JPH0271190A - 計算機システムの時間校正方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は計算機システムに内蔵された時間計数用素子の
計数時間を校正する計算機システムの時間校正方式に関
する。

（従来の技術） 一般に、計算機システムにおいては、データを時系列的
に処理するために時間計数機能を持っている。この時間
計数機能としては、従来システムクロックから割込み入
力により計数する場合が多かったが、最近ではカレンダ
機能を持ったＬＳＩ素子により計数する場合が増えてき
ている。

このような計数機能を持った素子を、一般にリアルタイ
ムクロック素子と呼んでいる。このリアルタイムクロッ
ク素子はＣＭＯ８により作られ、装置の停止時でもバッ
テリのバックアップにより時間を計数する特長をもって
いる。

（発明が解決しようとする課題） しかし、上記何れの場合でもシステム固有の内部クロッ
クを計数するために、クロックの精度により時間誤差が
生ずる。また、内部クロックの精度のみならず、複数台
の計算機が設置されている場合、各計算機相互間の誤差
により１台の場合よりも大きな誤差が生ずるという印象
を与えることは否めず、かつ、複数台の計算機間で誤差
が生じている場合には何れの計算機の時間が適正なのか
判断しにくい問題があった。

本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、計算機に内
蔵されるリアルタイムクロック素子の計数時間を適正に
補正し、計算機が複数台設置されている場合でもそれら
相互の時１８１誤差を確実に除去しうる計算機の時間校
正方式を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段および作用）本発明による
計算機システムの時間校正方式は上記目的を達成するた
めに、計算機に供給される交流電源のクロック周波数を
一定時間計数するとノ（にこのクロック周波数の計数値
と等しく計数値となるリアルタイムクロック素子の計数
時間をｉ１１’ｌ定し、これら再計数時間差に基づいて
前記リアルタイムクロック素子を補正し、常に正確な時
間の下に計算機のデータ処理を可能するものである。

（実施例） 以下、本発明方式の実施例について図面を参照して説明
する。第１図は本発明方式を適用したシステムの概略構
成を示す図であって、各計算機はそれぞれ５０サイクル
または６０サイクルの周波数をもつ交流電源１１によっ
て動作するようになっている。この交流電源１１からの
交流電源周波数はクロック変換部１２に導入され、ここ
で交流電源周波数に比例したクロック周波数に変換され
て出力される。

一方、各計算機においては、それぞれ所定のプログラム
データに基づいて所定の演算制御を実行する演算処理制
御部（以下、ＣＰＵと指称する）１３を有し、このＣＰ
Ｕ１３からはアドレス・データ等のバス１４が導出され
、このバス１４には本来のデータ処理機能のほかに、図
示するようにリアルタイムクロック索子１５、前記クロ
ック変換部１２のクロック周波数を計数するカウンタ１
６が設けられている。また、バス１４には少なくとも時
間校正時のプログラムデータのほか、演算処理データ等
を記憶するメモリが接続されている。

しかして、以上のようなも■成によれば、計算機に内蔵
されたリアルタイムクロック索子１５の校正時、ＣＰＵ
１３はクロック周波数を一定時間計数すべき旨の指令を
カウンタ１６に与える。ここで、カウンタ１６はクロッ
ク変換部１２で交流電源周波数信号（第２図ａ参照）を
第２図（ｂ）の如く変換したパルス周波数を一定時間計
数する。

ここで、一定時間としたのは、交流電源の場合には瞬停
もあり得るので時間を特定して１１？３定するためであ
る。ＣＰＵ１３は、カウンタ１６によるパルス周波数の
計数後、そのカウンタ１６の計数値を読取ってメモリ１
７に記憶する。

しかる後、ＣＰＵ１３は、カウンタ１６にクロック周波
数の計数値と同じ計数値となるリアルタイムクロック索
子１５の経過時間を測定する。しかる後、クロック周波
数Δ１１定時間とリアルタイムクロック素子１５による
経過時間との時間差を求め、この時間差を補正値として
リアルタイムクロック索子１５を補正する。

因みに、例えばカウンタ１６において 「２４Ｈ・００ｍ・００ｓ」間クロック周波数を計数し
そのときに計数値Ｎを得たとする。しかる後、リアルタ
イムクロック素子１５が計数値Ｎを計数するに要した時
間が「２４Ｈ・ＯＯｍ・０４ｓ」とする。従って、これ
ら計数時間の間に４秒の時間差が生ずる。そこで、例え
ば１日１回補正する場合には１日の予め決められた時間
にリアルタイムクロック索子１５を補正時間である「４
秒」を加算または減算し、またはこの時間差を計数値に
換算してリアルタイムクロック索子１５を補正する。

なお、上記実施例ではクロック周波数の測定時間を基準
としたが、逆にリアルタイムクロック素子１５の計数時
間を基準にしてクロック周波数の経過時間を測定し補正
時間を得るようにしてもよい。その他、本発明はその要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。

〔発明の効果〕

以上詳記したように本発明によれば、非常に精度の高い
商用交流電源を用いて補正時間を得るようにしたので、
計算機に内蔵されるリアルタイムクロック素子の計数時
間を適正に補正し、計算機が複数台設置されている場合
でもそれら相互の時間誤差を確実に除去することができ
、よってデータを適正に処理できる計算機の時間校正方
式を提Ｏ（できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる計算機の時間校正方式の一実施
例を説明するシステム構成図、第２図は交流電源からク
ロック周波数を得るための説明図である。 １１・・・交流電源、１２・・・クロック変換部、１３
・・・ＣＰＵ、１５・・・リアルタイムクロック素子、
１６・・・カウンタ、１７・・・メモリ。 出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦 ５０”７４７）ＬＩｌ？’ｒ２０ｍｓｅｃ嬉２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リアルタイムクロック素子を持った計算機システムにお
   いて、前記計算機に供給される交流電源から得られるク
   ロック周波数を一定時間計数すると共にこのクロック周
   波数の計数値と等しい計数値となるリアルタイムクロッ
   ク素子の計数時間を測定し、この両者の計数時間差を補
   正値として所定時間ごとに前記リアルタイムクロック素
   子の計数時間を補正することを特徴とする計算機システ
   ムの時間校正方式。