JPH023362Y2 - - Google Patents

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JPH023362Y2
JPH023362Y2 JP1984141515U JP14151584U JPH023362Y2 JP H023362 Y2 JPH023362 Y2 JP H023362Y2 JP 1984141515 U JP1984141515 U JP 1984141515U JP 14151584 U JP14151584 U JP 14151584U JP H023362 Y2 JPH023362 Y2 JP H023362Y2
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JP
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cutting edge
chip
concave curved
cutting
tip
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JP1984141515U
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JPS6158007U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋭角コーナーを有する略平行四辺形
板状のスローアウエイチツプに係り、特に、切屑
処理性がよく、倣い加工、端面引上げ加工、突込
み加工などに好適するようにしたものである。
(従来の技術) 従来、鋭角コーナーを有する略平行四辺形板状
をなすスローアウエイチツプとしては、例えば、
特公昭40−17758号公報にみられるものが開示さ
れている。特に、このスローアウエイチツプは、
押え部材で上方から押圧固定されるときに、傾斜
係止面の存在により、斜上方からの押圧力が働
き、クランプ強度を高めているものである。
しかしながら、チツプブレーカ溝の構成として
は、通常の平行溝に類するものが適用され、切屑
処理性、倣い加工などで必ずしも満足できるもの
ではない。
(考案が解決しようとする問題点) このようなことから、この種のスローアウエイ
チツプとしては、切屑処理範囲が広く、倣い加
工、端面引上げ加工、突込み加工などに好適する
スローアウエイチツプの開発が要望されている。
そこで、本考案は、このような目的のもとにチツ
プブレーカ形状を改善したスローアウエイチツプ
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、鋭角コーナーを有する略平行四辺形
板状をなし、その鋭角コーナーが切削上のノーズ
部分を構成するとともに、その切刃稜に沿つてチ
ツプブレーカ溝が形成され、またその鈍角コーナ
ーに傾斜係止面が形成されるようにしたスローア
ウエイチツプを前提に改善したものである。すな
わち、前記切刃稜は、側面視でノーズ部分が直線
状をなすとともに、これに続いてその短辺および
長辺の中央部位が凹む凹曲線状をなしており、ま
た前記ノーズ部分のチツプブレーカ溝内には、ノ
ーズ部分の二等分線方向を基準にして中央陸部か
ら突出する堤防部分が切刃稜に接触しないように
延びており、さらにチツプブレーカ溝の形状を特
定したスローアウエイチツプを提供するものであ
る。
(作用) 本考案のスローアウエイチツプは、切刃稜とし
て直線状およびこれに続く凹曲線状のものが組合
されていることから、切刃傾角には、インクリネ
ーシヨンが付加されるため、倣い加工や端面引上
げ加工さらには、切込みおよび送りをアツプした
加工において切屑の処理性が良好となる作用をな
すものである。すなわち、従来みられた伸びがら
みの切屑の生成が減少して、C字状にカールした
切屑が発生するものである。また、本考案のスロ
ーアウエイチツプは、ノーズ部分のチツプブレー
カ溝内には、二等分線方向に堤防部分を中央陸部
から凸出するように形成したことから、従来より
も低送り、小切込みにおいても有効な切屑処理が
可能になり、切屑処理範囲が広大される作用をな
すものである。さらに、長辺形のチツプブレーカ
溝については、第1の傾斜面、第1の段部、凹曲
面および第2の段部面を連設したものであるか
ら、重切削の切屑処理も有効に行なわれるもので
ある。
(実施例) 以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図乃至第4図において1は、平行四辺形板
状をなすスローアウエイチツプであり、その鋭角
コーナーで切削上のノーズ部分2が構成される。
そして、ノーズ部分2を構成する切刃稜3に沿つ
ては、チツプブレーカ溝4が形成される。
このチツプブレーカ溝4は、第4図で示される
ように巾狭のランド5から、第1の傾斜面6、第
1の段部7、凹曲面8およびこの凹曲面8よりも
上位にある第2の段部9がそれぞれ形成される。
この場合、凹曲面8により構成される接線的なす
くい角θは、切削抵抗を減少させるため大きな角
度例えば10℃〜20℃(図示の場合20゜)で設定さ
れる。なお、第1の傾斜面6に対して第1の段部
7を連設したのは、刃先強度を高める配慮であ
る。すなわち、第1の傾斜面6の傾斜角は、凹曲
面8のすくい角θよりも大きく設定しても第1の
段部7が近くにあることから刃先強度の弱点が補
われているものである。さらに、ノーズ部分2に
あるチツプブレーカ溝4内には、二等分線方向を
基準にして中央陸部10から凸出する堤防部分1
1が形成される。この堤防部分11の存在によつ
て小切込み、低送りの領域で切屑処理が良好にな
る。これに対し、前述した第2の段部9は、チツ
プブレーカ溝4の幅を広げており、堤防部分11
側の中央陸部10に対しては波形の境界部分9a
を形成している。この境界部分9aは長く延びて
きた切屑に対してくせを与えカールないし折断さ
せる作用をなすものである。
また、前記切刃稜3は、側面視においては、ノ
ーズ部分2では直線状をなし、これに続く辺部分
では、その中央部位で凹む凹曲線状をなすように
なつている。これは、ノーズ部分2では、刃先強
度の保持、辺部分ではインクリネーシヨンを付け
ることによつて切削抵抗の減少を図つたものであ
る。この場合、凹曲線は、例えば辺の中央部分で
約0.3mm程度低位にあるように設定される。
さらに、鈍角コーナーには、図示しない押え金
によつて押圧される傾斜係止面12が形成され、
これによつてホルダー(図示せず)のチツプ座内
で剛性高く取付けられるようになつている。
なお、本考案のスローアウエイチツプ1は、超
硬合金などで製造されるが、その表面部分に、
TiC,TiNなどの硬質被覆層(図示せず)を形成
すれば、より切削性能を高めることができる。
次に、本考案スローアウエイチツプ1における
切削条件等の推奨値について説明する。すなわ
ち、被削材として一般鋼材を選択した場合、切削
条件は、硬質被覆層を有する場合、切削速度V=
100〜250m/min、切込みd=2〜6mm、送りf
=0.4〜0.6mm/revである。
第5図は、この切削条件に基いて、S48Cを切
削速度200m/minで切削した場合における切屑
処理範囲(d−f線図)を示すものである。この
結果、本考案品Aは、従来品Bに対して切込み、
送りの小さい範囲および大きい範囲で処理範囲が
拡大されている。これは、前述したように切込
み、送りの小さい範囲では、堤防部分11の存在
により、また切込み、送りの大きい範囲では、凹
曲稜をもつ切刃稜3の存在により得られたもので
ある。なお、従来品Bは、前述した特公昭40−
17758号公報にみられるもので、本願でいう堤防
部分11および凹曲線状からなる切刃稜3が存在
しないものである。
(考案の効果) このようにして構成された本考案のスローアウ
エイチツプ1は、以下のような効果を有する。
第1に、切屑処理性が向上したことである。こ
れは、第5図で明らかにされているが1つ目の理
由としては、切刃稜3には、凹曲線状のものが付
加されたことおよび第2の段部9により溝巾が広
げられるとともに波形の境界部分9aを存在させ
たことに伴い、インクリネーシヨンが付与され、
倣い加工や、端面引上げ加工において、従来みら
れた伸びがらみの切屑の生成が減少したことから
である。また、2つ目の理由としては、ノーズ部
分2にあるチツプブレーカ溝4内に中央陸部10
から凸出する堤防部分11を形成したことによ
り、低送り、小切込みの切屑処理が可能になり、
切屑処理範囲が拡大されたことからである。
第2に、切削抵抗が減少したことである。これ
は、切刃稜3の凹曲線の存在およびチツプブレー
カー溝4内の第1の傾斜面6および凹曲面8にお
ける大きなすくい角の存在により得られるからで
ある。
第3に、切削作業性が向上することである。こ
れは、前述した切屑処理の向上、切削抵抗の減少
の結果得られ、倣い加工や端面引上げ加工に好適
するからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイチツプの一実
施例を示す正面図、第2図は、その側面図、第3
図は、第1図の斜下方からの一部側面図、第4図
は、第1図中の−線に沿つて得られる一部拡
大断面図、第5図は、本考案品Aおよび従来品B
における切屑処理範囲を示す説明図である。 1……スローアウエイチツプ、2……ノーズ部
分、3……切刃稜、4……チツプブレーカ溝、5
……ランド、6……第1の傾斜面、7……第1の
段部、8……凹曲面、9……第2の段部、9a…
…境界部分、10……中央陸部、11……堤防部
分、12……傾斜係止面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略平行四辺形板状をなし、その鋭角コーナーが
    切削上のノーズ部分2を構成するとともに、その
    切刃稜3に沿つてチツプブレーカ溝4が形成さ
    れ、またその鈍角コーナーに傾斜係止面12が形
    成されるようにしたスローアウエイチツプにおい
    て、 前記切刃稜3は、側面視でそのノーズ部分2が
    直線状をなすとともに、これに続いて、その短辺
    および長辺の中央部位が凹む凹曲線状をなしてお
    り、 また、前記ノーズ部分2のチツプブレーカ溝4
    内には、ノーズ部分2の二等分線方向を基準にし
    て中央陸部10から突出する堤防部分11が切刃
    稜3には接触しないように延びており、 さらに、長辺側にあるチツプブレーカ溝4は、
    切刃稜3から中央陸部10に向かう横断方向を基
    準にしたときに、巾狭のランド5から第1の傾斜
    面6、第1の段部7および凹曲面8が下り傾斜で
    形成され、この凹曲面8からは第2の段部9が上
    り傾斜で形成されるとともに、堤防部分11側の
    中央陸部10に対して波形の境界部分9aを形成
    していることを特徴とするスローアウエイチツ
    プ。
JP1984141515U 1984-09-18 1984-09-18 Expired JPH023362Y2 (ja)

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JPS6158007U JPS6158007U (ja) 1986-04-18
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JP5004487B2 (ja) * 2006-03-29 2012-08-22 京セラ株式会社 切削インサートおよびそれを装着した切削工具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338950U (ja) * 1976-09-08 1978-04-05

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