JPH0238783A

JPH0238783A - リフト弁装置

Info

Publication number: JPH0238783A
Application number: JP18664388A
Authority: JP
Inventors: Hidekuni Yokota; 横田　秀邦; Shingo Yokota; 横田　伸五
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-07-26
Filing date: 1988-07-26
Publication date: 1990-02-08
Anticipated expiration: 2011-10-16
Also published as: JP2544182B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】イ０発明の目的「産業上の利用分野」この発明は、流体輸送管路に介装する流量調節用のりフ
ト弁装置に関する。

「従来の技術」一般的に、弁装置を単なる開閉弁の用途に供する時には
、例えばバタフライ弁、ゲート弁などのように開閉作動
に無理のない構造のもので充分と思えるが、この種の昇
順では流■制御特性に難があり、特に締め切り寸前にお
ける作動状態の問題点は目に余るものがある。

それに引き換え、リフト弁類においては、流量調整の用
途に対して、容易に適応できる特性を持ってはいるがそ
の反面、配慮を欠くと受圧力の偏差によって、使用に耐
えないものとなる。

従って、従来この種の昇順には、複座りフト弁にして軸
推力を釣り合わせたり、単座リフト弁では、弁軸と一体
的にしたバランス・ピストン部を設けて、この軸推力を
軽減するなど、種々の方法を採りながら使用されてきた
。

［発明が解決しようとする課題」しかしながら、従来のりフト弁装置には、なお幾多の問
題点が残っている。

まず前述の通り、高圧用のものや口径の大きいものでは
、その軸推力軽減手段が可なり構造的な不利を招き、製
作費が嵩む難点がある。

しかも、圧力変動の激しい管路内における流量制御にあ
たっての対応は、簡単ではない。

さらには、流量制御に際して、大切な弁体部や弁座にキ
ャビテーションなどの被害を受は易い。

この発明においては、緩流室Ｃの効果により、主締め切
り弁の弁体部や弁座部の被害を皆無となし、そして、常
時の回動力は極めて小さくて済み、しかも流量制御性能
の確かで安定した便利なリフト弁装置を得ることを目的
とする。

口　発明の構成「課題を解決するための手段」この発明を一実施例の図面にもとづいて説明すると、簗
１図において、入口流路ａ、出口流路ｆを有する弁箱本
体ｌと弁箱蓋２とからなる弁箱内において、弁座面部３
とそれに対応する締め切り弁部材７との間に、締め切り
弁開口すが形成され、閉鎖面部材４とそれに対応する滑
り弁の筒状部材ＩＩとの間には、滑り弁弁開Ｄｄが形成
されている。そして、該弁開Ｏｂと弁開口ｄとに挟まれ
るように緩流室Ｃが構成されている。

また、η￥撃隼菰−１２を介して、滑り弁端側部材１０
　（！−！箱Ｍ２との間に包容形成させた袋室ｇを、入
り口流路ａに連通させると共に、釣り合いばね１３を介
装することによって、滑り弁弁開口ｄに自動絞り調節通
路を構成させである。

なお、締め切り弁部材７と滑り弁端側部材１０との受圧
面積は、はぼ等しくして、締め切り時、乃至、締め切り
寸前における、両弁体部の当接による軸推力均衡の手段
に供する。

第１図は、弁箱下部にねじ部１６を設け、分解点検を容
易にした実施例を示したものであるが、この場合には、
図面に明らかなように、両弁体部の当接によって弁軸６
の回動力とは、フリーな構造をなしている。

第３図における実施例は、上流側の締め切り弁を締め切
っての分解点検の至便さに欠けるが、船釣な昇順に好ん
で採用されるねじ部構造のものを示した。この場合は、
第１図における実施例のように、ハンドルを弁軸ごめ回
しながら上下させて、締め切り弁を開閉するのではなく
て、ハンドルを回すことによって、弁軸と共に締め切り
弁部材が上下に移動しながら開閉作用を行う構造である
。従って、締め切り時における両弁部材の、弁軸と一体
的な当接に係る弁軸推力のバランスによるハンドル操作
の軽快さが一目瞭然である。

「作　用」第１図によって、その作用を観察すると、いま、締め切
り弁体７が全開の状態になっており、従って、流れは所
定最大流量を維持しながら、入りロ流路ａ−締め切り弁
開口ｂ→緩流室Ｃ→滑り弁開ロｄ→出ロ集合流路ｅ→出
口流路ｆの順に流れている。この状態において、釣り合
いばね１３の弁開口ｄを開く方向への力は、滑り弁端側
部材１０の前後の受圧部に働く袋室ｇ即ち入りａ流路ａ
と緩流室Ｃとの圧力の差に均衡させてあり、それはもと
より弁開口すにおける流路抵抗に起因する。

次に、流量制御のため、締め切り弁体７を弁座面部３に
近付けると、当然に弁開口すの抵抗が増し、従って室Ｃ
の圧力が低下して、釣り合いばね１３による均衡が破れ
ると同時に、滑り弁筒状部材の端縁部１１ｍが閉鎖弁部
材４に近付き、その流動状態に見合うだけの自動絞り調
節丸路となって安定する。これらの状態にある時、締め
切り弁部材７の下流側向き、即ち図面において上向きに
作用する偏圧力は、弁開口すにおける僅かな流路抵抗分
であるため、実用上何ら差し支えがない。

さらに、締め切り弁体７を締め切り寸前にした場合、本
発明では図面に明らかなように、作動する各部に優先し
て、締め切り弁ボス部８と滑り弁ボス部１２とが中間環
座金９を介して強く当接し、軸推力の均衡手段をなすも
のであり、それは、全開閉行程を通して、ノ１ンドル操
作は空回り風に軽快である。

従って、本発明に係るリフト弁装置の優れた定流星特性
と相俟って、弁操作の為の動力の軽少化や主要ねじ部の
耐久性など、各産業分野において、その効果は計り知れ
ないものである。

「実施例」本発明の実施例について、図面を膠原しながら具体的に
説明する。

第１図は、１次側即ち上流側の水を締め切り弁体７によ
り締め切って、弁装置の要部を分解、点検するのに容易
なように、主要ねじ部（１６）を弁箱の底部に設けたも
のを示した。従って、／１ンドルと共に弁軸が回る構造
であるため、中間環座金９を介して、各弁体がそのボス
部８．９において強く当接した時点には、軸方向の推力
はバランスし、しかも弁軸の回動力からはフリーな構造
を形成しているものである。

第２図には、主要ねじ部を手元に設け、滑り弁部を簡単
にしたものを示した。弁作動の様態は、第１図のものと
ほぼ同様である。

第３図のものは、弁箱や各弁体部の構造が第１図のもの
とほぼ同様であるが、主要ねじ部がハンドル部にあるた
め、キー溝部５６ｋによる作用と相俟って、弁軸４６は
回らずに上下するのみである。従って、締め切り弁ボス
部４８と滑り弁ボス部５２とが中１？ｊＴ環座金４９及
び弁軸鍔部４６ｐ部を介して強く当接し一体化しても、
ハンドルの同動力からはフリーであり、その作用に何ら
変わりは無いものである。

なお、図面中、閉鎖面部４４に、鋸歯状４４ｔを示しで
あるが、特に大型の弁装置類によく利用されるキャビテ
ーション軽減用流路装置の一例を採用したものであり、
本装置に適用すると、目詰まりを起こした時には、滑り
弁筒状部材５１が開いて掃除作用をすると言う利点もあ
る。

ハ１発明の効果本発明におけるリフト弁装置は、前述の通り、従来の各
種弁装置の欠点を一気に革新し、特に、流量調節弁装置
に適用して卓効を現わし、用水管理上に大きな成果を挙
げ得るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、第１図、第２図、第３図とも夫々に、本発明の
一実施例を示す縦断面図である。第１図において、１・・・弁箱本体、２・・・弁箱蓋、３・・・弁座面部
、４・・・閉鎖面部材、５・・・隔壁部材、６・・・弁
軸、７・・・締め切り弁部材、８・・・締め切り弁ボス
部、９・・・中間環座金、ＩＯ・・・滑り弁端側部材、
１１・・・滑り弁筒状部材、１２・・・滑り弁ボス部、
１３・・・釣り合いばね、１４・・・４　１５・・ハン
ドル、１６・・・弁箱ねじ部、ａ・・・入り口流路、ｂ
・・・締め切り弁開口、Ｃ・・・緩流室、ｄ・・・滑り
弁開口、ｅ−・・出口果合流路、ｆ・・・出口流路、ｇ
・・・袋室、ｈ・・・中間圧通路、なお、第１図におけ
る主要部材の番号に対して、第２図においては、夫々に
２０を加えて、はぼそれに対応させ、第３図においては
、夫々に４０を加えて対応させである。臂狛ト怪ギ謁玉牙ｐｋＦｍ軒醪ｔａｎ炒η 胸壁ｔｌ＞１イー　軸ｔ４ψ？Ｊｒη 埼ｖ′Ｉｒｎ卸９寸胡４斥ｉｔｏ卆ｌ祷漬申Ｗ／／、　４＋；ｌＫ４［ｔｚ、　４ｔＹｓＪｔ３４〜す１ｖ＋ｒ４／４．シーＶ社ブ１３　　八　γトーへ〆ｔｂ　！ｌｒ通か虜 λ、八へ改睦ム祷鑓１０Ｃ０峰ｊＬ’Ｌ４、４晴ＦＪＩ口 ℃、　！ａ＠＠λ誇Ｊ、シロ羨玲Ｊ　叢　を炙、〒ｒＪ五と蹄２、千勝不伜２２　　ｆ署丁Ｌ２）、署に勿卸２？、オ閏４にヶ：うＯ，ラシ１偉４桐１４シフ番Ｐ茅ジ′３１、小様起
紺 α９人口邊睦４　錦−間口Ｃ０壊走ｉ２６、埠　帖２７シ輪腎４ｍ２ｇ和林“１４ｒａｆ：　　シーＶｂｒ枕Ｂ、　ハンドル３上ＩＬＴｏｇｑＪ　も口表誇３、家　を

Claims

【特許請求の範囲】１　リフト弁装置において、締め切り弁の弁開口（ｂ）
に対応して、滑り弁筒状部材（１１）を、弁箱部に固定
した隔壁部材（５）に密封的且つ滑動自在に嵌装し、該
筒状部材の端縁部（１１ｍ）と、これに対面する滑り弁
の閉鎖面部材（４）との間に、滑り弁の弁開口（ｄ）を
形成させ、滑り弁の端側部材（１０）と弁箱連節固定部
との間には、該弁開口（ｄ）を、常時、所定の力で開く
方向に作用する釣り合いばね（１３）を介装すると共に
、シール部材（１２）を介して、滑り弁端側部材（１０
）と弁箱蓋（２）との間に包容形成させた袋室（ｇ）を
、入り口流路（ａ）に連通させることによって、該弁開
口（ｄ）に自動絞り調節通路を構成させ、そして、締め
切り弁の弁部材（７）の受圧面積と、滑り弁の端側部材
（１０）の受圧面積とをほぼ等しくなして、構成させた
ことを特徴とするリフト弁装置。２、締め切り弁を、締め切り寸前にまで操作し、該弁部
材（７）を弁座面部（３）に近づけた時、締め切り弁部
材ボス部（８）と滑り弁部材ボス部（１２）とは、環座
金などを介して優先的に当接すると共に、締め切り弁操
作用ハンドル（１５）の回動力からは基本的にフリーな
構造とした特許請求の範囲第１項記載のリフト弁装置。