JPH025033A - 絞り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は撮像素子の出力電圧に基づいてフォーカシング
を行う自動焦点検出装置を用いたビデオカメラ等に用い
る絞り装置に関するものである。

従来の技術 最近、ビデオカメラ等においては、大口径レンズの開発
（たとえばＦ　１．２　）、高感度撮像素子の開発等に
よシ被写体光量の少ない場合でも適性露出として十分撮
影可能なカメラが作られるように２ページ なった。しかし、このようなカメラで、高照度条件下に
おいて適性露出で撮影を行うためには、Ｆ２２〜Ｆ３２
というような極めて小さな絞りロ径としなければならな
い。たとえば、Ｆｌ、２で絞りロ径φ２０頭とした場合
、Ｆ２２では絞り口径は約φ１ｍｍとなシ、極めて小さ
な絞りロ径が必要となる。しかし、あまシ小さな絞り口
径を採用すると、自動絞り装置の場合には絞り板の回転
（もしくは移動）に対する絞りの開口面積の変化の割合
が急増することによってハンチングをおこしたり、まだ
絞り込みにより被写界深度が広がシ、レンズ面およびフ
ィルター面のごみ等の像が結像されやすくなる等の欠点
があった。

これらの欠点を除くため、第４図に示すように絞り板１
，２の小絞り伸開口部にニュートラルデンシティ−フィ
ルター等の光量減衰効果を有する板状挿入部材（以下Ｎ
Ｄフィルターという）３を挿入し、ＨＤフィルター３の
開口部４への進入面積割合を変化させる方法が知られて
いる。このようなＮＤフィルター３の開口部４への挿入
によシ３／＼−／ 開口面積は大きくても通過光量が極めて小さな絞り口径
の場合と等価になシ、開口面積をあまり小さくすること
なく通過光量をへらすことができるので上記のような欠
点を取り除くことができる。

上記の方法を用いた従来の絞り装置においてはＮＤフィ
ルターの小型化のためＮＤフィルター３の開口部側３ａ
の形状を半円形としている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、ＮＤフィルター３の開口部側の形状が半
円形であると、第３図に示すような開口状態（被写体光
量が多く小紋シ時）においては絞り板１．２とＮＤフィ
ルター３による開口部が複数存在する。（４ｈ、４ｂ、
４ｃ）このような絞し装置を備えたレンズ系では、フォ
ー力シンクレンズが合焦位置からずれだ状態において、
被写体の一点より出て開口部４ａ、４ｂ、４Ｃを通過し
た各光束は撮像素子の撮像面上で結像しないだめ各光束
は撮像面上の異なった位置に到達する。開口部４ａ、４
ｂ、４ｃを通過した光束はＮＤフィルターを通過した光
束に比べ光量が多く、しかも各光束の幅が小さいので各
光束の焦点深度が犬きく、被写体によってはフォー力シ
ングレンズカ合焦位置からずれだ位置で撮像素子の出力
電圧の高周波成分に小さなピークが現れる。このことは
、撮像素子の出力電圧に基づいてフォーカシングを行う
自動焦点検出装置を用いたビデオカメラ等においては、
ある被写体を撮影した場合にあたかもその被写体が複数
個存在するように写る疑似合焦を生ずる原因となり得る
。

本発明は上記課題を解決するもので、複数の絞９羽根と
、耐丁記絞り羽根近傍のレンズ表面に設けた光量減衰手
段とを具備し、前記絞り板と前記光量減衰手段とを、開
口比が変化してもｍＪ記絞り羽根と前記光量減衰手段に
よって構成される開口部が常に単一となるような形状に
することにより、撮像素子の出力電圧に基づいてフォー
カシングを行う自動焦点検出装置を備えたビデオカメラ
等の合焦性能を高くすることが可能な絞り装置を提供す
るものである。

課題を解決するだめの手段 ５ヘ−ン 上記課題を解決するために本発明の絞り装置は、複数の
絞り羽根と、前記絞り羽根近傍のレンズ表面に設けた光
量減衰手段とを具備し、前記絞り羽根と前記光量減衰手
段とを、開口比が変化しても前記絞り羽根と前記光量減
衰手段によって構成される開口部が常に単一となるよう
な形状としたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、開口比が変化しても常
に絞り羽根と光量減衰手段によって構成される開口部が
単一となり、小絞り時に絞９羽根と光量減衰手段によっ
て構成される開口部が複数存在することがない絞り装置
により、撮像素子の出力電圧に基づいてフォーカシング
を行う自動焦点検出装置の合焦性能を高めることが可能
となる。

実施例 以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の一実施例における絞り装置の構成を示
すものであり、第２図ａは本実施例の中６ヘーン 間絞り時、同図すは小紋シ時の絞り羽根と光量減衰手段
による開口状態を示すものである。第１図において、１
および２は絞り羽根であり、絞り本体５とカバー（図示
せず）との間にスライド可能に挿入されている。６は絞
り装置の開口面積を制御するだめの絞９モータである。

絞りモータ６の回転軸子にはレバー８が結合されており
、回転軸７とともに回動する。レバー８の両端に植設さ
れたビンｓａ＋ｓｂは絞り板１，２の各々の端部に設け
られた長穴１ａ、２ｂに係合されている。

以上の構成により、絞りモータ６を駆動制御することに
より、絞り羽根１．２を各々逆方向にスライドさせ、入
射光量に応じて開口部４の面積を変えることができる。

多層膜３はアルミとフッ化マグネシウム各２Ｍ計４層よ
りなる透過率２５％程度のであり、第３図に示すように
絞り本体５近傍のレンズ９に蒸着されている。

以上のように構成された絞り装置において、絞り羽根１
．２の小絞り側の形状を第２図に示すよ７ノ＼−−ノ うに中間絞り時と小絞り時の開口部４の形状が光軸と交
わり絞り羽根の摺動方向と略垂直な直線１０に対して対
称な四角形となるように各々２つの直線部で構成する。

また、多層膜３の形状を二等辺三角形とし、その底辺は
光軸と交わり絞り羽根の摺動方向と略垂直な直線１０上
に位置し、他の二辺の角度αは絞り羽根の小絞り側の開
口部の角度βより小さくしである。

以上のように本実施例によれば、絞り羽根１．２の小紋
シ側の形状を第２図に示すように中間絞り時及び小絞り
時の開口部４の形状が光軸と交わシ絞り羽根の摺動゛方
向と垂直な直線１ｏに対して対称な四角形となるように
各々２つの直線部で構成するとともに、多層膜３の形状
を二等辺三角形とし、その底辺は光軸と交わり絞り羽根
の摺動方向と垂直な直線１ｏ上に位置し、他の二辺の角
度αは絞り羽根の小絞り側の開口部の角度βより小さく
することによって、開口比が変化しても常に絞り羽根１
，２と多層膜３によって構成される開口部が単一となり
、中間絞り時と小絞り時に絞り羽根と光量減衰手段によ
って構成される開口部が複数存在することがなく、撮像
素子の出力電圧に基ついてフォーカシングを行う自動焦
点検出装置を用いたビデオカメラ等の合焦性能を高める
ことができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、複数の絞り羽根と、前記
絞９羽根近傍のレンズ表面に設けた光量減衰手段とを具
備し、前記絞り板と前記光量減衰手段とを、開口比が変
化しても前記絞り羽根と前記光量減衰手段によって構成
される開口部が常に単一となるような形状とすることに
よって、絞り時に絞り羽根と光量減衰手段によって構成
される開口部が複数存在することがなく、撮像素子の出
力電圧に基づいてフォーカシングを行う自動焦点検出装
置を備えたビデオカメラ等の合焦性能を高めることが可
能な絞り装置を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における絞り装置の９１＼−
ノ 正面図、第２図ａ、ｂは中間絞り時及び小絞り時の要部
詳細図、第３図は本発明の絞り装置を用いたカメラの要
部断面図、第４図は従来の絞り装置の要部正面図である
。 １．２・・・・・・絞り羽根、３・・・・・・多層膜、
４・・・・・・開口部、６・・・・・・絞り本体、６・
・・・・絞）モータ、９・・・・・・レンズ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１．
２−Ｍ　ｌ）　−Ｉ−１１ ３−汐Ｉ曖 泉込りｔ イ、２−−−絃り−Ｉｌｌ紺 ３−　　夕１膜 ５−　　不休 ３α　　４α　３ 一−１−−副−／ ／ イ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の絞り羽根と、前記絞り羽根近傍のレンズ表面に設
   けた光量減衰手段とを具備し、前記絞り羽根と前記光量
   減衰手段とを、開口比が変化しても前記絞り羽根と前記
   光量減衰手段によって構成される開口部が常に単一とな
   るような形状としたことを特徴とする絞り装置。