JPH0270202A - インバータ電気車の空転・滑走時に速度差比率を用いた再粘着制御方法 - Google Patents

インバータ電気車の空転・滑走時に速度差比率を用いた再粘着制御方法

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JPH0270202A
JPH0270202A JP22053488A JP22053488A JPH0270202A JP H0270202 A JPH0270202 A JP H0270202A JP 22053488 A JP22053488 A JP 22053488A JP 22053488 A JP22053488 A JP 22053488A JP H0270202 A JPH0270202 A JP H0270202A
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JP
Japan
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slip frequency
difference ratio
target current
slipping
speed difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP22053488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Uruga
潤賀 健一
Masahisa Yabe
矢部 允久
Akira Ozawa
明 小澤
Yasuhiro Takeuchi
竹内 泰裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Shinko Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インバータ駆動される誘導電動機を駆動電動
機とするインバータ電気車(以下、電気車という)の車
輪と軌道間に発生する空転・滑走時の再粘着制御方法に
関する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のこの種の再粘着制御方法を実施した再
粘着制御装置の構成図であって、1〜4は車体床下の台
車に懸架された駆動電動機(誘導電動機)であって、動
輪Wに動力を伝達する動力伝達軸(以下、動軸という)
IA〜4Aのそれぞれに回転速度検出器(パルス発振器
)5〜8が取着されている。9は微分器であって、回転
速度検出器5〜8が送出する速度信号(周波数信号)f
a−fdを取り込んで、該周波数信号fa〜fd(説明
の便宜上、同じ値とする)の微分値df/dtを演算す
る。10は空転・滑走検知部であって、df/dtが設
定値Kに達すると、空転・滑走検知信号SDを送出する
。11は速度パターン発生器であって、電気車の応荷蔦
(乗車率により変化する)P、カ行時のマスコン指令M
、回生ブレーキ指令N等が導入され、これらに基づいて
誘導電動機1〜4の基準すべり周波数指令fsp、目標
電流指令IMPのパターンを作成して、インバータ12
の主回路を制御する制御系のI日令入力回路に送出し、
また、この速度パターン発生器11は空転・滑走検知信
号SDを受けると、該空転・滑走検知信号SDの到来中
、基準すべり周波数指令rsp及び目標電流指令IMF
の値をそれぞれ減少させる絞り込み機能を有している。
13は加算器であって、目標電流指令IMFに対する誘
導電動機1〜4のフィードバック電流(説明の便宜上、
同じとする)rMの偏差ΔIMを出力する。
14は補正すべり周波数演算器であって、Δi?1を取
り込んで、補正すべり周波数Δfsを送出する。15は
加算器であって、基準すべり周波数指令fspと補正す
べり周波数Δfsとが人力され、誘導電動機1〜4に対
するすべり周波数指令fsを作成する。このすべり周波
数指令fsはカ行時は正の値、回生時は負の値となる。
なお、第4図に各部の出力信号の波形を示す。同図にお
いて、鎖線は電気車のあるパターン走行時における空転
・滑走現象が無い場合のdf/dtを表している。
この構成においては、空転・滑走現象が発生して、周波
数信号fの微分値df/dtが設定値Kになると、空転
・滑走検知信号SDが発生し、基準すべり周波数指令f
spと目標電流指令IMFが絞り込まれて、すべり周波
数指令fsが減少する。誘導電動機1〜4の回転速度が
上昇し、df/dt=0になって、動軸が再粘着に向か
い始めると、空転・滑走検知信号SDが消滅し、上記絞
り込みが解除されて基準すべり周波数指令fspと目標
電流指令IMFの値はそれぞれ元のレベルに回復する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の方法では、df/dtを固定の設定値と比較
して、その大小により空転・滑走の発生を検知する構成
を採っているので、df/dtが該設定値に達しない程
度の微小な空転・滑走が発生した場合は、これを検知す
ることができず、この為、電気車はそのまま走行するこ
とになり、また、空転・滑走が検知された場合には、動
輪Wが再粘着に向かい始めると、空転・滑走検知信号S
Dが消滅して、再粘着が確立する前に上記絞り込みが解
除されてしまうので、第4図に示すように、空転・滑走
が連続して再発しやすく、乗り心地の面から問題がある
だけでな(、各動輪や軌道に与える損傷が大きくなり、
両者間の粘着力の低下を招くという問題があった。
本発明は上記問題を解消するためになされたもので、空
転・滑走の再発を防止して、従来に比し、乗り心地を改
善し、空転・滑走による軌道と動輪の損傷を低減するこ
とができるインバータ電気車の空転・滑走時に速度差比
率を用いた再粘着制御方法を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
電気車における動力伝達軸の回転速度と列車速度との速
度差比率を演算して監視し、該速度差比率が第1の所定
値に達すると、この時点において上記インバータに与え
られていた通常時基準すべり周波数指令値と目標電流指
令値を記憶させ、上記時点から、上記速度差比率の増分
が零となるまでは、上記記憶させた通常時基準すべり周
波数指令値及び目標電流指令値から、その上記速度差比
率対応分を減算する絞り込み動作を開始させて、その減
算値をそれぞれ空転・滑走時基準すべり周波数指令及び
空転・滑走時目標電流指令としてインバータに与え、上
記増分が零となったのち、減少して第2の所定値に達す
るまでは、空転・滑走時基準すべり周波数指令及び空転
・滑走時目標電流指令を上記増分零時における値に拘束
し、その後、該拘束を解除して所定パターンで通常時基
準すべり周波数指令及び通常時目標電流指令の値に戻す
戻し制御を行う構成としたものである。
〔作用〕
本発明では、空転・滑走が発生したのちは、インバータ
に与えられるすべり周波数指令と電流指令の値の絞り込
みが開始される点は、従来の方法と同じであるが、再粘
着に向かい始めたのちも、再粘着が確立されるまでは、
この絞り込みが解除されず、上記再粘着に向かい始めた
時点の絞り込み量のままとなり、再粘着が確立した時に
、始めて解除されるので、空転・滑走現象が連続的に発
生ずることはなくなる。また、上記絞り込みの大きさは
、速度差比率対応分であるので、粘着係数の低下に見合
った量となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、20は信号変換器であって、回転速度
検出器5〜8が送出する周波数信号をf(fa−fd)
を取り込んで、各誘導電動機1〜4の軸(動輪)の回転
速度(説明の便宜上、等しいとする)に比例した速度信
号(動輪Wの回転速度信号)Vnに変換する。21は空
転・滑走検知部であって、列車速度(後述する)Vsと
速度信号Vnとを取り込み、両者の速度差比率R(力行
時はR3、回生時はRRとする)を下式に基づき演算し
て、該速度差比率Rが発生した場合に、空転滑走検知信
号SDを速度パターン発生器22に送出する。
Vs V  5−Vn 速度パターン発生器22は、電気車の応荷重(乗車率に
より変化する)P、力行時のマスコン指令M、回生ブレ
ーキ指令N等が導入され、誘導電動機1〜4の通常時基
準すべり周波数指令(以下、通常時すべり周波数指令と
いう)fsp、通常時目標電流指令IMFのパターンを
作成して、インバータ12の制御系の指令入力回路に送
出するとともに、空転・滑走開始直前の通常すべり周波
数指令fspO値を記憶部22Aに更新記憶する。即ち
、空転・滑走検知信号SDの入力タイミングT、で該更
新記憶動作を行う。この速度パターン発生器22は、空
転・滑走検知信号SDを受けると、記憶した通常すべり
周波数指令fsp及び通常目標電流指令IMFの値をそ
れぞれ速度差比率R分だけ減少させる機能を有している
。他の構成は第3図の構成と同じであるので、同じ構成
要素には同一符号を付して示しである。
なお、上記列車速度とは、同−車体内の動力伝達軸に取
り付けた回転速度検出器5〜8の出力から求めた各動輪
速度のうち、最も遅い速度(力行時)、最も速い速度(
回生時)をいう。
次に、この装置の動作を第2図の波形部を参照して説明
する。
説明の便宜上、空転・滑走現象が発生していない通常走
行時は、速度差比率RはOであるとする。動輪Wの滑走
現象が発生すると、速度差比率Rが0値から増大する。
この速度差比率Rが第1の設定値を超えると、空転・滑
走検知部21が空転・滑走検知信号SDを送出する。速
度パターン発生器22は、この空転・滑走検知信号SD
を受けると、記憶部22Aの内容を、該空転・滑走検知
信号SDの到来タイミングT+において、インバータ1
2の制御系に送出している通常時すべり周波数指令fs
pの値、通常時目標電流IMFの値を100%値として
、書き替え、その速度差比率R分を演算し、演算した速
度差比率R分を上記記憶した通常時すべり周波数指令f
spの値、通常時目標電流IMFの値から減算する動作
を開始し、減算したすべり周波数指令値、電流指令値を
空転・滑走時基準すべり周波数指令値、空転・滑走時目
標電流指令値として、インバータ12の制御系に送出す
る。
その後、動輪Wの速度Vnが第2図のB点(タイミング
をT2とする)に達し、速度差比率Rの増分が零になっ
て、再粘着に向かい始めると、速度パターン発生器22
は、このタイミングT2において、送出している空転・
滑走時基準すべり周波数指令値fsp、空転・滑走時目
標電流指令値IMFを、空転・滑走検知信号SDが消滅
するまで、拘束する。
空転・滑走検知信号SDが消滅すると、上記拘束を解除
して、空転・滑走時すべり周波数指令値、空転・滑走時
目標電流指令値を、前記タイミングT+で記憶部22A
に記憶させた通常時すべり周波数指令fspの値、通常
時目標電流IMFの値に戻すが、これを−挙に行うと、
再滑走が起きる恐れがあり、また、乗り心地も悪くなる
ので、例えば、80%値までステップ状に戻したのちt
秒後に、アナログ的に100%値まで戻す戻し制御を行
う。
なお、各動輪の摩耗差によって動輪Wの径差が生じるの
で、惰行中は、この径差の補正を行う。
このように、本実施例では、空転・滑走現象の発生が検
知されると、再粘着に向かい始める時点までではなく、
再粘着が確立する時点まで、すべり周波数指令f□と目
標電流指令IMFの絞り込みを継続させるので、前記従
来方法の場合のように、空転・滑走の再発を防止するこ
とがきる。
しかも、本実施例では、空転・滑走現象の発生を、速度
差比率Rを用いて検出するので、すべり周波数指令f0
と目標電流指令I□を粘着係数の低下に見合ったレベル
に制御することができ、この為、空転・滑走検知後、早
期に、再粘着を確立させることができる。
(発明の効果) 本発明は以上説明した通り、空転・滑走検知後のすべり
周波数指令と目標電流指令の絞り込みを、空転・滑走の
消滅まで継続することにより、空転・滑走の再発を防止
することができ、また、上記絞り込み量は粘着係数の低
下に見合った値であるので、従来に比して、早期に、再
粘着へ向かうように連続的に制御することができ、乗り
心地を改善することができる他、動輪と軌道のメンテナ
ンスの費用・労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図は上
記実施例の動作を説明するための波形図、第3図は従来
の再粘着制御方法を実施した再粘着制御装置のブロック
図、第4図は上記従来例の動作を説明するための波形図
である。 1〜4−誘導電動機、5〜6・・一回転速度検出器13
.15−加算器、14−補正すべり周波数演算器、20
−・・信号変換器、21−・−空転・滑走検知部、22
−・速度パターン発生器。 第2図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動電動機が、インバータによりすべり周波数制
    御される誘導電動機である電気車における空転・滑走時
    の再粘着制御方法であって、動力伝達軸の空転・滑走を
    検知する手段が、該空転・滑走を検知した場合に上記イ
    ンバータに与えるすべり周波数指令と電流指令を絞り込
    み、上記動力伝達軸を再粘着に導くものにおいて、動力
    伝達軸の回転速度と列車速度との速度差比率を演算して
    監視し、該速度差比率が第1の所定値に達すると、この
    時点において上記インバータに与えられていた通常時基
    準すべり周波数指令値と通常時目標電流指令値を記憶さ
    せ、上記時点から、上記速度差比率の増分が零になるま
    では、上記記憶させた基準すべり周波数指令値及び目標
    電流指令値から、その上記速度差比率対応分を減算する
    絞り込み動作を開始させて、その減算値をそれぞれ空転
    ・滑走時基準すべり周波数指令及び空転・滑走時目標電
    流指令としてインバータに与え、上記速度差比率の上記
    増分が零となつたのち、減少して第2の所定値に達する
    までは、空転・滑走時基準すべり周波数指令及び空転・
    滑走時目標電流指令を上記増分零時における値に拘束し
    、その後、該拘束を解除して所定パターンで通常時基準
    すべり周波数指令及び通常時目標電流指令の値に戻す戻
    し制御を行うことを特徴とするインバータ電気車の空転
    ・滑走時に速度差比率を用いた再粘着制御方法。
  2. (2)所定パターンで通常時基準すべり周波数指令及び
    通常時目標電流指令の値に戻す戻し制御は、ステップ状
    戻しパターンと、これに続くアナログ状戻しパターンか
    らなることを特徴とする請求項1記載のインバータ電気
    車の空転・滑走時に速度差比率を用いた再粘着制御方法
JP22053488A 1988-09-05 1988-09-05 インバータ電気車の空転・滑走時に速度差比率を用いた再粘着制御方法 Pending JPH0270202A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141403A (ja) * 1992-10-22 1994-05-20 Hitachi Ltd 車両制御装置及び電気車制御装置

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