JPH0238229B2 - Ketsuekishorisochinoseiho - Google Patents
KetsuekishorisochinoseihoInfo
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- JPH0238229B2 JPH0238229B2 JP10507488A JP10507488A JPH0238229B2 JP H0238229 B2 JPH0238229 B2 JP H0238229B2 JP 10507488 A JP10507488 A JP 10507488A JP 10507488 A JP10507488 A JP 10507488A JP H0238229 B2 JPH0238229 B2 JP H0238229B2
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- Japan
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- hollow fiber
- hollow
- processing device
- blood processing
- blood
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- Expired - Lifetime
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は血液処理装置の製法に関し、更に詳し
くは、芯部に空気又は不活性ガスを収容した中空
糸を加温して真円断面の中空糸を作り、それを用
いて血液処理装置を製造する方法に関する。
くは、芯部に空気又は不活性ガスを収容した中空
糸を加温して真円断面の中空糸を作り、それを用
いて血液処理装置を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
多数のセルロース系あるいは高分子材料の中空
糸をケーシング内に収容した血液処理装置は容積
に比べて大きな作用面積が得られるので広く使用
されている。中空糸はセルロース系あるいは高分
子材料を溶融あるいは溶液状態で芯部に窒素や空
気等の加圧ガスあるいは液体を供給して紡糸して
製造される。特に芯部に窒素や空気等の加圧ガス
を供給して中空糸を製造する方法は操作が簡単で
あるばかりでなく、芯部に液体を収容した中空糸
を血液処理装置に使う場合のように芯部の液体を
除去する必要がないので、中空糸の製法として広
く使われている方法である。
糸をケーシング内に収容した血液処理装置は容積
に比べて大きな作用面積が得られるので広く使用
されている。中空糸はセルロース系あるいは高分
子材料を溶融あるいは溶液状態で芯部に窒素や空
気等の加圧ガスあるいは液体を供給して紡糸して
製造される。特に芯部に窒素や空気等の加圧ガス
を供給して中空糸を製造する方法は操作が簡単で
あるばかりでなく、芯部に液体を収容した中空糸
を血液処理装置に使う場合のように芯部の液体を
除去する必要がないので、中空糸の製法として広
く使われている方法である。
しかしながら、かかる芯部に窒素や空気等の気
体を収容した中空糸は溶融紡糸の冷却時に芯部が
密閉したり、変形したりする傾向があつた。また
中空糸のボビンへの巻取り、取出し等の移送にお
いて中空糸の一部断面が扁平あるいは異形とな
り、中空糸芯部を流れる血液の流量が低下して血
栓を起したり、断面積が減少したことにより血球
が破壊し溶血を起こしたりした。また中空糸束の
中空糸断面形状がバラツクことにより血液の流れ
が不均一になつたり、血液処理完了後、患者へ返
血する時、血液処理装置内に残血の問題が発生す
ることがあつた。
体を収容した中空糸は溶融紡糸の冷却時に芯部が
密閉したり、変形したりする傾向があつた。また
中空糸のボビンへの巻取り、取出し等の移送にお
いて中空糸の一部断面が扁平あるいは異形とな
り、中空糸芯部を流れる血液の流量が低下して血
栓を起したり、断面積が減少したことにより血球
が破壊し溶血を起こしたりした。また中空糸束の
中空糸断面形状がバラツクことにより血液の流れ
が不均一になつたり、血液処理完了後、患者へ返
血する時、血液処理装置内に残血の問題が発生す
ることがあつた。
本発明者らはこれらの問題点を解決するために
種々検討した結果、芯部に気体を収容した中空糸
の両端部を閉塞して中空糸を加温することによつ
て中空糸断面が真円化し、中空糸が加温されてい
る間に中空糸束を切断して中空糸芯部を開口させ
ると中空糸断面の真円形が保持されることを見出
し本発明に到達した。
種々検討した結果、芯部に気体を収容した中空糸
の両端部を閉塞して中空糸を加温することによつ
て中空糸断面が真円化し、中空糸が加温されてい
る間に中空糸束を切断して中空糸芯部を開口させ
ると中空糸断面の真円形が保持されることを見出
し本発明に到達した。
すなわち本発明は芯部に空気又は不活性ガスを
収容した中空糸の両端部を閉塞して中空糸を加温
することによつて、中空糸断面を真円化させ、次
いで中空糸が加温されている間に中空糸を切断し
て中空糸芯部を開口せしめて得た中空糸を用いて
血液処理装置を製造する方法である。
収容した中空糸の両端部を閉塞して中空糸を加温
することによつて、中空糸断面を真円化させ、次
いで中空糸が加温されている間に中空糸を切断し
て中空糸芯部を開口せしめて得た中空糸を用いて
血液処理装置を製造する方法である。
また本発明は中空糸の両端部の閉塞が枠に巻回
された長尺の1本の中空糸の両端部で行つて血液
処理装置を製造する方法である。
された長尺の1本の中空糸の両端部で行つて血液
処理装置を製造する方法である。
更に本発明は中空糸の両端部の閉塞が中空糸の
両端開口部に接着剤を塗布することによつて行う
血液処理装置の製法である。
両端開口部に接着剤を塗布することによつて行う
血液処理装置の製法である。
更にまた本発明は熱可塑性樹脂からなる中空糸
であつて、中空糸の両端開口部をヒートシールす
ることによつて、中空糸の閉塞を行う血液処理装
置の製法である。
であつて、中空糸の両端開口部をヒートシールす
ることによつて、中空糸の閉塞を行う血液処理装
置の製法である。
本発明は両端が閉塞された中空糸芯部に収容さ
れた気体を加温することによつて気体が膨脹し、
扁平あるいは異形化している中空糸断面部分を真
円化させ、気体が加温されて膨脹している間に、
両端が閉塞された中空糸を切断して、中空糸芯部
を開口せしめ、中空糸断面の真円を保持するもの
である。
れた気体を加温することによつて気体が膨脹し、
扁平あるいは異形化している中空糸断面部分を真
円化させ、気体が加温されて膨脹している間に、
両端が閉塞された中空糸を切断して、中空糸芯部
を開口せしめ、中空糸断面の真円を保持するもの
である。
中空糸材料としては、セルロースアセテート、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ロニトリル等が挙げられ、中空糸の膜は選択透過
性能を有している。
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルメタ
クリレート、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ロニトリル等が挙げられ、中空糸の膜は選択透過
性能を有している。
以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は長尺の1本の中空糸1を所定長の枠2
に所定回数巻回した時の中空糸束の側面図であ
る。符号3は枠2に巻回された中空糸束の直線部
分、符号4は半円部分を示す。長尺の中空糸の両
端は図示されていない枠2のスリツトに嵌入固定
されて閉塞されている。閉塞手段としては中空糸
端部に結び目を作り、中空糸束の間隙に挿入して
固定してもよいし、接着剤を塗布してもよい。枠
2に巻回された中空糸束をオーブン中で加温する
と、中空糸の芯部に封入された気体が膨脹し、扁
平あるいは異形化した中空糸断面部分が真円化す
る。
に所定回数巻回した時の中空糸束の側面図であ
る。符号3は枠2に巻回された中空糸束の直線部
分、符号4は半円部分を示す。長尺の中空糸の両
端は図示されていない枠2のスリツトに嵌入固定
されて閉塞されている。閉塞手段としては中空糸
端部に結び目を作り、中空糸束の間隙に挿入して
固定してもよいし、接着剤を塗布してもよい。枠
2に巻回された中空糸束をオーブン中で加温する
と、中空糸の芯部に封入された気体が膨脹し、扁
平あるいは異形化した中空糸断面部分が真円化す
る。
中空糸が加温されて中空糸断面が真円化してい
る状態において直線部分3の中空糸束を適宜手段
によつて保持して、両端の半円部分4の中空糸束
を断面除去すれば、直線部分3で構成された中空
糸束が得られる。直線部分3の中空糸束は必要に
より血液処理装置に組込む際に必要な所定長に適
宜切断して使用に供することができる。中空糸束
をオーブン中で加温する条件は中空糸の材質およ
び中空糸断面の異形程度にもよるが一般に35〜80
℃の温度で30秒間程度の保持で充分である。
る状態において直線部分3の中空糸束を適宜手段
によつて保持して、両端の半円部分4の中空糸束
を断面除去すれば、直線部分3で構成された中空
糸束が得られる。直線部分3の中空糸束は必要に
より血液処理装置に組込む際に必要な所定長に適
宜切断して使用に供することができる。中空糸束
をオーブン中で加温する条件は中空糸の材質およ
び中空糸断面の異形程度にもよるが一般に35〜80
℃の温度で30秒間程度の保持で充分である。
芯部に空気又は不活性ガスを収容した中空糸を
加温状態で切断することによつて、断面が真円化
された中空糸は冷却しても真円断面を保持するこ
とができる。中空糸の真円化および切断は同じ加
温区域で行うこともできる。次いで所定長、所定
本数の真円断面の中空糸束をケーシングに組込
み、中空糸束の両端部とケーシングとをポリウレ
タン等の接着剤で密封する。更に中空糸束の両端
部を切断除去すると、中空糸の芯部が開口した中
空糸束を組込んだケーシングが形成され、ケーシ
ング両端部にポート付の蓋をつけることによつて
血液処理装置が得られる。
加温状態で切断することによつて、断面が真円化
された中空糸は冷却しても真円断面を保持するこ
とができる。中空糸の真円化および切断は同じ加
温区域で行うこともできる。次いで所定長、所定
本数の真円断面の中空糸束をケーシングに組込
み、中空糸束の両端部とケーシングとをポリウレ
タン等の接着剤で密封する。更に中空糸束の両端
部を切断除去すると、中空糸の芯部が開口した中
空糸束を組込んだケーシングが形成され、ケーシ
ング両端部にポート付の蓋をつけることによつて
血液処理装置が得られる。
第2図は中空糸11をロールペーパー12によ
つて保持した時の中空糸束の斜視図である。中空
糸11の両端開口面の閉塞を接着剤の塗布で行う
時の接着剤としてはシリコーン、ポリウレタン、
エポキシ樹脂あるいはホツトメルトタイプの接着
剤が挙げられる。中空糸の素材が熱可塑性樹脂か
らなる場合は中空糸の両端部を加熱したテフロン
プレートに押し当てたり、火焔処理をしたり、熱
ニクロム線によつて中空糸束の開口端面にそつ
て、中空糸束を熱溶断したり、熱密封したりして
中空糸の開口端部を閉塞することができる。
つて保持した時の中空糸束の斜視図である。中空
糸11の両端開口面の閉塞を接着剤の塗布で行う
時の接着剤としてはシリコーン、ポリウレタン、
エポキシ樹脂あるいはホツトメルトタイプの接着
剤が挙げられる。中空糸の素材が熱可塑性樹脂か
らなる場合は中空糸の両端部を加熱したテフロン
プレートに押し当てたり、火焔処理をしたり、熱
ニクロム線によつて中空糸束の開口端面にそつ
て、中空糸束を熱溶断したり、熱密封したりして
中空糸の開口端部を閉塞することができる。
本発明は中空糸芯部が空気または不活性ガスで
収容された中空糸を加温するために、中空糸断面
の扁平あるいは異形化した部分は、短時間に真円
化される。そしてかかる真円断面の中空糸を同じ
加温区域で切断したりすると、極めて短時間に真
円断面が保持された中空糸を得ることができる。
また芯部に液体が収容された中空糸では真円断面
化した中空糸を血液処理装置に組込むに際して、
中空糸芯部に残つている液体を除去しなければな
らないが、本発明においてはかかる工程は必要な
い。
収容された中空糸を加温するために、中空糸断面
の扁平あるいは異形化した部分は、短時間に真円
化される。そしてかかる真円断面の中空糸を同じ
加温区域で切断したりすると、極めて短時間に真
円断面が保持された中空糸を得ることができる。
また芯部に液体が収容された中空糸では真円断面
化した中空糸を血液処理装置に組込むに際して、
中空糸芯部に残つている液体を除去しなければな
らないが、本発明においてはかかる工程は必要な
い。
このようにして製造された真円断面の中空糸を
血液処理装置に用いることによつて血液が中空糸
芯部で血栓を起したり、血球破壊により溶血を起
したりする問題が解消される。更に血液処理終了
後、血液処理装置内に血液が残るということもな
くなつた。
血液処理装置に用いることによつて血液が中空糸
芯部で血栓を起したり、血球破壊により溶血を起
したりする問題が解消される。更に血液処理終了
後、血液処理装置内に血液が残るということもな
くなつた。
第1図は長尺の1本の中空糸を枠に巻回した時
の中空糸束の断面図、第2図は中空糸束をロール
ペーパーによつて保持した時の中空糸束の斜視図
である。 図中1および11は中空糸、2は枠を示す。
の中空糸束の断面図、第2図は中空糸束をロール
ペーパーによつて保持した時の中空糸束の斜視図
である。 図中1および11は中空糸、2は枠を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 芯部に空気又は不活性ガスを収容した中空糸
の両端部を閉塞し、中空糸を加温することによつ
て、中空糸断面を真円化させ、次いで中空糸が加
温されている間に、中空糸を切断して中空糸芯部
を開口せしめて得た中空糸を用いることを特徴と
する血液処理装置の製法。 2 閉塞が枠に巻回された長尺の1本の中空糸の
両端部で行われることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の血液処理装置の製法。 3 閉塞が中空糸の両端開口部への接着剤の塗布
によつて行われることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の血液処理装置の製法。 4 熱可塑性樹脂からなる中空糸であつて、閉塞
が中空糸両端開口部のヒートシールによつて行わ
れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の血液処理装置の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10507488A JPH0238229B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | Ketsuekishorisochinoseiho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10507488A JPH0238229B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | Ketsuekishorisochinoseiho |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18973182A Division JPS5980303A (ja) | 1982-10-27 | 1982-10-27 | 血液処理装置の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63288163A JPS63288163A (ja) | 1988-11-25 |
JPH0238229B2 true JPH0238229B2 (ja) | 1990-08-29 |
Family
ID=14397795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10507488A Expired - Lifetime JPH0238229B2 (ja) | 1988-04-27 | 1988-04-27 | Ketsuekishorisochinoseiho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0238229B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-27 JP JP10507488A patent/JPH0238229B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63288163A (ja) | 1988-11-25 |
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