JPH027838Y2 - - Google Patents

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JPH027838Y2
JPH027838Y2 JP1985199854U JP19985485U JPH027838Y2 JP H027838 Y2 JPH027838 Y2 JP H027838Y2 JP 1985199854 U JP1985199854 U JP 1985199854U JP 19985485 U JP19985485 U JP 19985485U JP H027838 Y2 JPH027838 Y2 JP H027838Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は水槽用組立架台に関し、特に小形水
槽用として、工場製作品である部材を、現場で簡
単にボルト、ナツトで組立てる架台を提供する。
(従来の技術) 建築物の給水用水槽に代表される小形水槽は最
近、工場製品であるパネルを現場で組立てる方式
が増大している。しかしその水槽を受ける架台
は、基礎コンクリート同様、現場工事人が思い思
いに作つている。
パネル組立水槽の専業者である本出願人は、水
槽の耐震性を左右する架台についても、今日まで
標準化と現場作業の簡易化に努めて来た。しかし
構造的には従来どおり、直接、水槽を受ける台枠
を作り、その外側又は内側に単なる型鋼の脚をボ
ルト締めし、脚相互間を筋かい材でつなぐ型式で
あつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の標準化部材を持込んで組立てる方式は従
来のやり方に比べれば格段に優れている。しかし
本考案者はこれに満足せず、脚を取付けるため台
枠を横にしたり反転したりする手数や、脚間の筋
かい材により、水槽下の空間が活用しにくい点を
改善目標としてとらえた。
(問題点を解決するための手段) この考案は水平に置く架台用縦材、横材の連結
予定位置それぞれの下に、自立する脚を立て、こ
れらの脚の上に上記縦材、横材を渡し載せて脚の
上面にボルト締めする、水槽用組立架台であつ
て、 上記脚は、ほゞ垂直に自立する踏板つき脚材
と、この脚材の上に載せる縦材、横材それぞれの
方向に、脚材上端から突き出た型鋼である水平受
板と、その各受板の先端と上記脚材下部又は踏板
とを、斜めにつないだそれぞれの筋かい補強材と
を一体に備えた完成部品であり、 上記縦材及び横材も、工場で平架台用溝形鋼を
設計寸法に切断し、上記水平受板の上面のボルト
穴に合わせた穴を両端部に有する完成部品である
事を特徴とする水槽用組立架台である。
(作用) この考案は水槽用架台の組立て方を根本的に変
えた。従来のように台枠を作り、これに脚をつけ
てから、正常姿勢に起こして所要位置に立たすの
でなく、脚を所要位置に立て、それらの上に台枠
用縦材、横材をかけ渡し、ボルト締めで連結、固
定するような部材構成にしたのである。
台枠は平架台としても使える溝形鋼の枠である
から、その縦材、横材の連結部を基礎コンクリー
トか、この考案の脚で受ければ強度充分である。
この考案の脚は踏板上に自立でき、その水平受
板と補強材は、従来の筋かい材を不要にし、さら
に台枠の縦材、横材の連結用当板の作用もするも
のとなつた。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例で、上に載る水槽
は1m角のパネルを組んだ組立水槽である。従つ
て架台上面に底板パネルのフランジ穴に対応する
ボルト穴があるのであるが図では略した。この例
では台枠10に四個の角脚20と二個の中間脚3
0を付けているが、脚20,30を付けず、台枠
10をそのまゝ平架台として基礎コンクリートに
載せる事もできる。台枠10として脚20,30
を取付けるためのボルト穴の一部が、その場合、
基礎ボルト穴になる。
台枠10は1m角の底板パネルを受けるため格
子状に縦横材を組んでいる。すなわち外周の方形
枠は、2mの溝形鋼材である縦材1を二本連結し
た縦辺と、この例では同一材である横材2一本の
横辺とを角で連結したもので、中間梁として1m
おきに2mの中間横材3を三本入れ、1mの中間
縦材4で格子を作つている。
外周の縦材1と横材2との連結部、また縦材1
同士の連結部は脚20,30上にあるから、連結
用当板は省略してもよいが、そうでない連結部は
従来通り第6図の山形当板9を当てゝ連結してい
る。第1図では略した。
外周の各縦材1、横材2の内面に独特の山形鋼
断片5を第2図のように取付けている。これはパ
ネル水槽を上に載せた時、第3図に示すように、
水槽の側板パネルP1のフランジは縦材1(又は
横材2)の上側フランジに載るが、その内側の底
板パネルP2のフランジ端が載らないので、これ
を支えるために取付けたものである。
この考案の台枠用縦、横材が従来の標準化され
たそれと異なる点は、第4,5図に示すように、
独特の脚20,30との連結用ボルト穴6,7が
予め工場で明けられている事である。無論、ボル
ト穴6,7は脚20,21のボルト穴6,7に対
応した位置に明けられている。
第1図の実施例は台枠10の縦辺を、二本の縦
材1を連結して作つたから中間脚30を使つてい
るが、例えば2m×3mの台枠で、3mの縦材を
使う場合、中間脚は不要で角脚20四個で足り
る。逆に中間脚30を使えば、標準寸法の縦材
1、横材2を連結することにより、幾らでも大き
な架台を強度充分に構築できる。
次に第4,5図により脚20,30の説明をす
る。
脚20,30は共に、踏板21つき脚材22
と、その上端から縦横に、水平荷重に応じた長さ
で、それぞれの長さの両端部にボルト穴6,7を
もつ水平受板23と、その受板23の縦横各板端
と脚材22下部又は踏板21とをつなぐ各補強材
24とを一体に工場製作したものである。
角脚20は、台枠10の角部で連結する縦材
1、横材2を載せ、両者を連結すると同時に、両
方向水平荷重に耐えられるよう、縦横に伸びた水
平受板23、補強材24を縦材1、横材2の下面
にボルト締めして一体化する。中間脚30の方
は、縦材1同士の連結に中間横材3も加え、三方
向の三者を、それぞれ水平受板23と補強材24
とで一体化している。
角脚20の実施例は水平受板23の角部、つま
り脚材22上端付近のボルト穴6を一個だけに
し、そこから離れたボルト穴7は縦横それぞれ二
個ずつにしている。従つて、連結する縦材1、横
材2の一方だけボルト穴6に締め、他はボルト穴
7二個だけで締めている。
そのため第4図の縦材1端は自由であるが、図
の裏側に第6図のように山形当板9を当て、予め
各材に明けられたボルト穴にボルト締めしてい
る。このような当板は格子状に組まれた中間横材
3、中間縦材4の連結にも使われ、各材にそのた
めの穴を明けているが、第1図では略した。
一方、第5図の中間脚30の実施例では、脚材
22上端付近のボルト穴6を二個にし、縦材1は
それぞれのボルト穴6に締められ、中間横材3だ
け、ボルト穴6がない。しかし、山形当板9によ
り縦材1に固定されているので間題ない。
各脚20,30の踏板21には、基礎ボルトを
受入れる穴8を二個画いているが、この穴は余分
に明けておいて、基礎の状況に応じて、どれかを
使うとか、あるいは本考案者が先に開発したよう
に、コンクリートドリルでせん孔し、逆止機構つ
きボルトを植えて、予め明けたボル穴に確実に通
してもよい。
基礎ボルトで踏板21を固定された各脚20,
30は、水平荷重に応じた長さ縦、横に伸び出た
水水平受板23と、それぞれの向きの補強材24
とが、縦材1、横材2等からなる台枠10と一体
にボルト締めされているから、筋かい材を使わな
くても、地震、台風等による水平荷重に耐えられ
る。無論、設計計算では、すべての条件を考慮し
て、上記水平受板の寸法を算出するのである。
以上、一実施例について説明したが、この考案
はその要旨を変えることなく、実施に当る設計者
の周知技術により、実施条件に合わせて多様に変
化、応用し得ることは、いうまでもない。
(考案の効果) この考案の組立架台は、現場での切断、穴明
け、その他の加工を一切不要にし、簡易クレーン
も不要にした。
搬入した脚を所要位置に立て、それらの上に台
枠用縦材、横材を次々とかけ渡し、ボルト、ナツ
トで締めるという新規な手順、楽な作業で完全で
きる。
すべてのボルト穴は工場で正しい位置に明けて
あるから、ボルトを通すだけで正確、竪固に組合
わされる。
脚自身が水平受板、補強材により水平荷重を負
担するから、筋かい材なしで耐震性をもつ架台と
なり、水槽下への出入りが容易になるから、その
空間をポンプ室等に活用しやすくした。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一実施例の斜視図、第2,3
図は局部説明用斜視図と断面図、第4図は角の脚
と台枠角部との関係を示す斜視図、第5図は中間
の脚と台枠中間部との関係を示す斜視図、第6図
は山形当板を示す斜視図である。 10……台枠、20,30……脚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平に置く架台用縦材、横材の連結予定位置そ
    れぞれの下に、自立する脚を立て、これらの脚の
    上に上記縦材、横材を渡し載せて脚の上面にボル
    ト締めする、水槽用組立架台であつて、 上記脚は、ほゞ垂直に自立する踏板つき脚材
    と、この脚材の上に載せる縦材、横材それぞれの
    方向に、脚材上端から突き出た型鋼である水平受
    板と、その各受板の先端と上記脚材下部又は踏板
    とを、斜めにつないだそれぞれの筋かい補強材と
    を一体に備えた完成部品であり、 上記縦材及び横材も、工場で平架台用溝形鋼を
    設計寸法に切断し、上記水平受板の上面のボルト
    穴に合わせた穴を両端部に有する完成部品である
    事を特徴とする水槽用組立架台。
JP1985199854U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH027838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985199854U JPH027838Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985199854U JPH027838Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62110195U JPS62110195U (ja) 1987-07-14
JPH027838Y2 true JPH027838Y2 (ja) 1990-02-23

Family

ID=31161864

Family Applications (1)

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JP1985199854U Expired JPH027838Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JP (1) JPH027838Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143453Y2 (ja) * 1973-12-18 1976-10-22
JPS5711518Y2 (ja) * 1978-11-09 1982-03-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62110195U (ja) 1987-07-14

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