JPH025703B2 - - Google Patents

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JPH025703B2
JPH025703B2 JP14601682A JP14601682A JPH025703B2 JP H025703 B2 JPH025703 B2 JP H025703B2 JP 14601682 A JP14601682 A JP 14601682A JP 14601682 A JP14601682 A JP 14601682A JP H025703 B2 JPH025703 B2 JP H025703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
self
leveling material
weight
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14601682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5935053A (ja
Inventor
Masaru Akyama
Akira Miwa
Makoto Doi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP14601682A priority Critical patent/JPS5935053A/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はセルフレベリング材、詳しくは、耐水
性や耐久性と流動性に優れ、且つ収縮が極めて少
なく、ひび割れのおこりにくいセメント系セルフ
レベリング材に関する。 従来、セルフレベリング材としては石膏系のも
のが知られており、床下地材等に使用されてい
る。しかし、石膏は耐水性が小さいため、例えば
ベランダ、屋上等の屋外部あるいは湿気を帯びる
地下室等で使用出来ないという欠点があつた。こ
のような欠点をなくする目的でセメント系のもの
が提案されているが、耐久性と流動性が良好で且
つ硬化後もひび割れのおこりにくいものは未だ開
発されていない。 本発明は、これらの性質も備えたセメント系の
セルフレベリング材を提供するものである。すな
わち、本発明は、セメント、フライアツシユ及び
珪砂を含有してなるセルフレベリング材におい
て、該セルフレベリング材100重量部に対し、下
記(a)〜(c)の成分を配合してなるセメント系セルフ
レベリング材である。 (a) 粒径0.59〜0.21mmの粒子が80重量%以上であ
る半水石膏2〜15重量部 (b) 尿素0.3〜3重量部 (c) 高分子エマルジヨン又はラテツクスを固形分
として0.1〜5重量部 以下、詳しく本発明について説明すると、セメ
ント、フライアツシユ及び珪砂を含有してなるセ
ルフレベリング材は、耐水性や耐摩耗性を改善す
ることは知られている。しかし、これらの成分を
単に混ぜ合わすのみでは、セルフレベリング材と
しての流動性や接着性等は不十分であるので(a)〜
(c)の成分をさらに配合する。なお、本発明では、
流動性と強度発現の点から、セメント、フライア
ツシユ及び珪砂の割合を次の通りにするのが望ま
しい。すなわち、セメントは15〜35%好ましくは
20〜30%である。15%未満では強度的に充分なも
のが得られず、又35%を越えてはひび割れがおこ
りやすく流動性も低下する。セメントとしては、
各種ポルトランドセメントや高炉セメント、フラ
イアツシユセメント、シリカセメント等の混合セ
メント、ならびにアルミナセメントなどである。
フライアツシユは30〜50%好ましくは35〜45%で
ある。30%未満では流動性が低下し、乾燥収縮も
大きくなる。又50%を越えると、粘性が増大し流
動性が低下するとともに強度も低下する。珪砂は
25〜50%であり、25%未満もしくは50%を越えて
は流動性が低下する。又50%を越えては強度も低
下する。珪砂の中心粒径は流動性等の点からみて
250μ付近が望ましい。 (a) 成分としての半水石膏は、粒径が0.59〜0.21
mmの範囲内の粒子が80%以上であるように調整
したものである。石膏には無水石膏、二水石膏
があるが流動性、強度面で好ましくない。半水
石膏の使用量は、前記三成分を含有してなるセ
ルフレベリング材100部に対して2〜15部であ
る。2部未満では乾燥ひび割れの防止効果が少
く、又15部を越えては、強度低下したり膨張に
よるひび割れが生じたりする。 さらに、使用する半水石膏の粒子を適切に調
整することが重要なことである。それによつ
て、セルフレベリング材の流動性に良い効果を
与え、且つセメント、フライアツシユとの反応
によつて生ずるエトリンジヤイトの生成が極め
て緩慢に行われ、それがセメントの硬化収縮の
発達度合とほぼ同じ速さで行われる。その結
果、エトリンジヤイトによる膨張はセメントの
硬化収縮の補償を円滑になすことになり、極め
てひび割れのおこりにくいセルフレベリング材
が得られる。 石膏粒径が0.59mmを越えては分散が悪く、硬
化後の強度低下をきたすとともに表面平滑さが
悪くなる。0.21mm未満では偽凝結を引き起しや
すく流動性の低下も著るしく大きくなる。ま
た、0.59〜0.21mmの粒子が80%未満では、膨張
ひび割れが起こり、且つ耐摩耗性も悪くなる。 (b) 成分は尿素であり、減水効果とひび割れ防止
効果をもたらす。その使用量は、前記三成分を
含有してなるセルフレベリング材100部に対し
て0.3〜3部である。0.3部未満ではその効果は
小さく、3部を越えては、その効果の増大は認
められず、かえつてセメントの凝結遅延や強度
低下を引き起す。 (c) 成分は高分子エマルジヨン又はラテツクスで
あり、固液分離の防止、硬化物の耐水性の向
上、下地コンクリートとの接着性向上に役立
つ。その使用量は、前記三成分を含有してなる
セルフレベリング材100部に対して固形分とし
て0.1〜5部であり、0.1部未満ではその効果は
ほとんどなく、又5部を越えてはスラリーの流
動性を低下させる。 高分子エマルジヨンとしては、エチレン酢ビ
エマルジヨン、酢ビエマルジヨン、その他のポ
リ酢酸ビニル系エマルジヨン、アクリルエマル
ジヨン、ポリエチレンエマルジヨン等をあげる
ことができ、それらの中でも、パウダーエマル
ジヨン形態のものが最適である。また、ラテツ
クスとしては、天然ゴム(NR)、クロロプレ
ンゴム(CR)、スチレン・ブタジエン
(SBR)、アクリルニトリル・ブタジエンゴム
(NBR)、メチルメタクリレート・ブタジエン
ゴム(MBR)、ブタジエンゴム(BR)などの
ゴムラテツクスをあげることができる。 以上の割合からなる本発明のセメント系セルフ
レベリング材に、必要に応じて、さらに次の水溶
性樹脂を併用すると耐酸性などの化学抵抗性が向
上するだけでなく接着力、保水性、曲げ強度や流
動性が向上する。水溶性樹脂としては、カゼイン
及びその塩類、ゼラチン、グルーなどの蚤白系増
粘剤、ならびにメチルセルロース(MC)、ポリ
ビニルアルコール(PVA)、ポリアクリル酸塩、
フルフリルアルコールなどの水溶性ポリマーなど
をあげることができ、これらを粉末化したものを
添加しても良い。水溶性樹脂の使用量は、前記三
成分を含有してなるセルフレベリング材100部に
対して、固形分として0.05〜1部程度である。 本発明のセルフレベリング材を使用する効果
は、次の通りである。 (1) 高流動性であるのでポンプ圧送が可能であ
る。 (2) セルフレベル性にすぐれるので、床材に使用
した場合は、工費が安く迅速な施工が可能とな
る。 (3) 耐水性が大きいので、従来の石膏系レベリン
グ材料では使用出来なかつた屋外への利用が可
能となり、ベランダ、屋上への施工や湿気を帯
びやすい地下室、地下ピツト等にも利用が可能
となつた。 (4) 耐摩耗性にすぐれているので、それが要求さ
れるフオークリフト等の運搬車が出入りする倉
庫床、通路等への使用が可能となつた。 (5) ひび割れがおこりにくいので著しく耐久性が
増した。 以下、実施例をあげてさらに具体的に説明す
る。なお、明細書に記載の%及び部はいずれも重
量基準で示した。 実施例 普通ポルトランドセメント、フライアツシユ、
珪砂、粒径の異なるα型半水石膏、尿素、酢ビ系
エマルジヨンとしてのVinnapas RI538Z〔酢ビー
バーサチツク酸ビニル−ラウリル酸ビニル共重合
体〕〔WACKER社製)、及び水を第1表の通りに
配合した。
【表】 これらのモルタルの無衝撃フロー、ブリージン
グ、乾燥ひび割れ、膨張ひび割れ、耐摩耗性、強
度を測定した。それらの結果を第2表に示す。 なお、各物性は次のように測定した。 (1) フロー:無衝撃フローはJIS R5201規定のフ
ロー・コーンを使用し、練り上りモルタルの平
滑なアクリル樹脂水平面上での無衝撃状態での
広がり直径である。 (2) ブリージング:練り上りモルタルを4×4×
16cmの型枠に詰めて練り終り30分後の表面状態
を観察した。 (3) 乾燥ひび割れ:図面に示した寸法のひび割れ
試験体を練り上がりモルタルで作製し、20℃、
60%RHの条件で養生したときのひび割れ発生
の有無を観察した。 (4) 膨張ひび割れ:4×4×16cmの供試体を成形
し、20℃、80%RHで気乾養生後、20℃の水中
で浸漬し観察した。 (5) 耐摩耗性:気乾で28日間養生した10φ×20cm
の供試体を内径145φ×225Lmmのステンレス容
器を備えた振動ポツトミルに10φmmの鋼球7Kg
と一緒に詰め1110回/分の振動数と振幅10mmで
30分間運転した後、供試体の摩耗状況を観察し
た。 (6) 強度:4×4×16cmの供試体を成形し、20
℃、80%RHで気乾養生を行い、1日後、28日
後の圧縮強度を測定した。
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は乾燥ひび割れ測定用試験体の平面図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セメント、フライアツシユ及び珪砂を含有し
    てなるセルフレベリング材において、該セルフレ
    ベリング材100重量部に対し、下記(a)〜(c)の成分
    を配合してなるセメント系セルフレベリング材。 (a) 粒径0.59〜0.21mmの粒子が80重量%以上であ
    る半水石膏2〜15重量部 (b) 尿素0.3〜3重量部 (c) 高分子エマルジヨン又はラテツクスを固形分
    として0.1〜5重量部
JP14601682A 1982-08-23 1982-08-23 セメント系セルフレベリング材 Granted JPS5935053A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14601682A JPS5935053A (ja) 1982-08-23 1982-08-23 セメント系セルフレベリング材

Applications Claiming Priority (1)

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JP14601682A JPS5935053A (ja) 1982-08-23 1982-08-23 セメント系セルフレベリング材

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Publication Number Publication Date
JPS5935053A JPS5935053A (ja) 1984-02-25
JPH025703B2 true JPH025703B2 (ja) 1990-02-05

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JP14601682A Granted JPS5935053A (ja) 1982-08-23 1982-08-23 セメント系セルフレベリング材

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JPS5935053A (ja) 1984-02-25

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