JPH0248102A - 丸棒材の皮むき機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は丸棒材の皮むき機および皮むき方法に関する。

〔従来の技術〕

中空軸の端面側に刃が内側に向けて設けられている回転
植刃フライス、植刃フライスの入口側に配置された丸棒
材に対する少なくとも一つの送り装置、植刃フライスの
出口側における引抜き装置、丸棒材の皮むき済部分の直
径を検出する直径測定装置、および刃を半径方向に位置
調整する調整装置を有している丸棒材の皮むき機は、既
にドイツ連邦共和国特許出願公開第１５５２３５９号公
報で公知である。

この種の皮むき機は主に熱間圧延された丸棒材からいわ
ゆるブランクスチールを製造するために使用される。そ
の場合棒状の丸棒材はその外周面が回転植刃フライスに
よって皮むき加工される。

棒材自体は意図しない回転を阻止して、植刃フライスに
おける中央孔を通って軸方向乙こ皮むき機を通して導か
れる。回転植刃フライスは棒材をスパイラル状軌道で皮
むきする内側に向いた３個以上の刃を有している。かか
る皮むき機は線材、棒材および管に対して採用される。

現在−船釣な皮むき機は、植刃フライスの前に入口側に
ある二組のローラ組から成っている送り装置と、棒材の
最終端が皮むきされたときにこれを回り止めして搬送す
る植刃フライスの出口側にある引張り台車とともに用い
られている。

最近の皮むき機は運転中において、送り、植刃フライス
回転数および仕上げ直径を変更できるようになっている
。

上述した公報に記載の皮むき機の場合、直径測定装置は
植刃フライスの出口側に配置され、棒材の皮むき済部分
の仕上げ直径を連続的に検出するために使用している。

かかる皮むき機の場合、皮むきされた棒材の入口側端が
皮むき機ないし植刃フライスおよびこれに後置接続され
た出口側ガイドから出たときにはじめて測定されるので
、皮むき加工工程が自動化できないという欠点を有して
いる。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、皮むき機の皮むき加工工程を自動化で
きるようにすることにある。

（課題を解決するための手段〕 本発明によればこの課題は、冒頭に述べた形式の皮むき
機において、入口側の最初の供給装置と植刃フライスと
の間に直径測定装置が配置されることによって達成され
る。

〔発明の効果］ 多くの皮むき機は送り装置と植刃フライスとの間にいわ
ゆる「前方ガイド」を有し、このガイドはローラゲージ
の形をしており、特に細いワークの場合に植刃フライス
の直前でワークを心出しし、切削工程によって生ずる振
動を減衰する働きをする。本発明によれば直径測定装置
は、皮むき機の入口側に前置された駆動形ローラコンヘ
ヤと植刃フライスとの間に、好適には前方ガイドの入口
側に配置されている。これによって前方ガイドおよび送
り装置の作用は阻害されず、測定にとって十分な長さだ
けワークを皮むきすればよい。

特許請求の範囲の請求項２に記載した本発明の実施態様
によれば、作業員による手動測定を全く不要にするため
に、出口側に補助的な直径測定装置が配置される。

特許請求の範囲の請求項３に記載の直径測定装置によれ
ば、測定探触子がないので機械的な摩耗は生しない。更
にかかる直径測定装置は、選択すべき直径を予備調整す
る必要がないという利点を有する。従って直径測定装置
を予備調整する際の誤操作が機器に損傷を与えるという
危険は全くない。

皮むき加工の際に僅かに予想される棒材の皮むき済部分
上における冷却材および切り屑の堆積物は、圧縮空気あ
るいはワイパーによって直径測定装置の入口側において
除去される。ここで「入口側」とは棒材の戻り運動の場
合の入口側である。

本発明によれば作業員による測定誤差が避けられるだけ
でなく、皮むき加工が自動化できる。最近の皮むき機は
もともとプログラム制御で運転されているので、本発明
の別の実施態様によれば、制御盤から読み取れるプログ
ラムに応じて皮むき加工を行うことができる。

特許請求の範囲の請求項７に本発明に基づく皮むき方法
が記載されている。従来においては皮むき加工は常に作
業員による十分な注意が要求され、皮むき機をその測定
結果に精密に調整しなければならなかった。皮むき加工
における測定値の自動的な検出は、検出された測定値を
読取り誤差なしに確定可能な基準値に基づいて植刃フラ
イスにおける調整補正値に簡単に変換することを可能と
する。

安全上から棒材の皮むき済部分を清掃することが有利で
ある。

〔実施例〕

以下図面に示した実施例を参照して本発明の詳細な説明
する。

第１図は皮むき機１で皮むきされる棒材２４を示してい
る。この皮むき機１は送り装置２、指示器３６が矢印２
３（第４図）の方向において出口側に設けられているレ
ーザー式直径測定装置３、圧縮空気式清掃装置４、前方
ガイド５、機械フレーム７に公知のようにして軸受１７
．１８で回転駆動可能に支持されている中空軸６に取り
付けられた植刃フライス２６、皮むき済の棒材部分を締
め付ける後方ガイド１０、出口側のレーザー式直径測定
装置１１、および矢印２７の方向に走行でき締付はジョ
ー１９．２０で棒材２４を回り止めして皮むき機１から
引き出せる引張り台車１２から構成されている。皮むき
機１の加工工程は、特に送り装置２、入口側の直径測定
装置３、清掃袋Ｍ４、刃１５のためのサーボモータ９お
よび出口側の直径測定装置１１に接続されている制御装
置２５によって決定される。

植刃フライス２６は中空軸６の入口側端面にある大径部
分の中に取り付けられている。この大径部分の中におい
てコレット８が矢印２９で示したように棒材２４が通過
する方向に、中空軸６の回転中においてサーボモータ９
によって移動できる。

複数の刃保持体１４はコレット８の円錐孔内周面に半径
方向に接触し、コレット８が軸方向に移動する際に棒材
２４に対して半径方向に変位される。

刃保持体１４における刃１５は刃保持体１４およびコレ
ット８の位置に相応して棒材２４を調整可能な厚みの層
で皮むきする。植刃フライス２６における切削工程の振
動は前方ガイド５ないし後方ガイド１０のローラ１３．
１６によって減衰される。

皮むき機１の入口側には、棒材２４を送り装置２の範囲
に搬送する電動機３４．３５で駆動される供給ローラ３
２．３３を持った開放形ローラコンベヤが設けられてい
る。それらの電動Ｗ１３４．３５は可逆運転が可能であ
る。

植刃フライス２６において棒材２４にステップトルクが
導入されるが、そのステップトルクの作用下において送
り装置２が棒材２４を回り止めする。更に送り装置２は
棒材２４にこれを植刃フライス２６を通して移動するた
めの送り力を与える。

ピン部分２８を皮むき加工する際にその所望の長さをパ
ルス計数によって保証する行程測定装置３０が送り装置
２に設けられている。送り装置２の最初のローラ組の出
口側にあるイニシェーク３１によって行程測定が開始さ
れる。

棒材２４の所望の仕上げ直径を得るため刃１５の正確な
調整を検出するために、一般にまず最初の棒材２４の先
端のピン部分２８だけが皮むき加工される。これは、そ
の都度の切削条件のもとにおける皮むき機の変形（スエ
リング）を予め考慮してもその都度の材料および刃の状
態乙こおいて最初から皮むき寸法を所望の公差範囲に確
実に維持することができないために必要である。

ピン部分２８は、皮むき時間をできるだけ短くするため
に可能な限り短く決められている。ピン部分２８の長さ
は例えば１０ｃｍである。所望のピン長さが皮むきされ
ると、直ちに棒材２４の送りは自動的に中断される。こ
の皮むき加工後において制御装置２５によって皮むき機
１の送りは逆向きにされ、棒材２４はピン部分２８が清
掃装置４の範囲に到達するまで戻される（第２図）。清
掃装置４を通過する際に、冷却水や切り屑のような汚れ
が自動的に吹き飛ばされ、棒材２４はピン部分２８が入
口側の直径測定装置３の範囲に到達するまで更に戻され
（第３図）、そこで指示器３６の信号によって停止され
、自動的に測定される。

測定された直径の値は制御装置２５において検出される
。棒材２４がピン部分２８の測定のために戻される距離
は一定しており、供給ローラ３２．３３の範囲における
指示器３６によって保証されている。

測定後にこの位置から棒材２４の送り方向は自動的にも
う一度矢印２３（第４図）の方向に逆転される。この逆
転中に刃１５は目標値と実際値の差だけ位Ｗ調整され、
棒材２４は第４図に示したように仕上げ皮むき加工され
る。

皮むき加工中において刃１５の位置は出口側の直径測定
装置１１で求められた直径値を考慮しながら連続的に補
正される。出口側の直径測定装置１１には、皮むき済の
直径寸法を正確に測定できるようにする図示していない
もう一つの清掃装置が前置されている。

棒材２４の皮むき加工の終わりにおいて、送り装置２が
棒材２４の後方端をもはやつかめなくなったときに始め
て、引張り台車１２が送り作用および棒材２４の回り止
め作用を行う。

棒材２４を皮むきする際のすべての工程は、自動清掃お
よび皮むき機１の入口側における直径測定に基づき作業
員の関与無しに制御装置２５によって自動的に進行する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の皮むき機の概略構成図、第２図から第
４図は仕上げ加工までの皮むき加工の説明図である。 １８１．皮むき機 ２８０．送り装置 ３８８．直径測定装置 ４６０．清掃装置 ６１０．中空軸 ９６０．サーボモータ １１、、、直径測定装置 １２、、、引張り台車 １５゜１．カッター ２４、、、棒材 ２６、、、植刃フライス ３２、、、供給ローラ ３３、、、供給ローラ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）中空軸（６）の端面側に刃（１５）が内側に向けて
   設けられている回転植刃フライス（２６）、植刃フライ
   ス（２６）の入口側に配置された丸棒材（２４）に対す
   る少なくとも一つの送り装置（２）、植刃フライス（２
   ６）の出口側における引抜き装置（１２）、丸棒材（２
   ４）の皮むき済部分の直径を検出する直径測定装置、お
   よび刃（１５）を半径方向に位置調整する調整装置（９
   ）を有している丸棒材の皮むき機において、入口側の最
   初の供給装置（３２）と植刃フライス（２６）との間に
   直径測定装置（３）が配置されていることを特徴とする
   丸棒材の皮むき機。 ２）植刃フライス（２６）の出口側に補助的な直径測定
   装置（１１）が設けられていることを特徴とする請求項
   １記載の皮むき機。 ３）直径測定装置（３）が非接触式に作動することを特
   徴とする請求項１記載の皮むき機。 ４）入口側の直径測定装置（３）の後ろに丸棒材（２４
   ）の皮むき済部分を清掃する装置（４）が設けられてい
   ることを特徴とする請求項１又は２記載の皮むき機。 ５）供給装置（２、３２、３３）の作動方向が可逆であ
   ることを特徴とする請求項１記載の皮むき機。 ６）皮むき加工の際に送り装置（２）が自動制御される
   ことを特徴とする請求項１ないし５のいずれか１つに記
   載の皮むき機。 ７）皮むき加工のために植刃フライスが仮の寸法に調整
   され、丸棒材の入口側端が植刃フライスの中にまず挿入
   され、続いて丸棒材が戻され、その皮むき済部分の直径
   が測定され、植刃フライスが精密に調整され、そして丸
   棒材が仕上げ皮むき加工されるような回転植刃フライス
   とその入口側にある送り装置とを持った皮むき機で丸棒
   材を皮むきする方法において、丸棒材の皮むき済部分の
   直径の測定が、植刃フライスの前における直径測定装置
   によって自動的に行われることを特徴とする丸棒材の皮
   むき方法。 ８）丸棒材が直径を測定の前に清掃されることを特徴と
   する請求項７記載の方法。 ９）丸棒材（２４）および清掃装置の送りを制御するた
   めの装置（指示器３６）が、入口側の直径測定装置（３
   ）のすぐそばに配置されていることを特徴とする請求項
   １記載の皮むき機。