JPH0296790A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0296790A
JPH0296790A JP24960388A JP24960388A JPH0296790A JP H0296790 A JPH0296790 A JP H0296790A JP 24960388 A JP24960388 A JP 24960388A JP 24960388 A JP24960388 A JP 24960388A JP H0296790 A JPH0296790 A JP H0296790A
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JP
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heating
temperature
fixing
transfer material
heating element
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JP24960388A
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Shiyoukiyou Kou
松強 黄
Yoshihiko Suzuki
鈴木 嘉彦
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、転写材上に形成された加熱溶融性のトナー画
像を加熱定着処理する画像形成装置に関するものである
(従来の技術) 従来、この種の画像形成装置に用いられている定着装置
は、所定の温度に維持された加熱ローラと、弾性層を有
して該加熱ローラに圧接する加圧ローラとによって、未
定着のトナー画像が形成された転写材を挟持搬送しつつ
加熱するローラ定着方式が多用されている。しかしなが
ら、この種の装置では、加熱ローラにトナーが転移する
いわゆるオフセット現象を防止するために、加熱ローラ
を最適な温度に維持する必要があり、加熱ローラあるい
は加熱体の熱容量を大きくしなければならなかった。す
なわち、加熱ローラの熱容量が小さい場合には、発M 
(、tによる供給熱量との関係により通紙あるいは他の
外的要因で加熱ローラ温度が低温側あるいは高温側に大
きく変動し易くなる。低温側に変動した場合には、トナ
ーの軟化溶融不足によって、定着不良や低温オフセット
を生じ、高温側に変動した場合には、トナーが完全に溶
融してしまいトナーの凝集力が低下するために、高温オ
フセットを生ずる。
かかる問題を回避するために、加熱ローラの熱容量を大
かくすると、加熱ローラを所定の温度までFJ温するた
めの時間が長くなり、装置の使用の際に待機時間が大き
くなるという別の問題が生ずる。
かかる問題を解決する方策として、米国特許第3578
797号に開示されているように、■ トナー像を加熱
体でその融点へ加熱して溶融し、 ■ 溶融後、そのトナーを冷却して比較的高い粘性とし
、 ■ トナーの付着する傾向を弱めた状態で加熱体ウェブ
から♀IJす。
という過程を経ることによって、オフセットを生ぜずに
定着する方法が知られている。
上記公知の方法では、これに加えて加熱体に対して、ト
ナー像及び転写材を加圧圧接することなしに加熱する方
式をとっているので、転写材を加熱する必要がなく他の
方法に比べてはるかに少ないエネルギーでトナーを溶融
できるとしている。しかしながら、周知のごとく加圧圧
接させることなく加圧体に接触した場合は、熱伝達効率
が低下し、トナーの加熱熔融に比較的長時間を要する。
そこで特願昭47−25896号では、これに公知の加
圧圧接技術を付加して熱伝達効率の向上を図りトナーの
加熱熔融を短時間でしかも十分に行うことが)足案され
ている。
〔発明が解決しようとする課題) しかしながら、この特願昭47−25896号では、ト
ナーの加熱を比較的短時間でしかも十分行えるようにす
るために、 ■ 一対の加熱体の間にトナー像及び転写材を加圧挟持
させて加熱し、 ■ 加熱を停止した後強制的に冷却する、方式をとって
いるので、定着に要するエネルギーが大きくなるという
不都合を生ずる。
すなわち、一対の加熱体により加熱させることによりト
ナー像は上下から加熱されるので一見効率的に考えられ
るが、逆にトナー像を転写紙側から加熱するには、先づ
転写材を十分に加熱することが必要であり、そのために
かえって大きなエネルギーが必要となる。さらに、冷却
工程においてはトナー像を加熱する際に加熱昇温した転
写材をも冷却しなければ分離できず、強制的な冷却手段
が必要となっておりエネルギーの無駄が大きい。
以上のように、−旦加熱したトナーを冷却した後に分離
することにより、高温オフセットを生ずることなく定着
する方式が提案されているが、上記のごとくの欠点を伴
うために実用化されていない。
上記2つの提案例では加熱体は加熱口〜う及びこれによ
り送られるウェブと加熱ローラに内蔵された発熱源とに
よって構成されていて加熱はウェブを介して行われ、ウ
ェブの搬送ローラとしての機能を有している。このため
、発熱源への給電方法や温度検知素子の当接支持の形態
が複雑化し、また、温度制御の精度も悪くなりがちであ
った。さらには、温度検知素子が加熱ローラと摺動する
構成では断線による過昇温が生ずる等安全上の問題もあ
った。しかも、上述2例の場合ともに比較的大ぎな熱容
量の加熱体を必要とするために、機内への放熱が増大し
、機内昇温か著しくなるという不都合もあった。
本発明は、上述の従来装置の有していた問題点を解決し
、定着不良やオフセットを生ずることなく加熱体の熱容
量を小さくすることを可能とし、その結果、待機時間や
消費電力、さらには機内昇温を小さくでき、しかも加熱
定着手段の定着性能を低下させることのない画像形成装
置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的を達成するための要旨とするところは、加
熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを転写材上に担持せし
めて、未定着のトナー画像を形成する画像形成手段と、
通電発熱する加熱体に対向圧接しつつ回転駆動されて、
上記転写材の搬送速度と同一速度で移動する定着フィル
ムを介して上記転写材を加熱体に密着させる加圧手段を
備えて、転写材上の未定着トナー画像を上記加熱体で溶
融せしめた後、トナー画像が冷却固化した上で定着フィ
ルムと転写材とを離反する加熱定着手段と、転写材が該
加熱定着手段の加熱部に達する前に上記加熱体を定着温
度以下の所定温度に仮通電して予備加熱を行なわせる通
電制御手段とを備え、上記加熱体と上記加圧手段とを上
記予備加熱時に圧接を解除するように構成したことを特
徴とする画像形成装置にある。
〔実 施 例〕
以下、添付図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明による画像形成装置の一実施例の概略
構造を示す図である。
1はガラス等の透明部材よりなる原稿載置台で、矢印a
方向に往復動して原稿を走査する。
原稿載置台の直下には短焦点不縁結像素子アレイ2が配
されていて、原稿載置台1上に置かれた原稿像Gは照明
ランプ7によって照射され、その反射光像は上記アレイ
2によって感光ドラム3上にスリット露光される。なお
この感光ドラム3は矢印す方向に回転する。また4は帯
電器であり、例えば酸化亜鉛感光層あるいは有機半導体
感光層等を被覆された感光ドラム3上に一様に!電を行
なう、このf電器4により一様に帯電されたドラム3は
、素子アレイ2によって画像露光が行なわれた静電潜像
が形成される。この静電潜像は、現像器5により加熱で
軟化溶融する樹脂等より成るトナーを用いて顕像化され
る。一方、カセットS内に収納されている転写材Pは、
給紙ローラ6と、感光ドラム3上の画像と同期するよう
タイミングをとって上下方向で圧接して回転される対の
搬送ローラ9によって、ドラム3上に送り込まれる。そ
して、転写放電器8によって、感光ドラム3上に形成さ
れているトナー像は、転写材P上に転写される。その後
、公知の分離手段によってドラム3から分離された転写
材Pは、搬送ガイド10によって定着装置20に導かれ
て加熱定着処理された後にトレイ11上に排出される。
なお、トナー像を転写後、ドラム3上の残留トナーはク
リーナ12によって除去される。
第2図は上記定着装置20の拡大図である。
同図において、21は加熱体で、アルミナ等の耐熱性で
かつ電気絶縁性の基材またはそれを含む複合部材より成
る基材の下面に、例えばTa、N等より成り、加熱部に
は搬送方向に直角成分をもって配された線状もしくは帯
状の発熱体28を有し、さらにその表面に摺動保護層と
して例えば、Ta205が形成されている。加熱体2I
の下面は平滑でありかつ前後端部は丸味を帯びていて加
熱部(加熱面)をなしており後記の定着フィルム23と
の摺動を可能にしている。定着フィルム23は、 PE
T ’(ポリエステル)を基材とし、耐熱処理を施した
例えば約6μm厚に形成され、矢印C方向へ送り出し可
能にフィルム送り出し軸24に巻回されている。上記定
着フィルム23は加熱体21の表面に当接し、曲率の大
きな分離ローラ26を介してフィルム巻取り軸27に巻
き取られる。
上記加熱体21の発熱体28は熱容量が小さく、パルス
状に通電されて、その都度瞬時に’100℃前後まで昇
温する。搬送ガイド10上を移動する転写材Pの先端、
後端を転写紙検知レバー25及び転写紙検知センサー2
9で検出することにより、発熱体28はタイミングを取
って必要時に通電を受ける。その際、画像形成装置の給
紙センサーなどによる転写紙の位置検知等を用いて、発
熱体への通電を制御しても良い。
一方、加圧ローラ22は、金属等より成る芯材上にシリ
コンゴム等より成る弾性層を有するものであり、駆動源
(図示せず)により駆動されて、搬送ガイド10によっ
て導かれた未定着トナー画像Tを有する転写材Pを、該
転写材Pと同一の速度で移動する定着フィルム23を介
して加熱体に密着させている。ここで、加圧ローラ22
の搬送速度は、画像形成時の搬送速度とほぼ同一である
ことが好ましく、定着フィルム23の移動速度は、それ
に準する値で設定される。
本実施例においては、上記発熱体28は、瞬時に昇温す
るので、予備加熱が不要であり、非定着時における加圧
ローラへの伝熱は少ない。
また、定着時においても、定着フィルム、トナー画像、
転写材が発熱体28と加圧ローラ22との間に介在し、
かつ発熱時間が短いことによって温度勾配を急激なもの
とすることができるため、加圧ローラ22は昇温しにく
く、実用土必要とされる温度の連続的な画像形成を行っ
てもその温度はトナーの融点以下に維持される。
かかる構成の定着装置にあっては、転写材P上の加熱溶
融性のトナーより成るトナー画像は先ず、定着フィルム
23を介して、加熱体21によって加熱熔融され、特に
その表層部は融点を大ぎく上回り完全に軟化溶融する。
その際加圧ローラ22によって発熱体、定着フィルム、
トナー画像、転写材は良好に密着されており効率的に熱
伝達される。
しかる後、発熱体28の発熱が停止するとともに、転写
材が搬送されて、発熱体位置から移動して離れるにつれ
て、トナー画像は放熱して再び冷却固化し、曲率の大き
な分Nローラ26を通過した後に定着フィルム23は転
写紙Pから離反される。その際、本実施例では加圧ロー
ラ22の温度はトナーの融点よりも低く維持されている
ので、トナー画像の放熱を促進することが可能である。
このため、冷却に要する時間が短くて済み、装置を小型
化することができる。
上述のように、トナーTは一旦完全に軟化溶融した後、
再び固化するので、トナーの凝集力は非常に大きくなっ
ていて、−団となって挙動することになる。また、加熱
されて軟化溶融された際に加圧ローラ22によって加圧
されるため、少なくともトナー像Tの一部は転写材表層
に浸透してそのまま冷却固化しているので、定着フィル
ム23にオフセットすることなく転写材P上に定着され
る。
ここで、本明細書中で記述されるトナーの状態の表現に
関して注記する。
トナーの融点と便宜的に表現している温度は、トナーが
定着するために最低必要な温度を意味しており、その定
着下限温度で、溶融といえる程粘土が低下する場合や、
軟化といった程度の粘度の低下の場合がある。したがっ
て定着する際に溶融と便宜的に表現している場合でも実
際には軟化といった程度の粘度低下を示している場合が
ある。同様にトナーが冷却固化したと便宜的に表現して
いる場合も、トナーによっては固化とはいえず高粘度化
といった方が適切である場合が考えられる。
第3図は定着装置の加熱体21の構造を示している。
加熱体21は、基層54の下面にベークライト等の低熱
伝導耐熱性材料からなる断熱層53を形成し、その下面
に低熱容量の温度検知手段としてのサーミスタ55と補
助発熱体56を設け、さらに薄い絶縁層52を介してそ
の下面前後に電Vi50.50を設けていて、画電極5
0.50間には発熱層として巾1の発熱体28がサーミ
スタ55に近接して形成され、それらの表面には保護層
51が施されている。そして、発熱体28での保護層5
1の表面に加熱部Hが形成される。
このように形成された定着装置における加熱体21にお
いて、発熱体28に電極50.50を介してパルス状に
通電した時の加熱部1(の温度とサーミスタ55の検出
温度を第4図に示す。前者の温度は赤外放射温度計によ
り非接触で測定した測定値に基づき、後者の温度はサー
ミスタの出力電力を温度に換算した値に基づいたもので
ある。このグラフを得た時のパルスの周期は約10is
ecであり、通電時間は約2 m5ecである。加熱部
Hの温度は通電時に急速に立ち上がった後、休止時に急
速に立ち下がり、非通電時間が通電時間より十分長く、
また断熱層53が存在するため、パルス波形の極小値を
とった時点では、加熱部Hの温度が、その背面の発熱層
28.絶縁体52.及びサーミスタ55と略等温となる
。本実施例で用いたサーミスタ55は、l0m5ecと
いう短い周期のパルス状温度変化には追従できず、パル
ス波形の略極小値を指示する。従って加熱部Hの表面温
度の極小値の包i21線は、サーミスタ55の検知温度
曲線とほぼ一致する。
ところで、通電パルス中を一定値で。に固定して定着処
理を行なった場合の加熱部Hの表面温度の時間変化は、
第8図に示すように加熱部Hの温度は初期は定着温度T
oo近傍であるが、発熱体28周辺が温まり、極小温度
が上昇するにもかかわらず発熱量が一定であるため、加
熱部Hの温度は定着動作が進むにつれて定着温度T8゜
を大きく超えてしまう。すると、無駄な電力を消費する
ことになるうえ、機内昇温か大きくなるという問題があ
る。また、連続して多くの定着処理動作を行なう場合、
発熱体がざらに著しく昇温し、ついには破損してしまう
恐れもある。また、加熱部Hに圧接当接される定着フィ
ルムも熱変形してしまう虞れがある。
そこで、このような問題を解消するために、本実施例で
は発熱体28への給電パルス中を変えて常に定着温度T
HOを維持するようにしたもので、第5図に発熱体28
及び補助発熱体56への給電を行う給電回路の基本的構
成を示す。
60はマイクロコンピュータを含む制御回路であり、サ
ーミスタ55の検知温度に応じて、パワーFET等のス
イッチ手段(不図示)を制御し、発熱体28への7!J
、源回路61からの給電のパルス中を変えることで発熱
体28への供給電力を制御する。また、補助発熱体56
は制御回路60からの指示により交流電源である補助発
熱体用電源62から通電で発熱する。
本実施例で、上記のような発熱体28への電力制御をす
る理由を以下に示す。
本実施例では、加熱体21において発熱体28から基板
54への放熱を防止するために、断熱層53を設けてい
る。その目的は、■無駄な放熱をなくし、エネルギー効
率を高めることで省エネルギー化をはかる。■基板54
からの放熱による機内昇温を低減するの2点である。
ところで、発熱体28への供給電力を制御することなし
に単に断熱するだけだと、発熱量が放熱量を著しく上ま
わることになり、発熱体28及び加熱部Hが異常に昇温
し、発熱体28及び定着フィルム23が熱により破損す
る虞れがある。そこで、断熱層53を設けた場合に加熱
部Hの異常昇温を防・止するために、発熱体28への供
給電力制御が有効となるのである。
以下、本実施例の発熱体28に対する電力制御の方法を
説明する。
本実施例のパルス加熱による定着方式では、前述のよう
にトナーをm5ecオーダーの短い時間のみ加熱するの
で、トナーの加熱時間よりもむしろ加熱部Hの温度が定
着性能に関し支配的であり、加熱部Hの最大到達温度に
応じてトナー層が昇温する。すると、トナーが定着に十
分な状態にまで軟化するとぎの加熱部Hの温度をT 1
1゜とじた時、加熱部Hの極大温度が、定着処理中にお
いてほぼT 11゜に保たれるように、発熱体2日への
給電を制御すれば、無駄な電力を消費することなく、十
分な定着性能を得ることができる。
加熱部Hの温度が基準温度T0であり、時間1oたけ一
定電圧Vがt極50に給電されたときに、加熱部Hの温
度が定着温度TM。まで到達するとするが(第6図参照
)、発明者らの実験によると、Tl1o、 To 、 
 toの間には、Tno= To 十A (1e −”
’)    (1)という関係があることが明らかにな
った。
なお、Aは発熱体28への給電電力によって決まる係数
、Bは加熱部Hからの放熱経路によって決まる係数であ
る。
そして、本発明者らの実験によると、 という関係があることが明らかになった。
なお、■は発熱体28への給電電圧、Rは発熱体28の
電気抵抗、kは定数である。
加熱部Hの温度がT11のとぎ、これを定着温度THO
まで昇温するのに必要なパルス状給電時間をτ、とする
と、 Tho−TaxA ’  (1−e−8°”)  (3
)となる。
B′は室温及び発熱体温度が一定範囲内であれば略一定
である。したがって、予め実験によって、式(1)を用
いて求めることができる。
したがって、B=B’ A′は発熱体28への給電電圧V8発熱体28の電気抵
抗Rが一定であれば略一定である。したがって、予め標
準電圧Vo、漂準抵抗ROの条件で、実験によりAの値
を求めておけば、V : V o 、 R= Roなら
ば、A’=Aである。
A′−A、B’−Bならば、式(3)は下記のようにな
る。
Too−Ta−A(1−e−8°?a)   (3°)
これらのことから、A、Bは実験により予め求まるので
、定着温度T)loを所定の値に設定したとき、Taを
サーミスタ55により測定し、式(4)により求めたパ
ルス巾でもたけパルスを通電すれば、発熱体の極大温度
を定着温度T□。
まで昇温可能となる。
本実施例においては前述のように、発熱体28に十分小
さいDuty比でパルス状通電をした場合、パルス状に
変化する加熱部Hが極小温度を示す時、すなわち次のパ
ルス通電開始寸前において、加熱部Hの温度がほぼサー
ミスタ55の検知温度と等しくなる。従ってこの時のサ
ーミスタ55の検知温度を用い、第5図の制御回路60
において、式(4)に従って次の通電時間を算出し、電
源61により発熱体28へ、算出した時間で6だけ給電
する。
第7図は、本実施例において、定着動作中の加熱部Hの
温度の時間変化を示すグラフを、発熱体28への給電の
タイミング図と並べて示した図である。本実施例では発
熱体28への給電電圧■は一定であり、通電パルスの周
期でも一定である。加熱部Hの温度がToの時に時刻t
oで定着動作を開始したとすると、加熱部Hの温度は、
温度Toから一義的に定まるパルス巾τ0の通電により
定着温度TI(。に達した後、τ0よりも十分長い非給
電時間(τ−で。)の間にToより高温のT、まで低下
する。次に、時刻t。からパルス周期τだけ経た時刻1
.において2回目の通電を、τ。より短い温度T。
より一義的に定まるパルス巾τ1だけ発熱体28に行な
うことにより、加熱部Hの温度は再びT、。まで上昇し
、給電停止と共に低下する。
以下同様にして、通電開始後にパルス周期でごとにサー
ミスタ55の温度を読み、検知温度によって式(4)に
より求まるパルス巾で8で、発熱体28へ給電すること
により、加熱部Hの極大温度を定着温度Tl1o  に
保つことができる。
なお、ACT)Io−Toの場合、パルス巾で8の通電
では加熱部Hの温度が定着温度THOに達しないが、数
パルス、すなわち数10m5ecのうちに定着温度TH
Oに達する。
また、A>THo−Toの場合でも電源性能からくるパ
ルス巾の定格最大値が加熱部Hの温度を定着温度THo
に昇温するのに必要なパルス巾より小さい場合も、A 
< T HO−T oの場合と同様にごく短時間で加熱
部Hの温度を定着温度子Noに昇温可能である。
第9図は発熱体28及び補助発熱体56への通電のタイ
ミングと、電源61及び62の消費電力の和の時間変化
とを合せて示している。なお、電源61の消費電力は周
期τ当たりの平均電力とした。その理由は本実施例を含
めて通常この種のパルス電源の場合、コンデンサの充放
電によりパルス状の電圧出力を得るが、1回の放電で必
要な電力と実用上必要なコンデンサの容量は比例する。
コンデンサの容量と体積は略比例し、コンデンサの容量
が大きくなればパルス電@i61は大きくなる。従って
、周期τ当たりの平均電力が大きければ電源61はそれ
に略比例して大きくなる。
時刻t0で画像形成動作を開始したとする。
トナー画像を転写された転写紙の先端を、定着装置の上
流に配置した転写紙検知アーム25及び転写紙検知セン
サ29により時刻t、で検知するやいなや、制御回路6
0により、補助発熱体用電源62から補助発熱体56へ
の給電が開始される。制御回路60はサーミスタ55の
検知温度が、トナーの軟化温度T2より十分低い温度T
。にほぼ保たれるように、電源62の出力をon10f
f制御する。サーミスタ55は加熱部Hと近接されて配
置されているので、加熱部Hの温度はほぼToに保たれ
る。時刻t1から一定時間たった時刻t2に補助発熱体
用電源62の出力を停止すると同時に、電源61のパル
ス状電力出力を開始する。制御回路60は、サーミスタ
55の検知温度を用いて、前述のような制御方式で、加
熱部Hの極大温度が、トナーの軟化温度TMよりもはる
かに高い温度T。。にほぼ保たれるように、電源61の
出力パルス巾を制御する。転写紙検知アーム25及び転
写紙検知センサ29で転写紙の後端を検知すれば、先端
の検知時刻と総合することで転写紙の後端が加熱部Hを
抜ける時刻t3が算出できる。そこで、その時刻tsで
電源61の電力出力を停止、画像形成動作が完了する。
定着処理が行なわれる時刻t2から時刻t。
までの間において、前述のように電源61の出カバルス
巾は時刻t2で最大であり、定着処理が進むにつれ減少
する。従って消費電力Wは、時刻t2で最大値W1.*
をとる。
また補助発熱体用?E源62を常時off シた場合の
電力W゛の時間変化を点線で示す。W゛もWと同様に、
時刻t、で最大値W□つ′を示す。
W 1llaX とW II A M“を比較すると、
W a a XはW m a woより格段に小さい。
その理由は、本実施例では加熱部Hが室温より十分高い
温度Toにあらかじめ保たれているので、電源61の最
初のパルス通電中が比較例に比べて格段に小さくてすむ
からである。
第10図に、本実施例の画像形成装置で第9図を用いて
説明した電力制御を行なったときの加熱部Hの温度の時
間変化を実線で示す0時刻toからt2にわたって、加
熱部Hの温度はトナーの軟化温度Tう以下に維持される
。発明者らが本実施例の画像形成装置で実用上必要とさ
れる温度の連続的な画像形成を行なったところ、非定着
時の加熱部Hの温度は、常にT、以下であった。従って
非定着時に、加熱部Hと定着フィルムを介して当接する
加圧ローラの温度は常に7M以下である。また定s処理
中には定着フィルム、トナー画像、転写紙が発熱部l]
と加圧ローラ22の間に介在し、かつ加熱時間が短いた
め発熱部Hから加圧ローラに向かう断面方向に関し急激
な温度勾配が生じるため、加圧ローラの温度はほとんど
上昇しない。従って、通常の連続的な画像形成を行なっ
ても加圧ローラの温度はトナーの軟化温度T2以下に保
たれる。
かかる構成の本実施例装置にあっては、転写紙P上の加
熱溶融性のトナーよりなるトナー画像は先ず、定着フィ
ルム23を介して、加熱部Hによりて加熱溶融され、特
に、その表層部は融点を大きく上回り完全に軟化溶融す
る。この際、加圧ローラ22によって、加熱体、定着フ
ィルム、トナー画像、転写材は良好に密着されており、
効率的に熱伝達される。
しかる後、加熱体21の発熱が停止するとともに転写材
が搬送されて、加熱体と離間することにより、トナー画
像は放熱して再び冷却固化し、曲率の大きな分離ローラ
対26を通過した後に定着フィルム23は転写紙Pから
離れる。
この際本実施例では、加圧ローラ22の温度は前述のよ
うにトナーの軟化温度T11よりも低く維持されている
のでトナー画像の放熱を促進することが可能である。こ
のため、冷却に要する時間が短くて済み、装置を小型化
することができる。
また、本実施例で行なう、時刻t1からt2にかけての
加熱部Hの補助加熱体56による予備加熱時間は、定数
処理前の画像形成中にのみ行なえばよいので、画像形成
装置の非画像形成時の消費電力を小さくでき、また機内
昇温も防止で診る。
また、前記の予備加熱は画像形成開始後に始めればよい
ので、予備加熱のための待機時間は必要ない。
次に、本実施例装置による実施結果を具体的数値をもっ
て示す。
室温20℃において、約125℃で軟化定着するトナー
を用いて厚ざ・100μmの転写紙にトナー画像Tを形
成し、パルス通電の周期iomsacで、定着部Hの極
大温度が300℃となるように、サーミスタ55の検知
温度を用いて、パルス巾を制御しつつ定着郊埋速度50
 mI!l/secで定着テストを行なったところ、実
用上全く問題のない画像が得られた。ここで、転写紙が
加熱部Hの上流側150mmの搬送路上に、転写紙検知
アームと転写紙検知センサを給け、転写紙の先端がこの
位置に直し・た時、すなわち転写材の定着処理開始3 
sec前に予備加熱を開始し、予備加熱時の加熱部Hの
温度が80℃となるように制御した。
第11図は本実施例の定着器を用いて表面にトナー層を
有する転写紙を搬送しつつ定着処理する場合の、トナー
及び転写紙、詳しくはそれぞれの断面方向の中央部の温
度の時間変化を求めた試験結果のグラフで、条件は以下
の通りである。
加熱条件:エネルギー密度25+v/+a+’で2+m
s加熱、トナーの定着温度:125℃、フィルム:PE
T(yXさ6μl11)、トナー厚さ:20μm、転写
紙の厚さ:  100μm 、 i温+ 70℃本試験
では、加熱部Hはトナーの定着温度125℃よりはるか
に高い約300 ’Cまで昇温するので、トナーは定着
温度を超えて十分に加りヘされ良好な定着性が得られる
一方、転写紙の昇温は極めて小さく、従来の熱ローラ定
着に比べてエネルギーの無駄が少ないゆ さらに本試験では、加熱時間や加熱エネルギー密度が変
動して過剰なエネルギーが与えられた場合でも、高温オ
フセットの発生がなく、加熱制御の許容範囲が広いこと
が判る。
ところで、加熱体21と加圧ローラ22とが定着フィル
ム23を介して接した状態で、画像形成工程中に補助加
熱体56への通電する予備加熱工程を行なうと、加圧ロ
ーラ22が過昇温し、冷却工程の冷却効率が低下して高
温オフセットが発生する虞れがあり、また加熱体21の
熱が加圧ローラに奪われて、予備加熱の効率が低下する
虞れがある。
そこで本実施例では、予備加熱工程時に加熱体21と加
圧ローラ22との圧接を解除し、加熱体2】と加圧ロー
ラ22とを離間して発熱体21の熱が加圧ローラz2に
伝わらないようにしており、第15図はその加圧解除機
構の一例を示している。
第15図において、加圧ローラ22は支軸92を支点と
して回動する加圧アーム9Iの一端部に取り付けられ、
加圧アーム91は他端部に設けられた加圧バネ93によ
り加圧ローラ22を加熱体21に常時押圧させ、また加
圧アーム91の他端部に設けた加圧解除ソレノイド83
をオンすると、該加圧バネ93のバネ力に抗して加圧ア
ーム91を反時計方向に回動し、加圧ローラ22を加熱
体21から退避させて加圧の解除を行なう。
第12図は加圧解除機構の加圧ソレノイドを駆動制御す
る回路のブロック図を示す。
制御回路60には排紙センサー8】、給紙センサー82
が接続し、転写材の給紙、排紙のタイミングを検知して
いる。又、加圧ローラソレノイド83で加圧ローラ84
の加圧解除を行っている。制御回路60は、タイマー8
0に従って時間管理を行い、温度検知素子55に応じて
前記温度制御を行っている。また、制御回路60は給紙
センサー82、排紙センサー81の出力を検知して、予
め定められたタイミングで予備加熱通電、定着処理通電
と、加圧ローラの状態を制御する。
次に制御回路60の動作手順を第13図のタイミング図
と第14図のフローチャートに従って説明する。
転写材が給紙され、給紙センサーがONすると、制御を
回路60は、予め定められた時間to後に、予備加熱通
電を始める。このとぎ加圧解除ソレノイドをONL、、
加熱体21と加圧ローラ84を離す。モしてt、後(給
紙センサー位置と定着ニップ位置、転写材速度により決
る時間)に、加圧解除ソレノイドをOFF シて、発熱
体28への通電を予備加熱通電から定着処理通電へと変
える。ここで第13図では、予備加熱通電、定着処理通
電の処理時間だけ示しており、実際の通電信号は前述の
ように一定周期のパルスで通電を行っている。そして転
写材が排紙センサー81を抜け、排紙センサー81の出
力がOFFすると、発熱体28への通電を停止する。
(発明の効果) 以上説明してぎたように、本発明によれば、定着不良が
オフセットを発生することなく、加熱体の熱容量を小さ
くすることが可能となり、その結果、装置使用時の待機
時間や、消費電力、機内R0温の小さな画像形成装置を
得ることができ、また転写材が加熱定着手段の加熱部に
達する前の予備加熱時には加熱体と加圧手段との圧接を
解除するので、加圧手段の過昇温を防ぎ充分なトナー画
像の冷却が得られて高温オフセットを防止できると共に
、予備加熱時に加圧手段に加熱体の熱が奪われないので
、仮通電の効率が増して省電力化も図れる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による画像形成装置の一実施例を示す概
略図、第2図は第1図の定着装置の拡大断面図、第3図
は加熱体の拡大断面図、第4図はパルス状通電による加
熱の原理を示す図、第5図は給電回路の基本的構成を示
す図、M6図は電極への1パルス給電時の加熱部での温
度変化を示す図、第7図はパルス巾を変えたときの加熱
部の温度変化を示す図、第8図は比較例の温度変化を示
す図、第9図は加熱体への通電タイミングと消費電力と
を示す図、第10図は加熱工程における温度状態を示す
図、第11図は一定の条件下での加熱工程における各部
の温度変化を示す図、第12図は加圧解除機構の制御回
路、第13図はタイミング図、第14図はフローチャー
ト、第15図は加圧解除機構を示す図である。 20・・・定着装置   21・・・加熱体22・・・
加圧ローラ  23・・・定着フィルム28・・・発熱
体 55・・・温度検知素子(サーミスタ)60・・・制御
回路   P・・・転写材T・・・トナー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 加熱溶融性の樹脂等よりなるトナーを転写材上に担
    持せしめて、未定着のトナー画像を形成する画像形成手
    段と、通電発熱する加熱体に対向圧接しつつ回転駆動さ
    れて、上記転写材の搬送速度と同一速度で移動する定着
    フィルムを介して上記転写材を加熱体に密着させる加圧
    手段を備えて、転写材上の未定着トナー画像を上記加熱
    体で溶融せしめた後、トナー画像が冷却固化した上で定
    着フィルムと転写材とを離反する加熱定着手段と、転写
    材が該加熱定着手段の加熱部に達する前に上記加熱体を
    定着温度以下の所定温度に仮通電して予備加熱を行なわ
    せる通電制御手段とを備え、上記加熱体と上記加圧手段
    とを上記予備加熱時に圧接を解除するように構成したこ
    とを特徴とする画像形成装置。 2 前記加熱体はパルス状通電により発熱する線状又は
    面状の発熱体を有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
JP24960388A 1988-10-03 1988-10-03 画像形成装置 Pending JPH0296790A (ja)

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