JPH03146031A - 体内カプセル - Google Patents

体内カプセル

Info

Publication number
JPH03146031A
JPH03146031A JP28569889A JP28569889A JPH03146031A JP H03146031 A JPH03146031 A JP H03146031A JP 28569889 A JP28569889 A JP 28569889A JP 28569889 A JP28569889 A JP 28569889A JP H03146031 A JPH03146031 A JP H03146031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
drug
magnetic force
main body
large intestine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28569889A
Other languages
English (en)
Inventor
Isami Hirao
平尾 勇実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP28569889A priority Critical patent/JPH03146031A/ja
Publication of JPH03146031A publication Critical patent/JPH03146031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この本発明は、生体内の例えば目的管内で薬液散布や体
液等の採取を行なう体内カプセルに関する。
(従来の技術) 従来、生体内の消化管内で薬液散布や体液等の採取を行
なう医用カプセルには、例えば特開昭57−34838
号公報、特公昭61−11107号公報に示されるよう
なものがある。
前者は、カプセル本体内に薬剤放出力を発生させるスプ
リングを固定用糸によって保持させ、またカプセル本体
内に電池、リードスイッチおよびニクロム線ヒータを内
蔵させる構成となっていて、リードスイッチを生体外か
ら与える磁場でオンしてニクロム線ヒータを通電加熱さ
せることにより、固定用糸を焼き切り、カプセル本体内
から外部側に薬剤を放出させるようにしている。
また後者は、上記同様、カプセル本体内に薬剤放出力を
発生させるスプリングを紐により保持させ、またカプセ
ル本体内に電源回路、電熱線を内蔵させた構成となって
いて、電源回路を生体外から発射した電波により作動さ
せることにより、電熱線を発熱させて紐を焼き切り、体
内サンプルを採取するようにしている。
また、この他、例えば大腸においてのみ薬剤を吸収させ
たい場合、胃、十二指腸で薬剤が吸収されないように型
薬剤の表面を安定化させる方法も知られている。
(発明が解決しようとする課rXJ) しかしながら、前記特開昭57−34836号公報や特
公昭81−11107号公報に示されている医用カプセ
ルは、カプセル本体内のアクチュエータの駆動を行うた
めに通電加熱を利用しているので、感電や大部のおそれ
がある。しかも、体内カプセル本体が破損した場合には
、通電加熱の行なうバッテリー用の電池が体液、消化液
等に直接接触して、電池内部の竜角4質溶液、水銀等が
漏れるおそれがあり、安全面で問題があった。そのうえ
、このような医用カプセルはカプセル本体内に組み込ま
れる構成部品数が多いので小型化が難しく、患者の飲み
込み時に苦痛伴うおそれ、ならびにコスト高をきたす問
題があった。
また大腸のみで吸収させる為薬剤剤形の表面を安定化さ
せる方法は、実際には表面が安定化され過ぎており、大
腸でも分解されにくいという問題を有していて、効果の
点で十分ではない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、比較的
簡単な構成で、安全、かつ生体内の目的とする部位のみ
に対して確実に作用をすることができる体内カプセルを
提供する車を目的とする。
(課題を解決する手段) 上記目的を達成するために、この発明の体内カプセルは
、内部に薬剤を貯留する貯溜部が設けられた容器と、こ
の容器に設けられ前記貯溜部と連通ずる薬剤放出口と、
前記容器に設けられ体外から与えられる磁気に感応して
応動する感磁性駆動部材と、前記貯溜部に設けられ感磁
性駆動部材の機械的な動きに応動して前記貯溜部の容積
を縮小側に変化させる手段とを具備して構成したことに
ある。
(作 用) この発明の体内カプセルによると、対外から磁気が与え
られると、それに感応して感磁性部材か動作すると共に
、その感磁性部材に応動して容器内部の貯溜部の容積が
縮小側に変化していき、当該貯溜部に貯溜された薬剤が
薬剤放出口から外部に放出されていく。
しかるに、従来のようにカプセル内部に電源部、電気回
路、電熱線等を設ける必要がなくなり、構成の簡略化、
ならびに小形化が図れる。しかも、電池の電811質溶
液の漏れや熱の発生が無いので、生体に対する安全性に
も優れる。そのうえ、磁気を体外から与えるか否かで、
薬剤の放出を制御することができるので、生体内の目的
とする部位のみに対して確実に薬剤を放出できる。
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第4図に示す第1実施例
にもとづいて説明する。図中1は体内カプセルのカプセ
ル本体(容器に相当)で、これは生体に対し無害な材料
で形成されている。カプセル本体1は、有底筒状の蓋部
2および同容器部3からなる。そして、このカプセル本
体1は、蓋部2および容器部3の双方の開口端側か接合
部4で接着固定され、両端を閉塞した円筒形に構成され
ている。
このカプセル本体1の内部には、カプセル本体1の内面
に摺接して軸心方向に沿って進退自在な、可動部材とし
てのピストン5(容積を変化させる手段に相当)が設け
られている。そして、このカプセル本体1の内部空間が
、そのピストン5によって2室に分離されている。この
一方の室、例えば蓋部2側の室を、液状の薬剤6を収容
する薬剤収納室7(貯溜部に相当)としである。そして
、この薬剤収納室7に対応する蓋部2の壁部には、その
薬剤収納室7を外部に連通する連通路としての放出孔8
(薬剤放出口に相当)が設けられている。またピストン
5によって分離される他方の室は、作動室9としている
。ぞして、この作動室9には、袋状部材10が収容され
ている。この袋状部材10の内部には、外部の磁力によ
り引きつけられる感磁性の金属球11(感磁性駆動部材
に相当)が多数個、充填されている。さらに容器部3の
作動室9を形成する壁部には、この作動室9と外部とを
連通ずる孔部】2が設けられている。
つぎに、このように構成さ・れた体内カプセルの作用を
説明する。例えば大腸クローン病、潰瘍性大腸炎等の大
腸の疾患を治療する場合について述ベれば、まず、カプ
セル本体1の薬剤収納室7に、あらかじめ上記疾患を治
療するための、例えば抗生物質等の薬剤6を充填してお
く。そして、このカプセル本体1を経口投与する。つい
で、こうしたカプセル本体1の経口投与後、上記カプセ
ル本体1に対し、生体外から磁力(磁気)を与える手段
として、例えば第2図に示されるような内部にサマリウ
ムコバルト磁石等の磁石13aを設けてなる磁気ベルト
13を、第3図に示されるように薬剤6の投与を行いた
い患者の大腸相当部の腹壁に固定する。なお、磁気ベル
ト13の固定の方法は、例えば磁気ベルト13に設けた
雄面ファスナー14(商品名:マジックテープ)を雌面
ファスナー15(商品名:マジックテープ)に係合させ
て固定をすれば良い。
一方、カプセル本体1が、体腔内の大腸に到達すると、
カプセル本体1は患者の大腸相当部の腹壁に固定された
上記磁気ベルト13の磁石13aより磁力を受けること
になる。そして、この磁力により、カプセル本体1の作
動室9内に配置された袋状部材10は、金属球11が吸
引されることによって蓋部2側に移動していく。すると
、この移動にf半ってピストン5が押されていく。これ
により、薬剤収納室7の容積は縮小側に変化していき、
放出口8から薬剤投与を目的とする大腸内に、押圧され
た薬剤6が放出されていくことになる。
なお、上記ピストン5の移動に伴い、孔部12がらは体
液が流入していく。
しかして、こうした体内カプセルによれば、内部に電源
部、電気回路、電熱線等をカプセル本体内に組み込む必
要がないので、構成の簡略化、ならびに小形化を図るこ
とができる。しかも、上記のように内部に機器を組み込
む必要が無い分、薬剤6の収容量を増加させることがで
きる。
また患者の腹壁に磁気ベルト13を装着して、体、内カ
プセルを駆動させる方式は、磁石13の位置においての
み薬剤6が放出され、池の部位では薬剤6が放出されな
いので、確尖に生体内の目的部位のみで作用、すなわち
薬剤6の投与を行うことができる。むろん、薬剤投与を
行いたい部位が、例えば大腸内の広範囲にわたる場合等
では、磁気ベルト13を患者の腹壁の複数箇所に設けて
やれば良い。
そのうえ、上記体内カプセルはピストン5の移動に伴い
、孔部12からは体液が流入するので、薬剤6の投与と
同時に体内サンプルの採取を行うこともできる。
また、第5図および第6図はこの発明の第2の実施例を
示す。
すなわち、本実施例の体内カプセルについて説明すれば
、生体に対し無害な材料で形成されたカプセル本体16
は、例えば中空の円柱部を軸心方向で分割したような形
状の蓋部17および容器部18によって構成される。そ
して、蓋部17および容器部18は、接合部19におい
て接着固定され、第1の実施例と同様な円筒形をなして
いる。
この蓋部17の開口側の壁部全周には凹部20が設けら
れていて、この凹部20に可撓性を有する、例えば枠板
状の弾性部材21が接着等により液密に押入固定されて
いる。さらに上記弾性部材21の開口側には、外部の磁
力により引きつけられる感磁性の金属板22が、弾性部
材22の開口部を閉塞するよう接着等により液密に固定
されている。
そして、これら弾性部材21および金属板22によって
カプセル本体16の内部空間が2室に分離され、このう
ちの一方の室、例えば蓋部17側の室を、液状の薬剤6
を収容する第1の薬剤収納室23としである。そして、
この第1の薬剤収納室23に対応する蓋部17の壁部に
は、その薬剤収納室23を外部に連通ずる連通路として
の第1の放出口24が形成されている。また他方の室も
、上記と同様に液状の薬剤6を収容する第2の薬剤収納
室25としている。そして、この第2の薬剤収納室25
に対応する容器部18の壁部にも、その薬剤収納室25
を外部に連通ずる連通路としての笛2の放出口26が形
成されている。
しかして、こうして構成された体内カプセルを用いて、
第1実施例と同様、例えば大腸の疾患を治療するときは
、まず、カプセル本体16の第1の薬剤収納室23およ
び第2の薬剤収納室25内に、あらかじめ例えば抗生物
質等の薬剤6を充填しておく。そして、このカプセル本
体16を経口投与する。ついで、カプセル本体16を経
口投与後、上記カプセル本体16に磁力を与えるため、
第1実施例で述べたのと同様、内部に磁石13a訃設け
てなる磁気ベルト13(第3図に図示のもの)を患者の
大腸相当部の腹壁に固定する。
一方、体内カプセルが体腔内の大腸に到達するど、カプ
セル本体16は上記磁気ベルト13の磁石13aより磁
力を受ける。
ここで、磁力が例えばカプセル本体16の蓋部17の上
方から与えられれば、上記磁力により、カプセル本体1
6内の金属板22は、第6図に示1されるように弾性部
材21の上方への弯曲と共に、!三方に引きよせられ、
第1の薬剤収納室23の容積を縮小させていく。これ“
′1こより、薬剤6が押圧され、第1の放出口24から
薬剤投与を目的とする大腸内に薬剤6が放出されていく
また反対に磁力がカプセル本体16の容器部18の下方
から与えられれば、上記磁力によりカプセル本体16内
の金属!222は弾性部材21の下方への弯曲と共に、
下方に引きよせられ、第2の薬剤収納室25の容積を縮
小させていく。これにより、薬剤6が押圧され、第2の
放出r]26から薬剤投与を目的とする大腸内に薬剤6
が放出されていく。
こうした体内カプセルでも、上記第1実施例と同様、電
源部、電気回路、電熱線等をカプセル内に組み込む必要
がないため、構成の簡略化ε小型化とを図ることができ
、また薬剤6の収容量を増加させることができる。むろ
ん、本実施例も、磁気ベルト13を装着した部位のみで
薬剤が放出され、他の部位では薬剤が放出されないので
、生体内の目的部位のみで薬剤6の投与を行うことが“
できる。
さらに、本実施列の体内カプセルは、薬剤収納室を2室
設けであるので、生体外から与えた磁勺が、カプセル上
部からあたっても又下部からあたある。
第7図ないし第10図は、この発明の第3の実生体に対
し無害な材料で形成されたカプセル本体28は、第2の
実施例と同様な形状の蓋部29および容器部30により
なる。そして、各蓋部29および容器部30の開口側が
接合部31において接着固定されていて、円筒状をなし
ている。上記盈部29.容器部30の各開口端側の壁部
には、−7ランジ状の突起部32a、32bが各々設け
られている。またこれら突起部32a、32bには、開
口部を閉塞するよう、各々可撓性を有する上下一対の弾
性膜33a、33bが平らに張った状態で、液密又は気
密的に接着固定されている。そして上紀仰性膜33a、
33bの間に形成される室には、外部の磁力により引き
つけられるものとして、磁性流体34が充填されている
。この磁性流体34は、100〜200Åのマグネタイ
ト、マンガンフェライト、ニッケルフェライト、コバル
トフェライト、マンガン亜鉛フェライト、ニッケル亜鉛
フェライト、バリウムフェライト等の強磁性体粒子の表
面を、オレイン酸やリノール酸の様な長鎖不飽和脂肪酸
で被覆し、これに陰イオン又は非イオン型界面活性剤を
使って脂肪族炭化水素。
芳香族炭化水素、水等の溶媒中に分散させたコr1イド
溶液から成っている。
そして、こうした一対の弾性膜33a、33bによって
仕切られた室のうち、7E方に形成された室を薬剤収納
室35とし、下方に形成された室を空間部36としてい
る。また上記薬剤収納室35に対応する蓋部29の壁部
には、薬剤収納室35を外部に連通ずる連通路としての
放出口37が形成されている。さらにまた空間部36に
対応する容器部30の壁部には、その空間部36を外部
に連通ずる連通路としての孔部38が設けられでいる。
しかして、こうして構成された体内カプセルを用いて、
第1および第2実施例と同様、大腸の疾患を治療すると
きは、まず、カプセル本体28の薬剤収納室35に、あ
らかじめ例えば抗生物質等の薬剤6を充填しておく。そ
して、このカプセル本体28を経口投与する。カプセル
本体28を経口投与後、上記カプセル本体28に磁力を
与えるため、先の実施例と同様、第9図に示される磁気
ベルト13bで患者の大腸相当部の壁部に固定をする。
ここで、本実施例の磁気ベルト13bは、内部に第1の
実施例で述べた磁石13aの代わりに、コイル等から成
る磁力発生部3つ、この磁力発生部3つの出力の大きさ
やパターン等をコントロールする制御部40、電力を供
給する電源部41で構成される磁力発生装置42を内蔵
した構造を用いている。
そして、上記カプセル本体28が、薬剤6を投与すべき
大腸に到達したと思われる時間をみはからい、電源部4
1、制御部40を駆動して、磁力発生部39より磁力を
断続的に発生させる。すると、発生する磁力によって、
第8図に示されるように体内カプセル本体28の磁性流
体34は引きつけられ、弾性膜33a、33bが弯曲し
ていき、容積の縮小側のへ変化により薬剤収納室35の
内部の薬剤6が放出口37から、薬剤投与を目的とする
大腸内に放出されていく。そして、それと同時に弾性[
33a、33bの弯曲に伴い、孔部38からは体液等が
流入していき、体内サンプルの採取が行われていく。
こうした体内カプセルでも、第1および第2の実施例と
同様、電源部、電気回路、電熱線等をカプセル本体28
内に組み込む必要が無いので、構成の簡略化と小形化と
を図ることができ、薬剤6の収容量を増加することがで
きる。また、先の実施例と同様、患者の腹壁に装着した
磁気ベルト13bの磁力発生装置42の位置においての
み薬剤6が放出され、他の部位では薬剤6が放出されな
いので、生体内の目的部位のみで薬剤6の投与を行うこ
とができる。
そのうえ、本実施例は制御部40の制御によって、断続
的な磁力を発生させるので、連続的に磁力を発生させる
場合と比較して、繰り返し弾性膜33a、33bを弯曲
させることができるので、薬剤6の薬剤収納室35から
の放出を確実に行える利点がある。さらに制御部40の
制御によって、磁力発生の各種モードを選定したり、出
力を適宜選択することにより、薬剤6の放出量をコント
ロールすることもできる。
また、第11図はこの発明の第4実施例を示す。
本実施例の体内カプセル本体43は、それぞれ半球状の
カプセル上部44、カプセル下部45よりなる。カプセ
ル本体43は、各カプセル上部44゜カプセル下部45
の開口端に形成された接合部46を介して接着固定され
ていて、球状をなしている。またカプセル本体43内に
は、内部に薬剤6が充填された可撓性を有する袋状の弾
性部材47が収容されている。この弾性部材47の外周
上には、外部の磁力により引きつけられる感磁性の金属
板48が、複数、例えば4個ないし6個、各々の間隔が
均等になるように接着固定されている。また上記カプセ
ル本体43のカプセル上部44およびカプセル下部45
に・は、カプセル内外を連通する連通孔49が設けられ
ている。さらに上記弾性部材47にも、内部の薬剤6を
放出するための放出口50が設けられている。そして、
これら連通孔49、放出口50が連通接続されている。
具体的には、相互の連通接続部分おいて、弾性部材47
と、カプセル上部44およびカプセル下部45との開口
縁が固定、例えば接着固定されている。またカプセル上
部44.カプセル下部45には、それぞれ体液流入口5
0aが設けられている。
しかして、このように構成された体内カプセルにより、
体内の目的部位へ薬剤投与を行うときは、カプセル本体
43を経口投与後、先の実施例で述べたのと同様、磁気
ベルト13(あるいは磁気ベルト13a)を、投与を目
的とする患者の腹壁に固定する。
これにより、カプセル本体43が上記磁気ベルト13の
装着部位に到達すると、磁力を受けて、金属板48は第
11図中の破線で示すように弾性部材47の弯曲と共に
、磁力の方向へ引きつけられる。これにて、薬剤6は押
圧されていく。
しかるに、容積の縮小側の変化によって押圧された薬剤
6は弾性部材47の放出口50および開放出口50と連
通するカプセル上部44、カプセル下部45の連通孔4
9を通って、生体内の目的部位へ到達していく。そして
、同時に弾性部材喜7の容積変化に伴い、体内液が体液
流入口50 aからカプセル本体43の内部へ流入して
、体内サンプルを採取していく。
このようにしても、上記実施例と同様、体内カーデセル
の構成の簡略化が図れる。しかも、本実施例σ)ような
体内カプセルは、カプセル本体43がど0様な向きにあ
っても薬剤6が放出されるので、鵠大に薬剤6の投与が
行える利点がある。
第12図は、この発明の第5の実施例を示す。
本実施例は、第4の実施例の金属板48の代わりに磁性
流体34を用いたものである。
すなわち、体内カプセルのカプセル本体51の内部には
、上記第4実施例と同じく内部に薬剤6が充填された袋
状の弾性部材47が設けられている。そして、弾性部材
47の外周上には、先の第4実施例で述べた金属板48
に代わり、外部の磁力により引きつけられる感磁性の磁
性流体34を内部に充填した、袋状部材52が、複数、
例えば4個ないし6個、各々の間隔が均等になる様に設
けられている。またカプセル本体51のカプセル上部4
4、カプセル下部45に設けた各々の連通孔49と弾性
部材47の放出口50とは、管状部材53を介して接着
固定されている。そして、これら管状部材53にて、各
袋状部材52間を仕切っている。なお、その他の構成は
第4の実施例と同じなので、同一符号を付してその説明
を省略した。
しかして、このように構成された体内カプセルにより、
体内の目的部位へ薬剤投与を行うときは、先の実施例と
同様、カプセル本体51を経口投与後、投与を目的とす
る患者の腹壁に磁気ベルト13(あるいは磁気ベルト1
3a)を装着する。
これにより、カプセル本体51が上記磁気ベルト13の
装着部位に到達すると、磁力を受けて、磁性流体34が
吸引されていき、袋状部材52が第12図中の破線で示
すように弾性部材47の弯曲いく。
しかるに、容積の変化から押圧された薬剤6は、弾性部
材47の放出口50およびカプセル上部44、カプセル
下部45の連通孔49間の管状部材53を通って、生体
内の目的部位へ放出されていく。そして、その弾性部材
47の容積変化に伴い、体内液が体液流入口50aから
カプセル本体51の内部へ流入していく。
このようにしても、先の実施例と同様な効果を奏する。
第13図および第14図は、この発明の第6の実施例を
示す。本実施例は、1個の金属球55を用いたものであ
る。すなわち、体内カプセルのカプセル本体54の内部
には、このカプセル本体54の略中心に、外部の磁力に
より引きつけられる感磁性の金属球55が1個収容され
ている。さらに金属球55の周囲の本体内部分には、内
部に薬剤6が入った弾性を有する弾性袋状部材56が、
複数、例えば4個ないし6個、各々の間隔が均等になる
様に設けられている。上記各弾性袋状部材56には、内
部の薬剤を放出するための放出口57がそれぞれ設けら
れている。そして、これら放出口57が、カプセル上部
44.カプセル下部45に設けた連通孔4つと各々連通
接続している。
すなわち、弾性袋状部材56の放出口57の開口縁が、
カプセル上部44、カプセル下部45の連通孔49の開
口縁となる内面に接着固定されている。またカプセル上
部44、カプセル下部45には、第5の実施例と同様、
体液流入口50aが設けられている。
しかして、このように構成された体内カプセルにより、
体内の目的部位へ薬剤投与を行うときは、上述の実施例
と同様、カプセル本体54を経口投与後、目的とする患
者の腹壁に磁気ベルト13(あるいは磁気ベルト13a
)を装着する。これにより、カプセル本体54が上記磁
気ベルト〕3の装着部位に到達すると、磁力を受け、金
属球55は第14図に示されるように磁力の方向へ移動
する。すると、金属球55の移動に伴い、弾性袋状部材
56は押圧され、同内部の容積の縮小側の変化から、薬
剤6を押圧していく〇 しかるに、押圧された薬剤6は弾性袋状部材56の放出
口57.カプセル上部44.カプセル下部45の連通孔
49を通って、生体内の目的部位へ放出されていく。そ
して、その弾性袋状部材56の容積変化に伴い、同時に
体内液が体液流入口50aからカプセル本体54の内部
へ流入していく。
このようにしても、先の実施例と同様な効果を奏する。
(発明の効果) 以上説明したようにこの発明によれば、従来のようにカ
プセル内に′r!i源部、電気回路、電熱線等を設ける
必要が無くなり、構成の簡略化、小形化を図ることがで
きる。しかも、電池の電解質溶液の漏れや熱の発生が無
いので、生体に対する安全性は高い。
そのうえ、磁気を体外から与えるか否かで、薬剤の放出
を制御することができるので、生体の目的とする部位の
みに対して確実に薬剤を放出することができる。
なお、上述した実施例では、いずれも磁気ベルトを用い
て体外から磁気を与えるようにしたが、これに限らず、
他の構造を用いて体外から磁気を与えるようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は体内カプセルの構造を示す正断面図、第2図は
その体内カプセルに磁気を体外から与えるための磁気ベ
ルトを示す斜視図、第3図は磁気ベルトの装着状態を示
す図、第4図は薬剤が体外から与えられた磁気によって
体内カプセルから放出された状態を示す正断面図、第5
図はこの発明の第2の実施例の体内カプセルの構造を示
す正断面図、第6図は薬剤が体外から与えられた磁気に
よって体内カプセルから放出された状態を示す正断面図
、第7図はこの発明の第3の実施例の体内カプセルの構
造を示す正断面図、第8図は薬剤が体外から与えられた
磁気によって体内カプセルから放出された状態を示す正
断面図、第9図は体内カプセルに磁気を体外から与える
ための磁気ベルトを示す正面図、第10図はその磁気ベ
ルトに内蔵されている磁力発生装置の回路構成を示す図
、第11図はこの発明の第4の実施例の体内カプセルの
構造を示す正断面図、第12図はこの発明の第5の実施
例の体内カプセルの構造を示す正断面図、第13図はこ
の発明の第6の実施例の体内カプセルの構造を示す正断
面図、第14図はその薬剤が体外から与えられた磁気に
よって体内カプセルから放出された状態を示す正断面図
である。 1・・・カプセル本体(容器)、5・・・ピストン(容
積を縮小側に変化させる手段)、7・・・薬剤収納室(
貯溜部)、11・・・金属球(感磁性駆動部材)、13
・・・磁気ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内部に薬剤を貯留する貯溜部が設けられた容器と、この
    容器に設けられ前記貯溜部と連通する薬剤放出口と、前
    記容器に設けられ体外から与えられる磁気に感応して応
    動する感磁性駆動部材と、前記貯溜部に設けられ感磁性
    駆動部材の機械的な動きに応動して前記貯溜部の容積を
    縮小側に変化させる手段とを具備したことを特徴とする
    体内カプセル。
JP28569889A 1989-11-01 1989-11-01 体内カプセル Pending JPH03146031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28569889A JPH03146031A (ja) 1989-11-01 1989-11-01 体内カプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28569889A JPH03146031A (ja) 1989-11-01 1989-11-01 体内カプセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03146031A true JPH03146031A (ja) 1991-06-21

Family

ID=17694874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28569889A Pending JPH03146031A (ja) 1989-11-01 1989-11-01 体内カプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03146031A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063111A1 (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Olympus Corporation 医療用カプセル装置
JP2022511659A (ja) * 2018-11-02 2022-02-01 バイオナット ラブス リミテッド 小型化されたデバイスからのペイロード放出の磁気機械的トリガー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063111A1 (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Olympus Corporation 医療用カプセル装置
JP2022511659A (ja) * 2018-11-02 2022-02-01 バイオナット ラブス リミテッド 小型化されたデバイスからのペイロード放出の磁気機械的トリガー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2701398T3 (es) Dispositivo de administración de fármacos con medio de cambio de volumen controlado eléctricamente
Mapara et al. Medical capsule robots: A renaissance for diagnostics, drug delivery and surgical treatment
Munoz et al. A review of drug delivery systems for capsule endoscopy
JP4402648B2 (ja) 被検体内導入装置
EP2086611B1 (en) Medicament delivery device, capsule and in vivo medicine delivery or diagnostic system
US3840009A (en) Self-powered vapor pressure delivery device
US5938640A (en) Two-part fluid dispenser
ES2214724T3 (es) Dispositivo electromagnetico de inyeccion transdermica.
US20080194912A1 (en) Electronically Controlled Ingestible Capsule for Sampling Fluids in Alimentary Tract
US20090306633A1 (en) Electronically controlled capsule
JPH05228128A (ja) 医療用カプセル
JP2008526418A (ja) 放射線を放出するための電子制御されるカプセル
US20080269664A1 (en) System and Method For Controlling Traversal of an Igested Capsule
JPH0623020A (ja) 医学的カプセル装置
JP2002186672A (ja) 医療用カプセル装置
JPH03146031A (ja) 体内カプセル
CN1981729B (zh) 一种消化道按摩装置
JPS58135808A (ja) カプセル
JPH05168639A (ja) 医療用カプセル装置
JPS58194809A (ja) 薬剤散布用消化管カプセル
Lyutakov et al. Current advances in drug delivery systems for capsule endoscopy
JPH05168680A (ja) 医療用カプセル装置
JPH0219140A (ja) 医療用カプセル
JPH0410808Y2 (ja)
JPH0236849A (ja) 医療用カプセルの作動装置