JPH0292287A - 抗甲虫類毒素およびその遺伝子 - Google Patents

抗甲虫類毒素およびその遺伝子

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JPH0292287A
JPH0292287A JP63259289A JP25928988A JPH0292287A JP H0292287 A JPH0292287 A JP H0292287A JP 63259289 A JP63259289 A JP 63259289A JP 25928988 A JP25928988 A JP 25928988A JP H0292287 A JPH0292287 A JP H0292287A
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JP
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protein
var
gene
toxic
toxin
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JP63259289A
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English (en)
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Vaithlingham Sekar
ヴァイスリンガム シカール
Michael J Adang
マイケル ジェー,アダング
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Mycogen Plant Science Inc
Original Assignee
Lubrizol Genetics Inc
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    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/32Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Bacillus (G)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、細菌分子生物学の分野、特に甲虫類の害虫か
ら植物を保護することを目的とする組換え技術による遺
伝子工学に関する。ここでは、バチルス チューリンゲ
ンシスvar、テネプリオニス(Bacillus t
hurin 1ensis var、 tenebri
onis)由来の無傷および部分修飾δ−内毒素遺伝子
のクローニングと特徴づけと選択的発現とを開示する。
また、宿主微生物中にクローン化遺伝子を移入して、該
生物が甲虫に対する毒性をもつタンパクを生産できるよ
うにすることを開示する。本発明は。
作物栽培学的価値を有する新規な毒素を発現する細菌の
遺伝子工学を容易にするものである。
(従来の技術) 昆虫に対して病原性の細菌のうち、 Bacillus
thurin 1ensisが主要グループを形成する
胞子形成バチルスは、害虫群の処理に利用される可能性
が最も高いと見なされている。Bacillus  t
hurin−■ensis胞子形成中胞子形成中休毒素
前駆体。これらのタンパクは、胞子外封入体として、ま
たは胞子の表面に蓄積される。毒性作用は、封入体また
は胞子が感受性のある幼虫によって摂取された時゛に起
こる。毒素効果の機構は詳細は知られていないが、その
うち数段階は知られている。摂取後。
毒素前駆体は中腸内で溶解し、そこでpH条件とプロテ
アーゼが毒素前駆体を毒素に変え9次いで毒素は中腸上
皮細胞の表面にあるリセプター分子に結合し、中腸の構
造および機能を崩壊させ、ついには死に至らしめる。主
として多くの種類の鱗翅類、数種の双翅類、および近年
発見された甲虫類を含み、ある範囲の活性を有する数種
のBacillusthurin 1ensis由来の
毒素が開示されている。
実際の有害生物防除にBLthurin■ensisを
用いる1つの利点は、従来の有害生物防除適用装置にお
いて使用するために容易に処方され、かつヒト、他の哺
乳類および標的としない動物相には無害な安定した胞子
産生にある。しかしながら1葉に散布された胞子および
胞子外結晶は雨に洗い流されたり太陽光線によって不活
化されたりするので、自然環境下では存続せず、その結
果−度数布しただけでは、比較的短い期間しか、害虫を
保護できないため問題である。このため、 B、 $s
isを従来の殺虫剤として用いる時、農作物を長期間保
護するためには、LL μturin 1ensis工
を繰り返し散布しなければならない。さらに鱗翅類に対
してスペクトルの広い毒性を有するB、 $−山の単離
物が入手可能であるのに、すべての有害生物種に対して
活性な単離物はない。
B、  thurin 1ensisの多くの亜種の分
類が鞭毛のセロタイプおよび結晶のセロタイプに基づい
て試みられている(H,T、 Dulmage(198
1)、MicrobialControl  of P
e5ts and Plant Diseases  
、  H,D。
Burgess、  1970−1980+  Aca
demic Press、  London 。
pp、193−222)。大部分で鞭毛(11)のセロ
タイプと結晶の七ロタイブの間に相関性が見られた。(
例えば、大部分のL 田藍u訂並社辷var、且肛旦れ
ensis (セロタイブト1)の単離物はthuri
ngiensisの結晶型のものである)。各血清学的
グループにおけるこのような1つの結晶型の優勢に対す
る例外が2つの結晶型(K−1型およびに一73型)に
分がれるB、  thurin 1ensis var
、  kurstakiの単離物中に見い出された。K
−1型およびに一73型単離物も。
異なる活性スペクトルで識別された。他の例外も見い出
された。血清学的に同一の結晶が異なった鞭毛の七ロタ
イブに現れた。例えば、に−1結晶はkurs tak
 iおよびμリエ崩1暉扛五地−の亜種の両方に存在し
た。さらに、単離物によっては混合した結晶型を含有し
ていたものもあり、これは1つの単離物が2つの毒素前
駆体を含有するか、またはある毒素前駆体が両方の主要
な抗原決定基を有することを示している(J、 Kry
wienczykら(1978)  J。
rnvertebr、 Pathol、31:372−
375;(1981) J、Invertebr。
Pathol、 31:62−65) 、 kurst
aki亜種由来のに一1結晶型が2つの異種毒素、すな
わち鱗翅類に対する量が多い方の毒素前駆体(δ−内毒
素またはPi)および鱗翅類と双翅類の両者に対して活
性の量が少ない方の毒素(P2)を含有する。K−1型
結晶または他の亜種にも存在し、 PIとP2の両方が
、これらの非kurstaki単離物中に見い出される
可能性もある。
結晶型は活性スペクトルに基づいてさらに細分されてい
る。Dulmage(1981) (前出)は、1恒扛
ユ11ニーensis型結晶を含有する38個の単離物
およびに一1型を含有する36個の単離物のスペクトル
活性を調べた。38個のthuri四lμ5sis−調
製物を13個の活性グループに分けたところ、そのうち
最大のグループは、 10個の単離物を包含していた。
同様に36個のに一1調製物を19個のグループに分け
たところ。
そのうちの最大のグループは、4個の単離物を含有して
いた。これらのサブグループ化は、同じ結晶セロタイプ
の2つの単離物が活性スペクトルにおいて著しく異なる
こともあるという点で、BLthurin 1ens+
s結晶の複雑さと多様性を再度強調するものである。こ
れらの天然の単離物の中でプラスミド(または毒素前駆
体遺伝子またはその両方)の交換が行われているという
説明が考えられている。細胞交配によって毒素前駆体を
コード化するプラスミドの移入があり、2つの異なる胞
子外抗原を産生ずる株が作り出されたことが示されてい
る。(J、 Gonzales ら(1982) Pr
oc、 Natl。
Acad、 Sci、79:6951−6955; A
、K11erら(1983) Mol。
Gen、 Genet、 191:257−262; 
B、 CarltonおよびJ。
Gonzales、 Jr、 (1984)、 Gen
etiecs and Biotech−nolo  
of Bacilli 、 A、 T、 GaneSa
nおよびJ、A。
Hoch鳩、 Academic Press+ In
c、、 New York、 pp。
387−400 )。
このような交換は自然に起こるもので、2つあるいはそ
れ以上の異なる毒素前駆体遺伝子が存在すること、ある
いはこれらの2つの遺伝子間の組換えにより新種の毒素
前駆体を作り出して新しいタイプに寄与する。あるB、
  tlすより1達」且シー株が1種以上の毒素前駆体
を産生じ、さらにある株の結晶さえも1種以上の毒素前
駆体を含有しうろことは明らかである。これらの毒素前
駆体の活性スペクトルおよび免疫学的性質は互いに異な
りうる。
B、  thurin 1ensisの2つの新しい株
、すなわちvar、tenebrionis (Kri
eg ら(1983) Zschr、 Angew。
En tomo I 、 96 : 500−508 
)およびvar、 san % (11errns t
ad tら(1986) Bio/Technolog
y土:305−308)。
が近年報告されている。両亜種ともに、甲虫類の昆虫に
対して病原性であり、さらに両者とも板状結晶の封入体
を産生じ、かっ64−68kDaの主要ポリペプチド成
分を有する。特に、  var、 san 牡町乞は、
下記の昆虫に毒性を示す: 目    種 甲虫類PyrrhalLa IuteolaLepti
notarsa decemlineata Haltica tombacina 俗名  活性度 エルム リーフ ビートル    ++++コロラド 
ポテト ビートル   +++千十+ Authonomus  grandis    f−
ル ウイービイル      +++0tiohync
hus  5ulcatus  ブラック ヴアイン 
ライ−ビル ++Tenebrio  molitor
      イエロー ミールウオーム    ++D
iabrotica            ウエスタ
ンスポフテイF     +undecimpunct
ata        キューカンバー ビートルしか
し3次の昆虫には病原性ではない:(異なるスケール) 甲虫類 Attagenus  unicolor  
 ブラック トベフト ビートルGibbium  p
sylloidesTribolium  casta
neum  レフト フラワー ビートル双翅類 Ae
des  aegypti        イエロー 
フィーバ−モスキード鱗翅$9 5podoptera
  exigua    ビート アーミーウオームT
richoplusia  ni      力ページ
 ルーパーvar、 tenebrionisは下記の
昆虫に毒性活性を示す:甲虫類 Leptinotar
sa         コロラド ポテト ビートル 
 ++++decemlineata Diabrotica           ウェスタ
ン コーン ルートウオーム ++virgifera
  virgiferaDiabrotica    
       サザン コーン ルート ウオーム +
undecimpunctata BLthurin 1ensis  var、  sa
n  」江りの殺虫活性が64kDaの分子量をもつタ
ンパクによるものであることを示すために、 64kD
aのタンパクを単離し、 HPLCにより精製し、かつ
エルムルーフビートル(P、  1uteola )に
対して、生物学的定量検定を行った。投与量(対数)と
死亡率(プロビット)の関係をプロットしたところ、葉
の表面1平方センチメートルあたり0.12μg毒性タ
ンノマクのLD50となった。
封入体の数と形状と組成はvar、san  坦旦註の
亜種によって変化する。最も一般的な結晶型封入体は、
 var、  kurstakiで例示すると、1lA
l翅類の幼虫に対して毒性を示し、1個の細胞につき封
入体1個(時には、2個または3個)の割合で存在し。
両錐体形(形状が不規則なものも見つかっているが) 
であり、6−内毒素マタハ、 130−140kDa(
7)分子量を持ったPLポリペプチドからなる。この毒
素前駆体は3次いで分解されて約55−70kDaの活
性P1毒素となる。β、  thurin 1ensi
s  var、 1sraelensisの場合1本来
のあるいは改変した状況下で、ポリアクリルアミドゲル
中の主要なポリペプチド約28kDaであるが、 65
kDaよりも大きい種が近年報告された(LeeらBi
ochem、 Biophys、 Res、 Comm
un。
126 :953−960) 1sraelensis
の最も強力な毒性タンパクは分子全豹130kDaのも
のである。(参考文献(Ward、 E、S、ら(19
87) Nucl、  八cids Res、 15 
ニア195) 、 kurstaki亜種においては、
 PIとP2はともに毒素前駆体であるように思われ、
鱗翅類に特異的なPlまたはδ−内毒素が約135kD
aの分子量を持っているのに対し、鱗翅類および双翅類
に対して活性なP22次の分子量は、約65kDaであ
る(Ward。
E、S、ら(1987) Nucl、  Ac1ds 
Res、 15ニア195)。
甲虫類(すなわち、 tenebrionisおよびシ
頃倶見ド)に対して病原性であることがわかっている2
種のB、  thurin 1ensis var、 
1sraelensis  亜種において、主ペプチド
成分は、 64−68kDaの分子量をもつことがわか
った。
種々の亜種より単離した様々毒素は、アミノ酸組成の差
異と、免疫学的相同性の欠如に基づいてさらに分化され
ている。kur’5taki  pl (8−内毒素)
タンパク(甲虫類に対して毒性あり)に対する抗血清は
、 1sraelensisのタンパク双翅類の幼虫に
対して活性であるが、鱗翅類の幼虫に対しては活性でな
いと交さ反応しなかった。同様に、 san牡■乞(甲
虫類に対して病原性であるが、鱗翅類および双翅類に対
しては病原性でない)に対する抗血清は、 var、 
kurstaki Hd−1株、 HD−73株の鱗翅
類に特異的な毒素と交さ反応しなかった。
鱗翅類に対して活性なりar、 kurstaki株の
殺虫活性は、昆虫の腸にあるプロテアーゼによって。
分子全豹65kDaの活性毒素分子に変換される毒素前
駆体(分子全豹135kDa )に存在する。毒素前駆
体活性部位は、ポリペプチドのアミノ末端側の半分に位
置する。kurstaki  HDI(口1pel)毒
素前駆体のクローン化された遺伝子の一連の欠損誘導体
を。
遺伝子の活性領域の位置決定に用いた。毒素前駆体タン
パクのアミノ末端側55%で鱗翅類に対する毒性には十
分であることが示された。5′末端から50番目のコド
ンの欠失あるいは3 ”末端から603番目のコドンの
欠失により毒性は失われるが、他方5 ゛末端から10
番目のコドンの欠失あるいは。
3 ”末端から645番目のコドンの欠失によっては。
毒性は失われない。結晶タンパク遺伝子の3 ゛末端の
645番目から1176176番目ンまでは毒性に対し
て必須ではなく、最初から10個のコドンを2つの異種
断片に置き換えることが可能である。((H,5chn
epfら(1985)J、 Riot、Chem、 2
60 :62736280  ;  M、  Adan
gら (1985)  Gene   36:  28
9−300)。
毒素前駆体分子のカルボキシル基側半分の機能はまだわ
かっていないが、4個の月ユ 旦urin 1ensi
svar、 1sraelensis遺伝子(すなわち
var、 kurstakiHDI(Dipel)と5
otto  kurstaki HD73 とkurs
takiHDI)のヌクレオチド領域の比較に基づいて
、アミノ酸レベルでかなりの保存があるように思われる
カルボキシル末端は、毒素前駆体分子の特異性の決定か
りセプタ一部位への毒素の結合決定が封入体としての毒
素前駆体の蓄積決定の際に機能しうる。クローン化され
た遺伝子およびサブクローンはさらに、毒性を高めたタ
ンパクあるいは宿主特異性を改変したタンパクをコード
化する新規遺伝子を生産する目的で、毒素分子の種々の
領域の機能を解明する上で有用である。毒素の活性の、
タンパクのある特定の部分に対する関係は、甲虫類に対
する毒素の活性については報告されていない。
13、  thurin 1ensis  var、 
1sraelensisの数個の亜種(例えば、 va
r、kurstaki  HDI、var、kurst
akiHDI(Dipel) 、kurstaki  
11073. berliner 1715 。
thurin 1ensis HD2,5otto、 
 aizawai+  5ubtoxicus。
1sraelensis由来の毒素遺伝子がクローン化
され。
var、 kurstaki HDIおよび1srae
lensisの組み換えクローンが昆虫の幼虫に対して
毒性であることがわかった。DNAの断片がプラスミド
由来のものであれば、これらのクローンはE、  co
li内で毒素を産生じた。しかしながら、 var、 
berlinerまたは変種var、 kurstak
i由来の染色体遺伝子は、免疫学的方法または生物学的
検定により検出可能な毒素をE、  coli内で再現
しなかった。βよ thurin−[胆旺s  var
、  kurstakiについては、染色体にコード化
されている胞子外タンパクは、胞子形成の間プラスミド
にコード化されているタンパクよりも合成されるのが遅
く、従って遺伝子の位置によって調節の様式が異なるこ
ともある(A、 Ar’onsonら(1986年) 
 Microbiol、 Rev、50:1−24)。
B、  t h u r i 吐jμ辻Lv a r、
  k u r s t a k i II D 73
または、 var、kurstaki HDI (Di
pel)由来の構造遺伝子を植物の根や葉に群生するP
、亜匣虹り内に導入する方法が明らかにされている(C
,A、 5tackヨ一ロツパ特許出願公開第0255
311号)。また、 DNAプラスミド内に導入した切
断結晶タンパク遺伝子を毒素の前駆体であるタンパク断
片を産生ずるのに利用している(M、J、Adang、
  ヨーロッパ特許出願第0209370号)。つい最
近、BL 旦肛釦「町旦Lvar、berliner 
1715由来の 改変遺伝子をタバコ植物に挿入し、タ
バコ植物内が幼虫から形質転換体タバコ植物を保護する
のに十分な毒素を産生した。(Vaeckら(1987
年) Nature 328:33−37 ; M、J
Adangら(1985年) Gene  36:28
9−300)。
細菌遺伝子はタバコ植物内に安定に組み込まれ。
次世代へ受は継がれた。
甲虫活性毒素遺伝子に関して、 Herrnstedt
(1986年)(前出)は、 B、 thurin 1
ensis var、san  得亙践DNAのRam
旧断片5.8kbをpBR322クローニングベクター
を用いてE、  coliにクローン化された。発現し
たタンパクはPLluteola(エルム リーフ ビ
ートル)に対して毒性であり、その分子量は約83kD
aであった。B、 thurin 1ensis va
r、 san  倶互眩遺伝子由来のこの83kDaの
毒素産物ばB、  thurin−nμ臣国var、1
sraelensis var、 san劇!眼細胞か
ら単離した64kDa結晶毒素よりも大きい。このこと
は・B、−−〇!1」エロ」互にvar、 s憇 狸至
胚−結晶タンパクは、結晶化される前にE、  col
iではなくB、thurin  1ensis  va
r、  1sraelensis  var、san牡
弧虹によって、プロセッシングをうける。より大きな前
駆体分子として合成されうる。
(以下余白) 異なるB、  thurin 1ensis var、
 tenebrionis亜種由来の5個のクローン化
され、塩基配列が決定されたδ−内毒素遺伝子のうち、
4個は鱗翅類に対して活性があり、プラスミド(すなわ
ち、 var。
kurstakiHDI(Dipel)、 kurst
akiHD73.5otto、およびkurstaki
HDI )にコード化されており、コード領域の5°側
の数百ヌクレオチドからコード領域内の約900bpま
で、実質的に同一の配列を有していた。鱗翅類に対して
活性なりar、  berliner1715からの、
染色体遺伝子由来の5番目のクローン化遺伝子は、他の
ものとの相同性を示さなかった。実質上同一のδ−内毒
素遺伝子3個のうちの1個の上流側の領域には、3つの
異なるプロモータ部位があることがわかった:それらの
部位のうち1つはE、  coliのRN^ポリメラー
ゼによって、2つはB、  thurin 1ensi
sのRNAポリメラーゼによって認識される。下流側の
Bacillusプロモータにマツピングされる転写物
は、胞子形成段階第■期ごろに見られたが、第■期また
は第■期ごろに減少し。
この時上流側のプロモータからの転写物が現れた。
δ−内毒素遺伝子の上流側の領域は、ハイフンで結ばれ
たダイアトの対称性を有する2つの領域をも包含してい
た。これらの領域は1両方の転写開始部位を含むような
位置にあり、それ故調節要素結合部位となりうる。さら
にリボゾーム結合が起こりうる部位は、開始ATGコド
ンから3塩基上流の所に位置している。
B、 thurin 1ensis var、 san
 %由来の5.8kb断片内にある。甲虫類に対して活
性な毒素遺伝子の予備的記載(Herrnstadtら
(1986)前出)は毒素遺伝子を十分に開示するもの
ではなかった。すなわち、 DNA断片のヌクレオチド
配列、断片の制限地図、および毒素タンパクのアミノ酸
配列が文献の中に発表されなかった(Ilerrnst
adtら(1986’)前出)。B、t、sd毒素をコ
ードする遺伝子を含有するDNA断片が、染色体に由来
するものなのか、あるいはプラスミドDNAに由来する
ものなのかを。
上記の著者らは決定しなかった。また、この生物の入手
しやすさについても、報告の中で開示されなかった。
限定数の遺伝子を用いた転写の研究によって。
相同性のあるδ−内毒素遺伝子は、異なる生物学的活性
のプロフィールをもったポリペプチド毒素を生じうるこ
とか示されている。例えば、 kurstakiHDI
とHD73遺伝子は実質的に同一のものであるが。
結果として生ずる毒素は、ある鱗翅類について異なる5
0%致死濃度を有する(Yamamotoら(1983
)^rch 。
Biochem、 Biophys、 227:233
−241)。さらに、これらの毒素前駆体遺伝子を含有
するプラスミドは。
B、  cereusに導入すると、異なって調節され
る(Minnichら(1984) J、 Bacte
riol、158:447−454)。
プロモータ配列以外の因子およびRNAポリメラーゼの
独特の形態が、調節に関わっていると考えられている。
完全長の旦2遺伝子(var、  berliner1
715由来の毒素遺伝子の1155コドン)、または切
断した遺伝子(毒素遺伝子の5゛領域の860コドン)
を有する。遺伝子導入タバコ植物において、切断したb
t2遺伝子のみが強力な殺虫力のある発現レベルをもた
らすという報告は非常に興味深い(vqeckら(19
87)前出)。同じプロモー、夕が、その発現を指示す
るのに使われているにもかかわらず、完全長の唇2コー
ド配列を用いたものでは有意な殺虫活性がみられなかっ
た。遺伝子導入植物の葉における完全長の姓2タンパク
の量およびRNA0量は、切断されたB、thurin
 1ensisνar、ポリペプチドのタンパクの量お
よびRNAの量よりも10〜50倍低かった。
完全長の曇2遺伝子が、植物細胞内で等しく高レベルで
発現されない理由はわからない。
−aに、β−劫!±l匡旺艮シar、渾種は、プラスミ
ド中に潜在的遺伝情報の実質的な部分を含んでいる。交
差ハイブリダイゼーションに基づき。
毒素前駆体遺伝子は主として大きな(> 30MDa 
)プラスミドの中に見られ、場合によっては所定の亜種
における1個以上のプラスミドに見られた(Arons
on ら(1986) Microbiol、 Rev
、50:1−24 )。
kurstakiHDI亜種において、 110 、2
9.4.9 MDaのプラスミドが毒素前駆体合成調節
機能を有する。
調節の役割を有するこのような比較的小さいプラスミド
の中には、毒素前駆体遺伝子を含有しないものもある。
他の亜種においては(例えば、 var。
kurstakiHD73) +調節遺伝子が毒素前駆
体遺伝子を持つ同じプラスミド中に組み込まれているた
め。
比較的単純な調節のプロフィールが存在する。
B、  thurin 1ensis var、 te
nebrionis細胞交配によるプラスミドの導入は
、 Gonzalesらによって初めて報告された(G
onzalesら(1982年)Proc、Natl。
Acad、 Sci、 79:6951−6955 )
 、次いでK11er らが細胞交配によってB、  
5ubtilisか←L連±士l比ensis var
、 tenebrionisヘクローン化した毒素前駆
体遺伝子を導入したことを報告した。berliner
1715  δ−内毒素をコードするプラスミドを含有
する組み換え体プラスミドを、 BLsubtilis
がらvar、  kurstakiDlおよびvar、
 1sraelensis中に導入した。後者の場合、
レピドプテランに対して活性のあるberliner1
715およびデイブチランに対して活性のある1sra
elensisはともに通常量で発現した。これは2つ
の異なる毒素が、同じ株内に発現されうろことを示す。
(おそらく、生物学的制御に用いられる株の宿主の範囲
が広げられた可能性がある。) (発明の要旨) 昆虫が与える損傷から植物を保護するための手段を提供
することが本発明の包括的な目的である。
本発明の一つの目的は、β工劫狙±1国眩旦シar。
tenebrionisの甲虫類に対して殺虫性を有す
るタンパクをコードするクローン化された遺伝子を提供
することにある。
本発明の他の目的は、甲虫類に対して殺虫性の活性を有
する改変されたタンパクをコードするB。
thurin 1ensis var、 tenebr
ionisの改変されたクローン化遺伝子を提供するこ
とにある。
本発明のクローン化DNA配列は、 Bac目1us 
thu−6四住肋1bvar、  tenebrion
isの73kd毒素タンパクの47番目から644番目
のアミノ酸をコードするヌクレオチド配列に対して、少
なくとも75%の相同性があるヌクレオチド配列を含み
、該ヌクレオチド配列は甲虫類の昆虫に毒性のある約6
5kdのタンパクをコードする。
Bacillus thurin 1ensis va
r、 tenebrionisの栄養細胞において発現
可能な本発明のクローン化遺伝子は、甲虫類の昆虫に対
して毒性のあるBacil−1us thurin 1
ensis var、 tenebrionisの73
kdタンパクの遺伝子のプロモータに対して、少なくと
も90%の相同性があるヌクレオチド配列を有するDN
A部分と、コード領域とを含む。
本発明の他の目的は、甲虫類に対して殺虫性を有する新
規な73kDaタンパクを提供することにある。
甲虫類の昆虫に対して特異的な毒性を有する生物学的制
御剤を提供することが2本発明の特定の目的である。
本発明は、特にコロラド ポテト ビートルウェスタン
 コーン ルートウオーム、およびサザン コーン ル
ートウオーム(甲虫類の昆虫の例)から植物を保護する
ための生物学的制御方法を提供する。
本発明は、遺伝的に改変された細菌内で、殺虫性δ−内
毒素タンパクを生産する方法を提供する。
特に2、本発明は形質転換されたE、  coliまた
は他のグラム陰性菌の細胞内で発現された。 jj、 
thu−旦」江閃圏var、 tenebrionis
由来のδ−内毒素遺伝子の生産物として、δ−内毒素タ
ンパクを生産する方法を提供する。得られた生物学的に
活性な生産物は甲虫類の昆虫に対して毒性を示す特異的
な活性プロフィールを示す。
本発明の他の目的は、B、田五卦1ヱ吐込株の結晶タン
パクをコードする遺伝子をE、  coliまたは他の
グラム陰性菌の株内に導入して、農業的には良性の菌株
を昆虫に対して毒性を有する菌株に形質転換する方法を
提供することにある。
甲虫類の昆虫に毒性のあるタンパクを発現し得る微生物
を調製する本発明の方法は、 Bacillus th
u−亘7 var、  むenebrionisの73
kd毒素タンパクの47番目から644番目のアミノ酸
をコードするヌクレオチド配列に対して、少な(とも7
5%の相同性があるヌクレオチド配列を含むクローン化
DNへ部分と、形質転換された微生物中において構造遺
伝子を発現させ得るプロモータとを含む遺伝子で微生物
を形質転換させることを包含し、該ヌクレオチド配列は
甲虫類の昆虫に毒性のある約65kdタンパクをコード
する。
本発明は、 B、  thurin 1ensis v
ar、 tenebri。
nisのδ−内毒素遺伝子の発現をグラム陰性菌の宿主
(E、  coli)内で行うことによって例証される
このように遺伝的に形質転換された菌株は、植物保護お
よび農業的有害生物防除のための生物学的調節法を提供
する。
さらに本発明鴫形質転換された細菌系において維持され
た殺虫活性を有する結晶タンパク毒素を発現するための
組み換え構築物にδ−内毒素遺伝子を利用するに先立ち
、δ−内毒素遺伝子を改変する方法を提供する。
特に9本発明では結晶性毒素をコードするB。
thurin 1ensis var、 tenebr
ionts由来のδ−内毒素遺伝子をコード領域のN−
末端領域における特異的欠失によって改変した。この遺
伝子派生物発現は甲虫類に特異的な活性を有するタンパ
ク毒素の生産をもたらした。
本発明はまた。 B、 thurin 1ensis 
var、 tene−brionis内において、殺虫
性の結晶性タンパク遺伝子を一時的に調節する方法を提
供する。
さらに1本発明は、 B、 thurin 1ensi
s  結晶性タンパク遺伝子発現の紅旦y違fμ臣堕v
ar、圏虹ebrionisプロモーター誘導性調節方
法および殺虫活性をもつ、対応する抗原の生産方法を提
供する。
(以下余白) 溌1目l戊 次の定義を、明細書および特許請求の範囲におけるそれ
らの使用の意図または範囲を明確にするために、説明す
る。
■とは、構造遺伝子の転写および/または翻訳をさして
いう。
プロモータとは、転写の開始を指示する構造遺伝子の5
゛末端のヌクレオチド配列をさしていう。
プロモータ配列は、下流領域の遺伝子の発現を引き起こ
すために必要であるが、常に十分であるとは限らない。
原核生物では、プロモータはRNAポリメラーゼと他の
開始因子および活性化因子との結合部位を提供すること
によって、転写を駆動する。通常、プロモータは、下流
域方向の転写を好適に駆動する。しかし、遺伝子がプロ
モータの上流域に位置するときにもプロモータ活性が示
され得る(その場合には9発現レベルが低下する)。
転写のレベルは、プロモータ配列によって調節される。
従って、異種プロモータと構造遺伝子との組み合わせの
構築においては、構造遺伝子は、遣伝子の発現がプロモ
ータ配列によって制御されているような、プロモータの
調節的な制御の下に置かれている。プロモータは、好ま
しくは、構造遺伝子の上流域に配置され、そして好まし
くは、プロモータがその本来の配置で制御する遺伝子と
プロモータとの間の距離を近づけるような転写開始部位
からの距離の位置に、配置される。当該分野で知られて
いるように、この距離が幾分異なっていてもプロモータ
の機能が失なわれなければ許容され得る。
遺伝ヱMとは、タンパク合成に包含されるDNA部分の
全体をさしていう。遺伝子は、5′末端での翻訳開始コ
ドン(通常はATG )で始まり。
3′末端での停止コドン(TAGまたはTG^またはT
AA )まで伸長する構造的な部分、あるいはコードし
ている部分を具体的に表わす。遺伝子はまた。プロモー
タ領域を含んでいて、それは通常、構造遺伝子の5゛位
あるいは上流域に位置し、構造遺伝子の発現を開始させ
、そして調節する。
盪遣遺猛工とは、タンパク質、ポリペプチドまたはそれ
らの部分をコードするDNA部分を包含し。
そして転写の開始を駆動する5゛配列を除外した遺伝子
の部分である。構造遺伝子は、一般に、細胞内で見出さ
れるものであったり、あるいはそれが導入されるべき細
胞中には8通常は見い出されないようなものであり、こ
の場合はその遺伝子は異1遺伝ヱと呼ばれる。異種遺伝
子は全体的にも部分的にも当該分野で既知の任意の供給
源から取得され得る。供給源としては、バクテリアゲノ
ムまはエピソーム、真核生物の核DNAまたはプラスミ
ドDNA 、 cDNA、ウィルスDNA 、または化
学的に合成されたDNAが包含される。構造遺伝子は、
コード領域または非翻訳領域(それは、生物的な活性ま
たは発現産物の化学的構造9発現率、または発現の制御
方法に影響を与えうる)のいずれかに1またはそれ以上
の修飾を含み得る。そのような修飾は、限定されてない
が、1またはそれ以上のヌクレオチドの変異、挿入、欠
失および置換を包含する。構造遺伝子は、中断されない
コード配列を構成するか、または、適当なスプライス結
合によって結合した1つまたはそれ以上のイントロンを
含有し得る。構造遺伝子は、天然に存在するまたは合成
した複数の源から得られる断片の複合体であり得る。構
造遺伝子はまた。融合タンパクもコードし得る。
椿悶皿檄は、植物の分化組織および未分化組織を包含す
る。植物の分化および未分化組織は、特に限定されない
が、根、茎9葉、花粉2種子、腫瘍組織、および培養物
の種々の形態(例えば、単一細胞、プロトプラスト胚お
よびカルス組織)を包含する。植物組織はイン ブラン
ク(in 旦並凰)あるいは器官内1組織または細胞培
養物の中にあり得る。
mとはヌクレオチドまたはアミノ酸配列の同一であるこ
とまたは同一に近いことをさしていう。当該分野で理解
されているように、ヌクレオチドの不一致は、コドン中
の3番目の塩基またはゆらぎ塩基で生じ得、最終的なポ
リペプチド配列ではアミノ酸置換が起こらない。また、
遺伝子配列のある領域での軽微なヌクレオチド修飾(例
えば、置換、挿入、欠失)は許容され得、そのような修
飾により、最終生産物の機能を変化させないようなアミ
ノ酸配列の変化を生じるような場合には、有意な差はな
いと見なされ得る。遺伝子配列の全体的なあるいは部分
的な化学合成コピーにより、遺伝子の機能を失なうこと
なく天然の遺伝子中の関連した領域が1換され得ること
が示されてきた。特異的なりNA配列の相同性は、当該
分野でよく知られている(Hamesおよび旧ggen
s 1174. (1985)Nucleic Ac1
d Hbridization、 IRL Press
、0xford。
OKに記載)ような厳しい条件下で核酸の交差ハイブリ
ダイゼーション試験を使用し、当業者により同定され得
る。相同性の程度は、比較される配列間の同一性の割合
(%)により、しばしば測定される。従って、この明細
書においては、相同配列間に軽微な配列の違いがあり、
少なくとも75%の相同性を示す任意の配列は同等であ
るとみなされる。
l米とは、ある(化学的におよび/または生物学的な)
ソース(源)から得られる(taken。
obtained、 received) 、あるソー
スを起源とする。
あるソースを複製する。またはその系統をひくという意
味で用いられる。誘導体は、もとのソースを化学的ある
いは生物学的に操作すること(置換。
添加、挿入、欠失、抽出、単離、変異および複製を包含
し、これに限定されない)によって生産され得る。
DNAの配列に関係する止工金底とは構成成分であるヌ
クレオチドがインビトロで組み立てられることを意味す
る。手作業でのDNAの化学合成は。
充分に確立された方法によって達成され得る(M、 C
aruthers (1983)、Methodolo
  of DNA andRNA Se uencin
 、 −eissmanl14. Praeger P
ublishers(New York)、 Chap
ter 1 ) 、あるいは、市販の入手し得る多くの
機械のうちの1つを使用し、自動的に化学合成され得る
IBJr叉ZべLまたは庭益員案またはδ−エンドトキ
シン(δ−内毒素)は、L 肋!士1国旺ハvar、の
菌株内で形成された胞子外の結晶の主タンパク成分をさ
していう。
このタンパク成分は1種々の種の昆虫に選択的な病原性
を示す。胞子外の結晶から単離された主タンパクの分子
サイズは、それが得られたβ工匠旦■圏n5isの菌株
によって異なる。約132.65および28kDaの分
子量を有する結晶タンパクが報告されている。鱗翅類に
毒性を示すfl、劾y道l匡旺旦株は、 135 kD
aポリペプチドを含み、甲虫類に活性であるポリペプチ
ドは、約65kDaの毒素タンパクを有する。他方、双
翅類に対して特異的なhthurin 1ensis株
は28kDaのポリペプチド毒素と130kDaの毒素
とを生産し、後者は、はとんど力5双翅類に対する毒性
を有する。B、勅五頂(1)且吐堕var。
kurstakiにおいては、約135 kDaのポリ
ペプチドが毒素前駆体であり、それは昆虫の中腸内で開
裂し、約68kDaの毒素を形成することが示されてい
る。さらに、毒素前駆体の活性部分がそのポリペプチド
のN末端側半分に位置していることが明らかになった。
開裂して毒素を形成した後も維持されるのは、そのポリ
ペプチドのN末端部分である。
日 ンバク゛ −あるいはL二古皇索這誕玉とは、完全
長の毒素前駆体または毒素形のいずれかで殺虫性結晶タ
ンパクをコードするDNA配列をさしていう。そして、
それは、その遺伝子が得られたB、旦五力1国吐u株に
依存して様々である。
皿m復二元王とは、一般には共存しないDNA配列が、
遺伝子工学の開裂および連結酵素の技術を利用して2人
工的に持ち込んだときの構築物をさしていう。
クローニングとは、 DNA断片を天然の配置からそれ
が再生産される別の部位へと再配置するために遺伝子工
学で利用される方法をさしていう。そのクローニング方
法は、所望のDNA断片の切除および単離、 DNA断
片のベクター分子への挿入、およびその組み換えベクタ
ーの細胞(DNAの断片の複数コピーまたはクローンが
複製する)への導入を包含する。
本発明は、*翅頻に対して毒性を示すF3Lthur口
【μrsisのほとんどの菌株、および双翅類に対して
働くいくつかのB、 thurin 1ensisの活
性に反して、 B、  thurin 1ensis 
var、 tenebrionisが、甲虫類に対して
特異性を示す、という報告に基づいている(A、 Kr
iegら(1983) (前出))。第2のβ工U肛膿
tlは植株、つまり、シリ−倶四阻もまた。甲虫類に対
して毒性を有することが見い出された。
農業経済的に重要ないくつかの害虫は甲虫目に属する(
例えば、コロラドジャガイモハムシ、ユタミゾウムシ、
コーン ルートワーム)。このように、宿主範囲は、 
B、 thurin 1ensisについて広げられた
。このβ工thurin 1ensisは、a業的な殺
虫剤として一般に非常に好適な病原菌である。さらに、
この報告は、ユタミゾウムシ(An thonomus
[甜ユバ) 、コロラドじゃがいもハムシ(kH釦とυ
rsa decemlineata) 、および特にウ
ェスタンコーン ルートワーム(Diabriotic
a 魁」土fera史」上国側)を包含するいくつかの
経済的に重要な害虫を制御するための新規方法を提供す
る可能性を開いた。
本発明では、 B、  thurin 1ensis 
var、 tenebri−onisの結晶タンパクを
コードする遺伝子が、植物を防御することを目的とし、
害虫の生物的な制御法を与えるために利用される。B、
 thurin 1ensisvar、 tenebr
ionisのδ−内毒素遺伝子で形質転換されたE、 
 co旦は、甲虫類の昆虫に対して毒性を示すようにな
る。(宿主細菌の遺伝子の制御された発現についての方
法および組成物(実施例3に記載される)とが与えられ
る。構造遺伝子およびそのプロモータ領域を包含するD
NA配列が用いられた(実施例4)。これらは、 RN
Aポリメラーゼの認識および結合部位、および転写開始
配列(cap部位)を包含する。その調節系は、翻訳開
始コドンの上流のδ−内毒素遺伝子の5′隣接領域に位
置する600 bpより短いDNA断片に見い出される
。ここで使用されているように、上流という用語は転写
と反対の方向を意味し、他方、下流という用語は転写の
方向を意味している。
プロモータおよび構造遺伝子配列は、原核生物の複製系
(原核細胞の宿主中での増幅を可能にする)1選択のた
めのマーカー、および他のDNA M域により結合され
得る。ベクターに既述の細菌宿主中に挿入された遺伝子
の調節された転写および翻訳を与えるために、ベクター
はまた。プロモータの転写制御下で遺伝子を挿入するた
めの制限部位を有する他のDNA配列を含有し得る。
δ−内毒素遺伝子は、 5.9 kbのBan+HI断
片として、 var、  tenebrionisの9
0kDaのプラスミドから単離され得る(第4図)、そ
の完全長の断片は。
適当なベクターのBamHE挿入部位へ挿入することに
よって利用され得る。 5.9kbの影υHI挿入物は
ベクター内において、その前に存在するIacZプロモ
ータに関して同じ方向か反対の方向のどちらかに配向し
得る。その遺伝子の配向が1acZプロモータの配向と
同じ場合には、転写は数倍に増大する。
組み換えプラスミドベクターは、適当な宿主細胞を形質
転換するために利用され得る。次に、挿入遺伝子は、そ
れ自身の調節系および翻訳開始因子の制御の下で、挿入
された遺伝子に対応する天然のポリペプチドとして発現
する。
あるいは、 5.9 kbのDNA断片はさらに制限さ
れ得る。構造遺伝子に隣接する5゛および3′領域は。
塩基対の所望の数を除去するために9選択された時間の
間、適当な制限エンドヌクレアーゼあるいは二本鎖エキ
ソヌクレアーゼを使用する。制御された分解を受は得る
。得られた短くなった断片は。
次に、ベクターの挿入部位に適合するような、存在して
いるまたは結合した制限部位を使用して。
ベクター中へ挿入され得る。この方法では、調節領域お
よびコード領域は同定され、修飾され得る。
実施例2に記載された本発明の実施態様では。
B、  thurin 1ensis var、 te
nebrionisの毒素をコードする遺伝子は、3つ
のDNA断片の、うちの1つとしてE、  coliに
導入された。つまり、 5.9 kbのBam1l I
断片として、 3.0 kbのtlindI[[サブク
ローンとして。
または5.9 kbBamll I断片から酵素を用い
て誘導された欠失誘導体であるp544 Pst−Me
t5として、NL人された。特に、B、劫五セ頗!旺i
s var、 tene−brionisのδ−内毒素
をコードする遺伝子断片は。
毒素タンパクをコードしている配列をpUC12プラス
ミドにクローニングして、 E、  coliを形質転
換するためにこの組み換えプラスミドを用いることによ
って、 Lcoliに導入された。これら3種のすべて
の遺伝子断片は1発現した。つまり、 、5.9kbの
BamHI断片あるいは3.Okbの旧ndl[[サブ
クローンを利用する発現系では73kDaの毒性ポリペ
プチドが生産され、他方、N末端欠失誘導体であるp5
44 Pst−Met5では65kDaのポリペプチド
毒素が得られた。その65kDaの組み換えポリペプチ
ド発現生産物は、2報文中では、結晶毒素として単離さ
れた65kDaのポリペプチドとは異なるとされている
。その天然の65kDaの単離物質は、N末端に変異性
を持つ、非常に類似したタンパクの混合物を含んでいる
が1組み換え発現生産物は多分均一であり、N末端メチ
オニンを有する。約65kDaの分子量を持つ数種の殺
虫性ポリペプチドは、 BLthurin 1ensi
s var、 tenebrionisから単離され得
る。そしておそらく、それぞれのポリペプチドは、より
大きな73kDaの結晶タンパクのタンパク分解プロセ
ッシングの様々な程度を示している。
活性な殺虫性結晶タンパクは、N末端領域中で修飾され
た(欠失した)h卦■道l□□□臣堕var、旦Leb
rionis結晶毒素遺伝子から生産され得るが、C末
端での4または5を超える数のアミノ酸の欠失は許容さ
れ得す、殺虫活性が10倍を超える量での損失となる。
細菌宿主の中でそのベクターの増幅が可能となることは
望ましいことである。このことにより多量のベクターが
良好に特徴づけられた細菌系で生育することが可能とな
る。適当な原核生物複製系は当業者によ(知られていて
、それはpBR322,pRK290゜Co1E1のよ
うなプラスミドと、バクテリオファージとを包含する。
その原核生物複製系は、宿主原核生物によって認識可能
な複製起源(オリジン)を含有していることが知られ、
宿主原核生物宿主中の形質転換体の選択のために、たい
てい1種あるいはそれ以上指標(マーカー)を含んでい
る。そのようなマーカーは、つまり、抗生物質耐性およ
び毒素耐性を包含する。
本発明のベクターの調製のための例示された方法では、
δ−内毒素遺伝子は、それが増幅される適当な原核生物
プラスミドに挿入される。真核生物の宿主内で複製でき
る複製系を選択することが望ましい。適当な複製系は種
々のウィルス系から得られ、特にそれらは特異な宿主内
に高いコピー数で存在し得る系から得られる。これらの
情況においては、δ−内毒素遺伝子は、適当な細胞の位
置で毒素タンパク質の発現を目的として、直接。
真核生物(植物)宿主へ挿入されている。植物を形質転
換するために利用され、そして、当業者によって共通に
用いられる標準技術は、 AdangおよびKemp、
 EPO公開Na 0142924.05/29/85
に詳細に述べられている( Vaeckら(1987)
前出)。
細菌媒介系に存在する昆虫毒素は、 B、  thur
in−dμ玉臘から得られる。βエ 封目1町区凹幻至
の種々の菌株は昆虫の害虫に対して様々な毒性スペクト
ルを示す。例えば、 B、 thurin 1ensi
s var、 kurstakiはIIJI翅類に対し
て毒性を示し、 var、1sraelensisは双
翅類に対して活性である。これに対してその亜種である
tenebrionisおよび5and圏銭は甲虫類に
対して活性を示す。B、 thurin 1ensis
 var、 kurstakiのある株ば、鱗翅類およ
び双翅類の両方に対し毒性を有するが、この場合には1
種々のタンパクがそのような広い範囲の毒性を与えるこ
とに関係している。
本発明の方法は、L旦urin 1ensisの任意の
毒素遺伝子を利用し得る。B、  thurin 1e
nsis var。
tenebrionisの毒素遺伝子は、得られた遺伝
子的に修飾された細菌において所望の毒性範囲を得るた
めに1選択された。標的範囲をさらに変化させ。
あるいは広げるために1種を超える毒素遺伝子を組み換
え細菌系に導入することが望ましい。異なった昆虫特異
性を持つ2種あるいはそれ以上の毒素遺伝子が並んだ配
置で挿入され、もしくは個々のプラスミドに導入され得
る。存在する月エ 並頁」n旦nvar、 teneb
rionisのδ−内毒素遺伝子の一部を、目的とする
構造遺伝子をさらに挿入することを可能にするために、
変化させる必要がある。これは、その遺伝子を内部の制
限部位で切断し、得られた線状DNA配列を二本鎖エキ
ソヌクレアーゼで処理し、その結果、 B、 thur
in 1ensis var。
tenebrionisの構造遺伝子の所望の部分が除
去され、そして所望の構造遺伝子の挿入が可能となるこ
とにより達成される。その構造遺伝子は、その遺伝子の
両末端に別々のリンカ−を用いることによって1発現の
ために、適当な方向で挿入され得る。本発明のその配列
の開示により、これらの延長された目標を可能にする毒
素遺伝子の必要な修飾および精製が可能となる。
Fi、  co旦は組み換え遺伝子構築物を発現させる
ためにもっともよく利用される。代わりに他のグラム陰
性細胞は、特異的なりNA発現を示すために利用され得
る。例えば、 B、 thurin 1ensi9の結
晶タンパク遺伝子は、 Rhizobiumに導入され
て発現された(Adangら、ヨーロッパ特許出願、公
開第0209370号)。そして、 Pseudomo
nasにおいても発現された(Stockら、ヨーロッ
パ特許出願第0255311号)。本発明の実施例に記
載されているように、その毒素タンパク配列を含む組み
換え体プラスミドは、 E、  colt細胞を形質転
換するために利用された。2つの組み換え体構築物であ
るpNSBP544およびp544Hindscは、 
73kDaおよび65kDaのポリペプチドを生産した
が1Miみ換え体p544Pst−Met5誘導体は6
5kDaのポリペプチドばかりを生産した。
その発現されたタンパク(73kDaのポリペプチド種
および65kDaのポリペプチド種)は、 var、t
ene−brionisの精製された65kDaの結晶
タンパクに対する抗血清と交差反応させた(第3図)。
var、teμヒbrionisから単離された結晶は
、 73kDaと65kDaの両方の成分を含んでいる
。しかし、胞子形成しているvar、 tenebri
onis細胞は2組み換え構築物による生産物の大きい
方に一致し、免疫反応性を有する73kDaのペプチド
を主として含む。より大きな翻訳生産物がタンパク分解
プロセッシングによりより小さい分子量のペプチドに変
換すると考えられる(K、Bernhard (198
6) FEMS Microbiol。
Lett、 33:261−265)。
本発明では、ここに記載されているように、殺虫性の結
晶タンパク転写物が出現する時期とβ工thurin 
1ensis var、 tenebrionisに対
する結晶タンパク抗原が決定された。一般に、すべての
hthurin 1ensisの変種の結晶タンパク遺
伝子の発現は、胞子形成中期の間にのみ始まっているこ
とが示されてきた。その結晶タンパク遺伝子の発現の一
時的な調節は、胞子形成期に特異的な形のRNAポリメ
ラーゼによって認識される高度に保持されたプロモータ
領域によってよく反映される(E、Wardら、  (
1986) J、 Mo1. Biol、191:1−
11;H,Wongら。
(1983) J、 Biol、 Chew、 258
:1960−1967) 、 B。
旦urin 1ensis var、 tenebri
onisおよび他の肛旦五力【旦n5isの変種の結晶
タンパク遺伝子のヌクレオチド配列を比較することによ
って、構造遺伝子における相違とは異なり、それらのプ
ロモータ領域はわずかな相同性のみを共有することが明
らかになった。
B、 thurin 1ensis var、 ten
ebrionisでは、他のB、 卦!セl旦n5is
の変種と比較して、その結晶タンパク転写物およびそれ
に対応する抗原が、野菜の細胞では検出し得る水準で作
られていることが2本発明では示されている(実施例6
に記!り。
その結晶タンパク遺伝子の発現は、初期定常状態の細胞
中では劇的に増加し、プラトーに達する。
さらに、免疫プロッティング分析の結果は、その結晶タ
ンパク抗原は野菜の細胞では73kDaのペプチドとし
て作られ、定常期の細胞では、タンパク分解プロセッシ
ングによっである程度65kDaのペプチドに変換され
ていることを示唆している。
B、旦urin 1ensis var、 teneb
rionisのプロモータ領域によって示された結晶タ
ンパク遺伝子の発現の一時的な制御は、特異的な殺虫性
抗原の生産を調節るための修正された系に、好都合に利
用され得る。例えば、LL  旦ガ卦ゼ!旺is va
r、田nebrionisの結晶タンパク遺伝子のプロ
モータ領域は、他のB、  thurin 1ensi
sの変種由来の毒素遺伝子に融合され得る。B、  t
hurin 1ensis var。
tenebrionis中の結晶毒素に対して観察され
るのに類似した発現の調節を達成するために、目的とす
る他の外来構造遺伝子をB、独y力(1)尺旺国var
tenebrionisの殺虫性結晶タンパクプロモー
タの制御下に置くことも可能である。そのような遺伝子
工学において必要とされる技術は、標準的であり。
当業者によって共通に用いられている。
(以下余白) 本発明における発現産物、つまり毒素、は害虫集団を処
理するために、高い可能性を有する。精製した組換え生
産物を、散布により適当な宿生植物の葉の上に容易に付
与することができる。さらに、標的害虫の範囲を広げ、
付与した毒素の効果の持続性を延長させ、または毒素の
処方物を安定化するのを助長させる目的で、毒素産物に
、化学添加剤または殺菌性添加物が補われる。植物の表
面に昆虫毒素タンパクを供給するキャリアとして働く8
選択された細菌は、植物に対しては病原性のない2種々
の植物にコロニーを形成する広範囲の細菌から選択され
る。
本発明においては、B、旦肛旦麩並旦s  var。
tenebrionisからのδ−内毒素、遺伝子を有
する遺伝的に変化したE、  coliが、昆虫に対し
て毒性を示すことが、昆虫ダイエツトバイオアッセイで
測定することによりわかった。組換えクローンから全タ
ンパクを抽出し、各々のクローンの一部を個々のジャガ
イモの葉に塗布、または1発芽したトウモロコシの穀粒
に付与し、そしてコロラドポテト ビートル(捷且ti
notarsa  decemlineata ) 。
ウェスタン コーン ルートワーム(Diabriot
ica旦ユ■肛L 」江■ハ■)、または、サザン コ
ーン ルートワーム(Diabrotica  肪並虱
鼾叩とtata  )+ の新生の幼虫に与えた。各々
のクローンを2回テストし、昆虫の死亡率を記録した。
細菌に導入された組換えベクターは、必ずしも安定に維
持されず、そして多世代を経ると、昆虫毒性の表現型が
失われることが示されてきた。安定化を達成するために
、当業者に利用され得る多くの方法がある。しばしば、
細胞の生存に必要な遺伝子が、所望の遺伝子1例えばδ
−内毒素遺伝子を有する組換えベクターの中に組み込ま
れる。
遺伝的に修飾された細菌株により植物の葉上にコロニー
形成させるためには、植物の葉は所望の細菌株を含む適
当な組成物と共に接種されねばならない。一般に、接種
物は、植物の成長の間のいかなる時にでも付与すること
ができる。特に大きな畑の植物の接種を、散布によって
最も効果的に行うことができる。
効果的な殺虫剤として働くのに十分な毒素を生産するた
めに必要である遺伝的な形質転換をうけた細菌の濃度は
、実施例3に記述されているような定形のバイオアッセ
イで経験的に設定しなければならない。効果的な殺虫剤
量は、導入された正確なδ−内毒素遺伝子断片、用いた
プラスミドベクター、形質転換された細菌株、保護され
るべき植物の種類および毒素組成物の最終的な処方によ
り異なる。
接種組成物は、農業上の使用および畑への散布に適さな
ければならない。一般に9組成物の成分は非植物毒素的
、非静菌的、および非殺菌的でなければならない。植物
の葉への適用を行うときには該葉に損傷を与えるか、あ
るいは傷つけてはならない。適当な液体または固体のキ
ャリアに加えて、接種組成物は固着性および粘着性の物
質、乳化および湿気付与剤、および細菌細胞の増殖を強
めるかあるいは安定化させるための細菌用の栄養物ある
いは試薬を含有し得る。害虫をコントロールするための
接種組成物はまた、昆虫の摂食を刺激する試薬を含有し
得る。
特定のB、  thurin 1ensisの毒素(つ
まり、 var。
berliner 1715からの毒素遺伝子により生
産されたBt2タンパク)に感受性を有する鱗翅類昆虫
に対して自己防衛的なエンジニアリング植物の可能性が
示されてきた(Vaeckら、 (19B?)、前述)
 、 var。
berliner 1715毒素に感受性をほとんど持
たない他の鱗翅類昆虫に対して充分に植物を保護するた
めには、高レベルの発現が望まれ、そしてこれは。
より強い植物特異的プロモータを含むキメラ毒素遺伝子
を用いて達成され得る。例えば、カリフラワー モザイ
ク ウィルスの35Sプロモータ(Odellら、 (
1985)Nature、 313  : 810−8
12)は、植物内で。
通常のT−DNAプロモータよりも10〜50倍高い発
現を示す。さらに、他の重要な昆虫標的、特に、甲虫類
害虫に付して高い特異的な活性を有するキメラ毒素遺伝
子構築物で植物を形質転換できる可能性がある。
生物学的な昆虫コントロール試薬の適用および農業的な
接種の方法を記載した総説が利用できる。
例えば次の文献を参照されたい: CouchおよびI
gnoffo (1981L Microbial C
ontrol of Pe5tsand Plant 
Disease 1970−1980 8urges 
”18.34章。
pp、 621−634 ;CorkeおよびR15h
beth、  同誌。
39章+ pp+ 717−732; Brockwe
ll (1980)、 Methodsfor Eva
luattn   N1tro en Fixatio
n、Bergersen編、 pI)、417−488
; Burton(1982)、、Biolo 1ca
l N1tro  en  Fixation  Te
chnolo   for  Tro  teal  
A  ricul−ture  GrahamおよびH
arris km、 pp、105−114;およびR
oughly (1982)同誌、 pp、115−1
27゜要約すれば1本発明はB、旦肛旦紅叩旦s  v
artenebrionisからの毒素遺伝子を含む組
換え系で生産される甲虫類特異的な毒素である0本発明
は!L 封貝11回y佳辷var、シリ−1堕[0によ
り生産される毒素に類似している。現在までは、甲虫類
に対して活性であることが知られているβエ ■uri
n 1ensis−の2種の単離物があるだけである。
それらは、 var、san  劇1v−およびvar
、 tenebrionisである。従って、これら2
つの毒素(ネイティブ型および組換え型タンパクの両者
)の特性の比較が本発明の他との相違および独自性につ
いての基礎を与えるために、示される。
(以下余白) 表1 b44Pst−metb 1)、1)  KIJa var、san  彰遣胚−およびtenebrion
isの両者から単離したB、  tl阻0四1μ+5i
s−毒素は、昆虫特異性、毒素の結晶形および結晶毒素
タンパクの大体の大きさにおいて類似している。BLt
hurin 1ensis株は9両者とも甲虫類に毒性
を示す64〜65kDaのタンパク種を有するが、 v
ar、tenebrionisはさらに、毒素タンパク
である73kDaポリペプチド種を少量成分として有す
る。var、 tenebrfonisがらの毒素遺伝
子を含む組替え系において、毒性のある65kDaおよ
び75kdaポリペプチドが生産される。
これらのタンパクは、B、thμm旺農y吐LVar。
tenebrionis結晶から単離されたものと同じ
サイズである。これに対して、  var、 san 
 虹且虹からの毒素遺伝子を含む組換え系は、BL 田
肛n麩ensis  var、san  …■虹結晶か
ら単離された64kDaポリペプチドよりも大きい83
kDaの毒素を生産する。それはおそらく毒素の前駆体
型を表している。
(以下余白) 次の実施例は9本発明を例示する目的のために示され1
本発明を限定するものではない。
実施例は分子生物学、細菌および植物組織における組換
えONへの操作にたずされる当業者には公知であり利用
し得る多くの技術を利用している。
特に指示するものを除き、クローニングの標準的な技術
、  DNAの単離、増幅および精製、  DNAリガ
ーゼ、  DNAポリメラーゼ、制限酵素などを含む酵
素反応、および種々の分離技術は、当業者に公知であり
、一般に用いられている。標準的な技術の多くは次の文
献に記載されている: Maniatisら。
(1982)+  Mo1ecular C1onin
  、 Co1d Spring HarborLab
oratory、 New YorkHWe&i、 (
1979)  Meth、 in均vD立し 68;W
uら[、(1983)Meth、  影区ヒ見L100
および101; GrossmanおよびMo1dav
e li、 Meth。
ハ■懸シロ5; Miller&L (1972)ax
 eriments inMolecular Gen
etics 、 Co1d  Spring Harb
or。
New YorkHOldおよびPrimrose(1
981) 紅旦虹鮭肋of Gene Mani ul
ation + Universityof Ca1i
forniaPress、 BerkeleyH5ch
leifおよびWensink (1982)Prac
tical  Methods  in  Mo1ec
ular Biolo  ; Glover1+  (
1985)貼人工勅l罰Vo1. 1 and 11.
  IRL Press+0xford、 UK; H
amesおよび旧ggins 5. (1985)Nu
cleic Ac1d  II bridizatio
n、  IRL Press+  0xford。
IJK; Setlow  およびHo1laende
r (1979)  Geneticεn  1nee
rin  :  Pr1nci  Ies and M
ethods  、  Vols。
1−4+ Plenum Press、 New、 Y
ork 、これらの文献の内容は、ここで述べられてい
る。略語および術語はこの分野では標準的であり、この
中で引用されているような専門誌で一般に用いられてい
ると考えられる。
次の株はNorthern Regional Re5
earch Laboratory+ 1818 No
rth University 5treet、 Pe
oria。
111inois: に寄託されている。
Pst−Metb !ML上: B、  thurin 1ensis  
var、  tenebrionisB、   thu
rin  1ensis   var、  teneb
rionis  は。
Boehringer−Mannheim Corp、
、 Mannheim、 FRGにより提供され、L 
月肌ロ四lシ咀I−の他の株はDr。
Il、 T、 Dulmage、 USDA+ Bro
wnsville、 Texasにより提供された。B
、  thurin 1ensis  var、 te
nebri。
旦りからの全DNAをKrons tadら(1983
) (J、 Bactertol。
154 :419−428)に記述されている方法に従
って単離し、  Bam)IIで分解した。旦エ ηリ
エ抽1b」互1s−var、 tenebrionis
全DNAのBam旧断片をBam旧で分解した脱リン酸
化pUc12(C,Yannisch−Peronら(
1985) Gene 33:103−119)と混合
し、 T−4DNAリガーゼで14°Cにて18時間保
持し、連結させた。連結したDNA混合物をコンピテン
トE、  co旦JM83細胞に導入した。形質転換混
合物を50dg7mlのアンピシリンおよび30dg7
mlの色原体基質、5−ブロモ−4−クロロ−3−イン
ドイル−β−D−ガラクトシドを含むし一寒天平板上に
プレートした。
組換え体をβ−ガラクトシダーゼ活性の欠失により同定
した。600を超える組換え体クローン(推定)が得ら
れた。組換え体クローンのレプリカをニトロセルロース
膜フィルター上に行った。
組換え体クローン(推定)の溶解産物を含むニトロセル
ロースフィルターを、化学的に合成した27量体のオリ
ゴヌクレオチドプローブでスクリーニングした。ブロー
フ゛を8周製するために、B、thu−亘皿江旦nva
r、 tenebrfonisのδ−内毒素タンパクに
対するN−末端アミノ酸配列を得た。まず。
結晶封入体を、’ B、 thurin 1ensis
 var、 tenebrionisの胞子/結晶粗混
合物から、直線的な(55〜88%)ショ糖密度勾配に
よりその混合物を2度通すことにより、精製した。尿素
変性した結晶タンパク試料(4,0dg)をトリプシン
で処理し、そしてトリプシン断片をVydac C1逆
相カラムを用いてVarian 500011PLcで
分離した。分離は、溶媒A(0,1%トリフルオロ酢酸
、 TFA、水中)100%から溶媒B (0,1%T
F^。
アセトニトリル中)へのリニアグラジエンで行なった。
明瞭なピークから得た精製断片をマイクロシーケンサ−
にかけ、N末端タンパク配列決定を行なった。次に、ト
リプシン断片の9つのN末端アミノ酸の配列に対応する
27量体のオリゴヌクレオチド(TATAAACAAT
ATCCATTTGTTATGATG )をオリゴヌク
レオチド合成により調製した。BL 月■わ11ニーe
nsis  var、  kurstaki株(Ada
ngら、  (1985) Gene36 : 289
−300)およびvar、  1sraelensis
株(Waalwijkら、  (1985) Nucl
、 Ac1ds Res、 13:8207−8217
)  の結晶タンパクにおける好ましいコドン使用を、
オリゴヌクレオチド合成のために、共通のコドンの偏り
を生ずることにおける指針として用いた。
[r −”P ] ATPで末端標識した27量体のオ
リゴヌクレオチドを、 R,M、 Torczynsk
i ら、 (1984)Proc、 Natl、 Ac
ad、 Sci、  81:6451−6455の方法
に従って、δ−内毒素遺伝子の存在をin  5itu
  コロニーハイブリダイイーシコン法により組換え体
クローン(推定)をスクリーニングするために用いた。
ハイブリダイゼーション(90mM l−リス−HCl
pH8,帆 5×デンハルト溶液、  900mM N
aC1,6mMNazEDTA、 0.1%SOSおよ
び250 pg/ml加熱変性tRNA )を、 10
bcpm/10成/フィルターを用いて18時間室温で
行った。フィルターを、37°Cにて5分間、最終的に
洗浄する前に、90mM)リス−HCl、 pH8,0
,900mM NaC1,6mM NazEDTAおよ
び0.5%SOSを含む溶液で、室温にて繰り返し洗浄
した。B、  thurin−レ並■Lvar、 te
nebrionisの毒素遺伝子に特異的な32p−標
識のオリゴヌクレオチドをプローブとして調べたところ
、14のコロニーが特異的なハイブリダイゼーションを
示していることがわかった。
実施例3で記載するバイオアッセイを、これらの14の
株、およびL 吐 N5BP544 1株の抽出物で行
なった。そして、それらは、コロラドボテドビートルの
幼虫に対して毒性を示した。
var、 tenebrionisの毒素遺伝子を含む
クローン化したDNA断片における種々の制限酵素部位
の相対的な位置を、単数および複数の分解処理により決
定した。ptlc12ベクターに挿入した5、9kb 
Bam旧断片を含む組換え体プラスミド、 pNSBP
544は、第1図Aに示すように、複数の制限エンドヌ
クレアーゼ部位を有する。
クローン化されたDNA部分(つまり、 pNSBP5
44)内の結晶毒素遺伝子を位置決定するために、 5
.9kbBam旧挿入部分を、確立された方法(L、 
Marshら。
(1984) Gene 32:481−485)を用
いて、ベクターplc201((J、 Lawrenc
e−Marsh ら、  (1984) Gene  
32:481485)に移した。プラスミドベクターp
Ic20Hを用い。
旦よ coli 18101株にサブクローンを行った
。サブクローンを、特定の断片の欠失により構築した。
サブクローンを、結晶タンパクのコード領域を部分的に
決定するために用いた。Lcoli 544 Hind
■サブクローン(第1図Bで部分的な制限地図とシテ示
すトル) ハ、 pNSBP544(7)3.0kb 
 Hind II[断片をpIc20Hにクローニング
することにより構築した。
サブクローンp544 Pst−Met5を、B、de
nsis  var、 tenebrionis結晶タ
ンパク遺伝子の欠失誘導体として構築した。pNsBP
544の2.9kb  Bam旧−Pst I断片を、
結晶タンパクのN末端46アミノ酸残基を欠失させて除
去した。次に、 p544PstsCを力虫IおよびP
ctlで処理し、そして、第1図りに示されるリンカ一
部分と連結させ+ Pst1部位の前にあるB、  t
hurin 1ensis var、 tenebri
onis配列のMetを用いる必要がある。第2図には
B6thurin 1ensis var、 tene
brionisの結晶タンパク遺伝子由来の結晶タンパ
クのアミノ酸配列を示す。
最初の46アミノ酸をコードしている配列がN末端から
欠失したときには、翻訳開始ATGコドンもまた。失火
した。第1図Cおよび第1図りに示されるように、力1
■部位の前にある月エ 用肛旦麩肪sis var、 
tenebrio−nis配列内のMet残基をコード
するコドンを修復すること、および細菌のリポソーム結
合部位を与えるために、リンカ−を作成した。陽性のE
、 coli形質転換体を、末端標識されたリンカ−分
子で同定した。
亥jl壓1: E、 cot+におけるvar、 te
nebrionisδ−内毒素遺伝子の発現 B、  thurin 1ensis var、 te
nebrionisからのDNA断片で形質転換され、
そしてin  5itu  ハイブリダイゼーションア
ッセイで陽性であると分析されたE、  colt細胞
を、37°Cで18時間、100mj!のL−ブロス培
地で個々に増殖させた。これらの組換え体により生産さ
れたタンパクをδ−内毒素タンパク。
δ−内毒素遺伝子の翻訳産物の存在についてスクリーニ
ングした。挿入された8、  7μ+5is−var。
tenebrionis  遺伝子から合成されるδ−
内毒素タンパクの存在を分析するために、2つの基準を
設定した。翻訳タンパク産物は、(1)昆虫の幼虫に対
して毒性を示さねばならず;(2)結晶毒素特異的抗体
と反応しなければならない。
オリゴマープローブに対して特異的なハイブリダイゼー
ションを示す組換え体クローンの生物学的活性は、これ
らのクローンから得た全タンパク質抽出物でコロラド 
ポテト ピートル島並旦no−tarsa  dece
mlineata)の新生幼虫を処理することにより、
テストされる。各々のクローンからの全タンパク約5■
を個々のジャガイモの葉片に塗布し、幼虫に食べさせる
。各々のクローンについて1試料当たり5匹の幼虫を用
いて、2回ずつテストを行った。緩衝液だけで処理した
葉およびpUc12プラスミドだけを含むE、  co
li株からの全タンパク5 mgで処理した葉を標準と
して用いた。葉に結合したタンパクの量を1葉を水です
すぎ、洗浄水のタンパク成分を評価することにより測定
した。
昆虫の死亡率を2日後に記録した。
さらに、オリゴマープローブに対して特異的なハイブリ
ダイゼーションを示す組換え体クローンを、コーン ル
ートワームに対する活性によりテストした。畑のトウモ
ロコシを漂白剤および石けんで洗浄することにより処理
した。穀粒は、実験に使用する前に発芽させた。B、 
 thuri四lμ+5is−var、 tenebr
ionisタンパクを含む抽出物を2発芽したトウモロ
コシの穀粒と共に、インキュベートし、適当なコントロ
ールについても同様に行った。
湿らせたフィルター紙を敷いた7cmのベトリ皿の個々
に、10コの処理した穀粒および10匹の新生幼虫を加
えた。
内毒素タンパクの存在をイムノプロットアッセイでもテ
ストした。E、  coliクローンを100戚のし−
ブロスで一晩増殖させた。in  5ituハイブリダ
イゼーシヨンアツセイで陽性であることが示された組換
え体クローンからの全タンパク質抽出物を、 Herr
nstadtら<1986) Bio/Technol
ogy 4:305−308に記載されているように調
製した。各々の試料からの全タンパク約100 ugを
、0.1χ(w/v) SOSの存在下における10χ
(w/v)ポリアクリルアシドゲルで電気泳動した。電
気泳動後、タンパク質をニトロセルロース膜フィルター
に移し、そして膜に結合したタンパクのウェスタンプロ
ット分析を、L旦urin 1ensis  var、
tenebrionisの65kDa結晶タンパクに特
異的なマウス抗血清でフィルターをインキュベートする
ことにより行った。結晶タンパク抗血清に特異的に結合
することを示す膜結合タンパクを、2番目のウサギ抗マ
ウス抗血清で処理することにより検出した。特異的な結
合を 125I−タンパク質^の使用により検出した。
27量体オリゴヌクレオチドプローブで調べた時に、特
異的なハイブリダイゼーションを示すことが見い出され
た14の組換え体クローンのうち、1つの組換え体クロ
ーン(pNSBP544)のみが、コロラド ポテト 
ビートルの幼虫に対し毒性を示した。
(表2下に示す)。50χ致死を引き起こすための単離
した結晶タンパクの特異的な毒性は、約0.18μg/
C11!であることがわかった。同様の生物活性値ヲ、
 5.9Kb Bam  旧断片または旧ndliサブ
クローンを用いた組換え体発現産物についても得た。
(以下余白) 表2 緩衝液 E、  colt plc20H 全タンパク1 殺虫性タンパクゝ 3.6      0 死亡率0 E、  coli  pNsBP544     36
     180081葉は推定36μgタンパク/ 
c+flを含有する3■タンパク/戚で処理した。
b、殺虫性タンパクCIP)の量はELISA分析法に
より算出した。
C6死亡率は、 L、  decemlineataの
幼虫に適用して2日後に評価した。これらの結果は、1
回の試行あたり最少でも10匹の幼虫を用いた。少なく
とも2回の試行の平均データである。
d、yエ 匹旦plc20H+IPは、L 延粗抽出物
に可溶化したIPを添加することにより得られた。
クローン化されたB、  劫yセ1国吋is var、
  tene−brionisの遺伝子、および月エ 
旦■力11吐垣νar。
tenebrionisの胞子/結晶混合物から抽出さ
れた結晶性毒素も、以下の表3に例示されているような
ウェスタンコーンルートウオーム(western c
ornrootworm)の死亡率をもたらすのに効果
的であった。
(以下余白) 表3 ウェスタン コーン トトクオーム に対する殺虫性タ
ンパクの効果(Diabrotica   viL11
L旦り旦  ヱ1L且1工旦工旦 )処 理     
 生存数 死亡数 回収率組換λBttりトンC#らの
抽出物二 Bam1ll断片を用いて 用jBdm断片を用いて 水による対照 緩衝液による対照 ベクターによる対照 2.0   6.3     B3.30.3   7
,3    76.7 9.3   0.0    93.3 7.7   0.3    80.0 7.0  0.7    76.7 a、B、  thurin  1ensis var、
  tenebrionisb、 B、  thuri
n 1ensis var、 tenebrionis
の胞子および結晶からの粗抽出物を9発芽しているトウ
モロコシ粒に散布した。この抽出物におけるタンパク濃
度は測定しなかった。−晩穏やかに振盪した後、 10
匹の新生のウェスタンコーンルートウオームの幼虫を、
5粒ずつ入っている各ペトリ皿に入れた。3回の反復試
験と1回の水による対照試験を行った。6日後、これら
の幼虫を回収した。
c、E、  匹旦/Bttクローンからの抽出物、Lc
oli/ベクターからの抽出物、緩衝液、および水によ
る対照を2発芽しているトウモロコシ粒に散布し、そし
て30分分間中かに振盪しながらインキュベートした。
湿らせた濾紙をひいた7cmの各ペトリ皿に、10匹の
新生幼虫を入れた。結果は3回の反復試験に対する平均
である。
表3は、抽出および組換え操作によって調製された。 
B、  thurin 1ensis var、ten
ebrionisの毒素が、ウェスタンコーンルートウ
オームを死亡させることを示している。同様の生物学的
検定において、サザンコーンルートウォーム(Sout
hern cornroo tworm)は、 B、 
 thurin 1ensis var、 teneb
ri血遺伝子によって発現される毒素、またはB、 t
hu−$ var、 tenebrionisの胞子/
結晶混合物からのタンパク抽出物に対して、より感受性
が低いことが見い出された。
27−marのプローブとハイブリダイズする14個の
組換え体クローンからの全可溶性タンパクの免疫沈降分
析により、生物学的検定の結果が確証された。また、こ
の免疫沈降分析により、E、co旦N5BP544だけ
が、 65kDaの結晶性タンパク抗血清に特異的に結
合するタンパクを生産することが示された。(第3図A
に例示されている)。さらに。
免疫特異的結合は、 B、  thurin 1ens
is var、 ten−ebrionisからのδ−
内毒素遺伝子を有する3、0kbのl1indnI断片
を含むE、  co旦544Hind mのサブクロー
ンを用いて得られた。
旦、  thurin 1ensis var、ten
ebrionisの精製された結晶性封入体の免疫沈降
分析により1分子量65kDaの多量の結晶性抗原の存
在が示された(第3図の第2レーン)、より高濃度の結
晶性タンパク試料を電気泳動に供すると9分子量73k
Daおよび56kDaの少量の付加的なペプチド成分が
現れた(第3図の第ル−ン)。他方、 var、  B
、  ハ虹社■圏服圏の胞子形成細胞(第■期〜第■期
)では2分子量73kDaの多量の結晶性抗原および分
子量65kDaの少量成分の生産が見られた(第3図の
第3レーン)。L 延 N5BP544の全可溶性タン
パクの分析により、このクローンが65kDaおよび7
3kDaの両方の結晶性抗原を生産することが示された
(第3図の第5レーン)。両ペプチドは。
ベクタープラスミドの1acZ遺伝子に関する5、9k
bのルυ旧挿入断片の方向に関係なく存在するが。
両抗原ペプチドの濃度は、 E、  colt 544
Bam(−)SC抽出物では、大いに(約10倍)減少
した(すなわち、挿入断片の方向は、ベクターの1ac
Zプロモータと反対方向であった;第3図の第6レーン
)。
E、  co旦N5BP544における結晶性抗原の濃
度は約5%であり、 Bam(−)サブクローンにおけ
る結晶性抗原の濃度は、全タンパクの約0.5%である
と算出された。さらに、5”末端における588個のヌ
クレオチドおよび3゛末端における480個のヌクレオ
チドによって側面を固められた結晶性タンパク遺伝子を
含むE、  colt 544HindSCサブクロー
ンは。
親株のL 延 pNSBP544に等しいレベルで、7
3kDaおよび65kDaのペプチドを発現する(第3
図の第7レーン)。46個のアミノ酸を毒素遺伝子のN
末端から欠失させた場合1組換えプラスミドは。
約982番目から2775番目のヌクレオチドにまで及
ぶオーブンリーディングクレーム中にコードされる59
7個のアミノ酸のポリペプチドに相当する65kDaの
ポリペプチドを主として発現した(第2図に例示されて
いる)。この65kDaの発現産物は。
HPLCでは同種であると判定され、!L μ■わ1幻
ユ〜ensis  var、tenebrionisか
ら単離された。 65kDaの(IIPL(、では)異
種の結晶を包含するポリペプチドとは異なっている。6
5kDaの結晶性タンパクとして単離された天然のポリ
ペプチドは、おそらくより大きな73kDaの結晶性タ
ンパクがタンパク分解のプロセッシングを受けた誘導体
を意味しているのに対し1組換え体ポリペプチド発現産
物はN末端のメチオニンを有する均一なタンパクである
第3図Bにおいて、第2レーンおよび第3レーンは、 
var、ten−ebr、1onfs毒素遺伝子のコー
ド領域が元のままの場合(第2レーン)と、コード領域
のN末端において46個のヌクレオチドが短かくされて
いる場合(第3レーン)とにおける発現産物を比較して
いる。B、 thurin 1ensis var、t
enebri−onisの結晶性毒素遺伝子のN末端領
域における改変/欠失は結晶性毒素ポリペプチドの発現
を阻害しなかったが、C末端では、はんのわずかな(4
個または5個を超えないアミノ酸の)欠失でさえ。
殺虫性が10倍以上失活した。
1)NA配列の決定は、 MaxamおよびG11be
rtの化学的方法(Meth、 Enzymol、 6
5:499−559(1980) )により行った。結
晶性毒素のRNA転写物における5″末端のマツピング
は、マングビーンヌクレアーゼ転写物マツピングを用い
て行った。737bpのpstI/11indlI[断
片(Pstl末端で末端標識したもの)をプローブとし
て用いた。全RNA (各30μg)を、対数増殖期お
よび定常期のE、  colt N5BP 544細胞
から、そして定常初期(定常期の開始2時間後、胞子形
成の第2期)および定常中期(定常期に入って71時間
、第■期〜第■期)から単離した。マツピング実験には
、 B、  thurin 1ensis  var、
 tenebrionis細胞を用いた。
第2図は、 pNSBP544の3.Okb H釦dI
[[断片の601位から3000位に対するヌクレオチ
ド配列を示す。
オーブンリーディングフレームは、841番目から27
75番目のヌクレオチドに拡がっている。このオープン
リーディングフレームは9分子!73,199Daに相
当する644個のアミノ酸からなるペプチドをコードす
る。341位のメチオニンコドンは、823〜832番
目のヌクレオチドにおいて、 ATGに先だつりボソー
ム結合可能部位(B、  5ubtilisの165r
RNAに対する塩基対合の計算された自由エネルギーは
21.3kcal )が存在することから、おそらく開
始メチオニンである。クローン化された結晶性タンパク
の推定アミノ酸組成は、 var、 tenebrio
nisの報告された組成(K、 Bernhard(1
986)PEMS Microbiol。
Lett、 33:261−265) とよく一致する
B、  thurin 1ensis  var、 t
enebrionisの胞子形成初期および胞子形成中
期における結晶性タンパクのRNA転写物の5゛末端を
マツピングした。翻訳開始ATGコドンから130bp
上流に位置する単一の開始部位は、胞子形成初期および
胞子形成中期の間に、 var、 tenebrion
isにより使用される。単一の転写開始部位はまた。B
、旦■セl旦n5isνar。
1sraelensis (Waaljikら(198
5) 、前述)の28kDa遺伝子として報告されてい
る。これとは対照的に。
var、kurstakiは、胞子形成初期および胞子
形成中期の間に、2つの異なる部位で開始されるが、対
数増殖期および定常期のE、  colt細胞では単一
の部位で開始される(Hangら(1983) J、 
Biol、 Chem。
%i8:1960−1967)。RNAの開始部位に近
接する領域は、 B、  5ubtilisの一10位
および一35位における共通プロモータ領域に対する有
意の相同性は示さなかった。−35位の領域における8
個の塩基対のうちの5塩基対(GAATGATT)およ
び−10位の領域における8個の塩基対のうちの3塩基
対(GTATAAAT )(下線を引いた塩基は同一で
あることを示す)には、 var、1sraelens
isのPBIプロモータおよびvar。
kurstakiのBTIプロモータに対する。ある程
度の相同性が存在する。var、  tenebrio
nis遺伝子は。
RNAの開始部位から上流に、八およびT塩基の豊富な
領域を有する(第2図)。^およびT塩基の豊富な同様
の領域が、 1sraelensis遺伝子およびku
rstaki遺伝子の前方に位置している。マングビー
ンヌクレアーゼマツピングを用いたE、  coltp
NSBP544中における結晶性タンパク遺伝子の転写
物の分析により、転写は開始ATGから約170bp上
流で始まることが示される。−10位におけるE、 c
oliの共通プロモータ領域(TATAAT)は、この
開 始部位近くに位置している。
サザンプロットハイプリダイゼーション技術を用いて、
異なるDNA試料間の相同性を確認した。
β、 thurin 1ensisの各種株、およびE
、  coliの組換え株の染色体DNAおよびプラス
ミドDNAを、 Eckhardtの改変スロットーソ
ーシス法(1987,Plasmid上=584−58
8)により、0.6%アガロースゲル上で分離しく第4
図のパネルA)、ニトロセルロースメンブレンフィルタ
ーに移した。ニックトランスレーションされた0、7k
bの精製内部EcoRI断片をプローブとして用い、 
 DNA−DNAハイブリダイゼーシジン実験を、 9
00mM NaC1,900mMクエン酸ナトIJ ラ
ム、 10mM N−zEDTA、  5 Xデンハー
ト溶液、0.5%SOS中で、106CI]W/lh+
f/フイルターにより、65°Cにて18時間行った。
このフィルターは、65°Cにて90分間最終的に洗浄
する前に、室温にて(450mMNaCI、 450m
Mクエン酸ナトリウム、および0.5%SO5中で)繰
り返し洗浄した。
第4図に示すように、 pNsBP544遺伝子由来の
0.7kbの内部EcoRI断片は、 var、 te
nebrionis DNAにのみハイブリダイズし、
 B、  thurin 1ensis−var、ku
rstaki、 var、Lhurin 1ensis
 、またはvar。
1sraelensisのDNAにはハイブリダイズし
なかった。これは、甲虫類の遺伝子が、*翅頻に活性の
あるB、  thurin 1ensis  var、
 kurstaki HD73または双翅類に活性のあ
るB、  μ咀Lh1環狙sis  var。
1sraelensisの遺伝子に対するDNA相同性
をほとんど持たないことを示している。
サザンハイプリダイゼーションの評価によれば。
甲虫類の遺伝子は、鱗翅類に活性のあるB、  thu
−旦■江坦nvar、 kurstaki 11073
または双翅類に活性のあるβ、  thurin 1e
nsis var、 1sraelensis遺伝子に
対するDNA相同性をほとんど持たない。
しかしながら、コンピュータ分析によると、  var
tenebrionis遺伝子と、 var、kurs
taki HD73遺伝子における3537個のヌクレ
オチドの5゛側における1827個のヌクレオチドとの
間には、 50.2%のアミノ酸相同性が存在する(第
5図A)。var、kurstaki株へのpNSBP
544プローブ(しかし、 0.7kbの内部EcoR
I断片プローブではない)のハイブリダイゼーションは
、5゛領域におけるこの相同性によるものであり得る。
これら2つのタンパクのアミノ酸配列を一列に並べた場
合、完全なりar、tenebrionisタンパクと
、 HD73タンパクのN末端における609個のアミ
ノ酸との間で、すべての対合が起こる。
これは、活性毒素を含むHD73タンパクの領域である
。第5図には、 HD73遺伝子における最初の609
個のアミノ酸に対するvar、 tenebrioni
s遺伝子産物の整列を示す。全体的に見て、この領域に
は22.7%の同一性があり、106〜382番目のア
ミノ酸では33.0%の相同性があり、451〜644
番目のアミノ酸では22.4%の相同性がある。第5図
から明らかなように、33個のアミノ酸間隙がHD73
配列の開始部位に挿入された後、  var、 ten
ebrionisタンパクの67〜94番目の残基は、
 HD73タンパクの35〜70番目の残基と整列して
いる。これらの領域は、同様の疎水性度の予想値を有す
る(第5図B)。
また、2つの短い領域、すなわち273〜285番目の
アミノ酸および451〜474番目のアミノ酸は。
非常によ(似た疎水性度の予想値を有する。var。
Lenebrionisとkurstaki HD73
との間の毒素配列における最も顕著な差違は、 [07
3タンパクには存在しないvar、 tenebrio
nisタンパクの423〜445番目のアミノ酸からな
る親水性領域である。これらの遺伝子をさらに比較する
と、これらの殺虫性タンパクの活性を改変し得る方法が
導かれる。これらの遺伝子によってコードされるタンパ
クは。
類僚の殺虫特性を有するが、特定のDNA配列によリコ
ードされる異なった宿主域特性を有する。
(以下余白) 実施例6 :B、  thurin ie  is v
ar、 tenebrionis里皿 スビチツェン塩(Spizizen’s 5alt 、
 SPY )を追加した培地中で振憑しながら、30°
Cにて増殖させたB、  Lhurin 1ensis
 var、 tenebrionisの一夜培養物を、
新しい培地で10倍に希釈した。この培養物を、2度の
対数増殖転換を通じて振盪しなから37°Cにて増殖さ
せた。この同調培養物の100倍希釈物を、2X600
dの新鮮な培地で調製した。
この培養物の増殖速度は、 600 nmの分光分析に
よってモニターした。この培養物の2つの試料(各30
d)を1種々の増殖期で得た。タンパク抽出物は一方の
試料から調製し、全RNAは他方の試料から抽出した。
精製したRNA試料は、真空下で乾燥し、そしてローデ
ィング緩衝液(20mMリン酸緩衝液、 pH6,8。
5mM Nag EDTA 、 25%ホルムアミド、
3%ホルムアルデヒド、および10%グリセロール)中
に再懸濁した。、これらの試料は、60°Cにて10分
間変性させ、そして1v/CT11で16時間、1%ア
ガロースゲル上で電気泳動させた。電気泳動したRNA
は、 Zetabindメンブランフィルタ−(CUN
OFiltration Products。
Meriden、 CT)に移し、そしてノザンプロッ
トを行なった。B、  thurin 1ensis 
var、 tenebrtonisの結晶性タンパク遺
伝子の0.7 kb内部EcoRT断片(ニックトラン
スレーションにより′Pで標識した)は、結晶性タンパ
クに特異的な転写物を検出するためのプローブとして用
いた。このタンパク抽出物を、 5OS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動に供し、そして抗原ペプチドを免疫
沈陣分析により検出した。1次マウス抗血清は、 B、
  thurin 1en−sis var、 ten
ebrionisの65kDa結晶性タンパクに対して
調製した。アルカリ性ホスファターゼに結合したヤギー
抗マウス抗体は、2次抗血清として用いた。抗原ペプチ
ドは、アルカリホスファターゼに特異的な比色分析によ
って検出した。
大部分のB、  thurin 1ensis株におけ
る結晶性タンパクの発現は胞子形成中期に始まり、そし
てすべての結晶性タンパク遺伝子の発現は厳密な−時的
調節下にあると一般的に考えられている。しかしながら
、 B、  thurin 1ensis var、 
tenebrionisの場合、結晶性タンパク遺伝子
に特異的な2.2 kbのRNA転写物は対数増殖細胞
中で検出された(第6図の第ル−ン)。この転写物の発
現レベルは。
定常初期(すなわち、定常期の開始2時間後、t2;こ
の期間は一般的に胞子形成第1期と呼ばれる)の細胞中
で劇的に増加しく第6図の第2レーンおよび第3レーン
)、定常中期(t7.胞子形成期第■朋〜第■期)を通
じて、このレベルで維持された。同様に、検出可能レベ
ルの結晶性抗原は対数増殖中期の細胞(第7図Bの第ル
−ン)に現れ。
次いで定常初期および定常中期の細胞中に最高レベルで
蓄積された(第7図Bの第2レーン〜第4レーン) 、
 B、  thurin 1ensis var、  
tenebrionisの結晶性タンパク遺伝子の発現
におけるこの独特な様式は、そのプロモータ領域により
与えられ得る。以下の表4には、L 旦ガカ頭至旺is
 var。
tenebrionis、および他のLthurin 
1ensis変種の結晶性タンパク遺伝子の一10位お
よび一35位における領域の比較を示す。B  u皿道
l匡旺U変種における結晶性タンパク遺伝子の発現は、
胞子形成中期の間に始まり、後の期間に最高レベルに達
するが、これらのBLthuri+(1)ensis変
種には高度に保存されたプロモータ領域が含まれること
が観察された。しかしながら、 B、  thurin
 1ensis var。
tenebr ton isの結晶性タンパク遺伝子の
プロモータは、他のB、−助旦員1(jル1もに種の結
晶性タンパク遺伝子のプロモータに対して、はとんど相
同性を持っていなかった。Shivakumarら(J
、 Bacteriol。
166:194−204.1986)は、 B、  t
hurin 1ensis var。
kurstaki Hdl dipelの6.6 kb
の結晶遺伝子を含む組換えBacillus  5ub
tilis株の栄養増殖期における結晶性タンパクの発
現を観察した。しかし1本発明は、B、thガセ1国旺
込株の栄養増殖細胞における結晶性タンパク遺伝子の発
現を実証する最初の例を与える。
(以下余白) 免疫沈降分析の結果は、栄養増殖期のB、  th且ヒ
フ var、 tenebrionis細胞中では、結
晶性タンパクが73kDaの抗原として生産されること
を示した(第7図の第2レーン)。胞子形成初期では、
 65kDaの付加的な少量の抗原ペプチドが現れた(
第7図の第3レーン)。このペプチドの蓄積は、胞子形
成中期を通じて増加した。中性pHにおけるタンパク分
解酵素の活性は、いくつかの3エμすよりより」lI−
株の結晶封入体に関係していると報告されている。B、
  thurin 1ensis var、 tene
−brionisのクローン化された結晶性タンパク遺
伝子のヌクレオチド配列分析は、 73,119Daの
コード容量を有する。 1932bpのオープンリーデ
ィングフレームを示した。推定アミノ酸配列の分析は、
タンパク分解による推定開裂部位(arg−met)が
48番目の残基と49番目の残基との間に位置すること
を示した。73kDaの結晶性タンパクのN末端領域か
ら、このペプチドをタンパク分解により除去すると、胞
子形成後期の間に蓄積される正確な大きさの付加的な結
晶性抗原である65kDaのペプチドが生産される。本
研究において対照として用いられた精製結晶性タンパク
調製物は、 SP’l培地中で増殖したB、thuri
n 1ensis var、 tenebrionis
培養物からtt4に単離された。この調製物は、主要な
65kDa結晶性抗原に加えて、痕跡量の73kDaペ
プチドを含んでいる(第7図Bの第5レーン)。しかし
ながら、L−肉汁中で増殖したμエ u肛n麩並sis
 var、tenebrionis培養物からtt4に
単離された結晶調製物は、 65kDaの結晶性抗原に
加えて、有意な量(約30%)の73kDaペプチドを
含んでいた。
これらの結果から、精製結晶調製物中に存在する65k
Daペプチドおよび73kDaペプチドの実際的な割合
は、培養培地に依存していることが示唆される。多量の
胞子形成を維持する培養培地(すなわち、 spy培地
のような培養培地)中では、 73kDaの結晶性タン
パクの量は、胞子形成に伴う高いタンパク分解活性によ
ってかなり減少する。
(以下余白) M : B、 thurin 1ensis  var
、 tenebrionisの 8      プロモ
ー の   における°−゛−の 本実施例では、βエ 則肛圏紅並sis  var、 
tenebrionisの結晶性毒素遺伝子プロモータ
の制御下における異種構造遺伝子の発現を調べるための
組換え系の構築について述べる。この系を利用すること
により、胞子形成バチルスにおける特定の殺虫性抗原の
発現を一時的に調節することができる。
B、  thurin 1ensis  var、 t
enebrionisの毒素遺伝子プロモータは、 I
)NSBP544 (実施例2)の3.0kbHind
 m断片を、制限エンドヌクレアーゼで分解することに
より得られる(第1図B中の制限酵素地図により示され
たXmn Iおよびハlでの分解がその一例である)。
プロモータ領域、およびATG翻訳開始コドンより3゛
側に約138bpの領域を有する得られたDNA断片は
、3゛末端が酵素的に(すなわち、エキソヌクレアーゼ
で)削られて短くなり。
所望のβ、  thurin 1ensis  war
、 tenebrionisプロモータのみを含む断片
を与える。あるいは、!!。
thurin 1ensis  var、 teneb
rionis毒素遺伝子プロモータは、第2図に示した
DNAヌクレオチド配列(600番目のヌクレオチドか
ら約711番目のヌクレオチドにまで及ぶ)を利用して
、化学的に合成し得る。
殺虫性の結晶性タンパクをコードしている構造遺伝子は
、既に公表されている方法によって、所望のDよ υμ
ユ旺旦μ注り株から調製し得る(−1Reznikof
fおよびり、 Gold(1986)による総説を参照
されたい) 。B、thurin 1ensis va
r、 tenebrionisの結晶性タンパク遺伝子
プロモータと、殺虫性タンパクの構造遺伝子との組換え
融合遺伝子の構築に用いられる方法は、当業者には標準
的で。
明白なものである。発現複合体の構成成分は、インビト
ロでの取り扱いに便利な、天然に存在する。
または(人為的に)構築した制限酵素部位により。
連結し得る。制限断片の適合しない末端は、連結を行な
うために平滑末端に変更するか、あるいはリンカ−やア
ダプターの添加により改変することができる。主として
考慮すべきことは、その連結部分における配列が転写お
よび翻訳の機能を保持するようにすることである。
β、  thurin 1ensis  var、 t
enebrionis結晶性毒素遺伝子プロモータと異
種構造遺伝子との構築遺伝子は、一般によく使われてい
る。L 皿の菌株または他のグラム陰性細胞中に導入し
得る。
外来DNAで細菌細胞を形質転換することは、当業者に
公知の数多くの方法で行なうことができる。
B、  thurin 1ensis  var、 t
enebrionis結晶性タンパク遺伝子プロモータ
によって制御される発現の調節様式を調べるために2組
換え遺伝子構築体の発現は、胞子形成細胞および栄養細
胞における一時的な調節を識別するのに適した胞子形成
バチルス中でモニターシ得る。βユ 貝すエ崩1環猥且
I−に加えて、数多くのバチルス(B、  7. B。
1arvae、およびB、  且匝肛に吋を包含するが
、これらに限定はされない)は、胞子外封入体を生産す
る。しかしながら、大部分の株では、結晶性毒素の発現
が胞子形成中期に開始されるのに対し。
B、  thurin 1ensis  var、 t
enebrionisでは、結晶性タンパク遺伝子の発
現は対数増殖細胞において検出された。
(発明の要約) 本発明は、結晶性毒素および殺虫剤であり、挿入された
特定の遺伝子を安定な遺伝子構築体として導入すること
により遺伝子的に変化させた細菌の株の中で生産される
新規な生物学的制御タンパクに関する。特に2本発明は
、原核生物の調節系および複製系を含むクローニングベ
クターに、B。
thurin 1ensis  var、  tene
brionis由来のδ内毒素遺伝子を挿入すること、
およびこのベクターを用いて、細菌の菌株を形質転換し
、甲虫類に対する病原菌にすることに関する。本発明の
遺伝子のコード領域を、ある限られた範囲で欠失させて
も2発現したタンパク中の殺虫活性は保存されている。
さらに9本発明は、昆虫に対して毒性があり、農業にお
ける有害生物の生物学的制御の新規な方法として使用し
得る。遺伝子的に変化させた細菌の菌株を提供する。
4、′ のp な1llI 第1図は、 (A) pNsBP544 (実施例1に
記載)。
(B) I)544Hind SC(実施例2に記載)
 、 (C)p544Pst−Met 5 (実施例2
に記載)におけるLthur回tμ臣堕var、 te
nebrionisのδ−内毒素遺伝子を有するDNA
断片の部分制限エンドヌクレアーゼ地図の比較である。
(D) B、  肺■道頗至弦is var。
tenebrionis配列においてMetコドンを修
復するために力41部位の前につけたリンカ−0太い矢
印は結晶性タンパクの転写の方向を示す。斜線の部分は
、結晶性タンパクをコードするDNAを指す。太い線は
ベクターを指す。
第2図はB、  thurin 1ensis var
、 tenebrionis由来の結晶性毒素遺伝子の
DNA塩基配列である。
var、  tenebrionis  DNAの24
00bpの塩基配列は73kDaの結晶性タンパクをコ
ードしている。オープンリーディングフレームのアミノ
酸配列を下側に示す。推定シャイン・ダルガノ配列は四
角で囲まれている。波線は、マング ビーン ヌクレア
ーゼを用いてマツピングすることによって決定されたB
、劫五道1国旺臘(Bt)およびL延(Ec)における
転写開始点を示す。遺伝子の3゛末端を超える逆位反復
(IR)を矢印で示す。
第3図は、形質転換体E、  co旦において合成され
たタンパクのイムノ・プロット分析である。(A)73
kDaおよび65kDaのポリペプチド成分を合成する
形質転換体。レーン1.25engのvar、 ten
ebrionis結晶性タンパク。レーン2.50μg
の結晶性タンハク。レーア3.25μgのvar、 t
enebrionisの胞子形成(II[T−IV期)
!II胞由来タンパク。レーン4−7では次の各試料由
来の5engタンパクを分析したレーン4 、 E、 
 co1iplG2011゜レーン5E、 co1ip
NsBP544゜レーン6、E、co旦544Bam(
−)SC,レーン7E、  coli54411ind
 SC0タンパクのサイズ基準(kDa )を左に示す
。(B)65kDaの成分のみを合成する形質転換体。
レーン1 、 pTc20H対照ベクター レーン2.
完全なβ工thurin 1ensis var、 t
enebrionis遺伝子を含有するpNSBP54
4゜レーン3 、 p544PstSC0レーン4゜B
amH1部位をもたないp544Ps t4゜レーン5
.p544Ps t−Me t5゜レーン6、BamH
1部位をもたないp544Pst13゜ 第4図は、サザンプロット分析である。β−thu−旦
■圏旦n およびL 匹旦組み換え株N5BP544の
数珠のプラスミドDNA試料を0.6%アガロースゲル
で分離しくパネルA) 、 32Pで標識された0、7
kbの内部のEcoR■断片をプローブにした(パネル
B)。レーン1〜5は以下に示すB、  thurin
 1en−11株を含有していた。(1)−助工1鱈土
辿旦はHD2 、 (2)kurstaki 1(Di
 、 (3)kurstakillD73. (4)i
sraelensisHD567、 (5)teneb
rionis  var、  tenebrionis
のプラスミドアレイの各成分をドツトで示し、結晶性タ
ンパクをコードすると推定されるプラスミドのサイズ(
Mdaで)を、右側の余白に示す。パネルC。
var、  tenebrionisより得た。精製さ
れたDNA (レーン1〜3)およびプラスミドDNA
試料  (レーン4〜6)調製物を、 BamHI (
レーン1. 4) 、 HindIII(レーン2.5
)、影退R1(レーン3,6)で分解し、上記のプロー
ブでスクリーニングを行った。
線形の分子量マーカーの相対移動度およびサイズ(kb
で)を左に示す。特異的なハイブリダイゼーションを表
す。断片のサイズ(kbで)を右に示す。
第5図はB、  thurin 1ensis var
、 tenebrionisおよびvar、  kur
stakiHD73結晶性タンパク遺伝子を並べて、阻
水性プロフィールを比較したものである。(A) va
r、  kurstakiHD73  アミノ酸配列に
対し、 var、 tenebrionisのアミノ酸
配列を図面に並べた。数字はN末端側メチオニンから打
った。
保存された残基については、垂直の線で示す。挿入され
た間隙は水平線で表す。var、 tenebrion
is(B)およびvar、  kurstakiHD7
3(C)タンパクの阻水性プロフィールは、 kyle
およびDoolittleによって7個のアミノ酸のウ
ィンドウを用いて計算した(1982年、 J、 Mo
1. Biol、157:105−132) 、最適な
配列を行うため、阻水性プロフィールは、(A)で示し
た間隙を含む。
第6図は、結晶性タンパク転写物の出現時間を示すもの
である。対数繁殖中期(レーンI)、定常初期またはt
z (レーン2)、定常中期またはt7(レーン3)の
増殖段階で抽出した全RNA  (各5μg)を1.0
%アガロースゲルで分離した。結晶性タンパク特異性転
写物を、B、刊■セ1国旺圏var、 tenebri
onisの結晶性タンパク遺伝子のf!coRI断片の
0.7 kbを用いて同定した。マーカーブロムモザイ
クウィルスRNA転写物のサイズ(kbで)を左側の余
白に示す。
第7図は、結晶性タンパク抗原の出現時間を示す。種々
の増殖段階より抽出した全タンパク(各25μg)を0
.1%5OS−10%ポリアクリルアミドゲルで分離し
た。混合物における結晶特異性抗原をイムノプロット分
析で同定した。クマシーブルーで染色したゲルをパネル
Aに示し、対応するイムノプロットをパネルBに示す。
対数増殖中期(レーンI)の細胞、定常初期すなわちt
oの細胞、定常期開始時点(レーン2)の細胞、定常前
期すなわち1.の細胞(レーン3)、定常中期すなわち
t7(レーン4)の細胞から得たタンパクの試料を分析
した。レーン5は精製された結晶性タンパク調製物を5
0μg含有する。パネルAのレーンMは。
タンパクの分子量基準を含有する。マーカーのサイズ(
kDaで)を左側の余白に示す。微量73kDa結晶性
成分の位置(パネルB中)矢印で示す。
FIG、4A F I G、 48 FIG。
C FIG、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、¥Bacillus¥ ¥thuringiens
    is¥ var.¥tenebrionis¥の73k
    d毒素タンパクの47番目から644番目のアミノ酸を
    コードするヌクレオチド配列に対して、少なくとも75
    %の相同性があるヌクレオチド配列を含むクローン化D
    NA配列であって、該ヌクレオチド配列が甲虫類の昆虫
    に毒性のある約65kdのタンパクをコードする、クロ
    ーン化DNA。 2、前記ヌクレオチド配列が¥Bacillus¥ ¥
    thurin−giensis¥ var.¥tene
    brionis¥の73kd毒素タンパクの47番目か
    ら644番目のアミノ酸をコードする。 特許請求の範囲第1項に記載のDNA部分。 3、甲虫類の昆虫に対して毒性があり、N末端にメチオ
    ニンを有する約65kdのタンパク。 4、¥Bacillus¥ ¥thuringiens
    is¥ var.¥tenebrio¥−¥nis¥由
    来のタンパクが実質的に夾雑していない、特許請求の範
    囲第3項に記載のタンパク。 5、¥Bacillus¥ ¥thuringiens
    is¥ var.¥tenebrionis¥の栄養細
    胞において発現可能なクローン化遺伝子であって、甲虫
    類の昆虫に対して毒性のある¥Bacil−lus¥ 
    ¥thuringiensis¥ var.¥tene
    brionis¥の73kdタンパクの遺伝子のプロモ
    ータに対して、少なくとも90%の相同性があるヌクレ
    オチド配列を有するDNA部分と、コード領域とを含む
    、クローン化遺伝子。 6、前記コード領域が昆虫毒性タンパクをコードするD
    NAである、特許請求の範囲第5項に記載の遺伝子。 7、前記昆虫毒性タンパクが、甲虫類の昆虫に対して毒
    性があり、N末端にメチオニンを有する約65kdのタ
    ンパクである、特許請求の範囲第6項に記載の遺伝子。 8、前記昆虫毒性タンパクが、鱗翅類の昆虫に対して毒
    性のある¥Bacillus¥ ¥thuringie
    nsis¥ HD−1のタンパクである、特許請求の範
    囲第6項に記載の遺伝子。 9、前記昆虫毒性タンパクが鱗翅類の昆虫に対して毒性
    のある¥Bacillus¥ ¥thuriniens
    is¥ var.¥kurstaki¥のタンパクであ
    る、特許請求の範囲第6項に記載の遺伝子。 10、前記昆虫毒性タンパクが、双翅類の昆虫に対して
    毒性のある¥Bacillus¥ ¥thurinie
    nsis¥ var.¥israeliensis¥の
    タンパクである、特許請求の範囲第6項に記載の遺伝子
    。 11、¥Bacillus¥ ¥thuringien
    sis¥ var.¥tenebrio−nis¥の7
    3kd毒素タンパクの47番目から644番目のアミノ
    酸をコードするヌクレオチド配列に対して、少なくとも
    75%の相同性があるヌクレオチド配列を含むクローン
    化DNA配列を包含する遺伝子を有し、かつ発現する微
    生物であって、該ヌクレオチド配列が甲虫類の昆虫に毒
    性のある約65kdタンパクをコードする、微生物。 12、前記微生物がグラム陰性生物である、特許請求の
    範囲第11項に記載の微生物。 13、前記微生物が、¥Enterobacteria
    ceae、¥Pseu¥−¥domonadaceae
    ¥、¥Rhizobiaceae¥、および¥Brad
    yrhizo¥−¥biaceae¥からなる群より選
    択されるグラム陰性生物である、特許請求の範囲第11
    項に記載の微生物。 14、前記微生物が、¥Bacillus¥ ¥thu
    ringiensis¥の変種である、特許請求の範囲
    第11項に記載の微生物。 15、甲虫類の昆虫に毒性のあるタンパクを発現し得る
    微生物の調製方法であって、¥Bacillus¥ ¥
    thu−ringiensis¥ var.¥tene
    brionis¥の73kd毒素タンパクの47番目か
    ら644番目のアミノ酸をコードするヌクレオチド配列
    に対して、少なくとも75%の相同性があるヌクレオチ
    ド配列を含むクローン化DNA部分と、形質転換された
    微生物中において構造遺伝子を発現させ得るプロモータ
    とを含む遺伝子で微生物を形質転換させることを包含し
    、該ヌクレオチド配列が甲虫類の昆虫に毒性のある約6
    5kdタンパクをコードする、調製方法。 16、前記プロモータが、甲虫類の昆虫に毒性のある¥
    Bacillus¥ ¥thuringiensis¥
     var.¥tenebrionis¥の73kdタン
    パクの遺伝子のプロモータに対して、少なくとも約90
    %の相同性があるDNA部分である、特許請求の範囲第
    15項に記載の方法。 17、前記微生物がグラム陰性細菌である、特許請求の
    範囲第15項に記載の方法。 18、前記微生物が、¥Enterobacteria
    ceae¥、¥Pseu−domonadaceae¥
    、¥Rhizobiaceae¥、および¥Brady
    rhizo¥−¥biaceae¥からなる群より選択
    されるグラム陰性生物である、特許請求の範囲第15項
    に記載の方法。 19、前記微生物が、¥Bacillus¥ ¥thu
    ringiensis¥の変種である、特許請求の範囲
    第15項に記載の方法。
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