのクランク軸の主軸の
    中心と同心に設けた油ポンプ円筒内壁との間に環状のポ
    ンプ環を介在させ、このポンプ環とこの油ポンプ円筒内
    壁の間に吸い込み側と吐き出し側に仕切る油ポンプ仕切
    り板を配設して油ポンプを形成し、前記圧縮機構に近接
    して潤滑油脂を設け、この潤滑油溜から前記油ポンプの
    吸い込み側に向かって油吸込通路を設け、前記油ポンプ
    の油吐出口から油吐出室を経て前記偏心軸受及びまたは
    前記主軸受に向かって給油する給油経路を形成したスク
    ロール圧縮機。
  2. （２）油吐出室から主軸受への給油経路を、旋回駆動軸
    の表面近傍を経由して、主軸の内側から、前記主軸の表
    面に前記油吐出室に直接開口しないように設けた主軸油
    溝に連通させて形成する請求項１記載のスクロール圧縮
    機。
  3. （３）油ポンプの旋回渦巻羽根側の端面の閉塞を、旋回
    鏡板の旋回渦巻羽根の反対側の面の旋回鏡板背面で行い
    、前記油ポンプ円筒内壁に近接して、その外方に、前記
    旋回鏡板背面を、前記油ポンプの前記吐出気体圧力が作
    用する面と前記旋回鏡板外方の吐出圧力よりも低い圧力
    が作用する面とに区画する環状密封帯を配置する請求項
    １記載のスクロール圧縮機。
  4. （４）旋回駆動軸の表面に、油吐出室から偏心軸受に給
    油する旋回駆動軸油溝を設けた請求項１記載のスクロー
    ル圧縮機。
  5. （５）旋回駆動軸油溝の油吐出室と連通する側の油溝端
    部を、この旋回駆動軸が前記油吐出口に近接した時に、
    この油吐出口に対面する位置に設ける請求項４記載のス
    クロール圧縮機。
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