JPH0241519B2 - - Google Patents

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JPH0241519B2
JPH0241519B2 JP59157309A JP15730984A JPH0241519B2 JP H0241519 B2 JPH0241519 B2 JP H0241519B2 JP 59157309 A JP59157309 A JP 59157309A JP 15730984 A JP15730984 A JP 15730984A JP H0241519 B2 JPH0241519 B2 JP H0241519B2
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JP
Japan
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circuit
hoisting machine
deceleration
speed command
control device
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JP59157309A
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は巻上機の減速度を所定の指令値にな
るように自動的に制御する装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来、巻上機としては立坑巻上機および斜坑巻
上機等が知られており、巻上機の負荷(搬器荷
重)は一定でなく、有負荷と無負荷では数十倍の
差がある。
一般的な巻上機の場合は、保持用ブレーキ1台
で制動および保持を行なうため、負荷の最大荷重
の約1.5倍の制動力を有する制動機を設けている。
しかし、このような大きな制動力で無負荷時の
巻上機を制動すると、減速度が大きくなり過ぎる
ので好ましくない。
立坑巻上機においては、減速度が大きければ、
人員に与えるシヨツクが大きくなつて転倒や骨折
事故にもなりかねない。また斜坑巻上機において
は、巻上時に急制動を行なうと、ワイヤロープの
しやくり現象(搬器の減速度が小さいため搬器の
フリーラン減速時にワイヤロープが大きく緩む現
象)が発生し、ワイヤロープの切断事故を起こす
恐れがあり、かつ大きく緩んだワイヤロープに搬
器の下降により急激に大きな張力が作用するの
で、ワイヤロープの耐久性に悪影響を及ぼすこと
になる。
立坑巻上機の減速度は、搬器に塔乗した人間に
与えるシヨツクを考慮して、1.0m/sec2以下が
好ましいとされている。
一方、斜坑巻上機の減速度は、一般的に0.5
m/sec2以下となるように設定されているが、前
記しやくり現象を防止できる値でなければならな
い。しやくり現象を防止するためには(1)式を満足
する必要がある。
βK≧βZ ……(1) βK:鉱車の減速度 βZ:巻上機の減速度 また鉱車の減速度βKは(2)式で表わされる。
βK=g(sinθ+μ・cosθ) ……(2) g:重力の加速度 μ:鉱車の摩擦係数 θ:斜坑の傾斜 さらに巻上機の減速度βZは(3)式で表わされる。
βZ=FB+FS/MD+MS ……(3) FB:ブレーキ力 FS:ロープ張力 MD:回転部の質量 MS:直線移動部の質量 したがつて、(1)式を満足させるように巻上機の
制動力を与えれば、ワイヤロープのしやくり現象
を防止できる。
しかし、実際の制動力設定においては、減速
(変速)時にワイヤロープの振動が発生するため、
制動力をさらに弱くして制動を行なわねばならな
い。このように、減速度が決定されたら、負荷の
大小に関係なく一定の減速度制御を行なう必要が
ある。
〔発明の目的、構成〕
この発明は前述の要求を簡単な手段によつて満
足できる巻上機の減速度制御装置を提供すること
を目的とするものであつて、この発明の要旨とす
るところは、巻上機のデイスクブレーキ1におけ
る油圧式ブレーキ制御装置2に、電磁比例弁3を
有する油圧管路が接続され、巻上機のドラム軸4
にタコジエネレータ5の回転部が連結され、その
タコジエネレータ5の出力部に接続されたフイル
ター回路6と速度指令回路7とは比較回路8の入
力部に接続され、その比較回路8の出力部は増幅
回路9を介して電磁比例弁3のコイル部に接続さ
れ、バツテリーを有する電源ユニツト18が、前
記フイルター回路6、速度指令回路7、比較回路
8、増幅回路9に接続されていることを特徴とす
る巻上機の減速度制御装置にある。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
図面はこの発明の一実施例を示すものであつ
て、ワイヤロープ10を巻付けたドラム11に固
定されているドラム軸4またはそのドラム軸4に
連結されたモータ軸に、デイスクブレーキ1のデ
イスク12が固定されると共に、タコジエネレー
タ5の回転部が連結され、このタコジエネレータ
5によりドラム11の回転が検出される。
ブレーキモータ13により駆動されるオイルポ
ンプ14の圧油はアキユムレータ15を経てデイ
スクブレーキ1の油圧式ブレーキ制御装置2に送
られ、そのブレーキ制御装置2に作用する油圧が
大きいときはその油圧によりブレーキ用ばね(図
示を省略した)が圧縮されてデイスクブレーキ1
が開放され、またブレーキ制御装置2に作用する
油圧が小さいときはブレーキ用ばねの力によりブ
レーキシユー(図示を省略した)がデイスク12
に押付けられて、デイスクブレーキ1が作動す
る。
アキユムレータ15とブレーキ制御装置2との
間の油圧管路に電磁比例弁3が接続され、フイル
ター回路6および速度指令回路7が比較回路8の
入力部に接続されると共に、その比較回路8の出
力部に増幅回路9が接続されてコントロールユニ
ツト16が構成され、前記タコジエネレータ5の
出力部はフイルター回路6の入力部に接続され、
かつ増幅回路9の出力部には電磁比例弁3のコイ
ル部が接続されている。
電源17に接続された電源ユニツト18はバツ
テリーユニツト19、定電圧回路20およびダイ
オード21により構成され、通常は定電圧回路2
0で作られた直流電源がダイオード21を通して
コントロールユニツト16に供給される。
前記バツテリーユニツト19は電源17が消勢
(停電)した際の電源としてバツテリーを内蔵し、
通常はバツテリーをフローテイングし充電状態を
保つようになつている。また停電時にはバツテリ
ーユニツト19から直流電源がダイオード21を
通してコントロールユニツト16に供給される。
なお、ダイオード21は片方の電源が作動した
ときの逆流防止の働きをするものであり、またバ
ツテリーユニツト19は停電時の減速度制御に必
要な容量を有するので、停電時の制動においても
安定した減速度を行うことができる。
巻上機運転指令回路22が閉路されると、電磁
比例弁3が励磁されてブレーキ制御装置2に送ら
れる油圧が上昇するので、デイスクブレーキ1が
開放されて巻上機が運転状態になる。
また巻上機運転停止(制動)時には、巻上機運
転指令回路22が開路されると、速度指令回路7
から速度指令電圧が出力され、予め決められた減
速度(時間)で変化する。
またタコジエネレータ5の出力をフイルター回
路6で平滑にした速度帰環値と速度指令回路7か
ら出力される速度指令電圧とが、比較回路8にお
いて突き合わされて比較され、比較回路8の出力
は増幅回路9により電磁比例弁3の制御に必要な
電流に増幅される。
比較回路8の出力が負電圧であれば、速度指令
値に対して実速度が高いと判断され、デイスクブ
レーキ1の制動力が増大するように比較回路8の
出力により増幅回路9を介して電磁比例弁3が動
作され、実速度が速度指令値と同じになるように
制御される。
一方、比較回路8の出力が正電圧であれば、速
度指令値に対して実速度が低いと判断され、デイ
スクブレーキ1の制動力が減少するように比較回
路8の出力により増幅回路9を介して電磁比例弁
3が動作され、実速度が速度指令値と同じになる
ように制御される。
〔発明の効果〕
この発明によれば、巻上機のデイスクブレーキ
1における油圧式ブレーキ制御装置2に、電磁比
例弁3を有する油圧管路が接続され、巻上機のド
ラム軸4にタコジエネレータ5の回転部が連結さ
れ、そのタコジエネレータ5の出力部に接続され
たフイルター回路6と速度指令回路7とは比較回
路8の入力部に接続され、その比較回路8の出力
部は増幅回路9を介して電磁比例弁3のコイル部
に接続され、バツテリーを有する電源ユニツト1
8が、前記フイルター回路6、速度指令回路7、
比較回路8、増幅回路9に接続されているので、
巻上機の運転を停止する際に、速度指令回路7の
速度指令値とドラム11の速度帰還値とが比較回
路8により比較され、その比較回路8の出力によ
り増幅回路9を介して電磁比例弁3が制御され
て、ドラム11の実速度が速度指令値と同じにな
るように自動的にデイスクブレーキ1の制御が行
なわれ、したがつて、巻上機の運転を停止する際
に、簡単な手段によつて巻上機の減速度を所定の
指令値になるように自動的に制御することがで
き、かつ油量の少ないデイスクブレーキ回路に
も、十分な時間残圧をもたせて巻上機の減速度を
制御することができ、またバツテリーを有する電
源ユニツト18が、前記フイルター回路6、速度
指令回路7、比較回路、増幅回路9に接続されて
いるので、停電時にも安定して巻上機の減速度を
制御することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る巻上機の減
速度制御装置を示す回路図である。 図において、1はデイスクブレーキ、2は油圧
式ブレーキ制御装置、3は電磁比例弁、4はドラ
ム軸、5はタコジエネレータ、6はフイルター回
路、7は速度指令回路、8は比較回路、9は増幅
回路、11はドラム、12はデイスク、14はオ
イルポンプ、15はアキユムレータ、16はコン
トロールユニツト、17は電源、18は電源ユニ
ツト、19はバツテリーユニツト、20は定電圧
回路、22は巻上機運転指令回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 巻上機のデイスクブレーキ1における油圧式
    ブレーキ制御装置2に、電磁比例弁3を有する油
    圧管路が接続され、巻上機のドラム軸4にタコジ
    エネレータ5の回転部が連結され、そのタコジエ
    ネレータ5の出力部に接続されたフイルター回路
    6と速度指令回路7とは比較回路8の入力部に接
    続され、その比較回路8の出力部は増幅回路9を
    介して電磁比例弁3のコイル部に接続され、バツ
    テリーを有する電源ユニツト18が、前記フイル
    ター回路6、速度指令回路7、比較回路8、増幅
    回路9に接続されていることを特徴とする巻上機
    の減速度制御装置。
JP15730984A 1984-07-30 1984-07-30 巻上機の減速度制御装置 Granted JPS6137695A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15730984A JPS6137695A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 巻上機の減速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP15730984A JPS6137695A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 巻上機の減速度制御装置

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JPS6137695A JPS6137695A (ja) 1986-02-22
JPH0241519B2 true JPH0241519B2 (ja) 1990-09-18

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ID=15646852

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JP15730984A Granted JPS6137695A (ja) 1984-07-30 1984-07-30 巻上機の減速度制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01141377U (ja) * 1988-03-23 1989-09-28

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4985748A (ja) * 1972-12-20 1974-08-16
JPS5357696A (en) * 1976-11-04 1978-05-25 Kubota Ltd Automatic brake system for windlass

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JPS4985748A (ja) * 1972-12-20 1974-08-16
JPS5357696A (en) * 1976-11-04 1978-05-25 Kubota Ltd Automatic brake system for windlass

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JPS6137695A (ja) 1986-02-22

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