JPH0254488A - ディスクカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディスクオートチェンジャー等に用いるディス
クカートリッジに関するものである。

従来の技術 近年、ディスクカー）　ＩＪッジは車載用ＣＤオートチ
ェンジャーの普及につれて種種なものが実施されている
。

又、直径１２１の標章サイズのディスクの外に、直径ｓ
ｃｍの小形ディスク、いわゆるシングル盤も発売され、
これらの利用できる１２備・８ｃ１ｎコンパチブルなデ
ィスクカートリッジの開発が望まれている。

以下図面を参照しながら、上述した従来のディスクカー
トリッジの一例について説明する。

第８図は従来のディスクカートリッジの外観を示すもの
である。第８図において、１はディスクカートリッジの
本体ケース、２はその一側面に設けられた開口部、３は
セパレータで開口部２に上下方向に所定間隔をもって複
数個積重ねられ、ディスクを個別に収納するスロットを
形成している。

４は各スロットに収納されたディスクである。

第９図は本発明者が既に提案している１２Ｃｆｆ！−８
７ｍコンパチブルなディスクカートリッジの内部を示す
上面図である。第９図において、５は収納されたディス
クを案内保持する案内溝で収納するディスクの枚数に応
じた数だけの溝が上下方向（紙面に垂直な方向）に本体
ケース１に一体的に形成されている。７はキックレバー
、８はキックレバー軸、９はキックレバーばねで、キッ
クレバー軸と同軸的に収納枚数に応じた数だけ重ねられ
たキックレバー７と高さ方向において対応するように、
くし歯状に形成され、キックレバーを復帰方向に附勢す
る。１ｏはディスク支持板、１１は小形ディスクの当接
部であり、ディスク支持板１０の端面の一部で、小形デ
ィスクの外周とほぼ等しい円弧状に形成されている。１
２は小形ディスクの下部規制部でディスク支持板１０の
底面の一部を舌状に延出させ、その上面で収納される小
形ディスクの下側位置規制をするとともにその上部の円
弧状の段落ちした端面を当接面とし、当接面１１と共に
収納される小形ディスクの先端面と当接し、挿入位置決
めをす不。１３はディスク支持板１ｏから弾性的に突出
した弾性当接部で、当接部１１と同一円弧上にある当接
面をもち、アーム状に形成されてディスク支持板１０の
上面より上方に突出、している。１４は小形ディスクの
上側位置規制部で弾性当接部１３の最高部に舌状に突設
されている。１５は傾斜面で弾性当接部１３の一部に形
成され標準形ディスク４が挿入されたときにディスクの
先端部が当接し、弾性当接部１３の上方へののり上げと
突出の押下げをする。１６は弾性当接部１３の背面側に
設けた面取り部で小形ディスク用アダプタ（図示せず）
を小形ディスクを取付けずにドーナッツ状のままで誤っ
て挿入したとき等にスムーズに取出せるためのもの。１
了はディスク支持板１０の外周部に設けた薄肉部で、案
内溝Ｓ内に収納されるディスク４とともに案内されて前
後動ができるようにしである。１８は薄肉部１７から直
立させた突起でディスク支持板１ｏの手前側左右端に一
対設けられ、案内溝６内でのディスク支持板１ｏの上下
方向の遊びを押え常にディスク支持板１０が等間隔で案
内溝６内に保持されているようにする。１９はディスク
支持板１０のキックレバー７の先端部との連結部、２゜
は連結ビンで収納された標準形ディスク４の外周とキッ
クレバー７の自由端即ち連結部の先端が接するようにし
である。２１は保持アーム、２２は保持アーム支軸、２
３は保持アームばね、２４は保持アームばね２３の折曲
げ部に設けたループ部で十分なばね性が得られるように
している。尚、保持アームばね２３の自由端は保持レバ
ー２１の側面中間部に外側から当接しながら摺動し、ば
ね附勢するようにしている。２５はセパレータ３の切欠
き部で、保持アーム２１、保持アームばね２３を収容す
るスペースを形成するとともに保持アーム２１の自由位
置を決定するストッパーの働きもしている。２ｅはセパ
レータ３の突出部で舌状に突出した下部規制部１２と互
に入り込む形になり、収納するディスクの挿入時の上下
方向の案内をよシ確実なものとする。尚、２点鎖線はキ
ックレバー７を矢印入方向に押したときの可動部の動き
を示すものである。

以上のように構成されたディスクカートリッジについて
以下第１０図、第１１図を用いてその動作を説明する。

まず、第９図の状態にあるディスクカートリッジの任意
のスロットに対して標準形ディスクを収納するときは、
ディスク４の端面がスロットに対応した一対の保持アー
ム２１を保持アームばね２３の力に抗して押し広げて行
き、ディスク４の最大径の所が保持アーム２１の自由端
即ち押圧部を通り過ぎるとき保持アーム２１はループ部
２４との当接を避けて最大に変位する、更に少し挿入さ
れて行くと保持アーム２１の回動力がディスク４を前方
に押す力が大きくなり、以降はばね力で自動的に吸込ん
でくれる。一方、標準形ディスク４はその直径が１２−
と大きいために、挿入途中で、その端面は先ず弾性当接
部１３の傾斜面１６に当接して弾性当接部１３を押し下
げながらディスク支持板１０の上面及び弾性当接部１３
の上面にのり上げるので、小形ディスク用の当接部１１
および弾性当接部１３の当接部との当接を避けて完全に
奥まで収納される。第１０図はその収納状態を示す。尚
、取出しに際してはキックレバー１７を矢印入方向に押
すことでキックレバー１アの他端はその外形の一部で標
準形ディスク４の外周端面を押圧し、ディスク支持板１
ｏとともに排出方向（矢印Ｂ方向）に移動し第１０図２
点鎖線で示す状態となる。そしてこの状態から機器での
演奏位置への搬送或はディスクのさしかえが可能となる
。尚、キックレバー７はその押圧動作を解除することで
キックレバーばね９の力でディスク支持板１ｏと共に復
帰する。

次に小形ディスクを収納する場合について説明する。第
１１図は小形ディスクの収納状態を示す図で、２７は小
形ディスクである。先ず第９図の状態にあるディスクカ
ートリッジの任意のスロットから小形ディスク２７を挿
入して行くと一対の保持アーム２１によってセンター寄
９に案内される。又、左右のばね力にアンバランスがあ
っても弱い方の保持アーム２１が少し押し開かれるだけ
で最大径部が通過し、その後は小径部となり保持アーム
の回動力は小形ディスク２７を更に押し進める力を生じ
後は自動的に吸込まれ完全に収納される。一方小形ディ
スク２了の前端はセパレータ３の突出部２６によって高
さ方向を規制案内されながらディスク支持板１ｏの下側
規制部１２と上側規制部１４との間に向って挿入され、
従って当接部１１及び弾性当接部１３の端面に当接し、
それ以上の挿入は阻止されて標準形ディスクとは偏心し
た開口部２に近い所定位置に収納される。即ち小形ディ
スクは円弧上に配置された当接部１１゜１３及び左右一
対の保持アーム２１によって水平方向の移動が阻止され
、下側規制部１２、上側規制部１４及びスロットを構成
する上下のセパレータ３によってその上下方向の移動が
押えられる。

又、小形ディスク２７の取出しに際しては標準形ディス
ク４のときと同様にキックレバー７を矢印入方向に押し
てやることによって連結ビン２０を介して開口部２に向
ってキックレバー軸８を軸に回動し結果的に平行移動し
たこととなるように小形ディスクはセンターずれを生ず
ることなく、又、標単形ディスクのときと等しい量だけ
２点鎖線で示すように押出される。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、標準形ディスクの
収納時に保持アームばね２３の作用点が支軸２２に近づ
きすぎること、保持アーム２１の先端部による標準形デ
ィスク４を収納方向に附勢する分力が小さくなること等
によって十分な吸込力が得られなくなるという問題点を
有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、小形ディスクも、標準形デ
ィスクも十分な吸込力、保持力が得られるディスクカー
トリッジを提供するものである二課題を解決するための
手段 上記課題を解決するために本発明のディスクカートリッ
ジは、保持アームを附勢する湾曲したアーム状附勢手段
を備えたものである。

又、弾性変形可能な保持アームと、保持アームを附勢す
る保持アーム附勢手段と、保持アームの任意の中間点に
当接し、その回動を阻止する回動阻止手段とを備えたも
のである。

作用 本発明は上記した構成によって、ディスクのサイズの差
による保持アームの変位量が大きくても各々のディスク
に適切なばね力が得られるので確実なディスクの吸込み
、保持ができることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例のディスクカー）ＩＪッジについ
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の第
１の実施例におけるディスクカートリッジの内部上面を
示すものである。第１図において、第６図と異る点は保
持アームばねの形状である。即ち保持アームばね２３は
そのアーム部が略「へ」の字状に湾曲したものである。

第２図は標準形ディスク４収納途中を示す要部上面図で
ある。

このように構成することによって、標単形ディスク収納
時の保持アームの最大変位点の前後即ちディスク４の最
大径部が保持アーム２１の自由端を通過する間、保持ア
ーム２１には保持アームばね２３からばねの支点に近い
湾曲部から、保持アーム２１の支軸２２から遠い点にば
ね力を受けることになり、その変位途中における力よシ
も極めて大きな回動力が与えられることとなる。

以上のように本実施例によれば極めて簡単な構成で、大
きな回動力を生じ、従って８ｃｒｎデイスクのみでなく
、１２濡デイスクをも大きな力で確実な吸込みと保持が
できることとなる。第３図は保持アームばね２３の形状
についての別の実施例を示すものである。

以下本発明の第２の実施例について図面を参照しながら
説明する。第４図は本発明の第２の実施例の内部上面を
示すもので、第９図と異る点は保持アームの形状である
。即ち、保持アーム２１は変形可能な弾性体で形成され
、収納するディスクと当接摺動する側において実質的に
凹形となる初期形状をしている。

第６図は標準形ディスク４収納途中を示す要部上面図で
ある。

このように構成することによって、標準形ディスクを収
納するとき、ディスク４の最大径部が保持アーム２１の
自由端部を通過前後において保持アームばね２３の自由
端の折曲げ部がケース本体の壁部に当接して移動が阻止
され、従って折曲げ部が支点となって保持アーム２１は
弾性変形させられて大きなばね力を発生してディスク４
に作用する。従って更に収納方向に押込んで行くと、保
持アーム２１の自由端のディスク押圧力の収納方向の分
力が大きくなり、自動的にディスク４を吸込んで保持す
る。

以上のように弾性変形可能な保持アームをその任意の中
間点に当接する回動阻止手段を支点として弾性変形させ
るので十分に大きな押圧力を発生することができ、確実
な吸込み、保持が可能となる。

尚、保持アームばね２３の湾曲部の形状は図示のものに
限定するものではなく、円弧状等任意の形が選べるもの
である。又、弾性保持アームに実質的な凹形状を設けた
のはディスクの最大径部通過時には出来る丈長い間自由
端部とディスク外周部とが当接するようにして、それま
ではスムーズな通過が得られるようにすることと、使用
する材料にもよるが弾性変形して適度なばね力を発生し
易くするためであり、任意の形状が考えられるものであ
る。

又、第１の実施例と第２の実施例の併用も可能なもので
ある。第６図は回動阻止部材２３′を設けてアーム状保
持アーム２３の中間点に当接させてばね力を増加した上
で保持アームの弾性力を生じさせるようにした実施例、
第７図は保持アーム２１に回動阻止部２１′を一体的に
形成したものの実施例を示す。

発明の効果 以上のように本発明は、開口部近傍に回動可に軸支され
た保持アームと、保持アームと対向するように延出し、
その自由端が保持アームの側部に当接し、摺動しながら
附勢する湾曲したアーム状附勢手段とを設けることによ
り保持アームが附勢力に抗して所定量回動したときに保
持アームが前記湾曲部と当接し附勢力を受けるようにす
ることにより、或いは又、弾性女形可能な保持アームと
、保持アームと対向するように延出しその自由端が保持
アームの側部に当接し、摺動しながら附勢するアーム状
附勢手段と、保持アームが附勢力に抗して所定量回動し
たときに保持アームの任意の中間点に当接し、その回動
を阻止する回動阻止手段とを設け、それ以降の保持アー
ムの回動に対しては保持アームの弾性変形により弾性力
を発生するようにすることＫより、極めて簡単な構成で
、大小２種類のディスクを各りに最適な力で収納保持で
きるディスクカートリッジを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例におけるディスクカート
リッジの内部を示す上面図、第２図はその動作状態の部
分上面図、第３図は保持アームばねの別の実施例を示す
図、第４図は本発明の第２の実施例におけるディスクカ
ートリッジの内部を示す上面図、第５図はその動作状態
の部分上面図、第６図は他の実施例の部分図、第７図は
保持アームの別の実施例を示す図、第８図は従来から用
いられているディスクカートリッジの斜視図、第９図は
本発明者が既に提案をしている１２ｃｍ・ＢＣｍコンパ
チブルなディスクカートリッジの内部上面図、第１０図
は１２ｃｒｎディスク収納時の内部上面図、第１１図は
８１ｍディスク収納時の内部上面図である。 １・・・・・・ケース本Ｌ　３・・・・・・セパレータ
、４・・・・・・標準形ディスク、２１・・・・・・保
持アーム、２３・・・・・・保持アームばね、２７・・
・・・・小形ディスク。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名ｌ−
−ケース太イ太 第４図 第 図 ど７−−ノ１＼１蔓テ゛イヌク 第５図 ＠６図 第 図 第 図 第 図 ？ ど 第１Ｏ図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）開口部近傍に回動可に軸支された保持アームと、
   保持アームと対向するように延出し、その自由端が保持
   アームの側部に当接し、摺動しながら附勢する湾曲した
   アーム状附勢手段とを備え、保持アームが附勢力に抗し
   て所定量回動したときに保持アームが前記湾曲部と当接
   し附勢力を受けるようにしたことを特徴とするディスク
   カートリッジ。
2. （２）保持アームが所定量回動したときにアーム状附勢
   手段の自由端或はその近傍の回動を阻止する回動阻止手
   段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のディスクカートリッジ。
3. （３）開口部近傍に回動可に軸支された弾性変形可能な
   保持アームと、保持アームと対向するように延出しその
   自由端が保持アームの側部に当接し、摺動しながら附勢
   するアーム状附勢手段と、保持アームが附勢力に抗して
   所定量回動したときに保持アームの任意の中間点に当接
   し、その回動を阻止する回動阻止手段とを備え、それ以
   降の保持アームの回動に対しては保持アームの弾性変形
   により弾性力を発生するようにしたことを特徴とするデ
   ィスクカートリッジ。
4. （４）回動阻止手段としてアーム状附勢手段の回動を阻
   止するカートリッジ本体の側壁部を用いたことを特徴と
   する特許請求の範囲第３項記載のディスクカートリッジ
   。
5. （５）ディスク保持アームは収納するディスクと当接摺
   動する側において実質的に凹形となる初期形状を与えら
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項または
   第３項記載のディスクカートリッジ。