JPH03125562A

JPH03125562A - 画像読取装置

Info

Publication number: JPH03125562A
Application number: JP1264179A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Ichikawa; 市川　信一
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1989-10-11
Filing date: 1989-10-11
Publication date: 1991-05-28
Anticipated expiration: 2012-10-08
Also published as: JP2662053B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、読取原稿が収容されたカセットを原稿台に対
し自動的に搬送させた後、前記カセットを必要に応じて
回転並びにトリミング搬送させ、さらに副走査搬送させ
ながら主走査方向に照明光を照射させて読取作業を行う
よう構成した画像読取装置に関する。

［従来の技術］例えば、印刷、製版の分野において、作業工程の合理化
、画像品質の向上等を目的として原稿に担持された画像
情報を電気的に処理し、フィルム原版を作成する画像走
査読取再生システムが広汎に用いられている。

この場合、前記画像走査読取再生ンステムを構成する画
像読取装置では、実質的に、読取原稿がカセットに収容
され、このカセットが原稿台を介して副走査搬送されな
がら照明用光源が付勢されて主走査方向に照明光が照射
され、これによって前記読取原稿に担持されていた画像
情報が二次元的に読み取られるよう構成されている。

ところで、前記読取原稿の網点角度やグラビア角度等を
調整すべく原稿台に対しカセットを回転させる機構や、
該読取原稿のトリミングを機械的に行うべく前記カセッ
トを原稿台の副走査方向と直交する方向に移動させる機
構が原稿台に設けられる場合がある。

［発明が解決しようとする課題］然しながら、この種の原稿台では、従来、前記原稿台に
対しトリミング方向に進退自在なテーブルが設けられる
とともに、このテーブルの中央部に回転台が配設されて
おり、作業者が直接前記回転台に対しカセットを着脱さ
せる作業を行わなければならない。このため、カセット
の着脱作業が煩雑で且つ非効率的なものとなってしまう
とともに、読取作業全体の自動化を達成することが出来
ないという不都合が指摘されている。

本発明は前記に鑑みなされたものであって、原稿台に備
えられた回転テーブルに対し前記読取原稿が収容された
カセットを自動的に搬送させることが出来、これによっ
て自動的且つ効率的な読取作業を達成可能にした画像読
取装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］前記の課題を解決するために、本発明は読取原稿が収容
されたカセットを原稿台を介して照明用光源の主走査方
向に略直交する副走査方向に搬送させる副走査機構と、前記原稿台に設けられ前記カセットを保持自在な回転テ
ーブルを有した回転機構と、前記回転テーブルに対しカ
セットを位置決必固定させる位置決必機構と、前記回転テーブルをトリミング方向である照明用光源の
主走査方向に移動させるトリミング機構と、前記カセットをカセット挿通口から回転テーブルに対し
自動的に搬送させる搬送機構と、を備えることを特徴と
する。

さらに、本発明は搬送機構がカセットの原稿台とは反対
側の端面に摺接して前記カセットを搬送させる複数のロ
ーラを有し、少なくとも回転テーブルに沿って配置される前記ローラ
を前記回転テーブルに対し進退させる変位機構を備えた
ことを特徴とする。

さらにまた、本発明は装置本体に形成されたカセット挿
通口と搬送機構との間に、前記装置本体内にカセットが
挿入されることを阻止する係止機構が設けられたことを
特徴とする。

［作用］以上のように構成される本発明に係る画像読取装置では
、読取原稿が収容されたカセットが搬送機構の作用下に
原稿台側に自動的に搬送される。ここで、カセットは位
置決め機構を介して回転テーブルに位置決め保持される
とともに、必要に応じ回転機構並びにトリミング機構が
駆動される。次に、カセットは副走査機構を介し原稿台
と一体的に副走査方向に搬送されながら照明用光源が付
勢されて読取原稿に照明光が主走査方向に照射され、前
記読取原稿に担持されていた画像情報が二次元的に読み
取られることになる。

「実施例１本発明に係る画像読取装置について実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図において、参照符号１０は本実施例に係る画像読
取装置を示す。前記画像読取装置１０を構成する筐体１
２の上部一端側にはカセット着脱部１４が形成され、こ
のカセット着脱部１４を介し筐体１２内へのカセット２
０の導入並びに前記筐体１２内からの前記カセット２０
の導出が行われる。

ここで、第９図に示すように、カセット２０は枠体２２
を有し、この枠体２２の搬送方向両側部にＶ字状溝部２
４ａ、２４ｂが形成されるとともに、前記枠体２２に光
透過性部材、例えば、ガラス板２６が取着される。枠体
２２の一端に、同様に光透過性部材であるガラス板２８
が揺動自在に支持されており、このガラス板２８とガラ
ス板２６とにより読取原稿Ｓが挟持される。

前記カセット着脱部１４に近接してカセット挿通口３０
が設けられ、前記カセット挿通口３０はカセット２０の
形状に対応して所望の形状を呈しており、これによって
前記カセット２０が異なる方向に指向して挿入されるこ
とを阻止される。カセット挿通口３０に近接して係止機
構５０が配設される。

第２図に示すように、前記係止機構５０はアクチュエー
タ、例えば、リニアソレノイド５２を有し、このリニア
ソレノイド５２から延在するロッド５４にリンク片５６
を介して係止部材５８の一端側が係合される。係止部材
５８はその略中央部に軸６０を介して揺動自在に支持さ
れており、前記係止部材５８の他端側にカセット挿通口
３０に臨入自在な膨出部位６２が形成されるとともに、
この膨出部位６２とは反対側に引張ばね６４が係合され
る。

従って、リニアソレノイド５２と引張ばね６４との作用
下に係止部材５８が揺動され、膨出部位６２はカセット
挿通口３０に臨入する位置と、このカセット挿通口３０
から離脱する位置との間を揺動変位される。

前記係止機構５０の近傍に搬送機構１００の一端側が配
設され、この搬送機構１００の他端側は後述する回転デ
ープルの」一方まで延在される。

第３図に示すように、搬送機構１００はフレーム１０２
を含み、このフレーム１０２の一端側に搬送方向に沿っ
て複数のロッド１０４が直立状態で固着され、前記ロッ
ド１０４にガイドローラ１０６が支承される。前記ガイ
ドローラ１０６の外周面は新面円弧状を呈し、この外周
面がカセット２０の一方のＶ字状溝部２４ａを画成する
内壁面に点接触で係合される。フレーム１０２の他端側
には、同様に搬送方向に沿って複数のロッド１０８を介
しカセット２０の他方のＶ字状溝部２４ｂに係合される
ガイドローラ１１０が配設されるとともに、前記ロッド
１０８は板ばね１１２を介して前記フレーム１０２に支
持される。このため、通常、前記ガイドローラ１１０は
板ばね１１２の弾発力を介してガイドローラ１０６側に
近接するよう傾斜されている。

フレーム１０２に回転駆動源１１４が固設され、この回
転駆動源１１４の駆動軸に軸着されたプーリ１１６にタ
イミングベルト１１８の一端が係合される。前記タイミ
ングベルト１１８はこれに係合されるプーリ並びに歯車
列を含む回転力伝達手段１１９を介しローラ対１２０、
第１搬送ローラ群１２２および第２搬送ローラ群１２４
を回転駆動させる。前記ローラ対１２０　は夫々スプリ
ング１２６を介し互いに摺接される一対のローラ１２８
ａ。

１２８ｂを含み、前記ローラ１２８ｂがローラ１２８ａ
に対し進退自在に構成される。

第１搬送ローラ群１２２は、回転力伝達手段１１９を介
して回転される複数の回転軸１３０を有し、前記回転軸
１３０にカセット２０の枠体２２の上面に係合すべく所
定間隔離間して一対の搬送ローラ１３２が軸着され、前
記回転軸１３０に介装されるスプリング１３４の引張作
用下に前記搬送ローラ１３２は下方向に付勢されている
。

一方、第２搬送ローラ群１２４は、同様に回転力伝達手
段１１９に係合される複数の回転軸１３６を有し、前記
回転軸１３６に夫々一対の搬送ローラ１３８が軸着され
るとともに、前記搬送ローラ１３８は変位機構１４０を
介して昇降自在に構成される。第４図に示すように、前
記変位機構１４０はフレーム１０２に固設される回転駆
動源１４２を含み、この回転駆動源１４２の駆動軸に歯
車１４４が軸着され、この歯車１４４に駆動ロッド１４
６に軸着された歯車１４８が噛合される。駆動ロッド１
４６は搬送方向に直交する方向に延在してフレーム１０
２に回転自在に支承されており、その両端部にカム部材
１５０が係着される。カム部材１５０に近接してスライ
ド板１５２が配設され、前記スライド板１５２は第２搬
送ローラ群１２４を構成する回転軸１３６を支承すると
ともに、フレーム１０２０とこのスライド板１５２　とに介装されたコイルスプリ
ング１５４の引張作用下に常時下方向に付勢されている
。さらに、各スライド板１５２の上端部には夫々のカム
部材１５０に係合自在なブロック体１５６が固着される
。

搬送機構１００を構成する第１および第２搬送ローラ群
１２２．１２４の下方に、原稿台２００が副走査機構２
０２を介して副走査方向く矢印六方向）に進退自在に配
設される。第１図および第５図に示すように、前記副走
査機構２０２は回転駆動＃ｔ２０４を含み、この回転駆
動源２０４にボールねじ２０６が連結され、このボール
ねじ２０６が原稿台２００の一側部に固着されたナツト
部材２０８に嵌合されるとともに、前記原稿台２００の
両側部はガイドバー２１０に保持されている。

前記原稿台２００にはカセット２０をトリミング方向、
すなわち、副走査方向く矢印六方向）に直交する方向に
進退変位させるトリミング機構２５０が設けられる（第
５図参照）。前記トリミング機構２５０は原稿台２００
　に取着された回転駆動源２５２を有し、この回転駆動
源２５２にボールねじ２５４の一端が連結される。この
ボールねじ２５４　はトリミング方向に延在し、トリム
台２５６に設けられているナツト部材２５８に嵌合され
てその他端が前記原稿台２００に支承される。原稿台２
００　にはトリミング方向に延在し且つ互いに平行な一
組のガイドバー２６０が固設され、前記ガイドバー２６
０　にトリム台２５６が支持される。

前記トリム台２５６　に比較的大径な開口部２６２が形
成されるとともに、前記開口部２６２に近接して搬送機
構１００を構成するガイドローラ１０６．１１０　と同
一直線上にガイドローラ２６４ａ、　２６４ｂが支承さ
れる（第１図参照）。さらに、トリム台２５６にカセッ
ト２０を所定の角度回転させる回転機構３００　と、前
記回転機構３００を構成する回転テーブル３０２に前記
カセット２０を位置決め保持させる位置決め機構４００
とが設けられる。

第６図に示すように、前記回転機構３００を構成する回
転駆動源３０３がトリム台２５６の下面側に支持されて
おり、この回転駆動源３０３の駆動１２軸に軸着された歯車３０４に歯車３０６が噛合される。

前記歯車３０６に歯車３０８が噛合され、この歯車３０
８が前記トリム台２５６　に支承されている回転テーブ
ル３０２に噛合される。すなわち、トリム台２５６に開
口部２６２の外方にあって固定型支持ローラ３１０ａ、
　３１０ｂと偏心型支持ローラ３１２ａ。

３１２ｂとが互いに９０°間隔離間して配設される。

この場合、支持ローラ３１２ａ、　３１２ｂは偏心軸３
１４ａ。

３１４ｂに支承されており、前記偏心軸３１４ａ、　３
１４ｂを回動させることによって支持ローラ３１２ａ　
。

３１２ｂが位置可変に構成されている。支持ローラ３１
０ａ、　３１０ｂおよび３１２ａ、　３１２ｂの外側面
は断面円弧状を呈し、一方、これらの支持ローラ３１０
ａ、３１０ｂおよび３１２ａ、　３１２ｂに支持される
回転テーブル３０２の外周面にはＶ字状溝部３１６が形
成される。回転テーブル３０２の外周面上端部にリング
状の歯車３１８が固設され、この歯車３１８は歯車３０
８　に噛合される。

次いで、位置決め機構４００はトリム台２５６の下面部
側に固着された回転駆動源４０２を含み、この回転駆動
源４０２の回転軸にカム板４０４が係着される（第１図
および第７図参照）。一方、回転テーブル３０２にはカ
セット２０を着脱するための角度位置にあってカム板４
０４に係合する位置に、スライド部材４０６が配設され
、このスライド部材４０６にはラック４０８が一体的に
形成される。前記スライド部材４０６の端部にコイルス
プリング４１０が係合され、このコイルスプリング４１
０の弾発力を介してスライド部材４０６　はカム板４０
４側へと常時付勢される。ラック４０８にピニオン４１
２が噛合され、このピニオン４１２　に係止板４１４の
一端が係着されるとともに、前記係止板４１４はその途
上で屈曲されて他端に弾性部材４１６が取着される。従
って、スライド部材４０６　に外力が作用しない際には
コイルスプリング４１０の弾発作用下に係止板４１４が
鉛直上方向に揺動され、弾性部材４１６によりカセット
２０の端面が押圧される。一方、前記スライド部材４０
６にカム板４０４が係合される際には係止板４１４が水
平方向に指向して揺動され、弾性部材４１６３４が回転テーブル３０２の内方に退避される。

第６図に示すように、回転テーブル３０２には前記弾性
部材４１６に対向してストッパ４１８が固設され、前記
ストッパ４１８の端面にはカセット２０の端部に係合さ
れる弾性部材４２０ａ、　４２０ｂが設けられる。回転
テーブル３０２に係止板４１４とストッパ４１８　の間
にあってカセット２０を構成す、る枠体２２の両測部底
面に係合される夫々複数の回転体４２２ａ、　４２２ｂ
が配設される。前記回転体４２２ａ。

４２２ｂを支承する固定軸４２４ａ、　４２４ｂが回転
テーブル３０２の上面３０２ａ上に直接載置されており
、これによって前記回転テーブル３０２に対するカセッ
ト２０の高さ位置を正確に確保することが出来る（第８
図参照）。

さらに、回転テーブル３０２にあって、回転体４２２ａ
の外方に鉛直方向に指向してロッド４２６が支持され、
前記ロッド４２６はコイルスプリング４２８の弾発力を
介して昇降自在に構成されるとともに、その上端部にガ
イドローラ４３０が支承される。一方、回転体４２２ｂ
の外方には複数のロッド４３１が鉛直方向に指向して配
設され、前記ロッド４３１　はコイルスプリング４３２
の弾発作用下に昇降し、且つコイルスプリング４３４の
弾発力を介してピン４３６を支点にして揺動自在に構成
され、その端部にガイドローラ４３８が支承される。

第１図に示すように、筐体１２内に透過照明機構を構成
する光源４５０が矢印Ａに略直交する主走査方向に延在
して設けられており、この光源４５０の下方には前記光
源４５０から導出される照明光りを光電的に読み取る画
像読取部５００が配設される。

前記画像読取部５００はブラケット５０２を含み、この
ブラケット５０２は光軸方向く図中、矢印１方向）に延
在するボールねじ５０４に係合されるとともに、前記ボ
ールねじ５０４　に連結された回転駆動源５０６の駆動
作用下に光軸方向に対し進退自在に構成される。ブラケ
ット５０２の上部には支軸５０８を介し回転台５１０が
支承され、この回転台５１０には前記ブラケット５０２
　に固設され５６ている回転駆動源５１２に係合するベルト５１４が張設
される。回転台５１０には複数の結像レンズ５１６がホ
ルダ５１８に収容された状態で夫々等角度間隔離間して
配設される。

また、ブラケット５０２にボールねじ５０４　と平行に
光軸方向に延在してボールねじ５２０が支承され、この
ボールねじ５２０の端部に回転駆動源５２２が連結され
るとともに、可動台５２６が前記ボールねじ５２０に係
合される。前記可動台５２６にホルダ５２８が取着され
、このホルダ５２８には図示しないプリズムにより三方
向に分光された照明光りが導入される第１　ＣＣＤ５３
０ａと第２ＣＣＤ５３０ｂと第３　ＣＣＤ５３０ｃとが
設けられる。その際、前記第１　ＣＣＤ５３０ａ乃至第
３　ＣＣＤ５３０ｃは読取原稿Ｓに担持されていたカラ
ー画像情報をＲ，ＧおよびＢの各色に対応した画像情報
として光電的に読み取る。

本実施例に係る画像読取装置は基本的には以上のように
構成されるものであり、次にその動作について説明する
。

所望の読取原稿Ｓが収容されたカセット２０がカセット
着脱部１４からカセット挿通口３０内に挿入されると、
前記カセット２０の先端部がローラ対１２０に挟持され
るとともに、搬送機構１００が駆動される。このため、
回転駆動源１１４の駆動作用下にプーリ１１６が回転さ
れ、これに係合するタイミングベルト１１８並びに回転
力伝達手段１１９を介し前記ローラ対１２０、第１搬送
ローラ群１２２および第２搬送ローラ群１２４が一体的
に回転駆動される。従って、ローラ対１２０に枠体２２
を挟持されたカセット２０は第１搬送ローラ群１２２側
へと移送され、前記第１搬送ローラ群１２２を構成する
搬送ローラ１３２が前記枠体２２の上面を転勤するとと
もに、枠体２２の両側部に形成された溝部２４ａ、２４
ｂにガイドローラ１０６．１１０が嵌合されてカセット
２０が第２１１送ローラ群１２４側へと移動される。

その際、ガイドローラ１１０を支承しているロッド１０
８が板ばね１１２の弾発力を介してガイドローラ１０６
側に傾動されており、カセット２０が７８ガイドローラ１０５　、！：１１［）との間に進入され
ることによって、前記板ばね１１２の弾発力に抗してガ
イドローラ１１０が外方へと揺動される。このため、前
記カセット２０が夫々のガイドローラ１０６、ｌｌＯに
より弾発支持されるに至る。

第２搬送ローラ群１２４を構成する搬送ローラ１３８と
回転テーブル３０２に設けられているがイドローラ４３
０．４３８　との案内作用下に前記カセット２０の先端
部がストッパ４１８に当接支持されることにより回転駆
動源１１４の駆動が停止される。ここで、ガイドローラ
４３０を支承するロッド４２６がコイルスプリング４２
８を介して回転テーブル３０２側に付勢されるとともに
、ガイドローラ４３８　はコイルスプリング４３２およ
び４３４を介し前記回転テーブル３０２側並びに前記ガ
イドローラ４３０側に付勢されている。従って、カセッ
ト２０はガイドローラ４３０．４３８　により両側部を
弾発支持されるとともに、枠体２２を回転体４２２ａ、
　４２２ｂに圧接させて回転テーブル３０２に対しその
高さ位置が調整されるに至る。

次いで、位置決杓機構４００を構成する回転駆動源４０
２が駆動され、カム板４０４が所定の角度だけ回転され
てその小径部がスライド部材４０６に対向される（第７
図参照）。このため、前記スライド部材４０６がコイル
スプリング４１００弾発力を介してカム板４０４側に変
位され、前記スライド部材４０６　に設けられているラ
ック４０８　に噛合されているピニオン４１２が回転さ
れ、係止板４１４が鉛直上方向に揺動されて弾性部材４
１６によりカセット２０が押圧される。

カセット２０が回転テーブル３０２に対し位置決め保持
された後、変位機構１４０を構成する回転駆動源１４２
が駆動される。このため、歯車１４４．１４８を介して
駆動ロッド１４６が回転され、前記駆動ロッド１４６の
両端部に係着されているカム部材１５０がブロック体１
５６に係合される。従って、スライド板１５２がコイル
スプリング１５４の引張力に抗してフレーム１０２に対
し上昇され、前記スライド板１５２に支承されている第
２搬送ローラ群１２４がカセット２０から離間される。

９０次に、カセット２０に保持されている読取原稿Ｓの角度
位置を調整すべく、必要に応じて回転機構３００を構成
する回転駆動源３０３が駆動される。このため、前記回
転駆動源３０３に連結されている歯車３０４を介し歯車
３０６および歯車３０８が回転され、この歯車３０８　
に噛合されている歯車３１８　と一体的に回転テーブル
３０２が支持ローラ３１０ａ、３１０ｂおよび３１２ａ
、　３１２ｂの案内作用下に所定の角度だけ回転される
。

また、読取原稿Ｓのトリミングを行うべく、必要に応じ
てトリミング機構２５０が駆動される。

すなわち、回転駆動源２５２の駆動作用下にボールねじ
２５４が回転され、これを嵌合するナツト部材２５８を
固着したトリム台２５６がガイドバー２６０の案内作用
下に副走査方向に略直交する方向に変位される。これに
よって、読取原稿Ｓのトリミング作業が機械的に行われ
るに至る。

ところで、筐体１２内にカセット２０が搬入された後、
新たなカセット２０が誤って前記筐体１２内に搬入され
ることを阻止すべく係止機構５０が駆動される。すなわ
ち、リニアソレノイド５２が駆動されてロッド５４が下
降されることにより、リンク片５６を介し係止部材５８
が引張ばね６４の引張力に抗して回動される。このため
、係止部材５８に形成されている膨出部位６２がカセッ
ト挿通口３０の一端側に臨入され、このカセット挿通口
３０から筐体１２内に新たなカセット２０が搬入される
ことを阻止している。

一方、原稿台２００に対しカセット２０が位置決めされ
た後、副走査機構２０２を構成する回転駆動源２０４が
駆動され、ボールねじ２０６の回転作用下にガイドバー
２１０を介し前記原稿台２００が副走査方向く矢印へ方
向）に搬送されながら光源４５０が付勢される。従って
、前記光源４５０から導出された照明光重、が読取原稿
Ｓを主走査方向に透過することでこの読取原稿Ｓに担持
されていたカラー画像情報が光信号として取り出され、
この光信号としての画像情報が予め回転駆動源５１２の
作用下に光軸Ｐ上に配置されている所定の結像レンズ５
１６を介し各ＣＣＤ５３０ａ乃至１２５３０Ｃに照射される。これによって、前記光信号とし
てのカラー画像情報がＲＳＧおよびＢの各色に対応して
前記ＣＣＤ５３０ａ乃至５３０Ｃにより光電的に読み取
られる。この間、原稿台２００が矢印へ方向に副走査搬
送されており、読取原稿Ｓが照明光りにより二次元的に
照射されてそのカラー画像情報が取り出され、夫々のＣ
ＣＤ５３０ａ乃至５３０Ｃにより全て読み取られること
になる。

読取原稿Ｓの読取作業が終了された後、副走査機構２０
２を構成する回転駆動源２０４の作用下に原稿台２００
を矢印Ａとは逆方向に移動させた後、トリミング機構２
５０並びに回転機構３００を必要に応じて駆動させ、回
転テーブル３０２をカセット２０の着脱位置に位置決め
させる。ここで、変位機構１４０を構成する回転駆動源
１４２を駆動させ、スライド板１５２を下降させること
によって第２搬送ローラ群１２４を構成する搬送ローラ
１３８をカセット２０の枠体２２の上面部に当接させる
。さらに、位置決め機構４００を構成する回転駆動源４
０２の駆動作用下にカム板４０４を回転させてその大径
部側をスライド部材４０６に係合させる。このため、前
記スライド部材４０６がコイルスプリング４１０の弾発
力に抗して変位され、ラック４０８およびピニオン４１
２を介し係止板４１４がカセット２０から離間して回転
テーブル３０２の内部に退避される。

そこで、搬送機構１００を構成する回転駆動源１１４の
駆動作用下にブーＵ１１６を前記とは逆方向に回転させ
、タイミングベルト１１８並びに回転力伝達手段１１９
を介し第２搬送ローラ群１２４、第１搬送ローラ群１２
２およびローラ対１２０を駆動させ、これらによりカセ
ット２０をカセット着脱部１４から外方へと導出させる
。その際、予め係止機構５０の作用下にリニアソレノイ
ド５２を威勢させておけば、係止部材５８が引張ばね６
４の弓張作用下に回動変位され、膨出部位６２がカセッ
ト挿通口３０から離脱されてこのカセット挿通口３０を
介しカセット２０が外部へと搬出されることになる。

このように、本実施例では、カセット着脱部３４１４から筐体１２内に挿入されたカセット２０が、搬送
機構１００を介して回転テーブル３０２に自動的に送給
された後、位置決必機構４００を介して前記回転テーブ
ル３０２に位置決め保持される。次いで、原稿台２００
が副走査搬送されながら光源４５０が付勢されて読取原
稿Ｓに担持されていたカラー画像情報が読み取られた後
、搬送機構１００を介して前記カセット２０がカセット
着脱器１４側に自動的に搬送される。従って、従来のよ
うに、回転テーブルに対し直接作業者がカセットを着脱
させる作業を不要とすることが出来る。

これによって、カセット着脱作業の効率化が達成される
とともに、読取作業全体を容易に自動化し得るという効
果が得られる。

［発明の効果］以上のように構成される本発明に係る画像読取装置では
、次のような効果を奏する。

読取原稿が収容されたカセットが搬送機構を介して回転
テーブルに自動的に搬送された後、必要に応じ前記カセ
ットが回転並びにトリミング移動され、次いで、副走査
機構により副走査搬送されるため、前記読取原稿の読取
作業を自動的に行うことが出来る。特に、回転テーブル
にカセットを自動的に搬送させる搬送機構が設けられる
ため、読取作業全体の自動化が容易に達成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る画像読取装置の概略構成図、第２図は前記画像読取装置を構成する係止機構の概略斜
視図、第３図は前記画像読取装置を構成する搬送機構の概略斜
視図、第４図は前記画像読取装置を構成する変位機構の概略斜
視図、第５図は前記画像読取装置を構成する原稿台の平面図、第６図は前記画像読取装置を構成する回転機５６構の概略斜視図、第７図は前記画像読取装置を構成する位置決め機構の概
略斜視図、第８図は前記画像読取装置を構成する回転テーブルの縦
断説明図、第９図はカセットの斜視説明図である。１０・・・画像読取装置２０・・・カセット５０・・・係止機構１２０　・・・ローラ対１２２．１２４・・・搬送ローラ群１４０・・・変位機構　　　　２００２０２・・・副走査機構　　　２５０３００・・・回転機構　　　　４００４５０・・・光源　　　　　　５００１４・・・カセット着脱部３０・・・カセット挿通口１００・・・搬送機構・・・原稿台・・・トリミング機構・・・位置決め機構・・・画像読取部７４６３−

Claims

【特許請求の範囲】

（１）読取原稿が収容されたカセットを原稿台を介して
照明用光源の主走査方向に略直交する副走査方向に搬送
させる副走査機構と、前記原稿台に設けられ前記カセットを保持自在な回転テ
ーブルを有した回転機構と、前記回転テーブルに対しカセットを位置決め固定させる
位置決め機構と、前記回転テーブルをトリミング方向である照明用光源の
主走査方向に移動させるトリミング機構と、前記カセットをカセット挿通口から回転テーブルに対し
自動的に搬送させる搬送機構と、を備えることを特徴と
する画像読取装置。