JPH03146000A - 交流発電機のトランジスタ式励磁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は交流発電機のトランジスタ式励磁装置の改良に
関する。

［従来の技術］ 従来のものは、第２図に示すように構成されていた。

同図において、１は交流発電機で、ｌａはその界磁巻線
である。

２は励磁機、２ａはその界磁巻線、２ｂはダイオードで
ある。

３は励磁用の単相変圧器、４はトランジスタ。

５はトランジスタのベース駆動回路で、トランジスタ４
のベース・エミッタ間には変圧器３の電圧がダイオード
Ｄ１〜Ｄ２より成る単相半波整流器６を介して半波整流
されて印加される。

Ｄ５は１〜ランジスタ４の界磁巻線２ａ間に接続された
ダイオードである。

Ｒ１は調整抵抗、Ｘはリレー接点である。

上記のように構成される従来のものは、励磁電源を自分
の発電機の出力電圧より供給を受けるいわゆる自動式励
磁装置の場合で、バッテリー等の別電源の電力を借りず
に、自分の発電機の残留電圧により１発電機の出力電圧
を確立させる自己電圧確立方式の励磁装置である。

発ｔｆｉｌの残留電圧は励磁用変圧器３の２次側で５〜
６Ｖ以下のため、自動電圧調整器のトランジスタ・ベー
ス駆動回路５を動作させることができず、トランジスタ
４を導通させることができない。そこで、トランジスタ
４を抵抗Ｒ３とリレーＸのＢ接点でバイパスさせて、励
磁電流を発電機１−励磁用変圧器３→抵抗Ｒ５→リレ−
Ｘ→励磁巻線２ａ→ダイオードＤ２の経路で流して３発
電８！電圧を規定電圧まで立ち上げる。

電圧確立後はトランジスタ４を動作させ、リレーＸを開
路して通常の制御状態に移行させる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の交流発電機のトランジスタ式励磁装置は上記のよ
うに構成され１作用されるが１次のような問題点があっ
た。

■抵抗器１．　　リレーＸに励磁電流そのものを流すた
め、を流容量の大きな部品を使う必要があり。

部品寸法が大きくなり、励磁装置をコンパクト化できな
い。

■発電機出力電圧は、第３図に示す無負荷飽和曲線と界
磁抵抗線の交点Ａに向かって上昇する。

即ち１発電機の界磁抵抗によって、抵抗Ｒを決める必要
があり１発電機ごとにＡ整しなければならない。

■発電ｖ１電圧立ち上げ時には単相半波整流方式となる
ため、電圧の立ち上がりが遅い。

本発明は従来のものの上記課題（問題点）を解決するよ
うにした交流発電機のトランジスタ式励磁装置を提供す
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は交流発電機の出力側に接続された全波整流器と
、上記整流器の出力側に接続された上記発電機の励磁巻
線と、上記整流器の正出力側と上記発電機の励磁巻線の
正端子との間に接続された１〜ランジスタと、上記トラ
ンジスタのベース駆動制御回路からなる交流発電機の励
磁装置において。

上記全波整流器の出力側の電圧信号が所定値より低いと
きのみにオンさせる接点と抵抗器を介して上記整流器の
正出力側と上記トランジスタのベースを接続するバイパ
ス回路を設けるようにした交流発ｔｉのトランジスタ式
励磁装置に関する。

この場合、交流発電機の出力側に１次側を接続し、その
２次側を上記全波整流器の入力側を接続された励磁用変
圧器を備え、上記励磁用変圧器の２次側の電圧信号が所
定値より低いときのみにオンさせる接点と抵抗器を介し
て上記整流器の正出力側と上記トランジスタのベースを
接続するバイパス回路を設けるようにした交流発電機の
トラン；′スタ式励磁装置とすることができる。

［実施例］ 以下第１図に示す一実施例により本発明を具体的に説明
する。同図において、従来のものと同等の構成について
は第２図のものと同一の符号を付して示した。

６°はダイオードＤｓ、Ｄ−も加えてブリッジに構成し
た全波整流器、７は抵抗、８はリレー８ａはリレーの常
時閉接点で、これら７，８゜８ａとリレー８を駆動する
回路９を自己電圧確立回路と称する。

リレー８を駆動する回路９は本実施例では表示しないが
、リレー８は１発電機電圧が、ある設定した電圧〈ベー
ス駆動回路が動作する電源電圧〉以上に達したとき、動
作するものである。

主回路トランジスタ４のコレクタＣとベース８間に抵抗
７とリレー８の常時閉接点８ａを直列にした回路を接続
する。

［作用コ 無励磁状態の発電Ｒ１を定格回転数まで起動すると、残
留電圧が５〜６Ｖ程度に達する。

この残留電圧を利用して１発電機出力端子→励磁用変圧
器３→全波整流器６→抵抗７→リレーの接点８　ａ　−
＋　Ｉ−ランジスタ４のベースＢ→エミッタＥ→励磁巻
線２の経路でトランジスタ４にベース？Ｃ流を流す。

すると、トランジスタ４のコレクタＣ−エミッタＥ間は
低インピーダンスとなり導通状態になる。

トランジスタ４が導通状態に移行すれば、励磁電流は全
波整流器６→トランジスタのコレクタＣ−エミッタＥ→
励磁巻線２と流れ、励磁巻線２のインピーダンスだけに
制限される大きな励磁電流を流すことができる。

こうして、急速に発電機電圧を立ち上げることができる
。

規定電圧に達すれば、リレー８の駆動回路が動作して接
点８ａが開路され、励磁装置は通常の定電圧制御状態に
移行する。

［発明の効果］ 本発明は上記のように構成されるので１次のような優れ
た効果を有する。

■主回路トランジスタを導通させることにより。

トランジスタの電流増巾率ｈ□の作用を利用することが
できるので、抵抗７とリレー接点８ａに電流容量の小さ
い部品を採用することができ。

コンパクト化できる。

たとえば、トランジスタ４の電流増巾率ｈｙｇは３００
〜１０００倍程度あるので、従来部品の電流容量の３０
０分の１程度の部品でｔｍ戊できる。

■抵抗７の抵抗値はトランジスタ４の特性によって設計
することができ９発電機特性に左右されることがないの
で、従来のように、可変抵抗器によって、各発電機毎に
する調整が不必要となった。

■従来のものでは１発ｔｖ＆電圧立ち上げ時に単相半波
整流方式となっていたが１本発明のものでは単相全波整
流方式となるので、初期に大きな電流を流すことができ
１発電機電圧の立ち上がりを迅速にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す接続図、第２図及び第
３図は夫々従来例を示すもので、この内、第２図はその
構成を示す接続図、第３図はその特性図である。 １：交流発電機 ２ａ：励磁巻線 ４、トランジスタ ６：全波整流器 ８ａ：リレーの接点 ９：リレー駆動回路 ２：励磁機 ３：変圧器 ５：ベース駆動回路 ７：抵抗

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、交流発電機の出力側に接続された全波整流器と、上
   記整流器の出力側に接続された上記発電機の励磁巻線と
   、上記整流器の正出力側と上記発電機の励磁巻線の正端
   子との間に接続されたトランジスタと、上記トランジス
   タのベース駆動制御回路からなる交流発電機の励磁装置
   において、上記全波整流器の出力側の電圧信号が所定値
   より低いときのみにオンさせる接点と抵抗器を介して上
   記整流器の正出力側と上記トランジスタのベースを接続
   するバイパス回路を設けるようにしたことを特徴とする
   交流発電機のトランジスタ式励磁装置。 ２、交流発電機の出力側に１次側を接続し、その２次側
   を上記全波整流器の入力側を接続された励磁用変圧器を
   備え、上記励磁用変圧器の２次側の電圧信号が所定値よ
   り低いときのみにオンさせる接点と抵抗器を介して上記
   整流器の正出力側と上記トランジスタのベースを接続す
   るバイパス回路を設けるようにした請求項１記載の交流
   発電機のトランジスタ式励磁装置。