JPH02502284A - オリゴヌクレオチド末端置換用非ヌクレオチド試薬 - Google Patents

オリゴヌクレオチド末端置換用非ヌクレオチド試薬

Info

Publication number
JPH02502284A
JPH02502284A JP63508671A JP50867188A JPH02502284A JP H02502284 A JPH02502284 A JP H02502284A JP 63508671 A JP63508671 A JP 63508671A JP 50867188 A JP50867188 A JP 50867188A JP H02502284 A JPH02502284 A JP H02502284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tables
formulas
formula
nucleotide
reagent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63508671A
Other languages
English (en)
Inventor
アーノルド、ライル・ジョン
バット、ラム・サループ
Original Assignee
エム・エル・テクノロジー・ベンチャーズ・エル・ピー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エム・エル・テクノロジー・ベンチャーズ・エル・ピー filed Critical エム・エル・テクノロジー・ベンチャーズ・エル・ピー
Publication of JPH02502284A publication Critical patent/JPH02502284A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/68Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H21/00Compounds containing two or more mononucleotide units having separate phosphate or polyphosphate groups linked by saccharide radicals of nucleoside groups, e.g. nucleic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/22Amides of acids of phosphorus
    • C07F9/24Esteramides
    • C07F9/2404Esteramides the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic
    • C07F9/2408Esteramides the ester moiety containing a substituent or a structure which is considered as characteristic of hydroxyalkyl compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オリゴヌクレオチド末端置換用非ヌクレオチド試薬発明の分野 この発明は、5°ヒドロキシ置換ヌクレオチドの製造に遺しにタイプの試薬に関 するものであり、この置換基は、次に好都合には標準面相ヌクレオチド多量体合 成におけるヌクレオチド環外アミンの脱保護に使用されている条件と同じアルカ リ条件下で脱保護されて連結基を脱離し、次いで有用な部分、例えば標識または 挿入剤と結合され得る。
技術概観 臨床研究および診断において、RNAまたはDNAポリヌクレオチド中の特定の ヌクレオチド配列(「標的ヌクレオチド」または単に「標的配列」と称する)の 存在を測定する既知技術は、核酸ハイブリダイゼーションアッセイの実施である 。このアッセイでは、標的配列の多量体プローブ(代表的にはオリゴヌクレオチ ド)が選択される。代表的な場合、プローブは標識され、すなわち、存在が容易 に検出できるような原子または基が結合している。標識したプローブをハイブリ ダイゼーション条件下に標的ヌクレオチド配列を含む疑のある試料に暴露すると 、標的はこのような標識プローブとハイブリッド形成する。試料中の標的配列の 存在は、通常ハイブリッド形成および非ハイブリッド形成プローブを分離し、次 いでプローブハイブリッド中の標識の存在を測定するか、または非ハイブリッド 形成プローブ中の標識量を測定してハイブリッド形成した標識プローブの量を測 定することにより、定性的または定量的に測定することができる。
既知標識技術としては、放射性標識、例えばI!Jまたは1Pをプローブにとり 込ませる方法がある。しかしながら、放射性標識されたプローブの使用は、プロ ーブの不安定さおよび放射性同位元素の取り扱いに伴う通常の危険を含めである 種の障害を伴う。これらの障害を克服する努力が為される中で、さらに最近では 、非放射性標識、例えばビオチン、ハブテンまたは蛍光団によるプローブの標識 が為され1;。これらの非放射性標識の利用は、既に免疫診断領域において広範 に適用されている。まr= D N AプΩ−ブの検出における非放射性標識の 使用は、既に文献において報告されている。検出プロトコルの例としては、酵素 抗体コンジュゲート(ハプテン標識の認識)または酵素アビジンコンジュゲート (ビオチン標識を認識)の使用がある。
合成ヌクレオチド多量体プローブに非放射性標識を結合するために開発された初 期の方法には、プローブの合成および/または精製後の化学的修飾(「後修飾」 )が含まれる。例えば、R,C,ビシジ等(ジャーナル・オブ・クリニカル・マ イクロバイオロジー、1986.23、jll−317頁)は、重亜硫酸触媒ア ミノ基転移反応を用いてラムダ・ファージDNAのシトシン残基のC−6位に1 .2−ジアミノエタンを結合させた。アミノ基転移しt: D N Aとビオチ ニル−e−アミノカプロン酸N−ヒドロキシスクシンイミドエステルとの反応に より、ニトロセルロース上で相補的DNAとハイブリッド形成し、ストレプトア ビジン−アルカリ性ホスファターゼ複合体の使用により検出され得るビオチニル 化DNAが生成されkcこの方法により合成りNAオリゴヌクレ芽チドの標識を 試みた結果、そのRNAハイブリッド形成に伴う融点の劇的な低下が観察された 。
すなわち、シトシンにおける標識の結合は、ハイブリダイゼーションに伴う通常 の塩基対形成を妨害すると思われるため、短い合成オリゴヌクレオチドの場合1 こおいては適当な方法ではあり得ない。
別の後修飾方法には、DNAをランダムに標識するビオチンの光活性化可能な類 似体の使用がある(A、C,フォースター等、「ヌクレイツク・アシッズ・リサ ーチ」、1985.13.745−761頁)。この方法もまた、塩基対形成を 妨害し、その結果、標的オリゴヌクレオ、チドにより形成されたハイブリッドを 不安定にするため、合成オリゴヌクレオチドの標識に特に適したものではない。
さらに別の後修飾方法では、様々なヌクレオチドおよびデオキシヌクレオチドト リホスフェートが、酵素手段により短いDNAプローブ中にとり込まれ得るアミ ン終止リンカ−により製造、された。アミンリンカ−は、アデニンのN6位(L 、フレボン、PCT出願第Wos6102929号、1986年5月22日公開 )、シトシンのCS位(D、ワード等、ヨーロッパ特許公開番号0063879 .1982年3月II日公開)が置換されている。一方法では、C5−修飾dT jTPのビオチニル化形態を、酵素DNAポリメラーゼを用いて鋳型として相補 的オリゴヌクレオチドによりオリゴヌクレオチドプライマーの3゛−末端に結合 させた(A、ムラスギおよびR,B。
ウォレイス、DNA、1984.3.269−277頁、P、R,ランガー、A 、A、ワルドロップおよびり、C,ワード、プロシーディングズ・オブ・ザ・ナ ショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステ ーブ・オブ・アメリカ、1981゜78.6633−6637頁)。別の方法で は、酵素終止デオキシヌクレオチジルトランスフエラーゼを用いてこれらのリン カ−修飾トリホスフェートをオリゴヌクレオチドの3°−末端に付加する方法が 採られている(例えば、L、リレイ等、DNA、5巻、333頁、1986参照 )。これらの方法に対する障害としては、必要とされる精製段階の数、前精製オ リゴヌクレオチドによる処理に固有のスケール・アップに対する制限、およびハ イブリダイゼーション条件下、追加または修飾ヌクレオチド残基に伴う不適当な 対形成または非対形成の可能性が含まれる。
別の後修飾方法では、カルボニルジイミダゾールを用いて5゛−ホスホリル化オ リゴヌクレオチドの5“−末端にアミンリンカ−を結合させた(B、チュー、G 、クールおよびり、E、オーゲル、ヌクレイツク・アシ゛ツズ・リサーチ、19 83.11,6513−6529頁)。この方法を用いて、非放射性検出フォー マットで使用されるビオチンを結合させ7:(B、チューおよびり、E、オーゲ ル、DNA。
1985.4.327−331頁、A、コレットおよびE、H,カワシマ、ヌク レイツク・アシッズ・リサーチ、1985.13.1529−1541頁)。5 ゛−末端における標識の結合は、ハイブリダイゼーション反応におけるプローブ の妨害を総じて減少させるという利点を有する。しかしながら、さらにこの方法 は、リンカ−結合に必要とされる段階の数、すなわち、酵素的ホスホリル基導入 、イミダゾールとの反応、l、2−ジアミノエタンまたは1.6−ジアミツヘキ サンとの反応およびカラム精製段階といった煩わしさを伴う。
ざら?こ直接的な標識方法は、自動的固相ヌクレオチド多量体合成における一段 階としての、アミンリンカ−結合の組み込みである。
文献に記載された幾つかの方法の中で、制限事項をもたないものは無い。バハタ ー等(ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ、1986.14.7985−799 5頁)は、カルボニルジイミダゾールを用いることにより、段階的自動合成の最 後に合成オリゴヌクレオチドの5°−ヒドロキシルのアミノアルキル化を達成さ せた。オリゴヌクレオチドはさらにポリマー支持体に結合され1こ。この方法は 精製を簡易化するという利点を有するが、反応条件は、最終段階を手で行うこと を必要とした。ケンプ等(ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ、1985、!3 .45−57頁)は、縮合剤の存在下、固体支持体に結合された5°−ホスホリ ル化合成オリゴヌクレオチドに2−(ビオチニルアミド)エタノールを結合させ に0幾分面倒なことに加えて、この方法は、結合した標識か脱保護および固体支 持体からの脱離条件下で存続することを必要とする。すなわち、それは、化学的 に敏感な標識の結合には適し得ない。
スミス等の方法(ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ、1985.13.239 9−2412頁)は、5°−保護−5°−アミノ−5°−デオキシチミジン−3 °−0−ホスファ−アミダイトが最後の標準カップリング反応において結合され る点で自動的オリゴヌクレオチド合成にさら7こ直接的に適用され得る。脱保護 および固体支持体からの脱離中に遊離アミノ基が生成され、次いで様々な標識の 結合に利用され得る。プローブおよび標的配列間の相補的関係を保つためにヌク レオチド骨格(すなわち、チミジン)を使用する1こめ、スミス等により記載さ れたタイプに属する8種の異なるリンカ−のいずれかを製造しなければならない 。他方、場合によって°は、追加チミジン残基は、ミスハイブリダイゼーション により標的配列に対する特異性の喪失を誘発し得る。
標準自動的合成工程中に一次アミン修飾ジゴヌクレオチドの挿入に使用され得る 化合物が提案された。、これらの化合物には、デオキシチミジン、デオキシアデ ニンおよびデオキシグアニンの類似体が含まれる(G、B、ドライヤー等、プロ シーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミ−・オブ・サイエンシーズ・ オブ・ザ・ユナイテッド・ステーブ・オブ・アメリカ、82巻、968頁、19 85、J、L、ルス、PCT出願第WO34103285号、1985年8月3 0日公開)。しかしながら、これらの方法は、スミス等の方法と同じ制限を被る 。
アグラワル等(ヌクレイツク・アシッズ・リサーチ、1986.14.6227 −6245頁)は、最近、自動的固相DNA合成に適用可能な標識結合方法を2 種類報告した。第一の方法では、最終カップリング段階としてウリジン−2°、 3°−保@−5′−ホスファ−アミダイトまたは5゛−ホスファイトをオリゴヌ クレオチドの5゜−末端に付加する。続いて2°−および3′−ヒドロキシルを 脱保護し、ベリオダートを用いてジアルデヒドに酸化する。次いで、ビオチンヒ ドラジドを縮合し、水素化はう業物による処理後に環状リンケージを形成させる 。この方法は、幾つかの後修飾段階が必要という不利点を有する。第二の方法で は、エタノールアミンのN−保護−〇−ホスファーアミダイト誘導体を自動、的 合成中の最終カップリング・サイクルにおいて加える。N−保護は、0−フルオ レニルメトキシカルボニル基により達成される。
定義 以下、この明細書(請求の範囲を含む)において使用されている語の定義を行う 。
ヌクレオチド: 燐酸基、5炭素糖および富素含有塩基から成る核酸のサブユニ ット。5炭素糖は、RNAではリボースであり、DNAでは2−デオキシリボー スである。この語はま1こそれらのサブユニットの類似体を包含する。
ヌクレオチド多量体: ホスホジエステル結合により連結されたヌクレオチドま たはその類縁体の鎖。
オリゴヌクレオチド: 一般に長さ約lθ〜約100ヌクレオチドであるが、長 さ100ヌクレオチドを越える場合もあり得るヌクレオチド多量体。それらは通 常ヌクレオチド単量体から合成されると考えられているが、酵素的手段によって も製造され得る。
ポリヌクレオチド: 一般に長さ約100ヌクレオチドまたはそれ以上のヌクレ オチド多量体。これらは通常生物に由来するか、ま几は酵素的手段により得られ る。
ヌクレオチド多量体プローブ: 第2ヌクレオチド多量体、通常ポリヌクレオチ ド内に含まれる標的ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列を有するヌク レオチド多量体。通常、標的配列中の対応する塩基と完全に相補的なプローブが 選択される。しかしながら、プローブ中の1個またはそれ以上のヌクレオチドが 標的配列中の対応する塩基に相補的ではないか、または合成起源の様々な部分が プローブ内のヌクレオチドを置換しているか、またはプローブの塩基間に挿入さ れている方が適当またはさらに望ましい場合もあり得る。代表的には、プローブ は標識される。
オリゴヌクレオチドプローブ:  100ヌクレオチド未満であるが、200ヌ クレオチドを越えることもあり得る合成または酵素的起源のプローブ。
ハイブリダイゼーション: 相補的塩基間のワトソンークリック塩基対形成法に より2つのヌクレオチド多量体間に形成された複合体である「ハイブリッド」の 形成。
^服旦!豊 次に、この発明は、5°ヒドロキシ置換ヌクレオチドの製造に適した試薬を提供 する。前述のヌクレオチドは、通常生物性または合成ヌクレオチド多量体、代表 的には後者における最後のヌクレオチドである。標準ヌクレオチド多量体固相合 成法を用いて所望の配列を合成した後、最後のヌクレオチドの5°ヒドロキシは 脱保護され、次いで前記試薬の適当なカップリング基と反応することにより、置 換ヌクレオチド多量体を生じ得る。試薬の連結部分がアシル官能基により保護さ れる結果、前述のカップリング工程中試薬のポリマー化は阻害される。続いて連 結部分は、環外アミンの脱保護に一般に使用されるのと同じ非不適アルカリ条件 下で脱保護され、次いでヌクレオチド多量体の固相合成が行なわれ得る。すなわ ち、標準ヌクレオチド固相合成で使用される段階にさらに追加段階を加える必要 も無く、アシル保護連結部分および環外アミンの脱保護は同時に達成され得る。
その結果、生成されに置換ヌクレオチド多量体は、有用な部分、例えば非同位体 標識に連結され得る5°「リンキング・アーム」を有する。
従って、この発明は、その広い態様において、5゛ヒドロキシ置換ヌクレオチド (また、代表的には、ヌクレオチド多量体の末端ヌクレオチド)の製造に適した 試薬であって、式%式% (X 1 =硫黄の場合、n=1 X1=アミノ基の場合、n=1または2m=1,2または3) を有する試薬を提供する。前述の式において、Yは非ヌクレオチドに基づくカッ プリング基であり、R1は非ヌクレオチド骨格であり、Xlは硫黄またはアミノ 基(アミノNがR1および保護基のカルボニル炭素に結合されている置換アミノ 基を含む)から選ばれる保護記条件下で)開裂されることにより、連結基H−X  1−を脱離し得る。成分が「非ヌクレオチド」であるということは、その成分 の構造が、「ハイブリダイゼーションに顕著には関与しなし弓構造であることを 指し、例えば前記構造は、ヌクレオチドとの重要な水素結合に関与してはならず 、構成成分として5ヌクレオチド塩基またはその類似体の一つを有する構造は除 外される。Yとしては、非不適カップリング条件下、ヌクレオチドの5゛ヒドロ キシにR1をカップリングさせ得るものが選ばれる。「非不適」条件という語は 、ポリマー・バックボーンおよびその糖、塩基、リンカ−・アームまたは他の成 分、またはモノマー試薬に実質的には不適当な影響を及ぼさない条件であること を意味する。
さらに上式において、mは、通常の炭素の4価を満たすR2の適当な数を表す。
各R2は環状基の一部であり得る。また各R2は同一であり得るか、またはそれ らは異なり得、Xlがカップリング条件下では実質的に脱保護されない(そして すなわち、その結果、試薬のポリマー化が阻害される)が、非不適アルカリ条件 下で脱保護されることにより、非不適条件下でXlを何等かの有用な部分に結合 させ得るようにアシル基のアルファ炭素が電気陰性を有するように各R2を選択 することは重要であると考えられる。この点で、R2mの電気陰性度の一尺度は 、ハメット方程式(この方程式の使用の概説および置換基パラメーター表につい ては、J、コノリー・マーチン、「クオンティテイティブ・ドラッグ・デザイン 、ア・クリティカル・イントロダクション」、マーセル・デツカ−、インコーホ レイテッド、ニューヨーク、1978参照)log (k/ ko) −P c y pにより与えられる。この式は、前述した通り、水溶液中でパラ置換された 安息香酸のイオン化について定義され得る。ただし、k =パラ置換された安息 香酸のイオン化の平衡定数。
ko =安息香酸のイオン化の平衡定数。
P=25℃における水中での安息香酸のイオン化についてl。
00として定義された定数。
σp=特定バラ置換基に関する実験測定値。
σpの陽性値は、特定置換基の電子撤回ポテンシャルを表す。
この発明の好ましい態様において、各R2はFであり(すなわち、保護基はトリ フルオロアセチルである)、σp(P−)は0115であり、σp(CFs   )=0.54である。すなわち、他の適当なR2ff1C−基には、C1,C− (σp=0.33)、N  G(σp=0.66)、CFsCFt  (σp= 0.52)、CHsC(σp=0.50)、CH30−C−(σp=0.45) が含まれ得、またはX1=Nおよびn=2の場合は、また環状N基を形成する基 が含まれ得ることが予測される。
また、蛋白質修飾に関する技術分野において常用されるアミノ保護基の幾つかは 、この発明における適当なアミノ保護基として有用であると予測され得る。(蛋 白質アミノ保護基の概要については、「ザ・ベプタイズ、3巻、プロテクション ・才ブ・ファンクショナル・グループス・イン・ペブタイド・シンセシス」(E 、グ巳スおよびJ。
マインホファー編、アカデミツク・プレス、1981)参照)。これらはトリフ ルオロアセチル、フタロイルおよびマレオイルを含み得る。
次に、好ましくはX l =Nであり、少なくとも1個および好ましくは各R2 はハロゲン(最も好ましくは各R2はふっ素である)から選ばれる。代表的には 、R1はアルキルであり、望ましくは1〜10個の炭素原子を有する非環状炭化 水素鎖である。
一〇−P−R”  および  −〇−P−X’R′ を有する基から選択される。上式において、X″==ハロゲンましくはCI)ま たは置換アミノ(好ましくはジアルキルアミ人または複素環N−アミン)、x3 =ハロゲン(好ましくはCI)、アミノ(好ましくは複素環N−アミノ)、また は0−1 R3=アルキル、好ましくはメトキシ、エトキシ、クロロフェノキシまたはベー タシアノエトキシから選ばれるアルコキシ、またはアリールオキシ、 R’=アルキル、好ましくはメトキシ、エトキシまたはベーターシアノエトキシ から選ばれるアルコキシ、またはX3=−〇−の場合のみHo また5゛ヒドロキシ位に連結部分を有するヌクレオチド多量体の製造方法が開示 されている。この方法は前記タイプの試薬を用いて非不適条件下で行なわれる。
概ね、この方法では、まずヌクレオチド多量体における末端ヌクレオチドの5゛ ヒドロキシに°Yを介して(すなわち、Yは連結基として機能し、Yの全部まに は一部は実際のカップリング後に残存している場合もしていない場合もあり得る )R1を連結させる。次いで、この生成物を非不適アルカリ条件に暴露すること により、任意の連結部分および保護環外アミンおよびホスフェートがあればそれ らも全て同時に脱保護する。
図面 図面を用いてこの発明の実施態様の記載を行う。
第1図は、この発明の試薬の合成を示す。
第2図は、この発明の置換ヌクレオチド多量体の合成を示す。
第3図は、第2図に示された方法により製造された置換ヌクレオチド多量体の標 識方法であり、ビオチン標識を前記多量体のアミン連結部分に連結させる方法を 示す。
発明の実施態様の詳細な記載 下記実施例1−5は、この発明の様々な態様を示す。特に、実施例1では、この 発明の試薬の合成を詳述している。実施例2では、実施例1で製造されに試薬お よび合成ヌクレオチド多量体間のカップリング反応による、この発明の置換ヌク レオチド多量体の合成を記載している。さらに実施例3では、この発明の他の置 換ヌクレオチド多量体の合成を示し、実施例4および5では、その置換ヌクレオ チド多量体への標識の結合を詳述している。
実施例1 第1図は、下記合成の概要を示す。
匹: 6−アミノ−1−ヘキサノール、5−エチルトリフルオロチオアセテート  N 、 N−ジイソプロピルエチルアミンおよびN。
N−ジイソプロピルアミノ−クロロメトキシホスフィンは、アルドリッチ・ファ イン・ケミカルズ(ミルウォーキー、ワイオミング)の製品であった。
(a)6−トリフルオロアセトアミド−l−ヘキサノール(R’)酢酸エチル無 水物(15zff)中6−アミノ−へキサノール(IIXI−;17g、lOミ リモル)の撹はんスラリーに、S−エチルトリフルオロチオアセテート(2gg 、15ミリモル)を滴下した。S−エチル・トリフルオロチオアセテートの滴下 が完了すると、直ちに透明な溶液が得られた。室温で5時間反応混合物を撹はん 後、さろに0 、5 zQのS−エチルトリフルオロチオアセテートを加えに。
さらに半時間反応混合物を撹はん後、アセトン−ジクロロメタン(5ニア比)中 シリカゲル薄層クロマトグラフィーを行った結果、出発アミノ−へキサノール( n)の消失が示されたにニンヒドリン噴霧)。0.]Mピペリジンによる噴霧を 行い、15分後、ニンヒドリン噴霧を行い、110℃で2−3分間プレートを加 熱しf二後、TLCプレートの明視化により、ソルベントフロント付近の速く動 く広いスポットが示された(Rfo、85)。石油エーテル(601ff)を反 応混合物に加え、不透明溶液を一20℃で16時間貯蔵すると、無色粉末が得ら れ、これを冷たい(−20℃)石油エーテル(3x5xR)で洗浄しfこ。次い で、生成物を真空下短く乾燥し、次に5J1gの101ピリジン−水混合物で1 09J間処理することにより、■で形成され乙かもしれないQ−トリフルオロア セチル基を加水分解した。反応混合物を濃縮乾固し、残留物をピリジン(4X  10x12)と共に濃縮すると、ガム形態の化合物(IV)1.19(471) が得みれた。
(b)6−)リフルオロアセトアミドヘキサン−1−N、N−ジイソプロピルア ミノ−メトキシホスフィンI乾燥THF(10x12)に化合物IV(0,42 69,2ミリモル)を含む撹はん溶液に、アルゴン雰囲気下、N、N−ジイソプ ロピルエチルアミン(1,4x+2.8ミリモル)を加え、次いでN、N−ジイ ソプロピルアミノ−クロロ−メトキシホスフィン(0,79g、4ミリモル)を 加えた。反応混合物を室温で半時間撹は人後、白色沈澱物をろ過した。ろ液を酢 酸エチル(6011Q)で希釈し、5%炭酸ナトリウム溶液(3X 15xC) で洗浄した。次いで、有機層をM g S O4で乾燥し、濃縮すると流動状シ ロップが得られ、これを16時間真空乾燥すると、所望の化合物0.79(94 %)が得られたが、これはそれ以上精製せずに使用した。所望のホスファ−アミ ダイト(1)の存在は、31PNMRにより確認された(CDsCN中、トリメ チルホスフェヘート、外部標準):(ppm)117.4゜ 実施例2 アミノ−リンカ−Iと合成りNAフラグメントとの自動的カップリング。
第2図の図式は、ヌクレオチド多量体の自動的合成、それに続くアミン−リンカ −試薬Iの自動的付加に含まれる段階の概略を示している。定められた配列によ るヌクレオチド多量体のポリマー支持体合成は、まずアプライド・バイオシステ ムズ(rA B I J)モデル380Aまたはバイオサーチ・モデル8600 DNAンンセサイザーを用い、メーカーの合成プログラムの修飾バージョンを用 いて行なわれた。この修飾では、酸化段階の前に塩基性水洗(10%水、2%ピ リジン−THF中)段階が採用されている(第2図参照)。この修飾を含めるこ とにより、合成全体における副反応が最小限に抑えられた。
アミン−リンカ−1の自動的カップリングは、それをアセトニトジル中0.2モ ル溶液としてAB1380A  DNAシンセサイザーの#6位置に充填するこ とにより行なわれに0この方法を用いると、アミノ−リンカ−は、一般的構造( V)を有する5゛−ジメトキシ・トリチル−N−保護−ヌクレオシド ベーター シアノエ≠ルホスファーアミダイトが付加される場合と同様に樹脂結合N−保護 オリゴマ一の5°−ヒドロキンル基に付加された。最終塩基性水洗および酸化段 階後、室温で1時間濃NH,OH水溶液で処理することにより樹脂結合オリゴマ ーを樹脂から開裂させた。次いで、55℃で16時間NH,OH溶液を加熱する ことにより、オリゴマーを脱保護した。この段階はヌクレオチドの環外アミンお よび連結アミン部分を(トリフルオロアセチルを開裂して一次アミンを脱離させ ることにより)同時に脱保護する。水酸化アンモニウム溶液を濃縮後、粗生成物 を12%ポリアクリルアミド−7M尿素ゲル電気泳動により精製した。蛍光薄層 クロマトグラフィー・プレートをゲルの下方に配し、U■ランプをゲル上に固定 する、UVシャドウィング技術によりバンドを明視化した。リンカ−修飾オリゴ マーは、非修飾オリゴマーよりもゲル上をゆっくりと移動するバンドを与えた。
次いで、リンカ−修飾バンドをゲルから削り取り、0.1モルNH,oAc(p H7,5)により抽出し、次いでセファデックスG−250カラムに上り脱塩す ると、純粋な5“ヒドロキシ置換ヌクレオチドXが得られた。ポリアクリルアミ ドゲルからの相対バンド強度に基づくと(UVシャドウィング方法)、アミンリ ンカ−のカップリングは90%より大で評価された。
実施例3 上記方法を用いて、5゛末端にアミノリンカ−を有する下記の置換合成ヌクレオ チド多量体を合成および精製した。置換されたヌクレオチドXまたは下記置換ヌ クレオチドのいずれかは、相補的標的ヌクレオチド配列検出用プローブとして使 用され得るものとする。
勿論その場合、適当な標識は一般的にアミン連結部分に連結される。
八 12%アクリルアミド−7M尿素ゲルのUVシャドウィングにより示されたとこ ろでは、どの場合も、置換合成オリゴマーは母体オリゴマーよりもゆっ(りと移 動した。
実施例4 標識との連結に関する前述の置換ヌクレオチドのアミン部分の適性を説明するた め、それをビオチンに連結した。この連結および後続のビオチン標識置換ヌクレ オチドのコンジュゲーシヨンの概略を第3rXJに示す。
(a)ビオチニル化: モニターを簡易化するため、まずチューおよびコーヘンの標準プロトコル(ジー ン1.し勇−1177)に従い、アルファー”P(TTP)および末端デオキシ ヌクレオチジルトランスフエラーゼを用いて実施例3(b)で詳述した5°−ア ミノ一連結合成デオキシオリゴヌクレオチドをその3’−OH末端において標識 した。結果は化合物■である。
ビオチニル化するため、5ピコモルの凍結乾燥3゛−31P標識プローブ(kl )を、0.2Mはう酸ナトリウム(pH9,0X5村)、ジメチルスルホキシド (4iQ)および30ミリモルのビオチン−xhH6(カルビオケムーベルビン グ・コーポレイション、サンディエゴ、カリフォルニア、アメリカ合衆国X11 2)と室温で1時間インキュベージジンした。次いで、250xI2の0.3M 酢酸ナトリウム、750x(lのエタノールおよび20μ9のグリコーゲンを加 えることにより、反応混合物を2回エタノール沈澱させに0生成物(Xm)の沈 澱物を20xQのHlOに溶かした。
(b)ストレプトアビジン−コンジュゲート。
下記手順に従い、ストレプトアビジン−アガロースとビオチニル化プローブのコ ンジュゲーンヨンにより前述の標識プローブ(XI[l)上のビオチン部分の存 在の検証を行った。
2本の1,5xQエツペンドルフ管に、各々100μCのストレプトアビジン− アガロース・スラリー(ベゼスダ・リサーチ・ラブダ、インコーホレイテッド、 ガイザースバーグ、メリーランド、アメリカ合衆国)を取った。一方の管に、5 00μgの洗浄緩衝液(500mM燐酸緩衝液、2ミリモルEDTA、0.5M 塩化ナトリウムから成る洗浄緩衝液、pH7,4)中1zgのビオチン(カルビ オケムーベーリング・コーポレイシタン、サンディエゴ、カリフォルニア、アメ リカ合衆国)を加えた。15分間室温で撹はん後、標識プローブ℃による溶液2 μgを加え、反応混合物を室温で30分間撹はんした。
第2の管に、500μgの洗浄緩衝液および2μgのビオチニル化プローブ溶液 を加え、室温で45分間撹はんし乙。
次いで、両方の管を遠心分離し、上滑を除去し、SlおよびS2としてラベルし に。沈澱したアガロースゲルを500μgの洗浄緩衝液で再び洗浄し、上滑をそ れぞれSlおよびS2と合わせた。残留物を各々500μgの洗浄緩衝液にl! 1′濁し、ツエレンコフ・シンチレーション計数管により32pの量を測定しn 0CP M        結合% 管1   10953 ]       6.02 上清1  17588E 管2     9901コ 54.5 上清2   9231] これろの結果は、さらにプローブ上のアミノ−リンケージの存在を示すビオチン −ストレプトアビジン付加体の形成を明らかに示した。
実施例5 B、アクリジニウムエステルによるアミンリンカー−アームプローブの標識およ び後続の精製。
アクリジニウムエステルの25ミリモルのストック溶液(組成については、!、 ウイークス等、クリニカル・ケミストリー、29巻、1474頁、1983参照 )を蒸留DMSO中で調製した。実施例3(b)で前述したアミンリンカ−プロ ーブを1.51円錐ポリプロピより、下記カクテルを構築した。
3μg H,O 1μ(IM  HEPES(8,0) 4μm2  DMSO(蒸留) 2μm225mMアクリジニウムエステル、DMSO中(蒸留)混合物を渦状に 撹はんし、2秒間小型遠心分離器中で回転させ(管の底に内容物を集めるため) 、37℃で20分間インキュベーションした。その時点で、下記成分を列挙した 順に反応カクテルに加えた。
3.0μm225mMアクリジニウムエステル、DMSO中(蒸留)1.5μQ  8.0 0.5μQ  IM  HEPES(8,0)再びカクテルを渦状にし、回転さ せ、さらに20分37℃でインキニベーションした。0.1M  H,EPES (8,0)、50%DMSO中0.125Mリジン5μCを加えることにより5 倍過剰のリジンを用いて未反応標識をクエンチングし、室温で5分間インキュベ ーションした。
この時点で、次の方法を用いてアクリジニウムエステル標識オリゴマーを精製し た。20pgのクエンチングされに反応混合物に、30μm2の3モルNa0A c(5,0)、245μffのH,Oおよび5μ(のグリコーゲンを担体として 加えた(グリコーゲンを前処理することによりヌクレアーゼ活性を全て除去した )。試料を短く渦状にし、64 0ulの無水EtOHを加えた。試料を短く渦 状にし、氷上で5−1O分間インキュベーションし、次いで小型遠心分離器中5 分間15000rpmで遠心分離した。上清を注意深く除去し、沈澱物を201 tQの0.1モルNa0Ac(5,0)、0.1%SDSに再溶解した。さらに 試料を次の要領でイオン交換高速液体クロマトグラフィーにより精製した。20 μQの再溶解沈澱物を、IBM、9533HPLCシステムに搭載したヌクレオ ーゲンーDEAE  60−フイオン交換HPLCカラムに注入した。このプロ セスにおいて使用される緩衝液は全て、HPLC用水、アセトニトリル(CH, CN)および酢酸ナトリウム(NaOAc)、および試薬用水酢酸(HOAc) およびLiC1により調製されたものであった。さらに、緩衝液を全て使用前に 0.45μπ孔サイズのナイロン−66フイルターによりで55%緩衝液A、4 5%緩衝液Bから30%緩衝液A170%緩衝液Bへの一次勾配により25分間 で行なわれた。溶出中260nmでの吸光度をモニターした。0 、5 xQの フラクションを1.5igの円錐ポリプロピレン管に集めた。溶出直後、容管に 10%5DS5μgを加え、容管を渦状に回した(これは、アクリジニウムエス テル標識プローブが管壁に付着していないことを確実にするために行った)。0 .5μgアリコートをフラクション21−42から除去し、12×75u管中2 00μgの水に加えた(分離ピペット・チップを各アリコートに用いることによ り、持ち越し問題を回避した)e次いで、ハートールド・クリニルマットにおい て200μρの0.25S  HNo、、0.1%H702、次いで1秒遅れで 200μCのIN  NaOHを自動注入し、10秒間化学発光度の読み取りを 行うことにより各アリコートの化学発光度を測定した。
フラクション29−33を、各々5μQのグリコーゲンに加え、渦状に回し、各 渦に1xQのEtOHを加え、5−10分間氷上でインキュベーションし、小型 遠心分離器中15000rpmで5分間遠心分離することにより、EtOH沈澱 させた。各上清を注意深く除去し、各沈澱物を20uQの0.1モルNa0Ac 、pH5,0,1%SDSに再溶解し、次いでこれらの分離フラクションをプー ルした。
UV吸光度および化学発光アウトプットの比較に基づくと、標識プローブおよび 出発標識試薬の化学発光比活性はモル・ベースで同等であった。
次に、ヌクレオチドの5゛ヒドロキシ、代表的にはヌクレオチド多量体の末端ヌ クレオチドに容易に結合することにより、標準固相合成における環外アミンの脱 保護と同じ条件下で容易に脱保護される連結部分を有する置換ヌクレオチド多量 体を生成させ得る試薬が記載されたことは明らかである。説明された通り、それ らの試薬は、公知固相合成手順における最終段階としてそれらの手順の標準化学 を用いてヌクレオチド多量体に結合され得る。さらに、アシル保護基は、多量体 における環外ヌクレオチドアミンの脱保護に使用される条件と同じアルカリ条件 下で開裂され得ることから、同時に脱保護されるため、生成した置換ヌクレオチ ド多量体の連結部分に対する特別の脱保護段階は必要とされない。
この発明の実施態様の記載を行ったが、これらの態様の変形および修飾は当技術 分野の熟練者が容易に想到できるものである。従って、この発明の範囲は、詳し く上述した実施態様に限定される訳ではない。
H2N−CH2−(CH立−〇(2−OH特表千2−502284 (12) 国際調査報告  vrrtreF QJ10377+

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)5′ヒドロキシ置換ヌクレオチドの製造に適した試薬であって、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 (a)Yは、非不適カップリング条件下、ヌクレオチドの5′ヒドロキシにR1 をカップリングさせ得る非ヌクレオチドに基づくカップリング基であり、 (b)R1は非ヌクレオチド骨格であり、(c)X1は、Sまたはアミノ基から 選択される保護された連結部分であり、 (d)R2 ▲数式、化学式、表等があります▼はX1保護基(ただし、mはR 2の適当な数であり、各々異なり得る)であり、R2mC−が電気陰性を有する 形となるように(その結果、カップリング条件下ではX1は脱保護されないが、 非不適アルカリ条件下では脱保護される)、炭素、酸素、窒素またはハロゲン原 子の1個またはそれ以上、またはそれらの組み合わせにより構成され、 (e)X1=Sの場合n=1、X1がアミノ基の場合n=1または2である] を有する試薬。
  2. (2)X1=NおよびR2のうち少なくとも1個がハロゲンから選択される、請 求項1記載の試薬。
  3. (3)R2mCが、Cl3C−、N C−、CF3CF2−、▲数式、化学式、 表等があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼から選択される、請 求項1記載の試薬。
  4. (4)▲数式、化学式、表等があります▼が、トリフルオロアセチル、フタロイ ルおよびマレオイルから選択される、請求項1記載の試薬。
  5. (5)X1=Nおよび試薬の式が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、各X2はハロゲンから選択され、R1=アルキルである)である、請求 項1記載の試薬。
  6. (6)X1=NおよびR1=アルキル、および試薬の式が、▲数式、化学式、表 等があります▼ から選択される、請求項1記載の試薬。
  7. (7)R1が1〜10個の炭素原子を有する非環状炭化水素鎖である、請求項1 記載の試薬。
  8. (8)Xがアミノ基であり、−Yが、 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼[ 式中、 (a)X2=ハロゲンまたは置換アミノ、(b)X3=ハロゲン、アミノまたは O−、(c)R3=アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、(d)R4=アル キル、アルコキシ、アリールオキシ、またはX3=O−の場合のみH] から選択される、請求項1〜7のいずれか1項記載の試薬。
  9. (9)R1=アルキル、X1がアミノ基であり、−Yが、▲数式、化学式、表等 があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼[式中、 (a)X2=C1または第2級アミノ、(b)X3=C1、第2級アミノまたは O−、(c)R3=アルコキシ、アリールオキシ、(d)R4=アルコキシ、ま たはX3=O−の場合のみH]から選択される、請求項1〜7のいずれか1項記 載の試薬。
  10. (10)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 (i)Yは非ヌクレオチドに基づくカップリング基であり、(ii)R1は非ヌ クレオチド骨格であり、(iii)X1は、硫黄またはアミノから選ばれる保護 された連結部分であり、 (iv)▲数式、化学式、表等があります▼、X1保護基(ただし、mはR2の 適当な数であり、R2は各々異なり得るが、R2mC−の電気陰性がアルキルの 場合よりも高くなるように選択される)である]で示される試薬を用いた、5′ ヒドロキシに連結部分を有するヌクレオチド多量体の製造方法であって、 (a)まず、非不適条件下、Yを介して多量体の末端ヌクレオチドの5′ヒドロ キシにR1をカップリングし、(b)次いで、この生成物を非不適アルカリ条件 に暴露することにより、X1および保護された環外アミンがあればそれも同時に 脱保護する .ことを含んで成る方法。
  11. (11)X1=NおよびR2のうち少なくとも1個がハロゲンから選択される、 請求項10記載の方法。
  12. (12)X1=Nおよび▲数式、化学式、表等があります▼、トリフルオロアセ チル、フタロイルおよびマレオイルから選択される、請求項10記載の方法。
  13. (13)X1=NおよびR1=アルキル、および試薬の式が、▲数式、化学式、 表等があります▼ (式中、X2は各々ハロゲンから選択される)である、請求項10記載の方法。
  14. (14)XI=NおよびR1=アルキル、および試薬の式が、▲数式、化学式、 表等があります▼ である、請求項10記載の方法。
  15. (15)Xがアミノであり、−Yが ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼[ 式中、 (a)X2=ハロゲンまたは置換アミノ、(b)X3=ハロゲン、アミノまたは O−、(c)R3=アルキル、アルコキシ、アリールオキシ−O−、(d)R4 =アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、またはX3=O−の場合のみH] から選択される、請求項10〜14のいずれか1項記載の方法。
  16. (16)−Yが、 ▲数式、化学式、表等があります▼および▲数式、化学式、表等があります▼[ 式中、 (a)X2=C1または第2級アミノ、(b)X3=C1、第2級アミノまたは O−、(c)R3=アルコキシ、 (d)R4ニアルコキシ、またはX3=O−の場合のみH、(e)R1=アルキ ル] から選択される、請求項10〜14のいずれか1項記載の方法。
  17. (17) (a)請求項9〜15のいずれか1項記載の方法により、5′ヒドロキシに連結 部分を有するヌクレオチド多量体を製造し、(b)化学発光性アクリジニウムエ ステルを連結部分に連結することを含む、標識ヌクレオチド多量体の製造方法。
JP63508671A 1987-10-02 1988-09-26 オリゴヌクレオチド末端置換用非ヌクレオチド試薬 Pending JPH02502284A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10433087A 1987-10-02 1987-10-02
US104,330 1987-10-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02502284A true JPH02502284A (ja) 1990-07-26

Family

ID=22299923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63508671A Pending JPH02502284A (ja) 1987-10-02 1988-09-26 オリゴヌクレオチド末端置換用非ヌクレオチド試薬

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0310312A3 (ja)
JP (1) JPH02502284A (ja)
KR (1) KR890701767A (ja)
AU (1) AU2608388A (ja)
DK (1) DK267789A (ja)
FI (1) FI892691A0 (ja)
PT (1) PT88643B (ja)
WO (1) WO1989002933A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT88665B (pt) * 1987-10-05 1992-12-31 Ml Tecnology Ventures Lp Metodo para a marcacao com ester de acridinio e purificacao de sondas nucleotidicas
US5324829A (en) * 1988-12-16 1994-06-28 Ortho Diagnostic Systems, Inc. High specific activity nucleic acid probes having target recognition and signal generating moieties
EP0602524A1 (de) * 1992-12-15 1994-06-22 Hoechst Aktiengesellschaft Chemilumineszenzmarkierte Gensonden und ihre Verwendung in Gensondentesten
DE19534122A1 (de) * 1995-09-14 1997-03-20 Behringwerke Ag Homogener Gensondentest mit einem gegen das Label gerichteten Rezeptor

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4500707A (en) * 1980-02-29 1985-02-19 University Patents, Inc. Nucleosides useful in the preparation of polynucleotides
US4762779A (en) * 1985-06-13 1988-08-09 Amgen Inc. Compositions and methods for functionalizing nucleic acids
US4757141A (en) * 1985-08-26 1988-07-12 Applied Biosystems, Incorporated Amino-derivatized phosphite and phosphate linking agents, phosphoramidite precursors, and useful conjugates thereof
US4855225A (en) * 1986-02-07 1989-08-08 Applied Biosystems, Inc. Method of detecting electrophoretically separated oligonucleotides
IL86164A0 (en) * 1987-04-28 1988-11-15 Tamir Biotechnology Ltd Improved dna probes

Also Published As

Publication number Publication date
EP0310312A3 (en) 1990-08-16
PT88643A (pt) 1988-10-01
AU2608388A (en) 1989-04-18
DK267789D0 (da) 1989-06-01
PT88643B (pt) 1992-12-31
FI892691A (fi) 1989-06-01
FI892691A0 (fi) 1989-06-01
EP0310312A2 (en) 1989-04-05
DK267789A (da) 1989-08-01
KR890701767A (ko) 1989-12-21
WO1989002933A1 (en) 1989-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0313219B1 (en) Non-nucleotide linking reagents for nucleotide probes
EP0203959B1 (en) Nucleotide analogs for nucleic acid labeling and detection
US5696251A (en) Non-nucleotide linking reagents for nucleotide probes
US6031091A (en) Non-nucleotide linking reagents for nucleotide probes
US5278043A (en) Ruthenium-lumazine energy transfer systems
US5185439A (en) Acridinium ester labelling and purification of nucleotide probes
EP0359225B1 (en) Reagents for the preparation of 5'-tagged oligonucleotides
US5141813A (en) Multifunctional controlled pore glass reagent for solid phase oligonucleotide synthesis
US5547860A (en) Sulphocoumarin-containing nucleotides and their use in processes for detecting nucleic acids
JPS638396A (ja) ポリ標識化オリゴヌクレオチド誘導体
JPS62503103A (ja) ポリヌクレオドの誘導方法
EP0224578A1 (en) METHODS AND COMPOSITIONS FOR FUNCTIONALIZING NUCLEIC ACIDS.
JPH06339378A (ja) 液相核酸アッセイおよびそこで有用なポリヌクレオチドプローブ
WO1989004375A1 (en) Lanthanide chelate-tagged nucleic acid probes
WO1990008153A1 (en) Reagents for the preparation of 5'-biotinylated oligonucleotides
EP0312248B1 (en) Acridinium ester labelling and purification of nucleotide probes
WO1987002708A1 (en) Lanthanide chelate-tagged nucleic acid probes
JPH02502284A (ja) オリゴヌクレオチド末端置換用非ヌクレオチド試薬
JPH01500353A (ja) 2′‐デオキシアデノシン誘導体を含む核酸検出用プローブ
JPS6144353A (ja) 蛍光標識化されたポリヌクレオチドとその製法
JPH01317400A (ja) 非放射活性標識の目的で5’(oh)位置で化学的に修飾された末端ヌクレオチドを含む核酸プローブ
NO892191L (no) Ikke-nukleotide reagenser for substituering av terminale ender hos oligonukleotider.
JPH0374239B2 (ja)
JPS6157595A (ja) ポリデオキシリボヌクレオチドまたはポリリボヌクレオチドの酵素標識化法
CN115942939A (zh) 用于核苷酸探针的非对映体连接试剂