JPH0250449B2 - - Google Patents

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JPH0250449B2
JPH0250449B2 JP14661986A JP14661986A JPH0250449B2 JP H0250449 B2 JPH0250449 B2 JP H0250449B2 JP 14661986 A JP14661986 A JP 14661986A JP 14661986 A JP14661986 A JP 14661986A JP H0250449 B2 JPH0250449 B2 JP H0250449B2
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metal plate
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Hideji Kasahara
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、品質が安定しておりしかも外観に優
れる箱足を高能率で低廉に製造可能とする眼鏡の
ノーズパツト取付用箱足の製造方法に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来における眼鏡のノーズパツト取付用の箱足
は、第12図に示すごとく、ノーズパツトが止着
される箱片aと足片bとを別々に形成した後、足
片bの一端部を箱片aの一側面部略中央部位にロ
ウ付加工cを施こすことによつて固着して製作し
ていた。しかしながら、このようにロウ付加工に
よつて一体化してなる箱足Aにあつては、箱片a
と足片bとのロウ付及び該ロウ付部分の研磨仕上
げ等に多大の手間を要して生産能率が極めて悪
く、かかることの故に、又ロウ材が高価であるこ
との故に、製造コストの上昇を招いていた他、ロ
ウ付による固着は所詮ロウ付されたものであり、
しかもロウ付部分の面積が小さいことから、箱片
aと足片bとがロウ離れするおそれもあつた。そ
の上、汗等によるロウ材の酸化によつてロウ付部
分が汚れ、眼鏡の美観や清潔感が損なわれるとい
つた問題もあつた。
そこで、このような従来の問題点に鑑み、ロウ
付の手段を一切用いず、箱足を手工的にではなく
工業的に量産せんとする試みも一部で行われてい
る。その一例としては、金属板を打ち抜いて、箱
片形成部と足片形成部とが一体である箱足基材を
形成した後、箱片形成部の周縁部分を折曲して箱
片とするとともに足片形成部を丸線状として第1
3図に示すごとき箱足Aを得る製造方法が提案さ
れている。しかしながら、かかる製造方法にあつ
ては、箱片aの背面部eの開口縁部位において足
片bが突出した杓子状の箱足が得られることとな
り、その形態が不自然であり、かかる箱足は、箱
片aの背面部略中央部位に足片bをロウ付してな
る第12図に示した従来の箱足に比べて意匠効果
に劣るものであつた。
このような欠点を解消せんとする箱足の製造方
法の一例としては、特開昭53−94946号が開示す
るものが存し、該製造方法は、第15図に示すご
とく、線状部fの端部に平板部gを一体成形して
後、平板部gの根元両脇に切込部h,hを形成
し、然る後、該切込部hの長さを曲げ代としつつ
平板部gの周囲部分を折曲することにより第14
図り示すごとき箱片aを形成するものである。か
かる製造方法によつて得られた箱足Aにおいて
は、箱片aの背面部iの略中央部位において足片
bが突出した状態とはなしうるが、該背面部iに
は、足片bの基端部両側に切溝部j,jが生ずる
こととなり、該切溝部jによつて箱片aの外観が
著しく損なわれるのみならず、該切溝部j,jに
汗や埃が付着して箱片aが汚損されることともな
る不都合があつた。
このように、従来の製造方法によつては、品質
面、外観面、製造面、コスト面等の各面において
満足できる箱足を得ることができなかつたのであ
る。
本発明はかかる問題点を一挙に解決しうる箱足
の製造方法の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る眼鏡のノーズパツト取付用箱足の
製造方法(以下製造方法という)は、ノーズパツ
トの取付用突部を遊挿させうる盲孔部7を一の面
部に具える略立方体状をなす箱片9の、該一の面
部と隣り合う面部に、線状をなす足片10が一体
に突設せしめられた箱足を、金属板体1の打ち抜
き工程を経て製造するに際し、該金属板体1とし
て、薄肉板部11の少なくとも一側端部11a
を、該薄肉板部11よりも肉厚が大である横断面
略正方形状をなす厚肉板部12の一側部長手中央
部分に一体に連設してなる、金属製の板体を用
い、該金属板体1を、厚肉板部12と薄肉板部1
1とに亘り、広幅な厚肉部13の略中央部分に細
幅な薄肉部15が連設されるごとく、その肉厚方
向に打ち抜くことを特徴とするものである。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
(第1実施例) 第1〜5図において、本発明の製造方法は、金
属板体1を打ち抜いて箱足基材2を形成する第1
工程と、該箱足基材2の箱片形成部3にノーズパ
ツト5の取付用突部6を遊挿させうる盲孔部7を
開穿する第2工程とを包含し、第4図の示すごと
き、箱片9に足片10が一体に連設された箱足A
を製造するものであり、これを具体的に説明すれ
ば以下のごとくである。
金属板体1は、箱足形成のために従来用いられ
ていた材料、例えばニツケル合金、洋白、チタン
等を用いてなる、圧延工程や切削工程等を経て形
成された金属製の板体であり、第1図に示すごと
く、薄肉板部(例えば厚さ1.2mm程度)11の両
側端部11a,11aを、該薄肉板部11よりも
肉厚が大である横断面略正方形状をなす厚肉板部
(例えば一辺の長さ3mm程度)12,12の一側
部12aの長手中央部分に一体に連設してなる板
状をなす。
第1工程は、第2図に示すごとく、金属板体1
の厚肉板部12と薄肉板部11とに亘り、広幅な
厚肉部13の略中央部分に細幅な薄肉部15が連
設されるごとく金属板体1をその厚肉方向に打ち
抜いて、第3図に示すごとき、略立方体状をなす
箱片形成部3の一の面部(背面部)16の中央部
位に横断面略正方形状をなす細長な足片形成部1
7が一体に突設せしめられた箱足基材2を形成す
る工程である。なお、第2図において斜線を施こ
した部分は、打ち抜かれる部分を示す。
第2工程は、前記箱足基材2の箱片形成部3の
前記一面部16と隣り合う面部18にノーズパツ
ト5の取付用突部(第5図参照)6を遊挿させう
る盲孔部7を例えばドリル加工等の切削加工によ
つて開穿する工程である。なお必要に応じ、第2
工程の例えば前段階において、箱足基材3に研磨
仕上げ等の表面仕上げを施こすものとし、又第2
工程終了後において、箱片形成部3の左右側壁1
9,20に、ノーズパツト5を止着する(第5図
参照)ための例えば止着孔(一方はネジ孔として
形成されている)21,22を設けることによつ
て、所要の箱片9が形成される。
第6図は、箱片形成部3の面部18にドリル加
工によつて円形状下穴を形成した後、箱片形成部
3の外周面部を規制した状態で該下穴に角柱状を
なす伴矯正具(図示せず)を押入して矩形状をな
す盲孔部7を形成する第2工程を経て製作された
箱足Aを例示する。
第7図は、箱片9の左右側壁のうちの一方19
が厚肉となるように盲孔部7を形成する第2工程
を経て製作された箱足Aを例示するものであり、
このように形成された箱足Aにあつては、ノーズ
パツト5の取付用突部6を箱片9に止着するため
に用いられるビス(図示せず)を、厚肉側壁19
に形成されたネジ孔としての止着孔21と螺合さ
せることができるので、該ビスの締め付けを一層
安定したものとなしうる。
なお本発明の製造方法は、薄肉板部11の一側
端部にのみ厚肉板部12を連設してなる金属板体
1を用いても実行されうる。
(第2実施例) 第8〜10図において、本発明の製造方法は、
前記実施例におけると同様に構成された金属板体
(第8図においては、薄肉板部11の両側端部1
1a,11aに、厚肉板部12,12が連設され
ている)1の厚肉板部12の上面部23に、ノー
ズパツトの取付用突部を遊挿させうる盲孔部7
を、ドリル加工やプレス加工等の手段を用いて所
要ピツチで凹設した後(第8図参照)、該盲孔部
7を含むごとく、金属板体1をその肉厚方向に打
ち抜くことによつて(第9図参照、同図において
斜線を施した部分は、打ち抜かれる部分を示す)、
第10図に示すごとき、一の面部25に盲孔部7
を有する箱片形成部26の該面部25と隣り合う
面部(背面部)27の中央部分に足片形成部10
が一体に連設された箱足基材29を形成し、必要
に応じて箱足基材29に研磨仕上げ等の表面仕上
げを施すものとし、箱足基材29の箱片形成部2
5の左右側壁に、ノーズパツトを止着するための
例えば止着孔を設けて、第4図に示すごとき、箱
片9に足片10が一体に連設された所要の箱足A
を製造するものである。
なお金属板体1の打ち抜きに際し、その材質に
よつては、盲孔部7が偏心するのを防止するた
め、第11図に示すごとく、盲孔部7と嵌合しう
る突部30をポンチ31に設け、該突部30が盲
孔部7と嵌合した状態で打ち抜きが行われるよう
にするのがよい。なお第11図において32はダ
イスである。なお盲孔部7は、第6図に示すごと
き矩形孔とされることもあり、又第7図に示すご
とく一方の側壁19が厚肉とされることもある。
(発明の効果) 本発明の製造方法は、上述したごときものであ
るため、以下のような優れた効果を奏する。
従来不可欠であつた、箱片と足片との精細な
ロウ付加工を全く必要としない。従つて、箱足
の製造が容易となり、その自動製造が可能とな
つて、製造能率を大幅に向上させうるととも
に、製造コストの低減を図りうることとなる。
又箱片と足片とが一体に製作されることの故
に、加えて、ロウ付加工を施こすばあいのごと
く加熱によつて材料がなまるといつたことがな
い故に、箱足は、十分な強度を有するものとし
て、又耐久性に優れるものとして製作されう
る。
箱足は、足片の先端部が箱片の背面部の中央
部分に連設されるごとく製作される。従つて該
箱足は、箱片と足片とをロウ付加工してなる従
来の箱足と全く同様な外観を呈し、第13図に
示すごとき杓子状をなす箱足や第14図に示す
ごとき溝部が存する箱足におけるごとき外観上
の不自然さが全くない。
箱足は、ロウ付加工を全く必要とせずして製
作され、又第14図に示すごとき溝部が生ずる
こともないため、箱片と足片との接続部分が腐
蝕や汗、埃等の付着によつて汚れ、眼鏡の美観
や清潔感が損なわれるといつた不都合がない。
以上要するに、本発明の製造方法は、品質が安
定しておりしかも外観に優れる箱足を高能率で低
廉に製造可能とするのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属板体を示す斜視図、第2図は金属
板体の打ち切り状態を示す平面図、第3図は箱足
基材を示す斜視図、第4図は本発明の製造方法に
よつて得られた箱足を示す斜視図、第5図は箱足
の箱片にノーズパツトを止着した状態を示す斜視
図、第6〜7図は本発明の製造方法によつて得ら
れた箱足の他の例を示す斜視図、第8図は盲孔部
が並設された金属板体を示す斜視図、第9図は第
8図に示す金属板体の打ち抜き状態を示す平面
図、第10図は箱足基材の他の例を示す斜視図、
第11図は金属板体の打ち抜き状態を示す断面
図、第12〜14図は従来の製造方法による箱足
を示す斜視図、第15図は第14図に示す箱足製
造の前段階における状態を示す斜視図である。 1……金属板体、2……箱足基材、3……箱片
形成部、7……盲孔部、11……薄肉板部、12
……厚肉板部、13……厚肉部、15……薄肉
部、17……足片形成部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ノーズパツトの取付用突部を遊挿させうる盲
    孔部7を一の面部に具える略立方体状をなす箱片
    9の、該一の面部と隣り合う面部に、線状をなす
    足片10が一体に突設せしめられた箱足を、金属
    板体1の打ち抜き工程を経て製造するに際し、該
    金属板体1として、薄肉板部11の少なくとも一
    側端部11aを、該薄肉板部11よりも肉厚が大
    である横断面略正方形状をなす厚肉板部12の一
    側部長手中央部分に一体に連設してなる、金属製
    の板体を用い、該金属板体1を、厚肉板部12と
    薄肉板部11とに亘り、広幅な厚肉部13の略中
    央部分に細幅な薄肉部15が連設されるごとく、
    その肉厚方向に打ち抜くことを特徴とする眼鏡の
    ノーズパツト取付用箱足の製造方法。
JP14661986A 1986-06-23 1986-06-23 眼鏡のノ−ズパツト取付用箱足の製造方法 Granted JPS632017A (ja)

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JPS632017A JPS632017A (ja) 1988-01-07
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JPH04108162U (ja) * 1991-03-06 1992-09-18 西芝電機株式会社 熱電併給発電装置の熱回収装置

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