JPH0254637A - 衛星信号受信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は垂直あるいは水平偏波により送られて来る各種
衛星からの信号を受信する為の衛星信号受信システムに
関する。

（従来の技術） 地上へ向けて垂直あるいは水平偏波の信号電波（本明細
書では衛星信号という）を送信する種々の通信衛星の打
ち上げが予定されている。そしてこれらの衛星からの衛
星信号をヘッドエンドにおいて受信し、各端末装置へ分
配するテレビ共同受信システムの設置も計画されている
。

（発明が解決しようとする課題） 上記のような衛星信号を受信するテレビ共同受信システ
ムにおいては、例えば通信衛星のトランスポンダが故障
すると衛星信号が停波してしまうので、各端末装置へ重
要な情報が送れなくなってしまう。かと言って衛星は遠
方にあるので簡単に修理しに行くわけにもいかない。そ
こで通信衛星が垂直偏波送信用と水平偏波送信用の２基
のトランスポンダを備えていることに着目し、万−一方
のトランスポンダが故障した場合でも他方のトランスポ
ンダで停波分の信号も送出することによシ衛星信号が途
切れないようにする事が考えられるが、テレビ共同受信
システムの方がそれに対応できないのである。

本発明の目的とするところは、通信衛星のトランスポン
ダが故障しても衛星信号を引き続き受信できるようにし
た衛星信号受信システムを提供することである。

（課題を解決する為の手段） 上記目的を達成する為に前記請求の範囲記載の通りの手
段を講じたものであって、その作用は次の通りである。

（作用） 衛星からは垂直偏波で例えばチャンネル１の衛星信号と
水平偏波でチャンネル１１の衛星信号とが送られて来る
。受信アンテナではこれらの信号を受け、直交偏波分離
用分波器により垂直偏波の信号と水平偏波の信号とに分
ける。これら垂直偏波の信号と水平偏波の信号は一方の
切換器と他方の切換器に夫々加わる。一方の切換器によ
って垂直偏波で衛星から送られて来た信号が後段のレシ
ーバに加わり、レシーバにおいては選局とテレビ信号へ
の変換がなされる。まだ他方の切換器によって水平偏波
で衛星から送られて来た信号が後段に接続されたレシー
バに加わり、レシーバで選局とテレビ信号への変換がな
される。上記の各々のレシーバからの信号はレシーバ内
蔵の変調器によりＡＭ変調された後（テレビ信号に変換
された後）混合器により混合されて後段へ送られ、テレ
ビ受像機で受信される。

次に衛星の水平偏波送出用のトランスポンダが故障した
ような場合には、衛星からは水平偏波のチャンネル１１
の送出内容を垂直偏波の例えばチャンネル３で送出する
。上記の他方の切換器は垂直偏波で送られて来る信号の
方をレシーバに送る。

レシーバではチャンネル１１を選局してテレビ信号に変
換する。上記の一方の切換器に接続されたレシーバでは
上記と同様に垂直偏波で送られて来たチャンネルｌの信
号を選局しており、後段のテレビ受像機ではチャンネル
１の情報内容もチャンネル１１の情報内容も共に受信で
きる。

（実施例） 以下本願の実施例を示す図面について説明する０第１図
は衛星信号受信システムの系統図を示すもので、１は通
信衛星、２は通信衛星１からの衛星信号を受信する受信
アンテナである。３は直交偏波分離用分波器で、別名Ｏ
ＭＴとも称される０３ａは入力端、３ｂは垂直偏波出力
端、３Ｃは水平偏波出力端を夫々示す。４，５はブロッ
クダウンコンバータ、６，７は２分配器を夫々示す。２
分配器６において、６ａは入力端、６ｂと６０は出力端
である。また２分配器７において、７ａは入力端、７ｂ
と７Ｃは出力端である。８，９は切換器を示し、夫々高
周波リレーが用いられている。

切換器８において、８ａは第１端、８ｂは第２端、８ｃ
は第３端を示す。また切換器９についても同様で、９ａ
は第１端、９ｂは第２端、９Ｃは第３端を示す。１２は
地上のテレビ電波を受信するアンテナ、１３は混合器を
示す。１４はテレビ共同受信の幹線で、同軸ケーブルが
用いられている。１５ハ幹線分岐増幅器、１６は分配線
、１７はタップオフ、１８は引込線、１９は端末装置と
してのテレビ受像機を示す。尚分配線１６や引込線１８
は周知の様に同軸ケーブルが用いられている。

次に上記衛星信号受信システムの動作について説明する
。通信衛星１からは１２ＧＨｚ帯の信号のうち例えば垂
直偏波でチャンネル１の衛星信号が、また水平偏波でチ
ャンネル１１の衛星信号が送られているとする。

通信衛星１からの上記衛星信号は受信アンテナ２におい
て受信される。次にこれらの信号は直交偏波分離用分波
器３において、垂直偏波の衛星信号が垂直偏波出力端３
ｂの側から、また水平偏波の衛星信号が水平偏波出力端
３ｃの側から取り出される。出力端３ｂからの信号はブ
ロックダウンコンバータ４において、また出力端３ｃか
らの信号はブロックダウンコンバータ５において、夫々
ＩＧＨｚ帯の第１中間周波信号に周波数変換される。こ
れらの第１中間周波数帯の信号は２分配器６あるいは７
によって、切換器８の側と切換器９の側とに撮り分けら
れる。

今第１図示の様に切換器８が第１端８ａと第３端８ｃを
導通とし、また切換器９が第２端９ｂと第３端９ｃとを
導通するように設定されているものとすれば、レシーバ
１０には２分配器６からの第１中間周波信号が、またレ
シーバ１１には２分配器７からの第１中間周波信号が加
わる。即ちレシーバ１０において垂直偏波でチャンネル
１の第１中間周波信号が選局され、共同受信の空きチャ
ンネルのテレビ信号に変換されて出力される。またレシ
ーバ１１では水平偏波でチャンネル１１の第１中間周波
信号が選局され、共同受信の上記とは別の空きチャンネ
ルのテレビ信号に変換されて出力される。

これらのレシーバ１０や１１からのテレビ信号は、混合
器１３においてアンテナ１２からのテレビ信号と混合さ
れて後段へ出力される。これらの信号は周知の様にタッ
プオフ１７まで届き、引込線１８を経てテレビ受像機１
９で受信される。

尚上記の衛星信号受信システムがホテル等に設置された
場合、切換器８を第２端８ｂと第３端８Ｃとを導通する
側に、また切換器９を第２端９ｂと第３端９ｃとを導通
する側に設定しておけば、後段側で垂直偏波のチャンネ
ル１の信号の受信ができなくなることは言うまでもない
。このことは切換器８及び９の設置によって衛星信号の
有料化が図れることを意味する。

次に前記の第１図の状態で受信していて、例えば通信衛
星１の水平偏波送信用のトランスポンダが故障した場合
の処置について説明する。通信衛星１においてはチャン
ネル１１の信号の送出ができなくなるので垂直偏波のチ
ャンネル３にして１１と同じ情報内容の衛星信号を送出
する。つまり垂直偏波でチャンネル１と３の衛星信号が
送出される。

これらの信号は受信アンテナ２で受信され、直交偏波分
離用分波器３の垂直偏波出力端３ｂから出力される。こ
れらの信号はブロックコンバータ４によって第１中間周
波信号に変換され、２分配器６によって切換器８の側及
び９の側に分配される。

切換器８から後段においては前述の衛星が故障していな
い場合と同様の動作により、テレビ受像機１９で垂直偏
波のチャンネル１の衛星信号の情報を受信できる。

一方切換器９においては第１端９ａと第３端９Ｃとが導
通になる様に変更されて固定される。この為第１端９ａ
に加わる信号がレシーバ１１に届き、選局チャンネルが
変更されたレシーバ１１によってチャンネル３の第１中
間周波信号が選局され、共同受信で用いられていない空
きチャンネルのテレビ信号となって後段へ送出される。

テレビ受像機１９においては水平偏波のチャンネル１１
で送られるべき情報内容が、トランスポンダの故障時に
おいても故障前と同様に受信できる。

次に第２図は衛星信号受信システムの異なる例を示すも
のである。前回と同一あるいは均等機能のものには同一
の符号にアルファベットのｅを付して示し、重複する説
明は省略する（また以下も同様の考えでアルファベント
のｆを付して示す）。

切換器８ｅや９ｅの後段にはデバイダ２０や２１が接続
されている。この例は衛星からの垂直偏波の信号がチャ
ンネル１，３，５．・・・等複数あり、水平偏波の信号
もチャンネル１１．１３．１５．・・・と複数あった場
合に使用して好適である。デバイダ２０や２１において
各チャンネル毎に分配され、それらの信号ハ別々にレシ
ーバ１０ａ、１０ｂ、・・・あるいはレシバ１１ａ、１
１ｂ、・・・で選択され、夫々共同受信で使用されてい
ない空きチャンネルのテレビ信号に変換される。

次に第３図は切換器とレシーバの異なる例を示すもので
ある。切換器８ｆは高周波リレー２２により成る。２３
はリレー接点、２４はリレーコイルを夫々示す。２５は
リレーの駆動信号入力端を示す。またレシーバ１０ｆは
レシーバ回路２６の他に電源回路２７を備えている。ま
た図示外のレシーバ１０ｆフロントパネルには操作スイ
ッチ２８が設けられている。

この例では切換器８ｆがレシーバ１０ｆから遠く離れて
いても、レシーバ１０ｆの側から操作スイッチ２８を操
作することによって切換器８ｆの切換制御ができる。

尚以上は通信衛星の例を説明したが、放送衛星の信号の
受信についても同様であることは言うまでもない。

また衛星が故障していない場合の利用方法としては、各
レシーバで垂直偏波の信号も水平偏波の信号も選択でき
るため、番組送出の自由度が高いシステムとなることは
言うまでもない。

（発明の効果） 以上のように本願にあっては、通信衛星等の衛星のトラ
ンスポンダが故障しても、配線の変更無しに偏波面の異
なる信号を利用して衛星信号が引き続き受信できるとい
う特長がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例に関するもので、第１図は衛星信号
受信システムの系統図、第２図は異なる衛星信号受信シ
ステムの一部を示す系統図、第３図は更に異なる衛星信
号受信システムの一部を示す系統図。 １・・・衛星（通信衛星）、２・・・受信アンテナ、３
・・・直交偏波分離用分波器、８．９・・・切換器、１
０．１１・・・レシーバ、１３・・・混合器、１９・・
・テレビ受像機。 特許出願人　　　マスプロ電工株式会社代表者　端　山
　孝 第２図 ３ｅ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 衛星から送られて来る垂直偏波や水平偏波の衛星信号を
   受信する衛星信号受信システムであって、上記両偏波の
   信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナから
   の信号を垂直偏波のものと水平偏波のものに分けて出力
   する直交偏波分離用分波器と、この直交偏波分離用分波
   器の垂直偏波出力及び水平偏波出力のいずれか一方の側
   を後段と導通するように並列的に配置された二つの切換
   器と、夫々の切換器の後段に接続されたレシーバと、こ
   れらレシーバからの信号を混合して端末のテレビ受像機
   へ送出する混合器とから成ることを特徴とする衛星信号
   受信システム。