JPH0232153A - ポリエステル樹脂組成物およびその用途 - Google Patents

ポリエステル樹脂組成物およびその用途

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JPH0232153A
JPH0232153A JP18141688A JP18141688A JPH0232153A JP H0232153 A JPH0232153 A JP H0232153A JP 18141688 A JP18141688 A JP 18141688A JP 18141688 A JP18141688 A JP 18141688A JP H0232153 A JPH0232153 A JP H0232153A
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JP
Japan
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naphthylene
phenylene
structural unit
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JP18141688A
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English (en)
Inventor
Tadao Tanitsu
忠男 谷津
Mikio Hashimoto
幹夫 橋本
Etsuji Ishimaru
石丸 悦二
Hiroshi Wakumoto
涌本 浩
Norio Kaneshige
兼重 則男
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1肌旦玖歪±1 本発明は、溶融成形性、延伸性、機械的強度、透明性お
よびガスバリヤ−性に優れ、容器用などの素材として適
した性能を有するポリエステル樹脂組成物、このポリエ
ステル樹脂組成物を用いた延伸成形体、延伸中空成形体
用プリフォームおよび延伸中空成形体に関する。
\ の     tらびに の 題 従来から、ビールおよび日本酒などの酒類、炭酸飲料な
どの清涼飲料、調味料、油、化粧品並びに洗剤などの容
器を形成する素材としては、ガラスが広く使用されてい
る。ガラス容器は、優れた透明性、成形性およびガスバ
リヤ−性を有するとの利点を有しているが、製造コスト
が高いとの問題があり、通常、使用後の空容器を回収し
循環再使用することによりコストの低減が図られている
しかし、このような回収の際に、ガラス容器は重いので
運送経費がかさみ、コストの低減を充分に図ることがで
きない、さらに、運搬の際などに破損し易く、取り汲い
にくいとの問題がある。
そこで、前述のような問題を有するガラス容器の代わり
に次第にプラスチック容器が使用されるようになってき
ている。
このようなプラスチック容器の製造に用いられるプラス
チック素材は、基本的に、溶融成形性および延伸性など
、容器の製造時に要求される特性が高いレベルにあるこ
とが必要であると共に、得られた容器の機械的強度およ
び透明性などの特性も高いレベルにあることが必要であ
る。
このような特性を有する素材として、ポリエチレンテレ
フタレートがあり、このポリエチレンテレフタレートは
、透明性および機械的強度等が優れていると共に、成形
性も良好であり、基本的にプラスチック容器の素材とし
て適している。
ところで、調味料、洗剤あるいは化粧品などの容器にお
いては、機械的強度および透明性等が問題になることが
多く、ガスバリヤ−性については問題になることが少な
い、従って上記のポリエチレンテレフタレートを用いて
製造された容器は、−数的に良好な特性を有していると
言うことができる。
しかしながら、たとえば炭酸飲料およびビールのような
スパークリング飲料の容器は、内部に高圧の炭酸ガス等
が充填されているため、この内部充填ガスの漏出を防止
するのに非常に高いガスバリヤ−性を有していることが
必要になる。そして、このような厳しいガスバリヤ−性
の要求される用途においては、プラスチック素材のうち
でも比較的高いガスバリヤ−性を有しているポリエチレ
ンテレフタレートであっても、充分であるとは言い難い
。したがって上記のような高いガスバリヤ−性を必要と
する用途にポリエチレンテレフタレートを使用しようと
する場合には、容器の肉厚を厚くするなどの方法により
ガスバリヤ−性を確保しなければならず、コスト的に不
利である。
現在、ポリエステル樹脂容器の需要は増々増大しつつあ
るが、上記のような非常に高いガスバリヤ−性が必要な
用途にもポリエステル樹脂容器を使用するためには、現
在使用されているポリエチレンテレフタレートの優れた
特性を損なうことなく、ポリエチレンテレフタレートに
高いガスバリヤ−性を賦与する必要がある。
このような要請下に、ポリエチレンテレフタレートにつ
いて、種々の改良が試みられている。
たとえば、特開昭59−64624号公報には、ポリエ
チレンイソフタレートのようなポリアルキレンイソフタ
レートおよびそのコポリマー並びにこれらのポリマーあ
るいはコポリマーを用いて得られた成形体が開示されて
いる。また、特開昭59−64049号公報には、上記
のポリアルキレンイソフタレートまたはそのコポリマー
からなる層と、ポリエチレンテレフタレートのようなポ
リアルキレンテレフタレートまたはそのコポリマーから
なる層とから構成される多層包装材料およびそれからな
る成形体が開示されている。さらに、特開昭59−39
547号公報には、最内層がエチレンテレフタレートを
主な繰返しを単位とするポリエステルからなり、そして
外層がエチレンイソフタレートを主な繰返し単位とする
ポリエステルからなる耐ガス透過性多層容器であって、
この容器の肉薄部分を少なくとも一方向に配向させるこ
とにより耐ガス透過性を向上させた多層容器が開示され
ている。また、特開昭56−64866号公報には、最
外層および最内層がエチレンテレフタレートを主な繰返
し単位とするポリエステルからなり、そして中間層がト
キシリレンジアミンまたは訃キシリレンジアミンとp−
キシリレンジアミンとの混合物をジアミン成分とするポ
リアミドからなり、かつ肉薄部分が少なくとも一方向に
配向されている多層容器が開示されている。
さらに、特開昭58−183243号公報には、2つの
内外両表面層がポリエチレンテレフタレートからなり、
そして中間層がポリエチレンテレフタレートとキシリレ
ン基含有ポリアミドとの混合材料からなる2軸延伸ブロ
ー成形ビン体が開示されている。
このように従来技術において、ポリエチレンテレフタレ
ートのようなポリアルキレンテレフタレート自体の構造
あるいは配向性等を変えることにより、ポリアルキレン
フタレートのガスバリヤ−性を改善しようとする試みが
数多くなされているが、このような改質によっては、ス
パークリング飲料用の容器素材に適する程度まではポリ
アルキレンフタレートのガスバリヤ−性は向上しない。
従ってスパークリング飲料の容器のように高いガスバリ
ヤ−性を必要とする容器の場合には、多層構造にしたり
、肉厚にするなど、従来から樹脂容器に利用されていた
ガスバリヤ−性を向上させるための技術を利用せざるを
得なかった。
上記のような方法とは別に、ポリエチレンテレフタレー
トにポリヒドロキシポリエーテルを配合することにより
ポリエチレンテレフタレートのガスバリヤ−性が向上す
ることが知られている。
このようなポリヒドロキシポリエーテルについて、Jo
urnal of Applied Polymer 
5cience、第7巻、 2135〜2144(19
63)には、下記式(A)で表わされるホモポリしドロ
キシエーテルのガスバリヤ−性についての検討結果が記
載されている。
上記式(A)において、Eは 酸素透過性の最も低い重合体は、Eが−(=)←の重合
体であり、その値は0 、5 Cc−nil/ 100
in2/ 24 hr/ atmである。また、水蒸気
移動度の低い重合体は、Eが または 100F、90%R,)t、の条件下で3 g −11
/100in2/24hrである。
また、Journal of Applied Po1
yler 5cience。
第7巻、 2145〜2152(1963)には、下記
式<8)で表わされるコボしドロキシポリエーテルのガ
スバリヤ−性についての検討結果が示されている。
R2は 上記式(B)において、R1は ただし、上記式(A)、(B)においてR1とR2とは
同一ではない。
このようなポリヒドロキシポリエーテルのうちで、酸素
透過率の最も低い重合体は、R1がいずれもその引よ、
5g  ml/100in2/24hr/atlである
。また、水蒸気移動度の低い重合制よ、R1が 水蒸気移動度は、いずれも100F、90%R0H3の
条件下で、4t  ml/100in”/24hrであ
る。
このようなポリヒドロキシポリエーテルは、ハイドロキ
ノンとエピクロルヒドリンとの反応により製造すること
ができる(米国特許第2602075号公報(1948
,11,26)参照)、シかし、この広報に開示されて
いるポリヒドロキシポリエーテルは、エポキシ樹脂を製
造するための中間原料であり、この公報に記載されてい
る製造技術に従って得られるポリヒドロキシポリエーテ
ルは、分子内にエポキシ基を有している。
さらに、特公昭28−4494号公報には、二価フェノ
ール類とエビハロヒドリンとを予め反応させて二価フェ
ノール類のジグリシジルエーテルあるいはその低重合体
を得、次いでこの二価フェノール類のジグリシジルエー
テルあるいはその低重合体と二価フェノール類とをさら
に反応させて樹脂を製造する方法が開示されている。
しかしながら、この発明で使用されている二価フェノー
ル類は主にビスフェノールA、すなわち2.2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパンであって、ハイドロ
キノンのホモポリヒドロキシポリエーテルについての具
体的な開示はない、さらに、この発明における生成重合
体は、一定のエポキシ当量を有する重合体が主体であり
、従ってこの発明によって製造される重合体もまたエポ
キシ基を有している。
また、米国特許第2615008号公報(1951゜1
0.11)には、低分子量のエポキシ樹脂と二価フェノ
ールとを反応させて高分子量のエポキシ樹脂を製造する
方法が開示されている。そして、この方法においては、
低分子量のエポキシ樹脂のエポキシ当量が二価フェノー
ルのフェノール当量よりも高くなるように低分子量のエ
ポキシ樹脂を用いることが示されている。しかしながら
、この方法によって得られる重合体も、エポキシ基を有
している。
また、米国特許第3336257号公報(1967゜8
.15)には、第三アミン、第四アンモニウム化合物、
トアルキル酸アミド、N、 N−ジアルキル酸アミド、
尿素化合物およびチオ尿素化合物の触媒の存在下に、ジ
ェポキシ化合物とジフェノールとを反応させることによ
り高分子量のポリヒドロキシポリエーテルを製造する方
法が開示されている。
しかし、この方法は、ビスフェノールAから誘導される
繰返し単位を含むポリヒドロキシポリエーテルの製造法
であり、この方法に従って得られるポリヒドロキシポリ
エーテルもまたエポキシ基を含む構造を有している。
さらに、米国特許第3379684号公報(1968,
4,23)には、ジェポキシ化合物とジフェノール化合
物とをエポキシ基とフェノール性水酸基との比が1.0
〜1.2の範囲になるように反応させることによる付加
重合生成物の製造法が開示されており、さらにその反応
の触媒として第三アミンが有効なことも開示されている
しかしながら、この方法により得られる化合物は、ビス
フェノール類とジェポキシ化合物との付加重合体であり
、このようにして得られた付加重合体らまたエポキシ基
を有している。
また、米国特許第3560605号公報(1971゜2
.2)には、ポリエチレンテレフタレートとジグリシジ
ルエーテル化合物とからなる射出成形組成物が開示され
ている。
しかしながら、この組成物においては、ジグリシジルエ
ーテル化合物として使用されている二価フェノールのジ
またはポリエポキシ化合物は、当然にエポキシ基を有し
ており、このエポキシ基の反応性を利用することによっ
てポリエチレンテレフタレートが変性されるのである。
さらに、米国特許第4087479号公報(1978,
5,2)においては、カルボキシル基を含有するポリエ
ステルとエポキシ基を含むポリエポキシド化合物の混合
物からなる熱硬化性組成物が開示されている。この組成
物において用いられるポリエポキシド化合物中のエポキ
シ基の量は、1分子当り2〜100個と記載されており
、このポリエポキシド化合物をエポキシ基を有している
また、米国特許第4267301号公報(1981゜5
.12) 、および特開昭56−100828号公報に
は、ハイドロキノンとエビハロヒドリンとから界面重合
法によって製造される線状のハイドロキノンフェノキシ
重合体が開示されている。
しかしながら、このハイドロキノンフェノキシ重合体は
、ハイドロキノンに対して0.95〜1.05当量の範
囲内のエビハロヒドリンを用いた界面重合法によって製
造されるため、得られたハイドロキノンフェノキシ重合
体は、エポキシ基を有している。
このように従来の技術において開示されているポリヒド
ロキシポリエーテルあるいはこれに類似する化合物は、
全て分子内にエポキシ基を有する重合体である。このよ
うなエポキシ基を有するポリヒドロキシポリエーテルを
ポリアルキレンテレフタレート等の池の樹脂に配合して
得られるポリエステル樹脂組成物は、ガスバリヤ−性に
ついては、ある程度の向上を示すが成形時ポリヒドロキ
シポリエーテル内のエポキシ基がポリアルキレンテレフ
タレートなどの他の配合樹脂と反応して、架橋、ゲル化
などの好ましくない副反応が起こりやすいために、成形
直後には良好な品質の組成物の成形体が得られたとして
も、長時間成形を継続するうちにゲルなどの異物の混入
が認められるようになるなど、成形特安定性に問題があ
った。
及Jヱロ1放 本発明の目的は、新規なポリヒドロキシポリエーテルを
含むポリエステル樹脂組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、酸素及び炭酸ガスに対するガスバ
リヤ−性および透明性に優れたポリエステル樹脂組成物
を提供することにある。
本発明の他の目的は、ガスバリヤ−性および透明性に優
れていると共に、溶融成形性、延伸性にも優れたポリエ
ステル樹脂組成物を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、上記のような特性を有す
るポリエステル樹脂組成物を用いた延伸成形体、延伸中
空成形体用プリフォームおよび延伸中空成形体を提供す
ることにある。
11立皇! 本発明に係るポリエステル樹脂組成物は、エチレンテレ
フタレート構成単位を主構成単位とするポリアルキレン
テレフタレートおよびポリヒドロキシポリエーテルを含
むポリエステル樹脂組成物であって、該ポリヒドロキシ
ポリエーテルが、次式(a−1)で表わされる構成単位
; −0−CHl  −CH(OH)−CH2−0−Arb
−・・・(a−1) [ただし、上記式(a−1)において、Ara はp−
フェニレン基およびm−フェニレン基を表わし、かつp
−フェニレン基を有する構成単位の存在率がl−フェニ
レン基を有する構成単位の存在率よりも高いコと、 次式(b−1)で表わされる構成単位ニ−0−CH−C
旧0H)−CH2−0−Arb−・・・(b−1) [ただし、上記式(b−1)において、Arbは、2−
フェニル−1,4−フェニレン基、1,4−ナフチレン
基、1.5−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2
.7−ナフチレン基、4,4゛−ジフェニレン基、4,
4°−オキシジフェニレン基、4,4゛−ケトジフェニ
レン基および4,4°−スルホジフェニレン基よりなる
群から選ばれる少なくとも一種の基である]とを含み、
かつ該構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とのモ
ル比が50 : 50〜95:5の範囲内にあり、そし
て上記構成単位(a−1)および構成単位(b−1)に
よって構成される重合体の両末端Ar1およびAr2が
、それぞれ独立に、炭素原子数が6〜15の一価の芳香
族炭化水素基、HO−AraおよびHO−Arbよりな
る群から選ばれる基[ただし、上記式において、Ar 
 はp−フェニレン基および/または1−フェニレン基
を表わし、Arbは、2−フェニル−1,4−フェニレ
ン基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン基、
2.6−ナフチレン基、2.7−ナフチレン基、4,4
゛−ジフェニレン基、4.4°−オキシジフェニレン基
、4,4°−ケトジフェニレン基および4,4°−スル
ホジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なくとも一
種の基である]である実質上線状であって、0−り四回
フェノール中25℃で測定した極限粘度[η〕が0.1
〜26j/lrの範囲内にあるポリヒドロキシポリエー
テルであることを特徴としている。
また、本発明に係るポリエステル樹脂組成物の延伸成形
体は、エチレンテレフタレート構成単位を主構成単位と
するポリアルキレンテレフタレートおよびポリヒドロキ
シポリエーテルを含むポリエステル樹脂組成物の延伸成
形体であって、該ポリヒドロキシポリエーテルが、次式
(a−1)で表わされる構成単位; −0−CH−CH(OH)−CH2−0−Arb−・・
・(a−1) [ただし、上記式(a−1)において、Ara はp−
フェニレン基および1−フェニレン基を表わし、かつp
−フェニレン基を有する構成単位の存在率が1−フェニ
レン基を有する構成単位の存在率よりも高い]と、 次式(b−1)で表わされる構成単位;−0−CI  
−CH2(OH)−CH2−0−Arb−・・・(b−
1) [ただし、上記式(b−1)において、Arbは、2−
フェニル−1,4−フェニレン基、1.4−ナフチレン
基、1.5−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2
,7−ナフチレン基、4.4−ジフェニレン基、4,4
°−オキシジフェニレン基、4,4°−ケトジフェニレ
ン基および4.4−スルホジフェニレン基よりなる群か
ら選ばれる少なくとも一種の基である]とを含み、かつ
該構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とのモル比
が50 : 50〜95:5の範囲内にあり、そして上
記構成単位(a−1)および構成単位(b−1)によっ
て構成される化合物の両末@Ar ’およびAr2が、
それぞれ独立に、炭素原子数が6〜15の一価の芳香族
炭化水素基、HO−AraおよびHO−Arbのよりな
る群から選ばれる基[ただし、上記式において、Ara
はp−フェニレン基および/またはl−フェニレン基を
表わし、Arbは、2−7xニル−1,4−フェニレン
基、1.4−ナフチレン基、1.5−ナフチレン基、2
.6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4,4′
−ジフェニレン基、4.4°−オキシジフェニレン基、
4,4°−ケトジフェニレン基および4.4゛−スルホ
ジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なくとも一種
の基である]である実質上線状であって、O−クロロフ
ェノール中25℃で測定した極限粘度[η]が0.1〜
2dl/gの範囲内にあるポリヒド口キシボリエーチル
であることを特徴としている。
さらに、本発明に係るポリエステル樹脂の延伸中空成形
体用プリフォームは、エチレンテレフタレート構成単位
を主構成単位とするポリアルキレンテレフタレートおよ
びポリヒドロキシポリエーテルを含むポリエステル樹脂
組成物の延伸中空成形体用プリフォームであって、該ポ
リヒドロキシポリエーテルが、次式(a−1)で表わさ
れる構成単位; −0−CH−CH(OH)−CH2−0−Arb−・・
・(a−1) [ただし、上記式(ad>において、Araはp−フェ
ニレン基およびm−フェニレン基を表わし、かつp−〕
二ユニリンを有する構成単位の存在率が■−フユニリン
基を有する構成単位の存在率よりも高い]と、 次式(b−1)で表わされる構成単位;−0−CH−C
旧0H)−CH2−0−Arb−・・・(b−1) [ただし、上記式(b−1)において、Arbは、2−
フェニル−1,4−フェニレン基、1,4−ナフチレン
基、1,5−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2
,7−ナフチレン基、4,4゛−ジフェニレン基、4,
4°−オキシジフェニレン基、4,4゛−ケトジフェニ
レン基および4,4゛−スルホジフェニレン基よりなる
群がら選ばれる少なくとも一種の基である]とを含み、
かつ該構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とのモ
ル比が50 : 50〜95:5の範囲内にあり、そし
て上記構成単位(a−1)および構成単位(b−1)に
よって構成される重合体の両末端Ar’およびAra2
が、それぞれ独立に、炭素原子数が6〜゛15の一価の
芳香族炭化水素基、HO−AraおよびHO−Arbよ
りなる群から選ばれる基[ただし、上記式において、A
ra はp−フェニレン基および/またはl−フェニレ
ン基を表わし、Arbは、2−7エ=ルー1.4−7z
ニレン基、1.4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン
基、2,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4
,4°−ジフェニレン基、4.4゛−オキシジフェニレ
ン基、4,4°−ケトジフェニレン基および4,4°−
スルホジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なくと
も一種の基である]である実質上線状であって、O−ク
ロロフェノール中25℃で測定した極限粘度[η]が0
.1〜2dJ/、の範囲内にあるポリヒドロキシポリエ
ーテルであることを特徴としている。
またさらに、本升明に係るポリエステル樹脂の延伸中空
成形体は、エチレンテレフタレート構成単位を主構成単
位とするポリアルキレンテレフタレートおよびポリヒド
ロキシポリエーテルを含むポリエステル樹脂組成物の延
伸中空成形体でありて、該ポリヒドロキシポリエーテル
が、次式(a−1)で表わされる構成単位; −0−CHl  −CH(OH)−CH2−0−^r・
・・(a−1) [なだし、上記式(a−1)において、Araはp−フ
ェニレン基および1−フェニレン基を表わし、かつ叶フ
ェニレン基を有する構成単位の存在率が1−フェニレン
基を有する構成単位の存在率よりも高いコと、 次式(b−i>で表わされる構成単位ニ−0−CH2 
 −C旧0旧−CH2−0−Arb−・・・ (b −
1) [ただし、上記式(b−1)において、Arbは、2−
フェニル−1,4−フェニレン基、1.4−ナフチレン
基、1,5−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2
,7−ナフチレン基、4.4−ジフェニレン基、4,4
°−オキシジフェニレン基、4,4°−ケトジフェニレ
ン基および4,4°−スルホジフェニレン基よりなる群
から選ばれる少なくとも一種の基である〕とを含み、か
つ該構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とのモル
比が50 : 50〜95:5の範囲内にあり、そして
上記構成単位(a−1)および構成単位(b−1)によ
って構成される重合体の両末端Ar1およびAr2が、
それぞれ独立に、炭素原子数が6〜15の一価の芳香族
炭化水素基、HO−AraおよびHO−Arbよりなる
群から選ばれる基[ただし、上記式において、Ar  
はp−フェニレン基および/またはl−フェニレン基を
表わし、Arbは、2−7zニル−1,4−フェニレン
基、1.4−ナフチレン基、1.5−ナフチレン基、2
.6−ナフチレン基、2.7−ナフチレン基、4,4゛
−ジフェニレン基、4,4゛−オキシジフェニレン基、
4.4−ケトジフェニレン基および4,4°−スルホジ
フェニレン基よりなる群から選ばれる少なくとも一種の
基である]である実質上線状であって、0−クロロフェ
ノール中25℃で測定した極限粘度[η]が0.1〜2
dJl/gの範囲内にあるポリヒドロキシポリエーテル
であることを特徴としている。
本発明に係るポリエステル樹脂組成物は、ポリヒドロキ
シポリエーテルの両末端が封鎖されているので、このポ
リヒドロキシポリエーテルを含む本発明のポリエステル
樹脂組成物は、ガスバリヤ−性および透明性の両者が共
に優れている。
従って、本発明の樹脂組成物を用いて得られる延伸成形
体、延伸中空成形体用プリフォームおよび延伸中空成形
体は、透明性に優れていると共にガスバリヤ−性も良好
である。
(以下余白) 良悪!」U幻凱炙朋 以下、本発明に係るポリエステル樹脂組成物、延伸成形
体、延伸中空成形体用プリフォームおよび延伸中空成形
体について具体的に説明する。
まず、本発明のポリエステル樹脂組成物について説明す
る。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、基本的には、特定
のポリヒドロキシポリエーテルとポリアルキレンテレフ
タレートからなる組成物である。
本発明のポリエステル樹脂組成物において用いられるヒ
ドロキシポリエーテルは、次式(a−1)で表わされる
構成単位と、次式(b−1)で表わされる構成単位とを
含み、かつ構成単位(a−1)と構成単位(b−1)と
のモル比が特定の範囲内にあり、そして上記構成単位(
a−1)および構成単位(b−1)によって構成される
重合体の両末端Ar  およびAr2が、それぞれ独立
に、特定の末端基によって封鎖されている。
−0−CH2  −CH(叶)−CH2−0−Arま ただし、上記式(a−1)において、Araはp−フェ
ニレン基および1−フェニレン基を表わし、かつp−フ
ェニレン基を有する構成単位の存在率が1−フェニレン
基を有する構成単位の存在率よりも高くされている。
−0−CH−CH(OH)−CH2−0−Arb−・・
・(b−1) ただし、上記式(b−1)において、Arbは、2−フ
ェニルリ、4−フェニレン基、1,4−ナフチレン基、
1.5−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2,7
−ナフチレン基、4,4−ジフェニレン基、4.4’−
、tキシジフェニレン基、4,4゛−ケトジフェニレン
基および4,4゛−スルホジフェニレン基よりなる群か
ら選ばれる少なくとも一種の基を表わす。
そして、上記構成単位(a−1)および構成単位(b−
1)によって構成される重合体の両末端基Ar  およ
びAraが、それぞれ独立に、炭素原子数が6〜15の
一価の芳香族炭化水素基、HO−Ar  およびHO−
Arbよりなる群から逼ばれる基[ただし、上記式にお
いて、Araはp−フェニレン基および/またはl−フ
ェニレン基を表わし、Arbは、2−フェニル−1,4
−フェニレン基、1.4−ナフチレン基、1.5−ナフ
チレン基、2.6−ナフチレン基、2.7−ナフチレン
基、4,4°−ジフェニレン基、4,4゛−オキシジフ
ェニレン基、44°−ケトジフェニレン基および4.4
゛−スルホジフェニレン基よりなる群から選ばれる少な
くとも一種の基である]である。
そして、本発明のポリヒドロキシポリエーテルは、実質
上線状であり、極限粘度[η]が0.1〜2dl/gの
範囲内にあるポリヒドロキシポリエーテルである。
従って、上記のポリヒドロキシポリエーテルは、たとえ
ば次式(a)で表わすことができる。
2   ・・・(a) 一〇−CH−CH2(OH)−CH2−0−Arま ただし、上記式(a)において、Ar1、Ar2^r 
およびArbは、上述の記載におけるそれと同じ意味で
あり、pとqとの比は50 : 50〜95:5の範囲
内にある。そして(p+q)の値は通常は8〜600の
範囲にある・ このようなポリヒドロキシポリエーテルは、たとえば次
のようにして製造することができる。
上記のポリヒドロキシポリエーテルは、基本的には、ま
ず、次式(a−1)で表わされる構成単位ニ−o−c+
+  −c旧0旧−CH2−0−Arb−・・・(a−
1) [ただし、上記式(a−1)において、Ar  はp−
フェニレン基および/またはl−フェニレン基を表わし
、かつp−フェニレン基を有する構成単位の存在率がl
−フェニレン基を有する構成単位の存在率よりも高い]
と、 次式(b−1)で表わされる構成単位;−0−CH−C
H(OH)−0M2−0−^r・・・(b−1) [ただし、上記式(b−1)において、Arbは、2−
フェニル−1,4−フェニレン基、1,4−ナフチレン
基、15−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2,
7−ナフチレン基、4,4°−ジフェニレン基、4,4
°−オキシジフェニレン基、4,4°−ケトジフェニレ
ン基および4,4−スルホジフェニレン基よりなる群か
ら選ばれる少なくとも一種の基である]とを含み、末端
であるAro1およびA ro2が、それぞれ独立に、
グリシジル基、HO−Ar  およびHO−Arbのよ
りなる群から選ばれる基;[ただし、上記式において、
Araはp−フェニレン基および/またはm−フェニレ
ン基を表わし、Arbは、2−7xニル−1,4−7z
−:リン基、1.4−ナフチレン基、1j5−ナフチレ
ン基、2,6−ナフチレン基、2.7−ナフチレン基、
4,4°−ジフェニレン基、4.4゛−オキシジフェニ
レン基、4,4′−ケトジフェニレン基および4,4−
スルホジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なくと
も一種の基である]である実質上線状のヒドロキシエー
テル化合物を調製する6次いで、このしドロキシエーテ
ル化合物と、炭素数6〜15の芳香族モノアルコールと
を特定の触媒の存在下に反応させることにより製造する
ことができる。ただし、上記ヒドロキシエーテル化合物
は、構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とが、5
0 : 50〜95:5の範囲内のモル比で構成されて
いる。
上記の反応において用いられるヒドロキシエーテル化合
物は、たとえば次式(c−1)で表わすことができる。
2  ・・・(c−1) −0−CIl  −C旧OH)−0M2−0−^「0ま ただし上記式(cd)において、mおよびnは正の整数
から選ばれる任意の数であり、manのモル比が50 
: 50〜95:5の範囲内にある。
そして(m+n)の値は通常は8〜600の範囲にある
また、Ar  は、p−フェニレン基、m−フェニレン
基から選ばれる基である。しかも、p−フェニレン基を
有する構成単位の存在率がm−フェニレン基を有する構
成単位の存在率よりも高い。
さらに、Arbは、2−フェニル−1,4−フェニレン
基、1.4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン基、2
.6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4,4°
−ジフェニレン基、4,4゛−オキシジフェニレン基、
4.4′−クトジフエニレン基、4.4’−スルホジフ
ェニレン基から選ばれる基である。
そして、^「0 およびAro ”は、それぞれ独立に
、グリシジル基、HO−Ar  基、若しくはHO−A
rb基のうちのいずれかの基を表わす。
上記の製法において、原料として用いられる上記式(c
−1)で表わされる実質上線状のしドロキシエーテル化
合物は、たとえば次に示すような方法によって製造する
ことができる。
すなわち、まず、下記式(I)で表わされる単核芳香族
ジオール: HO−Ar  −OH−(I) [上記式(I)において、Araはp−フェニレン基ま
たは1−フェニレン基である。]および、場合によって
は、 下記式(II)で表わされる三核芳香族ジオールHO−
Ar b−OH、、、(l1) [上記式(II)において、Arbは2−フェニル−1
,4−フェニレン基、1.4−ナフチレン基、1,5−
す7f−リン基、2.6−ナフチレン基、2.7−ナフ
チレン基、4,4°−ジフェニレン基、4,4゛−オキ
シジフェニレン基、4,4°−ケトジフェニレン基およ
び4,4゜−スルホジフェニレン基から選ばれる基であ
る。〕と、 下記式(II[)で表わされるエビハロしドリノ:[上
記式(I[[)において、Xは弗素原子、塩素原子およ
び臭素原子などのハロゲン原子である。]とを水酸化ア
ルカリ金属化合物の存在下に反応させることにより、下
記式(IV )で表わされるジグリシジルエーテル若し
くはジグリシジルエーテルオリゴマーを得る。
一−CH2−C旧OH)−0M2−0− Ar→了−た
だし上記式(IV)において、kおよび」はそれぞれO
または正の整数から選ばれる任意の数である。そして(
k+j )の値は通常0〜2oの範囲である。
また、AraはAr  またはArbのいずれかを示し
、ここでAr  は、p−フェニレン基および/または
1−フェニレン基を表わし、またArbは、2−フェニ
ル−1,4−フェニレン基、1,4−ナフチレン基、1
,5−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、2.7−
ナフチレン基、4.4゛−ジフェニレン基、4.4−オ
キシジフェニレン基、4,4°−ケトジフェニレン基、
4.4°−スルホジフェニレン基から選ばれる基である
上記の反応において用いられる式(I)で表わされる単
核芳香族ジオールとしては、p−フェニレン基を有する
化合物およびl−フェニレン基を有する化合物であり、
具体的にはハイドロキノンおよびレゾルシンである。こ
れらは単独で使用することもできるし、両者を組合わせ
て使用することもできる。特に本発明においては、ハイ
ドロキノンを単独で、あるいはハイドロキノンとレゾル
シンとを組み合わせて使用することが好ましい。
なお、上記の反応において用いられる式(I)で表わさ
れる単核芳香族ジオールは、芳香族環に低級アルキル基
などの置換基を有していてもよい。
さらに、式(I)で表わされる単核芳香族ジオールとし
て、ハイドロキノンあるいはレゾルシン以外の他の単核
芳香族ジオールを使用する場合に、他、の単核芳香族ジ
オールの使用量をハイドロキノンおよびレゾルシンの合
計量に対して5重量%以下にすることが好ましい。
上記式(II)で表わされる三核芳香族ジオールの例と
しては、フェニルフェノール、1.4−ナフタリンジオ
ール、1.5−ナフタリンジオール、2.6−ナフタリ
ンジオール、2,7−ナフタリンジオール、4.4−ジ
ヒドロキシジフェニル、4.4°−ジヒドロキシジフェ
ニルエーテル、4,4゛−ジヒドロキシジフェニルケト
ンおよび4,4゛−ジヒドロキシジフェニルスルホンを
挙げることができる。これらの三核芳香族ジオールは単
独、あるいは組合わせて使用することができる。
式(可)で表わされるエビハロヒドリンとしては、たと
えばエピクロルヒドリン、エピクロルヒドリンおよびエ
ビブロモヒドリンを挙げることができる。特に本発明に
おいては、エピクロルヒドリン若しくはエビブロモヒド
リンを単独で、あるいは組合わせて使用することが好ま
しい。
上記の反応の際に使用される水酸化アルカリ金属化合物
の例としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウムおよ
び水酸化カリウム等を挙げることができるが、本発明に
おいては水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムを単
独で、あるいは組合わせて使用することが好ましい、こ
のような水酸化アルカリ金属化合物は、通常は固体であ
り、反応系に固体の状態で添加することもできるし、ま
た水溶液として反応系に添加することもできる。
さらに、式(II[)で表わされるエビハロヒドリンは
、上記式(I)で表わされる単核芳香族ジオールと式(
II)で表わされる三核芳香族ジオールとの合計の使用
量に対して、1〜3倍モル、好ましくは1.1〜2.8
倍モルの範囲で使用される。また、水酸化アルカリ金属
化合物は、式(I)で表わされる単核芳香族ジオールと
式(n)で表わされる三核芳香族ジオールとの合計の使
用量に対して、1〜3倍モル、好ましくは1.1〜2.
8倍モルの範囲内で使用される。
上記の反応における反応条件は、式(I>で表わされる
単核芳香族ジオールと式(n)で表わされる三核芳香族
ジオールと式(II[)で表わされるエビハロヒドリン
とが反応し得る条件であれば特に制限はない、たとえば
式(I)で表わされる単核芳香族ジオールと式(n)で
表わされる三核芳香族ジオールと式(If[>で表わさ
れるエビハロヒドリンとを混合し、水酸化アルカリ金属
化合物を添加後、反応温度を60〜140℃、好ましく
は70〜130℃、反応時間を1〜10時間、好ましく
は2〜8時間の範囲内に設定し、撹拌下に反応させるこ
とにより製造することができる。
なお、この方法においては、反応液を粘度を調整し、反
応を円滑に進行させると共に、反応によって副生ずる塩
化ナトリウムなどのハロゲン化アルカリ金属と、この反
応における目的生成物であるジグリシジルエーテルまた
はそのオリゴマーとの分離を容易にするために、使用原
料および目的生成物に対して不活性な溶媒を反応溶媒と
して使用することもできる。
反応溶媒を用いる場合に、使用することができる溶媒の
例としては、n−デカンおよびデカヒドロナフタリンな
どの飽和炭化水素類; ベンゼン、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、
テトラメチルベンゼン、エチルベンゼン、キュメン、n
−ブチルベンゼン、テトラヒドロナフタリンおよびナフ
タリンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルゲトン、
メチルイソブチルケトン、2−ヘキサノン、シクロヘキ
サノンおよびアセトフェノンなどのケトン想; N、N−ジメチルアセトアミドおよびN−メチル−2−
ピロリドンなどのアミド類;並びに、 ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などを挙げ
ることができる。上記反応における目的生成物であるジ
グリシジルエーテルまたはそのオリゴマーは、ケトン類
に対する溶解性が高いので、反応溶媒としてケトン類を
用いることにより、目的生成物を高い収率で得ることが
できる。これらの反応溶媒を使用する場合には、これら
の反応溶媒は、式(IV)で表わされるジグリシジルエ
ーテルまたはそのオリゴマー1重量部に対して、通常は
、3重量部以下、好ましくは2重量部以下、さらに好ま
しくは1重量部以下で用いられる。
上記のようにして式(I)で表わされる単核芳香族ジオ
ールおよび/または式(If)で表わされる三核芳香族
ジオールと式(I[)で表わされるエビハロヒドリンと
を反応させた後、反応によって副生じた塩化ナトリウム
などのハロゲン化アルカリ金属を分離する。このハロゲ
ン化アルカリ金属の分離は、分液あるいは一過など公知
の方法を利用して行なうことができる。また、上記反応
においてエビハロヒドリンを過剰に用いた場合には、未
反応のエビハロヒドリンを蒸留などの方法を利用して除
去する。さらに、反応溶媒を用いた場合にも、この反応
溶媒を蒸留などの方法を利用して除去する。このように
してハロゲン化アルカリ金属、未反応のエビハロヒドリ
ンおよび反応溶媒等を除去することにより、ジグリシジ
ルエーテルまたはそのオリゴマーを得ることができる。
このジグリシジルエーテルまたはそのオリゴマーは、次
式(IV)で表わすことができる。
→0−C)I2−C旧0H)−CH2−0−Ar  +
T−ただし上記式(IV )において、kおよび1はそ
れぞれ0または正の整数から選ばれる任意の数である。
また、AraはAra またはArbのいずれかであり
、ここでAraは、p−フユニリン基、■−フェニリン
基から選ばれる基であり、またArbは、2−フェニル
−1,4−フユニリン基、1.4−ナフチレン基、1,
5−ナフチレン基、2.6−ナフチレン基、2.7−ナ
フチレン基、4.4−ジフェニレン基、4.4’−オキ
シジフェニレン基、4,4゛’−ケトジフェニレン基、
4,4°−スルホジフェニレン基から選ばれる基である
上記式(rV)における(k+J )の値は、式(I)
で表わされる単核芳香族ジオールおよび式(II)で表
わされる三核芳香族ジオールの合計量と、式(I)で表
わされるエビハロヒドリンとの使用割合によって定まる
。すなわち式(I)で表わされる単核芳香族ジオールお
よび式(II)で表わされる三核芳香族ジオールとの合
計量を1モルとした場合に対する式(III)で表わさ
れるエビハロヒドリンの使用割合が大きくなるほど(k
+J )の値は小さくなり、式(I)で表わされるエビ
ハロヒドリンの使用割合が2倍モルを超えると実質的に
(k+j)の値がOである式(IV)で表わされるグリ
シジルエーテルを得ることができる。上記式(TV)に
おける(k+j )の値は、上記のようなポリヒドロキ
シポリエーテルの製造法において、式(c−1)で表わ
される中間体における(m+n)の値よりも小さいのが
一般的である。
なお、上記のようにして分離された式(IV )で表わ
されるジグリシジルエーテルまたはそのオリゴマー中に
は、製造原料である式(I)で表わされる単核芳香族ジ
オールおよび式(II)で表わされる三核芳香族ジオー
ルあるいは式(II)で表わされるエビハロヒドリン、
若しくは式(I)で表わされる単核芳香族ジオールまた
は式(n)で表わされる三核芳香族ジオールと、式(I
[)で表わされるエビハロヒドリンとの反応生成物であ
るモノグリシジルエーテルなどの少量が含有されていて
もよく、このような化合物の少量の混入によっても次の
段階の反応性が低下することは殆どない。
このようにして得られた式(IV)で表わされるジグリ
シジルエーテルまたはそのオリゴマーを、たとえば塩基
性触媒の存在下に、式(I)で表わされる単核芳香族ジ
オールおよび/または式(II)で表わされる三核芳香
族ジオールとさらに反応させることにより、本発明のポ
リヒドロキシポリエーテルの製造原料である式(c−1
)で表わされるヒドロキシエーテル化合物を製造するこ
とができる。ここで式(IV)で表わされるジグリシジ
ルエーテルまたはそのオリゴマーと反応する式CI>で
表わされる単核芳香族ジオールおよび式(]IIで表わ
される三核芳香族ジオールとしては、上記式(IV)で
表わされるジグリシジルエーテルまたはそのオリゴマー
を製造する際に用いることができるジオールを単独で、
あるいは組合わせて使用することができる。これらのジ
オールは、上記式(IV )で表わされるジグリシジル
エーテルまたはそのオリゴマーを製造した際に用いたジ
オールと同一のものであっても良いし、また異ったもの
であっても良い。
さらに、これらのジオールの使用割合は、上記式(IV
 )で表わされるジグリシジルエーテルまたはそのオリ
ゴマーを製造する際に用いたジオールと上記式(1v)
で表わされるジグリシジルエーテルまたはそのオリゴマ
ーに対して反応させたオリゴマーとの総和において、式
(I)で表わされる単核芳香族ジオールと、式(If)
で表わされる三核芳香族ジオールとは、50 : 50
〜95:5の範囲内で使用され、かつ、式(I’)で表
わされる単核芳香族ジオールにおいては、O−フェニレ
ン基を有する化合物であるハイドロキノンの使用量が常
にm−フェニレン基を有する化合物であるレゾルシンの
使用量よりも多く使用される。
式CI)で表わされる単核芳香族ジオールと式(n)で
表わされる三核芳香族ジオールとの比が95=5を超え
て単核芳香族ジオールが多・くなると、得られる本発明
のポリヒドロキシポリエーテルが、実質的にはハイドロ
キノンポリヒドロキシポリエーテルまたはハイドロキノ
ン−レゾルシンコポリヒドロキシポリエーテルに近似し
た物性を有するようになる。したがって、本発明のポリ
ヒドロキシポリエーテルを、たとえば、ポリエチレンテ
レフタレートのようなポリアルキレンテレフタレートの
ガスバリヤ−性行与剤として用いた場合、とくに組成物
として用いた場合には、得られた成形体の透明性が低下
するようになる。また単核芳香族ジオール(I)と三核
芳香族ジオール(II)との比が50:50を超えて二
核芳香族ジオールの方が多くなると、該ポリヒドロキシ
ポリエーテルのガラス転移温度が高くなるので、多くの
場合とくにポリエチレンテレフタレートのようなポリア
ルキレンテレフタレートのガスバリヤ−性付与剤として
用いる場合に延伸性が低下するようになる。またArb
の構成成分単位の原料となる芳香族ジエールはいずれも
廉価ではないので、Arbの総和の割合が増すにしたが
って得られる本発明のポリヒドロキシポリエーテルがコ
スト高になり不利である。さらに、本発明においては、
両者を55:45〜93ニアの範囲内で使用することが
好ましく、60 : 40〜90:10の範囲内で使用
することが特に好ましい。
また式(I)で表わされる単核芳香族ジオールにおいて
、ハイドロキノンの使用量がレゾルシンの使用量よりも
少なくなると、得られる本発明のポリヒドロキシポリエ
ーテルのガラス転移温度が低下するので、多くの場合、
とくにポリエチレンテレフタレートのようなポリアルキ
レンテレフタレートのガスバリヤ−性付与剤として用い
る場合に必要となる乾燥が難しくなる。
なお、上記式(IV )で表わされるジグリシジルエー
テルまたは、そのオリゴマーとしては、ジグリシジルエ
ーテルおよびジグリシジルエーテルのオリゴマーを単離
してそれぞれを個別に使用することもできるし、ジグリ
シジルエーテルおよびジグリシジルエーテルのオリゴマ
ーの混合物として使用することもできる。
上記の反応において使用することができる塩基性触媒の
例としては、′第三アミン化合物、第四アンモニウム化
合物、第三ホスフィン化合物および第四ホスホニウム化
合物を挙げることができる。
そして、上記の触媒として用いられる第三アミン化合物
としては、たとえば、トリエチルアミン、トリーイソプ
ロピルアミン、トリーイソプロピルアミン、トリーロー
ブチルアミン、トリーセカンダリ−ブチルアミン、トリ
ーローヘキシルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジエ
チルベンジルアミンおよびトリベンジルアミンなどを挙
げることができる。また、第四アンモニウム化合物とし
ては、たとえば、水酸化テトラメチルアンモニウム、水
酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラn−プロ
ビルアンモニウム、水酸化テトライソプロピルアンモニ
ウム、水酸化テトラ−n−ブチルアンモニウム、水酸化
トリメチルベンジルアンモニウムおよび水酸化トリエチ
ルベンジルアンモニウムなどを挙げることができる。さ
らに、第三ホスフィン化合物としては、たとえば、トリ
エチルホスフィン、トリーn−ブチルホスフィン、トリ
フェニルホスフィンおよびトリノニルフェニルホスフィ
ンなどを挙げることができる。またさらに、第四ホスホ
ニウム化合物としては、たとえば、水酸化テトラメチル
ホスホニウムなどのような水酸化第四ホスホニウム化合
物を挙げることができる。このような触媒は単独である
いは組合わせて使用することができる。
上記の反応において、式(I>で表わされる単核芳香族
ジオールおよび/まなは式(n)で表わされる三核芳香
族ジオールは、式(IV)で表わされるジグリシジルエ
ーテルまたはそのオリゴマー1モルに対して、通常は0
.5〜1.5モル、好ましくは0.6〜1.4モル、特
に好ましくは0.7〜1.3モルの範囲内で使用される
。また、これらの使用割合において単核芳香族ジオール
(I)および三核芳香族ジオール(If)から選ばれる
1種または2種以上の使用量をジグリシジルエーテルま
たはそのオリゴマー(TV)に対して等モル以下にする
と、本発明方法によって製造されるポリヒドロキシポリ
エーテルの末端基において、結果的に一価の芳香族炭化
水素基の割合が多くなるので、−数的には末端の反応性
をより低く保持できるようになるため好ましい。
また、上記反応における塩基性触媒の使用割合は、上記
式(IV)で表わされるジグリシジルエーテルまたはそ
のオリゴマーに対して、通常は0.001〜10モル%
、好ましくは0.005〜5モル%、特に好ましくは0
,01〜1モル%の範囲内にある。
上記の式(IV)で表わされるジグリシジルエーテルま
たはそのオリゴマーと、式(I)で表わされる単核芳香
族ジオールおよび/または式(n)で表わされる三核芳
香族ジオールとの反応は、反応溶媒を用いずに行なうこ
ともできるが、反応の際における反応系の粘度を調整し
、反応を円滑に進行させるために反応溶媒を使用するこ
とができる。この場合、使用することができる反応溶媒
は、上記式(IV )で表わされるジグリシジルエーテ
ルを製造した際に用いた反応溶媒を挙げることができる
。さらにこの場合に使用する反応溶媒の量は、生成する
式(c−1)で表わされるしドロキシエーテル化合物1
f!量部に対して、通常は、3重量部以下、好ましくは
2重量部以下、さらに好ましくは1重量部以下である。
上記式(c−1)で表わされるヒドロキシエーテル化合
物を製造する際の反応温度は、適宜設定することができ
る。たとえば反応溶媒を使用しない場合においては、通
常は90〜180℃、好ましくは100〜170℃の範
囲内、また、反応溶媒を使用する場合においては、通常
は80〜250℃、好ましくは100〜220℃の範囲
内の温度に設定される。さらに、この反応は、常圧、加
圧、減圧のいずれの圧力条件でも行なうことができる。
特に反応溶媒を使用した場合には、反応圧力を一定に維
持すれば、その圧力におけるその反応溶媒の沸点に反応
温度を維持することができるので、反応温度の変動を防
止することができるとの利点がある。このような反応条
件における反応時間は、通常は0.5〜10時間の範囲
内にある。
このようにして反応を行なった後、たとえば反応溶媒、
未反応原料などを蒸留などの方法を利用して除去するこ
とにより、次式(c−1)で表わされるでヒドロキシエ
ーテル化合物を固体若しくは液体として得ることができ
る。
−0−CH2−C旧011)−CH2−0−Ara  
 −(c −1)ただし上記式(c−1)において、m
およびnは正の整数から選ばれる任意の数であり、ma
nのモル比が50 : 50〜95:5の範囲内にある
そして(m+n)の値は通常8〜600の範囲にある。
また、Araは、p−フェニレン基およびl−フェニレ
ン基である。しかも、p−フェニレン基を有する構成単
位の存在率が1−フェニレン基を有する構成単位の存在
率よりも高い。
さらに、Arbは、2−フェニル−1,4−フェニレン
基、1.4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン基、2
.6−ナフチレン基、2.7−ナフチレン基、4,4゛
−ジフェニレン基、4.4°−オキシジフェニレン基、
4.4−ケトジフェニレン基、4,4゛−スルホジフェ
ニレン基から選ばれる基である。
そして、Aro  およびAra02は、それぞれ独立
に、グリシジル基、HO−Ara若しくはHO−Arb
基のうちのいずれかの基を表わす。
なおこのようにして得られた式(c−1)で表わされる
ヒドロキシエーテル化合物において、構成−0−CH−
CH(OH)−CH2−0−Arb−の一部が、原料で
ある式(1)で表わされるエビハロヒドリンから脱離し
たハロゲン原子、上記エビハロヒドリンのグリシジル基
がβ−開裂して結合することにより形成される1、2結
合構造、あるいはグリシジル基が分子内水酸基と反応す
ることによって形成される分岐構造などを億少程度であ
れば有していてもよい。
上記のようにして反応させることにより得られなヒドロ
キシエーテル化合物の末端基Aro’およびAra2は
、それぞれ、グリシジル基およびHO−Arのうちから
選ばれる基である。しかし、上記の反応によって得られ
る式(c−1)で表ゎされるヒドロキシエーテル化合物
のA rolおよびArOがすべてHO−Arになるこ
とはなく、このヒドロキシエーテル化合物の中には、A
rc’およびAr02の少なくとも一部がグリシジル基
である化合物が含まれている。
すなわち、単核芳香族ジオール(I)と三核芳香族ジオ
ール(II)との和に対して、ジグリシジルエーテルま
たはそのオリゴマー(IV )の使用割合を多くすると
、末端がOH基になり難く、次の工程で反応する芳香族
モノアルコールに起因得る芳香族炭化水素基になりやす
くなる。つまり、次工程における末端封止処理において
、グリシジル基は一価の芳香族アルコールと反応して、
−価の芳香族炭化水素基を末端として多く含有するポリ
ヒドロキシポリエーテルが得られる。このようなポリヒ
ドロキシポリエーテルは、−数的な意味において、末端
の反応性が低いという点では好ましい、いずれにしても
上記製造方法における使用割合の場合には、グリシジル
基が皆無のものは得られない。
このようなしドロキシエーテル化合物を、たとえばポリ
エチレンテレフタレートに配合してポリエチレンテレフ
タレートに配合すると、残存するグリシジル基が反応す
ることによって、成形時の安定性が低下し、さらにその
結果として得られる成形体の透明性あるいはガスバリヤ
−性が低下する。
したがって、本発明で使用されるポリヒドロキシポリエ
ーテルの製造方法においては、上記のような反応によっ
て得られる式(c−1)で表わされるヒドロキシエーテ
ル化合物と、炭素数6〜15の芳香族モノアルコールと
をさらに反応させる。
このように反応させることにより、末端にあるグリシジ
ル基はすべて一価の芳香族炭化水素基になり末端が完全
に封鎖される。
(以下余白) 上記式(c−1)で表わされるしドロキシエーテル化合
物と反応して本発明で用いられるポリヒドロキシポリエ
ーテルを形成する芳香族モノアルコールは、炭素数が6
〜15、好ましくは6〜12の範囲内にあり、分子内に
OH基を1個有する化合物である。OH基は、芳香族環
に直接結合していてもよいし、アルキレン基等を介して
芳香族環に結合していてもよい、また、このOH基が上
記式(c−1)で表わされるしドロキシエーテル化合物
の末端に残存するグリシジル基と反応するのであり、従
って、本発明で用いられる炭素数6〜15の芳香族モノ
アルコールは、上記OH基以外にグリシジル基と反応し
得る活性基を有していない。
このような炭素数6〜15の芳香族モノアルコールの具
体的な例としては、フェノール、クレゾール、キシレノ
ール、エチルフェノール、ジエチルフェノール、プロピ
ルフェノール、イソプロピルフェノール、ジエチルフェ
ノール、ジイソプロピルフェノール、ブチルフェノール
、イソブチルフェノール、ターシャリ−ブチルフェノー
ル、ジブチルフェノール、ジイソブチルフェノール、ジ
ターシャリ−ブチルフェノール、ペンチルフェノール、
ヘキシルフェノール、ペンチルフェノール、オクチルフ
ェノール、メチルエチルフェノール、メチルイソブチル
フェノール、メチルターシャリ−ブチルフェノール、フ
ェニルフェノール、トリルフェノール、クミルフェノー
ル、メトキシフェノール、エトキシフェノール、プロピ
オキシフェノール、4゛−ヒドロキシアセトフェノン、
3゜−ヒドロキシアセトフェノン、2−ヒドロキシアセ
トフェノン、エチル−4−ヒドロキシフェニルケトン、
プロピル−4−ヒドロキシフェニルケトン、α−ナフト
ールおよびβ−ナフトールなどを挙げることができる。
未反応の上記芳香族モノアルコールは、通常、反応終了
後に、蒸留操作によって除去されるので、蒸留操作によ
る除去効率を考慮すると、本発明において用いられる芳
香族モノアルコールとしては、比較的沸点の低い化合物
が好ましく、この場合、通常は、沸点が250℃以下の
化合物を用いる。このような沸点を有する芳香族モノア
ルコールのうち、好ましい化合物の例としては、フェノ
ール、クレゾール、エチルフェノール、プロピルフェノ
ール、イソプロピルフェノール、メトキシフェノールお
よびエトキシフェノールを挙げることができる。ただし
、本発明においては、未反応の芳香族モノアルコールは
、上記のような蒸留操作によらずに、得られるポリヒド
ロキシポリエーテルに対して再沈澱させる等のなどの処
理方法を利用して除去することもできる。
この方法を採用する場合には、比較的低沸点の芳香族モ
ノアルコールとその他の芳香族モノアルコールとを使用
することによる利点の差は少ない。
上記の式(c−1)で表わされるヒドロキシエーテル化
合物と芳香族モノアルコールとの反応は、特定の触媒の
存在下に行なわれる。
本発明において用いられる触媒は、第三アミン化合物、
第四アンモニウム化合物、第三ホスフィン化合物および
第四ホスホニウム化合物のうちから選ばれる少なくとも
1種以上の化合物である。
この反応において用いられる触媒は、前記式(IV)で
表わされるグリシジルエーテルまたはそのオリゴマーと
前記式(I)で表わされる単核芳香族ジオールとの反応
によって前記式(c−1)で表わされるヒドロキシエー
テル化合物を製造する際に用いた触媒と同一系統の触媒
である。
従って、式(a)で表わされるポリヒドロキシポリエー
テルを製造する際に使用する触媒の具体的な例としては
、前記式(c−1)で表わされるしドロキシエーテル化
合物の製造の工程において例示した化合物を挙げること
ができる。このような触媒は、前記式(c−1)で表わ
されるヒドロキシエーテル化合物を製造する際に用いた
触媒を分離せずにそのまま使用することもでき、さらに
追加して添加することもでき、また、前記式(c−1)
で表わされるヒドロキシエーテル化合物を製造した後、
触媒を分離し、新たに添加することもできる。また、こ
の工程において用いる触媒と前記式(c−1)で表わさ
れるヒドロキシエーテル化合物を製造する際に用いた触
媒とは、同一の化合物であっても、また興なる化合物で
あってもよい。
本発明において、炭素数が6〜15の芳香族モノアルコ
ールは、式(c−1)で表わされるヒドロキシエーテル
化合物1モルに対して、通常は0.1〜10モル、好ま
しくは0.5〜5モル、さらに好ましくは0.6〜4モ
ルの範囲で使用される。
また、触媒は、式(c−1)で表わされるヒドロキシエ
ーテル化合物中に含まれている単核芳香族ジオールから
誘導される単位の総和に対して、通常は、0.001〜
10モル%、好ましくは0.005〜5モル%、更に好
ましくは0.01〜1モル%の範囲で使用される。
本発明において、この式(c−1)で表わされるしドロ
キシエーテル化合物と芳香族モノアルコールとの反応は
、反応溶媒を用いずに行なうこともできるが、反応の際
に反応系の粘度を調節して反応を円滑に進行させるため
に、反応溶媒を用いて反応を行なうことが好ましい1反
応溶媒を用いる場合には、前記式(c−1)で表わされ
るヒドロキシエーテル化合物の製造の際に用いた反応溶
媒と同じ系統の化合物を用いることができる。すなわち
、前記具体例を挙げて示した飽和炭化水素類、芳香族炭
化水素類、ケトン類、アミド類、スルホキシド類などの
溶媒を用いることができる。これらの反応溶媒の中では
、原料である上記式(c−1)で表わされるしドロキシ
エーテル化合物および生成物である式(a)で表わされ
るポリヒドロキシポリエーテルの溶解性を考慮するとケ
トン類が特に好ましい、従って、本発明において反応溶
媒を使用する場合には、式(c−1)で表わされるヒド
ロキシエーテル化合物を製造する際に用いた反応溶媒を
そのまま使用することもできるし、この反応溶媒の一部
若しくは全部を除去した後、新たに反応溶媒を添加する
こともできる。
本発明において、反応溶媒を使用する場合には、反応溶
媒は、式(c−1)で表わされるヒドロキシエーテル化
合物1重量部に対して、通常は、3重量部以下、好まし
くは2重量部以下、さらに好ましくは1重量部以下の割
合で用いられる。
本発明において、式(c−1)で表わされるしドロキシ
エーテル化合物と炭素原子数が6〜15の芳香族モノア
ルコールとの反応は、反応溶媒を用いない場合には、通
常は、100〜200℃、好ましくは110〜190℃
、さらに好ましくは120〜180℃の範囲内の温度で
、また反応溶媒を用いる場合には、通常は、100〜2
80℃、好ましくは110〜260℃、さらに好ましく
は120〜250℃の範囲内の温度で行なわれる。
また、反応は、常圧、加圧あるいは減圧下のいずれの条
件でも実施することができるや反応は通常、撹拌下に0
.5時間〜5時間で終了する。
このようにして反応を行なうことにより、本発明のポリ
ヒドロキシポリエーテルが生成する。そして、このポリ
ヒドロキシポリエーテルは、たとえば、次式(a)で表
わすことができる。
ただし、上記式(a)において、Ara1、^「2Ar
a およびArbは、上述の記載におけるそれと同じ意
味であり、pとqとは50 : 50〜95:5の範囲
内、好ましくは60 : 40〜95:5の範囲内にあ
る。
そして、この(p+q)の値は、通常は前記式(TV)
における(k+1)の値よりも大きく、また式(cd)
におけるm+nの値と近似した値を示す。
こめよ、うにして生成したポリヒドロキシポリエーテル
は、未反応の芳香族モノアルコールおよび反応溶媒を使
用した場合には反応溶媒を蒸留等の方法を利用して除去
することにより得ることができる。なお、反応溶媒ある
いは未反応の芳香族アルコールは、上記のような蒸留に
よる除去の外、再沈澱法などの他の公知の方法を利用す
ることによっても除去することもできる。
このようにして反応溶媒あるいは未反応の芳香族アルコ
ールを除去した後、得られたポリヒドロキシポリエーテ
ルを、たとえば、溶融体とし、次いで、ストランド状に
押出して、冷却後、カッティングするなどの公知の方法
を利用することにより、ポリヒドロキシポリエーテルの
ペレットを得ることができる。
このようにして得られたポリヒドロキシポリエーテルは
、O−クロロフェノール中25℃で測定した極限粘度[
η]が0.1〜2dl/gの範囲内にあり、さらに製造
条件等を制御することにより、上記極限粘度[η]を0
.3〜1.8dj/lの範囲内に調整することができる
。このような極限粘度[η]を有するポリヒドロキシポ
リエーテルの数平均分子量(Mn )は、通常は、13
00〜Zoo、000の範囲内、好ましくは3000〜
so、oooの範囲内にある。極限粘度[η]が0.1
dJ/gより小さいポリヒドロキシポリエーテルを含有
するポリエステル樹脂組成物の成形体あるいは延伸成形
体は、機械的強度が低下する傾向がある。
上記のポリヒドロキシポリエーテルは、通常は、30〜
150℃のガラス転移温度を有しており、好ましくは4
0〜120℃のガラス転移温度を有する。
さらに、上記のポリヒドロキシポリエーテルは、重量平
均分子量(Mw )と数平均分子量(Mn )との比(
MW /Mn )で定義される分子量分布を示す値は、
通常1.5〜10の範囲内に存在している。
上記のポリヒドロキシポリエーテルは実質上線状構造を
有している。
ここで実買上線状とは、ポリヒドロキシポリエーテルが
実質的に分枝鎖を有しない鎖状構造を有しており、ゲル
状架橋構造(網状構造)を実質的に含まないことを意味
する。そしで、具体的には、25℃の0−クロロフェノ
ール100 mlに0.5にのポリヒドロキシポリエー
テルを溶解した際に不溶性成分が実質的に存在しないこ
とをいう。
上記のポリヒドロキシポリエーテルは、末端がヒドロキ
シル基が置換した芳香族炭化水素基若しくは炭素数が6
〜15の一価の芳香族炭化水素基である。ポリヒドロキ
シポリエーテルの末端基を構成する上記ヒドロキシル基
置換芳香族炭化水素基と、炭素数が6〜15の一価の芳
香族炭化水素基との存在比率は、上記のポリヒドロキシ
ポリエーテルを製造する際に用いた式(c−1)で表わ
されるしドロキシエーテル化合物中に存在するヒドロキ
シル基置換芳香族炭化水素基とグリシジル基との存在比
率に等しい、すなわち、上記のポリヒドロキシポリエー
テルは、式(c−1)で表わされるヒドロキシエーテル
化合物中に含まれるすべてのグリシジル基が芳香族モノ
アルコールと反応して炭化水素基に変換されるので、グ
リシジル基を実質的に含んでいない。
このように本発明のポリヒドロキシポリエーテルは、末
端基として炭素原子数が6〜15の一価の芳香族炭化水
素基およびHO−Ar  およびHO−Arbで表わさ
れるフェノール性水酸基を置換基として含有する一核ま
たは二様の芳香族炭化水素基を有するものであるが、−
数的には一価の芳香族炭化水素基を末端基として多く含
有するポリヒドロキシポリエーテルの方が末端の反応性
が小さいという点では好ましい。
なお、上記のポリヒドロキシポリエーテルは、製造の際
、反応系内に存在する水分とグリシジル基との反応によ
って生成したβ、γ−ジしドロキシプロピオキシ基ある
いは上記の反応によって誘導される基を末端基としてい
るポリヒドロキシポリエーテルを少量含有することもあ
る。
本発明で用いられるポリヒドロキシポリエーテルは、上
記の如く、その末端基としてグリシジル基をまったく含
有しないものである。グリシジル基はそれ自体変異原性
および染色体異常性の誘因基であることが知られている
。それ由、そのような誘因性のグリシジル基を含有しな
いポリヒドロキシポリエーテルを含む本発明の樹脂組成
物は、安全性および衛生性に優れており、とくに食品用
途に使用したときの安全性および衛生性に優れている。
またグリシジル基は反応性が高い官能基であり、カルボ
キシル基や水酸基などポリエステルを形成する官能基と
は容易に反応することが知られている。それ由、そのよ
うな反応性が高いグリシジル基を含有しないポリヒドロ
キシポリエーテルを使用することにより、本発明の樹脂
組成物は、成形時の安定性に優れており、かつ均質な複
合材料が得られるので好ましい、とくに、ポリエチレン
テレフタレートなどポリアルキレンテレフタレートを混
合して樹脂組成物を調製する際、あるいはこの樹脂組成
物を用いて成形する際に成形時にゲル化や焼は焦げの発
生が大幅に抑制されて長時間安定成形が確保されるとい
う利点を生ずる。
本発明で使用されるポリヒドロキシ余りエーテルは、上
記の如く、そのグリシジル基末端を一価の芳香族アルコ
ールと反応させることによって製造されるものである。
この際、該ポリヒドロキシポリエーテル中に含まれる低
分子量オリゴマーもよた一価芳香族アルコールと反応す
ることによって総じてその分子量を増す、それ由、該ポ
リヒドロキシポリエーテルを用いることにより、本発明
の樹脂組成物においては、従来方法に従って製造された
樹脂組成物と比較すると低分子量オリゴマーの含有割合
が少ないという特徴を有する。このことにより、本発明
の樹脂組成物を用いた溶融成形時においては、揮発成分
が減少することによって長時間安定成形性が確保される
とともに、実使用においてオリゴマーの溶出、脱離が抑
制されるために安全性および衛生性が向上する。また、
該ポリヒドロキシポリエーテル中に含まれるオリゴマー
は、−価芳香族アルコールによって処理されたものであ
るために、親水性の水酸基の含有割合が減少している。
それ由、該ポリヒドロキシポリエーテルまたはその組成
物や積層体などの複合体が、食品用途に用いられた場合
には、水、アルコールあるいは酢酸などの通常用いられ
る内容物に対する溶出性が抑制されるという食品安全衛
生性上の利点も生ずる。
本発明で用いられるポリヒドロキシポリエーテルは、上
記の如く、ハイドロキノンポリヒドロキシポリエーテル
あるいはハイドロキノン−レゾルシンコポリヒドロキシ
ポリエーテルに対して、フェニルハイドロキノン、1.
4−ナフタリンジオール、1,5−ナフタリンジオール
、2.6−ナフタリンジオール、2,7−ナフタリンジ
オール、4,4°−ジヒドロキシジフェニル、4,4゛
−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4.4−ジヒドロ
キ・シジフェニルゲトンあるいは4.4−ジヒドロキシ
ジフェニルスルフォンの中から選ばれる1種または2種
以上を共重合によって導入したコポリヒドロキシポリエ
ーテルである。該コポリヒドロキシポリエーテルでは、
上記の共重合成分を導入することによって、ハイドロキ
ノンポリヒドロキシポリエーテルあるいはハイドロキノ
ン−レゾルシンコポリヒドロキシポリポリエーテルに比
べて屈折率が大きいという特徴を有する。すなわち、ハ
イドロキノンポリヒドロキシポリエーテルあるいはハイ
ドロキノン−レゾルシンコポリヒドロキシポリエーテル
のナトリウムD線を用いて、25℃で測定した屈折率が
1.59〜1.60の範囲にあるのに対して、上記の共
重合成分を導入したコポリヒドロキシポリエーテルの屈
折率は1.60〜1.64、好ましくは1.61〜1.
63の範囲に存在する。これらの共重合成分を導入した
コポリヒドロキシポリエーテルを他の樹脂のガスバリヤ
−性付与剤として用いる場合、その複合材とくにその組
成物の透明性は、両樹脂の屈折率の差が小さい程優れる
従って、本発明の樹脂組成物においては、上記のポリヒ
ドロキシポリエーテルに組合せる他の樹脂として、エチ
レンテレフタレートを主構成成分とするポリアルキレン
テレフタレートを選ぶことにより、その延伸物の屈折率
を(その延伸の程度にもよるが、多くの場合)上記のポ
リヒドロキシポリエーテルの屈折率の範囲に合致させる
ことができる。それ由、該ポリヒドロキシポリエーテル
をエチレンテレフタレートを主構成成分とするポリアル
キレンテレフタレートのガスバリヤ−性付与剤として選
択すると、透明性が優れた複合材とくに透明性が優れた
組成物を得ることができる。
すなわち、このようにして得られたポリヒドロキシポリ
エーテルとポリアルキレンテレフタレートに配合するこ
とにより、本発明のポリエステル樹脂組成物を得ること
ができる。
本発明において用いられるポリアルキレンテレフタレー
トは、エチレンテレフタレート構成単位を主構成単位と
するポリアルキレンテレフタレートであり、エチレンテ
レフタレート構成単位の含有率が、通常は、50モル%
以上、好ましくは70モル%以上であるポリエチレンテ
レフタレートが好ましい。
従って、本発明において用いられるポリアルキレンテレ
フタレートは、通常は、50モル%未満、好ましくは3
0モル%未満で、テレフタル酸成分単位以外の芳香族系
ジカルボン酸成分単位を含む構成単位を含有していても
よい。
ここで、テレフタル酸成分単位以外の他の芳香族系ジカ
ルボン酸成分単位として、具体的には、イソフタル酸、
フタル酸およびナフタリンジカルボン酸などから誘導さ
れる成分単位を挙げることができる。また、ポリアルキ
レンテレフタレートを構成するジオール成分単位として
は、エチレングリコール成分単位であることが好ましい
が、エチレングリコール成分単位の外に他のジオール成
分単位を少量含有していてもよい、エチレングリコール
成分単位以外の池のジオール成分単位としては、たとえ
ば、1.3−プロパンジオール、1.4−ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジオール
、シクロヘキサンジメタツール、1.4−ビス(β−ヒ
ドロキシエトキシ)ベンゼン、1.3−ビス(β−ヒド
ロキシエトキシ)ベンゼン、2.2−ビス(4−β−し
ドロキシエトキシフェニル)プロパンおよびビス(4−
β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホンなどの炭素
原子数が3〜15のジオールから誘導される成分単位を
挙げることができる。
また、ポリアルキレンテレフタレートは、前記芳香族系
ジカルボン酸成分単位および前記ジオール成分単位の他
に必要に応じて、他の多官能性化合物から誘導される構
成単位を含んでいてもよい。
ここで多官能性化合物から誘導される成分単位を形成す
る多官能性化合物として、具体的には、トリメリット酸
、トリメシン酸および3,3°、5,5°−テトラカル
ボキシジフエニルなどの芳香族系多塩基#!iニブタン
テトラカルボン酸などの脂肪族系多塩基酸;フロログル
シンおよび1,2,4.5−テトラヒドロキシベンゼン
などの芳香族系ポリオール;グリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパンおよびペンタエリス
リトールなどの脂肪族系ポリオール:酒石酸およびリン
ゴ酸などのオキシポリカルボン酸などを挙げることがで
きる。
このようなポリアルキレンテレフタレートにおける構成
成分の含有率は、テレフタル酸成分単位の含有率が、通
常、50〜100モル%、好ましくは70〜100モル
%の範囲にあり、テレフタル酸成分単位以外の芳香族系
ジカルボン酸成分単位の含有率が、通常、0〜50モル
%、好ましくは0〜30モル%の範囲にあり、エチレン
グリコール成分単位の含有率が、通常、50〜100モ
ル%、好ましくは70〜100モル%の範囲にあり、エ
チレングリコール成分単位以外のジオール成分単位の含
有率が、通常0〜50モル%、好ましくは0〜30モル
%の範囲にあり、そして、多官能性化合物成分単位の含
有率が、通常0〜2モル%、好ましくは0〜1モル%の
範囲にある。
また、このようなポリアルキレンテレフタレートの極限
粘度[η]  (0−クロロフェノール中で25℃で測
定した値)は、通常、0.5〜1.5dオ/ g 、好
ましくは0.6〜1.2dl/gの範囲であり、融点は
、通常、210〜265℃、好ましくは220〜260
℃の範囲であり、ガラス転移温度は、通常、50〜12
0℃、好ましくは60〜100℃の範囲にある。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、上記のようにして
、得られたポリヒドロキシポリエーテルと、ポリアルキ
レンテレフタレートとを、混合することにより製造する
ことができる。
両者の混合方法に特に制限はなく、通常使用されている
混線装置等を用いて溶融混練する方法などを利用するこ
とができる。
本発明のポリエステル樹脂組成物において、ポリヒドロ
キシポリエーテルの配合割合は、ポリアルキレンテレフ
タレート100重量部に対して、通常は、1〜100重
量部、好ましくは2〜50重量部、特に好ましくは3〜
30重量部の範囲内にある。
なお、本発明のポリエステル樹脂組成物においては、特
性を損なわない範囲内で曲の樹脂を配合することもでき
る。さらに、本発明のポリエステル樹脂組成物には、核
剤、無機充填剤、滑剤、スリップ剤、アンチブロッキン
グ剤、安定剤、帯電防止剤、防曇剤、顔料など、通常樹
脂組成物に配合される添加剤を配合することもできる6
本発明のポリエステル樹脂組成物は、通常の成形方法を
利用して、フィルム、シート、繊維、容器、その他種々
の形状の成形体として、未延伸の状態で使用することが
できる。
さらに、本発明のポリエステル樹脂組成物は、延伸して
フィルム、シート、繊維、容器等の形状にすることもで
きる。このように延伸することにより、ガスバリヤ−性
がさらに向上する。
次に本発明の延伸成形体について説明する。
本発明のポリエステル樹脂組成物の延伸成形体には、−
軸延伸成形体および二軸延伸成形体があり、その形態は
、フィルム、シート、繊維のいずれであってもよい。
このポリエステル樹脂組成物の延伸成形体を製造する方
法としては、従来から公知のいずれの方法も採用するこ
とができる。一般には、前記ポリエステル樹脂組成物よ
り成形したフィルムまたはシートなどの蒸成形体をその
まま、あるいは組成物のガラス転移点以下の温度に冷却
して固化させたのちにガラス転移点ないし融点、好まし
くはガラス転移点ないしガラス転移点よりも80℃高い
温度の範囲で延伸処理が施される。また延伸成形体のヒ
ートセット処理は、前記延伸温度ないしそれより高い温
度で短時間加熱することにより行なわれる。
このポリエステル樹脂組成物の延伸成形体を製造する方
法として、蒸成形体がフィルムまたはシートである場合
、利用することができる延伸法の例としては、未延伸の
フィルムまたはシートを一軸方向に延伸する方法(−軸
延伸法)、縦軸方向に延伸した後、さらに横軸方向に延
伸する方法(二軸延伸法)、縦軸方向および横軸方向に
同時に延伸する方法(同時二軸延伸法)、二軸延伸した
後に、さらにいずれかの一方向に逐次延伸を繰返す方法
、二軸延伸した後に、さらに両方向に延伸する方法、フ
ィルムまたはシートと金型とにより形成される空間を減
圧することによって延伸成形するいわゆる真空成形法な
どを挙げることができる。ここで、ポリヒドロキシポリ
エーテルを用いて一軸延伸する場合の延伸倍率は、通常
は、1.1〜10倍、好ましくは1.2〜8倍、特に好
ましくは1.5〜7倍の範囲である。また二軸延伸して
成形体を製造する場合の延伸倍率は、横軸方向に、通常
、1.1〜8倍、好ましくは1.2〜7倍、特に好まし
くは1.5〜6倍の範囲であり、横方向に、通常、1.
1〜8倍、好ましくは1.2〜7倍、特に好ましくは1
.5〜6倍の範囲である。
また、これらのポリエステル樹脂組成物の延伸成形体は
他の樹脂と積層した形態で製造することも可能である。
ポリエステル樹脂組成物からなる層を含む延伸積層体の
製造方法としては、ポリエステル樹脂組成物のフィルム
またはシートなどの蒸成形体を他の樹脂のフィルムまた
はシートなどの蒸成形体と積層した後、延伸する方法お
よびポリエステル樹脂組成物の延伸成形体に他の樹脂の
フィルムまたはシートを接着する方法などを挙げること
ができる。
このようにして得られたポリエステル樹脂組成物の延伸
成形体は、機械的強度、透明性およびガスバリヤ−性な
どの性質に優れているので、フィルム、シート、管状体
、容器、瓶などの形状で使用することができる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体用プリフォームは
、前記のポリエステル樹脂組成物から形成されている。
このようなな延伸中空成形体用プリフォームは、従来か
ら利用されている方法により製造することができる。
たとえば、前記ポリエステル樹脂組成物からなる管状物
を成形加工することにより本発明のポリエステル中空成
形体用プリフォームを得ることができる。
本発明のポリエステル延伸中空成形体は、前記ポリエス
テル樹脂組成物から形成される延伸中空成形体である。
この延伸中空成形体は、たとえば、前記延伸中空成形体
用プリフォームを延伸ブロー成形することにより製造す
ることができる。
本発明の延伸中空成形体は、−軸延伸成形体であっても
、二軸延伸成形体であってもよい、特に本発明において
は、二軸延伸することにより、中空成形体の機械的強度
およびガスバリヤ−性が向上する。
本発明において、延伸中空成形体の延伸倍率は、前記ポ
リエステル樹脂組成物の延伸成形体における延伸倍率を
そのまま適用することができる。
本発明におけるポリニストル延伸中空成形体は、前記ポ
リエステル中空成形体用プリフォームを延伸ブロー成形
することにより製造することができる。延伸ブロー成形
方法としては、前記組成物における延伸温度の範囲内で
上記のプリフォームを縦軸方向に延伸した後、さらにブ
ロー成形することによって、横軸方向に延伸する方法(
二輪延伸ブロー成形法)などを挙げることができる。
本発明のポリエステル樹脂組成物からなる中空成形体は
、機械的強度、透明性およびガスバリヤ−性に優れてい
るので種々の用途に利用することができる。特に本発明
の二軸延伸ブロー成形容器は、ガスバリヤ−性に優れて
いるので、調味料、油、酒類、化粧品、洗剤などの容器
として使用することができるのは勿論、コーラ、サイダ
ービール等のスパークリング飲料の容器に適している。
すなわち、本発明の延伸成形体を用いることにより、従
来の容器のように容器の肉厚を厚くすることなく、賞味
期間を延長することができる。
(以下余白) 魚凹しと気工 本発明で用いられるポリヒドロキシポリエーテルは、分
子の末端にグリシジル基が存在しておらず、末端が完全
に封止されているので、成形特熱安定性が非常に良好で
あり、また透明性が非常に良好である。さらに、このよ
うに末端を封止することによって、ポリヒドロキシポリ
エーテルの機械的強度などのポリヒドロキシポリエーテ
ルの優れた特性が低下することがない。
さらに、本発明で用いられるポリヒドロキシポリエーテ
ルは、末端にグリシジル基を有してないために、たとえ
ば、溶融状態にして成形する場合あるいは他の樹脂と混
合する場合のように反応が進行しやすい状態にこのポリ
ヒドロキシポリエーテルがおかれた場合にも、反応が進
行することがない。
このような特性を有するポリヒドロキシポリエーテルを
含む本発明のポリエステル樹脂組成物は、非常に良好な
成形特熱安定性を有すると共に、透明性およびガスバリ
ヤ−性も優れている。また、本発明のポリエステル樹脂
組成物を用いて得られた延伸中空成形体用プリフォーム
は成形性に優れている。従って、このようなプリフォー
ムを用いて得られる。中空成形体は、良好に成形をする
ことができると共に、特に透明性およびガス、バリヤー
性に優れている。
[実施例] 次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。なお
、実施例および比較例において用いたポリヒドロキシポ
リエーテルは、それぞれ参考例およびり比較参考例に示
す通りに製造した。さらに、実施例、参考例、比較例お
よび比較参考例において、特に限定しないかぎり「部」
との表現は「重量部」を意味する。
また、ポリヒドロキシポリエーテルの性能評価は以下に
記載する方法に従って行なった。
l匡立羞 ポリヒドロキシポリエーテルの組成は、得られたポリヒ
ドロキシポリエーテルの磁気共鳴スペクトルを測定する
ことによって定めた。
極限粘度[η]は、0−クロロフェノール中25℃で測
定した。
ガラス転移温度は、得られたポリヒドロキシポリエーテ
ルを溶融流動状態になるまで加熱した後、室温にまで急
冷して得られた樹脂試料を示差走査型熱量計を用いて昇
温速度10℃/分で測定して求めた。
機械的性質は、常法に従ってインストロン式引張試験機
を用いて測定した。
ガスバリヤ−性は、酸素ガス透過係数を、モコン(HO
CON)社製オキシトラン(OXTRAN)装置を用い
、また炭酸ガス透過係数をモコン(HOCON)社製バ
ー7 トラン(PERHATRAN) C−IV装置を
用いて、それぞれ25℃で測定し、この値で評価した。
屈折率は、アタゴ■製アツベ屈折率計302型を用いて
、25℃でナトリウムD線によって測定した。
色相は、日本重色工業■製ND−1001DP型色差計
を用いて測定した。
曇り度は、日本電色工業■製N D H−20D型ヘイ
ズメーターを用いて測定した。
11且ユ 撹拌機、留出留分を分液した際、下層のみを反応槽に戻
す分液器を装備した蒸留装置および連続液体供給装置を
装備した反応槽中にハイドロキノン2202部およびエ
ピクロルヒドリン5550部を装填し、撹拌下に系の温
度を約65℃に保ちながら約90分間をかけて50%水
酸化ナトリウム水溶液663部を連続的に添加し、添加
終了後さらに60分間反応を継続させた。次いで、約7
0℃に保ち、そして系を約200nmHQの減圧にしな
がら50%水酸化ナトリウム水溶液2470部を約12
0分間をかけて連続的に供給した。このとき未反応のエ
ピクロルヒドリンと水とが共沸して蒸留されるので水を
留去し、エピクロルヒドリンは系中に返還された。
このような操作を50%水酸化ナトリウム水溶液供給後
、さらに約60分間継続して行なった。
次いで、系の温度を約120℃に上げるとともに、系の
減圧度をさらに約5■H(+まで高めて、未反応のエピ
クロルヒドリンを完全に系外に留去した。
次いで、この系を常圧にもどすとともに約100℃まで
降温し、さらにその系に混合キシレン5420部および
水7500部を添加してよく撹拌し、静置すると二層に
分離した。
分離した下層の水の層を除去し、さらにこの系に6%水
酸化ナトリウム水溶液422部を添加して、約70℃で
約120分間さらに良く撹拌した。
この系はアルカリ性を示すので、ついで10%リン酸二
水素ナトリウム水溶液を1536部添加して約90℃で
約30分間中和反応を行なった。
系の温度を約140℃まで昇温するとともに系の減圧度
を約300+wHgまで上げて、系中に存在する水をト
ルエンとともに共沸蒸留によってほぼ完全に留去し、反
応物が約70%である混合キシレン溶液を調製した0次
いでこの溶液をr遇することによって、系中に析出して
いる塩化ナトリウムおよび少量副成する反応物のゲルを
分離除去しな。
ついで、反応物を再び約150℃で約l−Hgの減圧の
もと約60分間蒸留操作を行なうことにより、混合キシ
レンをも完全に留去した。
反応終了後、反応物を冷却し、さらに粉砕することによ
り、反応生成物を粉体にして回収した。
このようにして得られた反応物は、4026部であり、
この反応物を分析の結果、エポキシ当量が135.Or
/130(エポキシ基含有量7.69eq/ kg )
の主にハイドロキノンジグリシジルエーテルおよびそれ
にハイドロキノンとエピクロルヒドリンとの各1個から
誘導される構造成分単位が付加したオリゴマーから構成
されていた。
上記のようにして製造されたハイドロキノンジグリシジ
ルエーテルおよびそのオリゴマー270部、ハイドロキ
ノン59.5部、フェニルハイドロキノン74.5部、
シクロへキサノン173部および水酸化テトラエチルア
ンモニウムの20%水溶液0.7部を撹拌装置および還
流装置を装備した反応槽に仕込み、槽内を充分に窒素置
換したのち、窒素雰囲気下撹拌下に約150℃まで昇温
し、約120分間反応させた。このとき反応系より発生
する蒸発物ば還流させて系に戻した。
さらに還流下に約170℃に昇温して約120分間反応
させた。このようにして得られた反応液から少量の反応
液を採集した。この反応液を、約120℃で減圧下に操
作し、最終的には約11H(]の真空下まで圧力を低下
させて溶媒シクロヘキサノンなどの蒸発物を除去して、
反応生成物を単離した。
この単離した反応生成物を分析した結果、この反応生成
物は極限粘度[η]が0.58 d、!! /lであり
、また末端基の約90%はグリシジル基であり、残りの
約10%はp−ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロキシ
−3−フェニル−フェニル基あるいは4−ヒドロキシ−
2−フェニル−フェニル基を主体とするポリヒドロキシ
ポリエーテルであることがわかった。
サンプリングをした残りの反応液に対して4−エチルフ
ェノール36.7部および水酸化テトラエチルアンモニ
ウムの20%水溶液0.2部の混合液を添加して、再び
還流下に約170℃で約120分間撹拌下に反応させた
。ついで、系の還流を止め、留出物は系外に留去される
ように装置を変更したのち、温度を約170℃から25
0℃まで約60分間をかけて昇温するとともに、留出物
の発生が止った時点で、系を減圧に操作して最終的には
、系を約2 m HOまで減圧にした。
さらに約250℃で約2 me H(]の減圧下約60
分間保持して、溶媒シクロヘキサノンや末端基封止剤と
して用いた4−エチルフェノールの未反応のものなど蒸
発物を完全に留去させた。
系を窒素によって常圧にもどし、この反応生成物を反応
槽からストランド状に抜き出し、水中に浸漬して冷却し
たのち、裁断してベレット化し、得られたペレットを約
50℃で減圧下に乾燥した。
このようにして得られたベレットを分析した結果、極限
粘度[η]は0.57dj/gであり、またガラス転移
温度は57℃であり、またその末端基の約80%は4−
エチルフェニル基であり、また残りの末端基(約20%
)は、主にp−ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロキシ
−2−フェニルーフー工ニル基あるいは4−しドロキシ
−3−フェニル−フェニル基であり、またグリシジル基
は完全に消滅されたハイドロキノンとフェニルハイドロ
キノンとの割合が82:18であるポリヒドロキシポリ
エーテルであった。
またそのペレットの色相を調べた結果、明度(L値)は
57.5であり、また黄着色度(b値)は13.9であ
った。
さらに、そのポリヒドロキシポリエーテルをプレス成形
機によって約200 ’CH50kg/cdの条件で圧
縮成形して厚みが約200μのシートを作製した。
このプレスシートの曇り度(HARE )は2.0%で
あり、透明性が優れていた。またこのシートの屈折率は
1.602であった。またこのシートの機械的性質を測
定した結果は、引張破断強度450kg/aa、引張破
断伸び80%、および引張弾性率26000に+r/a
Jであり、強度が優れたものであった。さらにそのガス
バリヤ−性を調べた結果、炭酸ガス透過係数は0.84
m1・m / rrr・day −atll 、また酸
素ガス透過係数は0.26m1・噛/ば・day−at
llであった。
つぎにこのプレスシートを二軸延伸装置を用いて温度約
り0℃〜約85℃、10m/SeCの条件で縦軸方向お
よび横軸方向にそれぞれ3倍に同時延伸した結果、厚み
が約22μmの二軸延伸フィルムが作製できた。このフ
ィルムの機械的性質を測定した結果は、引張破断強度が
480kg/ad、伸び42%、および引張弾性率32
000ht/dであった。
さらにこの二軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定し
た結果、炭酸ガス透過係数は0.81m1− ma/r
rr −day −atn 、また酸素ガス透過係数は
0、24a+l ・m/rrf・day −atllで
あった。
11匠lユ1 参考例1において、フェニルハイドロキノンのかわりに
表1に記載したの三核芳香族ジオールを表1に記載した
量で用い、またシクロヘキサノンを表1に記載した量で
使用し、さらに4−エチルフェノールの代わりに表1に
記載したー価芳香族アルコールを末端封止剤として使用
し、その使用量を表1に記載の量で用いる以外は、同様
にしてハイドロキノンと表1記載の芳香族ジオールとの
コポリヒドロキシポリエーテルをそれぞれ製造した。
それらのコポリヒドロキシポリエーテルの性状は表1記
載の通りであった。
これらのコポリヒドロキシポリエーテルの末端基におい
て、表1記載の末端基以外のものはいずれもハイドロキ
ノンに由来する4−ヒドロキシフェニル基および三核芳
香族ジオールに由来する基が主体であり、いずれのポリ
ヒドロキシポリエーテル中にもグリシジル基は含有され
ていなかった。
さらに、これらのコポリヒドロキシポリエーテルを用い
て、参考例1と同様にして作製したプレスシートおよび
二軸延伸フィルムの物性はそれぞれ表1記載の通りであ
った。
髪遣lヱ旦 参考例3において、ハイドロキノンジグリシジルエーテ
ルおよびそのオリゴマーに対するハイドロキノンの使用
量を表2記載の通りとし、また溶媒シクロヘキサノンの
使用量を表2記載の通りとし、さらにフェノールの使用
量を表2記載の通りとする以外は、同様にしてハイドロ
キノンと2.6−ナフタリンジオールとのコポリヒドロ
キシポリエーテルを製造した。
これらのコポリヒドロキシポリエーテルの性状は、表2
記載の通りであった。
これらのコポリヒドロキシポリエーテルは、末端基は主
にフェニル基であり、フェニル基以外の末端基としては
、主に4−ヒドロキシフェニル基および6−ヒドロキシ
−2−ナフトエ基であり、いずれもグリシジル基はまっ
たく含有されていなかった。
さらにこれらのコポリヒドロキシポリエーテルを用いて
、参考例3と同様にして作製したプレスシートおよび二
軸延伸フィルムの物性はそれぞれ表2記載の通りであっ
た。
東ヱ1巳は二しユ 参考例4において、水酸化テトラエチルアンモニウムの
20%水溶液のかわりに、表3記載の触媒を表3記載の
1用いるとともに、ρ−メトキシフェノールとともに表
3記載の触媒を表3記載の量添加する以外は同様にして
、ハイドロキノンと4.4−ジヒドロキシジフェニルと
のコポリヒドロキシポリエーテルを製造した。
これらのコポリヒドロキシポリエーテルの性状は、表3
記載の通りであった。またこれらのコポリヒドロキシポ
リエーテルの末端基は、主に4−メトキシフェニル基で
あり、4−メトキシフェニル基以外の末端基は4−ヒド
ロキシフェニル基および4−(4°−ヒドロキシ)ジフ
ェニル基であり、いずれもグリシジル基はまったく含有
されていなかった。
さらに、これらのコポリヒドロキシポリエーテルを用い
て、参考例4と同様にして作製したプレスシートおよび
二軸延伸フィルムの物性はそれぞれ表3記載の通りであ
った。
髪11巳二辷Σ上A 参考例4において、ハイドロキノンジグリシジルエーテ
ルおよびそのオリゴマーと反応させるために用いるハイ
ドロキノンおよび4,4゛−ジヒドロキシジフェニルの
量をそれぞれ表4記載の通りとし、またシクロヘキサノ
ンの量を表4記載の通りとする以外は同様にして、ハイ
ドロキノンと4.4゜−ジヒドロキシジフェニルとのコ
ポリヒドロキシポリエーテルを製造した。
これらのコポリヒドロキシポリエーテルの性状は、それ
ぞれ表4記載の通りであった。またこれらのコポリヒド
ロキシポリエーテルの末端基は、主に4−メトキシフェ
ニル基であり、4−メトキシフェニル基以外の末端基は
、主に4−ヒドロキシフェニル基および4’−(4°−
ヒドロキシ)ジフェニル基をであり、いずれもグリシジ
ル基はまったく含まれていなかった。
さらに、これらのコポリヒドロキシポリエーテルを用い
て、参考例4と同様にして作製したプレスシートおよび
二輪延伸フィルムの物性はそれぞれ表4記載の通りであ
った。
上皇」しL匠1 参考例1において、ハイドロキノンジグリシジルエーテ
ルおよびそのオリゴマーと反応させるフェニルハイドロ
キノンを用いずに、ハイドロキノンのみを103.5部
用い、またシクロヘキサノンの量を160部とする以外
は、同様にしてハイドロキノンポリヒドロキシポリエー
テルを製造した。
得られたハイドロキノンポリヒドロキシポリエーテルの
性状は、極限粘度[ηコが0.55dJ/gであり、ま
たガラス転移温度は62℃であり、またその末端基の約
80%は主にフェニル基であり、また残り(約20%)
は主に4−ヒドロキシフェニル基であり、またグリシジ
ル基は完全に消滅された構造を有していた。
このペレットの色相を調べた結果、明度(L値)は62
.3であり、黄着色度(b値)は13.5であった。
また、このハイドロキノンポリヒドロキシポリエーテル
の参考例1と同様にプレス成形して作製したプレスシー
トの曇り度(IIAZE)は2.5%であり、また屈折
率は1.597であった。
またこのシートの機械的性質を測定した結果は、引張破
断強度455bg/J、伸び78%および引張弾性率2
9000kg/−であった。さらにその炭酸ガスバリヤ
−性を測定した結果、透過係数は0 、76ml ・t
m/rr?−day Hatllであツタ。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μの二軸延伸フィルムの機械
的性質を測定した結果は、引張破断強度465kg/c
d、伸び37%および引張弾性率34000kg/aJ
であった。
さらにとの二軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定し
た結果、炭酸ガス透過係数は0.75m1− yes/
 rrr−daV −atll 、また酸素ガスバリヤ
−性は0 、21 ml ・關7’rrr−day H
atmであった。
11皿工二 参考例1におけるハイドロキノンジグリシジルエーテル
およびそのオリゴマーの製造において、ハイドロキノン
のかわりにハイドロキノン1541部とレゾルシン66
1部との混合物を用いる以外は、同様に反応させて、ハ
イドロキノンおよびレゾルシンのジグリシジルエーテル
およびそれらのオリゴマーを製造しな。
得られたハイドロキノンとレゾルシンとのジグリシジル
エーテルおよびそれらのオリゴマーの収量は3988部
であり、またそれらのエポキシ当量は139g/III
Q(エポキシ基含有量ニア。19eQ/kg)であった
ついで上記のハイドロキノンおよびレゾルシンのジグリ
シジルエーテルおよびそれらのオリゴマー278部、ハ
イドロキノン59.5部、1.4−シヒドロキシナフタ
レン64.1部、メチルイソブチルケトン214部およ
び水酸化テトラエチルアンモニウムの20%水溶液0.
7部を撹拌装置および加圧下に還流できる装置を装備し
たオートクレーブに仕込み、槽内を充分に窒素置換した
のち、窒素雰囲気下撹拌下に約150℃まで昇温し、約
120分間反応させた。
このときの系の圧力は約2.81qr/cdであり、溶
媒メチルイソブチルゲトンはゆるやかに還流していた。
ついでこの系を約170”Cまで昇温し、約120分間
反応させた。このときの系の圧力は約5.2kg/−で
あり、このときもメチルイソブチルゲトンがゆるやかに
還流するように調節した。
この系にp−クレゾール32.4部を圧入し、さらに約
170℃で約120分間反応させた。
ついで、系を徐々に脱圧するとともに、蒸発する溶媒メ
チルイソブチルゲトンなどの蒸発物は、凝縮器を通して
冷却液化させ、系外に留去させた。
反応系の温度を約170℃から約250℃まで約60分
間をかけて昇温するとともに、系を減圧に操作して最終
的には系を約2 mr H(Jまで減圧にした。ついで
さらに約250℃で約2 nm HQの減圧下約60分
間保持して、溶媒メチルイソブチルゲトンおよび末端封
止剤として用いたp−クレゾールの未反応のものなど蒸
発物を完全に系外に留去した。
ついで系を窒素によって常圧にもどし、その反応生成物
をオートクレーブからストランド状に抜き出し、水中に
浸漬して冷却したのち裁断してベレット化した。
このようにして得られたベレットを分析した結果、極限
粘度[η]は0.566j/gであり、またガラス転移
温度は55℃であり、またその末端基の約80%はo−
トリル基であり、また残りの約10%はp−ヒドロキシ
フェニル基および1−ヒドロキシフェニル基を主体とす
るものであり、またグリシジル基は完全に含有されてい
ないハイドロキノンとレゾルシンと1.4−ジしドロキ
シナフタレンとの割合が64:18:isであるコポリ
ヒドロキシポリエーテルであった。
このベレットの明度(L値)は56.9であり、また黄
着色度(b値)は13.7であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを用いて参考
例1と同様にプレス成形して作製した厚みが約200μ
mのプレスシートの曇り度(IIA2E)は1.9%で
あり、またその屈折率は1.601であった。またこの
プレスシートの引張破断強度は440kg/cjであり
、伸びは80%であり、引張弾性率は27000hg/
−であった。またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数
は0.75m1・、/d −day −atllであっ
た。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μの二軸延伸フィルムの引張
破断強度は490kt/d、伸びは48%、引張弾性率
は33000kir/aaであった。
さらにその二軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定し
た結果は、炭酸ガス透過係数は0.73m1 ・tm 
/ rr?−da’l −ajll 、また酸素ガス透
過係数は0 、23ml ・nun/rtf ・day
 Hatllであった。
11匹上玉 参考例15のコポリヒドロキシポリエーテルの製造にお
いて、原料とし、用いた1、4−ジヒドロキシナフタレ
ンのかわりに4,4°−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル80.9部を用い、さらに末端封止剤として用いたp
−クレゾールのかわりにp−メトキシフェノール37.
2部を用いる以外は同様にしてハイドロキノン、レゾル
シンおよび4,4°−ジヒドロキシジフエニルエーテル
のコポリヒドロキシポリエーテルのベレットを製造しな
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度。
[η]は0.60dj/gであり、ガラス転移温度は6
2℃であり、またその末端基の約80%はp−メトキシ
フェニル基で封止されており、またグリシジル基はまっ
たく含有されていないハイドロキノンとレゾルシンと4
.4−ジヒドロキシジフェニルエーテルとの割合が65
:18:18であるコポリヒドロキシポリエーテルであ
った。そのベレットの明度(L値)は64.5であり、
また黄着色度(b値)は9.6であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HARE )は2.4%であり、
またその屈折率は1.603であった。またこのプレス
シートの引張破断強度は460kt/dであり、伸びは
87%であり、引張弾性率は29000kr/cdであ
った。まなこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.
98m1・鴎/d −day −atlであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は490kg/−2伸びは45%、引張弾性
率は34000 kg/aJテアッた。さらにその二軸
延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果、炭酸ガ
ス透過係数は0.95m1・間/rrr −day −
ati 、また酸素ガス透過係数は0 、28cal−
am/nf−day Hatiであった。
11叢11 参考例1におけるポリヒドキシポリエーテルを製造した
ときに用いたのと同じ装置を用いて、参考例15におけ
るハイドロキノンおよびレゾルシンのジグリシジルエー
テルおよびそのオリゴマー278部、ハイドロキノン5
9.5部、2.6−ナフタリンシオール64.1部、シ
クロへキサノン172部および水酸化テトラエチルアン
モニウムの20%水溶液0.7部を仕込んで、参考例1
と同様に反応し、さらにフェノール28.2部で末端封
止反応を行なって、ハイドロキノン、レゾルシンおよび
2.6−ナフタリンジオールのコポリヒドロキシポリエ
ーテルのベレットを製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.57dj/、であり、ガラス転移温度は67°Cで
あり、またその末端基の約80%はフェニル基で封止さ
れており、グリシジル基はまったく含有されていないハ
イドロキノンとレゾルシンと2,6−ナフタリンジオー
ルとの割合が64:18:18であるコポリヒドロキシ
ポリエーテルであった。またそのベレットの色相を測定
した結果、明度(L値)は61.9であり、また黄着色
度(b値)は10.5であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを用いて参考
例1と同様にプレス成形して作製した厚みが約200μ
mのプレスシートの曇り度(HAZE )は2.9%で
あり、またその屈折率は1.612であった。またこの
プレスシートの引張破断強度は490にぎ/−であり、
伸びは76%であり、引張弾性率は30000kg/−
であった、まなこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は
0.57m1・nan/ rd−day  Hatll
であった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は510kg/cd、伸びは44%、引張弾
性率は36000ksr/−であった。
さらにその二軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定し
た結果は、炭酸ガス透過係数は0.55m1・閤/d 
−day −atll 、また酸素ガス透過係数は0 
、20ml ・w/ rd−day Hatiであった
11豆工旦ニユユ 参考例17において、2.6−ナフタリンジオールのか
わりに表5記載の三核芳香族ジオールを表5記載の通り
用い、また溶媒シクロヘキサノンの量を表5記載の通り
とし、さらにフェノールのかわりに表5記載の一価の芳
香族アルコールを表5記載の通りに用いる以外は同様に
してコポリヒドロキシポリエーテルを製造した。
これらのコポリヒドロキシポリエーテルの性状はそれぞ
れ表5記載の通りであった。またこれらのコポリヒドロ
キシポリエーテルの末端基においてはいずれもジグリシ
ジルエーテルは含まれていなかった。
さらに、これらのコポリヒドロキシポリエーテルを用い
て、参考例1と同様にして作製したプレスシートおよび
二軸延伸フィルムの物性は、それぞれ表5記載の通りで
あった。
髪Aヱ[L旦 参考例1におけるハイドロキノンジグリシジルエーテル
およびそのオリゴマーの製造において、ハイドロキノン
のかわりにハイドロキノン881部およびレゾルシン1
321部の混合物を用いる以外は同様に反応させて、ハ
イドロキノンおよびレゾルシンのジグリシジルエーテル
およびそれらのオリゴマーを製造した。
得られたハイドロキノンおよびレゾルシンのジグリシジ
ルエーテルおよびそれらのオリゴマーの収量は3970
部であり、またそれらのエポキシ当量は144g/eQ
(エポキシ含有率6,94ea/ ht )であった。
ついで上記のハイドロキノンおよびレゾルシンのジグリ
シジルエーテルおよびそれらのオリゴマー288部、ハ
イドロキノン59,5部、2.6−ナフタリンシオール
64.1部、シクロへキサノン176部および水酸化テ
トラエチルアンモニウムの20%水溶液0.7部を参考
例1におけるポリヒドロキシポリエーテルを製造したと
きに用いたと同じ装置に仕込んで、参考例1と同様に反
応し、さらにフェノール28.2部を用いて末端封止反
応を行なって、ハイドロキノン、レゾルシンおよび2.
6−ナフタリンジオールのコポリヒドロキシポリエーテ
ルのベレットを製造した。
そのベレ・yトの分析を行なった結果、極限粘度[η]
は0.631j/+rであり、ガラス転移温度は64℃
であり、またその末端基の約80%はフェニル基で封止
されており、またグリシジル基はまったく含有されてい
ないハイドロキノンとレゾルシンと2,6−ナフタリン
ジオールとの割合が47:36:17であるコポリヒド
ロキシポリエーテルであった。またそのベレットの色相
を測定した結果、明度(L値)は60.6であり、また
黄着色(b値)は10.4であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は2.2%であり、
またその屈折率は1.611であった。またこのプレス
シートの引張破断強度は470kg/−であり、伸びは
79%であり、引張弾性率は29000kg/adであ
った。またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.
56m1−m+/rr? −day −atriであっ
た。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二輪延伸フィルムの引
張破断強度は490kg/cd、伸びは48%、引張弾
性率は35000に+r/aJであった。さらにその二
軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭
酸ガス透過係数は0、54m1・m/r+f−day 
−atn 、また酸素ガス透過係数は0 、20ml 
・tm/ rrf−day Hajllであった。
1ヱ」」」=Σlユ 参考例20において用いたと同じハイドロキノンおよび
レゾルシンのジグリシジルエーテルおよびそれらのオリ
ゴマー288部を用いるとともに、ハイドロキノンの使
用量を表6記載の通りとし、またハイドロキノンの一部
をレゾルシンにかえて表6記載の使用量を用い、また2
、6−ナフタリンジオールのかわりに表6記載の三核芳
香族ジオールを表6記載の通り用い、さらに溶媒シクロ
ヘキサノンの使用量を表6記載の通りとする以外は、参
考例20と同様に反応して、さらに表6記載の一価芳香
族アルコールを表6記載の通り用いて末端封止してコポ
リヒドロキシポリエーテルのベレットを製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、コポリヒドロキシ
ポリエーテルの性状は、表6記載の通りであり、いずれ
もグリシジル基はまったく含まれていないことが確認さ
れた。
またそのベレットを参考例1と同様にプレス成形して作
製した厚みが約200μmのプレスシートの物性は、そ
れぞれ表6記載の通りであった。
また、それらのプレスシートを用いて参考例1と同様に
二軸延伸して作成した二輪延伸フィルムの物性はそれぞ
れ表6記載の通りであった。
之薦」し111 参考例15のコポリヒドロキシポリエーテルの製造にお
いて、1.4−ナフタリンジオールを用いず、またハイ
ドロキノンの使用量を103.5部とし、また溶媒シク
ロヘキサノンの使用量を164部とする以外は、同様に
反応させ、さらにフェノール28.2部を用いて末端封
止してハイドロキノンとレゾルシンとのコポリヒドロキ
シポリエーテルのベレットを製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.57dJ/gであり、ガラス転移温度は60℃であ
り、またその末端基の約80%はフェニル基で封止され
ており、またグリシジル基はまったく含有されておらず
、ハイドロキノンとレゾルシンとの割合が82:18で
あるコポリヒドロキシポリエーテルであった。
またそのベレットの色相を測定した結果、明度(L値)
は64.0であり、また黄着色度(b値)は9.6であ
った。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE)ハ2.4%であり、ま
たその屈折率は1.596であった。またこのプレスシ
ートの引張破断強度は430br/−であり、伸びは8
1%であり、引張弾性率は27000に+r/dであっ
た。またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.7
4m1−+n+/rd −day −atllであった
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二輪延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は450kg/cd、伸びは47%、引張弾
性率は33000kg/aJであった。さらにその二軸
延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭酸
ガス透過係数は0 、74ml ・rm/rd −da
y −all 、また酸素ガス透過係数は0゜21 m
l ・nm/ nf−day Hatllであった。
塩!JしL鰻重 参考例20のコポリヒドロキシポリエーテルの製造にお
いて、1.4−ナフタリンジオールを用いず、またハイ
ドロキノンの使用量を103.5部とし、また溶媒シク
ロヘキサノンの使用量を168部とする以外は同様に反
応し、さらにフェノール28.2部を用いて末端封止し
てハイドロキノンとレゾルシンとのコポリヒドロキシポ
リエーテルのベレットを製造した。
そのベレ・ットの分析を行なった結果、極限粘度[η]
は0.58 dJ /lであり、ガラス転移温度は58
℃であり、またその末端基の約80%はフェニル基で封
止されており、またグリシジル基はまったく含有されて
おらず、ハイドロキノンとレゾルシンとの割合が64 
: 36であるコポリヒドロキシポリエーテルであった
。そのベレットの色相を測定した結果、明度(L値)は
63.1であり、また黄着色度(b値)は10.4であ
った。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は2.2%であり、
またその屈折率は1.596であった。またこのプレス
シートの引張破断強度は410kg/aJであり、伸び
は85%であり、引張弾性率は26000kg/−であ
った、またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.
74m1・■/ rrr −day −atrxであっ
た。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は420kg/ad、伸びは47%、引張弾
性率は32000kg/−であった、さらにその二軸延
伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭酸ガ
ス透過係数は0 、75a+l ・rm/rd−day
 Hatll 、また酸素ガス透過係数は0.22m1
・fi/rf−day−atIIであった。
止鳳」し11ユ 参考例20のコポリヒドロキシポリエーテルの製造にお
いて、ハイドロキノンのかわりにレゾルシン37.4部
を用い、また2、6−ナフタリンジオールの使用量を9
6.1部とし、さらに溶媒シクロヘキサノンの使用量を
181部とする以外は同様に反応し、さらにフェノール
28.2部を用いて末端封止してハイドロキノン、レゾ
ルシンおよび2.6−ナフタリンジオールのコポリヒド
ロキシポリエーテルのベレットを製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.53dJ/gであり、ガラス転移温度は46℃であ
り、またその末端基の約80%はフェニル基で封止され
ており、またグリシジル基はまったく含有されておらず
、ハイドロキノンとレゾルシンと2.6−ナフタリンジ
オールとの割合が24:51:25であるコポリヒドロ
キシポリエーテルであった。またそのベレットの色相を
測定した結果、明度(L値)は58.7であり、また黄
着色度(b値)は14.6であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE ”)は2.7%であり
、またその屈折率は1.613であった。しかしこのプ
レスシートの引張破断強度は260に+r/dであり、
伸びは93%であり、引張弾性率は19000kg/−
であり、シートの強度の面では参考例で示したコポリヒ
ドロキシポリエーテルに比べて劣っていた。
また、このプレスシートを用いて参考例1と同様の条件
で二軸延伸フィルムの作製を試みたが、均一な延伸がで
きなかった。
工1艶工且至 参考例20のコポリヒドロキシポリエーテルの製造にお
いて、ハイドロキノンのかわりにレゾルシン59.5部
を用い、また2、6−ナフタリンジオールのかわりに4
.4°−ジヒドロキシジフェニル74.5部を用い、さ
らに溶媒シクロへキサノンの量を181W6とする以外
は同様にして反応し、さらにフェノールのかわりにp−
メトキシフェノール37.2部を用いて末端封止して、
ハイドロキノンとレゾルシンおよび4,4°−ジヒドロ
キシジフェニルとのコポリヒドキシポリエーテルのベレ
ットを製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.52dl/rであり、ガラス転移温度は33℃であ
り、またその末端基の約80%はp−メトキシフェニル
基で封止されており、またグリシジル基はまったく含有
されておらず、ハイドロキノンとレゾルシンと4,4°
−ジヒドロキシジフェニルとの割合が24:59:17
であるコポリヒドロキシポリエーテルであった。またそ
のベレットの色相を測定した結果、明度(L値)は59
.0であり、黄着色度(b値)は15.5であった。
つぎに、このコポリヒドロキシポリエーテルを用いて、
参考例1と同様にプレス成形を試みた。
その結果、得られたプレスシートは常温では軟らかく、
容易に変形を起こし、また少しの加熱で粘着性を示し、
参考例において示したプレスシートとは性状を興にして
いた。
11且l二 参考例1におけるハイドロキノンジグリシジルエーテル
およびそのオリゴマーの製造において、ハイドロキノン
のかわりにフェニルハイドロキノン3724部を用いる
以外は同様に反応させて、フェニルハイドロキノンのジ
グリシジルエーテルおよびそのオリゴマーを製造した。
得られたフェニルハイドロキノンのジグリシジルエーテ
ル及びそのオリゴマーの収量は5436部であり、また
そのエポキシ当量は173g/8Q(エポキシ含有量:
’ 5 、78eQ/kg)であった。
ついで、参考例1におけるハイドロキノンジグリシジル
エーテルおよびそのオリゴマー222部、上記のフェニ
ルハイドロキノンのジグリシジルエーテルおよびそのオ
リゴマー138.4部、ハイドロキノン103.5部、
溶媒シクロへキサノン202部および水酸化テトラエチ
ルアンモニウムの20%水溶液0.7部を参考例1にお
けるコポリヒドロキシポリエーテルを製造したときに用
いたと同じ装置に装填して、参考例Iと同様に反応し、
さらにフェノール28.2部を用いて末端封止反応を行
なって、ハイドロキノンおよびフェニルハイドロキノン
のコポリヒドロキシポリエーテルのベレットを製造した
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0,63dj/gであり、ガラス転移温度は55℃であ
り、またその末端基の約80%はフェニル基で封止され
ており、またグリシジル基はまったく含有されておらず
、ハイドロキノンとフェニルハイドロキノンとの割合が
77:23であるコポリヒドロキシポリエーテルであっ
た。そのペレットの色相を測定した結果、明度(L値)
は58.1であり、黄着色度(b値)は12.1であっ
た。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は1.8%であり、
またその屈折率は1.603であった。またこのプレス
シートの引張破断強度は370kt/−であり、伸びは
93%であり、引張弾性率は24000kt/dであっ
た。またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.8
6rol・1/rd −day −atlであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は420klH/cj、伸びは65%、引張
弾性率は290001qr/dであった。さらにその二
軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭
酸ガス透過係数は0、86ml−ttm/rd−day
 Hatm 、また酸素ガス透過係数は0 、27ml
 ・rawh/rrr −day Hatnであった。
W旦 参考例1におけるハイドロキノンジグリシジルエーテル
およびそのオリゴマーの製造において、ハイドロキノン
のかわりに2,6−ナフタリンジオール3204部を用
いる以外は同様に反応させて、2.6−ナフタリンジオ
ールのジグリシジルエーテルおよびそのオリゴマーを製
造した。
得られた2、6−ナフタリンジオールのジグリシジルエ
ーテルおよびそのオリゴマーの収量は、5540部であ
り、そのエポキシ当量は182g/eQ(エポキシ含有
量: 5.49eQ/kg)であった。
ついで参考例1におけるハイドロキノンジグリシジルエ
ーテルおよびそのオリゴマー222部、上記の2.6−
ナフタリンジオールのジグリシジルエーテルおよびその
オリゴマー145.2部、ハイドロキノン103.5部
、溶媒シクロへキサノン205部および水酸化テトラエ
チルアンモニウムの20%水溶液0.7部を参考例1に
おけるコポリヒドロキシポリエーテルを製造したときに
用いたと同じ装置に装填して、参考例1と同様に反応し
、さらにフェノール28.2部を用いて末端封止反応を
行なって、ハイドロキノンおよび2,6−ナフタリンジ
オールのコポリヒドロキシポリエーテルのベレットを製
造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.661j/+rであり、ガラス転移温度は74℃で
あり、またその末端基の約80%はフェニル基で封止さ
れており、またグリシジル基はまったく含有されておら
ず、ハイドロキノンと2.6−ナフタリンジオールとの
割合が74 : 26であるコポリヒドロキシポリエー
テルであった。
そのベレットの色相を測定した結果、明度(L値)は6
0,9であり、また黄着色度(b値)は13.0であっ
た。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は3゜7%であり、
またその屈折率は1.616であった。まなこのプレス
シートの引張破断強度は580kt/aJであり、伸び
は64%であり、引張弾性率は35000kg/−であ
った、まなこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.
50の1・止/rd −day −atrrであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は670ksr/cd、伸びは32%、引張
弾性率は44000kg/−であった、さらにその二輪
延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭酸
ガス透過係数は0 、50ml ・m/rd ・daV
 Hatm 、また酸素ガス透過係数は0 、18ml
 ・ma/rd−day Hatmであった。
11亘27 参考例1におけるハイドロキノンジグリシジルエーテル
およびそのオリゴマーの製造において、ハイドロキノン
のかわりに4,4°−ジヒドロキシジフェニル3724
部を用いる以外は同様に反応させて、4.4°−ジヒド
ロキシジフェニルのジグリシジルエーテルおよびそのオ
リゴマーを製造した。
得られた4、4゛−ジヒドロキシジフェニルのジグリシ
ジルエーテルおよびそのオリゴマーの収量は5540部
であり、またそのエポキシ当量は162g/eQ(−C
ボキシ含有量: 6.17eQ/kg)であった。
ついで参考例15におけるハイドロキノンとレゾルシン
とのジグリシジルエーテルおよびそれらのオリゴマー2
26.8部、上記の4,4°−ジヒドロキシジフェニル
のジグリシジルエーテルおよびそのオリゴマー130.
0部、ハイドロキノン103.5部、溶媒シクロへキサ
ノン200部および水酸化テトラエチルアンモニウムの
20%水溶液0.7部を参考例1におけるコポリヒドロ
キシポリエーテルを製造したときに用いたと同じ装置に
装填して、参考例1と同様に反応し、さらにp−メトキ
シフェノール37.2部を用いて末端封止反応を行なっ
て、ハイドロキノンおよび4.4’−ジヒドロキシジフ
ェニルのコポリヒドロキシポリエーテルのベレットを製
造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.681j/gであり、ガラス転移温度は・75℃で
あり、またその末端基の約80%はp−メトキシフェニ
ル基で封止されており、またグリシジル基はまったく含
有されておらず、ハイドロキノンとレゾルシンと4,4
°−ジヒドロキシジフェニルとの割合が69:11:2
0であるコポリヒドロキシポリエーテルであった。その
ベレットの色相を測定した結果、明度(L値)は60.
3であり、また黄着色度(b値)は12.1であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は3.3%であり、
またその屈折率は1.613であった、またこのプレス
シートの引張破断強度は530に2/cdであり、伸び
は70%であり、引張弾性率は31000に、H/−で
あった、またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0
.77m1・。
// −day −at罹であった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は600kt/aJ、伸びは37%、引張弾
性率は39000kg/aJであった。さらにその二軸
延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果、炭酸ガ
ス透過係数は0.74m1・■/ば・day −atn
 、また酸素ガス透過係数は0.20101 ・rm/
rrr−daV −atIlであった。
1土[亙 撹拌機、留出留分を分液した際、上層のみを反応槽に戻
す分液器を装備した蒸留装置、および連続液体供給装置
を装備した反応槽中にハイドロキノン2202部、エピ
クロルヒドリン2406部およびシクロへキサノン36
80部を装填し、撹拌下に系の温度を約70℃に保ちな
がら50%水酸化ナトリウム水溶液120部を添加し、
ついで約60分間をかけて系の温度を撹拌下に約100
℃まで昇温しな。ついで、この系に50%水酸化ナトリ
ウム水溶液2168部を約90分間かけて供給した。こ
のとき、水がシクロヘキサノンを伴って留去されるので
分液ののちシクロヘキサノンのみを反応槽に返還した。
このような操作は50%水酸化ナトリウム水溶液を供給
後約60分間継続された。
ついで、この系に水5000部を供給して撹拌後静置し
て二層に分離させ、水層の方を除去して反応液を洗浄し
た。このような水5000部を用いる洗浄操作はさらに
2回繰返された。
この反応液に10%リン酸二水素ナトリウム水溶液を4
06部添加し、約60℃で約15分間撹拌後さらにこの
系に水5000部を添加して撹拌し、静置して分液洗浄
した。さらにこのような洗浄操作はさらに1回繰返され
た。
ついでこの系を約90℃で減圧下に蒸留し、水および溶
媒シクロヘキサノンを共沸させて留去した。この蒸留は
系中の水が留去されて留出液が二相に分液されなくなる
まで継続きれた。
このようにして得られた反応液であるシクロヘキサノン
溶液の一部を採集して約110℃で高真空下に溶媒シク
ロヘキサノンを留去した結果、この反応液中の反応物濃
度は66.5%であることがわかった。
また、このシクロヘキサノンが除去された反応物の分析
を行なった結果、それはエポキシ当量が370t/eQ
(エポキシ含有量3.238Q/ksr)のハイドロキ
ノンジグリシジルエーテルのオリゴマーであることがわ
かった。
ついで、上記のようにして得られたハイドロキノンジグ
リシジルエーテルのオリゴマーの溶液466部、4,4
°−ジヒドロキシジフェニル87.5部、シクロへキサ
ノン14部および水酸化テトラエチルアンモニウムの2
0%水溶液0.4部を参考例1におけるハイドロキノン
とフェニルハイドロキノンとのコポリヒドロキシポリエ
ーテルを製造したときに用いたと同じ装置に装填して、
参考例1と同様に反応し、さらにp−メトキシフェノー
ル24.8部を用いて末端封止を行なって、ハイドロ代
ノンと4,4°−ジヒドロキシジフェニルとのコポリヒ
ドロキシポリエーテルのベレットを製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.68dJ/gであり、ガラス転移温度は77℃であ
り、またその末端基の約80%はフェニル基で封止され
ており、またグリシジル基はまったく含有されておらず
、ハイドロキノンと4.4°−ジヒドロキシジフェニル
との割合が78:22であるコポリヒドロキシポリエー
テルであった。
またそのベレットの色相を測定した結果、明度(L値)
は59.7であり、また黄着色度(b値)は12.4で
あった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(llA2E)は3.1%であり、
またその屈折率は1.615であった。またこのプレス
シートの引張破断強度は520kg/dであり、伸びは
60%であり、引張弾性率は36000に+r/−であ
った。まなこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.
78m1・閲/イ・day −atlmであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は610に+r/ffl、伸びは35%、引
張弾性率は41000kg/−であった。さらにその二
軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭
酸ガス透過係数は0.76cal ・rm/lrf ・
day Hat+i 、また酸素ガス透過係数は0.2
0a+I ・mm/nfdaV −atnであった。
髪1」L1旦 参考例28におけるハイドロキノンと4,4゛−ジヒド
ロキシジフェニルとのコポリヒドロキシポリエーテルの
製造において、4.4°−ジヒドロキシジフェニルのか
わりに、2.6−ナフタリンジオール75.3部を、ま
たシクロヘキサノンの量を9部用いる以外は同様にして
反応し、さらにフェノール18.8部を用いて末端封止
反応を行なって、ハイドロキノンと2,6−ナフタリン
ジオールとのコポリヒドロキシポリエーテルのペレット
を製造した。
そのペレットの分析を行なった結果、極限粘度[η1は
0.71(Ij/rであり、ガラス転移温度は73℃で
あり、またその末端基の約80%はフェニル基で封止さ
れており、またグリシジル基はまったく含有されておら
ず、ハイドロキノンと2.6−ナフタリンジオールとの
割合が78:22であるコポリヒドロキシポリエーテル
であった。またそのペレットの色相を測定した結果、明
度(Ll)は63.1であり、また黄着色度(b値)は
12.5であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HA2E)は3.4%であり、ま
たその屈折率は1.613であった。またこのプレスシ
ートの引張破断強度は560部g/−であり、伸びは8
0%であり、引張弾性率は32000kg/adであっ
た。またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0.5
8m1・市/rd −day −atlであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は580に+r/4、伸びは37%、引張弾
性率は43000bg/−であった、さらにその二軸延
伸フィルムのガスバリヤ−性を測定した結果は、炭酸ガ
ス透過係数は0、57a+I・m+/rrr・da’/
−aLn、また酸素ガス透過係数は0 、18ml ・
tm/1rr−day Hatllであった。
11皿ユニ 参考例28のハイドロキノンジグリシジルエーテルのオ
リゴマーの製造において、エピクロルヒドリンの使用量
を2221部とする以外は同様にしてハイドロキノンジ
グリシジルエーテルのオリゴマーのシクロヘキサノン溶
液を製造した。
さらに参考例28と同様にそのシクロヘキサノン溶液の
一部を採集して、溶媒シクロヘキサノンを留去して調べ
た結果、その溶液中の反応物濃度は63.3%であり、
さらにその反応物はエポキシ当量が496g/13Q(
エポキシ含有量2.02eq/m)であるハイドロキノ
ンジグリシジルエーテルのオリゴマーであることがわか
った。
ついで、上記のようにして得られたハイドロキノンジグ
リシジルエーテルのオリゴマーのシクロヘキサノン溶液
784部を用い、シクロヘキサノンの添加を行なわない
以外は、参考例29と同様に反応および末端封止処理を
行なってハイドロキノンと2.6−ナフタリンジオール
とのコポリヒドロキシポリエーテルのペレットを製造し
た。
そのペレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.73dJ/gであり、ガラス転移温度は70℃であ
り、またその末端基の約80%はフェニル基で封止され
ており、またグリシジル基はまったく含有されておらず
、ハイドロキノンと2.6−ナフタリンジオールとの割
合が86 :14であるコポリヒドロキシポリエーテル
であった。またそのベレットの色相を測定した結果、明
度(L値)は62.2であり、また黄着色度(b値)は
9.9であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は3.2%であり、
その屈折率は1.607であった。
またこのプレスシートの引張破断強度は530kH/ 
dであり、伸びは73%であり、引張弾性率は3000
01qr/−であった、またこのプレスシートの炭酸ガ
ス透過係数は0.64ff+1・IIII/rIf・d
ay −atriであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は580klr/d、伸びは34%、引張弾
性率は39000kr/cdであった。
さらにその二軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定し
た結果は、炭酸ガス透過係数は0.65m1・nua/
イ・day −atl 、また酸素ガス透過係数は0.
21m1・nm/rrf−daV −atnであった。
側土皿旦ユ 参考例28のハイドロキノンジグリシジルエーテルのオ
リゴマーの製造において、ハイドロキノンのかわりにハ
イドロキノン1542部と4,4°一ジヒドロキシジフ
エニルケトン1286部との混合物を用い、またエピク
ロルヒドリンの使用量を2128部とし、さらにシクロ
ヘキサノンの使用量を4400部とする以外は同様にし
てハイドロキノンと4.4°−ジヒドロキシジフェニル
ケトンとのジグリシジルエーテルのオリゴマーのシクロ
ヘキサノン溶液を製造した。
さらに参考例28と同様にそのシクロヘキサノン溶液の
一部を採集して調べた結果、その溶液中の反応物の濃度
は60.6%であり、さらにその反応物はエポキシ当量
が798t/F3Q<エポキシ含有量1.258Q/k
t>であるハイドロキノンと4.4゛−ジヒドロキシジ
フェニルケトンとのジグリシジルエーテルのオリゴマー
であることがわかりた。
ついで、上記のようにして得られたハイドロキノンと4
,4゛−ジヒドロキシジフェニルケトンとのオリゴマー
のシクロヘキサノン溶液790部を用い、また4、4°
−ジヒドロキシジフェニルのかわりにハイドロキノン3
1.0部を用い、さらにシクロヘキサノンの添加を行な
わない以外は、参考例28のコポリヒドロキシポリエー
テルを製造した場合と同様にして反応し、さらにp−メ
トキシフェノールのかわりに4−ヒドロキシアセトフェ
ノン27.2部を用いる以外は同様に末端封止処理を行
なってハイドロキノンと4,4−ジヒドロキシジフェニ
ルケトンとのコポリヒドロキシポリエーテルのベレット
を製造した。
そのベレットの分析を行なった結果、極限粘度[η]は
0.85dj/rであり、ガラス転移温度は79℃であ
り、またその末端基の約80%はフェニル基で封止され
ており、またグリシジル基はまったく含有されておらず
、ハイドロキノンと4.4°−ジヒドロキシジフェニル
ケトンとの割合が74:26であるコポリヒドロキシポ
リエーテルであった。またそのベレットの色相を測定し
た結果、明度(L値)は60.6であり、また黄着色度
(b値)は13.8であった。
また、そのコポリヒドロキシポリエーテルを参考例1と
同様にプレス成形して作製した厚みが約200μmのプ
レスシートの曇り度(HAZE )は3.6%であり、
またその屈折率は1.616であった。またこのプレス
シートの引張破断強度は590kg/cJであり、伸び
は72%であり、引張弾性率は36000kg/aaで
あった。またこのプレスシートの炭酸ガス透過係数は0
.74m1・侑/イ・day −atrgであった。
さらに、そのプレスシートを参考例1と同様に二軸延伸
して作製した厚みが約22μmの二軸延伸フィルムの引
張破断強度は690kg/cd、伸びは29%、引張弾
性率は480001qr/aaであった。
さらにその二軸延伸フィルムのガスバリヤ−性を測定し
た結果は、炭酸ガス透過係数は0.72ml・Im /
 rd−day Hatll 、また酸素ガス透過係数
は0. 191IIl・mm/rf−day−atiで
あった。
犬1」口2 150℃で10時間乾燥させたポリエチレンテレフタレ
ート(三井ベット樹脂■製、三井PET J135)1
00重量部に対して、50℃で12時間真空乾燥させた
参考例3のポリヒドロキシポリエーテル10重量部を混
合し、この混合物を押出し機を用いて成形温度的250
〜290℃で溶融押出、冷却後切断してポリエチレンテ
レフタレートとポリヒドロキシポリエーテルとの組成物
のベレットを作製した。さらにこのペレットを用いてプ
レス成形を行ない、約100μmの厚みをもつプレスシ
ートを作製した。得られたプレスシートは無色であった
。また、この組成物のプレスシートの機械的性質を測定
した結果は、引張破断強度460に2/ad、伸び86
%であった。さらにこのプレスシートのガスバリヤ−性
を測定した結果、炭酸ガス透過係数は17al ・tm
/r+f −day −atlまた酸素ガス透過係数は
3 、61111 ・rn/1d−daV −atfl
であった。
つぎにこの組成物のプレスシートを二軸延伸装置を用い
て、縦軸方向および横軸方向にそれぞれ3倍に同時延伸
して、二軸延伸フィルムを作製した。
得られた二軸延伸フィルムは厚みが約11μmであり、
厚みむらら少なく均一に延伸されたものであった。この
二軸延伸フィルムの曇り度(lIA2E)を測定した結
果は0.7%であった。また、この二軸延伸フィルムの
機械的性質を測定した結果、引張破断強度1550kg
/ad、伸び44%および引張弾性率39000ksr
/−であった、またこの延伸フィルムの炭酸ガス透過係
数は7.1+nl・市/rrf−daY−a↑1であり
、また酸素ガス透過係数°は1 、8 ml ・txt
I/ rr? ・day Hatlmであった。
K臣五l二溢 実施例1におけるポリエチレンテレフタレートあるいは
ポリヒドロキシポリエーテルのかわりに表7記載のポリ
エチレンテレフタレートあるいはポリヒドロキシポリエ
ーテルをそれぞれ表7記載の割合で用いて製造した組成
物を用いた以外は、実施例1と同様にして厚みが約10
0μmのプレスシートを作製した。得られた組成物のプ
レスシートの機械的性質および炭酸ガス透過係数は表7
記載のとおりであった。
つぎに、これらの組成物のプレスシートを用いて実施例
1と同様にして縦軸方向および横軸方向にそれぞれ3倍
に同時二軸延伸を行ない、延伸フィルムを作製した。得
られた延伸フィルムはそれぞれ表7記載の平均厚みをも
っており、いずれも均一に延伸されたものであった。さ
らにこれらの二軸延伸フィルムの機械的性質および炭酸
ガス透過係数はそれぞれ表7記載のとおりであった。
ル1U11 乾燥させたポリエチレンテレフタレート(実施例1と同
じもの)を用いてプレス成形を行ない、厚みが約100
μmであるプレスシートを作製した。このプレスシート
の機械的性質は引張破断強度480kg/−および伸び
82%であった。またガスバリヤ−性は、炭酸ガス透過
係数24 ml・鴎/rd −day −atl、酸素
ガス透過係数4.6ml・ram/ trf−day 
Hati テアツタ。
さらにこのプレスシートを実施例1と同様に縦軸方向お
よび横軸方向にそれぞれ3倍に同時二軸延伸して厚みが
約11μmである二軸延伸フィルムを作製した。この二
輪延伸フィルムの機械的性質は引張破断強度1550 
kg/d、伸び55%、および引張弾性率46000k
sr/−であった、また、この二軸延伸フィルムのガス
バリヤ−性は炭酸ガス透過係数15cal ・ram/
rrr−daV Hatll 、酸素ガス透過係数2.
6ml ・Wm/nfday−atiであった。
K曳■ユ 実施例1におけるポリエチレンテレフタレートとポリヒ
ドロキシポリエーテルとの混合物をT−ダイを備えた押
出機を用いてバレル温度的160〜280℃で押出し成
形を行ない、厚み約80μmの押出しシートを作製した
。この組成物の押出しシートの機械的性質は引張破断強
度505 kg/cd(流れ方向)〜465kt/cd
 (流れに垂直方向)および伸び75%(流れ方向)〜
60%(流れに垂直方向)であった。またこの押出しシ
ートを炭酸ガス透過係数は17m1・ram / tr
f−dayaLIIであった。さらにこの組成物の押出
しシートを二軸延伸装置を用いて約85〜100℃の温
度でまず横軸(流れに垂直)方向に2倍、ついで縦軸(
流れ)方向に3倍の逐次延伸を行なって、平均厚みが約
13μmである二軸延伸フィルムを作製した。この組成
物の二軸延伸フィルムの曇り度(HAZE )を測定し
た結果は0.4%であった。また機械的性質は引張破断
強度1660kt/cd (流れ方向)〜1550に+
r/cd(流れに垂直方向)、伸び48%(流れ方向)
〜35%(流れに垂直方向)および引張弾性率5000
0kg/cj (流れ方向)〜43000kir/cd
 (流れに垂直方向)であった。
またこの二軸延伸フィルムの炭酸ガス透過係数は6 、
9cnl ・cm/r+f −day −atmであっ
た。
尺腹且エユ 実施@1におけるポリエチレンテレフタレートとポリヒ
ドロキシポリエーテルとの混合物を、射出成形機を用い
て成形温度的270℃で射出成形して厚さ3.2Bのプ
リフォーム(コールドパリソン)を作製した。ついで、
二輪延伸吹込成形機を用いて縦約2.5倍および横約4
倍に二軸延伸して内容積が約IJの延伸ボトルを成形し
た。この延伸ボトルの炭酸ガス透過度は1.9ml/d
ay−bott+e−atmであった。
置敷■ユ 実施例1において用いたポリエチレンテレフタレートを
射出成形して実施例10のプリフォームと同じ厚み(約
3.2m)をもつポリエチレンテレフタレート層だけか
らなるプリフォームを作製した。ついでこのプリフォー
ムを実施例10と同様に延伸ブローして、内容積的iJ
lの延伸ボトルを作製した。さらにこの延伸ボトルの炭
酸ガス透過度を測定した結果、4 、0 ml / d
ay H1)Ottle ・atlであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンテレフタレート構成単位を主構成単位と
    するポリアルキレンテレフタレートおよびポリヒドロキ
    シポリエーテルを含むポリエステル樹脂組成物であって
    、該ポリヒドロキシポリエーテルが、次式(a−1)で
    表わされる構成単位;−O−CH_2−CH(OH)−
    CH_2−O−Ar^a−・・・(a−1)[ただし、
    上記式(a−1)において、Ar^aはp−フェニレン
    基およびm−フェニレン基を表わし、かつp−フェニレ
    ン基を有する構成単位の存在率がm−フェニレン基を有
    する構成単位の存在率よりも高い]と、 次式(b−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    b−・・・(b−1)[ただし、上記式(b−1)にお
    いて、Ar^bは、2−フェニル−1,4−フェニレン
    基、1,4−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、2
    ,7−ナフチレン基、4,4’−ジフェニレン基、4,
    4’−オキシジフェニレン基、4,4’−ケトジフェニ
    レン基および4,4’−スルホジフェニレン基よりなる
    群から選ばれる少なくとも一種の基である]とを含み、
    かつ該構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とのモ
    ル比が50:50〜95:5の範囲内にあり、そして上
    記構成単位(a−1)および構成単位(b−1)によっ
    て構成される重合体の両末端Ar^1およびAr^2が
    、それぞれ独立に、炭素原子数が6〜15の一価の芳香
    族炭化水素基、HO−Ar^aおよびHO−Ar^bよ
    りなる群から選ばれる基[ただし、上記式において、A
    r^aはp−フェニレン基および/またはm−フェニレ
    ン基を表わし、Ar^bは、2−フェニル−1,4−フ
    ェニレン基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナフチレ
    ン基、2,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、
    4,4’−ジフェニレン基、4,4’−オキシジフェニ
    レン基、4,4’−ケトジフェニレン基および4,4’
    −スルホジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なく
    とも一種の基である]である実質上線状であって、o−
    クロロフェノール中25℃で測定した極限粘度[η]が
    0.1〜2dl/gの範囲内にあるポリヒドロキシポリ
    エーテルであることを特徴とするポリエステル樹脂組成
    物。
  2. (2)エチレンテレフタレート構成単位を主構成単位と
    するポリアルキレンテレフタレートおよびポリヒドロキ
    シポリエーテルを含むポリエステル樹脂組成物の延伸成
    形体であって、該ポリヒドロキシポリエーテルが、次式
    (a−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    a−・・・(a−1)[ただし、上記式(a−1)にお
    いて、Ar^aはp−フェニレン基およびm−フェニレ
    ン基を表わし、かつp−フェニレン基を有する構成単位
    の存在率がm−フェニレン基を有する構成単位の存在率
    よりも高い]と、 次式(b−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    b−・・・(b−1)[ただし、上記式(b−1)にお
    いて、Ar^bは、2−フェニル−1,4−フェニレン
    基、1,4−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、2
    ,7−ナフチレン基、4,4’−ジフェニレン基、4,
    4’−オキシジフェニレン基、4,4’−ケトジフェニ
    レン基および4,4’−スルホジフェニレン基よりなる
    群から選ばれる少なくとも一種の基である]とを含み、
    かつ該構成単位(a−1)と構成単位(b−1)とのモ
    ル比が50:50〜95:5の範囲内にあり、そして上
    記構成単位(a−1)および構成単位(b−1)によっ
    て構成される化合物の両末端Aro^1およびAro^
    2が、それぞれ独立に、炭素原子数が6〜15の一価の
    芳香族炭化水素基、HO−Ar^aおよびHO−Ar^
    bよりなる群から選ばれる基[ただし、上記式において
    、Ar^aはp−フェニレン基および/またはm−フェ
    ニレン基を表わし、Ar^bは、2−フェニル−1,4
    −フェニレン基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナフ
    チレン基、2,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン
    基、4,4’−ジフェニレン基、4,4’−オキシジフ
    ェニレン基、4,4’−ケトジフェニレン基および4,
    4’−スルホジフェニレン基よりなる群から選ばれる少
    なくとも一種の基である]である実質上線状であって、
    o−クロロフェノール中25℃で測定した極限粘度[η
    ]が0.1dl/gの範囲内にあるポリヒドロキシポリ
    エーテルであることを特徴とするポリエステル樹脂の延
    伸成形体。
  3. (3)エチレンテレフタレート構成単位を主構成単位と
    するポリアルキレンテレフタレートおよびポリヒドロキ
    シポリエーテルを含むポリエステル樹脂組成物の延伸中
    空成形体用プリフォームであって、該ポリヒドロキシポ
    リエーテルが、次式(a−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    a−・・・(a−1)[ただし、上記式(a−1)にお
    いて、Ar^aはp−フェニレン基およびm−フェニレ
    ン基を表わし、かつp−フェニレン基を有する構成単位
    の存在率がm−フェニレン基を有する構成単位の存在率
    よりも高い]と、 次式(b−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    b−・・・(b−1)[ただし、上記式(b−1)にお
    いて、Ar^bは、2−フェニル−1,4−フェニレン
    基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン基、2
    ,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4,4’
    −ジフェニレン基、4,4’−オキシジフェニレン基、
    4,4’−ケトジフェニレン基および4,4’−スルホ
    ジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なくとも一種
    の基である]とを含み、かつ該構成単位(a−1)と構
    成単位(b−1)とのモル比が50:50〜95:5の
    範囲内にあり、そして上記構成単位(a−1)および構
    成単位(b−1)によって構成される重合体の両末端A
    r^1およびAr^2が、それぞれ独立に、炭素原子数
    が6〜15の一価の芳香族炭化水素基、HO−Ar^a
    およびHO−Ar^bよりなる群から選ばれる基[ただ
    し、上記式において、Ar^aはp−フェニレン基およ
    び/またはm−フェニレン基を表わし、Ar^bは、2
    −フェニル−1,4−フェニレン基、1,4−ナフチレ
    ン基、1,5−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、
    2,7−ナフチレン基、4,4’−ジフェニレン基、4
    ,4’−オキシジフェニレン基、4,4’−ケトジフェ
    ニレン基および4,4’−スルホジフェニレン基よりな
    る群から選ばれる少なくとも一種の基である]である実
    質上線状であって、o−クロロフェノール中25℃で測
    定した極限粘度[η]が0.1〜2dl/gの範囲内に
    あるポリヒドロキシポリエーテルであることを特徴とす
    るポリエステル樹脂の延伸中空成形体用プリフォーム。
  4. (4)エチレンテレフタレート構成単位を主構成単位と
    するポリアルキレンテレフタレートおよびポリヒドロキ
    シポリエーテルを含むポリエステル樹脂組成物の延伸中
    空成形体であって、該ポリヒドロキシポリエーテルが、
    次式(a−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    a−・・・(a−1)[ただし、上記式(a−1)にお
    いて、Ar^aはp−フェニレン基およびm−フェニレ
    ン基を表わし、かつp−フェニレン基を有する構成単位
    の存在率がm−フェニレン基を有する構成単位の存在率
    よりも高い]と、 次式(b−1)で表わされる構成単位; −O−CH_2−CH(OH)−CH_2−O−Ar^
    b−・・・(b−1)[ただし、上記式(b−1)にお
    いて、Ar^bは、2−フェニル−1,4−フェニレン
    基、1,4−ナフチレン基、1,5−ナフチレン基、2
    ,6−ナフチレン基、2,7−ナフチレン基、4,4’
    −ジフェニレン基、4,4’−オキシジフェニレン基、
    4,4’−ケトジフェニレン基および4,4’−スルホ
    ジフェニレン基よりなる群から選ばれる少なくとも一種
    の基である]とを含み、かつ該構成単位(a−1)と構
    成単位(b−1)とのモル比が50:50〜95:5の
    範囲内にあり、そして上記構成単位(a−1)および構
    成単位(b−1)によって構成される重合体の両末端A
    r^1およびAr^2が、それぞれ独立に、炭素原子数
    が6〜15の一価の芳香族炭化水素基、HO−Ar^a
    およびHO−Ar^bよりなる群から選ばれる基[ただ
    し、上記式において、Ar^aはp−フェニレン基およ
    び/またはm−フェニレン基を表わし、Ar^bは、2
    −フェニル−1,4−フェニレン基、1,4−ナフチレ
    ン基、1,5−ナフチレン基、2,6−ナフチレン基、
    2,7−ナフチレン基、4,4’−ジフェニレン基、4
    ,4’−オキシジフェニレン基、4,4’−ケトジフェ
    ニレン基および4,4’−スルホジフェニレン基よりな
    る群から選ばれる少なくとも一種の基である]である実
    質上線状であって、o−クロロフェノール中25℃で測
    定した極限粘度[η]が0.1〜2dl/gの範囲内に
    あるポリヒドロキシポリエーテルであることを特徴とす
    るポリエステル樹脂の延伸中空成形体。
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