JPH0255331A

JPH0255331A - 液晶用配向膜の製法

Info

Publication number: JPH0255331A
Application number: JP20763288A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Yamazoe; 山添　博司; Shingo Fujita; 晋吾藤田; Isao Ota; 勲夫太田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-08-22
Filing date: 1988-08-22
Publication date: 1990-02-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、高分子樹脂からなる液晶分子の配向膜の製法
に関する。

従来の技術液晶分子の配向膜は、液晶デイスプレィには必須のもの
である。

前記配向膜としては、無機質の斜方蒸着膜、ラビングさ
れた有機樹脂膜等が使われる（例えば液晶エレクトロニ
クスの基礎と応用、　佐々木　昭夫曙）。

発明が解決しようとする課題しかしながら、無機質の斜方蒸着膜については、装置が
比較的高価なこと、真空プロセスなのでプロセス・コス
トが高くつくことに難がある。

一般にラビング法が産業界では多用されているが、液晶
分子の捻り角の大きいモード、すなわちスーパー・ツィ
スティッド・ネマティック・モードでは、ラビング圧が
軽く、密度の高いラビングが必要となる。この条件を得
るためには、厳格な管理が必要となる。

また、ラビング法においては、レーヨン等の繊維束と有
機樹脂膜との高速摩擦を伴う故に、繊維の破片等のゴミ
が出るので、洗浄が必要となる。

課題を解決するための手段本発明は前述のような課題を解決するために、樹脂層を
有する基板に、圧電逆効果すなはち電歪効果による振動
体を圧接してなるような液晶用配向膜の製法を開示する
ものである。

また、樹脂層を有する基板を磁歪効果による据動体を圧
接してなるような液晶用配向膜の製法をも提供するもの
である。

作用液晶分子を配向させるためには、器壁界面での液晶分子
を配向させる必要がある。このために、界面に通常、配
向膜が設けられる。配向膜の表面は、分子レベル程度に
ミクロなある秩序が必要なのは理解される。この秩序は
、液晶分子と相互作用する基が規則的に並んでいる場合
もあるし、凸凹形状が規則的であって、結果として体積
排除効果による自由エネルギーの減少により液晶分子に
配向規制力を課することもあると考えられている。

本発明は後者の配向メカニズムにやや、重きを置いたも
のと考えられる０本発明は非常に微細な振動によって、
基板上の有機樹脂膜に凹凸が付けられるだろうことに、
本質がある。（直接の観察は困難であった）。本発明の
実施においては、基板の面全体に振動体を圧接するため
に、振動体を基板に対して、圧接しつつ移動させる。

本発明においては、振動体の基板との接触部は適当な樹
脂や、布にしてもよい。

本発明による方法は、真空を必要とせず、この点、設備
費は小さい。

また、従来の繊維等による樹脂膜のラビングにおいては
、ネマチック液晶分子のプレ・チルトを若干、水平より
立てようとすると、非常に微妙な条件設定と、樹脂膜材
料の選定が必要である０本発明は、振動体の振動方向と
基板とのなす角度や、振動の強度、振動周波数によって
樹脂膜表面の凹凸の密度、深さ、形状を制御出来ると怨
定される。

結果としては、このようにして、ネマチック液晶分子の
プレ・チルトを若干、水平より立てようとする場合でも
、従来よりプレ・チルト角を大きく出来、再現性も向上
し、また樹脂材料の選択の自由度も広がった。

実施例以下、本発明の一実施例について、図面を用いて説明す
る。

本実施例では樹脂としてポリイミド樹脂（溶剤タイプ）
、ポリアミック酸樹脂（溶剤タイプ）を用いた。ポリイ
ミド樹脂としては、ネマティック液晶に対して、低プレ
チルト角用のものであって、レジンにおいて、もともと
ポリイミド・オリゴマーが含まれているものである。ポ
リアミック酸樹脂でも、所定の加熱処理により、イミド
化は可能であり、本実施例ではイミド化が可能な熱処理
をした。

まず、ポリイミド樹脂とポリアミック酸樹脂を溶剤で粘
度調整をし、スピナーでガラス基板上に回転、塗布した
。これを所定の温度で熱処理した。

小型の装置を作製した。図にこの装置の概略図を示す。

図において、■は市販の超音波加工機、２は工夫された
金属製の加工ヘッドであり、図において紙面に垂直に奥
行があるものである。３はエポキシ樹脂、４は基板、５
は基板上のポリイミド樹脂層、６は移動する盤であり、
ａは基板と加工へンドの振動方向のなす角度であり、ｂ
は加工ヘッドの主たる振動方向である。なお盤の進行方
向はＣで示される。また、加工ヘッドの主たる振動方向
は、これに直角な方向でもよい。さらに、基板を加工ヘ
ッドに圧接する力は一定となるようにした。

ポリイミド樹脂膜を有する基板同士、ポリアミック酸樹
脂膜を有する基板同士、通常の方法で、所定の方向に、
所定の空隙を保つように貼り合わせた。この場合、樹脂
膜は前記空隙に向くようにされた。

この空隙に、ネマティック液晶を充填して、液晶パネル
を得た。

角度ａを３０″程度にしたものにおいて、磁場法により
、液晶分子のプレ・チルト角を測ったところ、同じ樹脂
膜を使って従来法で摩擦すなわち、ラビングした場合に
比べて、数倍の大きさになっていた。この結果は、樹脂
膜を使った配向膜では、従来得難いものであった。

これらのことは、従来の摩擦法に比べて、液晶表示の均
一性、コントラストは著しく向上するという結果を招来
した。

また、エポキシ樹脂３とポリイミド梼脂５との間に絹布
を介在させたところ、前記液晶パネルの表示の均一性は
向上した。

発明の効果以上本発明は液晶分子配向用゛樹脂膜を得るための方法
を提供するものであり、産業上の価値は大なるものがあ
る。

【図面の簡単な説明】

図は基板に振動体を基板に圧接するための装置の概略構
成図である。 ■・・・・・・市販の超音波加工機、２・・・・・・工
夫された金属製の加工ヘッド、３・・・・・・エポキシ
樹脂、４・・・・・・基板、　５・・・・・・基板上の
ポリイミド樹脂層、６・・・・・・移動する盤。代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名トー超青褒
加工（大２−−−ツクＤ工午ント“ ３−−一不遺栄「龍６−−−特動Ｖｂ区

Claims

【特許請求の範囲】

（１）樹脂層を有する基板に電歪効果による振動体を圧
接することを特徴とする液晶用配向膜の製法。
（２）樹脂層を有する基板に磁歪効果による振動体を圧
接することを特徴とする液晶用配向膜の製法。