JPH0255927B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0255927B2
JPH0255927B2 JP7185682A JP7185682A JPH0255927B2 JP H0255927 B2 JPH0255927 B2 JP H0255927B2 JP 7185682 A JP7185682 A JP 7185682A JP 7185682 A JP7185682 A JP 7185682A JP H0255927 B2 JPH0255927 B2 JP H0255927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic semiconductor
case
capacitor
heating
solid electrolytic
Prior art date
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Expired
Application number
JP7185682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58188125A (ja
Inventor
Shinichi Niwa
Hirobumi Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7185682A priority Critical patent/JPS58188125A/ja
Publication of JPS58188125A publication Critical patent/JPS58188125A/ja
Publication of JPH0255927B2 publication Critical patent/JPH0255927B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は有機半導体を固体電解質とする固体電
解コンデンサの製造方法に関する。 有機半導体を融解液化した状態でコンデンサ素
子に含浸し、その後冷却して固体電解質とする方
法は既に特願昭56−55816号や特願昭56−116861
号の発明として提案されている。 上記提案された方法に使用し得る有機半導体
は、例えばN位をn−プロピル又はisoプロピル
で置換したキノリン又はイソキノリンとTCNQ
(7、7、8、8テトラシアノキノジメタンの略
称)からなる錯塩であり、これらは融解液化した
後冷却固化しても依然として良電導性を保ち、コ
ンデンサ用電解質として機能する。しかしこの種
の有機半導体は、それを融解液化させた状態で長
時間放置すると冷却固化した時に絶縁体となる。
従つて上記提案された方法を実施する際には、有
機半導体はその融解液化後速やかに冷却されねば
ならない。 融解液化された有機半導体をコンデンサ素子に
含浸し冷却固化する最も原始的な方法は、有機半
導体を適当な槽内で融解液化し、その融解のタイ
ミングを見計らつてコンデンサ素子を上記槽内の
有機半導体液に浸漬し、その後冷却することであ
る。有機半導体はその融解後速やかに冷却されね
ばならないから、上記の如く融解のタイミングを
見計らうことは重要である。 しかし、量産性の面から考えると、有機半導体
の融解状態を観察して適切な時期にコンデンサ素
子に含浸することは煩雑な作業である。含浸に先
立つて、コンデンサ素子は予熱されることがしば
しば要求されるが、この様な要求が加わると作業
は一段と難しくなる。 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の特徴は、有機半導体を詰めたケースを、ほゞ垂
直に立てたコンデンサ素子上にかぶせた状態で高
温雰囲気中に放置することにより、有機半導体を
融解して素子に含浸することにある。 以下本発明を実施例につき具体的に説明する。 第1図A,Bは第1の工程を示す。第1図Aの
工程では、コンデンサ素子1のリード2,2の先
端を垂直配置の支持片3に固着することにより素
子1をほゞ垂直に保持する。素子1は陰極用アル
ミニウム箔と化成済の陽極用アルミニウム箔とを
セパレータ紙を介して巻取つたものであり、リー
ド2,2は上記各箔に結合されている。尚、斯る
素子自体の構成は周知である。 他方、第1図Bの工程では、有底円筒状の耐熱
性ケース、具体的にはアルミニウムケース4内に
粉末状の有機半導体5を適量詰める。このとき、
適度の加圧により上記粉末体はケース4の底部に
固められ、従つてケース4を倒置しても落下しな
い。有機半導体5としては、N位をn−プロピル
又はisoプロピルで置換したキノリン又はイソキ
ノリンとTCNQからなる錯塩が用いられる。 第2図は第2の工程を示し、この工程では、
ほゞ垂直に保持された素子1の上から上記ケース
4がかぶせられる。 第3図は第3の工程を示し、この工程では、第
2図に示す配置のものを所定時間加熱保持して、
有機半導体5を融解液化する。この液化に伴い、
有機半導体は素子1内に含浸し、それに応じてケ
ース4の位置は低下する。尚、素子やケースの傾
き、又は素子とケースとの相互のひつかかり等に
より有機半導体が完全に融解してもケースが低下
しないものが発生する。よつて、加熱保持中、ケ
ースが低下しやすい様にケース4の底部を上方よ
り軽く押すか、あるいは素子1に振動を与える手
段を備えることが望ましい。 加熱保持温度は250〜300℃が適当である。加熱
保持は有機半導体5が液化後熱分解して絶縁体に
ならない間に終了されねばならず、従つて有機半
導体の液化が完了してケース4が第3図に示す如
く低下しきつた時点で加熱保持を終了することが
好ましい。上記加熱保持温度では加熱保持時間は
2〜5分が適当である。加熱手段としては電気炉
や恒温槽が用いられる。電気炉の場合炉内におい
てその入口から出口に向けて被加熱物をベルトコ
ンベア式に連続的に移送し得るので量産的であ
る。即ち上記支持片3を長尺状としそれに素子1
を複数個垂直保持すると共にそれら各素子に第2
図の如くケース4をかぶせたものを上記加熱保持
時間に見合つた速度で電気炉の中を通過させるの
である。尚第3工程で素子1を予備加熱する必要
のないことに注意すべきである。 第4図は第4の工程を示し、この工程では上記
第3の工程での加熱後、素子をケース4と共に冷
却する。これにより、一旦融解液化した有機半導
体が素子内で再晶出し、素子を構成するセパレー
タ紙に固体電解質としての有機半導体が含浸形成
される。 本工程における冷却は、有機半導体の液化完了
後、即ち本実施例では上記第3工程終了後、直ち
に、好ましくは10秒以内に開始され、有機半導体
が熱分解により絶縁化するのが防止される。具体
的な冷却法としては、第3工程での加熱のための
電気炉や恒温槽から取り出された素子及びケース
の結合体を直ちに水シヤワー6中を通過させるの
が好適である。尚この水シヤワーはケース内の素
子にも下方より浴びせられる。 第5図は最終工程を示す。この工程では上記第
4工程の後、素子1及びケース4の結合体を乾燥
し、次いでケース4内にエポキシ等の樹脂7を充
填して封口し最後に支持片3を除去することによ
り固体電解コンデンサ8が完成する。尚第4工程
後ケース4は有機半導体5により素子1に仮固着
しており、従つて必要に応じてケース4をはずし
て他の適当なケース内に素子1を収納した後樹脂
封口してもよいが、上記実施例の如く、ケース4
をコンデンサの最終的外皮ケースとするのが量産
的にも好ましい。 下表は、有機半導体としてn−プロピル・イソ
キノリンとTCNQからなる錯塩を用いて、上記
実施例方法により作成したコンデンサと、冒頭で
述べた原始的方法により作成した参考例コンデン
サとの夫々の高温負荷特性を示す。
【表】 上記特性比較により、本実施例によつても、十
分実用的な特性の得られることが判る。 以上の説明より明らかな如く、本発明によれば
有機半導体を詰めたケースをコンデンサ素子にか
ぶせ加熱するだけで素子への有機半導体の含浸が
行なわれるから、有機半導体の融解のタイミング
を見計つたり、素子を予備加熱することが不要と
なりこの種の固体電解コンデンサの量産性が飛躍
的に向上する。又必要に応じて上記ケースはコン
デンサの最終的な外皮ケースとすることができこ
れ亦量産上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明実施例の工程を示し、第1図A及び
第4図は側面図、第1図B、第2図、第3図及び
第5図は断面図である。 1……コンデンサ素子、4……ケース、5……
有機半導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機半導体を詰めたケースを、ほゞ垂直に立
    てたコンデンサ素子上にかぶせた状態で高温雰囲
    気中に放置することにより、上記有機半導体を融
    解して上記素子に含浸することを特徴とする固体
    電解コンデンサの製造方法。 2 特許請求の範囲第1項において、上記有機半
    導体はN位をn−プロピル又はisoプロピルで置
    換したキノリン又はイソキノリンとTCNQから
    なる錯塩であることを特徴とする固体電解コンデ
    ンサの製造方法。
JP7185682A 1982-04-27 1982-04-27 固体電解コンデンサの製造方法 Granted JPS58188125A (ja)

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JPS58188125A JPS58188125A (ja) 1983-11-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6164116A (ja) * 1984-09-06 1986-04-02 松下電器産業株式会社 電子部品
JPS61158131A (ja) * 1984-12-28 1986-07-17 松下電器産業株式会社 チツプアルミ電解コンデンサ
JP2594101B2 (ja) * 1988-02-02 1997-03-26 三洋電機株式会社 固体電解コンデンサ

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JPS58188125A (ja) 1983-11-02

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