JPH027885A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、停電時に負荷が惰走してはこまる時に、電気
ブレーキをかける誘導電動機の制御装置に関するもので
ある。

従来の技術 近年、誘導電動機の制御装置は、電力用半導体素子の発
達と共に応用技術も進歩し、安定性、信頼性に優れたも
のが製品化されるようになった。

以下図面を参照しながら、従来の誘導電動機の制御装置
の一例について説明する。

第３図は従来の誘導電動機の制御装置の構成図を示すも
のである。第３図において、１は整流回路で、ダイオー
ドブリッジで構成している。２は平滑コンデンサで、整
流回路１と共に電源回路を構成している。３は制御電源
、４は制御回路で保護回路、電動機の制御回路、入出力
制御回路から成っている。５は駆動用トランジスタ６の
ベース電流を出力して駆動するベース駆動回路である。

７は負荷となる誘導電動機、８は誘導電動機につけられ
た機械ブレーキである。

以上のように構成された制御装置について、以下その動
作について説明する。

まず、ダイオードブリッジで構成した整流回路１に電力
を供給し、交流を直流に変換する。この変換された直流
をさらに平滑コンデンサ２を用いリップルの少ない直流
にし、駆動用トランジスタ６に供給する。この駆動用ト
ランジスタ６はベース駆動回路５により駆動される。ベ
ース駆動回路５は誘導電動機７の異常や誘導電動機の制
御装置の異常を検知する保護回路、誘導電動機の制御回
路ならびに入出力制御回路から構成される制御回路４に
よって制御、駆動される。制御回路４は制御電源３によ
って降圧された電圧を電源として利用している。異常時
は制御回路４からベース駆動回路５へ、ベース電流を流
さない信号が出力され、駆動用トランジスタ６はＯＦＦ
の状態となる。機械ブレーキ８は電源の停電時に誘導電
動機７が惰性で回転するのを防止するために付けられる
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、誘導電動機７を使
用する場合、停電時の惰走防止のため機械ブレーキ８を
必ず取り付けなければならなかった。そのため、機器の
小型化・組立性を妨げるという欠点があった。

本発明は上記従来の問題点を解決するもので、停電時に
停電検出し、誘導電動機の惰走防止機能を有する制御装
置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明は整流回路の入力側
に接続され、停電時に制御回路を介して誘導電動機にブ
レーキをかける停電検出回路と、停電時に制御電源を介
して制御回路に電源供給する停止電源回路を備えたもの
である。

作用 本発明は上記した構成によって、停電時に誘導電動機の
惰性回転を防止するブレーキが電気的にかけることがで
き、制御装置と誘導電動機を組合わせて動作した場合の
安全性を確保することができる。このため、機械ブレー
キを用いる必要がなく、機器の小型化・組立性を向上で
きる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例における誘導電動機の制御装
置の構成図を示すものである。第１図において、９は整
流回路１の入力側に接続され、電圧を検出する停電検出
回路である。１０は停電時に制御電源３のバックアップ
用電源となるコンデンサで、制御電源の入力側に並列に
接続されている。１１はアノードが整流回路１のプラス
出力側、ノ１ソードがコンデンサ１０に接続されたダイ
オードである。これらのコンデンサ１０とダイオード１
１とで停止電源回路１２を構成している。

なお、第１図において、１は整流回路、２は平滑コンデ
ンサ、３は制御電源、４は制御回路、５はベース駆動回
路、６は駆動用トランジスタ、７は誘導電動機でこれら
は従来例の構成と同じものである。

以上のように構成された制御装置について、以下第１図
および第２図を用いてその動作を説明する。

ダイオード１３．１４で整流回路１の入力側の電圧を全
波整流し、抵抗１５．１６で電圧を分割し、抵抗１７で
フォトカブラ１９に流れる電流を決める。コンデンサ１
８はフォトカブラ１９の電源が安定供給できるためのも
のである。

ここで、停電時には全波整流している電圧が零になるた
め、電源が正常なとき順方向を流れていた電流がな（な
り、フォトカブラ１９がＯＮからＯＦＦになる。

次に、停電検出回路９は信号レベルをハイレベルからロ
ーレベルに変化させ、異常を出力できる。

この場合、停電時であるため、制御電源３は、バックア
ップ用のコンデンサ１０とダイオード１１からなる停止
電源回路１２によってコンデンサ１０の容量でた（わえ
られているエネルギー分をダイオード１１によって制御
電源３のみに供給する。

誘導電動機７へは急停止信号として、停電検出回路９で
検出した信号を制御回路４に出力する。制御回路４はベ
ース駆動回路５を介して駆動用トランジスタ６を駆動制
御して誘導電動機７にプレーキをかけて停止させる。な
お、駆動用トランジスタ６は停電してかられずかの間、
平滑コンデンサ２から電源供給される。

以上のように、停電検出回路９を付加し、停電時の制御
回路用の電源となるコンデンサ１０とダイオード１１か
らなる停止電源回路を加えることで、誘導電動機の惰性
回転を防ぐことができる。

発明の効果 以上のどと（本発明は、停電時に誘導電動機を惰性回転
させることを防止する機械ブレーキ無しで、制御装置に
よってブレーキをかけることができる。このため、機器
の小型化・組立性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における誘導電動機の制御装
置の構成図、第２図は第１図の停電検出回路と制御回路
間の要部の回路図、第３図は従来の誘導電動機の制御装
置の構成図である。 １・・・・・・整流回路、２・・・・・・平滑コンデン
サ、３・・・・・・制御電源、４・・・・・・制御回路
、５・・・・・・ベース駆動回路、６・・・・・・駆動
用トランジスタ、７・・・・・・誘導電動機、９・・・
・・・停電検出回路、１０・・・・・・コンデンサ、１
１・・・・・・ダイオード、１２・・・・・・停止電源
回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 整流回路と平滑コンデンサより成る電源回路と、この電
   源回路の出力端に接続された誘導電動機の駆動用トラン
   ジスタと、この駆動用トランジスタに接続されたベース
   駆動回路と、前記整流回路の出力側に接続されたダイオ
   ードとコンデンサからなり、停電時に電源となる停止電
   源回路と、前記停止電源回路のコンデンサに入力側が接
   続された制御電源と、前記制御電源の出力側に接続され
   、ベース駆動回路を介して駆動トランジスタを制御する
   制御回路と、前記整流回路の入力側に接続され、前記整
   流回路の入力側の電圧を検出し、停電時に前記制御回路
   に停電検出信号を出力して誘導電動機にブレーキをかけ
   る停電検出回路とを備えた誘導電動機の制御装置。